JP2007079907A - 出荷管理システムおよび出荷管理方法ならびにそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ケーブルの一連の出荷作業について作業指示に基づいて適切に行なうことができる出荷管理システムを提供する。
【解決手段】 保管用ドラムに添付の荷札からバーコードデータを読み込み、その読み込んだバーコードデータと一致する作業指示データをサーバから読み込んで表示する。そして作業指示データの選択を受けた後、巻き返し作業により巻き取ったケーブルの長さと、作業指示で保持する切断長とを比較して、それら巻き取り長と切断長との差に応じて、少なくとも切断誤りの判断を行なう。また出荷荷札等とを印刷する。
【選択図】 図1
【解決手段】 保管用ドラムに添付の荷札からバーコードデータを読み込み、その読み込んだバーコードデータと一致する作業指示データをサーバから読み込んで表示する。そして作業指示データの選択を受けた後、巻き返し作業により巻き取ったケーブルの長さと、作業指示で保持する切断長とを比較して、それら巻き取り長と切断長との差に応じて、少なくとも切断誤りの判断を行なう。また出荷荷札等とを印刷する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、保管用ドラムに巻かれたケーブルを出荷用ドラムに巻き返す際の切断作業における誤り防止と、その出荷作業に関する誤り防止などを行なう、出荷管理システムおよび出荷管理方法ならびにそのプログラムに関する。
従来、ケーブル製造業者などは、ドラムに巻かれたケーブルをケーブルヤードと呼ばれる広場に在庫として保管し、出荷などの作業指示があった場合には、作業指示書に記載されている保管用ドラムの識別番号と残長と、ケーブルヤードに保管されている保管用ドラムに添付されている識別番号と残長とを比較して、ドラムを特定し、当該保管用ドラムに巻きつけられたケーブルを、出荷用ドラムに巻き返すなどして出荷作業をおこなっている。なお、電線などのケーブルが巻かれたドラムから所望条長の電線の切出しの際に、要求されている条件(切断の長さなど)に的確に対応するための技術として特許文献1が公開されている。
特開平7−164240号公報
ここで、ケーブルの出荷作業においては、出荷するケーブルの正確な切断長の計測だけでなく、ケーブルヤードに保管されたドラムの選定や、出荷後のドラムの管理などを適切に行なうことが求められる。例えばケーブルはその用途によって種類が多岐にわたっており、切断長と、ケーブルヤードに保管された保管用ドラムに巻かれているケーブル長とが合わない場合、つまりドラムに巻かれているケーブル長が切断長よりも短い場合などは、適切な出荷作業が出来ないこととなってしまう。また、このようなケーブルの出荷作業を、大規模な設備投資をすることなく行なうことが望まれている。
そこでこの発明は、ケーブルの一連の出荷作業について作業指示に基づいて作業者が適切に作業を行なうことができ、また大規模な設備投資をすること無くそれらの処理を可能にする、出荷管理システムおよび出荷管理方法ならびにそのプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、保管用ドラムに巻かれたケーブルの出荷管理を行なう出荷管理システムであって、前記保管用ドラムの識別番号および当該保管用ドラムに巻かれているケーブル長の情報を保持するコードデータの添付された前記保管用ドラムから、該コードデータを読み込むコードデータ読込手段と、少なくとも作業種別と前記保管用ドラムの識別番号と切断長とを示す作業指示情報を作業毎に記憶する作業指示情報記憶手段と、前記読み込んだコードデータから前記保管用ドラムの識別番号および前記ケーブル長の情報を検出し、該検出した保管用ドラムの識別番号およびケーブル長の情報を含む前記作業指示情報を、前記作業指示情報記憶手段から読み込む作業指示情報読込手段と、前記保管用ドラムに巻かれたケーブルを他の出荷用ドラムに巻き取る際の、当該巻き取り長を計測する巻き取り長計測手段から該巻き取り長の情報を受付ける、巻き取り長受付け手段と、前記受付けた巻き取り長と、前記読み込んだ作業指示情報で保持する切断長とを比較して、それら巻き取り長と切断長との差に応じて、少なくとも切断誤りの判断を行なう切断誤り判定手段と、前記切断誤りを示す表示を表示部に出力する表示処理手段と、を備えることを特徴とする出荷管理システムである。
また本発明は、上述の出荷管理システムが、前記切断長での切断完了の情報の入力を受付ける切断完了受付け手段と、前記切断完了の情報の入力に応じて、前記読み込んだ作業指示情報についての作業完了をデータベースに登録する作業完了登録手段と、を備えることを特徴とする。
また本発明は、前記作業指示情報と、作業完了の情報との入力の受付けに応じて、出荷荷札、残荷札、欠尺荷札、廃却荷札のうち、少なくとも何れか1つまたは複数を印刷する印刷手段と、を備えることを特徴とする。
また本発明は、保管用ドラムに巻かれたケーブルの出荷管理を行なう出荷管理システムの出荷管理方法であって、コードデータ読込手段が、前記保管用ドラムの識別番号および当該保管用ドラムに巻かれているケーブル長の情報を保持するコードデータの添付された前記保管用ドラムから、該コードデータを読み込み、作業指示情報記憶手段が、少なくとも作業種別と前記保管用ドラムの識別番号と切断長とを示す作業指示情報を作業毎に記憶し、作業指示情報読込手段が、前記読み込んだコードデータから前記保管用ドラムの識別番号および前記ケーブル長の情報を検出し、該検出した保管用ドラムの識別番号およびケーブル長の情報を含む前記作業指示情報を、前記作業指示情報記憶手段から読み込み、巻き取り長受付け手段が、前記保管用ドラムに巻かれたケーブルを他の出荷用ドラムに巻き取る際の、当該巻き取り長を計測する巻き取り長計測手段から該巻き取り長の情報を受付け、切断誤り判定手段が、前記受付けた巻き取り長と、前記読み込んだ作業指示情報で保持する切断長とを比較して、それら巻き取り長と切断長との差に応じて、少なくとも切断誤りの判断を行ない、表示処理手段が、前記切断誤りを示す表示を表示部に出力することを特徴とする出荷管理方法である。
また本発明は、保管用ドラムに巻かれたケーブルの出荷管理を行なう出荷管理装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、前記保管用ドラムの識別番号および当該保管用ドラムに巻かれているケーブル長の情報を保持するコードデータの添付された前記保管用ドラムから、該コードデータを読み込むコードデータ読込処理と、前記読み込んだコードデータから前記保管用ドラムの識別番号および前記ケーブル長の情報を検出し、該検出した保管用ドラムの識別番号およびケーブル長の情報を含む前記作業指示情報を、少なくとも作業種別と前記保管用ドラムの識別番号と切断長とを示す作業指示情報を作業毎に記憶する作業指示情報記憶手段から読み込む作業指示情報読込処理と、前記保管用ドラムに巻かれたケーブルを他の出荷用ドラムに巻き取る際の、当該巻き取り長を計測する巻き取り長計測手段から該巻き取り長の情報を受付ける、巻き取り長受付け処理と、前記受付けた巻き取り長と、前記読み込んだ作業指示情報で保持する切断長とを比較して、それら巻き取り長と切断長との差に応じて、少なくとも切断誤りの判断を行なう切断誤り判定処理と、前記切断誤りを示す表示を表示部に出力する表示処理処理と、をコンピュータに実行させるプログラムである。
以下、本発明の一実施形態による出荷管理システムを図面を参照して説明する。
図1は同実施形態による出荷管理システムの構成を示すブロック図である。
この図において、符号1は作業指示データを登録する作業指示登録端末である。作業指示データには作業種別、出荷先、ドラムの識別番号、出荷するケーブル長(切断条長)、ドラム型(荷姿)、出荷日などの情報が含まれる。符号2はサーバであり、作業指示データや、作業実績データを記憶する。作業実績データは出荷後に登録される作業実績の情報を示すデータである。符号3は、保管用ドラムであり、保管されるケーブルが巻きつけられたドラムである。本発明の例では、保管用ドラムはケーブルヤードに置かれて管理されている。
図1は同実施形態による出荷管理システムの構成を示すブロック図である。
この図において、符号1は作業指示データを登録する作業指示登録端末である。作業指示データには作業種別、出荷先、ドラムの識別番号、出荷するケーブル長(切断条長)、ドラム型(荷姿)、出荷日などの情報が含まれる。符号2はサーバであり、作業指示データや、作業実績データを記憶する。作業実績データは出荷後に登録される作業実績の情報を示すデータである。符号3は、保管用ドラムであり、保管されるケーブルが巻きつけられたドラムである。本発明の例では、保管用ドラムはケーブルヤードに置かれて管理されている。
符号4は作業者の選択した保管用ドラム3が作業指示データで示されるドラムか否かの判定や、切断長が作業指示データどおりか否かの判定や、荷札の印刷データ作成などの処理を行なう出荷管理装置である。また出荷管理装置4はバーコードリーダを備えている。符号5は保管用ドラム3から出荷用ドラムに作業指示データで示される切断長のケーブルの巻き返しを行なう際の、当該ケーブルの長さを計測するカウンタである。符号6は出荷管理装置から受付けた荷札の印刷データに基づいて印刷処理を行なう印刷装置である。符号7は出荷用ドラムである。符号8はサーバに登録された情報を参照する参照端末である。
図2は出荷管理装置の機能ブロックを示す図である。
出荷管理装置4において、符号41は、通信ネットワークを介して他の装置<サーバ2、カウンタ5、印刷装置6など。実際にはそれぞれの装置と接続する処理部は異なる処理により通信制御を行なうが(例えば印刷装置6とはプリンタポート処理部、カウンタ5とはシリアルケーブル処理部、サーバ2とはインタフェースカード処理部などが行なう)、本実施形態には説明の便宜上簡潔に1つの処理部とする>と情報を送受信する通信処理部である。また42は出荷管理装置4の各処理部を制御する制御部である。また43はバーコードリーダを制御するリーダ処理部である。また44はサーバ2から作業指示データを読み込む作業指示読込部である。また45はモニタなどの表示部にデータを出力する表示部である。また46はカウンタ5から当該カウンタ5が計測した巻き取り長を読み込むカウンタ値読込部である。また47はカウンタ5から受信した巻き取り長と、サーバ2から読み込んだ作業指示データで示される切断長とを比較して、それら巻き取り長と切断長との差に応じて、切断誤りの判断などを行なう切断誤り判定部である。また48は残荷札や出荷荷札などの荷札の印刷データを生成する印刷データ生成部である。
出荷管理装置4において、符号41は、通信ネットワークを介して他の装置<サーバ2、カウンタ5、印刷装置6など。実際にはそれぞれの装置と接続する処理部は異なる処理により通信制御を行なうが(例えば印刷装置6とはプリンタポート処理部、カウンタ5とはシリアルケーブル処理部、サーバ2とはインタフェースカード処理部などが行なう)、本実施形態には説明の便宜上簡潔に1つの処理部とする>と情報を送受信する通信処理部である。また42は出荷管理装置4の各処理部を制御する制御部である。また43はバーコードリーダを制御するリーダ処理部である。また44はサーバ2から作業指示データを読み込む作業指示読込部である。また45はモニタなどの表示部にデータを出力する表示部である。また46はカウンタ5から当該カウンタ5が計測した巻き取り長を読み込むカウンタ値読込部である。また47はカウンタ5から受信した巻き取り長と、サーバ2から読み込んだ作業指示データで示される切断長とを比較して、それら巻き取り長と切断長との差に応じて、切断誤りの判断などを行なう切断誤り判定部である。また48は残荷札や出荷荷札などの荷札の印刷データを生成する印刷データ生成部である。
そして、本実施形態においては、ケーブルの一連の出荷作業や巻き返し作業などについての作業指示に基づいて適切に行なうために、作業するドラムが作業指示データで示されるドラムか否かの判定や、切断長が作業指示データどおりか否かの判定や、作業に適した荷札の印刷データ作成の処理を行なう。
図3は出荷管理装置の処理フローを示す図である。
図1から図3を用いて、この発明の出荷管理装置の処理について順次説明する。
まず、作業指示を行なう作業指示者が、作業指示登録端末1を用いて作業指示データを入力し、サーバ2に登録する。この作業指示データは、作業種別、出荷先、ドラムの識別番号、出荷するケーブル長(切断条長)、ドラム型(荷姿)、出荷日などの情報が含まれる。作業種別としては、巻返出荷(保管用ドラムから出荷用ドラムにケーブルの巻返しを行なって出荷する処理)、切割(保管用ドラムに巻かれているケーブルを途中で切断し、出荷用ドラムに巻いて出荷する処理)、複数切割(保管用ドラムに巻かれているケーブルを切り分けて、複数の出荷用ドラムにそれぞれ巻いて出荷する処理)、廃却(保管用ドラムに巻かれているケーブルの廃却処理、保管用ドラムから廃却用ドラムに巻き返す場合もある)、引当(保管用ドラムのそのままの出荷作業)などがある。
図1から図3を用いて、この発明の出荷管理装置の処理について順次説明する。
まず、作業指示を行なう作業指示者が、作業指示登録端末1を用いて作業指示データを入力し、サーバ2に登録する。この作業指示データは、作業種別、出荷先、ドラムの識別番号、出荷するケーブル長(切断条長)、ドラム型(荷姿)、出荷日などの情報が含まれる。作業種別としては、巻返出荷(保管用ドラムから出荷用ドラムにケーブルの巻返しを行なって出荷する処理)、切割(保管用ドラムに巻かれているケーブルを途中で切断し、出荷用ドラムに巻いて出荷する処理)、複数切割(保管用ドラムに巻かれているケーブルを切り分けて、複数の出荷用ドラムにそれぞれ巻いて出荷する処理)、廃却(保管用ドラムに巻かれているケーブルの廃却処理、保管用ドラムから廃却用ドラムに巻き返す場合もある)、引当(保管用ドラムのそのままの出荷作業)などがある。
次に、サーバ2に登録された作業指示データに基づいて、出荷作業者が在庫として保管するケーブルを用意する。この在庫として保管するケーブルは保管用ドラム3に巻きつけられケーブルヤードなどの広場や倉庫に保管されている。そして、この保管用ドラム3には予め残品荷札が添付されている。出荷作業者は、伝票として受け取った作業指示書に記載の内容(ドラム識別番号、切断条長)に基づいて、その内容が残品荷札に書込まれている保管用ドラム3を探し、巻き返し作業やケーブルの切断を行なう作業場に移送する。
ここで、この作業場には出荷管理装置4や、保管用ドラム3に巻き付けられたケーブルを、出荷用ドラム7に巻き返すための巻き返し装置などが設置されている。また巻き返し装置には、出荷用ドラム7に巻き取った巻き取り長を計測するカウンタ5が備えられている。そして、サーバ2、カウンタ5、印刷装置6は通信ネットワークを介して出荷管理装置4と接続されている。
出荷作業者は、保管用ドラム3を作業場に移送すると、次に、バーコードリーダで保管用ドラム3に添付されている荷札のバーコードデータの読み取りを出荷管理装置4に指示する。すると、出荷管理装置4のリーダ処理部43はバーコードデータを読み込み(ステップS1)、そのバーコードで示されるドラムの識別番号と、当該ドラムに巻かれているケーブル長の情報とを検出する(ステップS2)。バーコードデータを読み込むと次に、作業指示読込部44が、ドラムの識別番号と、ドラムに巻かれているケーブル長の情報とを含む作業指示データをサーバ2から読み込む(ステップS3)。そして、表示部45が読み込んだ作業指示データを示す作業指示画面をモニタに出力する(ステップS4)。
図4は作業指示画面のイメージを示す図である。
この図が示すように、作業指示画面には、作業種別、出荷番号、準備条長(出荷作業者がケーブルヤードで選定した保管用ドラム3に巻かれているケーブルの長さ)、切断条長(出荷用ドラム7に巻き返すケーブルの長さ)、出荷日などの作業指示データに含まれる詳細な情報が表示される。ここで、作業指示読込部44は、複数の作業指示データを読み込むことがある。つまり、バーコードデータで示される、ドラムの識別番号と、当該ドラムに巻かれているケーブル長の組合せの情報を含む作業指示データが複数存在する場合にはそれら全ての作業指示データを読み込む。出荷作業者は作業指示データが複数ある場合には、作業指示画面において、表示されている順に作業を選択する。すると、作業指示画面の下部に、出荷荷姿、切断長の情報が大きく表示される。この表示は、作業の誤りを軽減する目的で行なわれる。
この図が示すように、作業指示画面には、作業種別、出荷番号、準備条長(出荷作業者がケーブルヤードで選定した保管用ドラム3に巻かれているケーブルの長さ)、切断条長(出荷用ドラム7に巻き返すケーブルの長さ)、出荷日などの作業指示データに含まれる詳細な情報が表示される。ここで、作業指示読込部44は、複数の作業指示データを読み込むことがある。つまり、バーコードデータで示される、ドラムの識別番号と、当該ドラムに巻かれているケーブル長の組合せの情報を含む作業指示データが複数存在する場合にはそれら全ての作業指示データを読み込む。出荷作業者は作業指示データが複数ある場合には、作業指示画面において、表示されている順に作業を選択する。すると、作業指示画面の下部に、出荷荷姿、切断長の情報が大きく表示される。この表示は、作業の誤りを軽減する目的で行なわれる。
そして、例えば「切割」の作業種別の作業指示データが選択され、出荷管理装置4がその選択を受付けると(ステップS5)、出荷管理装置4は、カウンタ値読み込み指示の入力を受付けるまで待機する(ステップS6)。次に、出荷作業者は、切断ラインにおいて保管用ドラム3に巻き付けられているケーブルを出荷用ドラム7に巻き返す作業を行なう。この時、巻き返すケーブルを、例えば滑車などの回転に応じてその巻き取り長を計測する計測装置に取り付け、巻き返しの作業を行なう。これにより計測装置で計測された情報がカウンタ5に送信され、カウンタ5では滑車の回転数に応じた巻き取り長を表示する。なお巻き取り長を計測する仕組みはこれに限らない。カウンタ5は出荷管理装置4から送信されるカウンタ値出力要求に応じて、表示している巻き取り長を出荷管理装置4へ送信する機能を保持している。
次に、出荷作業者が、カウンタ5を確認しながら、作業指示画面に表示されている切断長に達した場合、例えばマウスを用いた画面におけるボタンのクリックなどによって、出荷管理装置4にカウンタ値読み込み指示を入力する(ステップS7)。すると出荷管理装置4のカウンタ値読込部46は、カウンタ5にカウンタ値出力要求を送信する。するとカウンタ値出力要求を受信したカウンタ5は、その応答としてカウンタ値(巻き取り長)を出荷管理装置4へ送信する。
出荷管理装置4はカウンタ値を受付けると(ステップS8)、切断誤り判定部47が、選択された作業指示データに含まれる切断長と比較する(ステップS9)。そして、その比較の結果、カウンタ値、つまり巻き取り長が切断長よりも短い場合には、切断誤り判定部47は、出荷する長さに達していないと判断し「切断NG!」の警告表示を作業指示画面に出力するよう表示部45に指示し、表示部45が表示する(ステップS10)。また、切断誤り判定部47は、切断長が巻き取り長よりも所定長以上の場合、つまり、巻き取りすぎた場合などにも「切断NG!」の警告表示を作業指示画面に出力するよう表示部45に指示するようにしてもよい。また切断誤り判定部47は、巻き取り長≦切断長≦巻き取り長+所定の長さであるような場合、つまり、出荷するケーブル長の許容範囲内と判定した場合などに「切断OK」の表示を作業指示画面に出力するよう表示部45に指示するようにしてもよい(ステップS11)。
図5は切断誤り判定部による判定後の作業指示画面のイメージを示す図である。
この図が示すように、出荷荷姿、切断長が表示され、またカウンタ5から受付けたカウンタ値が、巻き取りの実績長として表示される。また切断長に達していない場合や、巻き取りすぎの場合などには、切断NGの表示が出力される。
この図が示すように、出荷荷姿、切断長が表示され、またカウンタ5から受付けたカウンタ値が、巻き取りの実績長として表示される。また切断長に達していない場合や、巻き取りすぎの場合などには、切断NGの表示が出力される。
次に、出荷管理装置4の印刷データ生成部48は、切断誤り判定部47の判定結果に応じた荷札データの作成を行なう。例えば、切断OKの判定がされた場合には、印刷データ生成部48は出荷荷札と残荷札の荷札データを生成する(ステップS12)。出荷荷札とは、少なくとも切断長と出荷先とを表示する荷札であり、その他に出荷日、製造番号、品名などを表示するようなものでもよい。この荷札データは、作業指示データに含まれる情報や、カウンタ5から受付けたカウンタ値などの情報に基づいて生成される。そして出荷荷札の荷札データを生成すると、印刷データ生成部48は当該荷札データを印刷装置6へ送信する(ステップS13)。また、印刷データ生成部48は、残荷札の荷札データについて、作業指示データに含まれる準備条長から、カウンタ値となる切断長を差引く演算の結果得られる残長の情報と、バーコードリーダで読み取ったバーコードデータの情報(ドラムの識別番号、準備条長)とを用いて生成する。そして、残荷札の荷札データを生成すると、印刷データ生成部48は当該荷札データを印刷装置6へ送信する。また、切断誤り判定部47の判定結果において、カウンタ値が切断長に足りず、切断NGと判定された場合には、印刷データ生成部48は、欠尺荷札をの荷札データ(ドラムの識別番号、準備条長)を生成する。
そして印刷装置6が出荷荷札と残荷札とを印刷する。また出荷管理装置4は、出荷作業者の指示に基づいて、作業実績データとして、出荷用ドラム7の各種情報(出荷条長、ドラム識別番号、出荷先、出荷日)などをサーバ2に登録する。出荷作業者は出荷荷札を出荷用ドラム7に添付し、また残荷札を作業場に移送してきた保管用ドラム3に添付する。そして出荷用ドラム7を出荷し、残荷札を添付した保管用ドラム3をケーブルヤードへ移送する。
また、作業種別が他の種別の場合の荷札の印刷処理について説明する。
ステップS5において「巻返出荷」の作業種別が選択された場合には、上述の巻き返しの処理が行なわれ、巻き返し完了の入力を受付けた際に、出荷管理装置4の印刷データ生成部48は出荷荷札の荷札データを生成する。
ステップS5において「巻返出荷」の作業種別が選択された場合には、上述の巻き返しの処理が行なわれ、巻き返し完了の入力を受付けた際に、出荷管理装置4の印刷データ生成部48は出荷荷札の荷札データを生成する。
またステップS5において「切割」が選択された場合には、上述の巻き返しの処理が行なわれ、条長が足りていれば切断OKとなり、巻き返し完了の入力を受付けた際に、出荷管理装置4の印刷データ生成部48が出荷用ドラムへの添付用として出荷荷札の荷札データを、また保管用ドラムへの添付用として残荷札データを生成する。またこの時、条長が足りない場合には切断NGとなり、出荷管理装置4の印刷データ生成部48は出荷用ドラム(欠尺であるので出荷されずにケーブルヤードに戻されるドラムとなる)への添付用として欠尺荷札の荷札データを生成する。この欠尺荷札の荷札データには“欠尺”の表示や条長、作業日、などが少なくとも印刷されるデータである。
またステップS5において「複数切割」が選択された場合には、上述の巻き返しの処理が指定された複数の出荷用ドラムに対して行なわれ、それぞれの巻き返し完了の入力をその都度受付けて、各タイミングで出荷管理装置4の印刷データ生成部48が各出荷用ドラムへの添付用として各出荷荷札の荷札データを生成し、また保管用ドラムへの添付用として残荷札データを生成する。なお、複数切割で指定された巻返し回数が終了する前に途中で条長が足りなくなった場合には、切断NGを検出することによりその作業について、保管用ドラムに残っているケーブルの欠尺を示す欠尺荷札の荷札データを生成する。
また「廃却」が選択された場合には、出荷用ドラムの代わりに廃却用ドラムに上述の巻返し処理が行なわれ、巻き返し完了の入力を受付けた際に、出荷管理装置4の印刷データ生成部48が、廃却用ドラムへの添付用として廃却荷札の荷札データを生成する。
なお上述の、出荷管理システムにおいて、ネットワークを介して参照端末8をサーバ2に接続し、作業指示データや作業実績データを参照できるようにしてもよい。
以上のように、本願発明の出荷管理装置では、保管用ドラムが作業指示データと一致するか否かの判定、切断長が作業指示データに基づいて適当に切断されているか否かの判定、出荷荷札や残荷札などの荷札データの生成および印刷、の処理を行なうので、ドラムに巻きつけられたケーブルの一連の出荷作業を、出荷作業者が作業指示に基づいて、誤り無く、適切に行なうことができる。また、上述の仕組みについては、切断ラインの巻き取り装置などの大規模な設備を交換することなく、PCなどで代用できる出荷管理装置とカウンタとの連携による規模の小さい仕組みにより実現することが出来るので、設備投資を軽減することが出来る。
なお上述の出荷管理装置やカウンタなどの各装置は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1・・・作業指示登録端末、2・・・サーバ、3・・・保管用ドラム、4・・・出荷管理装置、5・・・カウンタ、6・・・印刷装置、7・・・出荷用ドラム、8・・・参照端末
Claims (5)
- 保管用ドラムに巻かれたケーブルの出荷管理を行なう出荷管理システムであって、
前記保管用ドラムの識別番号および当該保管用ドラムに巻かれているケーブル長の情報を保持するコードデータの添付された前記保管用ドラムから、該コードデータを読み込むコードデータ読込手段と、
少なくとも作業種別と前記保管用ドラムの識別番号と切断長とを示す作業指示情報を作業毎に記憶する作業指示情報記憶手段と、
前記読み込んだコードデータから前記保管用ドラムの識別番号および前記ケーブル長の情報を検出し、該検出した保管用ドラムの識別番号およびケーブル長の情報を含む前記作業指示情報を、前記作業指示情報記憶手段から読み込む作業指示情報読込手段と、
前記保管用ドラムに巻かれたケーブルを他の出荷用ドラムに巻き取る際の、当該巻き取り長を計測する巻き取り長計測手段から該巻き取り長の情報を受付ける、巻き取り長受付け手段と、
前記受付けた巻き取り長と、前記読み込んだ作業指示情報で保持する切断長とを比較して、それら巻き取り長と切断長との差に応じて、少なくとも切断誤りの判断を行なう切断誤り判定手段と、
前記切断誤りを示す表示を表示部に出力する表示処理手段と、
を備えることを特徴とする出荷管理システム。 - 前記切断長での切断完了の情報の入力を受付ける切断完了受付け手段と、
前記切断完了の情報の入力に応じて、前記読み込んだ作業指示情報についての作業完了をデータベースに登録する作業完了登録手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の出荷管理システム。 - 前記作業指示情報と、作業完了の情報との入力の受付けに応じて、出荷荷札、残荷札、欠尺荷札、廃却荷札のうち、少なくとも何れか1つまたは複数を印刷する印刷手段と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の出荷管理システム。 - 保管用ドラムに巻かれたケーブルの出荷管理を行なう出荷管理システムの出荷管理方法であって、
コードデータ読込手段が、前記保管用ドラムの識別番号および当該保管用ドラムに巻かれているケーブル長の情報を保持するコードデータの添付された前記保管用ドラムから、該コードデータを読み込み、
作業指示情報記憶手段が、少なくとも作業種別と前記保管用ドラムの識別番号と切断長とを示す作業指示情報を作業毎に記憶し、
作業指示情報読込手段が、前記読み込んだコードデータから前記保管用ドラムの識別番号および前記ケーブル長の情報を検出し、該検出した保管用ドラムの識別番号およびケーブル長の情報を含む前記作業指示情報を、前記作業指示情報記憶手段から読み込み、
巻き取り長受付け手段が、前記保管用ドラムに巻かれたケーブルを他の出荷用ドラムに巻き取る際の、当該巻き取り長を計測する巻き取り長計測手段から該巻き取り長の情報を受付け、
切断誤り判定手段が、前記受付けた巻き取り長と、前記読み込んだ作業指示情報で保持する切断長とを比較して、それら巻き取り長と切断長との差に応じて、少なくとも切断誤りの判断を行ない、
表示処理手段が、前記切断誤りを示す表示を表示部に出力する
ことを特徴とする出荷管理方法。 - 保管用ドラムに巻かれたケーブルの出荷管理を行なう出荷管理装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記保管用ドラムの識別番号および当該保管用ドラムに巻かれているケーブル長の情報を保持するコードデータの添付された前記保管用ドラムから、該コードデータを読み込むコードデータ読込処理と、
前記読み込んだコードデータから前記保管用ドラムの識別番号および前記ケーブル長の情報を検出し、該検出した保管用ドラムの識別番号およびケーブル長の情報を含む前記作業指示情報を、少なくとも作業種別と前記保管用ドラムの識別番号と切断長とを示す作業指示情報を作業毎に記憶する作業指示情報記憶手段から読み込む作業指示情報読込処理と、
前記保管用ドラムに巻かれたケーブルを他の出荷用ドラムに巻き取る際の、当該巻き取り長を計測する巻き取り長計測手段から該巻き取り長の情報を受付ける、巻き取り長受付け処理と、
前記受付けた巻き取り長と、前記読み込んだ作業指示情報で保持する切断長とを比較して、それら巻き取り長と切断長との差に応じて、少なくとも切断誤りの判断を行なう切断誤り判定処理と、
前記切断誤りを示す表示を表示部に出力する表示処理処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005266474A JP2007079907A (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | 出荷管理システムおよび出荷管理方法ならびにそのプログラム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018147440A (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-20 | 株式会社日立プラントコンストラクション | ケーブル施工管理システム |
WO2024058084A1 (ja) * | 2022-09-12 | 2024-03-21 | 住友電気工業株式会社 | ケーブル管理システムおよびケーブル管理方法 |
-
2005
- 2005-09-14 JP JP2005266474A patent/JP2007079907A/ja active Pending
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