JP7355420B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
このような問題に対し、特許文献1には、ユーザが倉庫の空き状況を把握することで、倉庫を効率的に利用できる、とする倉庫の管理システムが記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載された倉庫の管理システムを利用するユーザは、契約している倉庫内のスペースにどの程度の空きスペースがあるのかを把握することができなかった。
そこで、本出願人は、ユーザが利用可能な空間(空きスペース)を効率よく使用し、また管理することができるレンタル倉庫サービスを実現できる情報処理装置についての発明を既に出願している(特許文献2参照)。
第1ユーザに紐付く第2ユーザの荷物を預け入れる所定容積の仮想空間を管理する情報処理装置であって、
1以上の前記第2ユーザを管理する前記第1ユーザに対して、前記所定容積の仮想空間を使用する第1権利を付与する付与手段と、
前記第1ユーザから前記1以上の前記第2ユーザの夫々に対し、前記所定容積の前記仮想空間のうち少なくとも一部分を使用する第2権利が夫々付与された場合に、前記1以上の前記第2ユーザ毎に、預け入れ対象の荷物を、容積に基づく単位毎に区分して管理する預入管理手段と、
前記預け入れ管理手段により管理されている前記1以上の前記第2ユーザの夫々の、前記容積に基づく単位の合計が、前記所定容積に基づき設定される基準量を超過しないように監視をする監視手段と、
を備える。
前記監視手段は、前記第1識別子及び前記1以上の第2識別子に基づいて、前記監視をすることができる。
図1は、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバ1を含む情報処理システムの構成を示すブロック図である。
サーバ1と、企業端末2と、従業員端末3-1乃至3-nと、配送端末4とは、インターネット(Internet)等のネットワークNを介して相互に接続されている。
なお、以下、従業員E1乃至Enの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「従業員E」と呼ぶ。また、従業員端末3-1乃至3-nの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「従業員端末3」と呼ぶ。
また、サーバ1は、企業Cから従業員Eに付与された、企業保有空間CSの少なくとも一部分である所定容積の仮想空間(以下、「割当空間」と呼ぶ)ESを管理するための各種処理を実行する。なお、サーバ1が備える機能の具体的内容については、図6を参照して後述する。
図2は、図1の情報処理システムを利用した福利厚生サービスの一例を示す概略図である。
これにより、企業Cは、従業員E1乃至Enの夫々に対し、200畳の範囲内で、企業保有空間CSの少なくとも一部分を使用する権利を、割当空間ES1乃至ESnの夫々を使用する権利として自由に割り当てることができる。
ここで、本実施形態において、従業員E1乃至E3の夫々が荷物の預け入れる際の単位は、荷物毎ではなく、「容積に基づく単位」となる。具体的には、複数種類の「容積に基づく単位」毎に、「容積に基づく単位」の容積を有する収納部材Lの単位となる。なお、収納部材Lの詳細については後述する。
図2に示す例では、割当空間ES1を使用する権利が付与された従業員E1(従業員ID1)は、割当空間ES1の容積に対する一定比率までの範囲内で、荷物D1を預け入れることができる。割当空間ES1よりも容積が大きい割当空間ES2を使用する権利が付与された従業員E2(従業員ID2)は、割当空間ES2の容積に対する一定比率までの範囲内で、荷物D1及びD2を預け入れることができる。割当空間ES2よりも容積がさらに大きい割当空間ES3を使用する権利が付与された従業員E3(従業員ID3)は、割当空間ES3の容積に対する一定比率までの範囲内で、荷物D1乃至D3を預け入れることができる。
なお、レンタル倉庫サービスの詳細については、図4を参照して後述する。
これにより、企業Cは、企業Cの従業員E1乃至Enに提供する非金銭報酬である福利厚生の1つとして、レンタル倉庫サービスを利用する権利を提供することができる。
図3(A)に示すように、企業保有空間CSの容積は200畳となっている。従業員E1乃至E3の夫々には、0.2畳分の割当空間ES1と、0.5畳分の割当空間ES2と、1.0畳分の割当空間ES3との夫々を使用する権利が付与されている。従業員E1は、0.2畳分の割当空間ES1のうち、0.15畳分を使用し(r1)、0.05畳分を未使用としている(v1)。従業員E2は、0.5畳分の割当空間ES2のうち、0.35畳分を使用し(r2)、0.15畳分を未使用としている(v2)。従業員E3は、1.0畳分の割当空間ES3のうち、0.8畳分を使用し(r3)、0.2畳分を未使用としている(v3)。このため、従業員E全体として使用中の割当空間ESは、r1乃至r3の合計である1.3畳分となり、未使用の割当空間ESは、v1乃至v3の合計である0.4畳分となる。
なお、企業C内の調整手法は特に限定されない。例えば、従業員端末3-1乃至3-3の夫々にインストールされたアプリケーションプログラムで端末同士を連携させて、企業保有空間CSの容積の範囲内で割当空間ESをシェアできるようにしてもよい。
図3(A)の例では、割当空間ESの他に、198.3畳分の未割当空間FSが確保されている。このため、例えば従業員E1が、割当空間ES1の容積(0.2畳)を0.3畳分超過した0.5畳分を使用した場合であっても、企業C内の調整のみで対応することが可能となる。
ただし、図3(B)に示す企業保有空間CSの容積は、小規模な企業を想定しているため、図3(A)の例よりも少ない2.0畳となっている。従業員E1乃至E3の夫々には、0.2畳分の割当空間ES1と、0.5畳分の割当空間ES2と、1.0畳分の割当空間ES3との夫々を使用する権利が付与されている。なお、従業員E全体として使用中の割当空間ESは1.3畳分であり、未使用の割当空間ESは0.4畳分である。
図3(B)の例では、割当空間ESの他に、0.3畳分の未割当空間FSが確保されている。このため、例えば従業員E1が、割当空間ES1の容積(0.2畳)を0.3畳分超過した0.5畳分を使用した場合であっても、企業C内の調整のみで対応することが可能となる。
図3(C)は、従業員E1乃至E3のうち、従業員E3のみが自身の割当空間ESの容積と、未割当空間FSの容積とを超過して使用している場合を示す図であり、使用分をr、未使用分をvで示している。
図3(C)に示す例では、従業員E3が、割当空間ES3、及び未割当空間FSの容積を超過して使用しているが、その超過分であるtが次の条件を満たす場合には、企業C内の調整のみで対応することができる。即ち、超過分であるtが、割当空間ES1の未使用分の容積(v1)と、割当空間ES2の未使用分の容積(v2)との合計を超過していなければ、従業員E1乃至E3全体としての使用量は、企業保有空間CSの容積の範囲内にとどまる。この場合、企業C内の調整のみで対応することができる。
図3(C)の例では、従業員E3が、割当空間ES3の容積(1.0畳)、及び未割当空間FSの容積(0.3畳)を0.1畳分超過した容積(0.4畳)を使用している。つまり、超過分であるtが0.1畳となっている。しかしながら、その超過分であるt(0.1畳)が、割当空間ES1の未使用分の容積(0.05畳)と、割当空間ES2の未使用分の容積(0.15畳)との合計(0.2畳)よりも小さい。即ち、t≦v1+v2+v3の式が成立する。
このため、従業員E1乃至E3全体としては、企業保有空間CSの容積(2.0畳)の範囲内の使用になるため、企業C内の調整のみで対応することができる。
従業員Eが荷物の預け入れを指示すると、配送業者Gによる荷物の集荷が行われる。ここで、荷物が集荷される際の梱包形態は特に限定されない。本実施形態では、複数種類の「容積に基づく単位」毎に、「容積に基づく単位」の容積を有する収納部材Lを用いて梱包する。具体的には、従業員Eは、1以上の収納部材Lに、割当空間ESに預け入れようとする1以上の荷物を詰め込んだ状態で、集荷を指示することができる。例えば図4の例では、配送業者Gから従業員Eに対し、第1の容積を有する収納部材L1と、第2の容積を有する収納部材L2と、第3の容積を有する収納部材L3とが、予め提供されている。
配送業者Gは、配送端末4に表示された集荷の指示を示す内容に従い、従業員Eの自宅H1に赴いて収納部材L1乃至Lh3を集荷し、倉庫SHに配送する。
これにより、例えば性質上、保管場所の温度等の影響を受け易い荷物については、劣化させないように保管することができる。また、持ち主を問わず同種のもので積み上げて保管できる荷物については、倉庫SH内のスペースを効率よく利用することができる。
これにより、従業員Eは、例えば、ゴルフバックを収納部材L4(図示せず)に収納した場合には、以下のような方法によって、レンタル倉庫サービスを有効活用することができる。即ち、従業員Eは、ゴルフをプレイしない日は、割当空間ESに収納部材L4を保管しておき、ゴルフのプレイをする日だけゴルフ場に収納部材L4を配送しておくことができる。つまり、従業員Eがゴルフをプレイする前後は、収納部材L4が割当空間ESに保管されることになる。これにより、従業員Eは、ゴルフバッグを自宅H1に持ち帰って保管する煩わしさから解放されることができる。
図5は、図1の情報処理システムのうち、サーバ1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
入力部17は、各種ハードウェア釦等で構成され、操作者の指示操作に応じて各種情報を入力する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(企業端末2、従業員端末3、及び配送端末4)との間で行う通信を制御する。
なお、図示はしないが、図1の情報処理システムのうち、企業端末2、従業員端末3、及び配送端末4も、図5に示すハードウェア構成を有している。ただし、企業端末2、従業員端末3、及び配送端末4が、スマートフォンやタブレットで構成される場合には、出力部16及び入力部17として、タッチパネルを有している。
図6は、図5のサーバ1の機能的構成のうち、ユーザ管理処理と、荷物管理処理とを実現させる機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
また、「荷物管理処理」とは、レンタル倉庫サービスを利用するユーザの荷物を管理するための一連の処理をいう。
サーバ1の記憶部18の一領域には、ユーザDB401と倉庫DB402とが設けられる。
具体的には例えば、図2及び図3に示す例において、登録部111は、従業員E1乃至Enを管理する企業Cに対して、2.0畳分の企業保有空間CSを使用する第1権利を付与する。付与された企業Cの企業保有空間CSを使用する権利は、ユーザDB401に記憶されることで登録される。これにより、サーバ1は、企業Cの権利範囲を管理することができる。また、企業Cは、従業員E1乃至Enに対し、2.0畳分の容積の範囲内で、割当空間ESを使用する権利を付与することができる。
さらに、登録部111は、第1ユーザから1以上の第2ユーザに対し、所定容積の仮想空間のうち少なくとも一部分を使用する権利が、所定容積の割当空間ESを使用する権利として付与されられた場合に、その権利を登録する。具体的には、付与された第2ユーザの権利に関する情報は、ユーザDB401に記憶されることで登録される。
図2及び図3に示す例において、登録部111は、従業員E1乃至E3の夫々に対し、割当空間ES1乃至ES3の夫々を使用する権利が付与された場合に、その権利を登録する。これにより、サーバ1は、企業Cの権利範囲とともに、従業員E1乃至E3の夫々の権利範囲を管理することができる。
さらに、預入管理部121は、1以上の第2ユーザの夫々の第2識別子毎に、預け入れ対象の荷物を、容積に基づく単位毎に区分して管理する。具体的には例えば、図2及び図3に示す例において、預入管理部121は、従業員E1乃至E3の夫々の従業員ID毎に、預け入れ対象の荷物D1乃至D3の夫々を、収納部材L毎に区分して管理する。
監視部112は、第1識別子及び1以上の第2識別子に基づいて、監視をする。具体的には例えば、図2及び図3に示す例において、監視部112は、企業ID及び従業員ID1乃至3に基づいて、監視をする。
これにより、企業Cの人事担当者Jは、状況閲覧サイトにアクセスすることで、企業保有空間CSの容積や、企業保有空間CSに占める割当空間ESの割合等を容易に視認することができる。さらに、企業Cの人事担当者Jは、割当空間ESの容積に対する、従業員Eが実際に使用している空間の容積の割合(以下、「割当使用率」と呼ぶ)を容易に視認することもできる。
また、従業員Eは、状況閲覧サイトにアクセスすることで、割当使用率、自身が預け入れている荷物の具体的内容(例えば荷物を撮像した画像データ)等を容易に視認することができる。なお、従業員Eのプライバシーを保護する見地から、預け入れられている荷物の具体的内容は、その荷物を預け入れた従業員Eが操作する従業員端末3にのみ表示される。つまり、従業員E1が預け入れた荷物の具体的内容は、従業員端末3-1にのみ表示される。これにより、従業員端末3-1以外の情報処理端末を操作する従業員E2乃至Enや、人事担当者Jが、従業員E1が預け入れた荷物の具体的内容を閲覧できないようにすることができる。
図7は、従業員Eが割当空間ESに荷物を預け入れるための荷物取扱指示を出す際に、従業員端末3に表示される画面の一例を示す図である。
画面の右側の表示領域62には、従業員Eが預け入れる荷物の品目を選択するためのメニューが表示されている。このうち、表示領域71には、割当空間ESの容積として、「1.5畳(3.4992m3)」が表示されている。また、表示領域72には、従業員Eが実際に使用している容積、及び割当使用率として、「0.15畳(0.3499m3)」、及び「10%」が表示されている。また、表示領域73には、容積に基づく単位のうち、「よくあるもの」として、8種類の収納部材L11乃至18が表示されている。ここで、「よくあるもの」とは、レンタル倉庫サービスを利用する第2ユーザが荷物を預け入れるための収納部材Lとして、頻繁に用いられているものをいう。
収納部材L11乃至18の夫々には、予め定められた各容積の荷物の夫々をイメージさせるアイコンと、数量を選択するためのボタンB11乃至B18の夫々が表示される。従業員Eは、ボタンB11乃至B18のうち所望のボタンを押下することで、預け入れたい荷物について、収納部材L11乃至L18の単位の個数で選択することができる。
これにより、サービス提供者Mは、サーバ1で管理されている画面80を確認することにより、従業員E1についての割当使用率と、新たに荷物が預け入れられた場合の予定割当使用率とを容易に視認することができる。
これにより、サービス提供者Mは、サーバ1で管理されている画面80を確認することにより、企業使用率と、予定企業使用率とを容易に視認することができる。さらに、サービス提供者Mは、企業使用率と、予定企業使用率とに基づいて、例えば予定企業使用率が100%を超過しそうな企業Cに対し、その旨を連絡して契約内容の変更を促すこともできる。
これにより、福利厚生サービスの提供を受ける企業Cの企業保有空間CSの容積を適切に管理することができる。
この場合、料金に応じて家族保有空間の容積に変化を設けることもできる。具体的には例えば、家族保有空間の容積が0.5畳である「ファミリーパック 0.5」、家族保有空間の容積が1.0畳である「ファミリーパック 1.0」といったようなパックを選択して契約できるようにしてもよい。これにより、父親以外の家族は、家族保有空間の容積をシェアしながら自由にレンタル倉庫サービスを利用することができる。なお、上述の企業Cの場合と同様に、父親自身がレンタル倉庫サービスを利用しないこととしてもよいが、父親自身がレンタル倉庫サービスを利用できるようにしてもよい。
また、家族の中に、レンタル倉庫サービスを利用する予定がなかったり、割当空間にまだ余裕があったりする場合には、割当空間の容積の構成割合を家族内で自由に調整することもできる。これにより、例えば母親が、レンタル倉庫サービスを利用する予定が今のところない場合には、自身の割当空間ESのうち一部分を子供にプレゼントすることもできる。
サービスを提供する条件として、家族の同居を求める場合には、例えば、家族が居住する家の容積と、家族の人数とに応じて、「大家族応援価格」といった割引サービスを提供することで顧客の増加を図ることもできる。
これに対して、サービスを提供する条件として、家族の同居を求めない場合には、例えば大学進学で上京した長男が、割当空間ESを使用することで、収納スペースのないワンルームマンションでも快適に過ごすことができる。
このような前払い制度を利用することにより、個人向けの「生前収納サービス」を提供することができる。「生前収納サービス」とは、仮想空間の使用者が突然死亡した場合であっても、仮想空間に保管されている死亡者の荷物を、遺族が慌てて引き取らなくてもよいようにすることを目的としたサービスである。生前収納サービスを利用した場合、所定期間の利用料金を前払いする必要があるため、その期間は、仮想空間への荷物の保管、及び荷物の引き取りを自由に行うことができる。これにより、仮想空間の使用者が突然死亡した場合であっても、利用料金の前払いがされている期間は、保管されている荷物が処分されるようなことがなくなる。また、生前収納サービスでは、サービス利用者の死亡時に仮想空間に保管されている荷物の取り扱いについて、サービス利用者の意思を予め記録しておき、これを遺言情報として管理することもできる。これにより、遺族間の無用な争いを回避することができる。また、子供に形見を残しておきたいと考えるサービス利用者に対しては、存命中に無理やり子供に形見を押し付けることは避けたいとする微妙な親心を尊重した、ユーザフレンドリーな見地からのサービスを提供することができる。
しかしながら、企業保有空間CSの使用目的は、従業員Eにプライベート目的で使用させる場合に限定されない。企業Cの仮想設備として使用することができる。具体的には例えば、企業Cの建物内に設置されたロッカーや書庫に相当するものとして、企業保有空間CSを使用することができる。この場合、例えば企業Cは、企業保有空間CSを割当空間ES1乃至ES10に分割し、このうち割当空間ES1乃至5の夫々を、総務部、人事部、経理部、業務部、及び営業部の夫々に対し、書庫として利用できるように割り当ててもよい。また、残る割当空間ES6乃至10については、従業員E1乃至E5の夫々に、私物用のロッカーとして割り当ててもよい。
このように、企業Cは、企業保有空間CSを業務上使用することもできるので、企業Cが保有する土地や建物のコンパクト化を図ることができる。これにより、企業Cは、土地や建物の取得や維持に要する各種コスト(取得費用、修繕費用、公租公課等)を削減することができる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであっても良い。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであっても良い。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成しても良く、ソフトウェア単体で構成しても良く、それらの組み合わせで構成しても良い。
預入管理部121は、集荷の指示を受けた荷物の種類に応じて、適切な倉庫を選択する機能を有することもできる。例えば、集荷の指示を受けた荷物が洋服である場合には、温度や湿度等を適切に管理してカビ等が発生しにくい環境を維持できる倉庫を選択することができる。
配送業者Gは、荷物の集荷時と配送時とで、担当者が同じであってもよく、異なっていてもよい。また、配送業者Gは、独自に配送業を営む者である必要はなく、サービス提供者Mのスタッフであってもよい。
このように、従来から、インターネットオークションに物品を出品する売り手(出品者)は、出品物について、(1)撮影、(2)値付け、(3)梱包、(4)発送という4つの作業を行う必要があった。しかしながら、これらの作業を行うための時間を確保することができない者や、これらの作業を不得意とする者の中には、出品を諦める者も多かった。
図10において、従業員E1と、従業員E2との関係は特に限定されない。同じ企業Cの従業員であってもよいし、全く関係のない者同士であってもよい。即ち、割当空間ESを含む、本発明における仮想空間を利用している者同士であればよい。
これにより、割当空間ES1には、クリスマスツリーO2、及びひな人形O3の夫々が、収納部材L2、及びL3の夫々に梱包された状態で保管されていることとなる。また、割当空間ES2には、洋服O1が収納部材L1に梱包された状態で保管されていることとなる。ただし、上述したように、実際には、倉庫SH内の所定のスペースに、洋服O1、クリスマスツリーO2、ひな人形O3の夫々が、収納部材L1乃至L3の夫々に梱包された状態で保管されている。
なお、値付けのための鑑定を行うタイミングは特に限定されず、撮影時であってもよいし、割当空間ES1への保管が開始されてから所定期間(例えば3年)経過した時点であってもよい。
また、値付けの手法も特に限定されず、例えば古物専門の鑑定士による値付けが行われてもよいし、仮想空間に保管されている他の類似物品の価格の相場等に基づいた値付けが行われてもよい。
また、インターネットオークションのように購入条件を競わせる売買形式のみならず、購入条件を競わせることなく直ちに買い手が決定する売買形式においても、発送費を考慮せずに取引を行うことができるようになる。
さらに、買い手である従業者E2が、落札した洋服O1を自宅Hに配送してもらいたいと考えた場合には、従業者E2は、従業者端末3-2を操作して、洋服O1の配送を依頼することができる。この場合、配送業者Gは、配送端末4に表示された内容に従って、倉庫SHに保管されている洋服O1を、従業員E2の自宅Hに配送する。
具体的には例えば、仮想空間(例えば割当空間ES)に保管している物品の処分に困っている者に対し、当該物品の鑑定を行うことで、売却と廃棄とを選択できるようにするサービスを提供することもできる。また例えば、物品を保管する際、無条件で預かるのではなく、物品の価値について鑑定を行ったうえで、「保管するよりも売却し、他の物品を購入したうえで保管した方がよい」といったアドバイスを送るサービスを提供することもできる。
なお、貸与(レンタル)、贈与、寄付、又は売買等を互いに行うことができる者は、従業員Eに限定されず、本サービスの提供を受けるユーザ全員とすることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば図6のサーバ1)は、
第1ユーザ(例えば図1の企業C)に紐付く第2ユーザの荷物を預け入れる所定容積の仮想空間(例えば企業保有空間CS)を管理する情報処理装置であって、
1以上の前記第2ユーザ(例えば図1の従業員E1乃至En)を管理する前記第1ユーザに対して、前記所定容積の仮想空間を使用する第1権利を付与する付与手段と、
前記第1ユーザから前記1以上の前記第2ユーザの夫々に対し、前記所定容積の前記仮想空間のうち少なくとも一部分を使用する第2権利(例えば割当空間ES1乃至ESnの夫々を使用する権利)が夫々付与された場合に、前記1以上の前記第2ユーザ毎に、預け入れ対象の荷物を、容積に基づく単位(例えば収納部材L)毎に区分して管理する預入管理手段(例えば図6の預入管理部121)と、
前記預け入れ管理手段により管理されている前記1以上の前記第2ユーザの夫々の、前記容積に基づく単位の合計が、前記所定容積に基づき設定される基準量を超過しないように監視をする監視手段(例えば図6の監視部112)と、
を備える。
これにより、従業員Eに提供される福利厚生の1つとしてのレンタル倉庫サービスを利用する権利を、企業Cが従業員Eに対し容易に提供できるようにすることができる。
前記監視手段は、前記第1識別子及び前記1以上の第2識別子に基づいて、前記監視をすることができる。
これにより、サーバ1は、企業IDや従業員IDを用いて効率よく監視をすることができる。
Claims (2)
- 第1ユーザに紐付く第2ユーザの荷物を預け入れる所定容積の仮想空間を管理する情報処理装置であって、
1以上の前記第2ユーザを管理する前記第1ユーザに対して、前記所定容積の仮想空間を使用する第1権利を付与する付与手段と、
前記第1ユーザから前記1以上の前記第2ユーザの夫々に対し、前記所定容積の前記仮想空間のうち少なくとも一部分を使用する第2権利が夫々付与された場合に、前記1以上の前記第2ユーザ毎に、預け入れ対象の荷物を、容積に基づく単位毎に区分して管理する預入管理手段と、
前記預け入れ管理手段により前記仮想空間において管理されている前記1以上の第2ユーザの夫々の預け入れ対象の前記荷物のうち、所定の第2ユーザから依頼があった荷物の譲渡、貸与、贈与、又は寄付に係る処理を、当該荷物が実世界の保管場所に保管された状態で実行する譲渡貸与等処理手段と、
を備える情報処理装置。 - 前記譲渡貸与等処理手段は、前記処理として、前記所定の第2ユーザから他の前記第2ユーザへの前記荷物の譲渡、貸与、贈与、又は寄付に係る処理を実行する、
請求項1に記載の情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022138316A JP7355420B2 (ja) | 2018-09-10 | 2022-08-31 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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