JP2023013536A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023013536000001
【課題】「お金の整理」と「モノの整理」とからなるユーザの生前整理のうち、「モノの整理」を効率よく行えるようにすること。
【解決手段】1以上の荷物の集荷及び発送に関する要望を、容積に基づく単位で受け付けて管理するサーバ1において、生前受付部101は、ユーザU1の生前において、ユーザU1の1以上の荷物の発送の要望を、所定容積に基づく単位で、ユーザU1又はユーザU1の子供であるユーザU2から受け付ける。他界後受付部102は、ユーザU1の亡き後において、ユーザU1の1以上の荷物の発送又は処分の要望を、所定容積に基づく単位で、ユーザU2から受け付ける。取扱管理部103は、生前受付部101又は他界後受付部102により受け付けられた要望に基づいて、ユーザU1の1以上の荷物の取扱いを管理する。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置に関する。
近年、人生を快適に、且つ安心して過ごすための手法の1つとして、自分が生きている間に自分の所有物の行く末を整理するいわゆる「生前整理」が注目されている。生前整理は、「お金の整理」と「物の整理」とに分けることができる。
生前整理のうち「物の整理」については、自分の亡き後、残された者(例えば家族)になるべく迷惑が掛からないように処分(譲渡や廃棄等)してしまうのがこれまでの中心的な考え方であった。ただし、この場合、本当は残しておきたい物であっても、残された者のことを考え、断腸の思いで処分することも多かった。
「物の整理」という見地からすると、ユーザの所有物を一時的に預けることができる保管サービスは既に存在する。ユーザが倉庫の空き状況を把握できるようにする技術も存在する(特許文献1参照)。
特開2015-030582号公報
しかしながら、「お金の整理」と「物の整理」とからなる生前整理のうち、「物の整理」に対し、従来からある保管サービスのみでは、ユーザやその家族の各種要望に対応しきれないことが多かった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、「お金の整理」と「物の整理」とからなるユーザの生前整理のうち、「物の整理」を効率よく行えるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
ユーザの1以上の荷物を預け入れる所定容積の仮想空間が定義されており、当該所定容積に対する一定比率までの範囲内で、前記1以上の荷物の集荷及び発送を含む取り扱いに関する要望を、容積に基づく単位で受け付けて管理する情報処理装置において、
前記ユーザと連絡が取れる状態において、前記1以上の荷物の発送の要望を、前記容積に基づく単位で、前記ユーザ又は前記ユーザに関連する関連者から受け付ける第1受付手段と、
前記ユーザと連絡が取れない状態において、前記1以上の荷物の発送又は処分の要望を、前記容積に基づく単位で、前記関連者から受け付ける第2受付手段と、
前記第1受付手段又は前記第2受付手段により受け付けられた前記要望に基づいて、前記1以上の荷物の取扱いを管理する管理手段と、
を備える。
本発明によれば、「お金の整理」と「物の整理」とからなるユーザの生前整理のうち、「物の整理」を効率よく行えるようにすることができる。
本発明の情報処理装置が適用される情報処理システムの適用対象となる本サービスの概要を示す図である。 本サービスのうち「保管サービス」の具体例を示す図である。 本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバを含む情報処理システムの構成を示すブロック図である。 図1の情報処理システムのうち、サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4のサーバの機能的構成のうち、生前収納支援処理を実現させる機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。 ユーザ端末に表示されるUI(User Interface)の具体例のうち、図1のユーザが荷物の配送先の登録を行う場合に表示されるUIの一例である。 ユーザ端末に表示されるUIの具体例のうち、図1のユーザが荷物の取り扱いの設定を行う場合に表示されるUIの一例である。 ユーザ端末に表示されるUIの具体例のうち、思い出の品を閲覧等する場合に表示されるUIの一例である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の情報処理装置が適用される情報処理システム(後述する図3参照)の適用対象となるサービス(以下、「本サービス」と呼ぶ)の概要について説明する。
図1は、本発明の情報処理装置が適用される情報処理システムの適用対象となる本サービスの概要を示す図である。
本サービスは、サービス提供者(図示せず)により、ユーザU1とユーザU1に関連する関連者に提供されるサービスである。本サービスを利用するユーザには、例えば自分が生きている間に、自分の所有物の行く末を整理すること(以下、「生前整理」と呼ぶ)を望む者が含まれる。また、本サービスを利用して生前整理を望む者が亡き後、残された者(家族等)も、上記の「関連者」として本サービスを利用するユーザに含まれ得る。
本サービスには、派遣サービスと、保管サービスと、処分サービスとが含まれる。「派遣サービス」とは、ユーザU1が本サービスを利用して生前整理を行う際、専門のアドバイザーAから、生前整理の対象となる物(以下、「対象物」と呼ぶ)の分類についてアドバイスを受けることができるサービスである。「保管サービス」とは、対象物のうち、例えばたまにしか使用しないが、処分せずに残しておきたい物等をユーザU1の荷物として保管するサービスである。「処分サービス」とは、対象物のうち、残しておく必要はないと判断されたものを処分するサービスである。なお、上述の専門のアドバイザーAには、整理収納アドバイザー等の資格を有する者を採用するのが好適である。
ユーザU1は、本サービスを利用する場合、本サービスを利用可能にする専用のアプリケーションソフトウェア(以下、「専用アプリ」と呼ぶ)を自分のPCやスマートフォン等(例えば後述する図2のユーザ端末2-1)にインストールする。また、ユーザU1は、自分のスマートフォン等のブラウザ機能を用いて、本サービスを利用可能にする専用のWebサイト(以下、「専用サイト」と呼ぶ)にアクセスすることによっても本サービスを利用することができる。
ユーザU1が本サービスを利用する場合、例えば図1に示すような各ステップにより本サービスが提供される。
まず、ステップSS1において、ユーザU1は「派遣サービス」を利用する。具体的には、ユーザU1は、専用アプリや専用サイト、或いは電話で、「派遣サービス」を利用する旨の依頼を行う。これにより、ユーザU1は、例えばユーザU1の自宅H1に派遣された専門のアドバイザーAに対面して、生前整理に関する具体的なアドバイスを受けることができる。ユーザU1は、アドバイザーAから適切なアドバイスを受けるために、例えば自分の資産に関する詳細な情報や、法定相続人に関する情報(例えば戸籍謄本の写し等)をアドバイザーAに提供する。
アドバイザーAからのアドバイスには、対象物1つ1つの分類に関するミクロ的なアドバイスから、ユーザU1の生前整理全体としての在り方や理念といったマクロ的なアドバイスが含まれる。更に、地震や水害等の災害発生時の対応に関するアドバイス等も含まれる。この場合、「普段使用するかどうか」といった観点以外の観点に基づいた分類が必要となることがアドバイスされる。また、アドバイザーAは、ユーザU1の自宅H1の様子をビデオカメラ等で撮像して、いわば引っ越し業者の見積りように、対象物の量や、保管や処分に必要となる料金を事前に見積ることもできる。
ユーザU1は、生前整理の対象物を、(1)頻繁に使う物、(2)たまにしか使用しないが処分せずに残しておきたい物、(3)残しておく必要はない物、のいずれかに分類する際の理念をアドバイザーAに教示してもらうことができる。つまり、生前整理の対象物について、ユーザU1自身の判断のみでは、分類に時間を要したり、分類できずに頓挫してしまったりといったことがよくある。これに対して、アドバイザーAのアドバイスを受けることで、生前整理の本来の趣旨である「人生をより快適に過ごしたい」、「残された者に迷惑を掛けない」ということをユーザU1が理解しながら、効率のよい分類が可能となる。
また、ユーザU1は、「派遣サービス」を利用した場合、アドバイスを受けることができるだけではなく、アドバイスに基づいて生前整理を具体化させる際の作業の手配等を行うこともできる。
次に、ステップSS2において、ユーザは「処分サービス」を利用することができる。ユーザU1は「処分サービス」を利用することで、ステップSS1で行われた分類の結果、上記(3)の「残しておく必要はない物」に分類された対象物の処分を行うことができる。この「処分」には、対象物の回収及び廃棄の他、対象物の買い取りも含まれる。具体的には例えば、ユーザU1は、専用アプリや専用サイト、或いは電話で、対象物の買取りの依頼を行う。すると、対象物について専門家(例えば鑑定士等)による査定が行われる。これにより、ユーザU1は、査定結果に基づいた金額を得ることができる。対象物の買取り先は、国内に限らず国外も含まれる。これにより、例えば国内外のEC(Electronic Commerce)サイトを介して国内外に販売することもできる。具体的には例えば、対象物に「ひな人形」が含まれる場合には、通常であれば供養を経て処分されるが、海外に向けて販売することもできる。
また、「処分サービス」には、ユーザU1の自宅H1の整理の手伝いを行うサービスが含まれる。具体的には例えば、月の始めにお手伝い担当者がユーザU1の自宅H1に訪問し、10分程度の軽作業を行う等のサービスが提供される。
次に、ステップSS3において、ユーザU1は「保管サービス」を利用することができる。ユーザU1は「保管サービス」を利用することで、上記(2)の「たまにしか使用しないが、処分せずに残しておきたい物」に分類した対象物を、荷物として倉庫SHに保管してもらうことができる。また、ユーザU1が分類に迷った対象物についても、とりあえず「保管サービス」を利用して保管してもらうこともできる。
ユーザU1は、「保管サービス」を利用する場合、サービス提供者と契約を交わす。契約時には、「保管サービス」の対象となる1以上の荷物の夫々について、ユーザU1が亡き後の引き取り先を設定する。「引き取り先」は、ユーザU1の意思により指定された者に対して設定される。例えば、ユーザU1の子供が「引き取り先」として設定される。
ここで、「引き取り先」として設定された者は、ユーザU1の亡き後、対象とされている荷物を必ず引き取る必要はない。ユーザU1の亡き後、荷物の引き取りの意思についての確認が行われて、その確認結果に基づいて引き取りの有無が決定される。即ち、契約時に「引き取り先」として設定された者は、その後、本サービスにおいて、ユーザU1の荷物を引き取る権利(以下、「引取権」と呼ぶ)を有する者(以下、「引取権者」と呼ぶ)として取り扱われる。
「保管サービス」の契約期間は特に限定されないが、例えば3年プラン、5年プランといった契約期間が設けられる。この場合、例えば5年プランの契約後、4年経過時にユーザU1が亡くなった場合には、契約期間満了までの残りの数カ月中に、保管されている荷物の処分が行われる。また、5年プランの契約後、1年経過時にユーザU1が亡くなった場合には、契約期間満了までの残りが3年以上あるので、一部返金処理がなされて、保管されている荷物の処分が早期に行われる場合もある。
また、「保管サービス」には、保管されている荷物の品質を維持するための各種のサービスが含まれる。例えば、保管されている荷物が衣類である場合には、季節毎にクリーニングが実施される。
次に、ステップSS4において、ユーザU1は「保管サービス」の利用中、保管中の荷物について、保管場所である倉庫SHからの「取り出し」と、倉庫SHへの「戻し(格納)」とを行うことができる。更に、倉庫SHからの「取り出し」が行われた荷物は、ユーザU1の指定に基づいて、ユーザU1の自宅H1以外の1以上の任意の場所に配送することもできる。これにより、ユーザU1は、「保管サービス」の利用中であれば、例えば荷物が実際に保管されている倉庫SHからユーザU1の自宅H1への荷物の配送をいつでも依頼することができる。また、ユーザU1の指定に基づいて、ユーザU1の長男にサブアカウントが設定されると、ユーザU1の長男からの依頼による荷物の配送等が可能になる。また、ユーザU1又はユーザU1の長男の指定に基づいて、ユーザU1の次男に更にサブアカウントが設定されると、ユーザU1の次男からの依頼による荷物の配送等が可能になる。
次に、ステップSS5において、引取権者(例えばユーザU1の子供)は、自分に引取権が付与されている1以上の荷物のうち、任意の1以上の荷物を指定して引き取ることができる。また、引き取りを希望しないものについては、サービス提供者に処分してもらうことができる。ここで、本サービスでは、ユーザU1の亡き後残された家族等に対し、保管されていた荷物の処分費用が請求されないようにする措置が講じられている。この措置は、例えば保管サービスの利用開始時にユーザU1により支払われる料金に、最終的な処分費用を包含させることでも実現させることができる。この場合、ユーザU1は、「保管サービス」の利用開始時に、最終的に必要となる処分費用含めた料金を予め支払うことができるので、安心して「保管サービス」の利用を開始することができる。
また、引取権を有する者は、ユーザU1の家族に限定されない。ユーザU1により予め指定されていた者であれば、基本的に誰でも引取権者になることができる。また、引取権は、保管されている荷物1つ1つについて個別に設定することもできるし、保管されている荷物すべてについて包括的に設定することもできる。
具体的には例えば、ユーザU1に、趣味の陶芸を一緒に行う友人がいたとする。この場合、ユーザU1は、「保管サービス」で管理されているユーザU1の陶芸作品の引取権を、その友人に付与することができる。これにより、ユーザU1は、自分の家族に引き取らせるのは少し気が引けるが、処分はされたくはない自分の陶芸作品を、陶芸仲間の友人に引き取ってもらうことができる。このため、ユーザU1は、安心して自分の陶芸作品を「保管サービス」に預け入れることができる。また、陶芸仲間の友人も本サービスを利用する者(ユーザU1)である場合には、お互いに陶芸作品の引取権を設定し合うこともできる。
図2は、本サービスのうち「保管サービス」の具体例を示す図である。
図2において、ユーザU1は、本サービスを利用して生前整理を行う者である。なお、図2の説明において、ユーザU1は、図1のステップSS1乃至SS3を既に済ませているものとする。
まず、図2のユーザU1は、本サービスのうち「派遣サービス」を利用して、対象物の分類についてのアドバイスをアドバイザーAから既に教示されているものとする。アドバイザーAからのアドバイスの結果、ユーザU1は、衣服O1とゴルフクラブセットO2とについて、上記(2)の「たまにしか使用しないが処分せずに残しておきたい物」に分類した。そして、ユーザU1は、保管サービスを利用して、衣服O1とゴルフクラブセットO2とを保管することにした。
ユーザU1は、「保管サービス」の集荷担当者Dに衣服O1及びゴルフクラブセットO2を預けた。集荷担当者Dは、預かった衣服O1及びゴルフクラブセットO2を倉庫SHに配送のうえ格納した。
ユーザU1は、衣服O1及びゴルフクラブセットO2の引取権者に、自分の子供を指定するとともに、サブアカウントを設定した。以下、サブアカウントが設定されたユーザU1の子供のことを「ユーザU2」と呼ぶ。
ここで、ユーザU1が「保管サービス」を利用して預け入れる荷物は、実際には倉庫SHに格納されて保管されることになるが、「保管サービス」では、契約時によって定められた所定容積を有する仮想空間USに対象物が格納されるものとして取り扱われる。即ち、ユーザU1が対象物を預け入れる際に把握される単位は、保管される物の個数や重量ではなく、「容積に基づく単位」となる。そして、図2の例では、「容積に基づく単位」を把握する際、複数種類の「容積に基づく単位」を有する収納部材L(図示せず)が用いられる。即ち、「保管サービス」の契約が締結されると、仮想空間USを使用することができる権利がユーザU1に付与される。これにより、ユーザU1が使用することができる権利として付与された仮想空間USの容積が仮に1m3であった場合には、ユーザU1は、例えば1個あたりの容積が0.04m3に相当する収納部材Lに荷物を収納して、これを25個預け入れることができる。
なお、「保管サービス」は、上述したように、仮想空間USに荷物が格納されるものとして取り扱われるので、必ずしも収納部材L1と収納部材L2とが実際に同じ空間に格納されなくともよい。つまり、収納部材L1と収納部材L2との夫々は、倉庫SHにおいて一箇所にまとめられて保管される必要はなく、荷物の性質に応じて、保管し易い任意の場所に別々に保管されてもよい。また、複数の倉庫SHに分けて保管されてもよい。これにより、例えば荷物の性質上、保管場所の温度等の影響を受け易いものについては、劣化させないように保管されることができる。また、サービス提供者側のメリットとして、所有者を問わず同種のもので積み上げて保管できる荷物については、倉庫SH内のスペースを効率よく利用することができる。
このため、図2の例では、ユーザU1は、「保管サービス」を利用して、予め定めた容積の範囲内で、容積が異なる2種類の収納部材L1と収納部材L2との夫々に、衣服O1とゴルフクラブセットO2との夫々を収納する。すると、集荷担当者Dが、衣服O1とゴルフクラブセットO2との夫々が収納されている収納部材L1と収納部材L2との夫々を集荷する。なお、集荷担当者Dは、集荷時に、収納部材L1と収納部材L2との夫々から衣服O1とゴルフクラブセットO2との夫々を一時的に取り出して、デジタルカメラ等で撮像する。これにより、収納部材L1と収納部材L2との夫々に、衣服O1とゴルフクラブセットO2との夫々を撮像した画像のデータが対応付けられて管理される。
また、「保管サービス」では、ユーザU1からのメッセージのデータが、保管の対象となる1以上の荷物の夫々に対応付けられて管理される。これにより、ユーザU1は、ユーザ端末2-1を操作して、「保管サービス」に預け入れる荷物1つ1つに思い出のメッセージを添えることができる。また、荷物1つ1つに添えられた思い出のメッセージは、引取権者(例えばユーザU2)が確認することができる。これにより、引取権者は、ユーザU1の荷物1つ1つに込められたユーザU1の思いを知得することができる。
「保管サービス」が実際に開始されると、ユーザU1は、ユーザ端末2-1を操作して、仮想空間USに預け入れている衣服O1とゴルフクラブセットO2との夫々に関する情報を容易に確認することができる。ユーザU1が確認できる情報には、集荷時に撮像された衣服O1とゴルフクラブセットO2との夫々の撮像画像のデータが含まれる。このため、ユーザU1は、「保管サービス」に預け入れている荷物の撮像画像を一覧視することもできる。また、ユーザU1だけではなくサブアカウントとして登録されたユーザU2も、専用アプリ等を利用してユーザU1と同様の確認を行うことができる。また、サブアカウント毎に確認できる範囲に制限を設けることもできる。
更に、ユーザU2は、ユーザU1が専用アプリにログインしたり、電話等を用いて入出荷等の問合せを行ったり、引き取り先の指定を行ったりした場合には、その度に、その旨がユーザU2に通知されるように設定することができる。これにより、ユーザU2は、当該機能をいわゆるユーザU1の「見守り」機能として活用することができる。具体的には例えば、以下のようなケースが想定できる。
即ち、ユーザU1が、自分の子供であるユーザU2に対して、「そろそろ冬の衣替えをしなきゃ」と話しかけたとする。そして、ユーザU2が、「冬の衣類が保管サービスから届くように手配しておくよ」と答えたとする。すると、ユーザU2は、専用アプリから、「保管サービス」に預け入れられているユーザU1の1以上の荷物のうち、冬の衣類の配送を依頼する。この場合、配送先としてユーザU1の自宅H1が指定される。すると、サービス提供者側からユーザU1へのメッセージとして、ユーザU1のユーザ端末2-1に次のようなメッセージが表示される。例えば、「冬の衣類の配送が依頼されました。登録されているお届け先と、お届け日時とをご指定下さい」といったメッセージが表示される。ユーザU1は、このメッセージに従い、配送先の指定と配送日時の指定とを行う。なお、この時点で配送をキャンセルすることもできる。
また例えば、以下のようなケースが想定できる。
即ち、ユーザU2が、専用アプリから、親(ユーザU)が入所している施設に持って行く冬の衣類を取り出す旨の依頼を行った。すると、サービス提供者側からユーザU1へのメッセージとして、ユーザU1のユーザ端末2-1に次のようなメッセージが表示される。即ち、「冬の衣類の配送が依頼されました。お届先はご子息であるユーザU2の住所です。」といったメッセージが表示される。ユーザU1は、このメッセージに従い、承認する旨の操作を行う。なお、この時点で配送をキャンセルすることもできる。これにより、ユーザU1の荷物がユーザU2の意思のみで取り出されて処分されることを防ぐことができる。
また例えば、ユーザU1が「保管サービス」に預け入れている荷物の中に、相続の対象として重要な品物が含まれている場合がある。このような品物の引き取る権利を有する者としてユーザU1の親族以外の者(例えば友人)が指定された場合、別に存在する遺言書の内容と異なる場合がある。このような事態がユーザU1の亡き後に判明した場合、不要な争いが生じる恐れがある。このため、ユーザU2に対する通知機能が設けられている。
また、ユーザU1が専用アプリや専用サイトを利用できない場合には、例えば「保管サービス」に預け入れられている荷物の一覧を紙媒体で提示してもらうこともできる。この場合、ユーザU1は、例えば当該一覧を閲覧しながら、一時的に取り出したい荷物を電話やファクシミリを用いて依頼することもできる。
以上をまとめると、本サービスは、例えば以下のような者にとって利用価値の高いサービスであるといえる。
即ち、これからの暮らしをより快適に過ごし、残された家族に迷惑を掛けたくない者や、自分1人では精神的にも体力的にも生前整理を行うことができない者。また、生前整理を行うべき時期が到来しているにも関わらずその気がない親を持つ者。また、自立生活が困難な高齢者が入所する施設にこれから入所しようとする者(又は既に入所している者)。持ち家からシニアマンションに移住する者や、介護を前提とした子供との同居を開始する者、等にとって利用価値の高いサービスであるといえる。
なお、本サービスの契約主体は、基本的には主体的に生前整理を行おうとする本人となるが、本人にその気がない場合には、その子供や配偶者が契約主体になることもできる。また、本人の子供や配偶者が本人に対し本サービスを推薦して、本人が契約主体となる場合もある。
また、本サービスには、以下のサービスを含めることができる。即ち、「保管サービス」により保管されている荷物を、期間を定めて有償又は無償で貸出すことができる。これにより、ユーザU1は、対象物を保管しておくだけではなく、保管中の荷物を有効活用することができる。特に有償で貸し出す場合には、保管中の荷物から利益を得ることも可能となる。また、貸出期間中は、倉庫SHにスペースが生じるため、サービス提供者は、倉庫SHのスペースを有効利用することができる。
また、例えばユーザUが自宅H1を引き払って施設に入所する場合、ユーザU1は、「保管サービス」の一態様として、自宅H1内のすべての対象物を、荷物として一旦預け入れることもできる。
また、「保管サービス」に預け入れられる荷物に、ユーザU1の子供の絵画等の思い出の品が含まれる場合には、これをデータ化して、ユーザU1がいつでも閲覧できるようにすることもできる。
また、派遣サービスを利用したユーザU1が、アドバイザーAに打ち明けた思い出エピソードがある場合には、ユーザU1の事前の了承の下、ユーザU1の亡き後にそのエピソードを親族に伝えることもできる。
また、派遣サービスを利用したユーザU1とアドバイザーAとの間で取り交わされた会話や状況をビデオカメラ等で撮像し、各種の証拠資料として保存しておくこともできる。具体的には例えば、所定の対象物がユーザU1の自宅H1で既に紛失していることをユーザU1自らが認める発言をした場合には、これを証拠資料として、音声データや撮像画像のデータの形式で保存しておくことができる。これにより、例えばユーザU1の自宅H1にある対象物すべてを荷物として一括で預け入れた場合に、ユーザU1やユーザU2から、例えば「あったはずの荷物がない。倉庫で紛失したのではないか。」といったクレームに的確に対応することができる。
また、本サービスを利用することで、ユーザU1は、まだ健在である間に、親族との間で、生前整理に関する十分なコミュニケーションをとることができる。これにより、ユーザU1の親族は、ユーザU1の亡き後、ユーザU1の私物処理で右往左往することなく、ユーザU1の旅立ちを見送ることができる。
図3は、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバを含む情報処理システムの構成を示すブロック図である。
図3に示す情報処理システムは、サーバ1と、ユーザ端末2-1と、ユーザ端末2-2とを含む。
サーバ1と、ユーザ端末2-1と、ユーザ端末2-2とは、インターネット(Internet)等のネットワークNを介して相互に接続されている。
サーバ1は、サービス提供者(図示せず)が管理する情報処理装置である。サーバ1は、ユーザ端末2-1、及びユーザ端末2-2の各動作を管理する。
ユーザ端末2-1は、生前整理を主体的に行うユーザU1により操作される情報処理装置である。ユーザ端末2-1は、例えばPCやスマートフォン、タブレット等で構成される。
ユーザ端末2-2は、ユーザU2(引取権者)により操作される情報処理装置である。ユーザ端末2-2は、例えばPCやスマートフォン、タブレット等で構成される。
図4は、図1の情報処理システムのうち、サーバ1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memoy)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16と、入力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20と、を備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。
出力部16は、液晶等のディスプレイにより構成され、各種画像を表示する。
入力部17は、各種ハードウェア釦等で構成され、操作者の指示操作に応じて各種情報を入力する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(ユーザ端末2-1、及びユーザ端末2-2)との間で行う通信を制御する。
ドライブ20は、必要に応じて設けられる。ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア30が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア30から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。また、リムーバブルメディア30は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
このような図4のサーバ1の各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、サーバ1で後述する各種処理の実行が可能になる。
なお、図示はしないが、図3の情報処理システムのうち、ユーザ端末2-1及びユーザ端末2-2も、図4に示すハードウェア構成を有している。このため、ユーザ端末2-1及びユーザ端末2-2のハードウェア構成についての説明は省略する。ただし、ユーザ端末2-1、及びユーザ端末2-2が、スマートフォンやタブレットで構成される場合には、出力部16及び入力部17として、タッチパネルを有している。
図5は、図4のサーバ1の機能的構成のうち、生前収納支援処理を実現させる機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
ここで、「生前収納支援処理」とは、本サービスを利用するユーザU1やユーザU2の支援を行うための一連の処理をいう。
図5に示すように、サーバ1のCPU11においては、生前収納支援処理が実行される場合には、生前受付部101と、他界後受付部102と、取扱管理部103とが機能する。
サーバ1の記憶部18の一領域には、荷物DB181が設けられる。
生前受付部101は、ユーザU1が健在である場合において、ユーザU1の1以上の荷物の発送の要望を、所定容積に基づく単位で、ユーザU、又はユーザUに関連する関連者としての家族等から受け付ける。
具体的には例えば、図2の例において、生前受付部101は、ユーザ端末2-1又は2-2を介して、保管されているユーザU1の衣服O1及びゴルフクラブセットO2の発送の要望を受け付ける。
他界後受付部102は、ユーザUの亡き後において、ユーザUの1以上の荷物の発送又は処分の要望を、所定容積に基づく単位で、家族等から受け付ける。
具体的には例えば、図2の例において、他界後受付部102は、ユーザU1の亡き後において、ユーザU1の荷物(衣服O1及びゴルフクラブセットO2)の発送又は処分の要望を、所定容積に基づく単位で、ユーザ端末2-2を介して、ユーザU2から受け付ける。
取扱管理部103は、生前受付部101又は前記他界後受付部102により受け付けられた、ユーザU1の1以上の荷物の発送又は処分の要望に基づいて、ユーザU1の1以上の荷物の取扱いを管理する。
具体的には例えば、図2の例において、ユーザU1から、衣服O1の引取権をユーザU2に付与する旨の要望があったとする。この場合、取扱管理部103は、衣服O1及びゴルフクラブセットO2の夫々の引取権が、ユーザU2に帰属するように管理する(即ち、設定する)。
図6は、ユーザ端末に表示されるUIの具体例のうち、図1のユーザが荷物の配送先の登録を行う場合に表示されるUIの一例である。
図1のユーザUが荷物の配送先の登録する場合、ユーザ端末2には、例えば図6に示すようなUIが表示される。
即ち、図6に示すUIには、配送先に関する情報を入力するための入力項目が複数設けられている。具体的には、「(ユーザU1との)関連性」、「住所」、「電話番号」、及び「名前」についての入力項目が設けられている。なお、図6の例では、「配送先1」として、ユーザU1との関連性には「本人自宅」、住所には「東京都杉並区〇〇」、電話番号には「03-XXXX-XXXX」、名前には「〇〇 〇〇(ユーザU1の名前)」と入力されている。また、「配送先2」として、ユーザU1との関連性には「本人入所施設」、住所には「東京都杉並区〇〇」、電話番号には「03-XXXX-YYYY」、名前には「〇〇 〇〇(ユーザU1の名前)」と入力されている。また、「配送先3」として、ユーザU1との関連性には「子供自宅」、住所には「埼玉県さいたま市〇〇」、電話番号には「048-XXX-XXXX」、名前には「〇〇 △△(ユーザU1の子供の名前)」と入力されている。また、「配送先4」として、ユーザU1との関連性には「友人1」、住所には「千葉県千葉市〇〇」、電話番号には「043-XXX-XXXX」、名前には「〇△ □□」、備考には「陶芸仲間」と入力されている。
ここで、図6の例では、ユーザU1により選択された2つの配送先について配送料が無料になるサービスが適用されているものとする。また、ユーザU1が、配送料が無料となる配送先として、利用頻度が比較的高いことが予想される「配送先1」及び「配送先3」を指定したものとする。このため、図6のUIには「無料配送先設定 住所1、住所3」と表示されている。
なお、他の配送先に関する入力内容の具体例については、図6に示すとおりである。
図7は、ユーザ端末に表示されるUIの具体例のうち、図1のユーザが荷物の取り扱いの設定を行う場合に表示されるUIの一例である。
図1のユーザU1が荷物の取り扱いを設定する場合、ユーザ端末2には、例えば図7に示すようなUIが表示される。
即ち、図7に示すUIには、保管中の荷物の取り扱いを選択するための入力欄が設けられている。なお、図7の例では、荷物1(夏服、1箱、クリーニングあり)の取り扱いとして「保管」が選択されている。また、荷物2(陶芸作品、1個、友人引取設定あり(〇〇 □□さん))の取り扱いとして「保管」が選択されている。ここで、「友人引取設定あり」とは、引取権者として友人が設定されていることを意味する。
なお、他の配送先に関する入力内容の具体例については、図7に示すとおりである。
図8は、ユーザ端末に表示されるUIの具体例のうち、思い出の品を閲覧等する場合に表示されるUIの一例である。
図1のユーザU1がデータ化された思い出の品を閲覧する場合、ユーザ端末2には、例えば図8に示すようなUIが表示される。
即ち、図8に示すUIは、保管中の荷物のうち、思い出の品としてデータ化された荷物(以下、「思い出ファイル」と呼ぶ)の内容を確認したり、思い出ファイルに紐付けられるメモ機能を利用したりする際に利用されるUIである。
なお、図8の例は、思い出ファイルとして、ユーザU1の子供の通知表や書初めが例示されている。ユーザU1は、図8の「内容確認」と表記されたボタンを押下することで、対象となる思い出ファイルの内容を表示させて閲覧することができる。また、ユーザU1は、「思い出メモ編集」と表記されたボタンを押下することで、思い出ファイルに紐付けられたメモ機能を利用することができる。
なお、思い出の品を閲覧等する場合に表示されるUIの他の特徴については、図8に示すとおりである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、ユーザU1の存命中と、ユーザU1の亡き後とで、荷物の発送等を依頼できる主体に差異が設けられているが、これは例示に過ぎない。例えば、サービス提供者により別途定義された基準に基づいて、荷物の発送等を依頼できる主体に差異が設けられてもよい。
即ち例えば、ユーザU1と「連絡が取れる状態」であるか、「連絡が取れない状態」であるかに基づいて、荷物の発送等を依頼できる主体に差異が設けられてもよい。
更に言えば、「連絡が取れる状態」及び「連絡が取れない状態」は、サービス提供者により定義された状態であってよい。具体的には例えば、上述のように、サービス提供者は、「ユーザU1が存命中の状態」を「連絡が取れる状態」と定義し、「ユーザU1の亡き後の状態」を「連絡が取れない状態」と定義してもよい。また例えば、サービス提供者は、「ユーザU1が遷延性意識障害の状態(植物状態)」や「ユーザU1に失踪宣告がなされた状態(行方不明)」を「連絡が取れない状態」と定義してもよい。
また例えば、仮想空間USの容積は、上述の実施形態に特に限定されず任意でよい。また、仮想空間USに(仮想的に)収納させる荷物については、例えばゴルフバックのみを収納できるように物品の種類で固定させてもよいし、収納部材Lとして所定容積の段ボール箱等を採用し、例えば「ダンボール箱を3個のみ収納可能」といった条件を付して固定してもよい。
また例えば、上述の実施形態では、「容積に基づく単位」として、複数種類の収納部材Lが採用されたが、特にこれに限定されず任意でよい。例えばゴルフセットのように容積を予め判断できる荷物自体を、「容積に基づく単位」として採用してもよい。
また例えば、図3には、ユーザU1及びユーザU2が1人ずつ描画されているが、これは説明を理解し易いように簡略化させたものに過ぎない。ユーザU1は当然ながら複数存在し得る。
また例えば、図6乃至図8に示すUIの態様は一例に過ぎず、他の態様であってもよい。
また例えば、図1の説明において、アドバイザーAは、生前整理の対象物を分類する際の理念をユーザU1に教示(アドバイス)するとしたが、ユーザU1に対するアドバイザーAからへのアドバイスは以下のように提供されるものであってよい。
即ち例えば、アドバイザーAは、実際にユーザU1と一緒に生前整理の対象物の夫々について分類することにより、生前整理の対象物を分類する際の理念をユーザU1に教示することができる。
また例えば、アドバイザーAによるアドバイスに係る費用は、保管サービスの利用開始時にユーザU1により支払われる料金に包含されていてよい。
ここで、アドバイザーAによるアドバイスに係る時間は、ユーザU1の自宅の広さや性格等によって大きく異なる。そこで、保管サービスの利用開始時にユーザU1により支払われる料金には、所定の時間分のアドバイザーAによるアドバイスに係る費用が包含されるとよい。
また例えば、ユーザU1は、生前整理の対象物を分類する際の理念を教示してもらうことに留まらず、自宅の生前整理の対象物の夫々について分類する作業をアドバイザーAと一緒に行いたい等の要望をする場合がある。そこで、ユーザU1は、上述の所定時間を超えてアドバイザーAによるアドバイスを受けたい旨をサービス提供者に要望することができる。この場合、サービス提供者は、上述の所定時間を超えた分のアドバイザーAによるアドバイスに係る費用をユーザU1が支払うものとすることができる。
また、このような場合、即ち、ユーザU1が自宅の生前整理の対象物の夫々について分類する作業をアドバイザーAと一緒に行いたい等の要望をする場合、分類する作業は数日に渡ることがある。そこで、ユーザU1は、本サービスの提供を受けている任意の時点で、上述の所定時間を超えてアドバイザーAによるアドバイスを受けたい旨をサービス提供者に要望することができる。
また例えば、ユーザU1は以下のような流れで生前整理を行うこともできる。即ち、上述したように、ユーザU1は、分類に迷った対象物についてもとりあえず「保管サービス」を利用して保管してもらうこともできる。また、上述したように、ユーザU1は、「保管サービス」に預け入れられている荷物の一覧を紙媒体で提示してもらうことができる。
そこで、ユーザU1は、保管サービスに預け入れている荷物の一覧をみながら、当該荷物のうち選択した荷物を「残しておく必要はない物」に分類することができる。
この場合、サービス提供者は、「残しておく必要はない物」に分類された荷物を処分する。その結果、契約時に定められた所定容積を有する仮想空間USのうち対象物が占める空間が削減される。即ち、ユーザU1は、「残しておく必要はない物」に分類された荷物の「容積に基づく単位」の分だけ、更に荷物を預け入れることができるようになる。
即ち、ユーザU1は、本サービスを利用することにより、上述のような流れで生前整理を行うことができる。
また例えば、「保管サービス」において、大型の荷物を預け入れることもできる。即ち、従来の荷物を保管するサービスでは、保管場所のまとまった領域の確保や配送のコストのため、大型の荷物を預け入れることができないことが多かった。しかしながら、本サービスでは、ユーザU1にとって大切な箪笥やピアノといった大型の楽器、アンティーク家具といったの大型の荷物であっても、「容積に基づく単位」で預け入れることができる。
また例えば、ユーザU1やユーザU2は、保管中の荷物を、不特定多数の人に譲渡することができる。サーバ1は、以下のような不特定多数の人に荷物を譲渡することに係る処理を実行することができる。
即ち例えば、上述の実施形態において、ユーザU1は、保管中の荷物について、親族(例えばユーザU2や他の親族)や親族以外の者(例えば友人)をユーザU1が亡き後の引き取り先として、指定することができるものとした。しかしながら、ユーザU1は、不特定多数の人を保管中の荷物の引き取り先とすることができてよい。
具体的には例えば、ユーザU1は、保管中の荷物のうちユーザU1の趣味に関するものについて、「親族や友人は趣味が共通しないために引き取り先として不適である」と考えることがある。このような場合、ユーザU1は、不特定多数の人を保管中の荷物の引き取り先とするために、当該荷物の引き取り先となる人を募ることができる。例えば、ユーザU1により不特定多数の人に譲渡したいとされた荷物は、所定のウェブサイトに掲載される。これにより、不特定多数の人は、ウェブサイトを閲覧して引き取りたい荷物について当該荷物を引き取りたい旨を示すことができる。
本サービスの提供者は、直接的又は間接的に、上述のウェブサイトを運営したり、荷物を配送したりすることができる。
また例えば、ユーザU1が荷物の引き取り先としてユーザU2(親族)を指定していた場合であって、ユーザU1の亡き後(連絡が取れない状態)において、ユーザU2は、当該荷物を不特定多数の人に譲渡することができる。即ち、上述のようにユーザU1が荷物を不特定多数の人に譲渡する場合と同様に、ユーザU2も、荷物を不特定多数の人に譲渡することができてよい。
また例えば、サービス提供者は、上述の本サービスの他に、所定のユーザに対し、以下のサービスを提供することができる。即ち例えば、ユーザU2の1以上の荷物を預け入れる所定容積の仮想空間が定義されており、当該所定容積に対する一定比率までの範囲内で、前記1以上の荷物の集荷及び発送に関する要望を、容積に基づく単位で受け付けて管理するサービスが、提供されてもよい。
即ち、サービス提供者は、所定のユーザ(ユーザU2等)に、本サービスと異なるこのような仮想貸倉庫サービス(以下、「1ユーザ向け仮想貸倉庫サービス」と適宜呼ぶ)を提供することができる。
サービス提供者がユーザU2に上述の1ユーザ向け仮想貸倉庫サービスを提供している場合、即ち、ユーザU2が1ユーザ向け仮想貸倉庫サービスを利用している場合、以下のように本サービスと関連付けてサービスを提供することができる。
具体的には例えば、本サービスを利用しているユーザU1は、ある荷物の引き取り先としてユーザU2を指定する。このように指定されている場合、通常、ユーザU1の亡き後、ユーザU2は当該荷物を引き受ける。しかしながら、ユーザU2の自宅には当該荷物を置くスペースが無いといった理由により、ユーザU2は、当該荷物の引き取りを保留(処分しないものの、本サービス等により保管を続ける)したいと希望することがある。
ユーザU2が荷物の引き取りを保留したい場合、ユーザU2は、本サービスにおける「保管サービス」の契約期間中であれば、本サービスにより保管を続けることができる。しかしながら、ユーザU2は、上述の1ユーザ向け仮想貸倉庫サービスを利用して保管を続けることもできる。
即ち例えば、ユーザU2が1ユーザ向け仮想貸倉庫サービスを利用している場合、ユーザU2は、ユーザU1から引き取る荷物を、1ユーザ向け仮想貸倉庫サービスにより保管することができる。このように、ユーザU2はサービス提供者により提供される1ユーザ向け仮想貸倉庫サービスを利用することにより、スムーズな荷物の引き取りをすることができる。
なお、ユーザU2が1ユーザ向け仮想貸倉庫サービスを利用していない場合、ユーザU2は新規に1ユーザ向け仮想貸倉庫サービスを利用することで、同様にスムーズな荷物の引き取りをすることができる。
また、ユーザU2が1ユーザ向け仮想貸倉庫サービスを利用して荷物の引き取りをする場合、サービス提供者は荷物の管理に係る所定のIDの対応付けを変更する。このように、サービス提供者は、本サービスと1ユーザ向け仮想貸倉庫サービスを同時に提供することで、荷物の引き受けに係るコスト等を削減することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであっても良い。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであっても良い。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク(フロッピーディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD-ROM(Compact Disk-Read Only MemoryY),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(MINI DISK)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されているROMや、記憶部に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
図3に示すシステム構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、夫々の装置の役割を実行することができる機能が情報処理システム内に備えられていれば良く、更に、夫々の装置は、ネットワークを介さずに、直接接続されていても良い。
図5に示す各ハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。例えば、1つのハードウェアが他のハードウェアの機能を兼ね備えていても良く、同じ機能を持つハードウェアが複数含まれていても良い。
また、図5の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能がサーバ1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図5の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成しても良く、ソフトウェア単体で構成しても良く、それらの組み合わせで構成しても良い。
以上を換言すると、本発明が適用される情報処理装置は、次のような構成を有する各種各様の実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば図5のサーバ1)は、
ユーザ(例えば図2のユーザU1)の1以上の荷物を預け入れる所定容積の仮想空間(例えば図2の仮想空間US)が定義されており、当該所定容積に対する一定比率までの範囲内で、前記1以上の荷物の集荷及び発送に関する要望を、容積に基づく単位で受け付けて管理する情報処理装置(例えば図3のサーバ1)において、
前記ユーザと連絡が取れる状態(例えばユーザU1が健在である状態)において、前記1以上の荷物の発送の要望を、前記容積に基づく単位で、前記ユーザ又は前記ユーザに関連する関連者(例えばユーザU2)から受け付ける第1受付手段(生前受付部101)と、
前記ユーザと連絡が取れない状態(例えばユーザUの亡き後)において、前記1以上の荷物の発送又は処分の要望を、前記容積に基づく単位で、前記関連者から受け付ける第2受付手段(他界後受付部102)と、
前記第1受付手段又は前記第2受付手段により受け付けられた前記要望に基づいて、前記1以上の荷物の取扱いを管理する管理手段(取扱管理部103)と、
を備える。
これにより、ユーザと連絡が取れる状態では、ユーザの1以上の荷物の発送の要望が、所定の容積に基づく単位で、ユーザ又はユーザに関連する関連者から受け付けられる。また、ユーザと連絡が取れない状態では、ユーザの1以上の荷物の発送又は処分の要望が、所定の容積に基づく単位で、関連者から受け付けられる。
その結果、ユーザは、所定容積の仮想空間に預け入れた荷物について、自身が亡き後を含めて管理することが可能となる。
また、前記第2受付手段は、所定条件(例えば契約期間中という条件)を満たす場合、さらに、前記1以上の荷物の保管の継続という要望を、前記関連者から受け付けることができる。
これにより、関連者は、ユーザの亡き後であっても、例えば契約期間中という条件を満たすことで、引き続きユーザの1以上の荷物を預け入れておくことができる。
1・・・サーバ、2・・・ユーザ端末、11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、14・・・バス、15・・・入出力インターフェース、16・・・出力部、17・・・入力部、18・・・記憶部、19・・・通信部、20・・・ドライブ、30・・・リムーバブルメディア、101・・・生前受付部、102・・・他界後受付部、103・・・取扱管理部、181・・・荷物DB、U・・・ユーザ、N・・・ネットワーク

Claims (2)

  1. ユーザの1以上の荷物を預け入れる所定容積の仮想空間が定義されており、当該所定容積に対する一定比率までの範囲内で、前記1以上の荷物の集荷及び発送を含む取り扱いに関する要望を、容積に基づく単位で受け付けて管理する情報処理装置において、
    前記ユーザと連絡が取れる状態において、前記1以上の荷物の発送の要望を、前記容積に基づく単位で、前記ユーザ又は前記ユーザに関連する関連者から受け付ける第1受付手段と、
    前記ユーザと連絡が取れない状態において、前記1以上の荷物の発送又は処分の要望を、前記容積に基づく単位で、前記関連者から受け付ける第2受付手段と、
    前記第1受付手段又は前記第2受付手段により受け付けられた前記要望に基づいて、前記1以上の荷物の取扱いを管理する管理手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記第2受付手段は、所定条件を満たす場合、さらに、前記1以上の荷物の保管の継続という要望を、前記関連者から受け付ける、
    請求項1に記載の情報処理装置。
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