JP7354941B2 - カトラリー - Google Patents
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Description
したがって、パルプモールドでカトラリーを成型する場合、改善の余地がある。
前記嵌合構造は、前記第1プレート部及び前記第2プレート部の一方の対向面に設けられた凸部と、前記第1プレート部及び前記第2プレート部の他方の対向面に設けられ前記凸部と嵌合する凹部とを有することが好ましい。
前記嵌合構造は、前記凸部及び前記凹部を複数組有していることが好ましい。
前記嵌合構造は、長手方向に延在する前記凸部と、長手方向に延在する前記凹部とを備えていることが好ましい。
前記第1プレート部と前記第2プレート部とは、折れ罫線で繋がっていることが好ましい。
前記二重構造部は、カトラリーのボデー部に設けられていることが好ましい。
前記二重構造部は、カトラリーのボデー部からヘッド部の一部にわたって設けられていることが好ましい。
前記二重構造部は、カトラリーの全体に設けられていることが好ましい。
各実施形態のカトラリーは、パルプを主原料としており、パルプモールド(「パルプモウルド」とも表記される)によって立体成型されたている。
このようにパルプモールドで成型されたパルプモールド製カトラリーは、天然素材を使用しているのでエコフレンドリーな製品と言える。更に言えば、このカトラリーは、軽量にもかかわらず一定の強度があり、使い勝手がよく、かつ積み重ねることで収納しやすいものである。
上記のカトラリーを製造する方法としては、パルプモールド製法で立体成型する公知のさまざまな手法を採用することができる。たとえば、特開平09-286468号公報や特開平07-42100号公報に記載の製法を援用することができる。
・手順a:パルプを水に溶解させたり水中で解繊させたりして原料を仕込む
・手順b:手順aで仕込まれた材料(原液)から異物を除去したり濃縮したりして成型(「成形」とも表記される)用の原料(原質)を調整する
・手順c:手順bで調整された原料を所定の形状に設けられた型でプレス成型する
・手順d:手順cで成型されたものを乾燥する
・ボデー部:カトラリーの基端側で持ち手をなす部位
・ヘッド部:カトラリーの先端側で飲食対象と接触する部位
・ネック部:ボデー部とヘッド部との間に設けられた部位
カトラリーがナイフであれば、飲食対象を切断する部位がヘッド部に設けられる。カトラリーがスプーンであれば、飲食対象を掬う部位がヘッド部に設けられる。カトラリーがフォークであれば、先端側に向けて分岐した部位がヘッド部に設けられる。カトラリーがバターナイフであれば、飲食対象のバター等を掬う部位がヘッド部に設けられる。
第1実施形態では、図1を参照し、ナイフ1を例示してカトラリーを説明する。
図1(a)に示すように、ナイフ1は、ボデー部1Aと、ヘッド部1Bと、ネック部1Cとに大別される。このナイフ1は、図1(a)に示すように、二つ折りによって二重に形成された二重構造部14を有している。
ナイフ1は、食品を切断する際に、食品によっては大きな切断抗力を受けるため、剛性が低いと切れ味や切り心地が低下することがあり、また、強度や低いとナイフ1の損傷を招く。これに対し、本実施形態のナイフ1は、その全域にわたって二重構造部14が形成されているので、強度や剛性が向上し、切れ味や切り心地を良好にすることができ、また、損傷を招くおそれも軽減される。
第2実施形態では、図2を参照して、ナイフ2を例示して説明する。
図2(a)に示すように、ナイフ2は、ボデー部2Aと、ヘッド部2Bと、ネック部2Cとに大別される。このナイフ2も、図2(a)に示すように、二つ折りによって二重に形成された二重構造部24を有している。
第3実施形態では、図3を参照して、スプーン3を例示して説明する。
図3(a)に示すように、スプーン3は、ボデー部3Aと、ヘッド部3Bと、ネック部3Cとに大別される。このスプーン3も、図3(a)に示すように、二つ折りによって二重に形成された二重構造部34を有している。
第4実施形態では、図4を参照して、スプーン4を例示して説明する。
図4(a)に示すように、スプーン4は、ボデー部4Aと、ヘッド部4Bと、ネック部4Cとに大別される。このスプーン4も、図4(a)に示すように、二つ折りによって二重に形成された二重構造部44を有している。
第5実施形態では、図5を参照して、フォーク5を例示して説明する。
図5(a)に示すように、フォーク5は、ボデー部5Aと、ヘッド部5Bと、ネック部5Cとに大別される。このフォーク5も、図5(a)に示すように、二つ折りによって二重に形成された二重構造部54を有している。
ここでは、凸部55は直線の突起状に形成され、凹部56は直線の溝状に形成される。なお、凸部55及び凹部56は一本のみ形成されているが、これらを複数本設けてもよく、直線状でなくてもよい。
第6実施形態では、図6を参照して、フォーク6を例示して説明する。
図6(a)に示すように、フォーク6は、ボデー部6Aと、ヘッド部6Bと、ネック部6Cとに大別される。このフォーク6も、図6(a)に示すように、二つ折りによって二重に形成された二重構造部64を有している。
第7実施形態では、図7を参照して、バターナイフ7を例示して説明する。
図7(a)に示すように、バターナイフ7は、ボデー部7Aと、ヘッド部7Bと、ネック部7Cとに大別される。このバターナイフ7も、図7(a)に示すように、二つ折りによって二重に形成された二重構造部74を有している。なお、図7(a)では外形のみではバターナイフ7と分かり難いので、内部の凸部75や凹部76の形状の隠れ線を破線で加えている。
第8施形態では、図6を参照して、バターナイフ8を例示して説明する。
図8(a)に示すように、バターナイフ8は、ボデー部8Aと、ヘッド部8Bと、ネック部8Cとに大別される。このバターナイフ8も、図8(a)に示すように、二つ折りによって二重に形成された二重構造部84を有している。なお、図8(a)では外形のみではバターナイフ8と分かり難いので、内部の凸部85や凹部86の形状の隠れ線を破線で加えている。
以上、実施形態を説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、各実施形態を適宜変更したり組み合わせたりして実施してもよい。
例えば、上記実施形態では、カトラリーとして、ナイフ,スプーン,フォークを例示したが、その他のカトラリーに適用することもできる。
また、二重構造部を、例えば負荷が加わりやすいネック部などの要部のみに部分的に設けてもよい。
また、嵌合構造も嵌合状態を保持しやすい構造であればよく、実施形態のものに限定されない。
3,4 カトラリーとしてのスプーン
5,6 カトラリーとしてのフォーク
7,8 カトラリーとしてのバターナイフ
1A,2A,3A,4A,5A,6A,7A,8A ボデー部
1B,2B,3B,4B,5B,6B,7B,8B ヘッド部
1C,2C,3C,4C,5C,6C,7C,8C ネック部
11,21,31,41,51,61,71,81 第1プレート部
11F,21F,31F,41F,51F,61F,71F,81F 接触面(対向面)
12,22,32,42,52,62,72,82 第2プレート部
12F,22F,32F,42F,52F,62F,72F,82F 接触面(対向面)
13,23,33,43,53,63,73,83 折れ罫線
14,24,34,44,54,64,74,84 二重構造部
15,25,35,45,55,65,75,85 凸部
16,26,36,46,56,66,76,86 凹部
17,27,37,47,57,67,77,87 嵌合構造
Claims (9)
- パルプモールドで成型されるカトラリーであって、
少なくとも一部分が二つ折りで二重に形成される二重構造部を有し、
前記二重構造部は、第1プレート部と第2プレート部とが重ねられて構成され、
前記第1プレート部と前記第2プレート部とが重合する互いの対向面に、嵌合構造が設けられ、
前記第1プレート部の前記対向面と前記第2プレート部の前記対向面とは、互いの面全体で接触する
ことを特徴とするカトラリー。 - 前記嵌合構造は、前記第1プレート部及び前記第2プレート部の一方の対向面に設けられた凸部と、前記第1プレート部及び前記第2プレート部の他方の対向面に設けられ前記凸部と嵌合する凹部とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載されたカトラリー。 - 前記嵌合構造は、前記凸部及び前記凹部を複数組有している
ことを特徴とする請求項2に記載されたカトラリー。 - 前記嵌合構造は、長手方向に延在する前記凸部と、長手方向に延在する前記凹部とを備えている
ことを特徴とする請求項2又は3に記載されたカトラリー。 - 前記凹部は、裏面に貫通する貫通孔である
ことを特徴とする請求項2~4の何れか一項に記載されたカトラリー。 - 前記第1プレート部と前記第2プレート部とは、折れ罫線で繋がっている
ことを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載されたカトラリー。 - 前記二重構造部は、カトラリーのボデー部に設けられている
ことを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載されたカトラリー。 - 前記二重構造部は、カトラリーのボデー部からヘッド部の一部にわたって設けられている
ことを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載されたカトラリー。 - 前記二重構造部は、カトラリーの全体に設けられている
ことを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載されたカトラリー。
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- 2020-06-30 JP JP2020113215A patent/JP7354941B2/ja active Active
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