JP7354932B2 - 口腔用治具 - Google Patents

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Description

本発明は、口腔内にセンサ部を挿入し、あるいは、舌にセンサ部を当接させて各種測定を行うための口腔用治具に関する。
従来、口腔内の水分量を検出するため、本体に対して揺動する揺動部材と、本体の先端側に設けられ、口腔内の測定部位に当接させて水分量を検出する水分量検出部と、揺動部材を付勢する付勢部材と、を備えた口腔内水分測定器が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
WO2015/125222号公報
先行技術においては、本体に対して水分量検出部が設けられた揺動部材が揺動する口腔内水分測定器が開示されているが、使用回数が増加すると、本体と揺動部材とを構成する筐体同士が衝突し、機器が変形してガタツキが生じ、その結果、測定精度が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、使用回数が増加しても機器の変形を生じにくく耐久性に優れた口腔用治具を提供することを目的とする。
本発明に係る口腔用治具は、本体部と、
前記本体部から揺動可能に配置され、口腔内に挿入可能なセンサ部を前記本体部と反対側の端部に有する測定部と、
を備え、
前記測定部の前記センサ部を有する端部とは反対側の端部は前記本体部の内部に配置され、
前記測定部が揺動する際に前記本体部との間隔が変化する箇所に、前記測定部と前記本体部との間に応力緩和部が設けられている。
本発明に係る口腔用治具によれば、測定部が揺動する際に本体部との間隔が変化する箇所に、測定部と本体部との間に応力緩和部を有するので、使用回数が増加しても機器の変形を生じにくく耐久性に優れる。
実施の形態1に係る口腔用治具の外観を示す概略図である。 測定部と本体部との境界に設けられた応力緩和部を示す拡大概略図である。 測定部と本体部との境界に設けられた応力緩和部を含む断面構造を示す断面図である。 センサ部を舌に当接させている状態を示す概略図である。 非測定モードにおける口腔用治具における応力緩和部の上下の状態を示す概略図である。 図5Aの非測定モードの口腔用治具の断面構造を示す概略断面図である。 測定モードにおける口腔用治具における応力緩和部の上下の状態を示す概略図である。 図6Aの測定モードの口腔用治具の断面構造を示す概略断面図である。 応力緩和部を境界として、長手方向について測定部の長さと本体部の長さとの関係を示す概略図である。 ジョイント部における断面構造の縦リブを示す断面図である。 実施の形態1に係る口腔用治具の本体部の指押さえに指を当てて把持する状態を示す概略図である。 図9Aの口腔用治具を斜め方向からみた斜視図である。
第1の態様に係る口腔用治具は、本体部と、
前記本体部から揺動可能に配置され、口腔内に挿入可能なセンサ部を前記本体部と反対側の端部に有する測定部と、
を備え、
前記測定部の前記センサ部を有する端部とは反対側の端部は前記本体部の内部に配置され、
前記測定部が揺動する際に前記本体部との間隔が変化する箇所に、前記測定部と前記本体部との間に応力緩和部が設けられている。
上記構成により、揺動する測定部と本体部とを構成する部品同士の衝突による変形、摩耗を抑え測定精度を維持できる。
第2の態様に係る口腔用治具は、上記第1の態様において、前記応力緩和部は、前記本体部と前記測定部との境界にわたって配置されていてもよい。
上記構成により、本体部と測定部との境界の外郭同士の衝突による摩耗を緩和できる。
が行える。
第3の態様に係る口腔用治具は、上記第1又は第2の態様において、前記応力緩和部は、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、シリコーンゴム、熱可塑性ポリウレタン(TPU)の群から選択される材料からなってもよい。
上記構成により、応力緩和部を構成する材料は、加水分解が発生しづらく、物性としても安定しており長期使用に耐えられる。
第4の態様に係る口腔用治具は、上記第1から第3のいずれかの態様において、前記応力緩和部を境界として、前記測定部の延在方向についての前記測定部の長さと前記本体部の長さとの比率が1:1から1:2の範囲であってもよい。
上記構成により、測定部が本体部より短くなることにより測定部の移動量を小さくすることで測定精度を向上させることができる。
第5の態様に係る口腔用治具は、上記第1から第4のいずれかの態様において、前記測定部は、前記センサ部を設けている前記端部から前記本体部にかけて延在方向に沿って太くなる形状を有し、前記応力緩和部を設けている前記測定部の太さと前記応力緩和部の太さとの比率が1:1から1:2の範囲であってもよい。
上記構成により、先端は細くなっており、口腔内へ挿入しやすい。また、本体部を太くすることによって手で把持しやすく、荷重を均一にかけやすく、その一方、応力が過剰に加わらない。
第6の態様に係る口腔用治具は、上記第1から第5のいずれかの態様において、前記本体部と前記測定部との境界において、前記測定部の揺動方向への凸部形状を有してもよい。
上記構成により、測定部の揺動方向への凸部形状が抵抗となることにより、揺動方向と垂直な延在方向(x方向)への縮む応力変形を抑制することで過剰な変形とそれに伴うストッパ部への過負荷を抑制できる。
第7の態様に係る口腔用治具は、上記第1から第6のいずれかの態様において、前記本体部を把持するための指押さえを備え、前記応力緩和部は、前記指押さえの近傍に設けられていてもよい。
上記構成により、本体部の指押さえ近傍に応力緩和部を位置させることで測定時の過負荷を抑制することができる。
第8の態様に係る口腔用治具は、上記第1から第7のいずれかの態様において、前記センサ部の測定モードと非測定モードとの切り替えを行うメカニカルスイッチをさらに備えてもよい。
上記構成により、例えば、舌に当接させる等の一定の荷重で測定開始となるメカニカルスイッチを使用することにより、一定荷重での測定が容易になる。
第9の態様に係る口腔用治具は、上記第8の態様において、前記メカニカルスイッチを非測定モードの位置に付勢している弾性部材を有してもよい。
上記構成により、弾性部材によってメカニカルスイッチを非測定モードに設定することができると共に、測定部の先端のセンサ部への荷重をコントロールできる。
以下、実施の形態に係る口腔用治具について、添付図面を参照しながら説明する。なお、図面において実質的に同一の部材については同一の符号を付している。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る口腔用治具10の外観を示す概略図である。図2は、測定部12と本体部11との境界に設けられた応力緩和部14を示す拡大概略図である。図3は、測定部12と本体部11との境界に設けられた応力緩和部14を含む断面構造を示す断面図である。なお、便宜上、本体部11から測定部12の延在する方向を-x方向とし、上下方向をz方向とし、紙面の奥行き方向をy方向として示した。
この口腔用治具10は、本体部11と、測定部12と、応力緩和部14と、を備える。測定部12は、本体部11から揺動可能に配置され、口腔内に挿入可能なセンサ部13を本体部11と反対側の端部に有する。また、測定部12のセンサ部13を有する端部とは反対側の端部は本体部11の内部に配置されている。さらに、応力緩和部14は、測定部12が揺動する際に本体部11との間隔が変化する箇所に、測定部12と本体部11との間に設けられている。
応力緩和部14が測定部12と本体部11との間に設けられているので、使用回数が増加しても機器の変形を生じにくく耐久性に優れる。
以下に、この口腔用治具10を構成する各部材について説明する。
<本体部>
本体部11は、主に手で把持できるようにする部材である。例えば、図1に示すように把持する際に指を当てる指押さえ15を有してもよい。本体部11は、この口腔用治具10の測定を制御するためのメイン回路基板21と、非測定モードと測定モードとを切り替えるメカニカルスイッチ17とを有する。メイン回路基板21とメカニカルスイッチ17とは接続されている。図3に示すように、本体部11と測定部12とは、応力緩和部14を介してジョイント部20で接続されている。本体部11は、x方向に5mm~20mmの長さを有してもよい。
<測定部>
図4は、センサ部13を舌に当接させている状態を示す概略図である。
測定部12は、本体部11から揺動可能に配置されている。例えば、図3に示すように、測定部12は、本体部11から-x方向に延在しており、揺動回転軸23を中心として延在方向であるx方向に垂直な鉛直方向(z方向)、つまり上下方向に揺動可能であってもよい。この場合、測定部12は、zx面内で揺動する。なお、測定部12の揺動方向は上下方向(z方向)に限られず、横方向(y方向)であってもよい。横方向に揺動する場合、測定部12は、xy平面内で揺動する。
また、測定部12は、延在方向(x方向)に5mm~10mmの長さを有していてもよい。
測定部12は、口腔内に挿入可能なセンサ部13を本体部11と反対側の端部に有する。測定部12は、センサ部13と接続された発振回路基板22を有してもよい。センサ部13は、例えば、舌の水分量を計測するためのセンサ基板であってもよい。また、例えば、センサ部13を舌に当接させて、測定部12を上方向(z方向)に揺動させてもよい。
測定部12は、図3の断面図に示すように、センサ部13と揺動回転軸23とを含み、本体部11側のメカニカルスイッチ17と当接している下部部材と、発振回路基板22等を保護するための上部部材との複数の部材から構成されていてもよい。
測定部12は、センサ部13を設けている端部から本体部11にかけて延在方向に沿って太くなる形状を有する。また、応力緩和部14を設けている測定部12の太さと応力緩和部14の太さとの比率が1:1から1:2の範囲である。上記形状とすることで、先端は細く、口腔内へ挿入しやすい。また、本体部11を太くすることによって手で把持しやすく、荷重を均一にかけやすく、その一方、応力が過剰に加わらない。
なお、測定部12のセンサ部13を含む先端は、口腔内へ挿入させるためのものであるので、例えば、先端の太さは上下方向で15mm以下である。
また、センサ部13による測定開始を、例えば、図4に示すように、センサ部13を舌に当接させる等の一定の荷重で測定開始となるメカニカルスイッチ17を使用してもよい。メカニカルスイッチ17は、スタンバイ状態である非測定モードでスイッチが機械的に押し込まれている状態であって、測定状態である測定モードでスイッチが開放されるものであってもよい。メカニカルスイッチ17は、非測定モードではバネ等の弾性部材で押し込まれて付勢されており、測定モードではバネ等の弾性部材が押し上げられて開放されるものであってもよい。これによってセンサ部13への舌の押し当てが一定の荷重を超える場合に、測定部12が水平になり、メカニカルスイッチ17が開放されて、測定を開始できる。この場合、弾性部材によって測定部12の先端のセンサ部13を下向きに付勢する荷重をコントロールしている。
図5Aに示す非測定モード(スタンバイ状態)の場合、本体部11の上面を水平面とすると、測定部12の先端が水平面からおよそ3度の傾斜角θで下向き(-z方向)に傾斜して延在している。一方、図6Aに示す測定モード(測定状態)では、測定部12の先端が水平面に沿って延在している。
つまり、非測定モードでは測定部12は水平面から下向きに傾斜しており、センサ部13を舌に当接させて、測定部12を上方向(z方向)に揺動させることによって、測定部12が水平になる。これによって、メカニカルスイッチ17が開放されて測定モードになって測定が開始される。
なお、メカニカルスイッチ17は、上記の場合に限られず、逆に、スタンバイ状態である非測定モードでスイッチが開放されている状態であって、測定状態である測定モードでスイッチを機械的に押し込むものであってもよい。
<応力緩和部>
図1及び図2に示すように、この応力緩和部14は、本体部11と測定部12との境界にわたって配置されている。例えば、本体部11と測定部12との境界の全周囲にわたって応力緩和部14が設けられていてもよい。この場合、応力緩和部14は、x方向の周囲にわたる環状であってもよい。本体部11と測定部12との境界にわたる応力緩和部14の幅d1は、例えば、2mm~20mmである。これによって、本体部11と測定部12との境界の外郭同士の衝突による摩耗を緩和できる。
また、図2に示すように、測定部12と応力緩和部14との間に間隙16を有してもよい。間隙16の間隔d2は、例えば、0.05mm~5mmである。これにより、測定部12の揺動の際に間隙16を介するため応力緩和部への負荷をより小さくできる。
応力緩和部材14は、軟性部材であり、例えば、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、シリコーンゴム、熱可塑性ポリウレタン(TPU)(別名:ウレタンゴム(U))等を用いることができる。特に、シリコーンゴム、熱可塑性ポリウレタン(TPU)が好ましい。これらの材料は、加水分解が発生しづらく、物性としても安定しており長期使用に耐えられる。
図5Aは、非測定モードにおける口腔用治具10における応力緩和部14の上下の状態を示す概略図である。図5Bは、図5Aの非測定モードの口腔用治具10の断面構造を示す概略断面図である。図6Aは、測定モードにおける口腔用治具10における応力緩和部14の上下の状態を示す概略図である。図6Bは、図6Aの測定モードの口腔用治具10の断面構造を示す概略断面図である。
非測定モードでは、測定部12が下向きに傾斜して保持されている。非測定モードにおいて、本体部11と測定部12との境界に設けられた応力緩和部14は、図5A及び図5Bに示すように境界の下側では測定部12に押されて外側への突出24となっている。一方で、境界の上側では応力緩和部14は測定部12に引っ張られて凹み25となっている。
また、測定モードでは、測定部12が水平に保持されている。測定モードにおいて、本体部11と測定部12との境界に設けられた応力緩和部14は、図6A及び図6Bに示すように境界の上側で測定部12に押されて外側への突出24となっている。一方で、境界の下側では応力緩和部14は測定部12に引っ張られて凹み25となっている。
上記のように、非測定モード及び測定モードのいずれの場合にも、本体部11と測定部12との境界に設けられた応力緩和部14が突出24又は凹み25として変形することによって、応力を緩和することができる。
<ストッパ>
上述のように、測定部12は、回転軸23について上下方向に揺動する。一方、本体部11と測定部12との境界のジョイント部20と、メカニカルスイッチ17の周囲とが、測定部12の揺動を抑制するストッパ機構として機能する。ストッパ機構だけであった場合には、使用回数が増えるにつれてストッパ機構が摩耗や応力により変形してガタツキが生じることで測定精度が低下するという課題がある。
本実施の形態1に係る口腔用治具10では、上記のように、測定部12が揺動する際に本体部11との間隔が変化する箇所に応力緩和部14を設けている。そこで、使用時にかかる応力は、応力緩和部14の変形で緩和され、ストッパ機構への過度の応力を抑制でき、ストッパ機構の摩耗、破損、劣化等を抑制できる。これによって、樹脂同士の衝突およびストッパに加わる応力を緩和し、機器の変形を抑制することで機器のガタツキ及び測定精度の低下を防ぐことができる。
<本体部と測定部との長さの比率>
図7は、応力緩和部14を境界として、長手方向(x方向)について測定部12の長さと本体部11の長さとの関係を示す概略図である。
図7に示すように、測定部12の長さを1とすると、例えば、本体部11の長さは1から2となる範囲である。つまり、測定部:本体部の長さ比率が1:1から1:2の範囲であると、測定部12が本体部11より同じか短くなるので、測定部12の移動量を小さくでき、測定しやすく、測定精度を向上させることができる。また、長さ比率が上記範囲であると持ちやすい。
<ジョイント部における縦リブ>
図8は、ジョイント部20における断面構造の縦リブ27を示す断面図である。
この口腔用治具10は、例えば、本体部11と測定部12との境界であるジョイント部20において、応力緩和部14と隣接して測定部12の揺動方向(z方向)への凸部形状である縦リブ27を有してもよい。応力緩和部14と隣接する本体部11又は測定部12において、揺動方向への縦リブ27を有することで横方向(x方向)に縮む応力に対する抵抗となる。また、縦リブ27によって、応力緩和部14の環状形状が歪んで外側に変形することを抑制できる。なお、縦リブ27は、ジョイント部20において、本体部11又は測定部12のいずれに設けられていてもよい。
<指押さえについて>
図9Aは、実施の形態1に係る口腔用治具10の本体部11の指押さえ15に指を当てて把持する状態を示す概略図である。図9Bは、図9Aの口腔用治具10を斜め方向からみた斜視図である。
この口腔用治具10は、本体部11に設けられた指押さえ15に指を当てることで口腔用治具10を安定して把持できる。
また、応力緩和部14は、指押さえ15の近傍に設けられていてもよい。これによって測定時の過負荷を抑制することができる。
なお、本開示においては、前述した様々な実施の形態及び/又は実施例のうちの任意の実施の形態及び/又は実施例を適宜組み合わせることを含むものであり、それぞれの実施の形態及び/又は実施例が有する効果を奏することができる。
本発明に係る口腔用治具によれば、測定部が揺動する際に本体部との間隔が変化する箇所に、測定部と本体部との間に応力緩和部を有する。そこで、使用回数が増加しても機器の変形を生じにくく耐久性に優れる。よってこの口腔用治具は、医療用器具として有用である。
10 口腔用治具
11 本体部
12 測定部
13 センサ部
14 応力緩和部
15 指押さえ
16 間隙
17 スイッチ
20 ジョイント部
21 メイン回路基板
22 発振回路基板
23 揺動回転軸
24 突出
25 凹み
27 縦リブ

Claims (8)

  1. 把持可能な本体部と、
    前記本体部から揺動可能に配置され、口腔内に挿入可能なセンサ部を前記本体部と反対側の端部に有する測定部と、
    前記本体部と前記測定部との境界に配置されているジョイント部と、
    を備え、
    前記測定部の前記センサ部を有する端部とは反対側の端部は前記本体部の内部に配置され、
    前記測定部が揺動する際に前記本体部との間隔が変化する箇所に、前記測定部と前記本体部との間に応力緩和部が設けられている、口腔用治具であって、
    前記応力緩和部は、環状であると共に、前記ジョイント部を保持するように配置され、
    前記ジョイント部は、前記測定部の揺動方向への凸部形状である縦リブを有する、口腔用治具。
  2. 前記応力緩和部は、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリルゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコーンゴム、熱可塑性ポリウレタンの群から選択される材料からなる、請求項に記載の口腔用治具。
  3. 前記応力緩和部を境界として、前記測定部の延在方向についての前記測定部の長さと前記本体部の長さとの比率が1:1から1:2の範囲である、請求項1又は2のいずれか一項に記載の口腔用治具。
  4. 前記測定部は、前記センサ部を設けている前記端部から前記本体部にかけて延在方向に沿って太くなる形状を有し、前記応力緩和部と隣接する前記測定部の上下方向の長さと前記応力緩和部の上下方向の長さとの比率が1:1から1:2の範囲である、請求項1からのいずれか一項に記載の口腔用治具。
  5. 前記応力緩和部は、揺動時の変形である、前記測定部の揺動方向への凸部形状と、前記測定部の揺動方向の逆方向に対して窪んでいる凹み部と、を有する、請求項1からのいずれか一項に記載の口腔用治具。
  6. 前記本体部の前記測定部側に前記本体部を把持するための指押さえを備え、前記応力緩和部は、前記本体部の前記測定部側に接して配置されている、請求項1からのいずれか一項に記載の口腔用治具。
  7. 前記センサ部の測定モードと非測定モードとの切り替えを行うメカニカルスイッチをさらに備える、請求項1からのいずれか一項に記載の口腔用治具。
  8. 前記メカニカルスイッチを非測定モードの位置に付勢している弾性部材を有する、請求項に記載の口腔用治具。
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