JP6269171B2 - 指関節駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、指関節駆動装置に関する。
手に装着され、その装着状態で指の動作を補助する、すなわち、指関節を屈伸させる指関節駆動装置が従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の指関節駆動装置は、装着状態で手の甲に配置されるスライドブラケットと、スライドブラケットに対して指先側に設けられた第3連結部材と、第3連結部材に対して回動可能に設けられた第3後側アームおよび第3前側アームとを備えている。そして、スライドブラケットが摺動することにより、第3連結部材が摺動するとともに、第3後側アームおよび第3前側アームが反対方向に回動することで、指の第3関節を屈曲させることができる。
このような指関節駆動装置では、例えば、使用者の指の動きを検出し、その動きを補助するように指関節駆動装置を駆動することで、指の動作を補助するよう構成することもできる。この場合、指と、指関節駆動装置の指に固定されている部分(以下、「指装着部」と言う)との間に圧力センサーを設ける構成が挙げられる。これにより、指から指装着部に加わる力を検出することができる。そして、その検出結果に基づいて指関節駆動装置を駆動させて、指の動作の補助を行うことができる。
しかしながら、指は、比較的柔らかいため、屈伸させると変形する。この変形により、指から指装着部に加わる力は分散してしまう。よって、指から指装着部に加わる力を正確に検出するのは困難である。
特開2002−345861号公報
本発明の目的は、指関節駆動装置を手に装着して使用する際、指から指装着部に加わる力を正確に検出することができる指関節駆動装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
[適用例1]
本発明の指関節駆動装置は、指に装着される指装着部と、
前記指に前記指装着部を装着した装着時において、前記指装着部と前記指との間に設けられた力検出部と、
前記装着時において、前記力検出部と前記指との間に設けられ、前記力検出部と接触する接触部と、を備え、
JIS K 6253に準拠して測定された前記接触部のデュロメータ硬さが、50以上であることを特徴とする。
これにより、接触部の硬度を指の硬度よりも高くすることができる。よって、指から指装着部に加わる力を力検出部に効果的に伝達することができる。従って、指から指装着部に加わる力を正確に検出することができる。
[適用例2]
本発明の指関節駆動装置では、JIS K 7202に準拠して測定された前記接触部のロックウェル硬さが、80以上であるのが好ましい。
これにより、接触部の硬度を指の硬度よりもさらに高くすることができる。よって、指から指装着部に加わる力を力検出部にさらに効果的に伝達することができる。
[適用例3]
本発明の指関節駆動装置では、前記接触部および前記指装着部のうちの少なくとも一方は、前記力検出部に向って突出した凸部を有しているのが好ましい。
これにより、接触部は力検出部と、確実に接触することができ、指から指装着部に加わる力を効果的に検出することができる。
[適用例4]
本発明の指関節駆動装置では、前記凸部は、前記力検出部に向って湾曲した湾曲面を有しているのが好ましい。
これにより、力検出部と接触部との接触面積をできるだけ低減することができる。よって、指から指装着部に加わる力をさらに効果的に検出することができる。
[適用例5]
本発明の指関節駆動装置では、前記接触部は、一方向に湾曲した板状をなしているのが好ましい。
これにより、装着時に、接触部は、指の形状に沿うこととなる。よって、使用者が圧迫感や違和感を感じることを回避することができる。
[適用例6]
本発明の指関節駆動装置では、前記力検出部および前記接触部は、前記装着時には、前記指の手の甲側に位置しているのが好ましい。
これにより、指から指装着部に加わる力をより正確に検出することができる。
[適用例7]
本発明の指関節駆動装置では、前記指装着部は、前記装着時において、前記指の手の甲側に位置する指装着部本体と、前記指の手の平側と接触し、前記指装着部本体を前記指に固定する固定部とを有しているのが好ましい。
これにより、指装着部を安定的に指に固定することができ、指から指装着部に加わる力を安定的に検出することができる。
[適用例8]
本発明の指関節駆動装置では、前記力検出部および前記接触部は、前記装着時において、前記指を介してそれぞれ一対設けられており、
一方の前記力検出部および一方の前記接触部は、前記指装着部本体側に設けられ、他方の前記力検出部および他方の前記接触部は、前記固定部側に設けられているのが好ましい。
これにより、一対の力検出部は、それぞれ安定的に指から指装着部本体に加わる力を検出することができる。また、各力検出部が検出した力の差分に基づいて指の屈伸の程度を判断するため、より正確に力を検出することができる。
図1は、本発明の指関節駆動装置(第1実施形態)の使用状態を示す斜視図である。 図2は、図1中のA−A線断面図である。 図3は、図2に示す状態から指を曲げた状態を示す断面図である。 図4は、図1に示す指関節駆動装置が備える駆動部の平面図である。 図5は、駆動部の動作原理を示す説明図である。 図6は、図1中のB−B線断面図である。 図7は、図2中の一点鎖線で示す領域の拡大詳細図である。 図8は、本発明の指関節駆動装置(第2実施形態)の使用状態を示す横断面図である。 図9は、本発明の指関節駆動装置(第3実施形態)の使用状態を示す横断面図である。 図10は、本発明の指関節駆動装置(第4実施形態)の使用状態を示す横断面図である。
以下、本発明の指関節駆動装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の指関節駆動装置(第1実施形態)の使用状態を示す斜視図である。図2は、図1中のA−A線断面図である。図3は、図2に示す状態から指を曲げた状態を示す断面図である。図4は、図1に示す指関節駆動装置が備える駆動部の平面図である。図5は、駆動部の動作原理を示す説明図である。図6は、図1中のB−B線断面図である。図7は、図2中の一点鎖線で示す領域の拡大詳細図である。
なお、以下では、説明の都合上、図1中の左斜め下側を「指先側」、その反対側を「手首側」と言い、図2、図3中の左側を「指先側」、その反対側を「手首側」と言う。また、図4中の紙面手前側を「表側」、その反対側を「裏側」と言う。また、図6、図7中の上側を「上」、下側を「下」とも言う。そして、図1〜図3では、理解を容易にするため、感圧ユニットを省略している。
図1に示す指関節駆動装置1は、例えば事故や病気などによって指の曲げ伸ばし(屈伸)に支障が生じた人や、握力が低下した人、高齢のために力が弱くなった老人等の手100、すなわち、本実施形態では人差し指101に装着される。そして、その装着状態で人差し指101の指関節を屈伸させる、すなわち、装着時に指を回動させる補助に用いられる装置である。この指関節駆動装置1は、第1ベース部(指装着部本体)2と、第1リンク部3と、第2リンク部4と、第2ベース部5と、感圧ユニット7とを備えている。また、第1ベース部2、第1リンク部3、第2リンク部4および第2ベース部5は、手首側から指先側に向かって順に連結されている。以下、各部の構成について説明する。
図1〜図3に示すように、第1ベース部2は、装着状態で人差し指101の基節102の手の甲105側、すなわち、図中の上側に配置される。
第1ベース部2は、外形形状が偏平なブロック状をなす部材である。また、第1ベース部2の基節102側の面21は、基節102の形状に沿って湾曲している。これにより、指関節駆動装置1の使用者(装着者)にとって、第1ベース部2が違和感なく基節102上に配される。また、第1ベース部2が基節102に対して安定して配されることとなる。
また、第1ベース部2は、装着バンド(固定部)20Aを介して、人差し指101の基節102に装着される。装着バンド20Aは、長さが調整可能な帯体で構成され、その各端部201がそれぞれ第1ベース部2の各側面22に固定されている。この装着バンド20Aは、人差し指101の基節102の手の平106側、すなわち、図1〜図3中の紙面裏側に回り込んで、第1ベース部2を基節102に密着させることができる。これにより、第1ベース部2が基節102から離脱するのを防止することができる。
このような第1ベース部2と装着バンド20Aとで、指装着部が構成される。
図1(図2、図3も同様)に示すように、第2ベース部5は、装着状態で第1ベース部2よりも指先側、すなわち、人差し指101の中節103の手の甲105側に配置される。これにより、後述するように人差し指101の基節102と中節103との間の近位指節間関節(第2関節)107を指関節駆動装置1で屈伸させることができる(図2、図3参照)。
第2ベース部5は、外形形状が偏平なブロック状をなす部材である。また、第2ベース部5の中節103に当接する面51は、中節103の形状に沿って湾曲しているのが好ましい。これにより、指関節駆動装置1の使用者にとって、第2ベース部5が違和感なく中節103上に配される。また、第2ベース部5が中節103に対して安定して配されることとなる。
また、第2ベース部5は、装着バンド20Bを介して、人差し指101の中節103に装着される。装着バンド20Bは、装着バンド20Aと同様に長さが調整可能な帯体で構成され、その各端部201がそれぞれ第2ベース部5の各側面52に固定されている。この装着バンド20Bは、人差し指101の中節103の手の平106側に回り込んで、第2ベース部5を中節103に密着させることができる。これにより、第2ベース部5が中節103から離脱するのを防止することができる。
図1に示すように、第1リンク部3は、第1ベース部2の指先側に設けられている。第1リンク部3は、その全長が第1ベース部2や第1ベース部2の全長よりも長い部材である。この第1ベース部2は、天板31と、天板31の両縁部からそれぞれ突出した側壁32とを有している。そして、2つの側壁32の間で第1ベース部2を挟み込んでいる。
また、各側壁32と第1ベース部2の側面22との間は、回動支持部11を介して連結されている。回動支持部11は、側壁32および第1ベース部2のうちの一方に設けられた軸と、他方に設けられ、軸が挿入された軸受けとで構成されている。また、近位指節間関節107が屈伸により回動するときの回動軸O107を想定したとき、回動支持部11の回動軸O11は、回動軸O107に平行となっている。このような構成の回動支持部11により、第1リンク部3は、第1ベース部2に対して回動軸O11回りに回動することができる。
第2リンク部4は、第1リンク部3の指先側に設けられている。第2リンク部4は、第2ベース部5に対して摺動する摺動部41と、摺動部41上から突出した突出部42とを有している。
図2、図3に示すように、摺動部41は、筒状をなす、すなわち、中空部411を有する部分であり、当該中空部411を第2ベース部5のレール部53が挿通している。なお、レール部53の全長は、摺動部41の全長よりも十分に長く、例えば摺動部41の全長の1.5〜3倍であるのが好ましく、1.7〜2.3倍であるのがより好ましい。
摺動部41がレール部53に案内されつつ摺動することにより、第2ベース部5は、第1ベース部2に対して相対的に接近および離間することができる。図2は、第2ベース部5が第1ベース部2に対して接近した状態を示し、図3は、第2ベース部5が第1ベース部2に対して離間した状態を示している。
突出部42は、第1リンク部3の2つの側壁32の間で挟み込まれている。そして、突出部42と各側壁32との間は、回動支持部12を介して連結されている。回動支持部12は、突出部42および側壁32のうちの一方に設けられた軸と、他方に設けられ、軸が挿入された軸受けとで構成されている。また、回動支持部12の回動軸O12は、回動軸O107に平行となっている。このような構成の回動支持部12により、第2リンク部4は、第1リンク部3と同様に、回動軸O107に平行な回動軸O12回りに回動することができる。回動軸O11および回動軸O12がそれぞれ回動軸O107と平行であるとことにより、指関節駆動装置1で近位指節間関節107を容易に、すなわち、近位指節間関節107に無理な力が掛かるのを防止しつつ、屈伸させることができる。
第1ベース部2、第1リンク部3、第2リンク部4、第2ベース部5の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレン等のような各種樹脂材料や、アルミニウム等のような各種金属材料を用いることができる。また、装着バンド20A、20Bの構成材料としては、特に限定されず、例えば、シリコーンゴム等のような各種ゴム材料を用いることができる。
また、図1に示すように、指関節駆動装置1は、駆動部(第1駆動部)6Aと、制御部10とをさらに備えている。
駆動部6Aは、第1リンク部3が回動支持部11を介して回動する回動駆動を担う機構部である。
図4に示すように、駆動部6Aは、回動支持部11の前記軸に同心的に連結された第1ローター61と、第1ローター61を回転させる第2ローター62と、第2ローター62を回転させる第3ローター63と、第3ローター63を回転させる圧電モーター64と有している。
第1ローター61は、円板状をなし、その外縁部に歯611を有する歯車である。
第2ローター62は、小歯車621と大歯車622とを有している。小歯車621は、第1ローター61の歯611と噛み合う歯621aを有している。大歯車622は、その基礎円直径が小歯車621の基礎円直径よりも大きい歯車である。この大歯車622は、小歯車621と同心的に配置され、小歯車621の裏側に連結されて(固定されて)いる。
第3ローター63は、小歯車631と大円板部632とを有している。小歯車631は、大歯車622の歯622aと噛み合う歯631aを有している。大円板部632は、円板状をなし、その直径が小歯車631の基礎円直径よりも大きいものである。この大円板部632は、小歯車631と同心的に配置され、小歯車631の表側に連結されている。
図4に示すように、圧電モーター64は、圧電効果を発揮する圧電材料を含み、板状に形成された2枚の圧電素子(ピエゾ素子)65と、これらの間に挟んで貼り合わされ、金属平板で構成されたシム板66とを有する積層体である。以下では、圧電モーター64の長手方向を「x方向」、x方向と直交する圧電モーター64の幅方向を「y方向」、x方向およびy方向と直交する圧電モーター64の厚さ方向を「z方向」と言う。
各圧電素子65には、それぞれ、圧電素子65に電圧を印加するための4つの電極651が設けられている。これらの電極651は、圧電素子65上に2行2列の行列状に配置されており、電力供給源としてのボタン電池等のバッテリー(図示せず)に電気的に接続されている。
また、金属製のシム板66は、各圧電素子65を補強するだけでなく、各圧電素子65に電圧を印加するための共通電極としての役割を有しており、グランドに接地されている。
圧電モーター64のx方向の端部には、凸部67が設けられている。凸部67は、シム板66と一体的に形成されている。
圧電モーター64のy方向に向いた両側面には、圧電モーター64を凸部67が設けられた側に向けて付勢した状態で支持するための4つの支持部68が設けられている。これらの支持部68は、シム板66と一体的に形成され、長方形状をなすシム板66の4隅に配置されている。なお、x方向に隣り合う支持部68同士は、連結板69を介して連結されているのが好ましい。
このような構成の圧電モーター64の動作原理について、図5を参照しつつ説明する。
圧電モーター64は、各圧電モーター64の電極651に一定周期で電圧を印加したときに、圧電モーター64の凸部67が楕円運動することによって動作する。圧電モーター64の凸部67が楕円運動するのは次の理由による。なお、各圧電素子65に設けられた電極651は、配置箇所が異なること以外は、同じものあるため、表側の圧電素子65の電極651について代表的に説明する。
まず、周知のように圧電材料を含む圧電素子65は、正電圧を印加すると伸張する性質を有している。従って、図5(a)に示すように、4つの電極651の全てに正電圧を印加した後、印加電圧を解除することを特定の周波数で繰り返すと、圧電モーター64(圧電素子65)は、x方向に伸縮する一種の共振現象を発生させることができる。なお、圧電モーター64がx方向に伸縮を繰り返す動作を「伸縮振動」と言い、圧電モーター64が伸縮する方向(図中の±x方向)を「伸縮方向」と言う。
また、図5(b)あるいは図5(c)に示すように、互いに対角線の位置にある2つの電極651を組(電極651aおよび電極651dの組、あるいは電極651bおよび電極651cの組)として、特定の周波数の電圧を印加すると、圧電モーター64(圧電素子65)は、x方向の先端部(凸部67が設けられた部分)が、図面上で上下方向(y方向に首を振るような一種の共振現象を発生させることができる。例えば、図5(b)に示したように、電極651aおよび電極651dの組に一定周期で正電圧を印加すると、圧電モーター64は、x方向の先端部が下方向に移動する動作を繰り返す。また、図5(c)に示したように、電極651bおよび電極651cの組に一定周期で正電圧を印加すると、圧電モーター64は、x方向の先端部が上方向に移動する動作を繰り返す。このような圧電モーター64の動作を「屈曲振動」と言う。以下では、圧電モーター64が屈曲振動する方向(図中の±y方向)を「屈曲方向」と言う。
そして、圧電素子65の物性や、圧電素子65の寸法(全長、幅、厚さ)を適切に選んでやれば、「屈曲振動」で共振させることによって同時に「伸縮振動」の共振も誘起することができる。その結果、図5(b)に示す態様で電極651aおよび電極651dの組に電圧を印加した場合には、圧電モーター64の先端部(凸部67が設けられた部分)が図面上で時計回りに楕円を描くような動作(楕円運動)を行う。また、図5(c)に示す態様で電極651bおよび電極651cの組に電圧を印加した場合には、圧電モーター64の先端部が図面上で反時計回りの楕円運動を行う。裏側の圧電素子65についても、表側の圧電素子65と全く同様なことが成り立つ。
圧電モーター64は、このような楕円運動を利用して被駆動体である第1リンク部3を駆動する。
すなわち、圧電モーター64の凸部67を第3ローター63の大円板部632の外縁部632aに押しつけた状態で楕円運動を発生させる。これにより、凸部67は、圧電モーター64が伸張する際には被駆動体に押し付けられた状態で左から右に向かって(あるいは右から左に向かって)移動し、圧電モーター64が収縮する際には被駆動体から離れた状態で元の位置まで復帰する動作を繰り返す。この結果、第3ローター63は、凸部67から受ける摩擦力によって一方向に回転する。そして、この回転力は、第3ローター63の小歯車631、第2ローターの大歯車622、小歯車621、第1ローター61を順に介して伝達される。これにより、回動支持部11を介して、第1リンク部3を回転駆動させることができる。
このように指関節駆動装置1では、圧電素子65を用いるという簡単な構成で第1リンク部3の回動駆動を確実に行なうことができる。また、圧電素子65を用いる構成は、指関節駆動装置1の小型化や薄型化にも寄与する。
また、圧電モーター64は、人差し指101の近位指節間関節107が握る側に屈曲すればするほど高分解能とさせることができるので好ましい。
なお、駆動部6Aは、本実施形態では第1リンク部3の回動駆動を担うものであるが、これに限定されず、第2リンク部4の回動駆動を担うものであってもよい。この場合も、前記と同様に、第2リンク部4の回動駆動を確実に行なうことができたり、指関節駆動装置1の小型化や薄型化にも寄与する。
制御部10は、予め記憶されているプログラムに基づいて駆動部6Aの作動を制御するものである。この制御部10は、駆動部6Aに電力を供給するボタン電池等のバッテリー(図示せず)とともに、例えば第2リンク部4に内蔵されている。なお、制御部10の構成としては、特に限定されず、例えば、マイクロプロセッサーとメモリーとを有する構成とすることができる。
図6および図7に示すように、人差し指101の基節102と第1ベース部2との間には、感圧ユニット7が設けられている。感圧ユニット7は、圧力センサー(力検出部)8と、装着状態で基節102と接触する接触部9とを有している。
圧力センサー8は、板状をなし、上面81が第1ベース部2の面21に固定されている。また、圧力センサー8は、基節102から第1ベース部2に加わる力(以下、「押圧力F」という)を検出するものである。この圧力センサーとしては、特に限定されず、例えば、加圧導電ゴムや、水晶式圧力センサー等を用いることができる。このような圧力センサー8は、制御部10と電気的に接続されている。
図7に示すように、接触部9は、板状部91と、連結部92と、規制部93とで構成されている。
板状部91は、圧力センサー8を介して、第1ベース部2と対向して設けられている。また、板状部91は、装着状態では、圧力センサー8と基節102との間に位置する。板状部91は、その平面視で、圧力センサー8を十分に包含する程度の大きさとなっている。
板状部91の略中央部には、上側に向って突出した凸部911が形成されている。凸部911は、装着状態で圧力センサー8と当接する部分である。凸部911は、角柱状をなし、その頂部912は、平面になっている。この凸部911により、装着状態で、確実に圧力センサーを第1ベース部2に押しつけることができる。
板状部91の基端部は、連結部92によって片持ち支持されている。また、板状部91の自由端側(指先側)には、規制部93と係合する第1係合爪921が設けられている。
連結部92は、板状部91を第1ベース部2に連結するものである。連結部92は、第1ベース部2の面21から下側に向って突出している。また、連結部92の下端部は、回動支持部922となっており、この回動支持部922を介して板状部91が連結されている。これにより、板状部91は、連結部92に対して回動することができる。
規制部93は、板状部91の自由端側に設けられている。規制部93は、第1ベース部2の面21から下側に向って突出している。また、規制部93の下端部には、板状部91側に向って突出した第2係合爪931が設けられている。この第2係合爪は、板状部91の平面視で第1係合爪921と重なっている部分を有し、かつ、第1係合爪の下側に設けられている。
指関節駆動装置1を人差し指101に装着していない未使用状態では、板状部91は、自重によって、図7中反時計回りに回動しようとするが、第1係合爪921および第2係合爪931の係合により、板状部91の回動限界を規制することができる。よって、未使用状態から装着状態とする際、板状部91がその装着を阻害するのを防止することができる。
また、未使用状態では、接触部9は、圧力センサー8と離間している。これにより、圧力センサー8の不要な作動を防止することができる。
なお、回動支持部922には、板状部91が図7中反時計回りに回動する方向に付勢する付勢部が設けられていてもよい。これにより、未使用状態で、圧力センサー8と接触部9とが離間した状態を確実に維持することができる。
また、装着状態とすると、板状部91が指によって押圧されて図7中時計回りに回動する。これにより、凸部911が圧力センサー8と接触して、押圧力Fを検出することができる。なお、人差し指101が静止している静止状態での押圧力Fを押圧力Fとする。
静止状態から人差し指101を屈曲すると、押圧力Fよりも小さい押圧力Fとなる。一方、屈曲した状態から人差し指101を伸長すると、押圧力Fは、押圧力Fから上昇し、伸長しきったところで押圧力Fに戻る。
このような指の屈伸に伴う、押圧力Fの変化により、指の動作を認識することができる。
ここで、指は、比較的柔らかいものであるため、押圧力Fを正確に検出するのは困難である。そこで、本発明では、板状部91のJIS K 6253に準拠して測定されたデュロメータ硬さを、50以上とした。これにより、板状部91の硬度を人差し指101の硬度(本実施形態では、一般的な人差し指の平均硬度)よりも確実に高くすることができる。この板状部91を人差し指101と圧力センサー8との間に介在させることで、押圧力Fを効果的に圧力センサー8に伝達することができる。従って、押圧力Fを正確に検出することができる。
なお、板状部91のJIS K 6253に準拠して測定されたデュロメータ硬さは、80以上であるのが好ましく、90以上100未満であるのがより好ましい。これにより、上記効果をより確実に奏することができる。
また、板状部91(接触部9)を構成する材料としては、特に限定されず、例えば、各種樹脂材料、各種金属材料等を用いることができるが、樹脂材料であるのが好ましい。
板状部91(接触部9)が樹脂材料で構成されていた場合、JIS K 7202に準拠して測定された接触部9のロックウェル硬さが、65以上であるのが好ましく、80以上であるのがより好ましく、105以上130未満であるのが特に好ましい。これにより、上記効果をより確実に奏することができる。
なお、前記樹脂材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アイオノマー、アクリル系樹脂、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル、ポリエーテル、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンオキシド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
このように、感圧ユニット7によれば、装着状態で人差し指101を屈伸した際、押圧力Fを確実に、かつ、正確に検出することができる。これにより、使用者が人差し指101を屈曲しようとしているのか、伸長しようとしているのかを正確に把握することができる。
次に、指関節駆動装置1の動作について説明する。
図2に示す状態では、指関節駆動装置1は、第1ベース部2が人差し指101の基節102に装着され、第2ベース部5が中節103に装着されている。そして、この状態から駆動部6Aが前述したように作動すると、図3に示すように、第2リンク部4を図中の反時計回りに回動させることができる。これにより、人差し指101の中節103は、第2ベース部5ごと図3中の右斜め下方に向かって押圧される。その結果、人差し指101の近位指節間関節107が屈曲する。
また、図3に示す状態から第2リンク部4を前記と反対に回動させると、図2に示すように、人差し指101の中節103は、第2ベース部5ごと図中の左斜め上方に向かって引張られる。その結果、人差し指101の近位指節間関節107が伸長する。
また、近位指節間関節107が屈曲(または伸長)すると、第2ベース部5が第1ベース部2に対して離間(または接近)することとなるが、前述したように第2リンク部4と第2ベース部5とが相対的に移動可能であるため、第2ベース部5の第1ベース部2に対する離間(または接近)が迅速かつ円滑に行なわれる。これにより、近位指節間関節107を容易に折り曲げることができ、人差し指101への負担が軽減される。
また、指関節駆動装置1の使用者は、当該指関節駆動装置1の補助を受けない人差し指101の遠位指節間関節109や親指、中指、薬指、小指を、人差し指101の近位指節間関節107と独立して屈伸させることができる。
また、指関節駆動装置1は、例えば手の甲105上を摺動する部材が摺動することにより指関節を屈伸させるよう構成された場合(例えば特開2002−345861号公報参照)と比較して、装置全体の厚さを抑えることができる。これにより、指関節駆動装置1を手に装着して使用する際、その使用者の手の動作に制限が掛かるのを低減することができる。
また、人差し指101の中節103側で第2リンク部4と第2ベース部5とが相対的に移動可能であるため、人差し指101の長さによらず指関節駆動装置1を装着することができ、汎用性が高い。
なお、装着状態の指関節駆動装置1は、本実施形態では第1ベース部2が人差し指101の基節102に配置され、第2ベース部5が中節103に配置されているが、このような配置に限定されない。例えば、装着状態で、第1ベース部2が手の甲105に配置され、第2ベース部5が人差し指101の基節102に配置されていてもよい。この場合、指関節駆動装置1で中手指節関節(第3関節)108を屈伸させることができる。その他、装着状態で、第1ベース部2が人差し指101の中節103に配置され、第2ベース部5が末節104に配置されていてもよい。この場合、指関節駆動装置1で遠位指節間関節(第1関節)109を屈伸させることができる。また、装着状態で、第1ベース部2が人差し指101の中節103に配置され、第2ベース部5が第1ベース部2よりも指先と反対側に、すなわち、手首側の基節102に配置されていてもよい。この場合、本実施形態の装着状態と同様に、指関節駆動装置1で近位指節間関節107を屈伸させることができる。
このように屈伸動作させたい指関節を優先的に補助することができ、よって、使用状態に応じて、様々な補助動作を柔軟に実行することが可能となる。
なお、指関節駆動装置1は、例えば、例えば事故や病気などによって指の曲げ伸ばしに支障が生じた人や、握力が低下した人、高齢のために力が弱くなった老人等のリハビリテーションに用いることができる。例えば、検出した押圧力Fが低下したら、使用者は、指を屈曲しようとしていると判断できる。この場合、人差し指101を屈曲しようとしている方向に指関節駆動装置1を駆動することで、使用者は、人差し指101を容易に屈曲することができる。一方、押圧力Fが増大したら、使用者は、人差し指101を伸長しようとしていると判断できる。この場合、人差し指101を伸長しようとしている方向に指関節駆動装置1を駆動することで、使用者は、人差し指101を容易に伸長することができる。
また、上記リハビリテーションにおいて、装着状態で、指関節駆動装置を駆動し、人差し指101を強制的に屈伸させてもよい。このとき、感圧ユニット7が検出する押圧力Fが、予め設定した閾値を超えた場合、使用者への負担が過度になっていると判断できるため、押圧力Fが閾値を超えたら、指関節駆動装置1の駆動を停止する。これにより、リハビリテーション中に使用者に過度の負担がかかるのを防止することができる。
このような指関節駆動装置の動作は、プログラムとして制御部10の記憶部に予め記憶しておくのが好ましい。
<第2実施形態>
図8は、本発明の指関節駆動装置(第2実施形態)の使用状態を示す断面図である。
以下、この図を参照して本発明の指関節駆動装置の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、感圧ユニットの構成が異なっていること以外は前記第1実施形態と同様である。
図8に示すように指関節駆動装置1Aでは、板状部91が一方向、すなわち、装着状態において第1ベース部2側に向って湾曲している。これにより、装着状態において、板状部91は、人差し指101の形状に沿うこととなる。よって、使用者が圧迫感や違和感を感じることを回避することができる。
なお、板状部91の曲率Rの平均は、1.0〜6.0程度であるのが好ましく、2.5〜4.5であるのがより好ましい。これにより、使用者の人差し指101の個体差に関わらず、上記効果を発揮することができる。従って、指関節駆動装置1Aは、汎用性に優れる。
<第3実施形態>
図9は、本発明の指関節駆動装置(第3実施形態)の使用状態を示す断面図である。
以下、この図を参照して本発明の指関節駆動装置の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、凸部の構成が異なっていること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示すように、指関節駆動装置1Bでは、凸部911は、図9中上側、すなわち、第1ベース部2に向って湾曲した湾曲面913を有している。これにより、圧力センサー8と、凸部911との接触面積をできるだけ小さくすることができる。よって、接触面積が小さい分、押圧力Fが比較的小さい場合でも、効果的に検出することができる。
このような構成によれば、圧力センサー8の検出精度の向上を図ることができる。
<第4実施形態>
図10は、本発明の指関節駆動装置(第4実施形態)の使用状態を示す断面図である。
以下、この図を参照して本発明の指関節駆動装置の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、感圧ユニットの設置個数が異なっていること以外は前記第3実施形態と同様である。
図10に示すように、指関節駆動装置1Cでは、感圧ユニット7の他に、もう1つの感圧ユニット7’が設けられている。
感圧ユニット7’は、装着状態において基節102を介して感圧ユニット7とは反対側、すなわち、装着バンド20A側に設けられている。感圧ユニット7’は、凸部911が手の平側に突出するように配置されている。
また、装着バンド20Aの長手方向の途中には、硬質な板片71が設けられている。装着状態では、この硬質な板片71と凸部911との間で圧力センサー8が挟持されている。なお、板片71の硬度は、第1ベース部2の硬度と同等であるのが好ましい。
指関節駆動装置1Cでは、人差し指101を屈曲した際、感圧ユニット7の圧力センサー8が検出する押圧力Fは低下し、感圧ユニット7’の圧力センサー8が検出する押圧力Fは上昇する。一方、人差し指101を屈曲した状態から、人差し指101を伸ばした際、感圧ユニット7の圧力センサー8が検出する押圧力Fは上昇し、感圧ユニット7’の圧力センサー8が検出する押圧力Fは低下する。
指関節駆動装置1Cでは、人差し指101を屈曲する場合および伸ばす場合において、各圧力センサー8が検出した押圧力Fの差分に基づいて、人差し指101の動きを判断する。これにより、各圧力センサー8のうちの一方を省略した場合に比べて、略倍の大きさの押圧力Fに基づいて人差し指101の動きを判断することができる。よって、押圧力Fが比較的小さい場合であっても、より正確に押圧力Fを検出することができる。
以上、本発明の指関節駆動装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、指関節駆動装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
なお、本発明の指関節駆動装置は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前記各実施形態では凸部は、板状部(接触部)に設けられているが、本発明ではこれに限定されず、例えば指装着部に設けられていてもよく、接触部および指装着部の双方に設けられていてもよい。また、双方の凸部を省略して、別体でスペーサーとして機能する部材を設置してもよい。
また、前記実施形態では、感圧ユニットは第1ベース部に設けられているが、本発明ではこれに限定されず、第2ベース部(第4部材)に設けられていてもよく、第1ベース部および第2ベース部の双方に設けられていてもよい。
また、指関節駆動装置の手に対する装着箇所は、前記各実施形態では人差し指であるが、これに限定されず、例えば、親指、中指、薬指、小指であってもよい。
また、第1駆動部は、前記各実施形態では第2部材(第1リンク部)の回動や第3部材(第2リンク部)の回動を担うことができるものあるが、その他、第4部材(第2ベース部)の第1部材(第1ベース部)に対する接近および離間駆動を担うこともできる。
また、第2駆動部は、前記第2実施形態では第5部材(第3リンク部)の回動、第6部材(第4リンク部)の回動を担うことができるものあるが、その他、第7部材(第3ベース部)の第4部材(第2ベース)に対する接近および離間駆動を担うこともできる。
1……指関節駆動装置
1A……指関節駆動装置
1B……指関節駆動装置
1C……指関節駆動装置
2……第1ベース部(第1部材)
21……面
22……側面
3……第1リンク部(第2部材)
31……天板
32……側壁
4……第2リンク部(第3部材)
41……摺動部
411……中空部
42……突出部
5……第2ベース部(第4部材)
51……面
52……側面
53……レール部
6A……駆動部(第1駆動部)
61……第1ローター
611……歯
62……第2ローター
621……小歯車
621a……歯
622……大歯車
622a……歯
63……第3ローター
631……小歯車
631a……歯
632……大円板部
632a……外縁部
64……圧電モーター
65……圧電素子
651、651a、651b、651c、651d……電極
66……シム板
67……凸部
68……支持部
69……連結板
7……感圧ユニット
7’……感圧ユニット
71……板片
8……圧力センサー
9……接触部
81……上面
91……板状部
911……凸部
912……頂部
913……湾曲面
92……連結部
921……第1係合爪
922……回動支持部
93……規制部
931……第2係合爪
10……制御部
11、12、13、14……回動支持部
20A、20B、20C……装着バンド
201……端部
100……手
101……人差し指
102……基節
103……中節
104……末節
105……手の甲
106……手の平
107……近位指節間関節(第2関節)
108……中手指節関節(第3関節)
109……遠位指節間関節(第1関節)
11、O12、O107……回動軸
F……押圧力
R……曲率

Claims (8)

  1. の第1の節に装着される第1指装着部と、
    前記指の第2の節に装着され、前記指に装着したとき前記第2の節の長手方向に延在するレールを有する第2指装着部と、
    前記指に前記第1指装着部を装着した装着時において、前記第1指装着部と前記指との間に設けられた力検出部と、
    前記装着時において、前記力検出部と前記指との間に設けられ、前記力検出部と接触する接触部と、
    前記第1装着部に対して、回動可能に接続されたリンク部と、
    前記リンク部に対して回動可能に接続された突出部と、前記レールに摺動可能に接続された摺動部と、を有する摺動部材と、
    を備え、
    JIS K 6253に準拠して測定された前記接触部のデュロメータ硬さが、50以上であることを特徴とする指関節駆動装置。
  2. JIS K 7202に準拠して測定された前記接触部のロックウェル硬さが、80以上である請求項1に記載の指関節駆動装置。
  3. 前記接触部および前記第1指装着部のうちの少なくとも一方は、前記力検出部に向って突出した凸部を有している請求項1または2に記載の指関節駆動装置。
  4. 前記凸部は、前記力検出部に向って湾曲した湾曲面を有している請求項3に記載の指関節駆動装置。
  5. 前記接触部は、一方向に湾曲した板状をなしている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の指関節駆動装置。
  6. 前記力検出部および前記接触部は、前記装着時には、前記指の手の甲側に位置している請求項1ないし5のいずれか1項に記載の指関節駆動装置。
  7. 前記第1指装着部は、前記装着時において、前記指の手の甲側に位置する指装着部本体と、前記指の手の平側に位置し、前記指装着部本体を前記指に固定する固定部とを有している請求項1ないし6のいずれか1項に記載の指関節駆動装置。
  8. 前記力検出部および前記接触部は、前記装着時において、前記指を介してそれぞれ一対
    設けられており、
    一方の前記力検出部および一方の前記接触部は、前記指装着部本体側に設けられ、他方の前記力検出部および他方の前記接触部は、前記固定部側に設けられている請求項7に記載の指関節駆動装置。
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