JP4346884B2 - 握り鋏 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、握り鋏において握り柄の外形状の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1にかかる握り鋏は、基端部から延設された両把持部(同公報の握り部2に該当)を有する握り柄(同公報の柄1に該当)と、この両把持部の先端部から延設された刃体(同公報の刃体7に該当)とを備えている。この両把持部の弾性力によりこの両刃体が両把持部とともに互いに開き、この両把持部の弾性力に抗してこの両刃体を両把持部とともに互いに閉じることができる。この両把持部には、開閉方向の両側でその開閉方向を含む面に対し直交する幅方向の把持面(同公報の滑り止め凹部9や指当て部10を有する面の全体)が形成されている。この把持面は、両把持部の基端部から延びる基端側把持面(同公報の指当て部10よりも基端側にある面)と、両把持部の先端部から延びる先端側把持面(同公報の指当て部10よりも先端側にある面)と、この基端側把持面と先端側把持面との間で延びる中間把持面とに区画されている。この中間把持面(同公報の指当て部10に該当)は、基端側把持面と中間把持面との間の基端側境界部と、先端側把持面と中間把持面との間の先端側境界部とを結ぶ想定平面よりも、凹んでいる。また、前記両把持部には、幅方向の両側で開閉方向の側面が形成されている。この側面は、前記基端側把持面を挟む基端側側面と、前記中間把持面を挟む中間側面と、前記先端側把持面を挟む先端側側面とに区画されている。
【0003】
使用時には、両把持部を手の平により包み込んで親指と人差し指とを先端側把持面に当てがった状態で、中指を中間把持面に当てがう。
【0004】
【特許文献1】
特開昭57−195483号公報
【特許文献2】
実開昭57−140263号公報
【特許文献3】
特開平10−33848号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1にかかる握り鋏は、下記*の問題点がある。
* 両把持部の先端側境界部間における開閉方向の間隔は、両把持部が開状態から閉状態になると、両把持部の基端側境界部間における開閉方向の間隔よりも小さくなる。そのため、両把持部の中間把持面(同公報の指当て部10に該当)を凹ませても、両把持部の中間把持面間における開閉方向の間隔が基端側境界部側から先端側境界部側へ向かうに従い狭まり、先端側境界部が中間把持面から突出したストッパとしての機能を十分に果たすことができない。従って、中指が中間把持面から先端側境界部側へ滑り易くなって両把持部の開閉動作が行いにくくなる。
【0006】
* 両把持部の先端側把持面が平坦な形状に形成されているので、親指及び人差し指で丸みのある腹側をこの先端側把持面に対し確実に当てがうことが難しくなるとともに、親指及び人差し指がこの先端側把持面から先端側境界部側や先端部側へ滑り易くなって、両把持部の開閉動作が行いにくくなる。
【0007】
* 両把持部の先端側側面は、両把持部の先端側把持面における幅方向の幅寸法が先端側境界部側から両把持部の先端部側へ向かうに従い次第に狭くなる平坦な形状に形成されている。また、両把持部の中間側面は、互いに平行に形成されて平坦な形状になっている。しかし、両把持部を手の平により包み込んで親指と人差し指とを先端側把持面に当てがった状態で、中間側面及び先端側側面の膨らみが残り、人差し指を先端側把持面や先端側側面に当てがいにくくなるとともに、中指を中間把持面や中間側面に当てがいにくくなる。従って、両把持部の開閉動作が行いにくくなる。
【0008】
なお、前記特許文献2や特許文献3も参照されたい。
この発明は、握り鋏において握り柄の外形状を改良して両把持部の開閉動作を行い易くすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
後記実施形態の図面(図1〜6)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明にかかる握り鋏は、下記(イ)〜(ル)の構成を有している。
【0010】
(イ) この握り鋏においては、基端部(3a)から延設した両把持部(3)を有する握り柄(1)と、この両把持部(3)の先端部(3b)から延設した刃体(2)とを備え、この両把持部(3)の弾性力によりこの両刃体(2)が両把持部(3)とともに互いに開き、この両把持部(3)の弾性力に抗してこの両刃体(2)を両把持部(3)とともに互いに閉じることができる。前記握り柄(1)の両把持部(3)のうち開閉方向(X)の両側でその開閉方向(X)を含む面(P)に対し直交する幅方向(Y)の把持面(10)を、両把持部(3)の基端部(3a)から延びる基端側把持面(11)と、両把持部(3)の先端部(3b)から延びる先端側把持面(12)と、この基端側把持面(11)と先端側把持面(12)との間で延びる中間把持面(13)とに区画した場合、基端側把持面(11)と中間把持面(13)との間の基端側境界部(14)と、先端側把持面(12)と中間把持面(13)との間の先端側境界部(15)とを結ぶ想定平面(A)よりも、中間把持面(13)を凹ませている。なお、基端側境界部(14)とは、任意性はあるが、基端側把持面(11)がなす外形線と中間把持面(13)がなす外形線とが互いに連続する変曲点または頂部または角部の付近などをいう。同じく、先端側境界部(15)も、任意性はあるが、先端側把持面(12)がなす外形線と中間把持面(13)がなす外形線とが互いに連続する変曲点または頂部または角部の付近などをいう。
【0011】
上記(イ)の構成により、両把持部(3)を手の平(20)により包み込んで親指(21)と人差し指(22)とを先端側把持面(12)に当てがった状態で、中指(23)を前記中間把持面(13)に当てがった場合、この中間把持面(13)を凹ませているので、中指(23)で丸みのある腹側がこの中間把持面(13)に沿って確実に当てがわれるとともに、中指(23)がこの中間把持面(13)から先端側境界部(15)側へ滑りにくくなる。従って、両把持部(3)の開閉動作が行い易くなる。
【0012】
(ロ) 両把持部(3)の先端側境界部(15)間における開閉方向(X)の間隔(L15)は、両把持部(3)の基端側境界部(14)間における開閉方向(X)の間隔(L14)や、両把持部(3)の中間把持面(13)間における開閉方向(X)の間隔(L13)や、両把持部(3)の先端側把持面(12)間における開閉方向(X)の間隔(L12)や、両把持部(3)の先端部(3b)間における開閉方向(X)の間隔(L3b)よりも、両把持部(3)の開状態及び閉状態に関係なく常に、大きく設定されている。
【0013】
上記(ロ)の構成により、先端側境界部(15)が中間把持面(13)から突出したストッパとしての機能を両把持部(3)の開状態及び閉状態に関係なく常に果たし、中指(23)が中間把持面(13)から先端側境界部(15)側へより一層滑りにくくなって両把持部(3)の開閉動作が行い易くなる。
【0014】
(ハ) 端側境界部(15)と両把持部(3)の先端部(3b)とを結ぶ想定平面(B)よりも先端側把持面(12)を凹ませている。
上記(ハ)の構成により、先端側把持面(12)を凹ませているので、親指(21)及び人差し指(22)で丸みのある腹側がこの先端側把持面(12)に沿って確実に当てがわれるとともに、親指(21)及び人差し指(22)がこの先端側把持面(12)から先端側境界部(15)側や先端部(3b)側へ滑りにくくなる。従って、両把持部(3)の開閉動作がより一層行い易くなる。
【0015】
(ニ) 前記握り柄(1)の両把持部(3)のうち幅方向(Y)の両側で開閉方向(X)の側面(16)を、前記基端側把持面(11)を挟む基端側側面(17)と、前記中間把持面(13)を挟む中間側面(19)と、前記先端側把持面(12)を挟む先端側側面(18)とに区画した場合、基端側側面(17)と中間側面(19)との間の基端側境界部(14)と、把持部(3)の先端部(3b)または先端側側面(18)上の頂部(18a)とを結ぶ想定平面(D)よりも、中間側面(19)及び先端側側面(18)を凹ませている。なお、基端側境界部(14)とは、任意性はあるが、基端側側面(17)がなす外形線と中間側面(19)がなす外形線とが互いに連続する変曲点付近などをいう。また、先端側側面(18)上の頂部(18a)とは、先端側側面(18)を外側へ膨らませた場合、最も外側で高い位置にある部分をいう。
【0016】
上記(ニ)の構成により、中間側面(19)及び先端側側面(18)を凹ませているので、両把持部(3)を手の平(20)により包み込んで親指(21)と人差し指(22)とを先端側把持面(12)に当てがった状態で、中間側面(19)及び先端側側面(18)の膨らみがなくなり、人差し指(21)を先端側把持面(12)や先端側側面(18)に当てがい易くなるとともに、中指(23)を中間把持面(13)や中間側面(19)に当てがい易くなる。従って、両把持部(3)の開閉動作がより一層行い易くなる。
【0017】
(ホ) 前記両把持部(3)の先端側境界部(15)間における開閉方向(X)の間隔(L15)は、両把持部(3)の先端部(3b)間における開閉方向(X)の間隔(L3b)よりも、両把持部(3)の開状態及び閉状態に関係なく常に、大きく設定されている。
【0018】
上記(ホ)の構成により、先端側境界部(15)が先端側把持面(12)から突出したストッパとしての機能を両把持部(3)の開状態及び閉状態に関係なく常に果たし、親指(21)及び人差し指(22)が先端側把持面(12)から先端側境界部(15)側へより一層滑りにくくなる。また、親指(21)の腹側の向きが傾斜して親指(21)の腹側の第一関節の屈曲度が大きくなるとともに、人差し指(22)の腹側の向きも傾斜し、親指(21)と人差し指(22)との間で両把持部(3)の先端側を挟持し易くしかも力が入り易い把持状態となる。従って、両把持部(3)の開閉動作がより一層行い易くなる。
【0020】
(ヘ) 前記両把持部(3)の基端側把持面(11)間における開閉方向(X)の最大間隔(L11)を、両把持部(3)の基端側境界部(14)間における開閉方向(X)の間隔(L14)や、両把持部(3)の基端部(3a)間における開閉方向(X)の間隔(L3a)と比較して、両把持部(3)の開状態及び閉状態に関係なく常に、大きく設定して基端側把持面(11)を膨らませるか、または等しく設定している。
【0021】
上記(ヘ)の構成により、両把持部(3)を手の平(20)により安定性良く包み込んで把持し易くなり、両把持部(3)の開閉動作がより一層行い易くなる。
【0022】
(ト) 前記基端側境界部(14)における幅方向(Y)の幅寸法(W14)よりも、前記中間把持面(13)における幅方向(Y)の幅寸法(W13)と、前記先端側境界部(15)における幅方向(Y)の幅寸法(W15)とを小さく設定するとともに、この中間把持面(13)における幅方向(Y)の幅寸法(W13)を、この先端側境界部(15)における幅方向(Y)の幅寸法(W15)と比較して、大きく設定して中間側面(13)を膨らませるか、または小さく設定して中間側面(13)を凹ませるか、または等しく設定している。また、前記先端側把持面(12)における幅方向(Y)の幅寸法(W12)を、前記先端側境界部(15)における幅方向(Y)の幅寸法(W15)と比較して、等しく設定するか、または大きく設定して先端側側面(18)を膨らませるか、または小さく設定して先端側側面(18)を凹ませている。
【0023】
上記(ト)の構成により、上記(ニ)の効果をより一層発揮させることができる。
【0024】
(チ) 前記基端側把持面(11)における幅方向(Y)の幅寸法(W11)を、前記基端側境界部(14)における幅方向(Y)の幅寸法(W14)や、両把持部(3)の基端部(3a)における幅方向(Y)の幅寸法(W3a)と比較して、大きく設定して基端側側面(17)を膨らませるか、または等しく設定している。
【0025】
上記(チ)の構成により、両把持部(3)を手の平(20)により安定性良く包み込んで把持し易くなり、両把持部(3)の開閉動作がより一層行い易くなる。
【0026】
(リ) 前記握り柄(1)の両把持部(3)は、前記刃体(2)に取着された内側樹脂部(4)と、この内側樹脂部(4)における開閉方向(X)の両外側に取着された外側樹脂部(5)とを備えている。この両把持部(3)の外側樹脂部(5)は両把持部(3)の基端部(3a)で互いに一体に連続するとともに、この両把持部(3)の内側樹脂部(4)は両把持部(3)の基端部(3a)で互いに一体に連続してこの外側樹脂部(5)の内側で露出している。前記両把持部(3)の把持面(10)及び側面(11)はこの外側樹脂部(5)の表面に設けられている。この外側樹脂部(5)の表面硬度はこの内側樹脂部(4)の表面硬度よりも小さく設定されている。
【0027】
上記(リ)の構成により、硬質の内側樹脂部(4)により刃体(2)を強固に取着することができるとともに、軟質の外側樹脂部(5)により把持感触が柔らかくなって両把持部(3)の開閉動作がより一層行い易くなる。
(ヌ) 前記中間側面(19)や、先端側境界部(15)や、先端側側面(18)や、両把持部(3)の先端部(3b)は、それぞれ、前記基端側境界部(14)における幅方向(Y)の両端部を通る互いに平行な想定平面(E)間に位置している。
上記(ヌ)の構成により、両把持部(3)を把持し易くなって両把持部(3)の開閉動作がより一層行い易くなる。
(ル) 前記基端側境界部(14)や、中間側面(19)や、先端側境界部(15)や、先端側側面(18)や、両把持部(3)の先端部(3b)は、それぞれ、前記基端側把持面(11)における幅方向(Y)の両端部を通る互いに平行な想定平面(F)間に位置している。
上記(ル)の構成により、両把持部(3)を把持し易くなって両把持部(3)の開閉動作がより一層行い易くなる。
【0028】
請求項2の発明は請求項1の発明を前提として下記のように構成されている。
【0029】
前記両把持部(3)の基端側境界部(14)や、両把持部(3)の中間把持面(13)や、両把持部(3)の先端側把持面(12)や、両把持部(3)の先端部(3b)は、それぞれ、両把持部(3)の開状態及び閉状態に関係なく常に、前記両把持部(3)の先端側境界部(15)における開閉方向(X)の両端部を通る互いに平行な想定平面(C)間に位置している。
請求項2の発明では、両把持部(3)を把持し易くなって両把持部(3)の開閉動作がより一層行い易くなる。
【0030】
請求項3の発明は請求項2の発明を前提として下記のように構成されている。
前記両把持部(3)の基端側把持面(11)は、両把持部(3)の開状態及び閉状態に関係なく常に、前記両把持部(3)の先端側境界部(15)における開閉方向(X)の両端部を通る互いに平行な想定平面(C)間に位置している。
請求項3の発明では、両把持部(3)を把持し易くなって両把持部(3)の開閉動作がより一層行い易くなる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかる握り鋏について図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、握り鋏は握り柄1と両刃体2とからなる。この握り柄1は、樹脂によりU状に成形され、その基端部3aから二股状に延設された把持部3を有している。この両把持部3は内側樹脂部4と外側樹脂部5とからなり、まず前記両刃体2がインサートされた金型によりこの内側樹脂部4が成形され、次にこの内側樹脂部4がインサートされた金型によりこの外側樹脂部5が成形される。この両把持部3の外側樹脂部5は、両把持部3の基端部3aで互いに一体に連続して両把持部3の先端部3bまで延び、両把持部3の内側樹脂部4の外側に両把持部3の基端部3aから先端部3bにわたり取着されている。この両把持部3の内側樹脂部4は、両把持部3の基端部3aで互いに一体に連続して両把持部3の先端部3bまで延び、両把持部3の外側樹脂部5の内側で両把持部3の基端部3aから先端部3bにわたり露出している。この外側樹脂部5には図1(d)に示すようにこの内側樹脂部4を貫通して連結された複数の補強部5aが成形されている。前記両刃体2は、刃先6aを有する刃部6と、両把持部3の先端部3bで前記内側樹脂部4に取着された支持部7とからなる。この両刃体2の刃部6は両把持部3の先端部3bの外側で互いに重合し、この両刃部6の刃先6aが相対向している。両把持部3の基端部3aの付近で両把持部3の内側樹脂部4間には弾性部8が形成されている。両把持部3の先端部3bの付近で両把持部3の内側樹脂部4間には案内部9が形成されている。両刃体2は、この案内部9の範囲で、この弾性部8による弾性力により両把持部3とともに互いに開き、この弾性部8による弾性力に抗して両把持部3とともに互いに閉じる。
【0036】
前記刃体2に取着された内側樹脂部4と、この内側樹脂部4における開閉方向Xの両外側に取着された外側樹脂部5とは、互いに性質の異なるものであり、ポリアセタールからなる内側樹脂部4の表面硬度は、オレフィン系熱可塑性エラストマーからなる外側樹脂部5の表面硬度よりも大きく設定されている。
【0037】
次に、前記両把持部3の外形状の改良点を下記*の場合に分けて詳述する。
* 両把持部3の開閉方向Xを含む面P側から見た場合
両把持部3の外側樹脂部5の表面においては、開閉方向Xの両外側でその開閉方向Xを含む面Pに対し直交する幅方向Yの把持面10が形成されている。この把持面10は、両把持部3の基端部3aから延びる基端側把持面11と、両把持部3の先端部3bから延びる先端側把持面12と、この基端側把持面11と先端側把持面12との間で延びる中間把持面13とに区画される。その把持面10の外形状とは、両把持部3の開閉方向Xを含む面P側から見てその把持面10が延びる延長線のなす形状を意味し、例えば、把持面10に多数の滑り止め凹凸部10aを形成したり、把持面10の断面を平坦に形成したり凸形状や凹形状に形成したりしてもよい。
【0038】
この両把持部3の把持面10は下記・の特徴(図3,4も参照)を有する。
・ 前記基端側把持面11と中間把持面13との間の基端側境界部14と、前記先端側把持面12と中間把持面13との間の先端側境界部15とを結ぶ想定平面Aよりも、この中間把持面13を凹ませている。この両把持部3の想定平面A間の間隔LAは、両把持部3の開状態及び閉状態に関係なく常に、両把持部3の基端側境界部14間から両把持部3の先端側境界部15間に至るに従い、次第に大きくなっている。
【0039】
・ 前記先端側境界部15と把持部3の先端部3bとを結ぶ想定平面Bよりも、前記先端側把持面12を凹ませている。なお、この先端側把持面12における凹みは必ずしも必要ではなく、先端側把持面12を想定平面B上に形成して平坦な形状にしてもよい。
【0040】
・ 前記両把持部3の想定平面B間の間隔LBは、両把持部3の開状態及び閉状態に関係なく常に、両把持部3の先端側境界部15間から両把持部3の先端部3b間に至るに従い、次第に小さくなっている。この両把持部3の先端側境界部15の端部間における開閉方向Xの間隔(前記両把持部3の想定平面B間の間隔L15)は、両把持部3の先端部3bの端部間における開閉方向Xの間隔(前記両把持部3の想定平面B間の間隔L3b)よりも、両把持部3の開状態及び閉状態に関係なく常に、大きく設定されている。なお、この両把持部3の想定平面B間の間隔LBは、両把持部3の開状態で、両把持部3の想定平面Bを互いに平行にして、両把持部3の先端側境界部15間から両把持部3の先端部3b間に至るまで、同一にしてもよい。
【0041】
・ 前記両把持部3の先端側境界部15の端部間における開閉方向Xの間隔(前記両把持部3の想定平面B間の間隔)を前述したようにL15とする。前記両把持部3の基端側境界部14の端部間における開閉方向Xの間隔(前記両把持部3の想定平面A間の間隔)をL14とする。前記両把持部3の中間把持面13間における開閉方向Xの間隔(前記両把持部3の想定平面A間の間隔)をL13とする。前記両把持部3の先端側把持面12間における開閉方向Xの間隔(前記両把持部3の想定平面B間の間隔)をL12とする。前記両把持部3の先端部3bの端部間における開閉方向Xの間隔(前記両把持部3の想定平面B間の間隔)をL3bとする。この間隔L15は、これらの間隔L14,L13,L12,L3bよりも、両把持部3の開状態及び閉状態に関係なく常に、大きく設定されている。
【0042】
・ 前記両把持部3の基端側把持面11間における開閉方向Xの最大間隔L11を、両把持部3の基端側境界部14の端部間における開閉方向Xの間隔(前記両把持部3の想定平面A間の間隔L14)よりも、両把持部3の開状態及び閉状態に関係なく常に、大きく設定して基端側把持面11を膨らませている。なお、二点鎖線で示すように、両把持部3の開状態で、これらの間隔L11,L14を互いに等しく設定して基端側把持面11を平坦な形状にしてもよい。また、前記両把持部3の基端部3aの端部間における開閉方向Xの最大間隔L3aよりも、両把持部3の開状態及び閉状態に関係なく常に、この最大間隔L11を大きく設定して基端側把持面11を膨らませている。
【0043】
・ 前記両把持部3の先端側境界部15における開閉方向Xの両端部を通る互いに平行な想定平面をCとする。前記両把持部3の基端側境界部14や、両把持部3の中間把持面13や、両把持部3の先端側把持面12や、両把持部3の先端部3bや、両把持部3の基端側把持面11は、それぞれ、両把持部3の開状態及び閉状態に関係なく常に、前記想定平面C間に位置している。
【0044】
* 両把持部3の開閉方向Xに直交する幅方向Yを含む面Q側から見た場合
両把持部3の外側樹脂部5の表面においては、幅方向Yの両外側で開閉方向Xの側面16が形成されている。この側面16は、前記基端側把持面11を挟む基端側側面17と、前記先端側把持面12を挟む先端側側面18と、この基端側側面17と先端側側面18との間で前記中間把持面13を挟む中間側面19とに区画される。その側面16の外形状とは、両把持部3の開閉方向Xに対し直交する幅方向Yを含む面Q側から見てその側面16が延びる延長線のなす形状を意味し、側面16に多数の滑り止め凹凸部を形成したり、側面16の断面を平坦に形成したり凸形状や凹形状に形成したりしてもよい。
【0045】
この両把持部3の側面16は下記・の特徴(図5も参照)を有する。
・ 前記基端側側面17と中間側面19との間の基端側境界部14と、前記把持部3の先端部3bとを結ぶ想定平面Dよりも、この中間側面19及び先端側側面18を凹ませている。
【0046】
・ 前記先端側把持面12における幅方向Yの幅寸法W12を、前記先端側境界部15における幅方向Yの幅寸法W15と等しく設定する。なお、二点鎖線で示すように、この幅寸法W12をこの幅寸法W15よりも、大きく設定して先端側側面18を膨らませるか、または小さく設定して先端側側面18を凹ませてもよい。先端側側面18を膨らませた場合には、この先端側側面18上の頂部18aと基端側境界部14とを結ぶ想定平面Dよりも、中間側面19及び先端側側面18を凹ませる。
【0047】
・ 前記基端側境界部14における幅方向Yの幅寸法W14よりも、前記中間把持面13における幅方向Yの幅寸法W13と、前記先端側境界部15における幅方向Yの幅寸法W15とを小さく設定している。また、この中間把持面13における幅方向Yの幅寸法W13を、この先端側境界部15における幅方向Yの幅寸法W15よりも、大きく設定して中間把持面13を膨らませている。なお、二点鎖線で示すように、この幅寸法W13をこの幅寸法W15よりも小さく設定して中間把持面13を凹ませるか、またはこの幅寸法W13をこの幅寸法W15と等しく設定してもよい。
【0048】
・ 前記基端側把持面11における幅方向Yの最大幅寸法W11を、前記基端側境界部14における幅方向Yの幅寸法W14や、両把持部3の基端部3aにおける幅方向Yの幅寸法W3aよりも、大きく設定して基端側把持面11を膨らませている。なお、二点鎖線で示すように、この幅寸法W11をこの幅寸法W14と等しく設定してもよい。
【0049】
・ 前記中間側面19や、先端側境界部15や、先端側側面18や、両把持部3の先端部3bは、それぞれ、前記基端側境界部14における幅方向Yの両端部を通る互いに平行な想定平面E間に位置している。
【0050】
・ 前記基端側境界部14や、中間側面19や、先端側境界部15や、先端側側面18や、両把持部3の先端部3bは、それぞれ、前記基端側側面17における幅方向Yの両頂部17aを通る互いに平行な想定平面F間に位置している。
【0051】
次に、上記握り鋏の使い方の一例について述べる。
図6に示すように、握り柄1の両把持部3を手の平20で包み込み、親指21における指先から第一関節までの間の腹側を上側の先端側把持面12に当てがうとともに、人差し指22における指先から第一関節までの間の腹側を下側の先端側把持面12に当てがう。このようにして親指21と人差し指22との間で両把持部3の先端側を挟持した状態で、中指23における第一関節から第二関節までの間の腹側を下側の中間把持面13に当てがうとともに、中指23における指先から第一関節までの間の腹側を手の平20に面して中間把持面13から中間側面19に回り込ませる。なお、薬指24の腹側と小指25の腹側は、手の平20に面して基端側把持面11から基端側側面17に回り込ませる。このような把持状態で、親指21と人差し指22とに力を加えると、両刃体2を両把持部3とともに互いに閉じることができる。また、親指21及び人差し指22の力を緩めると、両刃体2を両把持部3とともに互いに開くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本実施形態にかかる握り鋏を両把持部の開閉方向を含む面側から見た場合において開状態を示す図であり、(b)はこの握り鋏を両把持部の開閉方向に直交する幅方向を含む面側から見た場合において開状態を示す図であり、(c)はこの握り鋏において握り柄の基端部を示す図であり、(d)は(a)のZ−Z線断面図である。
【図2】 (a)は上記握り鋏を両把持部の開閉方向を含む面側から見た場合において閉状態を示す図であり、(b)は上記握り鋏の斜視図である。
【図3】 図1(a)に示す両把持柄の外形状を説明するための図である。
【図4】 図2(a)に示す両把持柄の外形状を説明するための図である。
【図5】 図1(b)に示す両把持柄の外形状を説明するための図である。
【図6】 (a)は図1(a)に示す握り柄を把持した状態の一例を示す図であり、(b)は図1(b)に示す握り柄を把持した状態の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…握り柄、2…刃体、3…把持部、3a…基端部、3b…先端部、4…内側樹脂部、5…外側樹脂部、10…把持面、11…基端側把持面、12…先端側把持面、13…中間把持面、14…基端側境界部、15…先端側境界部、16…側面、17…基端側側面、18…先端側側面、18a…頂部、19…中間側面、A,B,D…想定平面、P…面、X…開閉方向、Y…幅方向、L11,L12,L13,L14,L15,L3a,L3b…間隔、W11,W12,W13,W14,W15,W3a…幅寸法。
Claims (3)
- 基端部(3a)から延設した両把持部(3)を有する握り柄(1)と、この両把持部(3)の先端部(3b)から延設した刃体(2)とを備え、この両把持部(3)の弾性力によりこの両刃体(2)が両把持部(3)とともに互いに開き、この両把持部(3)の弾性力に抗してこの両刃体(2)を両把持部(3)とともに互いに閉じる握り鋏において、
前記握り柄(1)の両把持部(3)のうち開閉方向(X)の両側でその開閉方向(X)を含む面(P)に対し直交する幅方向(Y)の把持面(10)を、両把持部(3)の基端部(3a)から延びる基端側把持面(11)と、両把持部(3)の先端部(3b)から延びる先端側把持面(12)と、この基端側把持面(11)と先端側把持面(12)との間で延びる中間把持面(13)とに区画した場合、基端側把持面(11)と中間把持面(13)との間の基端側境界部(14)と、先端側把持面(12)と中間把持面(13)との間の先端側境界部(15)とを結ぶ想定平面(A)よりも、中間把持面(13)を凹ませ、
両把持部(3)の先端側境界部(15)間における開閉方向(X)の間隔(L15)は、両把持部(3)の基端側境界部(14)間における開閉方向(X)の間隔(L14)や、両把持部(3)の中間把持面(13)間における開閉方向(X)の間隔(L13)や、両把持部(3)の先端側把持面(12)間における開閉方向(X)の間隔(L12)や、両把持部(3)の先端部(3b)間における開閉方向(X)の間隔(L3b)よりも、両把持部(3)の開状態及び閉状態に関係なく常に、大きく設定され、
前記両把持部(3)の基端側把持面(11)間における開閉方向(X)の最大間隔(L11)を、両把持部(3)の基端側境界部(14)間における開閉方向(X)の間隔(L14)や、両把持部(3)の基端部(3a)間における開閉方向(X)の間隔(L3a)と比較して、両把持部(3)の開状態及び閉状態に関係なく常に、大きく設定して基端側把持面(11)を膨らませるか、または等しく設定し、
前記握り柄(1)の両把持部(3)は、前記刃体(2)に取着された内側樹脂部(4)と、この内側樹脂部(4)における開閉方向(X)の両外側に取着された外側樹脂部(5)とを備え、この両把持部(3)の外側樹脂部(5)は両把持部(3)の基端部(3a)で互いに一体に連続するとともに、この両把持部(3)の内側樹脂部(4)は両把持部(3)の基端部(3a)で互いに一体に連続してこの外側樹脂部(5)の内側で露出し、前記両把持部(3)の把持面(10)及び側面(11)はこの外側樹脂部(5)の表面に設けられ、この外側樹脂部(5)の表面硬度はこの内側樹脂部(4)の表面硬度よりも小さく設定され、
先端側境界部(15)と両把持部(3)の先端部(3b)とを結ぶ想定平面(B)よりも先端側把持面(12)を凹ませ、
前記握り柄(1)の両把持部(3)のうち幅方向(Y)の両側で開閉方向(X)の側面(16)を、前記基端側把持面(11)を挟む基端側側面(17)と、前記中間把持面(13)を挟む中間側面(19)と、前記先端側把持面(12)を挟む先端側側面(18)とに区画した場合、基端側側面(17)と中間側面(19)との間の基端側境界部(14)と、把持部(3)の先端部(3b)または先端側側面(18)上の頂部(18a)とを結ぶ想定平面(D)よりも、中間側面(19)及び先端側側面(18)を凹ませ、
前記基端側境界部(14)における幅方向(Y)の幅寸法(W14)よりも、前記中間把持面(13)における幅方向(Y)の幅寸法(W13)と、前記先端側境界部(15)における幅方向(Y)の幅寸法(W15)とを小さく設定するとともに、この中間把持面(13)における幅方向(Y)の幅寸法(W13)を、この先端側境界部(15)における幅方向(Y)の幅寸法(W15)と比較して、大きく設定して中間側面(13)を膨らませるか、または小さく設定して中間側面(13)を凹ませるか、または等しく設定し、
前記先端側把持面(12)における幅方向(Y)の幅寸法(W12)を、前記先端側境界部(15)における幅方向(Y)の幅寸法(W15)と比較して、等しく設定するか、または大きく設定して先端側側面(18)を膨らませるか、または小さく設定して先端側側面(18)を凹ませ、
前記基端側把持面(11)における幅方向(Y)の幅寸法(W11)を、前記基端側境界部(14)における幅方向(Y)の幅寸法(W14)や、両把持部(3)の基端部(3a)における幅方向(Y)の幅寸法(W3a)と比較して、大きく設定して基端側側面(17)を膨らませるか、または等しく設定し、
前記中間側面(19)や、先端側境界部(15)や、先端側側面(18)や、両把持部(3)の先端部(3b)は、それぞれ、前記基端側境界部(14)における幅方向(Y)の両端部を通る互いに平行な想定平面(E)間に位置し、
前記基端側境界部(14)や、中間側面(19)や、先端側境界部(15)や、先端側側面(18)や、両把持部(3)の先端部(3b)は、それぞれ、前記基端側把持面(11)における幅方向(Y)の両端部を通る互いに平行な想定平面(F)間に位置している
ことを特徴とする握り鋏。 - 前記両把持部(3)の基端側境界部(14)や、両把持部(3)の中間把持面(13)や、両把持部(3)の先端側把持面(12)や、両把持部(3)の先端部(3b)は、それぞれ、両把持部(3)の開状態及び閉状態に関係なく常に、前記両把持部(3)の先端側境界部(15)における開閉方向(X)の両端部を通る互いに平行な想定平面(C)間に位置していることを特徴とする請求項1に記載の握り鋏。
- 前記両把持部(3)の基端側把持面(11)は、両把持部(3)の開状態及び閉状態に関係なく常に、前記両把持部(3)の先端側境界部(15)における開閉方向(X)の両端部を通る互いに平行な想定平面(C)間に位置していることを特徴とする請求項2に記載の握り鋏。
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