JP7352691B2 - 支払処理方法、支払装置、精算処理システム、及び精算処理プログラム - Google Patents

支払処理方法、支払装置、精算処理システム、及び精算処理プログラム Download PDF

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本発明は、医療機関における診療の対価の支払いの際にコンピュータが実行する支払処理方法と、医療機関における診療の対価の支払いを行う支払装置と、サービスの対価の支払いを行う精算処理システムと、サービスの対価の支払いを行うコンピュータに実行させるための精算処理プログラムとに関する。
従来、例えば病院等の医療機関やホテル等の宿泊機関(以下「機関」とする)において、利用者の手続きの簡素化や、機関側の管理コストの削減等を行う技術が検討されてきた。この種の技術として、例えば特許文献1に記載のものがある。
特許文献1には、診察の申し込みに使用される受付装置と、医療費の支払いに使用される支払装置とを有する患者情報管理システムが記載されている。この患者情報管理システムは、医療機関等に設置されている。医療機関を利用する患者は、受付装置に診察券を挿入し、診察の申し込みを行う。診察の終了後は、診察券を支払装置に挿入し、医療費の精算を行う。
特開2017-151732号公報
本発明は、煩雑な作業を伴わない支払処理方法、支払装置、精算処理システム、精算処理プログラムを実現する。
本発明に係る支払処理方法の特徴構成は、医療機関における診療の対価の支払いの際にコンピュータが実行する支払処理方法であって、支払端末への診察券の挿入を判定するステップと、診療費の支払いが完了したか否かを判定するステップと、挿入された前記診察券がマイナンバーカードであるか否かを判定するステップと、前記診察券が前記マイナンバーカードである場合、前記診療費の支払いが完了した時点で、前記マイナンバーカードに電子処方箋情報を書き込むステップと、を備えている点にある。
このような特徴構成とすれば、処方箋発行窓口の省力化を図ることができる。また、処方箋発行窓口に電子処方箋情報を入力する入力装置が不要となる。更には、マイナンバーカードを診察券として利用している患者には、薬局でマイナンバーカードに記録された処方箋に係る情報を読み取ることで、円滑に調剤を行うことが可能となり、マイナンバーカードを診察券として利用していない患者には、薬局で薬引換券或いは電子処方箋引換証を読み取ることで、円滑に調剤を行うことが可能となる。したがって、薬局における待ち時間を削減できる。
また、前記支払処理方法は、前記診察券が前記マイナンバーカードでない場合、前記診療費の支払いが完了した時点で、薬引換券或いは電子処方箋引換証を発行させるステップをさらに備えていると好適である。
また、前記書き込むステップは、取得した前記電子処方箋情報の患者IDと前記マイナンバーカードの患者IDとを照合し、前記電子処方箋情報の患者IDと前記マイナンバーカードの患者IDとが互いに一致している場合に前記マイナンバーカードに前記電子処方箋情報を書き込み、前記電子処方箋情報の患者IDと前記マイナンバーカードの患者IDとが互いに一致しない場合はエラー表示を行うと好適である。
また、本発明に係る支払装置の特徴構成は、医療機関における診療の対価の支払いを行う支払装置であって、マイナンバーカードを診察券として利用可能である場合において、前記支払装置が前記マイナンバーカードを前記診察券として利用していると判定した患者には、診療費の支払いが完了した時点で、前記マイナンバーカードに処方箋に係る情報を記録するように構成し、前記マイナンバーカードを前記診察券として利用していないと前記支払装置が判定した患者には、前記診療費の支払いが完了した時点で、薬引換券或いは電子処方箋引換証を発行するように構成されている点にある。
また、本発明に係る精算処理システムの特徴構成は、医療機関における診療を受けるための受け付けを行う受付装置と、前記診療の対価として支払う金額を含む支払情報が記憶された支払情報記憶部と、前記対価の支払いを行う支払装置とを有する精算処理システムであって、マイナンバーカードを診察券として利用可能である場合において、前記支払装置は、前記支払装置が前記マイナンバーカードを前記診察券として利用していると判定した患者には、前記支払装置で診療費の支払いが完了した時点で、前記マイナンバーカードに処方箋に係る情報を記録するように構成し、前記マイナンバーカードを前記診察券として利用していないと前記支払装置が判定した患者には、前記支払装置で前記診療費の支払いが完了した時点で、薬引換券或いは電子処方箋引換証を発行するように構成されている点にある。
また、本発明に係る精算処理プログラムの特徴構成は、医療機関における診療を受けるための受け付けと、前記診療の対価の支払いとを行うコンピュータに実行させるための精算処理プログラムであって、マイナンバーカードを診察券として利用可能である場合において、前記コンピュータが前記マイナンバーカードを前記診察券として利用していると判定した患者には、前記対価の支払いを行う支払装置で診療費の支払いが完了した時点で、前記支払装置に、前記マイナンバーカードに処方箋に係る情報を記録させ、前記マイナンバーカードを前記診察券として利用していないと前記コンピュータが判定した患者には、前記支払装置で前記診療費の支払いが完了した時点で、前記支払装置に、薬引換券或いは電子処方箋引換証を発行させる点にある。
精算処理システムの構成を模式的に示す図である。 精算処理システムの処理を示すフローチャートである。 支払処理を示すフローチャートである。 電子処方箋の発行に関する処理を示すフローチャートである。 支払端末の処理を示すフローチャートである。
1.精算処理システム
本発明に係る精算処理システムは、サービスの対価の支払いを行うことができるように構成される。以下、本実施形態の精算処理システム1について説明する。なお、本実施形態では、精算処理システム1が、サービスが医療機関における診療であって、対価の支払いが診療費の支払いである場合の例を挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係る精算処理システム1の構成を模式的に示した図である。図1に示されるように、本実施形態の精算処理システム1は、受付端末2(「受付装置」の一例)、医事会計サーバー3、支払端末4(「支払装置」の一例)、特徴管理サーバー5(「管理サーバー」の一例)を備えている。受付端末2、医事会計サーバー3、支払端末4、及び特徴管理サーバー5は、後述するように各種機能部を備えているが、各種機能部は診療費の支払いに係る処理を行うために、CPUを中核部材としてハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。
受付端末2は、サービスを受けるための受け付けを行う機能を備えている。上述したように、本実施形態ではサービスとは医療機関における診療である。したがって、受付端末2は、医療機関における診療を受けるための受け付け(以下「診療受付」とする)を行うことができるように構成される。これにより、医療機関に患者が来たことを受け付けることができる(来院受付をできる)。このような受付端末2は、例えば医療機関に設けられる診療受付機が相当し、受付端末2が操作される(例えば、診察券を読み込ませる)ことにより診療受付を行うことが可能となる。受付端末2は、後述するように患者の受け付けを行うと、受付票を発行する。
医事会計サーバー3は、支払情報記憶部31を有し、この支払情報記憶部31にはサービスの対価として支払う金額を含む支払情報が記憶されている。上述したように、本実施形態ではサービスの対価とは診療費の支払いである。したがって、医事会計サーバー3には、診療費の支払いとして支払う金額を含む支払情報が記憶される。このような医事会計サーバー3は、受付端末2と同様に、医療機関に設けても良いし、医療機関とは離れた場所(例えば「管理会社」等)に設けても良い。
支払端末4は、サービスの対価の支払いを行う機能を備えている。上述したように、本実施形態ではサービスの対価とは診療費の支払いである。したがって、支払端末4は、診療費の支払いを行うことができるように構成される。診療費の支払いは、患者が支払わなければならない金額を示した支払情報を支払端末4が取得して患者に提示し、この提示に基づき患者が精算することで完了する。このような支払端末4は、受付端末2と同様に、医療機関に設けると良い。
なお、特徴管理サーバー5は、理解を容易にするために、精算処理システム1についてより具体的に説明した後、記載する。
受付端末2は、撮像部21、制御部22、カードリーダー23、操作表示部24、発行部25、及び通信部26を有する。撮像部21は、受付端末2を操作する受付操作者を撮像する。受付端末2を操作するとは、診療を受けるための手続き(以下「受け付け手続き」)を行うために操作することをいう。このような受付端末2を操作する人が受付操作者にあたる。ここで、診療の受け付け手続きは診療を受ける本人が行うだけでなく、診療を受ける人が高齢者や乳幼児等の場合や、診療を受ける人が受け付け手続きを行うにあたり支障がある場合には付添いの人が行うこともある。本実施形態における受付操作者は、診療を受ける人に限定されることはなく、このような付添いの人も含まれる。撮像部21は、受付操作者の身体の少なくとも一部を含むように受付操作者を撮像する。身体の少なくとも一部とは、本実施形態では受付操作者の顔が相当する。もちろん、顔以外の身体の部位(例えば手等)を身体の少なくとも一部とすることも可能である。撮像部21は、このような受付操作者の少なくとも顔が、撮像画像に含まれるように受付操作者を撮像する。本実施形態では、撮像部21による撮像画像は第1撮像画像と称し、この第1撮像画像は第1撮像画像データとして後述する制御部22に伝達される。
制御部22はCPU等で構成され、第1撮像画像から受付操作者の特徴を示す第1の特徴情報を取得する。制御部22には、第1撮像画像データが撮像部21から伝達される。受付操作者の特徴とは、第1撮像画像に含むように撮像された受付操作者の身体の一部により見出される特徴である。受付操作者の身体の一部により見出される特徴とは、例えば、顔画像(画像から抽出される特徴量を含む)、身長、性別、年齢、服装、アクセサリー(帽子、眼鏡、マフラー等)が相当する。このような特徴は、第1撮像画像から抽出される特徴のみでなく、画像そのものも含まれる。本実施形態では、制御部22は、このような受付操作者の特徴として、第1撮像画像から顔画像を取得する。取得された特徴は、精算処理システム1では、第1の特徴情報として扱われる。制御部22は、このような第1の特徴情報を取得することから第1の取得部に相当する。したがって、本実施形態では、第1の取得部は受付端末2に備えられる。
ここで、本実施形態では、受け付け(本実施形態では「受け付け手続き」)はサービスを受ける者を識別可能な識別情報が記憶された識別媒体を用いて行われる。サービスを受ける者とは、上述した患者に相当し、医療機関において診療を受ける者(以下「受診者」とする)である。このような受診者を識別可能な識別情報とは、医療機関において定められた受診者の番号(受診者番号や患者番号)やID(受診者IDや患者ID)、受診者のカルテの番号等が相当し、識別情報が記憶された識別媒体とは、このような番号が記憶された診察券が相当する。したがって、受付端末2では診察券を用いて診療受付が行われる。
カードリーダー23は、このような診察券に記憶された識別情報を取得する(読み取る)。カードリーダー23は、識別情報を取得することから識別情報取得部として機能する。また、操作表示部24は、受付操作者にカードリーダー23の診察券挿入口への診察券の挿入を促す表示や、操作を促す表示を行う。発行部25は、診療受付が行われた場合に、受付番号や診療を受ける場所等が記載された受付票を発行する。撮像部21、カードリーダー23、操作表示部24、発行部25は、夫々制御部22により制御され、各種の情報の伝達が行われる。
受付端末2は、上述した医事会計サーバー3や支払端末4や特徴管理サーバー5と各種情報を送受する際に、通信部26を介して行われる。上記では、制御部22が、第1撮像画像から受付操作者の特徴を示す第1の特徴情報を取得することから、当該制御部22が第1の特徴情報を取得する第1の取得部に相当するとして説明した。しかしながら、通信部26は、第1の特徴情報を特徴管理サーバー5に伝達するために上述した各機能部から取得することから、通信部26が第1の取得部に相当すると考えても良い。
このようなサービスを受けるための受け付けを行う受付端末2を操作する受付操作者を撮像した第1撮像画像から受付操作者の特徴を示す第1の特徴情報を取得する工程は、サービスを受けるための受け付けと、当該サービスの対価の支払いとを行う精算処理方法における第1の取得ステップと称される。
特徴管理サーバー5は、記憶部51(「特徴情報記憶部」の一例)、及び通信部52を有する。特徴管理サーバー5は、受付端末2、医事会計サーバー3、及び支払端末4と、通信部52を介して各種情報の送受信を行う。各種情報には、上述した第1の特徴情報が含まれる。記憶部51には、通信部52を介して受信された(取得された)第1の特徴情報が記憶される。また、当該記憶部51では、第1の特徴情報が識別情報と関連付けして記憶される。識別情報とは、受付端末2のカードリーダー23により診察券から取得した識別情報である。この識別情報は、第1の特徴情報と共に、通信部26及び通信部52を介して記憶部51に伝達される。このため、通信部52及び記憶部51の少なくもいずれか一方が、上述した第1の取得部に相当すると言っても良い。
医事会計サーバー3は、支払情報記憶部31、及び通信部32を有する。支払情報記憶部31には、上述したように、診療費の支払いとして支払う金額を含む支払情報(医療費情報)が記憶される。診療費の支払いとして支払う金額は、例えば関係法令等により規定される診療報酬の算定方法に基づく診療報酬点数により設定される。このように設定された金額が、支払情報として支払情報記憶部31に記憶される。
支払情報記憶部31では、支払情報は識別情報と関連付けされて記憶される。識別情報とは、受付端末2のカードリーダー23により診察券から取得した識別情報である。この識別情報は、通信部26及び通信部32を介して支払情報記憶部31に伝達される。ここで、上述したように、特徴管理サーバー5の記憶部51では、第1の特徴情報が識別情報と関連付けして記憶される。一方、支払情報記憶部31では、支払情報は識別情報と関連付けされて記憶されることから、支払情報記憶部31では、支払情報が第1の特徴情報と関連付けされて記憶されることに相当する。もちろん、支払情報記憶部31において、支払情報を第1の特徴情報そのものと関連付けして記憶するように構成することも可能である。係る場合、支払情報記憶部31には、通信部26及び通信部32を介して受付端末2から第1の特徴情報が伝達されるように構成すると良い。
支払端末4は、撮像部41、制御部42、通信部43、カードリーダー44、金銭収受部45、操作表示部46、発行部47、記憶部48を有する。撮像部41は、支払端末4を操作する支払操作者を撮像する。支払端末4を操作するとは、診療費の支払いを行うために支払端末4を操作することをいう。このような診療費の支払いを行うために支払端末4を操作する人が支払操作者にあたる。ここで、診療費の支払いは診療を受けた本人が行うだけでなく、診療を受けた人が高齢者や乳幼児等の場合や、診療を受けた人が診療費の支払いを行うにあたり支障がある場合には付添いの人が行うこともある。したがって、支払操作者とは、診療を受けた人に限定されることはなく、このような付添いの人も含まれる。撮像部41は、支払操作者の身体の少なくとも一部を含むように支払操作者を撮像する。身体の少なくとも一部とは、本実施形態では支払操作者の顔が相当する。もちろん、顔以外の身体の部位(例えば手等)を身体の少なくとも一部とすることも可能である。撮像部41は、このような支払操作者の少なくとも顔が、撮像画像に含まれるように支払操作者を撮像する。本実施形態では、撮像部41による撮像画像は第2撮像画像と称し、この第2撮像画像は第2撮像画像データとして後述する制御部42に伝達される。
制御部42は、CPU等で構成され、第2撮像画像から支払操作者の特徴を示す第2の特徴情報を取得する。制御部42には、第2撮像画像データが撮像部41から伝達される。支払操作者の特徴とは、第2撮像画像に含むように撮像された支払操作者の身体の一部により見出される特徴である。支払操作者の身体の一部により見出される特徴とは、例えば、顔画像(画像から抽出される特徴量を含む)、身長、性別、年齢、服装、アクセサリー(帽子、眼鏡、マフラー等)が相当する。このような特徴は、第2撮像画像から抽出される特徴のみでなく、画像そのものも含まれる。本実施形態では、制御部42は、このような支払操作者の特徴として、第2撮像画像から顔画像を取得する。取得された特徴は、精算処理システム1では、第2の特徴情報として扱われる。制御部42は、このような第2の特徴情報を取得することから第2の取得部に相当する。したがって、本実施形態では、第2の取得部は支払端末4に備えられる。なお、制御部42が取得した第2の特徴情報は、特徴管理サーバー5の記憶部51に記憶される。また、後述するように、支払端末4における処理において利用されるため、支払端末4の記憶部48に一時的に記憶される。つまり、記憶部48が第2の取得部に相当すると言っても良い。これにより、後述する処理を円滑に行うことが可能となる。なお、上記のように記憶部51に、第1の特徴情報だけでなく第2の特徴情報を記憶するように構成することで、例えば、次回予約がある場合であって、次回来院し、精算をするときには、前回来院したときに取得した第2の特徴情報を用いて顔照合ができるため、照合率を向上させることができる。ここで、一般的に、顔照合は、登録画像を取得した環境と認証画像を取得した環境が互いに近い方が、照合率が良くなる傾向にある。このため、上記構成によれば、登録に用いた第2の特徴情報を取得した環境と、認証に用いる第2の特徴情報を取得した環境が同じであるため、照合率を向上させることが可能となる。
また、制御部42は、第1の特徴情報と第2の特徴情報との照合結果に基づき、支払操作者が受付操作者であることを認証する。第1の特徴情報は、特徴管理サーバー5の記憶部51に記憶されている。制御部42は、第2撮像画像から取得した第2の特徴情報により示される支払操作者の顔画像による顔の特徴を、特徴管理サーバー5の記憶部51に記憶されている第1の特徴情報により示される受付操作者の顔画像による顔の特徴と照合し、支払操作者の顔の特徴と一致した顔の特徴を示す第1の特徴情報が見つかった場合には、支払操作者が当該第1の特徴情報に応じた受付操作者であると認証する。これにより、円滑に本人確認を行うことができる。制御部42は、このような第1の特徴情報と第2の特徴情報との照合結果に基づき、支払操作者が受付操作者であることを認証することから認証部に相当する。したがって、本実施形態では、認証部は支払端末4に備えられる。このような認証に用いられる第1の特徴情報は、通信部52及び通信部43を介して送受信される。制御部42が通信部43を介して取得した第1の特徴情報は、記憶部48に記憶されるように構成しても良い。なお、制御部42が通信部43を介して第1の特徴情報を取得するタイミングは、例えば(1)第2の特徴情報と照合する直前に記憶部51から取得する、(2)予め、第2の特徴情報と照合する前に取得する(この場合、記憶部48が第1の特徴情報を記憶する)、(3)制御部22が第1の特徴情報を取得した都度、制御部42が直接通信部43を介して取得し、記憶部48に記憶する、などいずれであっても良い。
カードリーダー44は、支払操作者が診療費の支払いをクレジットカードで行う場合に、クレジットカードに記憶されたカード情報を読み取る。カードリーダー44は、カード情報を取得することからカード情報取得部として機能する。一方、診療費の支払いを現金で行う支払操作者もいる。また、診療費の支払いにおいて釣銭が生じることもある。係る場合の金銭の収受は金銭収受部45により行われる。操作表示部46は、支払操作者が支払う診療費の金額の表示や、操作を促す表示を行う。発行部47は、支払操作者により診療費の支払いが行われた場合に領収書を発行する。記憶部48は精算処理プログラムが記憶され、識別情報や第2の特徴情報が一時的に記憶される。精算処理プログラムは、例えばCD、DVD、メモリ等の外部記憶デバイスにより記憶部48に伝達することが可能である。撮像部41、カードリーダー44、金銭収受部45、操作表示部46、発行部47は、夫々制御部42により制御され、各種の情報の送受が行われる。
支払端末4は、上述した医事会計サーバー3や支払端末4や特徴管理サーバー5と各種情報を送受する際に、通信部43を介して行われる。上記では、制御部42が、第2撮像画像から支払操作者の特徴を示す第2の特徴情報を取得することから、当該制御部42が第2の特徴情報を取得する第2の取得部に相当するとして説明した。しかしながら、通信部43は、第2の特徴情報を特徴管理サーバー5から取得することから、通信部43が第2の取得部に相当すると考えても良い。
このような対価の支払いを行う支払端末4を操作する支払操作者を撮像した第2撮像画像から支払操作者の特徴を示す第2の特徴情報を取得する工程は、精算処理方法における第2の取得ステップと称される。
また、制御部42は、第1の特徴情報と第2の特徴情報とに基づいて、支払情報記憶部31から支払操作者に対応した支払情報を取得する。第1の特徴情報は特徴管理サーバー5の記憶部51に記憶されている。第2の特徴情報は支払端末4の記憶部48に一時記憶されている。一方、上述したように、制御部42は、第1の特徴情報と第2の特徴情報との照合結果に基づき、支払操作者が受付操作者であることの認証(診療を受けた人のIDの特定)を行っている。また、支払情報記憶部31には、支払情報が第1の特徴情報と関連付けされて記憶されている。したがって、制御部42は、支払操作者に対応する受付操作者を認証した場合に、受付操作者に係る第1の特徴情報と関連付けされて記憶されている支払情報を通信部32及び通信部43を介して支払情報記憶部31から取得する。制御部42は、このような第1の特徴情報と第2の特徴情報とに基づいて、支払情報記憶部31から支払操作者に対応した支払情報を取得する支払情報取得部に相当する。なお、通信部32及び通信部43が支払情報取得部に相当すると言うことも可能である。
このような第1の特徴情報と第2の特徴情報とに基づいて、対価として支払操作者が支払う金額を含む支払情報を取得する工程は、精算処理方法における支払情報取得ステップと称される。
なお、制御部42は、第1の特徴情報と第2の特徴情報とに基づいて、支払情報記憶部31から支払操作者に対応した支払情報を取得するとして説明したが、制御部42は、第1の特徴情報と関連付けされた支払情報を、通信部32及び通信部43を介して直接、取得しても良い。また、支払情報を取得する際には、当日分の患者のみを対象とすればよいので短時間で認証し、取得することができる。
上述したように、操作表示部46は、支払操作者が支払う診療費の金額の表示や、操作を促す表示を行う。したがって、操作表示部46は、支払情報に基づいて支払操作者が支払う金額を出力する出力部に相当する。このように操作表示部46に診療費の金額を表示することで、支払操作者に対して当該支払操作者が支払うべき診療費を把握させることができる。
このような支払情報に基づいて支払操作者が支払う金額を明示する工程は、精算処理方法における明示ステップと称される。
このように精算処理システム1を構成することにより、受付操作者は診察受付を行う際に診察券を受付端末2のカードリーダー23に挿入することになるが、診療費の支払いを行う際には、支払端末4に対して診察券を読みとらせる必要がなくなる。したがって、支払いを行う人に対して、煩雑な作業を行わせることをなくせる。
上記のように精算処理システム1が構成されるが、支払端末4の制御部42は、記憶部51に記憶されている第1の特徴情報のうち、支払情報に基づく診療費の支払いが完了した第1の特徴情報の消去指示を行うように構成することも可能である。記憶部51には、支払情報と第1の特徴情報とが互いに関連付けして記憶されている。支払情報に基づく診療費の支払いが完了した第1の特徴情報とは、支払情報により示された診療費を支払った支払操作者の第2の特徴情報に対応した受付操作者の第1の特徴情報である。なお、支払操作者の第2の特徴情報に対応した受付操作者の第1の特徴情報とは、記憶部51に記憶された受付操作者の第1の特徴情報のうち、制御部42が支払操作者の第2の特徴情報と一致すると認証した第1の特徴情報である。制御部42は、支払操作者による診療費の支払いが完了すると、記憶部51に記憶された第1の特徴情報のうち、当該診療費を支払った支払操作者に対応した受付操作者の第1の特徴情報を消去するように記憶部51に対して指示する。したがって、制御部42は、記憶部51に記憶されている第1の特徴情報のうち、支払情報に基づく診療費の支払いが完了した第1の特徴情報の消去指示を行う指示部として機能する。一方、当該診療費を支払わない人の第1の特徴情報は消去されないので、診療費の未払い者として、ブラックリストに登録するように構成することも可能である。
記憶部51は、制御部42から上記消去指示を受けると、当該制御部42の消去指示に応じて第1の特徴情報を消去する。これにより、記憶部51が記憶容量不足になることを抑制できる。また、不要な情報(消去対象となった第1の特徴情報)は消去されるので、予期しない個人情報の漏洩を防止できる。したがって、個人情報管理のリスクを減らすことが可能となる。なお、記憶部51において第1の特徴情報を消去する場合に、記憶部51に第2の特徴情報が記憶されているときには、第2の特徴情報もあわせて消去するように構成しても良い。
また、医療機関において診療を受けた人の中には、所定期間後に再度診療を受けるために、次回の診療予約(診察、治療、透析等の予約)を行う人もいる。そこで、支払端末4において診療費の支払いが行われた際に、このような次回の診療予約を行うことができるように構成することも可能である。このような診療予約は、操作表示部46を介して診療費の支払いを行った支払操作者により行われる。例えば、支払端末4の制御部42は、このような支払操作者による次回の診療予約が行われたことを受け付けるように構成すると好適である。制御部42により次回の診療予約の受け付けが行われた場合には、制御部42は第1の特徴情報の消去指示を行わないように構成すると好適である。これより、次回の医療機関の訪問時には受付端末2のカードリーダー23に診察券を読み込ませることなく、受付端末2において撮像された撮像画像の第1の特徴情報に基づき診療受付を行うことが可能となる。このように構成する場合、制御部42は、診療費の支払いを行った支払操作者による、次回の診療受付を受ける予約を受け付ける予約受付部として機能する。
なお、医事会計サーバー3や電子カルテシステム(図示しない)が、次回の来院を受け付けるように構成しても良い。この場合、医事会計サーバー3や電子カルテシステムへの入力は、例えば医療機関の職員が端末等から行うと良い。また、上記では予約受付部としての機能は、支払端末4の制御部42に設けられるとして説明したが、受付端末2の制御部22に当該機能を持たせるように構成することも可能である。係る場合、受付端末2により次回の予約を行うように構成すると良い。
また、医療機関において診療を受けた人の中には、医療機関から薬を処方される人もいる。このような薬の処方は医師等により行われるが、係る場合、医療機関から処方箋が発行される。本精算処理システム1では、支払端末4により診療費の支払いが行われた際に支払端末4から薬引換券が発行される。支払操作者はこの薬引換券を処方箋発行窓口に提出することで、処方箋を入手することが可能である。よって、制御部42は、診療費の支払いを行った支払操作者に対して処方箋が発行された場合(薬引換券が発行された場合)には、特徴管理サーバー5の記憶部51に対して第1の特徴情報の消去指示を行わないように構成することも可能である。係る場合、薬引換券を有する支払操作者が処方箋発行窓口に行った際に、当該処方箋発行窓口において支払操作者の顔認証を行う(薬引換券を持ってきた人の顔を撮像し、当該顔の特徴を示す特徴情報と、第1の特徴情報とを照合する)ことで、本人確認を行うことができる。これにより、例えば誤った処方箋を渡すような医療事故を防止できる。
次に、本実施形態の精算処理システム1の処理について、図2のフローチャートを用いて説明する。まず、受付端末2が受付操作者に操作され、受付処理が行われる(ステップ#1)。受付処理とは上述した診療受付であるが、この診療受付では、まず、受付端末2に設けられた撮像部21が受付操作者を撮像する。受付操作者を撮像した第1撮像画像は制御部22に伝達され、制御部22は第1撮像画像から受付操作者の特徴を示す第1の特徴情報を取得する。この一連の処理が受付処理として行われる。制御部22は、取得した第1の特徴情報を特徴管理サーバー5の記憶部51に送信する(ステップ#2)。
診療が終了すると、支払端末4が支払操作者に操作され、制御部42は、取得した第2の支払処理が行われる(ステップ#3)。支払処理とは上述した診療費の支払処理であるが、ここでは図3を用いて説明する。
支払処理は、図3に示されるフローに沿って処理される。まず、第2の特徴情報の取得処理として、支払端末4に設けられた撮像部41が支払操作者を撮像する(ステップ#21)。支払操作者を撮像した第2撮像画像は制御部42に伝達され、制御部42は第2撮像画像から支払操作者の特徴を示す第2の特徴情報を取得する。制御部42は、取得した第2の特徴情報を、通信部43を介して取得した特徴管理サーバー5の記憶部51に記憶されている第1の特徴情報と照合する(ステップ#22)。制御部42が通信部43を介して第1の特徴情報を取得するタイミングとしては、例えば(1)第2の特徴情報と照合する直前に記憶部51から取得する、(2)予め、第2の特徴情報と照合する前に取得する(この場合、記憶部48が第1の特徴情報を記憶する)、(3)制御部22が第1の特徴情報を取得した都度、制御部42が直接通信部43を介して取得し、記憶部48に記憶する、などいずれであっても良い。なお、上記(1)-(3)に拘らず、通信部43を介して取得した第1の特徴情報が記憶部48に記憶されるように構成しても良い。第2の特徴情報と第1の特徴情報との照合がOKである場合(所定の一致度がある場合)には(ステップ#23:Yes)、制御部42は、取得した第2の特徴情報と、記憶部51に記憶されている第1の特徴情報とに基づき(例えば顔認証により)、支払情報の取得処理として、医事会計サーバー3の支払情報記憶部31から支払操作者に対応した支払情報を取得する(ステップ#24)。具体的には、類似度が最も高く、所定の閾値を超えている第1の特徴情報に紐付く支払情報を取得すると良い。取得した支払情報には支払操作者が診療費として支払う支払金額が含まれ、操作表示部46を介して当該支払金額が支払操作者に提示される。これにより、支払操作者は精算処理を行う(支払情報に含まれる支払金額を診療費として支払う)ことが可能となる(ステップ#25)。制御部42は、取得した第2の特徴情報を特徴管理サーバー5の記憶部51に送信すると共に、記憶部48にも記憶する。精算処理が行われると、支払処理が終了し、後述する図2のステップ#4から処理が継続される。
ステップ#23において、第2の特徴情報と第1の特徴情報との照合がNGである場合(所定の一致度未満である場合)には(ステップ#23:No)、カードリーダー44により診察券の受付処理が行われる(ステップ#26)。カードリーダー44が診察券を読み取ることができた場合には(ステップ#27:Yes)、診察券に記憶された識別情報に基づき支払情報の取得処理が行われる(ステップ#24)。カードリーダー44が診察券を読み取ることができない場合には(ステップ#27:No)、係員の呼出処理が行われ(ステップ#28)、支払処理が終了する。
上述した図3に係る支払処理が終了すると、ステップ#4から処理が継続される。すなわち、支払端末4では、支払操作者が支払う診療費に係る診療の受診者に処方箋の発行がある場合には、支払操作者に対して薬引換券の発行処理が行われる(ステップ#4)。また、支払端末4では、受診者に対して次の受診が必要である場合には、次回診療の予約受付処理が行われる(ステップ#5)。
支払操作者に発行された薬引換券を処方箋発行窓口に持参すると、すなわち薬引換券が発行されていると(ステップ#6:Yes)、処方箋発行窓口において薬引換券を持参した人を撮像した撮像画像に係る特徴情報と、薬引換券を発行した支払操作者に対応する第1の特徴情報との照合が行われる(ステップ#7)。この照合は、処方箋窓口に設けられる処方箋を発行する装置により行われる。薬引換券を持参した人を撮像した撮像画像に係る特徴情報と、薬引換券を発行した支払操作者に対応する第1の特徴情報とが一致する、すなわち、処方箋発行窓口において薬引換券を持参した人が、薬引換券を発行した支払操作者と同一人物であると判定されると、処方箋を発行する装置が処方箋を発行する(ステップ#8)。
処方箋の発行(ステップ#8)の後、或いは、ステップ#7において薬引換券が発行されていない場合には(ステップ#6:No)、受診者について次回の診療の予約の有無が確認される(ステップ#9)。この確認は、ステップ#7において薬引換券が発行されていない場合には支払端末4において行われ、ステップ#7において薬引換券が発行されている場合には処方箋を発行する装置において行われる。
受診者について、次回の予約が有る場合には(ステップ#9:Yes)、記憶部51に記憶した第1の特徴情報を消去することなく処理を終了する。
ステップ#10において、受診者について、次回の予約がない場合には(ステップ#9:No)、支払端末4において診療費の支払いを行った支払操作者に係る記憶部51に記憶した第1の特徴情報を消去し(ステップ#10)、処理を終了する。第1の特徴情報の消去は、ステップ#6において薬引換券が発行されていない場合には支払端末4において行われ、ステップ#6において薬引換券が発行されている場合には処方箋を発行する装置において行われる。なお、この時、記憶部48に記憶された第2の特徴情報も消去すると好適である。
上記のように、精算処理システム1を医療機関に設けると、受付端末2で来院の受け付け手続きを行う受付操作者の顔画像を登録し、登録した顔画像を用いて、支払端末4が診療費を支払おうとする支払操作者の顔を顔認証し、診療を受けた患者を特定することができる。この特定した患者を示す情報から支払情報を取得し、支払操作者は顔認証を用いて診療費の精算を行うことができる。このため、診療費の精算時に診察券の提示が不要となる。
2.その他の実施形態
上記実施形態では、第1の取得部(上記実施形態では「制御部22」として例示)が受付端末2に備えられ、第2の取得部(上記実施形態では「制御部42」として例示)及び認証部(上記実施形態では「制御部42」として例示)が支払端末4に備えられるとして説明した。例えば、第1の取得部が受付端末2に備えられ、第2の取得部が支払端末4に備えられ、認証部が特徴管理サーバー5に備えられるように構成することも可能である。
上記実施形態では、特徴管理サーバー5の記憶部51では、第1の特徴情報が識別情報と関連付けして記憶され、支払情報記憶部31では、支払情報が識別情報と関連付けされて記憶されることから、支払情報記憶部31では、支払情報が第1の特徴情報と関連付けされて記憶されることに相当するとして説明した。例えば、第1の特徴情報と支払情報とが識別情報を介することなく、互いに関連付けして構成することも可能であるし、あるいは、第1の特徴情報と支払情報とが識別情報を介することなく、互いに関連付けされ、当該関連付けを所定の記憶部に記憶するように構成することも可能である。係る場合でも、制御部42(指示部の一例)が、記憶部51に記憶されている第1の特徴情報のうち、支払情報に基づく対価の支払いが完了した第1の特徴情報の消去指示を行うように構成することも可能であるし、更には、当該消去指示に応じて記憶部51が対象の第1の特徴情報を消去するように構成することも可能である。
上記実施形態では、精算処理システム1は、受付端末2と支払端末4とが別々に構成されているものとして説明したが、上記実施形態における受付端末2と支払端末4とを一体化して構成することも可能である。受付端末2と支払端末4とを一体化する場合には、受付端末2の受け付け手続き機能と、支払端末4の支払い機能とをハイブリッド化した精算処理装置として構成することが可能である。
このような精算処理装置は、第1の取得部、第2の取得部、支払情報取得部、明示部の各機能部を備えて構成すると良い。第1の取得部、第2の取得部、及び支払情報取得部については、精算処理システム1と同様であるので説明は省略する。また、明示部は、精算処理システム1における出力部の一例である操作表示部46に代えて備えられるが、明示部は支払情報に基づいて支払操作者が支払う金額を明示する。これは、精算処理システム1において、支払情報に基づいて支払操作者が支払う金額を出力する出力部と実質的に相違がなく、図1における操作表示部46により構成することが可能である。このように上述した受付端末2と支払端末4とを一体化して構成することも可能である。また、支払情報は、医事会計サーバー3の支払情報記憶部31に記憶するように構成することも可能であるし、精算処理装置に記憶部を内蔵し、当該記憶部に記憶するように構成しても良い。
また、上述した精算処理装置の各機能部を支払端末4に設けるように構成することも可能である。係る場合、支払端末4が第1の取得部、第2の取得部、照合部、支払情報取得部、明示部の各機能部を備えて構成される。第1の取得部、第2の取得部、支払情報取得部、明示部の各機能部は精算処理装置と同様であるので説明は省略するが、支払端末4には第1の特徴情報と第2の特徴情報とに基づいて、受付操作者と支払操作者との照合を行う照合部が備えられている点で上記精算処理装置と異なる。すなわち、このような支払端末4では、受付操作者と支払操作者との照合は支払端末4において行われる。係る構成であっても、上述した精算処理システム1と同様の効果を奏することが可能である。
一方、受付操作者と支払操作者との照合を支払端末4が行わずに、特徴管理サーバー5で行うように構成することも可能である。係る場合、支払端末4は、照合部に代えて、照合結果取得部を備えると良い。係る場合、照合結果取得部は、第1の特徴情報と第2の特徴情報とに基づいて、受付操作者と支払操作者との照合した照合結果を取得するように構成される。特徴管理サーバー5により照合を行う場合には、支払端末4の照合部に代えて、照合結果取得部を設けることで、上述した精算処理システム1と同様の効果を奏することが可能である。
上記実施形態では、精算処理システム1及び精算処理方法について説明したが、サービスを受けるための受け付けと、当該サービスの対価の支払いとを行うコンピュータに実行させるための精算処理プログラムとして構成することも可能である。このような精算処理プログラムは、精算処理システム1における、第1の取得部(上記実施形態では「制御部22」として例示)、第2の取得部(上記実施形態では「制御部42」として例示)、支払情報取得部(上記では「制御部42」として例示)、及び出力部(上記実施形態では「操作表示部46」として例示)を、夫々、第1の取得処理、第2の取得処理、支払情報取得処理、及び明示処理とすることで、上述した精算処理システム1と実質的に相違なく、精算処理システム1と同様の効果を奏することが可能である。
上記実施形態では、サービスが医療機関における診療である場合の例を挙げて説明したが、精算処理システム1が、医療機関における診療以外のサービス、例えば、ホテルの受け付けに適用することも可能である。係る場合には、支払端末4が受付端末2の機能(受け付け手続きとしてのチェックイン機能)を兼ねると好適である。
上記実施形態では、サービスを受ける者を識別可能な識別情報が記憶された識別媒体として診察券を例に挙げて説明した。例えば、識別媒体としてマイナンバーカードを用いることも可能である。係る場合でも、上述した効果を奏することが可能である。
上記実施形態では、支払端末4が薬引換券を発行し、当該薬引換券を処方箋発行窓口に持参することで処方箋が発行されるとして説明した。例えば医療機関にあっては、診察券に加え、マイナンバーカードを診察券として利用している場合もある。係る場合、マイナンバーカードを診察券として利用している患者には、支払端末4で診療費の支払いが完了した時点で、マイナンバーカードに処方箋に係る情報(処方箋確認番号や処方箋等を示す電子処方箋情報)を記録するように構成し、マイナンバーカードを診察券として利用していない患者には、支払端末4で診療費の支払いが完了した時点で、薬引換券或いは電子処方箋引換証(電子処方箋の識別番号が記載された引換証)を発行するように構成すると良い。このように構成すると、処方箋発行窓口の省力化を図ることができる。また、処方箋発行窓口に電子処方箋情報を入力する入力装置が不要となる。更には、マイナンバーカードを診察券として利用している患者には、薬局でマイナンバーカードに記録された処方箋に係る情報を読み取ることで、円滑に調剤を行うことが可能となり、マイナンバーカードを診察券として利用していない患者には、薬局で薬引換券或いは電子処方箋引換証を読み取ることで、円滑に調剤を行うことが可能となる。したがって、薬局における待ち時間を削減できる。
図4は、このような処理を示すフローチャートである。支払端末4に診察券が挿入され(ステップ#31)、支払端末4は診療費の支払い待ちとなる(ステップ#32:No)。診療費の支払いが終了すると(ステップ#32:Yes)、処方箋の発行の有無が確認される(ステップ#33)。
処方箋の発行がなければ(ステップ#33:No)、支払端末4は診察券を返却し(ステップ#37)、処理を終了する。ステップ#33において、処方箋の発行がある場合には(ステップ#33:Yes)、診察券がマイナンバーカードであるか否かが判定される(ステップ#34)。
診察券がマイナンバーカードでなければ(ステップ#34:No)、支払端末4は電子処方箋引換証を発行し(ステップ#36)、診察券を返却した(ステップ#37)後、処理を終了する。
診察券がマイナンバーカードであれば(ステップ#34:Yes)、支払端末4はマイナンバーカードに電子処方箋情報を書き込み(ステップ#35)、診察券を返却した(ステップ#37)後、処理を終了する。なお、ステップ#35において、支払端末4は、電子処方箋情報を取得し、取得した電子処方箋情報の患者IDとマイナンバーカードの患者IDとを照合し、一致している場合には電子処方箋情報を書き込み、不一致であればエラー表示を行うように構成すると好適である。また、ステップ#36において、支払端末4は、電子処方箋情報を取得し、取得した電子処方箋情報の患者IDと診察券の患者IDとを照合し、一致している場合には電子処方箋引換証を発行し、不一致であればエラー表示を行うように構成すると好適である。
上記実施形態では、支払端末4において診療費の支払いが行われるとして説明した。支払端末4は、支払端末4の前に人が立つと、撮像部41が当該人の顔を撮像し、撮像した顔画像に基づき当該人の年齢を推定するように構成すると好適である。推定された年齢が所定の年齢以上(例えば60歳以上)であれば操作表示部46に表示される文字を60歳未満の人向けの文字よりも大きく表示し、ガイダンス(案内)に用いる音声を60歳未満の人向けの音声よりも大きくすると良い。また、医療費の支払いにあたり、撮像部41により支払操作者が現金を有するような撮像画像が得られた場合には、現金による支払いであると判定し、現金決済に係る現金の投入を待機し、撮像部41により支払操作者がクレジットカードを有するような撮像画像が得られた場合には、クレジットカードによる支払いであると判定し、クレジットカードによる決済を待機するように構成すると良い。このような構成により、支払操作者による操作時間の短縮が図られると共に、操作間違いを防止できる。なお、現金の投入を待機している状態や、クレジットカードによる決済を待機している状態が、所定時間継続する場合には、待機状態を解除すると良い。また、支払操作者が現金を有しているか否かや、クレジットカードを有しているか否かは、公知の画像認識処理を用いて判定すると良い。
図5は、このような処理を示すフローチャートである。支払端末4の前に人が立つと処理を開始する(ステップ#51:Yes)。当該人の顔を撮像した撮像画像の画像認識により当該人の年齢を推定する(ステップ#52)。推定結果が、当該人が所定年齢以上であるという結果であれば(ステップ#52:No)、操作画面の表示をこれまでのものよりも大きくし、更に音声をこれまでにものより大きくする(ステップ#53)。その後、処理を終了する。
ステップ#52において、支払端末4の前に立った人の年齢が所定年齢未満であるという推定結果であり(ステップ#52:Yes)、当該人が現金を手にしていれば(ステップ#54:Yes)、現金決済処理を行うように設定する(ステップ#55)。一方、ステップ#52において、支払端末4の前に立った人の年齢が所定年齢未満であるという推定結果であり(ステップ#52:Yes)、当該人が現金を手にしていなければ(ステップ#54:No)、当該人がクレジットカードを手にしたか否かが判定される(ステップ#56)。
ステップ#56において、支払端末4に前に立った人がクレジットカードを手にしていないと判定された場合には(ステップ#56:No)、ステップ#54に戻り処理が継続される。一方、支払端末4に前に立った人がクレジットカードを手にしていると判定された場合には(ステップ#56:Yes)、クレジットカード決済処理を行うように設定する(ステップ#57)。
ステップ#55又はステップ#57の後、支払いが行われると(ステップ#58:Yes)、処理が終了する。また、ステップ#55又はステップ#57の後、所定時間、支払いが行われない状態が継続した場合も(ステップ#58:No、且つ、ステップ#59:Yes)、処理が終了する。なお、所定時間未満の場合は、支払い待ち状態とされる(ステップ#59:No)。
なお、上記ではステップ#53の後、処理を終了するとして説明したが、ステップ#54から処理を継続しても良い。
上記実施形態では、受付端末2及び支払端末4が夫々、1台ずつ設けられているように図1に示したが、受付端末2及び支払端末4は夫々、複数台であっても良い。
上記実施形態では、受け付け手続きが、例えば診察券のような識別媒体を用いて行われる場合の例を挙げて説明したが、受け付け手続きは識別媒体を用いずに行うようなものであっても良い。
上記実施形態では、撮像部21が受付操作者を撮像し、撮像部41が支払操作者を撮像するとして説明した。撮像部21に記憶部を内蔵して構成することにより、撮像部21を第1の取得部とすることも可能であるし、撮像部41に記憶部を内蔵して構成することにより、撮像部41を第2の取得部とすることも可能である。
以下、上記実施形態に記載した精算処理システム、精算処理装置、支払装置、精算処理方法、精算処理プログラムについて記載する。
上記実施形態に係る精算処理システムの特徴構成は、サービスを受けるための受け付けを行う受付装置と、サービスの対価として支払う金額を含む支払情報が記憶された支払情報記憶部と、対価の支払いを行う支払装置とを有する精算処理システムであって、受付装置を操作する受付操作者を撮像した第1撮像画像から受付操作者の特徴を示す第1の特徴情報を取得する第1の取得部と、支払装置を操作する支払操作者を撮像した第2撮像画像から支払操作者の特徴を示す第2の特徴情報を取得する第2の取得部と、第1の特徴情報と第2の特徴情報とに基づいて、支払情報記憶部から支払操作者に対応した支払情報を取得する支払情報取得部と、支払情報に基づいて支払操作者が支払う金額を出力する出力部と、を備え、サービスが医療機関における診療であり、マイナンバーカードを診察券として利用可能である場合において、支払装置が、マイナンバーカードを診察券として利用している患者には、支払装置で診療費の支払いが完了した時点で、マイナンバーカードに処方箋に係る情報を記録するように構成し、マイナンバーカードを診察券として利用していない患者には、支払装置で診療費の支払いが完了した時点で、薬引換券或いは電子処方箋引換証を発行するように構成されている点にある。
このような特徴構成とすれば、サービスを受けるために受付装置を操作した受付操作者の特徴を示す第1の特徴情報とサービスの対価の支払いを行う支払装置を操作した支払操作者の特徴を示す第2の特徴情報とに基づき、サービスの対価として支払操作者が支払うべき金額を示す支払情報を支払情報取得部が自動的に取得することができる。また、出力部が当該支払情報に含まれる金額を出力するので、支払操作者が支払装置に診察券を読み取らせるといった煩雑な作業をすることなく、効率良く、円滑に精算処理を行うことが可能となる。本精算処理システムによれば、煩雑な作業を伴わないシステムを構築することができる。
また、第1の取得部が受付装置に備えられ、第2の取得部と、第1の特徴情報と第2の特徴情報との照合結果に基づき、支払操作者が受付操作者であることを認証する認証部と、が支払装置に備えられていると好適である。
このような構成とすれば、例えば、第1の特徴情報と第2の特徴情報とを照合する際に、例えば公知の顔認証技術を用いれば短時間で認証できるので、利用者が増加した場合であっても処理時間が長くなることを防止できる。
或いは、第1の特徴情報を記憶する特徴情報記憶部を有する管理サーバーが備えられ、第1の取得部が受付装置に備えられ、第2の取得部が支払装置に備えられ、第1の特徴情報と第2の特徴情報との照合結果に基づき、支払操作者が受付操作者であることを認証する認証部が管理サーバーに備えられていても良い。
このような構成であっても、第1の特徴情報と第2の特徴情報とを照合する際に、公知の顔認証技術を用いることにより短時間で認証でき、利用者が増加した場合であっても処理時間が長くなることを防止できる。
また、受け付けが、サービスを受ける者を識別可能な識別情報が記憶された識別媒体を用いて行われる手続きであって、第1の特徴情報を記憶する特徴情報記憶部を有する管理サーバーが備えられ、受付装置に設けられ、識別媒体から識別情報を取得する識別情報取得部と、管理サーバーに設けられ、第1の特徴情報を、識別情報と関連付けして記憶する記憶部と、を更に備えると好適である。
このような構成であっても、支払操作者が支払う金額を示した支払情報を支払情報取得部が自動的に取得することができる。したがって、支払情報に含まれる金額を出力部が出力することで、支払操作者が円滑に精算処理を行うことが可能となる。また、第1の特徴情報と識別情報とが関連付けして記憶されているので、より正確に受付操作者を特定することができる。したがって、支払操作者と受付操作者との照合もより正確に行うことが可能となる。
また、支払情報は、第1の特徴情報と関連付けされて支払情報記憶部に記憶され、第1の特徴情報を記憶する特徴情報記憶部と、特徴情報記憶部に記憶されている第1の特徴情報のうち、支払情報に基づく対価の支払いが完了した第1の特徴情報の消去指示を行う指示部とを備え、特徴情報記憶部は指示部の消去指示に応じて第1の特徴情報を消去すると好適である。
このような構成とすれば、特徴情報記憶部に記憶された不要な情報(使わなくなった第1の特徴情報)を消去することができる。したがって、今後、第2の特徴情報と照合する第1の特徴情報の数を低減できるので、照合に要する時間を短縮することが可能となる。
あるいは、第1の特徴情報を記憶する特徴情報記憶部と、特徴情報記憶部に記憶されている第1の特徴情報のうち、支払情報に基づく対価の支払いが完了した第1の特徴情報の消去指示を行う指示部とを備え、特徴情報記憶部は指示部の消去指示に応じて第1の特徴情報を消去するように構成しても良い。
このような構成であっても、特徴情報記憶部に記憶された不要な情報(使わなくなった第1の特徴情報)を消去することができる。したがって、今後、第2の特徴情報と照合する第1の特徴情報の数を低減できるので、照合に要する時間を短縮することが可能となる。
また、対価の支払いを行った支払操作者による、次回のサービスを受ける予約を受け付ける予約受付部を更に備え、指示部は、予約受付部により予約が行われた場合には第1の特徴情報の消去指示を行わないように構成すると好適である。
このような構成とすれば、次にサービスを受けるときに受け付けを行う際にも、既に取得された第1の特徴情報を活用することができる。これにより、受付操作者が次に行う受け付けを簡便に行うことが可能となる。
また、サービスが、医療機関における診療であって、指示部は、対価の支払いを行った支払操作者に対して処方箋が発行された場合には第1の特徴情報の消去指示を行わないように構成すると好適である。
このような構成とすれば、処方箋を有する人が適切な処方箋を有しているか否かを第1の特徴情報を用いて判定することができる。したがって、例えば薬の渡し間違いや、不適切な人に渡すといった医療事故を未然に防止できる。
また、上記実施形態に係る精算処理装置の特徴構成は、サービスを受けるための受け付けを行う受付装置を操作する受付操作者を撮像した第1撮像画像から受付操作者の特徴を示す第1の特徴情報を取得する第1の取得部と、サービスの対価の支払いを行う支払装置を操作する支払操作者を撮像した第2撮像画像から支払操作者の特徴を示す第2の特徴情報を取得する第2の取得部と、第1の特徴情報と第2の特徴情報とに基づいて、対価として支払操作者が支払う金額を含む支払情報を取得する支払情報取得部と、支払情報に基づいて支払操作者が支払う金額を明示する明示部と、を備え、サービスが医療機関における診療であり、マイナンバーカードを診察券として利用可能である場合において、マイナンバーカードを診察券として利用している患者には、支払装置で診療費の支払いが完了した時点で、マイナンバーカードに処方箋に係る情報を記録するように構成し、マイナンバーカードを診察券として利用していない患者には、支払装置で診療費の支払いが完了した時点で、薬引換券或いは電子処方箋引換証を発行するように構成されている点にある。
このような構成とすれば、精算処理装置が支払情報を自動的に取得し、明示部が支払情報に含まれる金額を明示することができる。したがって、このような精算処理装置であっても、支払操作者が効率良く、且つ、円滑に精算処理を行うことが可能となる。
また、上記実施形態に係る支払装置の特徴構成は、サービスの対価の支払いを行う支払装置であって、サービスを受けるための受け付けを行う受付装置を操作する受付操作者を撮像した第1撮像画像から受付操作者の特徴を示す第1の特徴情報を取得する第1の取得部と、支払装置を操作する支払操作者を撮像した第2撮像画像から支払操作者の特徴を示す第2の特徴情報を取得する第2の取得部と、第1の特徴情報と第2の特徴情報とに基づいて、受付操作者と支払操作者との照合を行う照合部と、照合部による照合結果が受付操作者と支払操作者とが対応していることを示す場合に、第2の特徴情報に基づいて、対価として支払操作者が支払う金額を含む支払情報を取得する支払情報取得部と、支払情報に基づいて支払操作者が支払う金額を明示する明示部と、を備え、サービスが医療機関における診療であり、マイナンバーカードを診察券として利用可能である場合において、マイナンバーカードを診察券として利用している患者には、診療費の支払いが完了した時点で、マイナンバーカードに処方箋に係る情報を記録するように構成し、マイナンバーカードを診察券として利用していない患者には、診療費の支払いが完了した時点で、薬引換券或いは電子処方箋引換証を発行するように構成されている点にある。
このような構成であれば支払装置が受付操作者と支払操作者との照合を行い、この照合結果に基づき支払情報を自動的に取得し、明示部が支払情報に含まれる金額を明示することができる。したがって、このような支払装置であっても、支払操作者が効率良く、且つ、円滑に精算処理を行うことが可能となる。
また、上記実施形態に係る支払装置の他の特徴構成は、サービスの対価の支払いを行う支払装置であって、サービスを受けるための受け付けを行う受付装置を操作する受付操作者を撮像した第1撮像画像から受付操作者の特徴を示す第1の特徴情報を取得する第1の取得部と、支払装置を操作する支払操作者を撮像した第2撮像画像から支払操作者の特徴を示す第2の特徴情報を取得する第2の取得部と、第1の特徴情報と第2の特徴情報とに基づいて、受付操作者と支払操作者との照合した照合結果を取得する照合結果取得部と、照合結果が、受付操作者と支払操作者とが対応していることを示す場合に、第2の特徴情報に基づいて、対価として支払操作者が支払う金額を含む支払情報を取得する支払情報取得部と、支払情報に基づいて支払操作者が支払う金額を明示する明示部と、を備え、サービスが医療機関における診療であり、マイナンバーカードを診察券として利用可能である場合において、マイナンバーカードを診察券として利用している患者には、診療費の支払いが完了した時点で、マイナンバーカードに処方箋に係る情報を記録するように構成し、マイナンバーカードを診察券として利用していない患者には、診療費の支払いが完了した時点で、薬引換券或いは電子処方箋引換証を発行するように構成されている点にある。
このような構成であれば支払装置とは異なる他の装置が受付操作者と支払操作者との照合を行い、この照合結果に基づき支払装置が支払情報を自動的に取得し、明示部が支払情報に含まれる金額を明示することができる。したがって、このような支払装置であっても、支払操作者が効率良く、且つ、円滑に精算処理を行うことが可能となる。
また、上記実施形態に係る精算処理方法の特徴構成はサービスを受けるための受け付けと、サービスの対価の支払いとを行う精算処理方法であって、サービスを受けるための受け付けを行う受付装置を操作する受付操作者を撮像した第1撮像画像から受付操作者の特徴を示す第1の特徴情報を取得する第1の取得ステップと、対価の支払いを行う支払装置を操作する支払操作者を撮像した第2撮像画像から支払操作者の特徴を示す第2の特徴情報を取得する第2の取得ステップと、第1の特徴情報と第2の特徴情報とに基づいて、対価として支払操作者が支払う金額を含む支払情報を取得する支払情報取得ステップと、支払情報に基づいて支払操作者が支払う金額を明示する明示ステップと、を備え、サービスが医療機関における診療であり、マイナンバーカードを診察券として利用可能である場合において、マイナンバーカードを診察券として利用している患者には、支払装置で診療費の支払いが完了した時点で、支払装置において、マイナンバーカードに処方箋に係る情報を記録するように構成し、マイナンバーカードを診察券として利用していない患者には、支払装置で診療費の支払いが完了した時点で、支払装置において、薬引換券或いは電子処方箋引換証を発行するように構成されている点にある。
このような精算処理方法であっても、上述した精算処理システムと実質的に差異はなく、精算処理システムと同様の効果を奏することが可能である。
また、本発明に係る精算処理プログラムの特徴構成は、サービスを受けるための受け付けと、サービスの対価の支払いとを行うコンピュータに実行させるための精算処理プログラムであって、サービスを受けるための受け付けを行う受付装置を操作する受付操作者を撮像した第1撮像画像から受付操作者の特徴を示す第1の特徴情報を取得する第1の取得処理と、対価の支払いを行う支払装置を操作する支払操作者を撮像した第2撮像画像から支払操作者の特徴を示す第2の特徴情報を取得する第2の取得処理と、第1の特徴情報と第2の特徴情報とに基づいて、対価として支払操作者が支払う金額を含む支払情報を取得する支払情報取得処理と、支払情報に基づいて支払操作者が支払う金額を明示する明示処理と、を備え、サービスが医療機関における診療であり、マイナンバーカードを診察券として利用可能である場合において、マイナンバーカードを診察券として利用している患者には、支払装置で診療費の支払いが完了した時点で、支払装置に、マイナンバーカードに処方箋に係る情報を記録させ、マイナンバーカードを診察券として利用していない患者には、支払装置で診療費の支払いが完了した時点で、支払装置に、薬引換券或いは電子処方箋引換証を発行させる点にある。
このような精算処理プログラムであっても、上述した精算処理システムと実質的に差異はなく、精算処理システムと同様の効果を奏することが可能である。
本発明は、サービスの対価の支払いを行う精算処理システム、精算処理装置、及び支払装置と、サービスの対価の支払いを行う精算処理方法と、サービスの対価の支払いを行うコンピュータに実行させるための精算処理プログラムとに用いることが可能である。
1:精算処理システム
2:受付端末(受付装置)
4:支払端末(支払装置)
5:特徴管理サーバー(管理サーバー)
22:制御部(第1の取得部)
23:カードリーダー(識別情報取得部)
31:支払情報記憶部
42:制御部(第2の取得部)
42:制御部(支払情報取得部)
42:制御部(認証部)
46:操作表示部(出力部)
51:記憶部(特徴情報記憶部)

Claims (6)

  1. 医療機関における診療の対価の支払いの際にコンピュータが実行する支払処理方法であって、
    支払端末への診察券の挿入を判定するステップと、
    診療費の支払いが完了したか否かを判定するステップと、
    挿入された前記診察券がマイナンバーカードであるか否かを判定するステップと、
    前記診察券が前記マイナンバーカードである場合、前記診療費の支払いが完了した時点で、前記マイナンバーカードに電子処方箋情報を書き込むステップと、
    を備えた支払処理方法。
  2. 前記診察券が前記マイナンバーカードでない場合、前記診療費の支払いが完了した時点で、薬引換券或いは電子処方箋引換証を発行させるステップをさらに備えた請求項1に記載の支払処理方法。
  3. 前記書き込むステップは、取得した前記電子処方箋情報の患者IDと前記マイナンバーカードの患者IDとを照合し、前記電子処方箋情報の患者IDと前記マイナンバーカードの患者IDとが互いに一致している場合に前記マイナンバーカードに前記電子処方箋情報を書き込み、前記電子処方箋情報の患者IDと前記マイナンバーカードの患者IDとが互いに一致しない場合はエラー表示を行う請求項1又は2に記載の支払処理方法。
  4. 医療機関における診療の対価の支払いを行う支払装置であって、
    マイナンバーカードを診察券として利用可能である場合において、
    前記支払装置が前記マイナンバーカードを前記診察券として利用していると判定した患者には、診療費の支払いが完了した時点で、前記マイナンバーカードに処方箋に係る情報を記録するように構成し、前記マイナンバーカードを前記診察券として利用していないと前記支払装置が判定した患者には、前記診療費の支払いが完了した時点で、薬引換券或いは電子処方箋引換証を発行するように構成されている支払装置。
  5. 医療機関における診療を受けるための受け付けを行う受付装置と、前記診療の対価として支払う金額を含む支払情報が記憶された支払情報記憶部と、前記対価の支払いを行う支払装置とを有する精算処理システムであって、
    マイナンバーカードを診察券として利用可能である場合において、
    前記支払装置は、前記支払装置が前記マイナンバーカードを前記診察券として利用していると判定した患者には、前記支払装置で診療費の支払いが完了した時点で、前記マイナンバーカードに処方箋に係る情報を記録するように構成し、前記マイナンバーカードを前記診察券として利用していないと前記支払装置が判定した患者には、前記支払装置で前記診療費の支払いが完了した時点で、薬引換券或いは電子処方箋引換証を発行するように構成されている精算処理システム。
  6. 医療機関における診療を受けるための受け付けと、前記診療の対価の支払いとを行うコンピュータに実行させるための精算処理プログラムであって、
    マイナンバーカードを診察券として利用可能である場合において、
    前記コンピュータが前記マイナンバーカードを前記診察券として利用していると判定した患者には、前記対価の支払いを行う支払装置で診療費の支払いが完了した時点で、前記支払装置に、前記マイナンバーカードに処方箋に係る情報を記録させ、前記マイナンバーカードを前記診察券として利用していないと前記コンピュータが判定した患者には、前記支払装置で前記診療費の支払いが完了した時点で、前記支払装置に、薬引換券或いは電子処方箋引換証を発行させる精算処理プログラム。
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