JP7352034B2 - 撮像装置、撮像指示方法、及び撮像指示プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像指示方法、及び撮像指示プログラム Download PDF

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Description

本発明は、動画像を撮像する撮像装置、撮像指示方法、及び撮像指示プログラムに関する。
動画を撮像するための技術に関し、例えば特許文献1には、撮影条件の設定を変更させるためのメニュー画面を表示手段に表示させる撮像装置が記載されている。
特開2006-94145号公報
本開示の技術に係る一つの実施形態は、撮像パラメータが異なる複数の動画像を容易に記録することができる撮像装置、撮像指示方法、及び撮像指示プログラムを提供する。
本発明の第1の態様に係る撮像装置は、撮像部と、プロセッサと、を備える撮像装置であって、プロセッサは、撮像部が第1撮像パラメータに基づく第1動画像の撮像中に、第1撮像パラメータとは異なる第2撮像パラメータの設定を指示する第1指示を受け付け、第1指示の受付以後に、第2撮像パラメータに基づく第2動画像の撮像を開始させる第2指示を受け付け、撮像部に第2動画像の撮像を開始させ、第2指示を受け付けた場合は、第1動画像の撮像を終了する第3指示を受け付けるまで、撮像部に第1動画像を撮像させ、第3指示を受け付けた場合は、撮像部に第1動画像の撮像を終了させる。
第2の態様に係る撮像装置は第1の態様において、プロセッサは、ユーザによる指示、及び所定の条件を満たした場合に第3指示と見なされる状況データを第3指示として受け付ける。
第3の態様に係る撮像装置は第2の態様において、プロセッサは、撮像部が撮像する動画像のシーン検出を行い、シーンが切り替わってから第1時間が経過した場合、及び/または切り替わり後のシーンが第2時間継続している場合は、所定の条件を満たしたと判断して状況データを生成する。
第4の態様に係る撮像装置は第3の態様において、プロセッサは、所定のパラメータがしきい値を超えた場合はシーンが切り替わったと判断する。
第5の態様に係る撮像装置は第2から第4の態様のいずれか1つにおいて、プロセッサは、第1動画像を記録する記録媒体の残容量が第1動画像を残りの撮像予定時間だけ記録した場合のデータサイズより少ない場合は、状況データを生成する。
第6の態様に係る撮像装置は第1から第5の態様のいずれか1つにおいて、プロセッサは、撮像部に第1動画像の撮像を終了させ、第3指示を受け付けた後の第1動画像として第2動画像を記録する。
第7の態様に係る撮像装置は第1から第6の態様のいずれか1つにおいて、プロセッサは、撮像部に第2動画像の撮像を終了させる。
第8の態様に係る撮像装置は第1から第7の態様のいずれか1つにおいて、プロセッサは、撮像部に第2動画像の撮像を終了させ、第2動画像を、第2指示を受け付けてから第3指示を受け付けるまでに記録された第1動画像と関連付けて記録する。
第9の態様に係る撮像装置は第1から8の態様のいずれか1つにおいて、プロセッサは、撮像部から出力される単一の動画像データに第1撮像パラメータに基づく画像処理及び圧縮処理を施して第1動画像についての第1動画像データを生成し、単一の動画像データに第2撮像パラメータに基づく画像処理及び圧縮処理を施して第2動画像についての第2動画像データを生成する。
第10の態様に係る撮像装置は第9の態様において、プロセッサは、第1動画像及び第2動画像を並行して記録する期間においては、第1動画像データ及び第2動画像データとしてIフレームを生成及び記録する。
第11の態様に係る撮像装置は第1から第10の態様のいずれか1つにおいて、プロセッサは、第1動画像及び第2動画像を単一の記録媒体に記録する。
第12の態様に係る撮像装置は第1から第11の態様のいずれか1つにおいて、プロセッサは、第1動画像と第2動画像の一方のみを記録した場合の残記録時間と第1動画像と第2動画像の双方を記録した場合の残記録時間とを表示装置に表示させる。
第13の態様に係る撮像装置は第1から第12の態様のいずれか1つにおいて、プロセッサは、第1動画像及び第2動画像を表示装置に表示させる。
本発明の第14の態様に係る撮像指示方法は、撮像装置の撮像部に撮像指示を行う、プロセッサを備える撮像指示装置による撮像指示方法であって、プロセッサが、撮像部の第1撮像パラメータに基づく第1動画像の撮像中に、第1撮像パラメータとは異なる第2撮像パラメータの設定を行う第1指示を受け付け、受け付けた第1指示を撮像部に指示し、第1指示の受付以後に、第2撮像パラメータに基づく第2動画像の撮像を開始させる第2指示を受け付け、撮像部に第2動画像の撮像を開始させ、第2指示を受け付けた場合は、第1動画像の撮像を終了する第3指示を受け付けるまで、撮像部に第1動画像を撮像させ、第3指示を受け付けた場合は撮像部に第1動画像の撮像を終了させる。
本発明の第16の態様に係る撮像指示プログラムは、撮像指示装置のプロセッサに撮像装置の撮像部に対する撮像指示を実行させる撮像指示プログラムであって、プロセッサに、撮像部の第1撮像パラメータに基づく第1動画像の撮像中に、第1撮像パラメータとは異なる第2撮像パラメータの設定を行う第1指示を受け付け、受け付けた第1指示を撮像部に指示する機能と、第1指示の受付以後に、第2撮像パラメータに基づく第2動画像の撮像を開始させる第2指示を受け付け、撮像部に第2動画像の撮像を開始させる機能と、第2指示を受け付けた場合に、第1動画像の撮像を終了する第3指示を受け付けるまで、撮像部に第1動画像を撮像させる機能と、第3指示を受け付けた場合に、撮像部に第1動画像の撮像を終了させる機能と、を実行させる。第14の態様に係る撮像指示プログラムは、第2から第13の態様と同様の構成をプロセッサ(コンピュータ)に実行させてもよい。なお、これら態様の撮像指示プログラムのコンピュータ読み取り可能なコードを記録した非一時的記録媒体も、本発明の態様として挙げることができる。
図1は、第1の実施形態に係る撮像装置の正面斜視図である。 図2は、撮像装置の背面図である。 図3は、撮像装置の部分上面図である。 図4は、撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図5は、プロセッサの機能構成を示す図である。 図6は、実施例1での撮像指示方法の処理を示すフローチャートである。 図7は、実施例1での撮像指示方法の処理を示すフローチャートである。 図8は、動画像の並行記録期間においてIフレーム及びPフレームを記録する場合の処理を示す図である。 図9は、動画像の並行記録期間においてIフレームのみを記録する場合の処理を示す図である。 図10は、動画像及び残記録時間の表示の様子を示す図である。 図11は、第1動画像及び第2動画像をファイルに記録する様子を示す図である。 図12は、実施例2での撮像指示方法の処理を示すフローチャートである。 図13は、実施例2での撮像指示方法の処理を示すフローチャートである。 図14は、撮像シーンの切替り前後の並行記録の様子を示す図である。 図15は、実施例3における撮像指示方法の処理を示すフローチャートである。 図16は、リモートコントローラを用いて撮像装置を制御する様子を示す図である。 図17は、リモートコントローラの構成を示す図である。 図18は、第2の実施形態に係るスマートフォンの外観図である。 図19は、スマートフォンの概略構成を示す図である。
本発明に係る撮像装置、撮像指示方法、及び撮像指示プログラムの一つの実施形態は以下の通りである。説明においては、必要に応じて添付図面が参照される。
<第1の実施形態>
<撮像装置の全体構成>
図1は本発明の第1の実施形態に係る撮像装置100の正面斜視図であり、図2は撮像装置100の背面図であり、図3は撮像装置100の部分上面図である。撮像装置100は、撮像装置本体300と、撮像装置本体300に装着される交換レンズ200と、から構成される。撮像装置本体300と交換レンズ200とは、撮像装置本体300に備えられたマウント301と、マウント301に対応する交換レンズ200側のマウント(不図示)とが結合されることにより装着され、この結合を解除することにより取り外しされる。マウント301には端子302が設けられており、交換レンズ200側のマウントにも端子(不図示)が設けられていて、交換レンズ200を撮像装置本体300に結合するとこれらの端子が互いに接触して通信可能な状態になる。また、撮像装置本体300の前面には、マウント301及び端子302の他、ファインダ窓303等が設けられている。
図2に示すように、撮像装置本体300の背面には、主として、ファインダ接眼部304、モニタ305、MENU/OKキー356、十字キー357(方向指示ボタン)、BACKキー355、Qボタン358(Q:Quick)が設けられている。MENU/OKキー356は、モニタ370の画面上にメニューを表示させる指令を行うためのメニューボタンとしての機能と、選択内容の確定及び実行などを指令するOKボタンとしての機能とを兼備した操作キーである。十字キー357は、上下左右の4方向の指示を入力する操作部であり、メニュー画面から項目を選択したり、各メニューから各種設定項目の選択を指示したりするボタン(カーソル移動操作手段)として機能する。また、十字キー357の上下キーは撮影時のズームスイッチあるいは再生モード時の再生ズームスイッチとして機能し、左右キーは再生モード時のコマ送り(順方向または逆方向の送り)ボタンとして機能する。BACKキー355は、選択項目など所望の対象の消去や指示内容の取消し、あるいは1つ前の操作状態に戻らせるときなどに使用される。Qボタン358は、モニタ370の画面上にメニュー画面を表示させる指令を行うボタンとしても機能する。
また、図3に示すように、撮像装置本体300の上面には、レリーズボタン351、撮影モードやシャッタースピード設定用のダイヤル352、所望の機能を割り当てられるファンクションボタン353、及び露出補正ダイヤル354が設けられている。レリーズボタン351は、ストロークの途中まで押し込む操作(いわゆる「半押し」と呼ばれる操作)と、ストロークを全て押し込む操作(いわゆる「全押し」と呼ばれる操作)が可能な2段ストローク式のボタンである。ユーザは、撮像装置本体300の上面及び背面に設けられたこれらのボタンやダイヤルを用いて、後述する第1動画像及び第2動画像の撮像開始、撮像終了、第1/第2撮像パラメータ設定等の操作(第1指示~第3指示)を行うことができる。
図4は撮像装置100(撮像装置)の概略構成を示すブロック図である。撮像装置100は交換レンズ200及び撮像装置本体300により構成され、後述するズームレンズ210,フォーカスレンズ230を含む撮像レンズにより、被写体像(光学像)を撮像素子310(撮像素子)の受光部312に結像させる。なお、第1の実施形態では撮像装置100が交換レンズ200を備える場合について説明しているが、レンズ装置(光学系)がカメラ本体に固定されていてもよい。
<交換レンズの構成>
交換レンズ200は、ズームレンズ210と、絞り220と、フォーカスレンズ230と、レンズ駆動部240と、を備える。レンズ駆動部240は、プロセッサ330(図5のレンズ駆動制御部346;プロセッサ)からの指令に応じてズームレンズ210、フォーカスレンズ230を光軸Lの方向に進退駆動してズーム(光学ズーム)調整、フォーカス調整を行う。ズーム調整及びフォーカス調整は、プロセッサ330からの指令に応じて行う他に、ユーザが行ったズーム操作、フォーカス操作(図示せぬズームリング、フォーカスリングの回動等)に応じて行ってもよい。また、レンズ駆動部240は、プロセッサ330からの指令に応じて絞り220を制御し、露出を調整する。一方、ズームレンズ210及びフォーカスレンズ230の位置、絞り220の開放度等の情報がプロセッサ330に入力される。
<撮像装置本体の構成>
撮像装置本体300は、撮像素子310(撮像部)、デジタル信号処理部320、プロセッサ330(プロセッサ)、操作部350、記録装置360(記録装置、メモリ)、モニタ370(表示装置)、及びスピーカ380を備える。撮像装置本体300は、撮像素子310に透過させる光を遮光するためのシャッター(不図示)を有していてもよい。なお、シャッターは、メカニカルシャッターでも電子シャッターでもよい。電子シャッターの場合、プロセッサ330が撮像素子310の電荷蓄積期間を制御することで、露光時間(シャッタースピード)を調節することができる。
<撮像素子の構成>
撮像素子310は、受光部312、アナログ増幅部314、A/D変換器316、及び撮像素子駆動部318を備える。受光部312は、多数の受光素子がマトリクス状に配列された受光面を備える。そして、ズームレンズ210、絞り220、及びフォーカスレンズ230を透過した被写体光が受光部312の受光面上に結像され、各受光素子によって電気信号に変換される。受光部312の受光面上にはR(赤),G(緑),またはB(青)のカラーフィルタが設けられており、各色の信号に基づいて被写体のカラー画像を取得することができる。なお、本実施形態では、撮像素子310としてCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)型のカラーイメージセンサを用いることができる。
CMOS型のイメージセンサの構成の一例においては、受光部312を構成する画素ごとまたは複数の画素ごとに、アナログ増幅部314が設けられる。画素信号は、アナログ増幅部314において増幅された後、行単位で読み出され、A/D変換器316(Analog-to-Digital Converter)に供給される。A/D変換器316は、供給された画素信号をデジタル画素信号に変換し、デジタル信号処理部320に供給する。デジタル信号処理部320は、デジタル画素信号をデジタル相関二重サンプリング処理、デジタルゲイン処理、補正処理等を行って、デジタル画像信号に変換する。撮像素子駆動部318は、プロセッサ330(撮像制御部336;プロセッサ)からの指令に応じて撮像素子310を駆動する。
撮像素子310がCMOS型のイメージセンサである場合、図4に示すように撮像素子駆動部、アナログ増幅部、及びA/D変換器が撮像素子のパッケージに含まれることが多いが、この態様と異なる構成のイメージセンサを用いてもよい。
なお、撮像素子310として、CMOS型の他に、XYアドレス型、CCD(Charge-Coupled Device)型等のカラーイメージセンサを用いることができる。
<プロセッサの構成>
図5は、プロセッサ330(プロセッサ、コンピュータ)の機能構成を示す図である。プロセッサ330は、受付部332、撮像パラメータ設定部334、撮像制御部336、画像処理部338、圧縮処理部340、記録制御部342、表示制御部344、通信制御部345、及びレンズ駆動制御部346としての機能を有する。プロセッサ330は、デジタル信号処理部320から入力されたデジタル画像信号に基づいて、動画像の撮像、画像処理、圧縮、記録等の処理を行う。プロセッサ330を用いた処理の詳細は後述する。
上述したプロセッサ330の機能は、各種のプロセッサ(processor)を用いて実現できる。各種のプロセッサには、例えばソフトウェア(プログラム)を実行して各種の機能を実現する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)が含まれる。また、上述した各種のプロセッサには、画像処理に特化したプロセッサであるGPU(Graphics Processing Unit)が含まれる。また、上述した各種のプロセッサには、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるPLD(Programmable Logic Device)も含まれる。さらに、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路なども上述した各種のプロセッサに含まれる。
なお、プロセッサ330の各機能は1つのプロセッサで実現されていてもよいし、複数のプロセッサで実現されていてもよい。また、1つのプロセッサが複数の機能に対応していてもよい。さらに、プロセッサ330の各機能は回路によって実現されていてもよく、また各機能の一部が回路で実現され、残りがプロセッサによって実現されていてもよい。
上述したプロセッサあるいは電気回路がソフトウェア(プログラム)を実行する際は、実行するソフトウェアのプロセッサ(コンピュータ)読み取り可能なコードや、ソフトウェアの実行に必要なデータをフラッシュメモリ(Flash Memory)等の非一時的記録媒体に記憶しておき、プロセッサがそのソフトウェアやデータを参照する。非一時的記録媒体に記憶しておくソフトウェアは、本実施形態に係る撮像指示方法を実行するための撮像指示プログラム(撮像装置を動作させるプログラム)を含む。フラッシュメモリではなく各種光磁気記録装置、半導体メモリ等を用いた非一時的記録媒体にコードやデータを記録してもよい。ここで、「半導体メモリ」にはフラッシュメモリの他にROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)が含まれる。ソフトウェアを用いた処理の際には例えばRAM(Random Access Memory)が一時的記憶領域として用いられる。
図5に示すように、プロセッサ330はフラッシュメモリ348(非一時的記録媒体、メモリ)を備える。フラッシュメモリ348には、画像の撮像、記録、表示等に必要なプログラム(本実施形態に係る撮像指示方法を実行するためのプログラムを含む)のコンピュータ(例えば、プロセッサ330を構成する各種のプロセッサ)で読み取り可能なコードや、プログラムの実行に際し必要なデータ(例えば、フレームの圧縮や記録のパターン、後述する第1時間や第2時間のデータ)が記録される。また、プロセッサ330は、一時的な記憶領域及び作業領域としてのRAM349(メモリ)を備える。
<操作部>
操作部350は図2,3に示すボタン、キー、ダイヤル等により構成され、ユーザは撮像モード設定、動画像の撮像パラメータ(例えば、ホワイトバランス、シャッタースピード、フレームレート、圧縮形式、フィルムシミュレーション等の画像処理;第1撮像パラメータ、第2撮像パラメータ)の設定、動画撮像指示、静止画撮像指示等、各種の操作を行うことができる。また、プロセッサ330は、これらユーザの指示を受け付けることができる。なお、モニタ370(表示装置)をタッチパネル型のデバイスで構成し、操作部として使用可能としてもよい。
<記録装置>
記録装置360(記録装置、メモリ)は各種の光磁気記録媒体、半導体メモリ等の非一時的記録媒体及びその制御回路により構成され、動画、静止画等を保存することができる。記録装置360には、第1動画像や第2動画像を記録することができる。記録装置360を構成する記録媒体としては、撮像装置本体300に対し着脱できるタイプを用いることができる。撮像した画像(動画像、静止画像)を、記録制御部342及び通信制御部345の制御により、アンテナ390を介した有線及び/または無線通信により外部の記録媒体や記録装置(例えばクラウド上の記録装置等、記録装置360以外)に送信可能な構成とし、それらに記録できるようにしてもよい。
<モニタ及びスピーカ>
モニタ370(表示装置)は例えばタッチパネル型の液晶表示パネルにより構成され、撮像パラメータ設定用の画面、設定された撮像パラメータ、動画像、静止画像、残記録時間、ユーザへの警告メッセージ等を表示することができる。このメッセージはスピーカ380から音声出力してもよい。
<動画像の撮像条件変更及び本願発明の手法>
動画像の撮像中にシーンが切り替わった場合や光の加減(光源の種類、明るさ等)が変化した場合に、ユーザはホワイトバランスなどの撮像条件(撮像パラメータ)を変更したくなる場合がある。しかし、撮像中にこれらの設定を変更することには、例えば以下の課題が存在する。まず、設定を変更すると作品(画像)の統一感を失うリスクがあり、ユーザは設定を変更すべきか判断しづらい場合がある。特にリアルタイムで撮像している場合、判断時間が限られ、正しい判断が難しい状況となる。また、設定の変更を動画像に反映するタイミングが意図するタイミングとずれてしまう可能性がある。上述した特許文献1等の従来の技術は、このような事情を考慮したものではなかった。
本願発明者らは、このような事情に鑑みて鋭意検討を重ね、「撮像途中のトリガー(処理の開始や終了のきっかけとなる、ユーザの操作や装置による指令等)に応じて、元の設定を保った動画像を記録しながら、同一の撮像素子を用いて撮像している異なる撮像条件(撮像パラメータ)の動画像を、別途残せるようにする」との着想を得た。これにより、ユーザは動画像を編集する際に、そのシーンに合う、より適切な設定の動画像を編集することができる。以下、この手法の具体的態様を説明する。
<撮像指示方法の処理(実施例1)>
<第1撮像パラメータの設定>
図6,7は、実施例1での撮像指示方法の処理を示すフローチャートである。なお、フローチャートの処理を開始する時点で、第1動画像の撮像条件(第1撮像パラメータ)が設定されているものとする。「第1撮像パラメータ」は、例えばシャッタースピード(露光時間)、フレームレート、絞り、ホワイトバランス(光源の種類)、フィルムシミュレーション等の画像処理の内容及び程度、等であるが、これらに限定されるものではない。受付部332(プロセッサ)はユーザによる第1撮像パラメータの設定操作を受け付け、撮像パラメータ設定部334(プロセッサ)は、受け付けた内容にしたがってパラメータの内容を設定する。ユーザは上述したボタンやスイッチ類により設定操作を行うことができ、表示制御部344(プロセッサ)は、モニタ370(表示装置)に設定画面を表示することができる。
<画像データの取得>
撮像制御部336(プロセッサ)は、ユーザの操作(第0操作)に応じて、撮像素子310(撮像部)から出力される動画像データ(単一の動画像データ)を取得する(ステップS100)。すなわち、撮像制御部336は、撮像素子310に第1動画像の撮像を開始させる。なお、「撮像」は画像処理、圧縮処理、記録処理を含む。また、例えば、レリーズボタン351の全押し操作をこの「第0操作」とすることができる。また、例えば撮像素子310から出力されるRAWデータ(現像処理前の動画像データ)を、この「単一の動画像データ」として用いることができる。画像処理部338及び圧縮処理部340(プロセッサ)は、この単一の動画像データから、第1動画像の画像データ(第1動画像データ)及び第2動画像の画像データ(第2動画像データ)を生成することができる。
<第1動画像の記録及び表示>
画像処理部338、圧縮処理部340、及び記録制御部342(プロセッサ)は、第1撮像パラメータに基づく画像処理及び圧縮処理を施し、処理後の画像データ(第1動画像データ)を記録装置360に記録する(ステップS102)。第1動画像のみを記録する期間においては、圧縮処理部340はIフレームのみ生成してもよいし、Iフレームと、Pフレーム及び/またはBフレームと、を生成してもよい。また、表示制御部344(プロセッサ)は、第1動画像をモニタ370に表示させる(ステップS102)。なお、詳細を後述するように、第1動画像と第2動画像を並行して記録する期間においては、表示制御部344は、これら動画像をモニタ370に同時に表示することができる。
受付部332(プロセッサ)は、第1動画像の撮像を終了する第3指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS104)。受付部332は、ユーザによる終了指示操作(例えば、レリーズボタン351の押し下げ;第3操作)を第3指示として受け付けることができる。受付部232が第3指示を受け付けると(ステップS104でYES)、画像処理部338、圧縮処理部340、及び記録制御部342(プロセッサ)は、第1動画像の記録を終了する(ステップS106)。この場合、第2動画像の記録が開始する前に第1動画像の記録が終了する。なお、後述する実施例2のように、所定の条件を満たした場合に第3操作によらずに自動的に生成される、第3指示と見なされる状況データを第3指示として受け付けてもよい。
<第2撮像パラメータの設定>
受付部332(プロセッサ)は、第1動画像の撮像中に、ユーザによる第1操作(第1指示)を受け付けたか否かを判断する(ステップS108)。第1操作は第1撮像パラメータとは異なる第2撮像パラメータの設定を指示する操作であり、受付部332は、上述したボタンやスイッチ類(例えば、ファンクションボタン353)が操作された場合に判断を肯定することができる。判断が肯定された場合(ステップS108でYES)、受付部332及び撮像パラメータ設定部334(プロセッサ)は、受け付けた内容にしたがって第2撮像パラメータの内容を設定する(ステップS110)。表示制御部344は、第2撮像パラメータの設定用の画面をモニタ370(表示装置)に表示させることができ、ユーザはこの画面を見ながら上述したボタンやスイッチ類を操作して第2撮像パラメータの設定操作を行うことができる。モニタ370がタッチパネル式の表示装置である場合は、ユーザはモニタ370を介して設定操作を行うことができる。
<第2動画像の記録及び表示>
受付部332(プロセッサ)は、上述した第1操作(第1指示)の受付以後に、ユーザによる第2操作(第2指示)を受け付けたか否かを判断する(ステップS112)。第2操作は、撮像素子310及び撮像制御部336(撮像部)に、第2撮像パラメータに基づく第2動画像の撮像(画像処理、圧縮、記録を含む)を開始させる操作であり、受付部332(プロセッサ)は、第1操作と第2指示を同時に受け付けてもよい。画像処理部338、圧縮処理部340、及び記録制御部342(プロセッサ)は、上述した「単一の動画像データ」(第1動画像と同じ画像データ)に第2撮像パラメータに基づく画像処理及び圧縮を行って、第2動画データを記録装置360に記録する(ステップS114)。なお、第2動画像はこのように第1動画像と同じ記録媒体(単一の記録媒体)に記録してもよいし、第1動画像とは別個の記録媒体(別個のメモリカードやネットワーク上の記録装置等)に記録してもよい。
<並行記録時の制御>
実施例1では、ユーザの操作に依存して、第1動画像と第2動画像を並行して記録する期間が存在する場合がある。図8は、そのような並行記録期間において、イントラフレーム(Iフレーム)及び参照フレーム(Pフレーム)を記録する場合の、撮像制御部336、画像処理部338、圧縮処理部340、記録制御部342(プロセッサ)での処理を示す図である。Iフレーム及びPフレームを処理、圧縮、及び記録する場合、Pフレームの圧縮では、直前のフレームと入力したフレームの差分情報を、Pフレームとして生成することになる。例えば、画像1(フレーム1)については、処理1(第1撮像パラメータに基づく画像処理)の動画ファイルと、処理2(第2撮像パラメータに基づく画像処理)の動画ファイルを別々に生成する必要があり、Pフレームを生成する場合は画像1の処理1と画像2の処理1の差分を圧縮する必要がある。
しかし、空白期間ΔT1に「画像1、処理2」のフレームを入力した場合、圧縮処理部340では直前のフレームと入力したフレームの差分情報をPフレームとして生成するため、「画像1,処理2」と「画像2、処理1」の差分を生成してしまい、適切な画像データが得られない。このため、「画像1、処理2」をすぐに入力せず、「画像2、処理1」の作成を待ってから「画像1、処理2」を入力している。また、記録制御部342では、圧縮処理部340で「画像2、処理1」の圧縮(Pフレーム)が終了してからでないとその圧縮したPフレームを記録できないため、空白期間ΔT2が生じる。このように、並行記録期間においてIフレームに加えPフレームを生成する場合は、圧縮及び記録に空白期間が生じ、その期間の画像データをメモリに記憶しておかなければならいので、大容量のメモリが必要になってしまう。
一方、図9は、第1動画像と第2動画像の並行記録期間においてIフレームのみを圧縮、記録する場合の処理の様子を示す図である。この場合、空白期間は生じず、メモリの容量に対する制約は低い。
このような事情を考慮し、画像処理部338、圧縮処理部340、及び記録制御部342(プロセッサ)は、第1動画像と第2動画像を並行して記録する期間においては、図9のように第1動画像データ及び第2動画像データとしてIフレームを生成及び記録する。なお、プロセッサ330が複数の圧縮処理部を備える場合、「処理1」の画像と「処理2」の画像をそれぞれの圧縮処理部に割り当てることができるため、参照フレーム(Pフレーム)を使用して問題ない。
<動画像の表示>
表示制御部344(プロセッサ)は、第2動画像をモニタ370に表示させる(ステップS114)。表示制御部344は、第1動画像と第2動画像を並行して記録する期間においては、第1動画像と第2動画像を同時に表示させることができる。図10はそのような同時表示の例であり、第1動画像の中に第2動画像を表示した状態を示している。このような表示ではなく、モニタ370の表示領域の半分に第1動画像を表示し、残りの半分に第2動画像を表示してもよい。このような同時表示により、ユーザは撮像パラメータが異なる第1,第2動画像を同時に視認し、不要な動画像の記録を終了することができる。
また、同じく図10に示すように、記録制御部342及び表示制御部344(プロセッサ)は、第1動画像と前記第2動画像の一方のみを記録した場合の残記録時間(同図の「単一記録時残記録時間」)と、第1動画像と第2動画像の双方を記録した場合の残記録時間(同図の「同時記録時残記録時間」)とをモニタ370(表示装置)に表示させることができる。
<第1動画像の記録終了>
受付部332(プロセッサ)は、第1動画像の撮像を終了する第3指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS116)。受付部332は、ユーザによる第3指示、及び所定の条件を満たした場合に第3指示と見なされる状況データを、第3指示として受け付ける。実施例1では、受付部332は、レリーズボタン351やその他のボタン、ダイヤル類の操作(第3操作)を第3指示として受け付けることができる。なお、後述する実施例2では、撮像シーンの切り替わりに基づいて第3指示を示す情報が生成、受け付けされる。
ステップS116の判断が肯定されると、画像処理部338、圧縮処理部340、及び記録制御部342(プロセッサ)は、第1動画像の記録(画像処理、圧縮処理を含む)を終了し、ボタンやスイッチ類に対する第3操作と第3指示との対応付けを解除する(ステップS118)。例えば、「レリーズボタン351を押し下げした場合に、第1動画像の記録を終了する」との対応付けを解除する。
また、画像処理部338、圧縮処理部340、及び記録制御部342(プロセッサ)は、第4指示(第2動画像の撮像を終了させる指示)を受け付けていない状態で第3指示(第1動画像の撮像を終了させる指示)を受け付けた場合は、第1動画像の撮像を終了させ、第3指示を受け付けた後の第1動画像として第2動画像を記録する(ステップS120)。例えば、第1動画像の画像ファイルの続きに第2動画像を記録する、第1動画像の続きであることが分かるように画像ファイルのファイル名を設定する、ボタンやスイッチ類の操作と処理(撮像開始、終了)等の対応付けを第1動画像と同じにする、動画像の表示その他のユーザインタフェースを第1動画像と同じにする、等を行うことができる。
なお、ステップS120において、第2動画像に対するボタンやスイッチ類の操作と処理(撮像開始、終了)等の対応付けを第1動画像と同じにした場合、ユーザの操作によっては(例えば、記録終了が割り当てられたボタンを押しっぱなしにしている場合)記録終了のトリガー(第3指示)が出続けて、第1動画像として記録を開始した第2動画像がすぐに記録を終了してしまう可能性がある。このため、ステップS118では、第3操作と第3指示との対応付けをいったん解除している。
なお、画像処理部338、圧縮処理部340、及び記録制御部342(プロセッサ)は、第1動画像の記録終了後に第2動画像のみ記録する期間においてIフレームのみを生成、記録してもよいし、Iフレームと、Pフレーム及び/またはBフレームと、を生成、記録してもよい。
<第2動画像の記録終了>
一方、ステップS116で第1動画像の記録終了指示がない場合、受付部332(プロセッサ)は、第2動画像の撮像を終了する第4指示を受け付けたか否かを判断し(ステップS122)、判断が肯定されるまで(YESの間)第2動画像の記録を継続する。受付部332は、ファンクションボタン353の押し下げ等、決められたボタンやスイッチ類に対するユーザの操作を第4指示として受け付けることができる。ステップS122の判断が肯定されると、画像処理部338、圧縮処理部340、及び記録制御部342(プロセッサ)は、第2動画像の記録(画像処理、圧縮処理を含む)及び表示を終了する(ステップS124)。第1動画像の場合(ステップS118)と同様に、ユーザの操作と第4指示(第2動画像の撮像を終了させる指示;終了トリガー)との対応付けを解除してもよい(ステップS124)。
ステップS122,S124の処理により、ユーザは、第1動画像と第2動画像の並行記録中に第2動画像の記録のみ終了させることができる。
図11は、第1動画像及び第2動画像をファイルに記録する様子を示す図である(なお、動画像の表示は図10と同様に行うことができる)。図11の(a)部分は、記録装置360に装着されたメモリカード362(非一時的記録媒体、「単一の記録媒体」の一態様)に、第1記録フォルダ364と第2記録フォルダ366が作成されており、動画ファイル“0001.MOV”と動画ファイル“SUB_0001.MOV”がそれぞれ記録されている様子を示す。これらの動画ファイルはファイル名の一部(“0001”の部分)が共通であり、ユーザは動画ファイルの関連性を容易に把握することができる。
また、図11の(b)部分は、各期間におけるファイルの記録内容を示す。時刻t0~時刻t1までの期間(1)では、画像処理部338、圧縮処理部340、及び記録制御部342(プロセッサ)は、第1撮像パラメータに基づく動画像(第1動画像)を動画ファイル“0001.MOV”に生成、記録する。これら各部は、時刻t1(第2指示を受け付けたタイミング)に動画ファイル“SUB_0001.MOV”に第2動画像の記録を開始し(ステップS114)、時刻t1~時刻t2までの期間(2)では、第1撮像パラメータ(“設定1”)に基づく動画像(第1動画像)を動画ファイル“0001.MOV”に記録し、第2撮像パラメータ(“設定2”)に基づく動画像(第2動画像)を動画ファイル“0001.MOV”に記録する。画像処理部338、圧縮処理部340、及び記録制御部342(プロセッサ)は、時刻t2(第3指示を受け付けたタイミング)に第1動画像の記録を終了し(ステップS118)し、時刻t2~時刻t3までの期間(3)では、第2動画像を第1動画像として記録(ステップS112)する。詳細には、上述の各部は、時刻t2~時刻t3までの期間(3)では、時刻t2までは第1動画像を記録していた動画ファイル“0001.MOV”に、第2撮像パラメータに基づく第2動画像を記録する。すなわち、画像処理部338、圧縮処理部340、及び記録制御部342(プロセッサ)は、第2動画像を、時刻t1での第2指示から時刻t2での第3指示までに記録された第1動画像と関連付けて記録する。
なお、図11に示す例では、時刻t2まで第1撮像パラメータに基づく動画像を記録していた動画ファイル“0001.MOV”に、時刻t2以降は第2撮像パラメータに基づく動画像を記録しているが、画像処理部338、圧縮処理部340、及び記録制御部342(プロセッサ)は、時刻t2以降においても動画ファイル“SUB_0001.MOV”に第2動画像の記録を継続してもよい(図14の例を参照)。
このように、実施例1によれば撮像パラメータの切り替わりの前後(図11の例では期間(2))では第1動画像、第2動画像を並行して記録するので、元の設定を保った動画像(第1撮像パラメータに基づく第1動画像)を残し続けながら、異なる設定の動画像(第2撮像パラメータに基づく第2動画像)を別途残すことができる。これにより、ユーザは、動画像の編集において撮像シーンに合ったよりよい設定の動画像を選択することができる。具体的には、例えば、ユーザは所望のタイミングで第1動画像と第2動画像をつなぎ合わせることができる。
以上説明したように、実施例1によれば、ユーザは撮像パラメータが異なる複数の動画像を容易に記録することができる。
<撮像指示方法の処理(実施例2)>
次に、図12,13のフローチャートを参照しつつ、実施例2での撮像指示方法の処理について説明する。実施例2では、以下に説明するように、所定の条件を満たした場合にユーザの操作と見なされる状況データを第3指示として受け付けて、第1動画像の記録を終了する。なお、図12,13のフローチャートに関し、図6,7と同様の処理を行うステップについては同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
受付部332(プロセッサ)は、シーンの切替りによる第2動画像の記録終了の設定を受け付ける(ステップS111)。受付部332は、例えばシーン切替りの基準となる撮像条件(所定のパラメータ)の設定や、後述する第1時間、第2時間等の設定に関するユーザの操作を受け付けることができる。
受付部332が第2動画像の記録開始指示(ユーザによる第2操作;第2指示)を受け付けると(ステップS112でYES)、画像処理部338、圧縮処理部340、及び記録制御部342(プロセッサ)は、第2動画像の撮像(画像処理、圧縮、記録を含む)を開始する(ステップS114)。この撮像開始は、図14(撮像シーンの切替り前後の並行記録の様子を示す図)において時刻t1に相当する。同図において、時刻t1~時刻t3までは第1動画像及び第2動画像を並行記録する期間であり、上述のように、第1動画像及び第2動画像共にIフレーム(イントラフレーム)のみ記録する。
画像処理部338(プロセッサ)は、動画像のシーン検出を行い、シーンの切替りが起きたか否かを判断する(図13のステップS115)。画像処理部338は、所定のパラメータ(例えば被写界の明るさ等)がしきい値を超えた場合(図14では時刻t2)にシーンの切替りが起きたと判断することができる。例えば、室内で光源が蛍光灯から白熱灯に変わった場合、比較的暗い室内から日中の明るい屋外に出た場合、屋外でも日向から日陰に移動した場合等に、被写界の明るさが大きく変化して「シーンの切替りが起きた」と判断される場合がある。なお、画像処理部338は、明るさ以外のパラメータで切替りを判断してもよい。
切替りが起きた場合(ステップS115でYES)、記録制御部342(プロセッサ)は「シーン切替りの前後の期間について十分に並行記録できたか否か」(所定の条件を満たしたか否か)を判断する(ステップS117)。記録制御部342は、例えば、シーンが切り替わってから第1時間が経過した場合(図14では時刻t3)は「十分に並行記録できた」(所定の条件を満たした)と判断して、ユーザの操作によらずに、第1動画像の撮像を終了させるデータ(第3指示と見なされる状況データ)を生成する。これにより、画像処理部338、圧縮処理部340、及び記録制御部342(プロセッサ)は、図7のフローチャートと同様に第1動画像の記録を終了し、終了条件(終了条件としての「所定の条件」)を解除する(ステップS118)。
このように、実施例3ではシーンの切替りに応じて第1動画像の撮像が自動的に終了するので、ユーザは余計な操作をすることなく撮像に集中することができる。また、ユーザは、撮像後の編集において、並行記録期間中の第1動画像(図14の“Main2”)及び第2動画像(同図の“Sub1”)を用いて、適切な(所望の)タイミングで動画像を1つに合成することができる。
また、上述の各部は、第2動画像を第1動画像として記録する(ステップS120)。なお、記録制御部342は、切替り後のシーンが第2時間継続している場合に「十分に並行記録できた」(「所定の条件を満たした」)と判断してもよい。このようにシーンの継続時間に基づいて判断するのは、シーン切替りの直後は処理が追従せず画像の明るさや色味が安定しない場合があるからである。
シーンの切替りが起きていない場合(ステップS115でNO)、画像処理部338、圧縮処理部340、記録制御部342、及び表示制御部344は、受付部332が第2動画像の記録終了指示を受け付けるまで(ステップS122でNOの間)第2動画像の記録及び表示を継続し、受付部332が第2動画像の記録終了指示を受け付けたら記録及び表示を終了する(ステップS124)。ステップS124では、ユーザの操作と第4指示(第2動画像の撮像を終了させる指示;終了トリガー)との対応付けを解除してもよい。
以上説明したように、実施例2によっても、実施例1と同様にユーザは撮像パラメータが異なる複数の動画像を容易に記録することができる。
<撮像指示方法の処理(実施例3)>
図15は、実施例3での撮像指示方法の処理を示すフローチャートである(ステップS100~S114までの処理は図6のフローチャートと同様のため、説明を省略する)。実施例3では、以下に説明するように、記録媒体の残容量に応じて、ユーザの操作によらずに、第1動画像の記録を終了させるための状況データを生成する。
ステップS116Aで、記録制御部342(プロセッサ)は、第1動画像を記録する記録媒体の残容量が十分であるか否かを判断する。記録制御部342は、例えば、記録装置360に装着されたメモリカードの残容量が第1動画像を残りの撮像予定時間だけ記録した場合のデータサイズより多い場合は、「残容量が十分である」と判断することができる(ステップ116AでYES;この場合、処理はステップS122へ進む)。なお、記録制御部342は、クラウド上の記録装置等、容量の制約がない(または非常に低い)場合は「記録媒体の残容量が十分である」と判断することができる。また、記録制御部342は、あらかじめ決められた値を用いる、撮像開始前にユーザに入力させる、等の方法により撮像予定時間を把握することができる。また、記録制御部342は、撮像予定時間や圧縮率等に基づいてデータサイズを算出することができる。
記録制御部342は、第1動画像を記録する記録媒体の残容量が十分でない場合(例えば、メモリカードの残容量が、第1動画像を残りの撮像予定時間だけ記録した場合のデータサイズより少ない場合;ステップS116AでNO)は、「所定の条件」を満たしたと判断して、ユーザの操作によらずに、第1動画像の記録を終了させる(並行記録を終了させる)ための状況データを生成する。これにより、記録媒体の容量が不足して所望の時間撮像できなくなるおそれを低減することができる。
以上説明したように、実施例3によっても、実施例1,2と同様に、ユーザは撮像パラメータが異なる複数の動画像を容易に記録することができる。
なお、上述した第1の実施形態では単一の動画像データ(RAWデータ等)に対し第1撮像パラメータ、第2撮像パラメータに基づく処理(画像処理、圧縮処理)を行って記録しているが、撮像素子を2つ設けて、それら2つの撮像素子から出力される動画像データにそれぞれ第1撮像パラメータ、第2撮像パラメータに基づく処理(画像処理、圧縮処理)を行って記録してもよい。
<撮像装置に対する操作、指示の変形例>
上述した実施例1~3では、ユーザが撮像装置100に対し直接撮像パラメータの設定や撮像指示を行っているが、撮像装置100に対する操作や指示は、リモートコントローラを用いて行ってもよい。図16はリモートコントローラ700(撮像指示装置)を用いて撮像装置100を制御する様子を示す図であり、図17はリモートコントローラ700の構成を示す図である。
図17に示すように、リモートコントローラ700は、受付部712及び通信制御部714を備えるプロセッサ710(プロセッサ)と、フラッシュメモリ720と、RAM722と、操作部730と、無線通信用のアンテナ740と、を備える。ユーザは、操作部730(ボタン、スイッチ類)を操作して各種の操作(撮像パラメータ設定指示や動画像の記録開始/終了指示等)を行い、受付部712がその操作を受け付ける。通信制御部714は、フラッシュメモリ720(非一時的記録媒体、メモリ)に記憶された、本発明に係る撮像指示プログラムにしたがって、撮像装置100に指示を行う。撮像指示プログラムは、プロセッサ710に、撮像装置100の撮像部(具体的には、撮像素子310及びプロセッサ330の各部)に対する撮像指示(第1~第3指示;本発明に係る撮像指示方法の各処理)を実行させる。処理の際には、RAM722が作業領域及び一時的記録領域として用いられる。撮像指示方法の各処理は、実施例1~3と同様である。なお、リモートコントローラ700と撮像装置100との間での通信は有線でもよい。
このような構成によっても、上述した実施例1~3と同様に、ユーザは撮像パラメータが異なる複数の動画像を容易に記録することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、デジタルカメラである撮像装置100について説明したが、撮像装置の構成はこれに限定されない。その他の撮像装置としては、例えば、内蔵型または外付け型のPC用カメラ(PC:Personal Computer)、あるいは、以下に説明するような、撮像機能を有する携帯端末装置とすることができる。
本発明の撮像装置の一実施形態である携帯端末装置としては、例えば、携帯電話機やスマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯型ゲーム機、スマートウォッチが挙げられる。以下、スマートフォンを例に挙げ、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図18は第2の実施形態に係るスマートフォン1(撮像装置)の外観図である。同図の(a)部分は正面図、(b)部分は背面図である。図18に示すスマートフォン1は平板状の筐体2を有し、筐体2の一方の面に表示部としての表示パネル21(表示装置)と、入力部としての操作パネル22(操作部)とが一体となった表示入力部20を備えている。また、筐体2は、スピーカ31(スピーカ)と、マイクロフォン32、操作部40(操作部)と、カメラ部41,42(撮像装置)、ストロボ43とを備えている。なお、筐体2の構成はこれに限定されず、例えば、表示部と入力部とが独立した構成を採用してもよいし、折り畳み構造やスライド機構を有する構成を採用してもよい。
図19は、スマートフォン1の概略構成を示す図である。図19に示すように、スマートフォン1は、無線通信部11と、表示入力部20と、通話部30と、操作部40と、カメラ部41,42と、ストロボ43と、記憶部50と、外部入出力部60と、GPS受信部70(GPS:Global Positioning System)と、モーションセンサ部80と、電源部90と、を備える。また、スマートフォン1は、主制御部101(プロセッサ)を備える。また、スマートフォン1の主たる機能として、基地局装置と移動通信網とを介した移動無線通信を行う無線通信機能を備える。
無線通信部11は、主制御部101の指示にしたがって、移動通信網に収容された基地局装置に対し無線通信を行う。斯かる無線通信を使用して、音声データ、画像データ等の各種ファイルデータ、電子メールデータなどの送受信や、Webデータやストリーミングデータなどの受信を行う。
表示入力部20は、主制御部101の制御により、画像(静止画像及び/または動画像)や文字情報などを表示して視覚的にユーザに情報を伝達すると共に、表示した情報に対するユーザ操作を検出する、いわゆるタッチパネルであって、表示パネル21と、操作パネル22とを備える。
表示パネル21においては、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light-Emitting Diode)などが表示デバイスとして用いられる。操作パネル22は、表示パネル21の表示面上に表示される画像を視認可能に載置され、ユーザの指やペン等の導体によって操作される1または複数の座標を検出するデバイスである。斯かるデバイスをユーザの指やペン等の導体によって操作すると、操作パネル22は、操作に起因して発生する検出信号を主制御部101に出力する。次いで、主制御部101は、受信した検出信号に基づいて、表示パネル21上の操作位置(座標)を検出する。
図18に示すように、本発明の撮像装置の一実施形態として例示しているスマートフォン1の表示パネル21と操作パネル22とは一体となって表示入力部20を構成しているが、操作パネル22が表示パネル21を完全に覆う配置となっている。斯かる配置を採用した場合、操作パネル22は、表示パネル21外の領域についても、ユーザ操作を検出する機能を備えてもよい。換言すると、操作パネル22は、表示パネル21に重なる重畳部分についての検出領域(以下、表示領域と称する)と、それ以外の表示パネル21に重ならない外縁部分についての検出領域(以下、非表示領域と称する)とを備えていてもよい。
通話部30は、スピーカ31やマイクロフォン32を備え、マイクロフォン32を通じて入力されたユーザの音声を主制御部101にて処理可能な音声データに変換して主制御部101に出力すること、無線通信部11あるいは外部入出力部60により受信された音声データを復号してスピーカ31から出力することができる。また、図18に示すように、例えばスピーカ31を表示入力部20が設けられた面と同じ面に搭載し、マイクロフォン32を筐体2の側面に搭載することができる。
操作部40は、キースイッチなどを用いたハードウェアキーであって、ユーザからの指示を受け付けるデバイスである。例えば図18に示すように、操作部40は、スマートフォン1の筐体2の側面に搭載され、指などで押下されるとオンとなり、指を離すとバネなどの復元力によってオフ状態となる押しボタン式のスイッチである。
記憶部50(記録装置、メモリ)は、主制御部101の制御プログラム(例えば、本実施形態の撮像指示方法を主制御部101に実行させる撮像指示プログラム)や制御データ(上述した第1時間、第2時間等の情報を含んでいてもよい)、アプリケーションソフトウェア、通信相手の名称や電話番号などを対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、WebブラウジングによりダウンロードしたWebデータや、ダウンロードしたコンテンツデータを記憶し、またストリーミングデータなどを一時的に記憶する。また、記憶部50は、本実施形態の撮像指示方法により撮像した動画像(第1動画像、第2動画像)を記憶する。また、記憶部50は、スマートフォン内蔵の内部記憶部51と着脱自在な外部メモリスロットを有する外部記憶部52により構成される。なお、記憶部50を構成するそれぞれの内部記憶部51と外部記憶部52は、公知の格納媒体を用いて実現される。
外部入出力部60は、スマートフォン1に連結される全ての外部機器とのインターフェースの役割を果たす。スマートフォン1は、外部入出力部60を介して他の外部機器に通信等により直接的または間接的に接続される。通信等の手段としては、例えば、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus)、IEEE1394、ネットワーク(例えば、有線LAN、無線LAN)を挙げることができる。この他、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association)(登録商標)などを通信等の手段として挙げることができる。さらに、UWB(Ultra Wide Band)(登録商標)、ジグビー(ZigBee)(登録商標)なども通信等の手段として挙げることができる。
スマートフォン1に連結される外部機器としては、例えば、有線/無線ヘッドセット、有線/無線外部充電器、有線/無線データポートを挙げることができる。また、カードソケットを介して接続されるメモリカード(Memory card)やSIM(Subscriber Identity Module Card)/UIM(User Identity Module Card)カードも外部機器として挙げることができる。また、オーディオ及びビデオI/O(Input/Output)端子を介して接続される外部オーディオ及びビデオ機器、無線接続される外部オーディオ及びビデオ機器、有線/無線接続されるスマートフォン、有線/無線接続されるPDA、有線/無線接続されるパーソナルコンピュータ、イヤホンなどの外部機器も連結することができる。外部入出力部60は、このような外部機器から伝送を受けたデータをスマートフォン1の内部の各構成要素に伝達することや、スマートフォン1の内部のデータを外部機器に伝送することができる。
モーションセンサ部80は、例えば、3軸の加速度センサや傾斜センサなどを備え、主制御部101の指示にしたがって、スマートフォン1の物理的な動きを検出する。スマートフォン1の物理的な動きを検出することにより、スマートフォン1の動く方向や加速度、姿勢が検出される。斯かる検出結果は、主制御部101に出力されるものである。電源部90は、主制御部101の指示にしたがって、スマートフォン1の各部に、バッテリ(不図示)に蓄えられる電力を供給する。
主制御部101は、マイクロプロセッサ及びRAMやフラッシュメモリ等のメモリ(メモリ)を備え、記憶部50が記憶する制御プログラムや制御データにしたがって動作し、カメラ部41を含むスマートフォン1の各部を統括して制御する。Iフレーム及びPフレームの繰り返しパターン等の情報を主制御部101のメモリに記憶してもよい。また、主制御部101は、無線通信部11を通じて、音声通信やデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する移動通信制御機能と、アプリケーション処理機能を備える。
また、主制御部101は、受信データやダウンロードしたストリーミングデータなどの画像データ(静止画像や動画像のデータ)に基づいて映像を表示入力部20に表示する等の画像処理機能を備える。画像処理機能とは、主制御部101が画像データを復号し、斯かる復号結果に画像処理を施して画像を表示入力部20に表示する機能のことをいう。
カメラ部41,42は、CMOSやCCDなどの撮像素子を用いて電子撮像するデジタルカメラ(撮像装置)である。また、カメラ部41,42は、主制御部101の制御により、撮像によって得た画像データ(動画、静止画)を例えばMPEGやJPEGなどの圧縮した画像データに変換し、記憶部50に記録することや、外部入出力部60や無線通信部11を通じて出力することができる(このような圧縮や記録の際に、本実施形態の撮像指示方法により、第1の実施形態と同様に第1/第2に撮像パラメータの設定、第1/第2動画像の撮像、シーン切り替わりの判定、画像データの圧縮、記録、表示等を行うことができる)。図18,19に示すスマートフォン1において、カメラ部41,42の一方を用いて撮像することもできるし、カメラ部41,42を同時に使用して撮像することもできる。カメラ部42を用いる場合は、ストロボ43を使用することができる。
また、カメラ部41,42はスマートフォン1の各種機能に利用することができる。例えば、スマートフォン1は、表示パネル21にカメラ部41,42で取得した画像を表示できる。また、スマートフォン1は、操作パネル22の操作入力のひとつとして、カメラ部41,42の画像を利用することができる。また、スマートフォン1は、GPS受信部70がGPS衛星ST1,ST2,…,STnからの測位情報に基づいて位置を検出する際に、カメラ部41,42からの画像を参照して位置を検出することもできる。さらには、スマートフォン1は、カメラ部41,42からの画像を参照して、3軸の加速度センサを用いずに、あるいは、3軸の加速度センサと併用して、スマートフォン1のカメラ部41の光軸方向を判断することや、現在の使用環境を判断することもできる。勿論、スマートフォン1は、カメラ部41,42からの画像をアプリケーションソフトウェア内で利用することもできる。その他、スマートフォン1は、静止画または動画の画像データにGPS受信部70により取得した位置情報、マイクロフォン32により取得した音声情報(主制御部等により、音声テキスト変換を行ってテキスト情報となっていてもよい)、モーションセンサ部80により取得した姿勢情報等を付加して記憶部50に記録することもできる。また、スマートフォン1は、これらの静止画または動画の画像データを外部入出力部60や無線通信部11を通じて出力することもできる。
上述した構成のスマートフォン1においても、第1の実施形態に係る撮像装置100と同様に、本実施形態に係る撮像指示方法の処理(第1/第2撮像パラメータの設定、第1/第2動画像の撮像、シーン切り替わりの判定、画像データの圧縮、記録、表示等)を実行することができる。具体的には、第1の実施形態においてプロセッサ330(図5に示す各部)が実行する処理(上述したフローチャートの処理を含む)を、スマートフォン1では主としてカメラ部41,42及び主制御部101が実行することができる。その他、第1の実施形態における操作部350、記録装置360、モニタ370、スピーカ380の機能は、スマートフォン1において操作部40、記憶部50及び操作パネル22、表示パネル21及び操作パネル22、スピーカ31によりそれぞれ実現することができる。
これにより、第2の実施形態に係るスマートフォン1においても、第1の実施形態に係る撮像装置100と同様の効果(動画像の撮像条件を容易に変更することができる)を得ることができる。
以上で本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上述した態様に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
1 スマートフォン
2 筐体
11 無線通信部
20 表示入力部
21 表示パネル
22 操作パネル
30 通話部
31 スピーカ
32 マイクロフォン
40 操作部
41 カメラ部
42 カメラ部
43 ストロボ
50 記憶部
51 内部記憶部
52 外部記憶部
60 外部入出力部
70 GPS受信部
80 モーションセンサ部
90 電源部
100 撮像装置
101 主制御部
116A ステップ
200 交換レンズ
210 ズームレンズ
220 絞り
230 フォーカスレンズ
232 受付部
240 レンズ駆動部
300 撮像装置本体
301 マウント
302 端子
303 ファインダ窓
304 ファインダ接眼部
305 モニタ
310 撮像素子
312 受光部
314 アナログ増幅部
316 A/D変換器
318 撮像素子駆動部
320 デジタル信号処理部
330 プロセッサ
332 受付部
334 撮像パラメータ設定部
336 撮像制御部
338 画像処理部
340 圧縮処理部
342 記録制御部
344 表示制御部
345 通信制御部
346 レンズ駆動制御部
348 フラッシュメモリ
349 RAM
350 操作部
351 レリーズボタン
352 ダイヤル
353 ファンクションボタン
354 露出補正ダイヤル
355 BACKキー
356 MENU/OKキー
357 十字キー
358 Qボタン
360 記録装置
362 メモリカード
364 第1記録フォルダ
366 第2記録フォルダ
370 モニタ
380 スピーカ
390 アンテナ
700 リモートコントローラ
710 プロセッサ
712 受付部
714 通信制御部
720 フラッシュメモリ
722 RAM
730 操作部
740 アンテナ
L 光軸
S100~S124 撮像指示方法の各ステップ
ST1 GPS衛星
ST2 GPS衛星
ΔT1 空白期間
ΔT2 空白期間

Claims (24)

  1. 撮像部と、プロセッサと、を備える撮像装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記撮像部が第1撮像パラメータに基づく第1動画像の撮像中に、前記第1撮像パラメータとは異なる第2撮像パラメータの設定を指示する第1指示を受け付け、
    前記第1指示の受付以後に、前記第2撮像パラメータに基づく第2動画像の撮像を開始させる第2指示を受け付け、前記撮像部に前記第2動画像の撮像を開始させ、
    前記第2指示を受け付けた場合は、前記第1動画像の撮像を終了する第3指示を受け付けるまで、前記撮像部に前記第1動画像を撮像させ、
    前記第3指示を受け付けた場合は、前記撮像部に前記第1動画像の撮像を終了させ
    前記プロセッサは、ユーザによる指示、及び所定の条件を満たした場合に前記第3指示と見なされる状況データを前記第3指示として受け付け、
    前記プロセッサは、前記撮像部が撮像する動画像のシーン検出を行い、シーンが切り替わってから第1時間が経過した場合、及び/または前記切り替わり後のシーンが第2時間継続している場合は、前記所定の条件を満たしたと判断して前記状況データを生成する、
    撮像装置。
  2. 前記プロセッサは、所定のパラメータがしきい値を超えた場合は前記シーンが切り替わったと判断する請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記プロセッサは、前記第1動画像を記録する記録媒体の残容量が前記第1動画像を残りの撮像予定時間だけ記録した場合のデータサイズより少ない場合は、前記状況データを生成する請求項1から2のいずれか1項に記載の撮像装置。
  4. 前記プロセッサは、前記撮像部に前記第1動画像の撮像を終了させ、前記第3指示を受け付けた後の前記第1動画像として前記第2動画像を記録する請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記プロセッサは、前記撮像部に前記第2動画像の撮像を終了させる請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記プロセッサは、前記撮像部に前記第2動画像の撮像を終了させ、前記第2動画像を、前記第2指示を受け付けてから前記第3指示を受け付けるまでに記録された前記第1動画像と関連付けて記録する請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記プロセッサは、前記撮像部から出力される単一の動画像データに前記第1撮像パラメータに基づく画像処理及び圧縮処理を施して前記第1動画像についての第1動画像データを生成し、前記単一の動画像データに前記第2撮像パラメータに基づく画像処理及び圧縮処理を施して前記第2動画像についての第2動画像データを生成する請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記プロセッサは、前記第1動画像及び前記第2動画像を並行して記録する期間においては、前記第1動画像データ及び前記第2動画像データとしてIフレームを生成及び記録する請求項に記載の撮像装置。
  9. 前記プロセッサは、前記第1動画像及び前記第2動画像を単一の記録媒体に記録する請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記プロセッサは、前記第1動画像と前記第2動画像の一方のみを記録した場合の残記録時間と前記第1動画像と前記第2動画像の双方を記録した場合の残記録時間とを表示装置に表示させる請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記プロセッサは、前記第1動画像及び前記第2動画像を表示装置に表示させる請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記プロセッサは、前記第1撮像パラメータに基づく画像処理と前記第2撮像パラメータに基づく画像処理とを異なるタイミングで実行する請求項1から11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記第1撮像パラメータに基づく画像処理と前記第2撮像パラメータに基づく画像処理とを同一のプロセッサで実行する請求項1から12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 撮像装置の撮像部に撮像指示を行う、プロセッサを備える撮像指示装置による撮像指示方法であって、
    前記プロセッサが、
    前記撮像部の第1撮像パラメータに基づく第1動画像の撮像中に、前記第1撮像パラメータとは異なる第2撮像パラメータの設定を行う第1指示を受け付け、前記受け付けた前記第1指示を前記撮像部に指示し、
    前記第1指示の受付以後に、前記第2撮像パラメータに基づく第2動画像の撮像を開始させる第2指示を受け付け、前記撮像部に前記第2動画像の撮像を開始させ、
    前記第2指示を受け付けた場合は、前記第1動画像の撮像を終了する第3指示を受け付けるまで、前記撮像部に前記第1動画像を撮像させ、
    前記第3指示を受け付けた場合は、前記撮像部に前記第1動画像の撮像を終了させ
    前記プロセッサは、ユーザによる指示、及び所定の条件を満たした場合に前記第3指示と見なされる状況データを前記第3指示として受け付け、
    前記プロセッサは、前記撮像部が撮像する動画像のシーン検出を行い、シーンが切り替わってから第1時間が経過した場合、及び/または前記切り替わり後のシーンが第2時間継続している場合は、前記所定の条件を満たしたと判断して前記状況データを生成する、
    撮像指示方法。
  15. 前記プロセッサは、所定のパラメータがしきい値を超えた場合は前記シーンが切り替わったと判断する請求項14に記載の撮像指示方法。
  16. 前記プロセッサは、前記撮像部に前記第1動画像の撮像を終了させ、前記第3指示を受け付けた後の前記第1動画像として前記第2動画像を記録する請求項14から15のいずれか1項に記載の撮像指示方法。
  17. 前記プロセッサは、前記第1撮像パラメータに基づく画像処理と前記第2撮像パラメータに基づく画像処理とを異なるタイミングで実行する請求項14から16のいずれか1項に記載の撮像指示方法。
  18. 前記第1撮像パラメータに基づく画像処理と前記第2撮像パラメータに基づく画像処理とを同一のプロセッサで実行する請求項14から17のいずれか1項に記載の撮像指示方法。
  19. 撮像指示装置のプロセッサに撮像装置の撮像部に対する撮像指示を実行させる撮像指示プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    前記撮像部の第1撮像パラメータに基づく第1動画像の撮像中に、前記第1撮像パラメータとは異なる第2撮像パラメータの設定を行う第1指示を受け付け、前記受け付けた前記第1指示を前記撮像部に指示する機能と、
    前記第1指示の受付以後に、前記第2撮像パラメータに基づく第2動画像の撮像を開始させる第2指示を受け付け、前記撮像部に前記第2動画像の撮像を開始させる機能と、
    前記第2指示を受け付けた場合に、前記第1動画像の撮像を終了する第3指示を受け付けるまで、前記撮像部に前記第1動画像を撮像させる機能と、
    前記第3指示を受け付けた場合に、前記撮像部に前記第1動画像の撮像を終了させる機能と、を実行させ
    前記プロセッサは、ユーザによる指示、及び所定の条件を満たした場合に前記第3指示と見なされる状況データを前記第3指示として受け付け、
    前記プロセッサは、前記撮像部が撮像する動画像のシーン検出を行い、シーンが切り替わってから第1時間が経過した場合、及び/または前記切り替わり後のシーンが第2時間継続している場合は、前記所定の条件を満たしたと判断して前記状況データを生成する、
    撮像指示プログラム。
  20. 前記プロセッサは、所定のパラメータがしきい値を超えた場合は前記シーンが切り替わったと判断する請求項19に記載の撮像指示プログラム。
  21. 前記プロセッサは、前記撮像部に前記第1動画像の撮像を終了させ、前記第3指示を受け付けた後の前記第1動画像として前記第2動画像を記録する請求項19から20のいずれか1項に記載の撮像指示プログラム。
  22. 前記プロセッサは、前記第1撮像パラメータに基づく画像処理と前記第2撮像パラメータに基づく画像処理とを異なるタイミングで実行する請求項19から21のいずれか1項に記載の撮像指示プログラム。
  23. 前記第1撮像パラメータに基づく画像処理と前記第2撮像パラメータに基づく画像処理とを同一のプロセッサで実行する請求項19から22のいずれか1項に記載の撮像指示プログラム。
  24. 非一時的かつコンピュータ読取可能な記録媒体であって、請求項19から23のいずれか1項に記載のプログラムが記録された記録媒体。
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