JP7351707B2 - アダプタ、及び照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アダプタ、及び照明装置に関する。
従来、支柱の先端に取り付けられる照明器具において、既設の支柱をそのまま使用し、照明器具を交換する場合がある。支柱の径は、複数種類存在するので、支柱の径に合わせて照明器具を取り付けるためのアダプタ等が必要になる。複数種類の支柱に照明器具を取り付ける構造として、光源モジュールが配置される器具本体に、端面が開放された筒状の取付部材を設け、この取付部材を支柱に被せ、取付部材の外側から支柱に接触するまで取付ねじを締結する構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-162685号公報
しかしながら、従来の構造は、アダプタを支柱に固定するための固定用部材に相当する取付ねじが外部に露出するため、外観を損なうおそれや、支柱が1m程度の高さの場合に人が取付ねじの頭部に接触するおそれがある。また、最小径の支柱に合わせた取付ねじを最大径の支柱に使用すると、ねじの突出量が多くなってしまうため、支柱の径に合わせて取付ねじを変更する必要もある。
本発明は、複数種類の支柱に固定することができ、かつ、取付ねじ等の突起物が露出しないアダプタ、及び照明装置を提供することを目的とする。
照明器具が取り付けられる、支柱に固定されるアダプタにおいて、前記支柱に挿入される挿入部を備え、前記挿入部には、前記支柱の内部で前記支柱の内壁を押し付け可能に伸びて前記支柱に固定される固定部材が設けられ、前記固定部材は、前記支柱の軸心方向に交差する方向に延びる筒状の胴部と、前記胴部に取り付けられ、前記支柱の軸心方向に交差する方向に延びる一対の棒状の伸縮部と、を備え、前記胴部は、当該胴部の周方向に回動自在に支持され、一対の前記伸縮部は、前記胴部の回転に応じて、前記支柱の軸心方向に交差する方向に伸縮し、前記内壁に押し付け可能であることを特徴とするアダプタである。
本発明は、上記アダプタにおいて、前記固定部材は、前記胴部の回転に対する一対の前記伸縮部の伸縮量が揃っていることを特徴とする。
本発明は、上記アダプタにおいて、少なくとも端部の形状が異なる複数種類の前記支柱に対し、それぞれの前記端部に位置決め可能な複数の位置決め部を有していることを特徴とする。
本発明は、上記アダプタにおいて、前記複数の位置決め部は、前記挿入部の軸心位置を中心とする異なる径の円周に沿った段差を形成する複数の段部を有していることを特徴とする。
本発明は、上記アダプタにおいて、前記複数の段部は、前記挿入部の軸心位置を中心とする径方向外側にいくほど、前記挿入部に挿入される前記支柱の側に突出していることを特徴とする。
本発明は、上記アダプタにおいて、前記複数の位置決め部は、前記挿入部の軸心位置を中心とする異なる多角形状の外周に沿った段差を形成する複数の角部を有していることを特徴とする。
本発明は、照明器具が取り付けられる、支柱に固定されるアダプタにおいて、前記支柱に挿入される挿入部を備え、前記挿入部には、前記支柱の内部で前記支柱の内壁を押し付け可能に伸びて前記支柱に固定される固定部材が設けられ、少なくとも端部の形状が異なる複数種類の前記支柱に対し、それぞれの前記端部に位置決め可能な複数の位置決め部を有し、前記複数の位置決め部は、前記挿入部の軸心位置を中心とする異なる多角形状の外周に沿った段差を形成する複数の角部を有していることを特徴とするアダプタである。
本発明は、上記のいずれかに記載されたアダプタを有することを特徴とする照明装置である。
本発明によれば、複数種類の支柱に固定することができ、かつ、取付ねじ等の突起物が露出することを抑制できる。
本発明の実施形態に係る照明装置の側面図である。 アダプタを上面側から視た斜視図である。 アダプタを下面側から視た斜視図である。 アダプタの側面図である。 アダプタ本体を上面側から視た斜視図である。 図4のVI-VI断面図である。 固定部材の構成を示す図であり、(A)は、側面図、(B)は、斜視図、(C)は、伸縮部を伸長させたときの側面図である。 本発明の変形例に係るアダプタを下面側から視た斜視図である。 本発明の他の変形例に係るアダプタを下面側から視た斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る照明装置1の側面図である。
照明装置1は、照明光を放射する照明器具10と、地面等に立設された支柱20と、照明器具10と支柱20とを連結するアダプタ30とを備えている。
照明器具10は、支柱20の先端にアダプタ30を介して配置され、歩道等の路面を照明する照明光を放射する。
支柱20は、直管状のポール型(ストレート型とも呼ばれる)に形成されている。本実施形態の支柱20は、この支柱20に固定された照明器具10の高さが歩行者の目線以下となる高さに設定され、照明装置1は、所謂アプローチライトとして用いられる。なお、支柱20の高さは、設置箇所や用途に応じて適宜に調整してもよいし、支柱20は、ストレート型以外でもよい。
次いで、アダプタ30について説明する。
図2は、アダプタ30を上面側から視た斜視図であり、図3は、アダプタ30を下面側から視た斜視図である。図4は、アダプタ30の側面図であり、図5は、アダプタ本体32を上面から視た斜視図である。また、図6は、図4のVI-VI断面図である。なお、図6においては、照明器具10と、支柱20とを破線で示している。
図2、図3に示すように、アダプタ30は、2つの筒部33、40を一体に有するアダプタ本体32と、筒部40に設けられる固定部材60とを備えている。
筒部33は、照明器具10の下部12(図5)が挿入される第1挿入部として機能し、筒部40は、支柱20に挿入される第2挿入部として機能する。
第1挿入部33は、照明器具10の下部12と略同径の内径を有する円筒形状に形成され、第2挿入部40は、第1挿入部33より小径の円筒形状に形成されている。また、アダプタ本体32は、第1挿入部33の下端と、第2挿入部40の上端との間に渡って延在する円環平板状の環状板部35を有している。
第1挿入部33には、周方向に間隔を空けて雌ねじ孔38が設けられ、第1挿入部33内に照明器具10の下部12を挿入した状態で雌ねじ孔38にねじ部材が締結されることによって、照明器具10がアダプタ30に固定される。
第2挿入部40は、支柱20よりも小径の筒形状に形成され、環状板部35の中心孔34の周囲から、第1挿入部33とは反対側(環状板部35の下面側、支柱20側)に向かう方向である下方に突出する。なお、第1挿入部33と第2挿入部40は、アダプタ本体32の軸心と同軸上に配置されている。但し、第1挿入部33は、照明器具10を固定可能な形状であればよく、円筒形状以外の形状にしてもよい。また、第1挿入部33は、アダプタ本体32の軸心と異なる軸心を有していてもよい。
図4、及び図5に示すように、第2挿入部40の側面の2箇所には、第2挿入部40を径方向に貫通する挿通孔42が設けられている。挿通孔42は、第2挿入部40の中心軸(軸心とも称する)を挟んで対向して配置され、後述する伸縮部61が通過自在な矩形の孔形状に形成されている。なお、第2挿入部40の中心軸は、アダプタ30及びアダプタ本体32の中心軸(軸心とも称する)と一致している。
各挿通孔42の下辺には、第2挿入部40の先端に向かって所定の幅で切り欠かれた係止溝44が設けられている。第2挿入部40の周方向において、係止溝44の幅寸法は、挿通孔42の幅寸法よりも短く形成されている。
図3、図6に示すように、環状板部35の下面には、アダプタ本体32の径方向外側にいくに従って下方に突出する複数の段部50(本実施形態では、5種類の段部50A、50B、50C、50D、50E)が設けられている。各段部50A~50Eによって、アダプタ本体32の軸心と同軸で径が異なる複数の壁面が形成されると共に、各壁面の内周側に、アダプタ本体32の軸心と同軸で周方向に連続する面となる複数の下面が形成される。図6に示すように、例えば、段部50Aでは、下面50A1と壁面50A2が設けられている。
下面50A1は、各段部50において、環状板部35の上面に対して略平行となるように設けられた水平面であり、壁面50A2は、各段部50において、環状板部35の下面に対して略垂直に立設された垂直面である。他の段部50の下面、及び壁面についても同様である。
なお、各段部50の下面は、図3に示すように、アダプタ本体32の周方向に沿った連続面であることが望ましいが、これに限らず、アダプタ本体32の高さ方向に同一の高さとなる支持面が2箇所以上設けられていれば、非連続面であってもよい。
例えば、アダプタ本体32の周方向に沿って、アダプタ本体32の高さ方向に同一の高さとなるように、環状板部35の上面に向かって、環状板部35の下面の2箇所が切り欠かれることで設けられた一対の切欠面が所定の高さ毎に設けられていてもよい。
アダプタ30を支柱20に固定するときには、アダプタ30の中心を支柱20の中心に揃えて支柱20の先端に配置することにより、支柱20と略同径で周方向に連続するいずれかの下面が支柱20の先端と面接触した状態で配置される。このとき、支柱20の外径と同径の壁面があれば、その壁面が支柱20の外周面に当接しアダプタ30と支柱20が同軸上に位置決めされる。例えば、図6では、支柱20の先端が下面50A1に面接触し、支柱20の外周面が壁面50A2に当接した場合を示している。
なお、支柱20の外径と同径の壁面がない場合でも、支柱20の外径に近い隣接する壁面間に支柱20が配置されるので、アダプタ30と支柱20とが略同軸上に位置決めされる。
これによって、各段部50がアダプタ30の位置決め部として支柱20の先端に係合することで、アダプタ30を径が異なる円管形状の支柱20のそれぞれに位置決めでき、アダプタ30と各支柱20の芯ずれを容易に抑制できる。したがって、アダプタ30に配置される照明器具10と支柱20との芯ずれを容易に抑制でき、その分、照明器具10の交換作業を容易化できる。また、径が異なる支柱20毎にアダプタ30を作製する必要がないので、アダプタ30の種類を低減できる。
また、環状板部35の下面には、サイズの異なる四角形状の支柱20の外形状に沿う複数の角部52が設けられている。各角部52は、段部50A~50Eのいずれかの所定箇所をアダプタ本体32の外縁に向かって略直角に切り欠くことによって形成されている。
本実施形態では、段部50D、50Eをアダプタ30の中心を基準とする90°間隔で切り欠くことによって、2種類の四角形状の支柱20にそれぞれが嵌まる角部52A、52Bが形成されている。
これによって、2種類の四角形状の支柱20とアダプタ30との芯ずれについても容易に抑制することができる。なお、三角形や六角形等といった他の多角形の管状を有する支柱20がそれぞれ嵌まる角部52を設けるようにしてもよい。
図7は、固定部材60の構成を示す図であり、図7(A)は、側面図、図7(B)は、斜視図、図7(C)は、伸縮部61を伸長させたときの側面図である。
固定部材60は、図7に示すように、第2挿入部40に配置されることによって支柱20の内部に配置される。当該固定部材60は、支柱20の軸心方向に交差する方向に伸縮する部材であり、全体として棒状の部材に形成されている。本実施形態の固定部材60には、支柱20の軸心方向に直交する方向に伸縮する所謂ターンバックルが用いられている。
詳述すると、固定部材60は、筒状の胴部62と、所定の長さを有した棒状に形成された一対の伸縮部61とを備え、アダプタ本体32にねじ止めされた一対の支持板70によって第2挿入部40内に胴部62が支持されている。
胴部62の両端には、一対の雌ねじ孔64が設けられている。これら雌ねじ孔64は、同一直線上に並び、一方の雌ねじ孔64が所謂右ねじに形成され、他方の雌ねじ孔64が左ねじ(所謂逆ねじ)に形成されている。
伸縮部61は、各雌ねじ孔64にそれぞれ螺合する一対の雄ねじ部材63と、各雄ねじ部材63における胴部62から離れた側の端部65に取り付けられる押圧部67と、押圧部67から胴部62側に向けて延びる板状の係止部69とを一体的に有している。
雄ねじ部材63には、公知のねじ部材が使用され、押圧部67は、雄ねじ部材63に螺合することによって雄ねじ部材63の頭部側に相当する端部65に取り付けられている。胴部62を周方向に回転させることによって、一対の雄ねじ部材63を第2挿入部40の径方向内側又は径方向外側に移動させることができる。これによって、固定部材60は、第2挿入部40の径方向に沿って伸縮する。例えば、図7(A)、図7(C)に示すように、固定部材60の長手方向における長さ寸法は、伸縮部61が伸長していないときの長さXから、胴部62を所定量回転させることによって、長さYに伸長可能となっている。
各押圧部67は、胴部62から離れた側に向かって突出し、各押圧部67の突出端は、凹凸形状に形成されている。雄ねじ部材63が第2挿入部40の径方向外側に移動することによって、図3、図7(A)及び図7(C)に示すように、各押圧部67が第2挿入部40の側面に設けられた挿通孔42を通過して第2挿入部40の径方向外側に突出する。また、図4、図6及び図7(C)に示すように、係止部69は、係止溝44を通って胴部62の下方を第2挿入部40の径方向に沿って径方向内側へ延びる。
係止部69が係止溝44を通って第2挿入部40の径方向に延びるので、胴部62を周方向に回転させた場合に、伸縮部61が移動する方向を第2挿入部40の径方向にスムーズに案内できる。また、係止部69を含む伸縮部61が、胴部62の回転軸周りに回転する事態を防止でき、いわゆる伸縮部61の回転止めとして機能する。
アダプタ本体32は、照明器具10につながる配線を保持可能なクランプ80を備えている。クランプ80は、配線を挟持可能な挟持部84を備え、固定板82を介してアダプタ本体32に取り付けられている。本実施形態のクランプ80は、中心孔34の内部に配置されている。
配線は、支柱20の内部の下方から先端に向かって延びた状態で支柱20の内部に収められている。細いケーブル等が用いられた配線が支柱20に収められている場合、照明器具10の交換作業において、配線が支柱20の内部の下方に落下する虞がある。
本実施形態のアダプタ30は、クランプ80を備えているため、作業者は、既設の照明器具を支柱20から取り外した後に、当該照明器具から取り外した配線を挟持部84に一時的に挟み込んでおくことが可能である。
これによって、支柱20は、アダプタ30を支柱20に取り付ける作業の間、配線を支柱20の内部の下方に落下させることなく作業することが可能となり、交換作業が容易となる。
本実施形態の照明装置1は、上述の通り、照明器具10がアダプタ30を介して支柱20に支持されている。
支柱20にアダプタ30を固定するときには、まず、第2挿入部40が支柱20の上端開口22から支柱20の内部に挿入され、支柱20の外径と略同径の壁面を有する段部50によって、アダプタ30と支柱20の芯ずれが抑制される。
この後、作業者は、固定部材60の伸縮部61が第2挿入部40の径方向に沿って伸びるように胴部62を当該胴部62の周方向に回転させる。これによって、各伸縮部61が支柱20の内壁28に向かって伸び、伸縮部61の各押圧部67が支柱20の内壁28に当接し、さらにこれらの押圧部67の先端が内壁28に強く接触し、胴部62が回転不可能な位置まで一対の伸縮部61を移動させる。
ここで、一対の伸縮部61は、胴部62の長手方向における両端からそれぞれが伸びる。そして、各伸縮部61の押圧部67は、内壁28の内、支柱20の中心軸を挟んで対向する一対の内壁領域F1、F2にそれぞれが押し付けられる。このため、アダプタ30は、固定部材60の長手方向において、内壁28からの距離を調整可能に形成されている。
また、各伸縮部61において、胴部62に設けられた一対の雌ねじ孔64のねじピッチ、及び、各雌ねじ孔64に螺合する一対の雄ねじ部材63のねじピッチは同一の値となっている。このため、胴部62の1回転当たりの各伸縮部61の伸縮量は同一である。さらに、各伸縮部61の先端を構成する押圧部67の各位置は、第2挿入部40の中心(つまり、アダプタの軸心)から等距離の位置となるように予め調整されている。
したがって、胴部62が周方向に回転されると、一対の伸縮部61が同時に同量移動し、かつ、各押圧部67は、第2挿入部40の中心軸から常に同一の距離に位置し、これによっても、アダプタ30と支柱20の芯ずれが抑制される。
このようにして、アダプタ30の固定部材60が支柱20を内側から押圧することによって、アダプタ30が支柱20に固定され、かつ、アダプタ30と支柱20の芯ずれも抑制される。この固定方法によれば、取付ねじ等の固定用部材が外部に露出する従来構成に比べ、照明装置1の外部に露出する固定用部材を削減でき、かつ、複数種類の支柱20に照明器具10を取り付けることができ、外観性等の向上と、照明器具10の交換作業の容易化とを両立し易くなる。
また、固定部材60は、胴部62を回転させることで無段階に一対の伸縮部61を伸ばすことができるので、内径が異なる支柱20や、支柱20の内断面形状が非円形であっても、アダプタ30を支柱20に固定することができる。
さらに、各押圧部67による支柱20の押圧位置を、第2挿入部40の中心から常に同一の距離に位置させることができるので、アダプタ30と支柱20との芯ずれを容易に抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態のアダプタ30は、支柱20に挿入される第2挿入部40を備え、第2挿入部40には、支柱20の内部で支柱の内壁28を押し付け可能に伸びて支柱20に固定される固定部材60が設けられているので、複数種類の支柱20に固定することができ、かつ、外部に露出する固定用部材を削減できる。
また、第2挿入部40から、支柱20の内壁28のうち対向する内壁領域F1、F2に押し付け可能に伸縮する一対の伸縮部61を備えているので、内径が異なる複数種類の支柱20にアダプタ30を固定することができ、また、アダプタ30と支柱20との芯ずれを抑制し易くなる。
また、固定部材60は、第2挿入部40の内部に回転自在に支持される胴部62を有し、胴部62の回転に応じて一対の伸縮部61が伸縮自在となっている。これによって、一対の伸縮部61の伸縮操作を容易に行うことができる。
しかも、一対の伸縮部61に使用される各雄ねじ部材63のピッチを同一に揃えることによって胴部62の回転に対する一対の伸縮部61の伸縮量が揃っているので、アダプタ30と支柱20との芯ずれを高精度に抑制できる。
また、アダプタ30は、第2挿入部40が支柱20に挿入された状態で、支柱20の先端に係合して位置決めされる位置決め部である複数の段部50及び複数の角部52を有しているので、支柱20に対するアダプタ30の位置合わせを容易に行うことができる。
また、アダプタ30は、第2挿入部40の軸心位置を中心とする異なる径の円周に沿った複数の段部50を有しているので、アダプタ30を径が異なる円管形状の支柱20のそれぞれに位置決めでき、アダプタ30と各支柱20の芯ずれを容易に抑制できる。
また、複数の段部50は、アダプタ本体32の径方向外側にいくに従って下方に突出するように設けられているので、いずれかの段部50の壁面が支柱20の外周面に当接することで、アダプタ30と支柱20とを同軸上に位置決めすることができる。このため、外径が異なる複数種類の支柱20にアダプタ30を固定することができる。
また、アダプタ30は、第2挿入部40の軸心位置を中心として複数種類の支柱20の外形状に沿う異なる径の四角形状の外周に沿った段差を形成する複数の角部52を有しているので、アダプタ30を径が異なる四角形状の支柱20のそれぞれに位置決めでき、アダプタ30と各支柱20の芯ずれを容易に抑制できる。
次に本発明の変形例について説明する。
図8は、本発明の変形例に係るアダプタ100を下面側から視た斜視図である。図6において、図3と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例のアダプタ100は、上述した実施形態のアダプタ30の固定部材60に代えて、固定部材160を備えている。固定部材160は、3つの伸縮部161から成り、各伸縮部161は、公知のねじ部材が使用されている。各伸縮部161の一方の端部である後端部168には、いずれも六角穴169が設けられている。
各伸縮部161は、いずれも第2挿入部140の側壁に設けられた3つの雌ねじ孔164にそれぞれが螺合している。各雌ねじ孔164は、第2挿入部140の側壁の周方向において、等間隔に配置されている。また、各雌ねじ孔164は、第2挿入部140の上下方向において、同一の位置に配置されている。
各伸縮部161は、第2挿入部40の中心側に後端部168が位置するようにこれらの雌ねじ孔164に螺合している。
支柱20にアダプタ100を固定するときには、まず、第2挿入部40が上端開口22から支柱20の内部に挿入され、アダプタ100と、支柱20との芯だしが行われた後、作業者は、六角棒スパナを用いて、各伸縮部161を回転させる。これによって第2挿入部40の側壁から支柱20の内壁28に向かって、各伸縮部161が移動する。
そして、各伸縮部161の他方の端部である先端部165がいずれも内壁28に当接した後に強く接触し、各伸縮部161が回転不可能な位置まで各先端部165を移動させる。
このように、本変形例では、各伸縮部161が内壁28の3箇所を押圧するため、アダプタ100と支柱20の芯ずれをより抑え、かつ、アダプタ100と支柱20の固定強度をより確保し易くなる。
本変形例では、3つの雌ねじ孔164に加えて、さらにもう1つの雌ねじ孔が設けられていてもよい。この雌ねじ孔は、第2挿入部140の上下方向において、各雌ねじ孔164と同一の位置に配置され、また、第2挿入部140の側壁において、3つの雌ねじ孔164のいずれか1つに対向する位置に配置される。
この雌ねじ孔に雌ねじ孔164のいずれかから取り外した伸縮部161を螺合させ、対向する伸縮部161と共に伸長させることで、支柱20の内壁28のうち、対向する内壁領域を押圧することが可能となる。
これによって、例えば、本変形例のアダプタ100を四角形状の支柱20に固定することが容易となる。
なお、各伸縮部161は、六角穴169に限らず、他の工具が使用可能な形状に形成されていてもよい。また、作業者が手で回転可能な把持部等が設けられていてもよい。
次に本発明の他の変形例について説明する。
図9は、本発明の他の変形例に係るアダプタ200を下面側から視た斜視図である。図7において、図3と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例のアダプタ200は、アダプタ30より大径の環状板部235を備え、また、固定部材60の各押圧部67の先端には、いずれも押圧金具267が設けられている。
環状板部235は、アダプタ本体232の径方向外側にいくに従って下方に突出する7種類の段部250A、250B、250C、250D、250E、250F、250Gが設けられている。
各押圧金具267は、押圧部67と略同形状で、より大型に形成されており、各押圧金具267は、各押圧部67の胴部62から離れた側に突出している。各押圧金具267の突出端は、凹凸形状に形成されている。
このように、各押圧金具267が設けられることによって、固定部材60の長手方向における長さ寸法がより長くなる。
そして、支柱20の先端に配置されたアダプタ200は、各押圧金具267が内壁28を押圧することによって、当該支柱20に固定される。
このため、アダプタ200は、より大径の内径を有した支柱20に固定することが可能となっている。
上述した実施形態は、本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、複数の段部50は、アダプタ本体32の径方向外側にいくに従って下方に突出するように設けられているとした。しかしながらこれに限らず、各段部50は、アダプタ本体32の径方向内側にいくに従って下方に突出するように形成されていてもよい。この場合、各段部50は、支柱20の内部に挿通され、その壁面が内壁28に当接する。
また例えば、上述した照明装置1は、アプローチライトとして用いられるとしたが、これに限らずポール型やアーム型等の支柱を備えた街路灯等に用いられてもよい。
また例えば、上述した実施形態では、アダプタ本体32は、環状に形成され、複数の段部50は、アダプタ本体32と同心の円環状となるように形成されるとした。しかしながらこれに限らず、アダプタ本体32は、下面視で四角形等の多角形状に形成され、各段部50は、アダプタ本体32と相似形状の多角形状に形成されていてもよい。
また例えば、胴部62は、レンチなどの工具で回転可能となるように、外周面の少なくとも一部が多角形状に形成されていてもよい。
1 照明装置
10 照明器具
20 支柱
28 内壁
30、100、200 アダプタ
32、232 アダプタ本体
33 第1挿入部
35、235 環状板部
38、64、164 雌ねじ孔
40、140 第2挿入部(挿入部)
50、50A、50B、50C、50D、50E、250、250A、250B、250C、250D、250E、250F、250G 段部(位置決め部)
50A1 下面
50A2 壁面
52、52A、52B 角部
60、160 固定部材
61、161 伸縮部
62 胴部
63 雄ねじ部材
67 押圧部

Claims (8)

  1. 照明器具が取り付けられる、支柱に固定されるアダプタにおいて、
    前記支柱に挿入される挿入部を備え、
    前記挿入部には、前記支柱の内部で前記支柱の内壁を押し付け可能に伸びて前記支柱に固定される固定部材が設けられ
    前記固定部材は、
    前記支柱の軸心方向に交差する方向に延びる筒状の胴部と、
    前記胴部に取り付けられ、前記支柱の軸心方向に交差する方向に延びる一対の棒状の伸縮部と、
    を備え、
    前記胴部は、当該胴部の周方向に回動自在に支持され、
    一対の前記伸縮部は、前記胴部の回転に応じて、前記支柱の軸心方向に交差する方向に伸縮し、前記内壁に押し付け可能である
    ことを特徴とするアダプタ。
  2. 前記固定部材は、前記胴部の回転に対する一対の前記伸縮部の伸縮量が揃っていることを特徴とする請求項に記載のアダプタ。
  3. 少なくとも端部の形状が異なる複数種類の前記支柱に対し、それぞれの前記端部に位置決め可能な複数の位置決め部を有していることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載のアダプタ。
  4. 前記複数の位置決め部は、前記挿入部の軸心位置を中心とする異なる径の円周に沿った段差を形成する複数の段部を有していることを特徴とする請求項に記載のアダプタ。
  5. 前記複数の段部は、前記挿入部の軸心位置を中心とする径方向外側にいくほど、前記挿入部に挿入される前記支柱の側に突出していることを特徴とする請求項に記載のアダプタ。
  6. 前記複数の位置決め部は、前記挿入部の軸心位置を中心とする異なる多角形状の外周に沿った段差を形成する複数の角部を有していることを特徴とする請求項4または請求項5のいずれか一項に記載のアダプタ。
  7. 照明器具が取り付けられる、支柱に固定されるアダプタにおいて、
    前記支柱に挿入される挿入部を備え、
    前記挿入部には、前記支柱の内部で前記支柱の内壁を押し付け可能に伸びて前記支柱に固定される固定部材が設けられ、
    少なくとも端部の形状が異なる複数種類の前記支柱に対し、それぞれの前記端部に位置決め可能な複数の位置決め部を有し、
    前記複数の位置決め部は、前記挿入部の軸心位置を中心とする異なる多角形状の外周に沿った段差を形成する複数の角部を有している
    ことを特徴とするアダプタ。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載されたアダプタを有することを特徴とする照明装置。
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