JP7350964B1 - 免震装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1では、平面滑り装置の上に球面滑り装置を可動自在に載置することで、球面滑り装置の規模を大きくすることなく、風荷重等の小さな水平荷重に対して可動することなく、レベル2地震動とレベル3地震動の双方に対して十分な制震性能を発揮することのできる免震装置が開示されている。
<1>本発明の態様1に係る免震装置は、第1免震装置と、前記第1免震装置の下に配置される第2免震装置と、前記第1免震装置と前記第2免震装置との間に配置され、前記第1免震装置から伝達される面圧を前記第2免震装置が受けることのできる基準面圧以下に調整する調整手段と、を有することを特徴とする。
免震装置100は、図1に示すように、第1免震装置10と、第2免震装置20と、調整手段30と、を有する。
すなわち、第1変形量δ1の第1例は、第1免震装置10のスライダー13の最大移動量である。具体的には、図6に示すように、第1免震装置10のスライダー13が下沓12の端部に設けられたストッパーリング14に接触した時の移動量が、第1変形量δ1である。このとき、上沓11及びストッパーリング14がスライダー13によって下沓12を水平方向に押し出すように水平力が作用することで、第2水平力Q2を超える力が第2免震装置20に付加される。これにより、第2免震装置が作動する。上述の図3及び図4のグラフに示す場合がこれに該当する。
このように、免震装置100は、第1免震装置10の効果に加えて第2免震装置20の効果を発揮することで、比較的大きな震度の地震動に対しても、免震の効果を発揮する。
このとき、例えば、レベル3以上の震度の場合に第2免震装置20が作動するようにするためには、第2免震装置20の摩擦係数は、例えば、0.13から0.15程度に設定することが好ましい。レベル1又はレベル2の震度で第1免震装置10が作動するようにするためには、第1免震装置10の摩擦係数は、例えば、第2免震装置20より小さく設定することが好ましい。ここで、第1免震装置10の摩擦係数は、風荷重等の比較的小さな水平荷重に対して第1免震装置10が可動しないように設定してもよい。
上記考慮の上、構造物Cの重量、地域ごとに想定される震度、あるいは構造物Cの目的に合わせた費用対効果を加味して、第1免震装置10及び第2免震装置20を設計することが好ましい。
調整手段30の上面は、第1免震装置10の下沓12に固定される。具体的には、図1に示すように、調整手段30の上面に設けられた上ベースプレート31と、下沓12とが、ボルトBによって相対移動しないように固定される。
荷重伝達領域30aの大きさは、連結板である調整手段30の平面視における面積によって設定されてもよい。調整手段30の面積を大きくすることは、例えば、荷重伝達領域30aの広がり角Aに対して調整手段30の面積が小さく、第2免震装置20へ伝達する面圧を減少する機能が十分に活かすことができない場合に有効である。あるいは、調整手段30の厚みが過度に大きいと、調整手段30に対して転倒モーメントが発生することがある。これを防ぐために、調整手段30の面積を大きくしてもよい。
平面視において、連結板である調整手段30は、例えば、円形である。あるいは、調整手段30は、頂点の数が4以上の正多角形であってもよい。この場合、調整手段30は、例えば、八角形であることが特に好ましい。
まず、第2免震装置20の起動時(滑り出し時)の摩擦係数について面圧依存性の基礎データをまとめる。具体的には、第2免震装置20の摩擦係数について面圧依存性について説明する説明図である図9に示すように、ステンレス鋼とPTFEとの摩擦において、面圧が大きいほど摩擦係数が小さくなるという面圧依存性があるため、平板21と滑り材22との間の摩擦係数の面圧による変化を基礎データとしてまとめる。
なお、調整手段30の直径は、第2免震装置20の外径より外径が小さな第1免震装置10よりも大きくなるように設定する。
換言すると、摩擦係数μと受圧面積Xとの関係は、受圧面積Xが減少すると、摩擦係数μも減少するが、受圧面積Xが減少するほど摩擦係数μの減少率が大きくなる近似曲線を示す。
例えば、平面視において、調整手段30は八角形であることが特に好ましいとしたが、これに限らない。例えば、調整手段30を四角形とすることで、調整手段30の小型化及び製造性の向上を図ってもよい。
図10に示す免震装置100は、第1免震装置10のスライダー13がストッパーリング14に当接するまで移動した状態での荷重伝達領域30aを考慮して、第2免震装置20及び調整手段30の大きさを設定している。
11 上沓
11a 上滑り面
12 下沓
12a 下滑り面
13 スライダー
20 第2免震装置
21 平板
22 滑り材
22a 受圧面
30 調整手段
30a 荷重伝達領域
100 免震装置
A 広がり角
Claims (12)
- 第1免震装置と、
前記第1免震装置の下に配置される第2免震装置と、
前記第1免震装置と前記第2免震装置との間に配置され、前記第1免震装置から伝達される面圧を前記第2免震装置が受けることのできる基準面圧以下に調整する調整手段と、
を有する、
ことを特徴とする免震装置。 - 前記調整手段は、連結板である、
ことを特徴とする請求項1に記載の免震装置。 - 前記連結板は、前記第1免震装置から伝達される面圧を受け、前記第2免震装置に伝達する荷重伝達領域を有し、
前記荷重伝達領域の大きさは、前記連結板の厚みによって設定される、
ことを特徴とする請求項2に記載の免震装置。 - 前記連結板は、前記第1免震装置から伝達される面圧を受け、前記第2免震装置に伝達する荷重伝達領域を有し、
前記荷重伝達領域の大きさは、前記連結板の平面視における面積によって設定される、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の免震装置。 - 前記連結板は、円形、又は頂点の数が4以上の正多角形である、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の免震装置。 - 前記第1免震装置は、球面滑り装置であり、
前記第2免震装置は、平面滑り装置であり、
前記平面滑り装置は、
平板と、
前記平板の上面もしくは下面に取り付けられている滑り材と、
を有し、
前記球面滑り装置は、
上沓と、
下沓と、
前記上沓と前記下沓との間を摺動するスライダーと、
を有し、
前記平面滑り装置と前記球面滑り装置との間には、前記連結板が設置される、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の免震装置。 - 前記連結板は、前記第1免震装置から伝達される面圧を受け、前記第2免震装置に伝達する荷重伝達領域を有し、
前記荷重伝達領域の広がり角は、前記連結板の剛性、曲げ剛性、及び材料強度と、前記平面滑り装置の前記滑り材の弾性剛性と、によって設定される、
ことを特徴とする請求項6に記載の免震装置。 - 前記連結板は、前記第1免震装置から伝達される面圧を受け、前記第2免震装置に伝達する荷重伝達領域を有し、
前記荷重伝達領域の前記滑り材に接する面である受圧面が、前記免震装置に水平荷重が加わっていない状態で、前記滑り材の領域内に存在する、
ことを特徴とする請求項7に記載の免震装置。 - 前記球面滑り装置の摩擦係数が、前記平面滑り装置の摩擦係数よりも小さい、
ことを特徴とする請求項8に記載の免震装置。 - 前記スライダーが外力により変位した際に前記滑り材に加わる一時的な面圧が、前記滑り材の圧縮限界強度以下である、
ことを特徴とする請求項9に記載の免震装置。 - 前記荷重伝達領域の前記滑り材に接する面である受圧面が所定面積を確保できるように、
前記連結板が前記球面滑り装置から伝達される面圧を受け、前記平面滑り装置に伝達する荷重伝達領域の大きさが、前記連結板の厚み及び前記連結板の平面視における面積の少なくとも一方によって設定された、
ことを特徴とする請求項9に記載の免震装置。 - 前記連結板は、前記第1免震装置から伝達される面圧を受け、前記第2免震装置に伝達する荷重伝達領域を有し、
前記荷重伝達領域の前記滑り材に接する面である受圧面が、
前記スライダーが外力により変位した際に領域内に存在するように前記滑り材が形成された、
ことを特徴とする請求項9に記載の免震装置。
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