JP7350507B2 - アンテナパターン、rfidインレイ、アンテナパターンの製造方法及びrfidインレイの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態に係るアンテナパターン1及びRFIDインレイ10について説明する。図1は、本実施形態に係るアンテナパターン1及びアンテナパターン1を備えたRFIDインレイ10を説明する外観図である。また、図2は、図1のII-II線における断面図である。
本実施形態に係るアンテナパターン1は、アンテナ3の少なくとも一部に、周囲よりも表面が粗い粗面部Sを有する。この粗面部Sにより、異方導電性材料Eに含まれる接着成分であるバインダが粗面部Sの凹部に入り込み、ICチップ4とアンテナ3との接着強度が高められる。
続いて、本発明の実施形態に係るアンテナパターンの製造方法及びRFIDインレイの製造方法について説明する。図3は、本実施形態に係るアンテナパターンの製造及びRFIDインレイの製造を実行する製造装置100の概略図である。
本実施形態に係るアンテナパターン1の製造方法によれば、基材2に形成されたアンテナ3における少なくとも一部の領域に、周囲よりも表面を粗くする粗面化処理が施される。これにより、得られたアンテナパターン1には、周囲よりも表面が粗い粗面部Sが形成される。したがって、得られたアンテナパターン1は、粗面部Sにより、異方導電性接着剤Eとの接着面積を増加させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は、本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
実施例及び比較例の供試体としてのRFIDインレイを用意し、アンテナに対するICチップの接着強度を、DieShear試験により評価した。
・基材:紙(厚さ80μm)
・アンテナ:アルミニウム箔(厚さ20μm)
・粗面部形成方法:レーザ照射(レーザ出力25~27kW、バルス周波数140kHz)による
・粗面部の形状:複数の窪みが連続してライン状に形成された溝状
ライン幅:30μm~40μm、ライン深さ:1μm~2μm
ライン間隔:50μm~60μm
・異方導電性材料:紫外線硬化型異方導電性接着剤
・ICチップタイプ:IMPINJ社製 MONZA R6
・異方導電性材料の硬化条件:温度(室温25℃)、UV照射(3000mJ/cm2~5000mJ/cm2)、照射時間(3秒)、加圧(圧力1.0N)
・基材:紙(厚さ80μm)
・アンテナ:アルミニウム箔(厚さ20μm)
・粗面部形成方法:レーザ照射(レーザ出力25~27kW、バルス周波数140kHz)による
・粗面部の形状:複数の窪みが連続してライン状に形成された溝状
ライン幅:30μm~40μm、ライン深さ:1μm~2μm
ライン間隔:50μm~60μm
・異方導電性材料:熱硬化型異方導電性接着剤
・ICチップタイプ:IMPINJ社製 MONZA R6
・異方導電性材料の硬化条件:温度(180℃)、加熱時間(8~9秒)、加圧(圧力1.0N)
比較例1の供試体は、粗面部が形成されていないアンテナを使用した以外は、実施例1と同条件にて作製された。
比較例2の供試体は、粗面部が形成されていないアンテナを使用した以外は、実施例2と同条件にて作製された。
アンテナとアンテナに実装されたICチップとの接着強度をDieShear試験によって評価した。ICチップがアンテナから剥離したときの印加荷重は、各供試体について、同条件で5回の試験を行った結果の平均値で表す。結果を第1表に示す。
2 基材
3 アンテナ
4 ICチップ
10 RFIDインレイ
31 ループ部
32 ICチップ接続部
33,34 メアンダ
35,36 キャパシタハット
100 製造装置
102 巻取ローラ
110 粘着剤塗工ユニット
111 粘着剤タンク
112 繰り出しローラ
113 版ローラ
113a 凸状パターン
114 圧胴
115 UVランプ
120 金属箔配置ユニット
121 押圧ローラ
122 支持ローラ
130 切込ユニット
131 ダイロール
131a 凸状刃部
132 アンビルローラ
140 除去ユニット
141 ピールローラ
142 ガイドローラ
150 対ローラ
151 ニップローラ
152 従動ローラ
160 レーザ粗面化ユニット
161 レーザ照射器
210 導電性材料吐出ユニット
211 ディスペンサ
220 ICチップ実装ユニット
221 ICチップ実装機
230 硬化ユニット
231 UVランプ
232 加熱装置
C 連続体
M 金属箔の連続体
P1 粘着剤塗工工程
P2 金属箔配置工程
P3 切込工程
P4 除去工程
P5 粗面化工程
P11 導電性材料塗工工程
P12 ICチップ実装工程
P13 硬化工程
Claims (18)
- ICチップが接続されることによりRFIDインレイを構成するアンテナパターンであって、
基材と、
前記基材に金属箔により形成されたアンテナと、
を備え、
前記アンテナの少なくとも一部であって、前記ICチップが配置される領域よりも広い所定領域に周囲よりも表面が粗い粗面部を有し、
前記粗面部の中央に前記ICチップが接続されるICチップ接続部が形成された、
アンテナパターン。 - 請求項1に記載のアンテナパターンであって、
前記粗面部は、複数の窪みがライン状に形成された、
アンテナパターン。 - 請求項1又は2に記載のアンテナパターンであって、
前記基材の厚さが25μm以上300μm以下である、
アンテナパターン。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のアンテナパターンであって、
前記基材が紙類からなる、
アンテナパターン。 - ICチップとアンテナパターンとを有するRFIDインレイであって、
前記アンテナパターンは、
基材と、
前記基材に金属箔により形成されたアンテナと、
を備え、
前記アンテナの少なくとも一部であって、前記ICチップが配置される領域よりも広い所定領域に周囲よりも表面が粗い粗面部を有し、
前記ICチップが前記粗面部の中央に異方導電性材料により接続された、
RFIDインレイ。 - 請求項5に記載のRFIDインレイであって、
前記異方導電性材料が紫外線硬化型の異方導電性接着剤である、
RFIDインレイ。 - 請求項5又は6に記載のRFIDインレイであって、
前記粗面部は、複数の窪みがライン状に形成された、
RFIDインレイ。 - 請求項5から7のいずれか1項に記載のRFIDインレイであって、
前記基材の厚さが25μm以上300μm以下である、
RFIDインレイ。 - 請求項5から8のいずれか1項に記載のRFIDインレイであって、
前記基材が紙類からなる、
RFIDインレイ。 - ICチップが接続されることによってRFIDインレイを構成するアンテナパターンの製造方法であって、
基材に金属箔からなるアンテナを形成する工程と、
前記アンテナの少なくとも一部であって、前記ICチップが配置される領域よりも広い所定領域に周囲よりも表面を粗くする粗面化処理を施す工程と、を有する、
アンテナパターンの製造方法。 - 請求項10に記載のアンテナパターンの製造方法であって、
前記粗面化処理を施す工程は、レーザ照射である、
アンテナパターンの製造方法。 - 請求項11に記載のアンテナパターンの製造方法であって、
前記レーザ照射には、レーザパルスを照射可能な照射装置が用いられ、
前記照射装置にてバルス照射を搬送方向の直交方向に走査することにより、複数の窪みをライン状に形成する、
アンテナパターンの製造方法。 - ICチップが接続されることによってRFIDインレイを構成するアンテナパターンの製造方法であって、
基材の連続体を搬送しながら、前記基材の連続体に形成される前記アンテナパターンの外周線よりも内側に粘着剤を塗工する粘着剤塗工工程と、
前記基材の連続体において前記粘着剤の上に前記アンテナパターンを構成する金属箔の連続体を配置する金属箔配置工程と、
前記金属箔の連続体に前記アンテナパターンの切り込みを形成する切込工程と、
前記金属箔の連続体のうち前記アンテナパターンを構成しない不要部分を除去する除去工程と、
を有し、
前記切込工程において形成された前記アンテナパターンの一部であって、前記ICチップが配置される領域よりも広い所定領域に周囲よりも表面を粗くする粗面化処理を施す工程を、前記金属箔配置工程よりも後段に有する、
アンテナパターンの製造方法。 - 請求項13に記載のアンテナパターンの製造方法であって、
前記粗面化処理を施す工程は、レーザ照射である、
アンテナパターンの製造方法。 - アンテナパターンにICチップを接続してRFIDインレイを製造するRFIDインレイの製造方法であって、
前記アンテナパターンの少なくとも一部であって、前記ICチップが配置される領域よりも広い所定領域に周囲よりも表面を粗くする粗面化処理を施す工程と、
前記アンテナパターンの前記粗面化処理が施された前記所定領域に異方導電性材料を塗工する工程と、
前記アンテナパターンに塗工された前記異方導電性材料上に前記ICチップを実装する工程と、を有する、
RFIDインレイの製造方法。 - 請求項15に記載のRFIDインレイの製造方法であって、
前記粗面化処理を施す工程は、レーザ照射である、
RFIDインレイの製造方法。 - 請求項15又は16に記載のRFIDインレイの製造方法であって、
前記異方導電性材料が紫外線硬化型の異方導電性接着剤である、
RFIDインレイの製造方法。 - ICチップとアンテナパターンとを有するRFIDラベルであって、
前記アンテナパターンは、
基材と、
前記基材に金属箔により形成されたアンテナと、
を備え、
前記アンテナの少なくとも一部であって、前記ICチップが配置される領域よりも広い所定領域に周囲よりも表面が粗い粗面部を有し、
前記ICチップが前記粗面部の中央に異方導電性材料により接続され、
前記基材に粘着剤層が形成された、
RFIDラベル。
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