JP2008084062A - 非接触型データキャリア用導電部材とその製造方法及び装置、非接触型データキャリア - Google Patents

非接触型データキャリア用導電部材とその製造方法及び装置、非接触型データキャリア Download PDF

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Abstract

【課題】他の製品との差別化を容易に図れ、迅速且つ高精度に製造可能な非接触型データキャリア用導電部材等を提供する。
【解決手段】非接触型データキャリア用導電部材1は、基材2上に所定のパターンの金属箔からなる導電層8が接着剤層7を介して接着されている非接触型データキャリア用導電部材1において、前記基材2又は導電層8上には、エンボス加工によって凹凸状のマーク4が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触型データキャリア用導電部材とその製造方法及び製造装置等に関する。
情報の機密性保護の点から有効なICチップを備えたICカードが普及し、近年では、非接触で情報の授受を行うICカードが普及している。また、ICチップをアンテナと接続して構成されるシート状、又は札状のICタグが提案されている。このICタグは商品や包装箱等につけられ、万引き防止や物流システム等に利用されている。
例えば、商品に使用される無線タグはアンテナ等の非接触型データキャリア用導電部材を使用して作られる。
従来、非接触型データキャリア用導電部材であるアンテナ等を所定のパターンで形成する場合、例えば、基材を走行させつつその表面に接着剤層を所定のパターンで形成し、この接着剤層の上から導電層を重ね合わせて加熱接着し、基材上で導電層を上記パターンで打ち抜き、当該打ち抜かれた導電層の不要部を吸引して前記基材上から排出することにより、アンテナ等が形成される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−311179号公報
近年、ICタグと称して、種々のメーカからその種の製品が提案されており、他メーカとの製品の差別化を容易に図れると便利である。
また、ICタグの製造においては、迅速且つ高精度に製造できることが必要である。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、他の製品との差別化を容易に図れ、迅速且つ高精度に製造可能な非接触型データキャリア用導電部材等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、基材(2)上に所定のパターンの金属箔からなる導電層(8)が接着剤層(7)を介して接着されている非接触型データキャリア用導電部材(1)において、前記基材又は導電層上には、エンボス加工によって凹凸状のマーク(4)が形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、基材上に所定のパターンの金属箔からなる導電層が接着剤層を介して接着され、前記導電層の表面が保護層で被覆されている非接触型データキャリア用導電部材において、前記保護層上には、エンボス加工によって凹凸状のマークが形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、基材を走行させつつ、当該基材の表面に予め所定のパターンに形成された熱可塑性接着剤層を介して導電層を重ね合わせる積層工程と、当該基材上で導電層を所定のパターンで打ち抜く打ち抜き工程と、当該基材又は導電層の表面に、エンボス加工によって凹凸状のマークを形成するエンボス加工工程と、前記基材に対して導電層を加圧するとともに、前記導電層を介して前記熱可塑性接着剤層を加熱して前記導電層を前記基材に接着させる接着工程と、を包含してなることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において、前記打ち抜き工程とエンボス加工工程とは、同時に行われることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項3に係る発明において、前記打ち抜き工程と接着工程とが、同時に行われることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、請求項3、又は4に係る発明において、前記打ち抜き工程において打ち抜かれた導電層の不要部を吸引し、前記基材上から排出する吸引・排出工程を含むことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、基材を走行させつつ、当該基材の表面に熱可塑性接着剤層を介して導電層を重ね合わせる積層手段と、当該基材上で導電層を所定のパターンで打ち抜く打ち抜き手段と、当該基材又は導電層の表面に、エンボス加工によって凹凸状のマークを形成するエンボス加工手段と、前記基材に対して導電層を加圧するとともに前記熱可塑性接着剤層を加熱して前記導電層を前記基材に接着させる接着手段と、を包含してなることを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、請求項7に係る発明において、前記打ち抜き手段とエンボス加工手段とを同じシリンダ又は平盤が備えており、前記打ち抜きとエンボス加工が同時に行われることを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、請求項7、又は8に係る発明において、前記打ち抜き手段により打ち抜かれた導電層の不要部を吸引し、前記基材上から排出する吸引・排出手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項10に係る発明は、請求項1、又は2に記載の非接触型データキャリア用導電部材の導電層にインターポーザを電気的に接続したことを特徴とする。
また、請求項11に係る発明は、請求項1、又は2に記載の非接触型データキャリア用導電部材の導電層にブリッジとICチップとを電気的に接続したことを特徴とする。
本発明の非接触型データキャリア用導電部材によれば、製品に凹凸状のマークが形成されるようになっているので、他メーカとの製品の差別化を容易に図れる。また、本発明の非接触型データキャリア用導電部材の製造方法によれば、従来の製造完了時間と変わらずにマーク付きの製品を製造することが可能である。また、アンテナとして機能するパターンを打ち抜く際に同時にエンボス加工を行うので、エンボス加工を行う上での位置決めを新たに行う必要がなく、簡易且つ正確にエンボス加工を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。本発明に係る非接触型データキャリア用導電部材1は、無線タグ5のアンテナ、インターポーザ及びブリッジを製造するものである。
<実施形態1>
本実施形態の非接触型データキャリア用導電部材1は、図1に示すように、基材2と、その基材2上に設けられたアンテナ3と、基材2の隅部に形成されたマーク4と、を含んで構成されている。なお、無線タグ5は、図1の矢印に示すように、後工程でこのアンテナ3上にインターポーザ6が実装されて構成される。また、好ましくは、無線タグ5全体の表面は、樹脂フィルム等の図示しない保護層により覆われる。これによりアンテナ3が酸化、傷付き等から保護される。
マーク4は、基材2上の所定位置に予め規定されたエンボス加工領域4aに、エンボス加工によって凹凸状に形成される。当該マーク4は、文字、記号、数字、模様などの形状、又はそれらの組み合わせなどによって表わされるものである。このように、例えば、無線タグ5にマーク4を形成することにより、他メーカとの製品の差別化を容易に図れる。
非接触型データキャリア用導電部材1は、図2に示すような層構成を有する。すなわち、紙、樹脂等で出来たシート状の基材2に熱可塑性接着剤層7がアンテナ3の渦巻状パターンと同じパターンで印刷され、この熱可塑性接着剤層7の上にアンテナ3の渦巻状パターンで一種類の金属又は合金で構成される金属箔からなる導電層8が加熱接着される。ここでアンテナ3の形状は渦巻状パターン以外にも通信周波数帯によってバー形状パターン、パット形状パターン、クロス形状パターンなど様々のパターンがある。
熱可塑性接着剤層7は、インクジェット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等の印刷方式によりアンテナ3のパターンに塗布される。このように印刷方式で熱可塑性接着剤層7が基材2上に形成されるので、導電層8は大きく盛り上がることなく基材2上に形成され、また、導電層8下からの熱可塑性接着剤の食み出しが防止される。
また、図2に示すように、アンテナ3のパターンすなわち導電層8の輪郭に沿って導電層8を切断するように切り込み9が基材2に形成されている。この切り込み9により導電層8はそのパターンの輪郭が綺麗に整えられ、導電層8の電気的性能が高められる。
なお、必要に応じて導電層8の表面が保護層(図示なし)で被覆され、これにより導電層8が酸化、傷付き等から保護される。保護層としては樹脂等が用いられる。
インターポーザ6は、図3に示すように、ICチップ11の両側の図示しない電極に短冊状の導電性シート12、12をそれぞれ電気的に接続してなるもので、図1に示すように、両側の導電性シート12、12がアンテナ3の端部3a、3bに導電性接着剤等により接着される。導電性シート12、12は上記アンテナ3と同様な層構成を有し、アンテナ3の基材2よりも比較的薄い基材上に接着剤層を介してアルミニウム、銅、銅合金、リン青銅、SUS等の一種類の金属又は合金で構成される金属箔からなる導電層が接着又はラミネートされることにより形成される。また、導電層は上記アンテナ3と同様に熱可塑性接着剤層を介して接着される場合もある。インターポーザ6は上記製法以外の例えば導電性インキで製造されたものを使用することも可能である。
上記構成を有する無線タグ5の使用に際し、ICチップ11に対して図示しない読取書込器により電磁界内において種々の情報の読み取り又は書き込みが行われる。
また、本実施形態の非接触型データキャリア用導電部材1における当該エンボス加工領域4aは、基材2上に有しているが、例えば、図4に示すように非接触型データキャリア用導電部材であるアンテナ15に、ICチップ16が載置された無線タグ17の場合には、アンテナ15として機能する導電層15aの一部分に当該マーク4を形成するようにしても構わない。このように、マーク4の形成位置は、基材2上のみに限られず、基材2に積層される導電層15aや保護層(図示なし)上であってもよい。
次に、図5を用いて、非接触データキャリア用導電部材の製造装置について説明する。図5は非接触データキャリア用導電部材の製造装置の構造図である。
図5に示すように、非接触データキャリア用導電部材の製造装置20Aは、基材シート21aを搬送する基材シート搬送部21と、基材シート搬送部21により搬送される基材シート21a上に導電体シート22を供給する導電体シート供給部25と、基材シート21a上の導電体シート22を所定のパターンで打ち抜き、当該導電体シート22をパターン部22aと不要部22bとに分離するアンテナ形成部27と、を具備している。
当該基材シート21aは、例えば、10μm〜500μmの厚さを有するPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、コート紙、厚紙等からなっている。
また、導電体シート22は、導電層23と、導電層23の表面に形成された熱可塑性接着剤層24と、を備えて構成されている。導電層23は、6μm〜100μmの厚さを有するアルミニウム、銅、銅合金、リン青銅、SUS等などの一種類の金属又は合金で構成される金属箔からなり、熱可塑性接着剤層24は、加熱により接着性を有するものからなる。
なお、熱可塑性接着剤層24は、例えば、インクジェットノズルによって、液状の熱可塑性接着剤を導電層23の連続体23aの表面に向かって吐出させ、導電層23の連続体23aの表面にアンテナのパターンと同じパターンで熱可塑性接着剤層24を一定間隔で印刷等されて形成されている。また、当該熱可塑性接着剤層24は基材シート21aと接触する前に乾燥させておくことが好ましい。
アンテナ形成部27は、例えば平プレス装置30であり、当該平プレス装置30は、加工平盤31と受け台35とを備えて構成される。また、基材シート21及び導電体シート22は、当該加工平盤31と受け台35との間に一定ピッチで間欠搬送され、加工平盤31は受け台35に対して上下に往復運動する。
加工平盤31は、導電体シート22を所定のパターンで打ち抜くための打ち抜き刃32と、基材シート21aを加圧しエンボス加工を行うためのエンボス加工用押圧体33と、熱可塑性接着剤層24を加熱しつつ導電体シート22を基材シート21a側に押圧し、導電体シート22のパターン部22aと基材シート21aとを接着させる押圧部材34と、を備えている。また、前記押圧部材34は、基材シート21a及び導電体シート22の搬送方向に対して、前記打ち抜き刃32及びエンボス加工用押圧体33の下流側に設けられている。
また、本実施形態の押圧部材34は、予め規定されたパターンに対応して凸部が形成されているが、熱可塑性接着層24は、予めパターン状に形成されているので押圧部材34による押圧をこのパターンに即して行う必要がなく、例えば導電体シート22の全面に熱プレスを行うことが可能である。これにより、予め規定されたパターンに対応するように位置決めする必要がなくなり、また、押圧部材34の形状も平台で良いため設備を簡素化できる。
なお、本実施形態の押圧部材34は、電熱ヒータを内蔵した金属製であるが、加工平盤31全体を電熱ヒータを内蔵した金属製で形成しても構わない。従来では、導電体シート22の打ち抜き時において、加工平盤31が上昇する際に、打ち抜き刃32によって打ち抜かれた導電体シート22が当該加工平盤31から離れずに上昇することがあったが、加工平盤31全体に熱を加えることにより、導電体シート22と加工平盤31とが切り離されるようになった。そして、非接触データキャリア用導電部材1を安定して製造することができるようになった。
また、基材シート21a及び導電体シート22の搬送方向に対して、前記加工平盤31の下流側には、導電体シート22のパターン部22aと不要部22bとを分離する分離ローラ37が設けられているとともに、導電体シート22の不要部22bを吸引する吸引管38が設けられている。
次に、上記非接触データキャリア用導電部材の製造方法について説明する。
まず、基材シート搬送部21によって基材シート21aが搬送され、導電体シート供給部25によって、導電体シート22が搬送される。
次いで、導電体シート22がガイドローラ26により案内されつつ、導電層23が、基材シート21a上に熱可塑性接着剤層24を介して重なり合い、一定ピッチで平プレス装置30に供給される。
平プレス装置30の加工平盤31及び受け台35間に当該基材シート21a及び導電体シート22が供給されると、加工平盤31が降下し、打ち抜き刃32により導電体シート22が所定のパターン形状に打ち抜かれる。また、同時に、エンボス加工用押圧体33により、基材シート21a上に予め規定されたエンボス加工領域4aが加圧されて、当該エンボス加工領域4aに所定のマーク4が形成される。
このように本実施形態では、導電体シート22の打ち抜きと、エンボス加工とを同時に行うため、エンボス加工を行う上で基材シート21a上の位置決めなどを行う必要がない。よって、簡易且つ正確にエンボス加工を行うことが可能となる。
また、押圧部材34により、導電層23を介して熱可塑性接着剤層24を加熱しつつ、一工程前に所定のパターン形状に打ち抜かれた導電体シート22のパターン部22aを基材シート21a側に加圧し、熱可塑性接着剤層24を溶融させつつ基材シート21a上に導電体シート22を接着させる。
その後、搬送方向下流側において、導電層23の不要部22bが吸引管38により吸引され、一方、基材シート21aは分離ローラ37に案内されつつ鋭角状に反転走行する。これにより、導電層23の不要部22bは基材シート21a上から適正に引き剥がされ、吸引管38が繋がる図示しない回収箱に回収(排出)される。アンテナ3のパターンが渦巻状である場合、導電層23の不要部22bも渦巻状に発生するが、このように吸引管38で吸引すると、基材シート21a上から渦巻状の不要部22bを円滑に回収(排出)することができる。
この後、基材シート21aは、所定のパターン形状に形成されたアンテナ3ごとに分断され、例えば、ICタグを実装し、上述したような無線タグの製造に供される。
また、導電層23の不要部22bが基材シート21a上から分離する箇所には、例えば、図5の点線に示すように、必要に応じて空気等の気体を噴出するノズル40が配置されていても構わない。このノズル40から噴射される気体が基材シート21aと導電層23の不要部22bとの境界部に向って吹き掛けられることにより、導電層23の不要部22bの剥離除去が促進される。
なお、上記インターポーザ6の短冊状の導電性シート12もアンテナとして機能する非接触データキャリア用導電部材1の製造に用いた方法及び装置と同様な方法及び装置により製造可能である。
<実施形態2>
図6に示すように、この実施形態2では実施形態1の場合と異なり、平プレス装置30の加工平盤31及び受け台35が、加工シリンダ41、押圧シリンダ44、及び受けローラ46で代替される。
この場合、ガイドローラ26の下流側には、加工シリンダ41及び押圧シリンダ44と、受けローラ46とが基材シート21a及び導電体シート22を挟むように配置される。
加工シリンダ41は図示しない電熱ヒータを内蔵した金属製ローラであり、その周面には、アンテナ3のパターンに対応した打ち抜き刃42と、エンボス加工を行うためのエンボス加工用押圧体43と、を備えている。一つのアンテナ3のパターンを打ち抜く打ち抜き刃18及びエンボス加工用押圧体43は、加工シリンダ41の周囲に例えば四組配置される。ただし、アンテナ寸法、加工シリンダ41径等により配置される組数は適宜異なる。
一方、押圧シリンダ44は、図示しない電熱ヒータを内蔵した金属製ローラであり、その周面には、導電層23を介して熱可塑性接着剤層を加熱しつつ導電体シート22を基材シート21a側に押圧し、導電体シート22のパターン部22aと基材シート21aとを接着させる押圧部材45を備えている。
また、受けローラ46は金属ローラで形成される。この金属ローラの位置を変更するなどして加工シリンダ41及び押圧シリンダ44との間隔(ギャップ)を基材シート21a及び導電体シート22の厚みに対応して調整することができる。
このように構成された非接触データキャリア用導電部材1の製造装置20Bにおいて、基材シート21aと導電体シート22は重なり合った状態で加工シリンダ41と受けローラ46との間に引き込まれ、金属箔上に打ち抜き刃42でアンテナ3のパターンが打ち抜かれる。また、同時に、エンボス加工用押圧体43により、予め規定されたエンボス加工領域4aが加圧されて、当該エンボス加工領域4aに所定のマーク4が形成される。
この製造装置20Bによれば、打ち抜き、エンボス加工、を同時に行うことができるので、エンボス加工を行うための基材の位置合わせなどが必要なく、非接触データキャリア用導電部材1を簡易且つ正確に製造できる。
また、加工シリンダ41の下流側に設けられている押圧シリンダ44により、導電層23を介して熱可塑性接着剤層24を加熱しつつ、所定のパターン形状に打ちぬかれた導電体シート22のパターン部22aを基材シート21a側に加圧し、熱可塑性接着剤層24を溶融させつつ基材シート21a上に導電体シート22を接着させる。
なお、本実施形態では、加工シリンダ41と押圧シリンダ44の2組で製造装置20Bを構成するようにしたが、加工シリンダ41に押圧部材45を備えるようにして、押圧シリンダ44を除去するようにしても構わない。このように構成された製造装置によれば、1つの加工シリンダ41で、打ち抜き、エンボス加工、基材シートと導電体シートとの接着を行うことが可能となり、製造装置がコンパクト化されその設置スペースが低減する。
なお、この後、基材シート21aと導電体シート22は、実施の形態1の場合と同様に、分離ローラ37にて分離され、所定の工程を経て、非接触データキャリア用導電部材1や無線タグ5が製造される。
また、本発明は上述した実施形態に限られず、種々の形態にて実施できる。例えば、本発明において、導電層と基材とを接着する接着剤には、熱可塑性接着剤が用いられているが、UV又はEB硬化性接着剤を用いるようにしても構わない。この場合、導電層と基材とを接着するためにUV又はEB硬化性接着剤層に対してUV又はEBを照射する装置が必要となり、当該装置によってUV又はEBを照射した後に導電層を基材側に加圧して導電層と基材とを接着させればよい。
本発明の非接触型データキャリア用導電部材、及びインターポーザを使用して作られた無線タグの一例を示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 インターポーザの一例を示す斜視図である。 他の非接触型データキャリア用導電部材の一例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る非接触データキャリア用導電部材の製造装置の構造図である。 実施の形態2に係る非接触データキャリア用導電部材の製造装置の構造図である。
符号の説明
1 非接触型データキャリア用導電部材
2 基材
4 マーク
5 無線タグ
7 熱可塑性接着剤層
8 導電層

Claims (11)

  1. 基材上に所定のパターンの金属箔からなる導電層が接着剤層を介して接着されている非接触型データキャリア用導電部材において、
    前記基材又は導電層上には、エンボス加工によって凹凸状のマークが形成されていることを特徴とする非接触型データキャリア用導電部材。
  2. 基材上に所定のパターンの金属箔からなる導電層が接着剤層を介して接着され、前記導電層の表面が保護層で被覆されている非接触型データキャリア用導電部材において、
    前記保護層上には、エンボス加工によって凹凸状のマークが形成されていることを特徴とする非接触型データキャリア用導電部材。
  3. 基材を走行させつつ、当該基材の表面に予め所定のパターンに形成された熱可塑性接着剤層を介して導電層を重ね合わせる積層工程と、
    当該基材上で導電層を所定のパターンで打ち抜く打ち抜き工程と、
    当該基材又は導電層の表面に、エンボス加工によって凹凸状のマークを形成するエンボス加工工程と、
    前記基材に対して導電層を加圧するとともに前記熱可塑性接着剤層を加熱して前記導電層を前記基材に接着させる接着工程と、
    を包含してなることを特徴とする非接触型データキャリア用導電部材の製造方法。
  4. 前記打ち抜き工程とエンボス加工工程とは、同時に行われることを特徴とする請求項3に記載の非接触型データキャリア用導電部材の製造方法。
  5. 前記打ち抜き工程と接着工程とが、同時に行われることを特徴とする請求項3に記載の非接触型データキャリア用導電部材の製造方法。
  6. 前記打ち抜き工程において打ち抜かれた導電層の不要部を吸引し、前記基材上から排出する吸引・排出工程を含むことを特徴とする請求項3、又は4に記載の非接触型データキャリア用導電部材の製造方法。
  7. 基材を走行させつつ、当該基材の表面に熱可塑性接着剤層を介して導電層を重ね合わせる積層手段と、
    当該基材上で導電層を所定のパターンで打ち抜く打ち抜き手段と、
    当該基材又は導電層の表面に、エンボス加工によって凹凸のマークを形成するエンボス加工手段と、
    前記基材に対して導電層を加圧するとともに前記熱可塑性接着剤層を加熱して前記導電層を前記基材に接着させる接着手段と、
    を包含してなることを特徴とする非接触型データキャリア用導電部材の製造装置。
  8. 前記打ち抜き手段とエンボス加工手段とを同じシリンダ又は平盤が備えており、前記打ち抜きとエンボス加工が同時に行われることを特徴とする請求項7に記載の非接触型データキャリア用導電部材の製造装置。
  9. 前記打ち抜き手段により打ち抜かれた導電層の不要部を吸引し、前記基材上から排出する吸引・排出手段を備えたことを特徴とする請求項7、又は8に記載の非接触型データキャリア用導電部材の製造装置。
  10. 請求項1、又は2に記載の非接触型データキャリア用導電部材の導電層にインターポーザを電気的に接続したことを特徴とする非接触型データキャリア。
  11. 請求項1、又は2に記載の非接触型データキャリア用導電部材の導電層にブリッジとICチップとを電気的に接続したことを特徴とする非接触型データキャリア。
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