JP7350249B2 - 調理排気排出装置 - Google Patents
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Description
天井部に排気ダクトが連通する上側開口が形成されるとともに、下部に外方と連通する下側開口が形成された上向き凹状の排気フードと、
前記排気フード内の前記上側開口の下方に、水平に配設された平板状の整流板とを備えた調理排気排出装置であって、
前記整流板は、
周囲が帯状体に囲まれ、調理排気が通流する開口が形成されており、
前記排気フードの側壁部との間に、前記調理排気が通流する環状開口が形成されるように、前記排気フード内、且つ、前記排気フードの下端部を含む平面内に配設されており、
折り畳み自在である点にある。
したがって、上記特徴構成によれば、調理排気が排気フード外に漏れ難くなり、排気フード内に流動する調理排気の量が増え、排気フードの捕集性能が向上する。
また、勢いの強い調理排気が発生するような場合であっても、そのような調理排気の多くを拡散させることなく開口から吸い込むことができ、環状開口から調理排気が吸い込まれ難くなるという事態の発生が抑えられる。したがって、勢いが強い調理排気が発生する場合であっても、排気流量を上げることなく、排気フード内に流動する調理排気の量を増やして、排気フードの捕集性能の向上を図ることができる。
尚、整流板の開口は、勢いの強い調理排気を効率良く吸い込むことができるように、適度な大きさの面積を有していることが好ましい。
また、上記特徴構成によれば、整流板は、前記排気フードの下端部を含む平面内に配設されていることにより、調理排気を効率よく吸い込むことができる。
更に、上記特徴構成によれば、整流板が折り畳み自在であることにより、当該整流板に付着、蓄積した油脂類等の除去作業等を行う際に取り扱いが容易になる。
天井部に排気ダクトが連通する上側開口が形成されるとともに、下部に外方と連通する下側開口が形成された上向き凹状の排気フードと、
前記排気フード内の前記上側開口の下方に、水平に配設された平板状の整流板とを備えた調理排気排出装置であって、
前記整流板は、
周囲が帯状体に囲まれ、調理排気が通流する開口が形成されており、
前記排気フードの側壁部との間に、前記調理排気が通流する環状開口が形成されるように、前記排気フード内、且つ、前記排気フードの下端部を含む平面内に配設されており、
接合分離自在な2以上の板材からなり、当該2以上の板材のうち、少なくとも一つが折り畳み自在である点にある。
したがって、上記特徴構成によれば、調理排気が排気フード外に漏れ難くなり、排気フード内に流動する調理排気の量が増え、排気フードの捕集性能が向上する。
また、勢いの強い調理排気が発生するような場合であっても、そのような調理排気の多くを拡散させることなく開口から吸い込むことができ、環状開口から調理排気が吸い込まれ難くなるという事態の発生が抑えられる。したがって、勢いが強い調理排気が発生する場合であっても、排気流量を上げることなく、排気フード内に流動する調理排気の量を増やして、排気フードの捕集性能の向上を図ることができる。
尚、整流板の開口は、勢いの強い調理排気を効率良く吸い込むことができるように、適度な大きさの面積を有していることが好ましい。
また、上記特徴構成によれば、整流板は、前記排気フードの下端部を含む平面内に配設されていることにより、調理排気を効率よく吸い込むことができる。
ところで、整流板を一の部材で構成すると、整流板の寸法が大きくなるため、当該整流板に付着、蓄積した油脂類等の除去作業を行う際に取り扱い難さが問題となる場合がある。しかしながら、上記特徴構成によれば、整流板が接合分離自在な2以上の板材で構成されていることにより、除去作業などを行う際に、整流板をこれよりも寸法の小さい2以上の板材に分離することができるようになり、取り扱いが容易になる。
更に、上記特徴構成によれば、板材が折り畳み自在であることにより、上記除去作業等を行う際に取り扱いが容易になる。
前記整流板は、前記排気フード内の前記吸気ケースの下方に配設されている点にある。
以下、図1~図3を参照して本発明の第1実施形態に係る調理排気排出装置Bについて説明する。図1に示すように、第1実施形態に係る調理排気排出装置Bは、ガスレンジ等の厨房機器Aが設置された厨房室の天井側箇所に設置されており、厨房機器Aからの調理排気Hを外部に排出するための装置である。この調理排気排出装置Bは、排気フード1と、この排気フード1内に配設された吸気ケース2と、排気フード1内における吸気ケース2の下方に配設された整流板10とを備えている。
本願発明者らは、下側開口が平面視正方形状である排気フードに、平面視正方形状の中央開口を形成した整流板を環状開口が形成するように設置したもの(実施例1~3)、中央開口を形成していない整流板を環状開口が形成するように設置したもの(比較例1)及び整流板を設置していないもの(比較例2)について、排気流量を変化させた際の燃焼排ガスの捕集率及び調理汚染物質の捕集率をそれぞれ測定した。
第2実施形態に係る調理排気排出装置Bは、整流板20が接合分離自在な4枚の板材21,22からなる点が上記第1実施形態と異なっている。以下、第2実施形態の調理排気排出装置Bについて、図9~図11を参照しつつ説明するが、上記第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。尚、図9では側板部1cの図示を省略し、図11では前後板部1bの図示を省略した。
〔1〕上記各実施形態では、調理排気排出装置Bの構成について具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。上記第1実施形態では、排気フード1の天板部1aに下方に向けて伸びた吊架具8を固設するようにしているが、これに限られるものではない。例えば、図12に示すように、吸気ケース2の底壁部2aに、下方に向けて伸びた吊架具8を固設するようにしても良い。この場合、整流板10が前後板部1b及び側板部1cの下端と略同一の平面内に位置するように、当該整流板10の下面を、中央開口S1から通された吊架具8によって支持すれば良い。
1b 前後板部(側壁部)
1c 側板部(側壁部)
2 吸気ケース
3 排気ダクト
10,20 整流板
21 第1板材
22 第2板材
B 調理排気排出装置
Sa 上側開口
Sb 下側開口
S1 中央開口(開口)
S2 環状開口
Claims (6)
- 天井部に排気ダクトが連通する上側開口が形成されるとともに、下部に外方と連通する下側開口が形成された上向き凹状の排気フードと、
前記排気フード内の前記上側開口の下方に、水平に配設された平板状の整流板とを備えた調理排気排出装置であって、
前記整流板は、
周囲が帯状体に囲まれ、調理排気が通流する開口が形成されており、
前記排気フードの側壁部との間に、前記調理排気が通流する環状開口が形成されるように、前記排気フード内、且つ、前記排気フードの下端部を含む平面内に配設されており、
折り畳み自在である調理排気排出装置。 - 天井部に排気ダクトが連通する上側開口が形成されるとともに、下部に外方と連通する下側開口が形成された上向き凹状の排気フードと、
前記排気フード内の前記上側開口の下方に、水平に配設された平板状の整流板とを備えた調理排気排出装置であって、
前記整流板は、
周囲が帯状体に囲まれ、調理排気が通流する開口が形成されており、
前記排気フードの側壁部との間に、前記調理排気が通流する環状開口が形成されるように、前記排気フード内、且つ、前記排気フードの下端部を含む平面内に配設されており、
接合分離自在な2以上の板材からなり、当該2以上の板材のうち、少なくとも一つが折り畳み自在である調理排気排出装置。 - 前記整流板の開口は、前記上側開口と対向する部分の少なくとも一部に形成されている請求項1又は2に記載の調理排気排出装置。
- 前記排気ダクトと連通する状態で前記排気フードに固設された吸気ケースを更に備え、
前記整流板は、前記排気フード内の前記吸気ケースの下方に配設されている請求項1又は2に記載の調理排気排出装置。 - 前記整流板の開口は、前記吸気ケースと対向する部分の少なくとも一部に形成されている請求項4に記載の調理排気排出装置。
- 前記整流板の開口は、該整流板の中央部に形成されている請求項1~5のいずれか一項に記載の調理排気排出装置。
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JP2016161180A (ja) | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 健児 吉村 | 整流板を有する調理用レンジフード |
JP3219022U (ja) | 2018-09-11 | 2018-11-22 | 龍一 神川 | レンジフード用整流カバーおよび、そのセット |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0821647A (ja) * | 1994-07-05 | 1996-01-23 | Fujita Corp | 風速調整板付排気フード |
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JP2001330302A (ja) | 2000-05-25 | 2001-11-30 | Osaka Gas Co Ltd | 厨房排気用仕切り装置 |
JP2016161180A (ja) | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 健児 吉村 | 整流板を有する調理用レンジフード |
JP3219022U (ja) | 2018-09-11 | 2018-11-22 | 龍一 神川 | レンジフード用整流カバーおよび、そのセット |
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