JP7350197B1 - 誤り訂正符号化装置及び誤り訂正符号化方法 - Google Patents

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Abstract

複数の多値変調シンボルにおけるそれぞれのラベルである複数の情報ビット列が並んでいるフレームから、それぞれの多値変調シンボルのラベルである複数の情報ビット列を取得し、それぞれの多値変調シンボルのラベルである複数の情報ビットについての排他的論理和を演算する排他的論理和演算部(3)と、排他的論理和演算部(3)による複数の排他的論理和の演算結果に対する軟判定誤り訂正符号化を行うことで軟判定誤り訂正冗長ビットを生成する軟判定誤り訂正符号化部(4)とを備えるように、誤り訂正符号化装置を構成した。

Description

本開示は、誤り訂正符号化装置及び誤り訂正符号化方法に関するものである。
多値変調シンボルに対する軟判定誤り訂正符号化を行うことで軟判定誤り訂正冗長ビットを生成する誤り訂正符号化装置を備える送信装置がある(例えば、非特許文献1を参照)。
多値変調シンボルを示すビット列は、次元数分の最上位ビットと、次元数×K(Kは、1以上の整数)分の中位ビットと、次元数分の最下位ビットとを含むものである。中位ビットは、最上位ビットと最下位ビットとの間に存在しているビットである。
当該誤り訂正符号化装置は、複数の多値変調シンボルが並んでいるフレームから、それぞれの多値変調シンボルを取得する。当該誤り訂正符号化装置は、それぞれの多値変調シンボルの最下位ビットに割り当てられている情報ビットと、それぞれの多値変調シンボルの中位ビットに割り当てられている情報ビットとを用いて、それぞれの多値変調シンボルに対する軟判定誤り訂正符号化を行うことで、軟判定誤り訂正冗長ビットを生成する。
非特許文献1に開示されている誤り訂正符号化装置は、多値変調シンボルの中位ビットの数が多く、かつ、多値変調シンボルの数が多いほど、軟判定誤り訂正符号化処理の演算量が増加してしまうという課題があった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、多値変調シンボルの中位ビットの数及び多値変調シンボルの数のそれぞれが増えた場合に、非特許文献1に開示されている誤り訂正符号化装置よりも、軟判定誤り訂正符号化処理の演算量を低減することができる誤り訂正符号化装置を得ることを目的とする。
本開示に係る誤り訂正符号化装置は、複数の多値変調シンボルにおけるそれぞれのラベルである複数の情報ビット列が並んでいるフレームから、それぞれの多値変調シンボルにおけるそれぞれのラベルである情報ビット列を取得し、それぞれの多値変調シンボルのラベルである情報ビット列の各ビット同士の排他的論理和を演算する排他的論理和演算部と、排他的論理和演算部による複数の排他的論理和の演算結果に対する軟判定誤り訂正符号化を行うことで軟判定誤り訂正冗長ビットを生成する軟判定誤り訂正符号化部と、フレームから、それぞれの多値変調シンボルのラベルである複数の情報ビット列を取得し、複数の情報ビットに対する硬判定誤り訂正符号化を行うことで硬判定誤り訂正冗長ビットを生成する硬判定誤り訂正符号化部と、
それぞれの多値変調シンボルのラベルの一部又はそれぞれの多値変調シンボルのラベルの全部と、硬判定誤り訂正冗長ビットと、軟判定誤り訂正冗長ビットとから、複数のパルス振幅変調シンボルを生成するシンボル生成部とを備え、それぞれの多値変調シンボルのラベルである複数のビットにおけるそれぞれの次元がD(Dは、1以上の整数)であり、それぞれの多値変調シンボルが有するビットの数がD×M(Mは、2以上の整数)であるとき、シンボル生成部は、それぞれの多値変調シンボルが有するD×M個のビットを反射2進グレイ符号化することで、それぞれの多値変調シンボルの1次元分のシンボルであるパルス振幅変調シンボルを生成することを特徴とする。
本開示によれば、多値変調シンボルの中位ビットの数及び多値変調シンボルの数のそれぞれが増えた場合に、非特許文献1に開示されている誤り訂正符号化装置よりも、軟判定誤り訂正符号化処理の演算量を低減することができる。
実施の形態1に係る誤り訂正符号化装置を示す構成図である。 実施の形態1に係る誤り訂正符号化装置のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 誤り訂正符号化装置が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。 誤り訂正符号化装置の処理手順である誤り訂正符号化方法を示すフローチャートである。 図5Aは、確率整形符号化部1に与えられる第1のビット列の一例を示す説明図、図5Bは、確率整形符号化部1により生成されたフレームを示す説明図である。 図6Aは、確率整形符号化部1から硬判定誤り訂正符号化部2に出力されたフレームを示す説明図、図6Aは、確率整形符号化部1から硬判定誤り訂正符号化部2に出力されたフレームを示す説明図である。 図7Aは、硬判定誤り訂正符号化部2から排他的論理和演算部3に出力されたフレームを示す説明図、図7Bは、排他的論理和演算部3から出力されたセット分割ビットを示す説明図である。 排他的論理和演算部3による排他的論理和の演算処理を示す説明図である。 軟判定誤り訂正符号化部4による軟判定誤り訂正符号化対象のセット分割ビットを示す説明図である。 図10Aは、硬判定誤り訂正冗長ビット及び軟判定誤り訂正冗長ビットのそれぞれが格納されているフレームを示す説明図、図10Bは、X[1][1:N3]とX[2][1:N3]とを含むパルス振幅変調シンボル列を格納したフレームを示す説明図である。 図11Aは、2つの8値パルス振幅変調シンボルを実部と虚部に配置した場合の、信号点位置とそのラベルであるビット列との対応を示す説明図、図11Bは、図11Aの各信号点に対応するラベルであるビット列の排他的論理和演算結果を示す説明図である。
以下、本開示をより詳細に説明するために、本開示を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る誤り訂正符号化装置を示す構成図である。
図2は、実施の形態1に係る誤り訂正符号化装置のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
図1に示す誤り訂正符号化装置は、例えば、図示せぬ送信装置に実装される。図1に示す誤り訂正符号化装置は、確率整形符号化部1、硬判定誤り訂正符号化部2、排他的論理和演算部3、軟判定誤り訂正符号化部4及びシンボル生成部5を備えている。
図示せぬ送信装置が、図1に示す誤り訂正符号化装置を備えることで、図示せぬ受信装置は、例えば、通信路で生じるビット誤りを訂正することが可能になる。
確率整形符号化部1は、例えば、図2に示す確率整形符号化回路11によって実現される。
確率整形符号化部1には、外部から、通信対象である第1のビット列が与えられる。
確率整形符号化部1は、第1のビット列に対する確率整形符号化を行う。確率整形符号化部1により確率整形符号化が行われることで、後段の処理によって第1のビット列が多値変調シンボルに変換された際に、信号点の発生確率に偏りが生じて、通信品質の向上が図られる。
確率整形符号化部1は、確率整形符号化後の第1のビット列である第2のビット列を情報ビット列として、情報ビット列が複数並んでいるフレームを硬判定誤り訂正符号化部2に出力する。
硬判定誤り訂正符号化部2は、例えば、図2に示す硬判定誤り訂正符号化回路12によって実現される。
硬判定誤り訂正符号化部2は、確率整形符号化部1から、フレームを取得する。
硬判定誤り訂正符号化部2は、フレームから、複数の情報ビット列を取得する。多値変調シンボルのラベルである第2のビット列は、次元数D分の最上位ビット(以下「MSB」という)と、次元数D×K分の中位ビット(以下「SSB」という)と、次元数D分の最下位ビット(以下「LSB」という)とを含んでいる。SSBは、MSBとLSBとの間に存在しているビットである。硬判定誤り訂正冗長ビット及び軟判定誤り訂正冗長ビットのそれぞれが揃わなければ、完全なラベルにならない。このような場合、第2のビット列は、多値変調シンボルのラベルの一部である。Dは、多値変調シンボルに含まれている複数のビットにおけるそれぞれの次元数を示すものである。Dは、1以上の整数である。Kは、0以上の整数である。K=0の場合、M=2であり、この場合、第2のビット列は、MSBとLSBとを含み、SSBを含まない。
硬判定誤り訂正符号化部2は、取得した複数の情報ビットに対する硬判定誤り訂正符号化を行うことで硬判定誤り訂正冗長ビットを生成する。
硬判定誤り訂正符号化部2は、硬判定誤り訂正冗長ビットをフレーム内の硬判定誤り訂正冗長ビット格納領域に格納する。
硬判定誤り訂正符号化部2は、硬判定誤り訂正冗長ビット格納後のフレームを排他的論理和演算部3及びシンボル生成部5のそれぞれに出力する。
排他的論理和演算部3は、例えば、図2に示す排他的論理和演算回路13によって実現される。
排他的論理和演算部3は、硬判定誤り訂正符号化部2から、フレームを取得する。
排他的論理和演算部3は、フレームから、それぞれの多値変調シンボルのラベルである複数の情報ビット列を取得し、複数の情報ビットについての排他的論理和を演算する。
排他的論理和演算部3は、それぞれの排他的論理和の演算結果を示すセット分割ビットを軟判定誤り訂正符号化部4に出力する。
軟判定誤り訂正符号化部4は、例えば、図2に示す軟判定誤り訂正符号化回路14によって実現される。
軟判定誤り訂正符号化部4は、排他的論理和演算部3から、複数のセット分割ビットを取得する。
軟判定誤り訂正符号化部4は、複数のセット分割ビットが示す排他的論理和の演算結果に対する軟判定誤り訂正符号化を行うことで軟判定誤り訂正冗長ビットを生成する。
軟判定誤り訂正符号化部4は、軟判定誤り訂正冗長ビットをシンボル生成部5に出力する。
シンボル生成部5は、例えば、図2に示すシンボル生成回路15によって実現される。
シンボル生成部5は、硬判定誤り訂正符号化部2からフレームを取得し、軟判定誤り訂正符号化部4から軟判定誤り訂正冗長ビットを取得する。
シンボル生成部5は、フレームから、第2のビット列を取得し、第2のビット列と硬判定誤り訂正冗長ビットと軟判定誤り訂正冗長ビットとから、複数のパルス振幅変調シンボルを生成する。第2のビット列は、それぞれの多値変調シンボルのラベルの一部、又は、それぞれの多値変調シンボルのラベルの全部である。
シンボル生成部5は、複数のパルス振幅変調シンボルが並んでいる通信シンボル系列を、図示せぬ通信路を介して、図示せぬ受信装置に出力する。
図1では、誤り訂正符号化装置の構成要素である確率整形符号化部1、硬判定誤り訂正符号化部2、排他的論理和演算部3、軟判定誤り訂正符号化部4及びシンボル生成部5のそれぞれが、図2に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、誤り訂正符号化装置が、確率整形符号化回路11、硬判定誤り訂正符号化回路12、排他的論理和演算回路13、軟判定誤り訂正符号化回路14及びシンボル生成回路15によって実現されるものを想定している。
確率整形符号化回路11、硬判定誤り訂正符号化回路12、排他的論理和演算回路13、軟判定誤り訂正符号化回路14及びシンボル生成回路15のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
誤り訂正符号化装置の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、誤り訂正符号化装置が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)が該当する。
図3は、誤り訂正符号化装置が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。
誤り訂正符号化装置が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、確率整形符号化部1、硬判定誤り訂正符号化部2、排他的論理和演算部3、軟判定誤り訂正符号化部4及びシンボル生成部5におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ21に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ22がメモリ21に格納されているプログラムを実行する。
また、図2では、誤り訂正符号化装置の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図3では、誤り訂正符号化装置がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、誤り訂正符号化装置における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
次に、図1に示す誤り訂正符号化装置の動作について説明する。
図4は、誤り訂正符号化装置の処理手順である誤り訂正符号化方法を示すフローチャートである。
確率整形符号化部1は、外部から、図5Aに示すような、通信対象である第1のビット列を取得する。
図5Aは、確率整形符号化部1に与えられる第1のビット列の一例を示す説明図である。
第1のビット列は、複数のフレームが並んでいるものである。それぞれのフレームは、MSBとMSB以外とに分けられる。
MSBに割り当てられているA[1][1:2N1]及びMSB以外に割り当てられているA[2][1:N0]のそれぞれは、情報ビットである。N1及びN0のそれぞれは、1以上の整数である。
[1:2N1]は、1列目から2×N1列目までを意味する記号である。[1:N0]は、1列目からN0列目までを意味する記号である。
MSBに割り当てられているHD-FEC予約領域は、硬判定誤り訂正冗長ビット格納領域であり、第1のダミービットが格納されている。
MSBに割り当てられているSD-FEC予約領域は、軟判定誤り訂正冗長ビット格納領域であり、第2のダミービットが格納されている。
MSB以外に割り当てられているPCS(Probabilistic Constellation Shaping)予約領域は、確率整形符号化により増加するビットを格納する領域であり、第3のダミービットが格納されている。
確率整形符号化部1は、通信対象である第1のビット列に対する確率整形符号化を行う。
即ち、確率整形符号化部1は、第1のビット列に対する確率整形符号化を行うことで、シンボル生成部5により生成されるパルス振幅変調シンボルX(j=1,・・・,D)における複数の信号点の生起確率に偏りが生じるように、フレームを生成する(図4のステップST1)。
確率整形符号化部1は、確率整形符号化後の第1のビット列である第2のビット列が複数並んでいるフレームを硬判定誤り訂正符号化部2に出力する。
図5Bは、確率整形符号化部1により生成されたフレームを示す説明図である。
確率整形符号化部1により生成されたフレームは、グループ“1”(g=1)とグループ“2”(g=2)とを有している。グループ“1”は、第1のグループであり、グループ“2”は、第2のグループである。
グループ“1”は、第1のダミービット及び第2のダミービットのいずれもがMSBに含まれていない多値変調シンボル又は当該多値変調シンボルのラベルと、第1のダミービットがMSBに含まれている多値変調シンボル又は当該多値変調シンボルのラベルとを含んでいる。
グループ“2”は、MSBに割り当てられているSD-FEC予約領域を含むグループである。つまり、グループ“2”は、第2のダミービットがMSBに含まれている多値変調シンボル又は当該多値変調シンボルのラベルを含んでいる。
図5の例では、D=2である。jは、次元を示す次元インデックスであり、j=1は、1次元目を示し、j=2は、2次元目を示している。
D次元の多値変調シンボルが有するビットの数は、D×Mである。Mは、2以上の整数である。図5の例では、M=3であり、D次元の多値変調シンボルが有するビットの数は、6(=2×3)である。iは、ビット系列インデックスであり、図5の例では、M=3であるため、i=1,2,3である。
多値変調シンボルが有するビットは、B[i][j][g][c]のように表されるものとする。gは、グループインデックス、cは、列インデックスである。c=[1:N1]は、1列目からN1列目までを意味する。
確率整形符号化部1は、図5Aにおいて、MSBに割り当てられているA[1][1:2N1]を、図5Bに示すように、1次元目のB[1][1][1][1:N1]及び2次元目のB[1][2][1][1:N1]に割り当てる。
具体的には、確率整形符号化部1は、例えば、A[1][1]をMSBの1列目における1次元目(i,j)=(1,1)にB[1][1][1][1]として割り当て、A[1][2]をMSBの1列目における2次元目(i,j)=(1,2)にB[1][2][1][1]として割り当てる。
また、確率整形符号化部1は、例えば、A[1][3]をMSBの2列目における1次元目(i,j)=(1,1)にB[1][1][1][2]として割り当て、A[1][4]をMSBの2列目における2次元目(i,j)=(1,2)にB[1][2][1][2]として割り当てる。
確率整形符号化部1は、図5Bにおいて、MSB以外に割り当てられているA[2][1:N0]については、確率整形された4×N3ビットに変換する。N3は、1以上の整数である。
確率整形符号化部1は、例えば、B[2][1][1][1:N2]を、グループ“1”におけるSSBの1次元目(i,j)=(2,1)に割り当て、B[2][1][2][N2+1:N3]を、グループ“2”におけるSSBの1次元目(i,j)=(2,1)に割り当てる。
確率整形符号化部1は、例えば、B[2][2][1][1:N2]を、グループ“1”におけるSSBの2次元目(i,j)=(2,2)に割り当て、B[2][1][2][N2+1:N3]を、グループ“2”におけるSSBの2次元目(i,j)=(2,2)に割り当てる。
確率整形符号化部1は、例えば、B[3][1][1][1:N2]を、グループ“1”におけるLSBの1次元目(i,j)=(3,1)に割り当て、B[3][1][2][N2+1:N3]を、グループ“2”におけるLSBの1次元目(i,j)=(3,1)に割り当てる。
確率整形符号化部1は、例えば、B[3][2][1][1:N2]を、グループ“1”におけるLSBの2次元目(i,j)=(3,2)に割り当て、B[3][2][2][N2+1:N3]を、グループ“2”におけるLSBの2次元目(i,j)=(3,2)に割り当てる。
MSBに割り当てられているHD-FEC予約領域には、第1のダミービットが格納されており、MSBに割り当てられているSD-FEC予約領域には、第2のダミービットが格納されている。
硬判定誤り訂正符号化部2は、確率整形符号化部1から、図6Aに示すようなフレームを取得する。
図6Aは、確率整形符号化部1から硬判定誤り訂正符号化部2に出力されたフレームを示す説明図である。
硬判定誤り訂正符号化部2は、フレームから、複数の多値変調シンボルのラベルの一部である複数の情報ビットをそれぞれ取得する。
具体的には、硬判定誤り訂正符号化部2は、c列目(c=1,・・・,N2)に配置されている多値変調シンボルに含まれているD×M個の情報ビットとして、B[1][1][1][c]、B[1][2][1][c]、B[2][1][1][c]、B[2][2][1][c]、B[3][1][1][c]及びB[3][2][1][c]のそれぞれを取得する。ただし、硬判定誤り訂正符号化部2は、HD-FEC予約領域に格納されている第1のダミービットについては取得しない。
また、硬判定誤り訂正符号化部2は、c列目(c=N2+1,・・・,N3)に配置されている多値変調シンボルに含まれているD×(M-1)個の情報ビットとして、B[2][1][2][c]、B[2][2][2][c]、B[3][1][2][c]及びB[3][2][2][c]のそれぞれを取得する。
硬判定誤り訂正符号化部2は、c列目(c=1,・・・,N2)に配置されている多値変調シンボルに含まれているD×M個の情報ビット等を取得した後、図6Bに示すように、破線の囲み部分に含まれている情報ビットを、HD-FEC情報ビットに設定する。HD-FEC情報ビットは、硬判定誤り訂正符号化対象のビットである。
破線の囲み部分に含まれている情報ビットは、B[2:3][1:2][2][N2+1:N3]、B[1][1:2][1][1:N1]及びB[2:3][1:2][1][1:N2]である。
硬判定誤り訂正符号化部2は、HD-FEC情報ビットに対する硬判定誤り訂正符号化を行うことで硬判定誤り訂正冗長ビットを生成する(図4のステップST2)。硬判定誤り訂正符号化処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
硬判定誤り訂正符号化処理に用いる硬判定誤り訂正符号としては、例えば、BCH符号、Staircase符号、又は、Zipper符号、のような公知の符号を用いることができる。BCH符号は、例えば、「R. Bose and D. Ray-Chaudhuri, “On a class of error correcting binary group codes,” Information and Control, vol. 3, no. 1, pp. 68-79, March 1960」に開示されている。
Staircase符号は、例えば、「B. P. Smith et al., “Staircase codes: FEC for 100 Gb/s OTN,” J. Lightw. Technol., vol. 30, no. 1, pp. 110-117, Jan. 2012, doi: 10.1109/JLT.2011.2175479」に開示されている。
Zipper符号は、例えば、「A. Y. Sukmadji et al., “Zipper codes: Spatially-coupled product-like codes with iterative algebraic decoding,” Canadian Workshop on Information Theory (CWIT), Hamilton, ON, Canada, June 2019, pp. 1-6, doi: 10.1109/CWIT.2019.8929906」に開示されている。
硬判定誤り訂正符号化部2は、図6Bに示すように、生成した硬判定誤り訂正冗長ビットをB[1][1:2][1][N1+1:N2]として、MSBに割り当てられているHD-FEC予約領域に格納する。即ち、硬判定誤り訂正符号化部2は、HD-FEC予約領域に格納されている第1のダミーデータの代わりに、硬判定誤り訂正冗長ビットをHD-FEC予約領域に格納する。
図6Bは、硬判定誤り訂正冗長ビットがHD-FEC予約領域に格納されたフレームを示す説明図である。
硬判定誤り訂正符号化部2は、硬判定誤り訂正冗長ビット格納後のフレームを排他的論理和演算部3及びシンボル生成部5のそれぞれに出力する。
硬判定誤り訂正符号化部2は、HD-FEC情報ビットに対する硬判定誤り訂正符号化を行ったのち、ビット位置の並べ替えを行うようにしてもよい。ビット位置の並べ替えを行うことで、通信路で生じる連続的なビット誤りの影響を復号前に低減することが可能である。
排他的論理和演算部3は、図7Aに示すように、硬判定誤り訂正符号化部2から、硬判定誤り訂正冗長ビット格納後のフレームを取得する。
図7Aは、硬判定誤り訂正符号化部2から排他的論理和演算部3に出力されたフレームを示す説明図である。図7Aに示すフレームは、図6Bに示すフレームと同じフレームである。
図8は、排他的論理和演算部3による排他的論理和の演算処理を示す説明図である。
排他的論理和演算部3は、フレームから、それぞれの多値変調シンボルのラベルの一部である複数の情報ビットを取得する。
具体的には、グループ“1”のフレームからは、排他的論理和演算部3は、図8に示すように、c列目(c=1,・・・,N2)に配置されている、多値変調シンボルのラベルであるD×M個の情報ビットとして、B[1][1][1][c]、B[1][2][1][c]、B[2][1][1][c]、B[2][2][1][c]、B[3][1][1][c]及びB[3][2][1][c]のそれぞれを取得する。
図8に表記されている“123456”は、(i,j)=(1,1)から(i,j)=(3,2)に至るまでのビットの順番を示しているものであって、B[1][1][1][c]等に格納されている値を示しているものではない。B[1][1][1][c]等に格納されている値は、“0”、又は、“1”である。
グループ“2”のフレームからは、排他的論理和演算部3は、多値変調シンボルのラベルであるD×(M-1)個の情報ビットを取得する。Tは、D×(M-1)×Tが整数になるように設定された1以上の整数である。
T=2の場合、グループ“2”のフレームからは、排他的論理和演算部3は、図8に示すように、c列目(c=N2+1,・・・,N3)に配置されているD×(M-1)個の情報ビットとして、B[2][1][2][c]、B[2][2][2][c:c]、B[3][1][2][c]及びB[3][2][2][c]のそれぞれを取得する。
また、排他的論理和演算部3は、c+1列目(c=N2+1,・・・,N3)に配置されているD×(M-1)個の情報ビットとして、B[2][1][2][c+1]、B[2][2][2][c+1]、B[3][1][2][c+1]及びB[3][2][2][c+1]のそれぞれを取得する。
図8に表記されている“12345678”は、(i,j)=(2,1)の1次元目から、(i,j)=(3,2)の2次元目に至るまでのビットの順番を示しているものであって、B[2][1][2][c+1]等に格納されている値を示しているものではない。B[2][1][2][c+1]等に格納されている値は、“0”、又は、“1”である。
排他的論理和演算部3は、図8に示すように、グループ“1”のフレームから、N2個分のビット列として、D×M個の情報ビットのビット列をそれぞれ取得すると、それぞれのビット列に含まれているD×M個の情報ビットについての排他的論理和を演算する(図4のステップST3)。ただし、HD-FEC予約領域に含まれている硬判定誤り訂正冗長ビットは、排他的論理和の演算対象に含まれない。
また、排他的論理和演算部3は、図8に示すように、グループ“2”のフレームから、(N3-N2)/T個分のビット列として、D×(M-1)×T個の情報ビットのビット列をそれぞれ取得すると、それぞれのビット列に含まれているD×(M-1)×T個の情報ビットについての排他的論理和を演算する(図4のステップST3)。
排他的論理和演算部3は、図7Bに示すように、グループ“1”のフレームから取得した、それぞれのD×M個の情報ビットについての排他的論理和の演算結果を示すセット分割ビットをSPB[1:N2]として軟判定誤り訂正符号化部4に出力する。
排他的論理和演算部3は、図7Bに示すように、グループ“2”のフレームから取得した、それぞれのD×(M-1)×T個の情報ビットについての排他的論理和の演算結果を示すセット分割ビットをSPB[N2+1:N4]として軟判定誤り訂正符号化部4に出力する。N4は、1以上の整数であって、N4≦N3である。
図7Bは、排他的論理和演算部3から出力されたセット分割ビットを示す説明図である。
排他的論理和演算部3による排他的論理和の演算量は、軟判定誤り訂正符号化部4による軟判定誤り訂正符号化処理の演算量と比べて、無視できるほどに少ない。
軟判定誤り訂正符号化部4は、図9に示すように、排他的論理和演算部3から、SPB[1:N2]とSPB[N2+1:N4]とを含むSPB[1:N4]を取得する。
軟判定誤り訂正符号化部4は、SPB[1:N4]に含まれているN4個のセット分割ビットに対する軟判定誤り訂正符号化を行うことで軟判定誤り訂正冗長ビットを生成する(図4のステップST4)。軟判定誤り訂正符号化処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
軟判定誤り訂正符号化部4は、図9に示すように、軟判定誤り訂正冗長ビットをB[1][1:2][2][N2+1:N3]として、MSBに割り当てられているSD-FEC予約領域に格納する。即ち、軟判定誤り訂正符号化部4は、SD-FEC予約領域に格納されている第2のダミーデータの代わりに、軟判定誤り訂正冗長ビットをSD-FEC予約領域に格納する。
軟判定誤り訂正符号化部4は、軟判定誤り訂正冗長ビットをシンボル生成部5に出力する。
図9は、軟判定誤り訂正符号化部4による軟判定誤り訂正符号化対象のセット分割ビットを示す説明図である。
非特許文献1に開示されている誤り訂正符号化装置による軟判定誤り訂正符号化処理の対象の1つは、多値変調シンボルのLSBに割り当てられている全ての情報ビットと、グループ2の多値変調シンボルのSSBに割り当てられている情報ビットとである。図9の例では、軟判定誤り訂正符号化処理対象は、LSBの2つの情報ビットについてN3シンボル分と、SSBの2つの情報ビットについてN3-N2シンボル分とである。
したがって、図9の例では、非特許文献1に開示されている誤り訂正符号化装置は、2×N3+2×(N3-N2)個のビットに対する軟判定誤り訂正符号化を行う。
図1に示す誤り訂正符号化装置による軟判定誤り訂正符号化処理対象の数は、1つである。図9の例では、軟判定誤り訂正符号化処理の対象は、N4個のビットである。N4≦N3である。
したがって、図1に示す誤り訂正符号化装置による軟判定誤り訂正符号化処理の演算量は、非特許文献1に開示されている誤り訂正符号化装置による軟判定誤り訂正符号化処理の演算量と比べて、(2×N3+2×(N3-N2)-N4)ビット分少ない。D次元の2^M値のパルス振幅変調シンボルの軟判定符号化処理の対象では、非特許文献1に開示されている誤り訂正符号化装置の場合、D×N3+D×(M-2)×(N3-N2)であり、図1に示す誤り訂正符号化装置の場合、N4である。このため、図1に示す誤り訂正符号化装置は、特許文献1に開示されている誤り訂正符号化装置と比べて、1/Dよりも小さな演算量となり、D、M、Tのそれぞれが大きいほど、その効果が高まる。
シンボル生成部5は、硬判定誤り訂正符号化部2からフレームを取得し、軟判定誤り訂正符号化部4から軟判定誤り訂正冗長ビットを取得する。
シンボル生成部5は、硬判定誤り訂正符号化部2からフレームを取得する代わりに、軟判定誤り訂正符号化部4から軟判定誤り訂正冗長ビット格納後のフレームを取得するようにしてもよい。
図10Aは、硬判定誤り訂正冗長ビット及び軟判定誤り訂正冗長ビットのそれぞれが格納されているフレームを示す説明図である。
図10Aに示すフレームにおけるHD-FEC予約領域には、硬判定誤り訂正冗長ビットが格納されており、SD-FEC予約領域には、軟判定誤り訂正冗長ビットが格納されている。
ただし、図10Aでは、HD-FEC予約領域及びSD-FEC予約領域のそれぞれが明記されていない。
また、図10Aでは、グループがグループ“1”とグループ“2”とに分けられていない。
例えば、D=2の場合、シンボル生成部5は、上記のフレームから、1次元目のc列目(c=1,・・・,N3)に配置されている、多値変調シンボルのラベルであるM個の情報ビットとして、B[1][1][c]、B[2][1][c]及びB[3][1][c]のそれぞれを取得する。グループ分けされていないため、上記の情報ビットのグループインデックスgは、省略されている。
また、シンボル生成部5は、上記のフレームから、2次元目のc列目(c=1,・・・,N3)に配置されているM個の情報ビットとして、B[1][2][c]、B[2][2][c]及びB[3][2][c]のそれぞれを取得する。
D=2の場合、シンボル生成部5は、図10Bに示すように、1次元目のM個の情報ビットである、B[1][1][c]、B[2][1][c]及びB[3][1][c]から、パルス振幅変調シンボルX(j=1,・・・,D)を生成し、パルス振幅変調シンボルXをX[1][1:N3]の領域に格納する(図4のステップST5)。
また、シンボル生成部5は、図10Bに示すように、2次元目のM個の情報ビットである、B[1][2][c]、B[2][2][c]及びB[3][2][c]から、パルス振幅変調シンボルXを生成し、パルス振幅変調シンボルXをX[2][1:N3]の領域に格納する(図4のステップST5)。
図10Bは、X[1][1:N3]とX[2][1:N3]とを含むパルス振幅変調シンボル列を格納したフレームを示す説明図である。
シンボル生成部5は、X[1][1:N3]とX[2][1:N3]とを含むパルス振幅変調シンボルXがD個並んでいる通信シンボル系列を、図示せぬ通信路を介して、図示せぬ受信装置に出力する。
ここで、1次元当たり2のM乗個以下の値をとるパルス振幅変調シンボルを生成する場合、シンボル生成部5は、D×M個のビットを、隣接シンボル間のビット差分を1ビットのみとする反射2進グレイ符号化することで、パルス振幅変調シンボルX(j=1,・・・,D)を生成することができる。
1個のパルス振幅変調シンボルを生成する際には、例えば、M=3で、信号点間のユークリッド距離を2とする場合、シンボル生成部5は、図11Aに示すように、ビット「000」をシンボル「1」に、ビット「001」をシンボル「3」に、ビット「011」をシンボル「5」に、ビット「010」をシンボル「7」に、それぞれ割り当てることができる。また、シンボル生成部5は、ビット「100」をシンボル「-1」に、ビット「101」をシンボル「-3」に、ビット「111」をシンボル「-5」に、ビット「110」をシンボル「-7」に、それぞれ割り当てることができる。
また、シンボル生成部5は、ビットを排他的論理和することで、図11Bに示すように、「0」又は「1」を、シンボル「-7」、シンボル「-5」、シンボル「-3」、シンボル「-1」、シンボル「1」、シンボル「3」、シンボル「5」、又は、シンボル「7」に割り当てることができる。
図11Aは、2つの8値パルス振幅変調シンボルを実部と虚部に配置した場合の、信号点位置とそのラベルであるビット列との対応を示す説明図である。
図11Bは、図11Aの各信号点に対応するラベルであるビット列の排他的論理和演算結果を示す説明図である。各信号点に対して、セット分割ビットは、図11Bのような値をとり、「0」側と「1」側との2つのセットに分割することができる。
以上の実施の形態1では、複数の多値変調シンボルにおけるそれぞれのラベルである複数の情報ビット列が並んでいるフレームから、それぞれの多値変調シンボルのラベルである複数の情報ビット列を取得し、それぞれの多値変調シンボルのラベルである複数の情報ビットについての排他的論理和を演算する排他的論理和演算部3と、排他的論理和演算部3による複数の排他的論理和の演算結果に対する軟判定誤り訂正符号化を行うことで軟判定誤り訂正冗長ビットを生成する軟判定誤り訂正符号化部4とを備えるように、誤り訂正符号化装置を構成した。したがって、誤り訂正符号化装置は、多値変調シンボルの中位ビットの数及び多値変調シンボルの数のそれぞれが増えた場合に、非特許文献1に開示されている誤り訂正符号化装置よりも、軟判定誤り訂正符号化処理の演算量を低減することができる。
また、実施の形態1では、フレームから、それぞれの多値変調シンボルのラベルである複数の情報ビットを取得し、複数の情報ビットに対する硬判定誤り訂正符号化を行うことで硬判定誤り訂正冗長ビットを生成する硬判定誤り訂正符号化部2と、それぞれの多値変調シンボルのラベルの一部又はそれぞれの多値変調シンボルのラベルの全部と硬判定誤り訂正冗長ビットと軟判定誤り訂正冗長ビットとから、複数のパルス振幅変調シンボルを生成するシンボル生成部5とを備えるように、誤り訂正符号化装置を構成した。したがって、誤り訂正符号化装置は、軟判定誤り訂正符号化処理の演算量の増加を抑えつつ、複数のパルス振幅変調シンボルを生成することができる。
なお、本開示は、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
本開示は、誤り訂正符号化装置及び誤り訂正符号化方法に適している。
1 確率整形符号化部、2 硬判定誤り訂正符号化部、3 排他的論理和演算部、4 軟判定誤り訂正符号化部、5 シンボル生成部、11 確率整形符号化回路、12 硬判定誤り訂正符号化回路、13 排他的論理和演算回路、14 軟判定誤り訂正符号化回路、15 シンボル生成回路、21 メモリ、22 プロセッサ。

Claims (5)

  1. 複数の多値変調シンボルにおけるそれぞれのラベルである複数の情報ビット列が並んでいるフレームから、それぞれの多値変調シンボルにおけるそれぞれのラベルである情報ビット列を取得し、それぞれの多値変調シンボルのラベルである情報ビット列の各ビット同士の排他的論理和を演算する排他的論理和演算部と、
    前記排他的論理和演算部による複数の排他的論理和の演算結果に対する軟判定誤り訂正符号化を行うことで軟判定誤り訂正冗長ビットを生成する軟判定誤り訂正符号化部と
    前記フレームから、それぞれの多値変調シンボルのラベルである複数の情報ビット列を取得し、前記複数の情報ビットに対する硬判定誤り訂正符号化を行うことで硬判定誤り訂正冗長ビットを生成する硬判定誤り訂正符号化部と、
    それぞれの多値変調シンボルのラベルの一部又はそれぞれの多値変調シンボルのラベルの全部と、前記硬判定誤り訂正冗長ビットと、前記軟判定誤り訂正冗長ビットとから、複数のパルス振幅変調シンボルを生成するシンボル生成部とを備え
    それぞれの多値変調シンボルのラベルである複数のビットにおけるそれぞれの次元がD(Dは、1以上の整数)であり、
    それぞれの多値変調シンボルが有するビットの数がD×M(Mは、2以上の整数)であるとき、
    前記シンボル生成部は、
    それぞれの多値変調シンボルが有するD×M個のビットを反射2進グレイ符号化することで、それぞれの多値変調シンボルの1次元分のシンボルであるパルス振幅変調シンボルを生成する
    ことを特徴とする誤り訂正符号化装置。
  2. 前記複数の多値変調シンボルのうち、一部の多値変調シンボルのラベルである情報ビット列の最上位ビットには、第1のダミービット、又は、第2のダミービットが含まれており、
    前記硬判定誤り訂正符号化部は、
    前記第1のダミービットが含まれている最上位ビットに、前記第1のダミービットの代わりに前記硬判定誤り訂正冗長ビットを含め、
    前記軟判定誤り訂正符号化部は、
    前記第2のダミービットが含まれている最上位ビットに、前記第2のダミービットの代わりに前記軟判定誤り訂正冗長ビットを含めることを特徴とする請求項記載の誤り訂正符号化装置。
  3. 前記フレームは、
    前記第1のダミービット及び前記第2のダミービットのいずれもが前記最上位ビットに含まれていない多値変調シンボル又は当該多値変調シンボルのラベルと、前記第1のダミービットが前記最上位ビットに含まれている多値変調シンボル又は当該多値変調シンボルのラベルとを含む第1のグループと、
    前記第2のダミービットが前記最上位ビットに含まれている多値変調シンボル又は当該多値変調シンボルのラベルを含む第2のグループとを有しており、
    前記排他的論理和演算部は、
    前記第1のグループに含まれているそれぞれの多値変調シンボルのラベルである複数の情報ビットについての排他的論理和を演算し、
    前記第2のグループに含まれているT(Tは、1以上の整数)個の多値変調シンボルにおけるそれぞれのラベルである複数の情報ビットについての排他的論理和を演算することを特徴とする請求項記載の誤り訂正符号化装置。
  4. 通信対象である第1のビット列に対する確率整形符号化を行い、確率整形符号化後の第1のビット列である第2のビット列を情報ビット列として、当該情報ビット列が複数並んでいるフレームを前記硬判定誤り訂正符号化部に出力する確率整形符号化部を備えたことを特徴とする請求項記載の誤り訂正符号化装置。
  5. 排他的論理和演算部が、複数の多値変調シンボルにおけるそれぞれのラベルである複数の情報ビット列が並んでいるフレームから、それぞれの多値変調シンボルにおけるそれぞれのラベルである情報ビット列を取得し、それぞれの多値変調シンボルのラベルである情報ビット列の各ビット同士の排他的論理和を演算し、
    軟判定誤り訂正符号化部が、前記排他的論理和演算部による複数の排他的論理和の演算結果に対する軟判定誤り訂正符号化を行うことで軟判定誤り訂正冗長ビットを生成し、
    硬判定誤り訂正符号化部が、前記フレームから、それぞれの多値変調シンボルのラベルである複数の情報ビット列を取得し、前記複数の情報ビットに対する硬判定誤り訂正符号化を行うことで硬判定誤り訂正冗長ビットを生成し、
    シンボル生成部が、それぞれの多値変調シンボルのラベルの一部又はそれぞれの多値変調シンボルのラベルの全部と、前記硬判定誤り訂正冗長ビットと、前記軟判定誤り訂正冗長ビットとから、複数のパルス振幅変調シンボルを生成し、
    それぞれの多値変調シンボルのラベルである複数のビットにおけるそれぞれの次元がD(Dは、1以上の整数)であり、
    それぞれの多値変調シンボルが有するビットの数がD×M(Mは、2以上の整数)であるとき、
    前記シンボル生成部は、
    それぞれの多値変調シンボルが有するD×M個のビットを反射2進グレイ符号化することで、それぞれの多値変調シンボルの1次元分のシンボルであるパルス振幅変調シンボルを生成する
    ことを特徴とする誤り訂正符号化方法。
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吉田 剛 他,超並列型光ネットワークに向けたDSP高度化基盤技術,電子情報通信学会2022年総合大会講演論文集 通信2,2022年03月,SS-51,BI-7-3
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