JP7349276B2 - ロールフィルタ装置 - Google Patents
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Description
ロール状フィルタ材から所定長のフィルタ材を巻き取り、この所定長を検出するための停止位置検出用スイッチと、未使用のロール状フィルタ材の巻き径を検出する濾材終了検出用スイッチとを備えたロールフィルタ装置において、
圧縮空気を導入した制御用流路に接続し、かつ第1電磁弁、第2電磁弁、並びに第3電磁弁を収納した制御ユニットと、圧縮空気を導入した駆動用流路に接続し、かつ駆動用エアー制御バルブ、エアーモータ、停止位置検出用スイッチ、並びに濾材終了検出用スイッチを収納した本体ユニットとを互いに離間して備えており、
前述した制御用流路は2方向に分岐し、そのうちの一方は前述の第1電磁弁に圧縮空気を供給し、他の一方は第2電磁弁並びに第3電磁弁に圧縮空気を供給し、
上述の第2電磁弁は前述した濾材終了検出用スイッチに接続し、及び上述の第3電磁弁が前述の停止位置検出用スイッチに接続されており、しかも前述の第1電磁弁は前述した駆動用エアー制御バルブに制御接続されており、
かつ、
前述した駆動用流路は前述の駆動用エアー制御バルブを介して前述のエアーモータに駆動接続されてなることを特徴としている。
次に、装置の原理を説明するため、概略的な全体構成を図4によって説明する。2つの主な流路のうち、制御用流路27は制御ユニット31内で2方向に分岐される。そのうちの一方は、給電を要する市販の3ポート電磁弁である第1電磁弁43の給気ポートに接続され、他の一方は、さらに分岐を設けて、各々、市販の給電型2ポート電磁弁である第2電磁弁45と第3電磁弁47の給気ポートとに接続される。まず、上述の第1電磁弁43の出力ポートは駆動制御用流路49を経由して、本体ユニット33内に備えられた無給電型の駆動用エアー制御バルブ51のパイロットポートに制御接続される。そして駆動用流路29は駆動用エアー制御バルブ51の給気ポートに接続され、その出力ポートにはエアーモータ37が駆動接続されている。このエアーモータ37は、駆動用エアー制御バルブ51のパイロットポートへの圧縮空気の流入を受けて給気ポートが開き、その駆動用エアー制御バルブ51の出力ポートから送り出される圧縮空気により回転し、例えば所定の運転時間の経過後に濾過済みとなったフィルタ材を巻き取る構成となっている。
次に、他図をも参照して、2組のスイッチ及びカム機構の協働について詳細に説明する。図5Aは、背景技術として説明した図2と同様に、ロール状フィルタ材からのフィルタ材巻き出し動作における2つのカム機構の配置関係、特に、通常の濾過運転中にフィルタ材が前述のエアーモータで巻き出されている状態を表し、図5Bはフィルタ材の巻径が減少した状態を表す。これら図では、既に説明した構成成分と同一のものには同一の符号を付してあり、停止位置検出用スイッチ41に連関する送りカム機構53と、濾材終了検出用スイッチ39に連関する交換検知カム機構55とを設けた場合を図示してある。まず、装置を始めて動かす場合、未使用のロール状フィルタ材35からフィルタ材(何れも破線で図示)を引き出し、ローラー状の送りカム機構53を介して前述の開口領域、更には、図4で説明したエアーモータ37に巻取り可能な装着状態にセットする。この送りカム機構53は、フィルタ材よりも大きな幅を持つローラーの端部に、図示例では略菱形のカム57を取り付けて構成し、矢印Bとして示す反時計回り方向に、エアーモータの駆動に従うフィルタ材の送り出しと同調して連れ回りするように配設されている。この送りカム機構53は、フィルタ材の送り出し方向C(白抜き矢印)に対応して回転するよう構成される。このようにロール状フィルタ材35の装着が完了した後、濾過運転を行うが、その制御順は以下のとおりである。図4に示す制御ユニット31内に設置した不図示の自動運転タイマーが、装置の濾過運転開始に連動してカウントを始める。濾過運転開始の後、所定の濾過運転時間が経過すると、自動運転タイマーの電気信号は第3電磁弁47に送られ、停止位置検出用スイッチ41への流路を開く。それと同時にエアーモータの駆動タイマーがカウントを始め、その設定時間の経過に続いて、第1電磁弁43が通電され、駆動用エアー制御バルブ51を介してエアーモータ37を駆動させてフィルタ材を巻き取る。この巻取りによって、図5Aに示す送りカム機構53が連れ回りによって矢印B方向に回転する。フィルタ材の送り出しに連れ回りする送りカム機構53の回転に伴い、カム57が停止位置検出用スイッチ41のローラーレバーに接触して押圧して、停止位置検出用スイッチ41が作動(給気ポート閉、排気ポート開)する。さらに送りカム機構53が回転すると、このカム57がローラーレバーを乗り越えて、停止位置検出用スイッチ41が復帰(給気ポート閉、排気ポート開)する。この時の停止位置検出用スイッチ41と第2圧力スイッチ63b間の管内圧力変化「高→低→高」が図4で説明した第2圧力スイッチ63bで検知される。この圧力変化の検知を受けて、第1電磁弁43への通電を止め、当該電磁弁43を切換える。これにより駆動制御用流路49の管内圧力が下がり、駆動用エアー制御バルブ51が切換わり、駆動源となる圧縮空気の供給が止まることでエアーモータ37の駆動が停止する。このような制御によって、送りカム機構53が矢印B方向に回転するのみで1回のフィルタ材の送り動作が実現される。
また、このような図5Aの初期装着状態で、ロール状フィルタ材35の表面には略「へ」の字形のプレート59の一端側が当接されている。このプレート59は、円柱状の交換検知カム機構55の回転軸を支点として、当該プレートの他端側はスプリング61によって付勢された状態でロール状フィルタ材35のロール表面に接触当接される。交換検知カム機構55は円柱の表面に「かまぼこ」型の突起部分(ハッチングで示す)が形成されている。図5Aのように、ロール状フィルタ材35の装着直後は、上述したフィルタ材の開口領域への供給が繰り返し行なわれる。これに伴い、徐々にロール状フィルタ材35の巻径が小さくなると、プレート59によって交換検知カム55が時計回り方向(矢印D)にゆっくりと回転し、やがて濾材終了検出用スイッチ39のローラーレバーを突起部分が乗り越えるような挙動を示す。この挙動で濾材終了検出用スイッチ39が作動(給気ポート閉、排気ポート開)して一定時間の経過後に再び圧縮空気で内圧が上がる構成としておく。この濾材終了検出用スイッチ39と第1圧力スイッチ63a間の管内圧力変化は第1圧力スイッチ63aで検知され、装置に備えられたロール状フィルタ材の交換を促すランプが点灯表示される構成となっている。この濾材終了に関わる交換表示は、新たなロール状フィルタ材35を装着するまでリセットされない構成としてある。
13a,35:ロール状フィルタ材、13b:巻取りロール、
15:ケーシング、17:金網部材、19:抑え部材、
21:歯車ロール、23:カム、25:リミットスイッチ、
27:制御用流路、29:駆動用流路、31:制御ユニット、33:本体ユニット、
37:エアーモータ、39:濾材終了検出用スイッチ、41:停止位置検出用スイッチ、
43:第1電磁弁、45:第2電磁弁、47:第3電磁弁、49:駆動制御用流路、
51:駆動用エアー制御バルブ、53:送りカム機構、55:交換検知カム機構、
57:カム、59:プレート、61:スプリング、
63a:第1圧力スイッチ、63b:第2圧力スイッチ、
A:濾過空気の流路、B:(送りカム機構の)回転方向、
C:(フィルタ材の)送り出し方向、D:(交換検知カム機構の)回転方向。
Claims (2)
- ロール状フィルタから所定長のフィルタ材を巻き取り、この所定長を検出するための停止位置検出用スイッチと、未使用のロール状フィルタの巻き径を検出する濾材終了検出用スイッチとを備えたロールフィルタ装置において、
圧縮空気を導入した制御用流路に接続し、かつ第1電磁弁、第2電磁弁、並びに第3電磁弁を収納した制御ユニットと、圧縮空気を導入した駆動用流路に接続し、かつ駆動用エアー制御バルブ、エアーモータ、停止位置検出用スイッチ、並びに濾材終了検出用スイッチを収納した本体ユニットとを備え、
前記制御ユニットと前記本体ユニットは、離間配置しており、
前記制御用流路は2方向に分岐し、そのうちの一方は前記第1電磁弁に圧縮空気を供給し、他の一方は第2電磁弁並びに第3電磁弁に圧縮空気を供給し、
前記第2電磁弁は前記濾材終了検出用スイッチに、及び前記第3電磁弁が前記停止位置検出用スイッチに各々接続され、しかも前記第1電磁弁は前記駆動用エアー制御バルブに制御接続されており、かつ、
前記駆動用流路は前記駆動用エアー制御バルブを介して前記エアーモータに駆動接続されてなることを特徴とするロールフィルタ装置。 - 前記停止位置検出用スイッチと前記濾材終了検出用スイッチとの下流側には、前記制御ユニット内に設けた第1圧力スイッチ、並びに、第2圧力スイッチに各々接続されてなることを特徴とする請求項1に記載のロールフィルタ装置。
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JP2019123889A JP7349276B2 (ja) | 2019-07-02 | 2019-07-02 | ロールフィルタ装置 |
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ID=74198578
Family Applications (1)
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JP2012037086A (ja) | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Japan Vilene Co Ltd | ロールフィルタ装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2879180B2 (ja) * | 1992-07-17 | 1999-04-05 | 日本バイリーン株式会社 | フィルタ装置 |
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2019
- 2019-07-02 JP JP2019123889A patent/JP7349276B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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JP2012037086A (ja) | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Japan Vilene Co Ltd | ロールフィルタ装置 |
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