JP7348022B2 - 射出成形機管理装置及び射出成形機 - Google Patents
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Description
このため、射出成形機では1サイクルの間において、所定のサンプリングタイム毎に射出成形機に設置された各センサやモータからデータを取得し、そのデータから最大値や樹脂を射出している時間などを算出/測定し、該算出/測定したデータを、成形状態の監視、及び成形品の良否判別等に利用している。
例えば、射出成形機毎に、成形サイクル毎の、成形サイクル時間、射出時間、計量時間、モータ等の温度、ピーク圧、モータ等の負荷率等の成形稼働状態を表す各種データの値を測定している。
具体的には、射出成形機10は、ノズル12内に設けられたスクリュ13を進退移動させる射出サーボモータ15a、スクリュ13を回転させて樹脂量を計量する計量サーボモータ15b、エジェクトピン14を移動させて、金型11から成形品を突き出すエジェクタサーボモータ15c、金型11の型締を行う型締サーボモータ15d、及び各々サーボモータ15aから15dの発熱温度を検出し、検出した温度に関する情報をコントローラ30に送信するセンサ16aから16dを備え、1つの成形品を形成する1サイクル(型締工程、射出工程(ノズルの前進後退も含む。)、計量工程、型開工程、突出し工程、及び待機工程)が実行される毎に、各サーボモータ15aから15dの負荷率を算出する。射出成形機10は、複数回のサイクルに亘り求められたサーボモータ15aから15dの負荷率の変化を表示部(過負荷トレンド表示領域42)に表示する。
そうすることで、特許文献1に開示された電動射出成形機は、複数回のサイクルに亘り求められた負荷率の変化に基づく負荷状況を表示部に表示させることで、負荷状況の予測を可能とし、ユーザはその傾向から、例えばサーボモータ15aから15dの焼付き(オーバーヒート)が生じるおそれがあると判断すれば、成形条件を変更するなどして過負荷から駆動部を保護するとともに成形品の生産数の低下を抑えることができる。
この点、特許文献1に開示された技術は、負荷率の変化に基づいて負荷率が限界値に達するサイクルの回数を推定することで、過負荷から駆動部を保護することはできるが、射出成形機の機構部に何らかの劣化等が既に発生しているか否かを判断することは難しい。
(第1の実施形態)
図1には、射出成形機1と射出成形機管理装置7とは、インタフェースを介して直接接続されるケースを例示するが、これに限られない。例えば、射出成形機1と射出成形機管理装置7とは、ネットワークを介して接続されてもよい。また、図1では、1台の射出成形機1に対して、1台の射出成形機管理装置7が接続されているが、後述するように複数N台(N≧2)の射出成形機1-n(1≦n≦N)が1台の射出成形機管理装置7に接続されてもよい。
また、後述するように、射出成形機1が射出成形機管理装置7を備えるようにしてもよい。この場合、射出成形機管理装置7を備える射出成形機1-1が、射出成形機管理装置7を備えていない他の射出成形機1-n(2≦n≦N)を併せて管理するようにしてもよい。
射出成形機管理装置7を説明する前に、射出成形機1について簡単に説明する。
図1に示すように、機台(図示せず)上に型開閉及び型締め機構部(以下「型締部10」ともいう)と、射出部40と、を備えて射出成形機1の本体部が構成される。型締部10には後述するように可動プラテン13やエジェクタ機構50などの複数の可動部が備わっている。
また、射出成形機1は、制御装置60を含む。
型締部10について説明する。
型締部10において、固定プラテン12と、リアプラテン15とは、複数のタイバー(図示せず)によって連結され、固定プラテン12とリアプラテン15の間には可動プラテン13がタイバーに沿って移動自在に配設されている。また、金型30の固定側金型32が固定プラテン12に取り付けられ、可動側金型33が可動プラテン13に取り付けられる。
具体的には、型締サーボモータ21の駆動により、プーリ、ベルト等の動力伝達手段を介してボールねじ(図示せず)を駆動し、トグル機構20を前進又は後進(図1において右方向又は左方向)させてトグル機構20を駆動し、可動プラテン13を固定プラテン12方向に前進又は後退させて金型30の開閉・型締、型開きを行う。
型締サーボモータ21のモータ軸には、型締サーボモータ21の回転位置・速度を検出するパルスコーダ等の位置・速度検出器21aが取り付けられている。位置・速度検出器21aからの位置フィードバック信号により、可動プラテン13(可動側金型33)の位置を検出するように構成されている。
可動プラテン13には、製品突出し機構部50(以下「エジェクタ機構50」ともいう)を駆動するエジェクタサーボモータ51が取り付けられている。エジェクタ機構50は可動プラテン13に設けられた金型30(可動側金型33)内から成型品を突き出すための機構である。
具体的には、エジェクタ機構50は、エジェクタサーボモータ51の回転力をプーリ、ベルト(タイミングベルト)からなる動力伝達手段(図示せず)、ボールねじ/ナット機構(図示せず)を介して、エジェクトピン14に伝達し、該エジェクトピン14を金型30(可動側金型33)内に突出させて成型品を金型30(可動側金型33)から突き出すものである。
エジェクタサーボモータ51にもパルスコーダ等のエジェクタサーボモータ51の回転位置・速度を検出する位置・速度検出器51aが取り付けられている。位置・速度検出器51aからの位置フィードバック信号により、エジェクトピン14の位置を検出するように構成されている。
射出部40は、ホッパ48、射出シリンダ41、射出スクリュ43、射出サーボモータ46、計量サーボモータ45等を備える。
射出シリンダ41内に樹脂材料を供給するために、ホッパ48が射出シリンダ41の上部に設けられている。射出シリンダ41の先端にはノズル部42が取り付けられ、射出シリンダ41内には射出スクリュ43が挿通されている。
射出スクリュ43には、射出シリンダ41内の溶融樹脂にかかる圧力を、射出スクリュ43にかかる圧力により検出するロードセル等の圧力センサ47が設けられている。例えば、圧力センサ47での検出信号に基づいて検出樹脂圧力(スクリュ43にかかる樹脂圧力)を測定することができる。
射出スクリュ43は、計量サーボモータ45により、プーリ、タイミングベルト等で構成される伝動手段45cを介して正回転又は逆回転させられる。計量サーボモータ45には図示を省略したパルスコーダ等の計量サーボモータ45の回転位置・速度を検出する位置・速度検出器45aが取り付けられており、射出スクリュ43の回転位置や回転速度を検出する。
また、射出スクリュ43は、射出サーボモータ46によって、プーリ、ベルト、ボールねじ/ナット機構などの回転運動を直線運動に変換する機構を含む伝動手段46cを介して駆動され、射出シリンダ41内を射出シリンダ41の長軸方向に移動する。射出サーボモータ46にはパルスコーダ等の射出サーボモータ46の回転位置・速度を検出する位置・速度検出器46aが取り付けられており、射出スクリュ43の軸方向の位置や速度を検出する。
前述の説明で、射出シリンダ41内の溶融樹脂にかかる圧力を、射出スクリュ43にかかる圧力により検出する圧力センサ47について例示したが、センサ等の計測器は、これに限られない。例えば、各サーボモータ45、46、21、51の温度、シリンダ温度、金型温度等を計測する温度センサ等をそれぞれの箇所に設置することができる。また、各サーボモータ45、46、21、51の瞬時電流値、瞬時電圧値を計測する計測器を設置してもよい。また、型締力を計測するために、歪センサを設置してもよい。
これらの計測器により、射出成形機1の動作時の機械の状態に関する機械状態データを測定することで、射出成形機1(制御装置60)は、例えば、各サーボモータ45、46、21、51の負荷率や温度、射出保圧工程時のピーク圧、射出時の樹脂の逆流量の指標、型締工程時の型締力、動力伝達部(例えば射出シリンダ41内を射出シリンダ41の長軸方向に移動させるときのボールねじ、金型30の開閉・型締、型開きを行うときに駆動されるボールねじ、成型品を金型30(可動側金型33)から突き出すときに駆動されるボールねじ等)の負荷率、動力伝達部の温度、動力伝達部の伝達力、動力伝達部の伝達仕事量、消費電力量、射出時間、計量時間、サイクルタイム等を検出することができる。
なお、計測される機械状態データはこれらに限られない。当業者にとって公知の計測可能な任意のデータを検出するようにしてもよい。
射出成形機1を制御する制御装置60は、数値制御部61、プログラマブルロジックコントローラPLC62、及びサーボ制御部63等を備えている。
PLC62は、射出成形機1のシーケンス動作を制御するPLCCPU621と、シーケンスプログラム及び演算データの一時記憶等に用いられる記憶部622を含む。数値制御部61は、射出成形機1を全体的に制御する数値制御CPU611と、自動運転プログラム及び演算データの一時記憶等に用いられる記憶部612と、を含む。
各サーボモータ45、46、21、51には、それぞれ位置・速度検出器45a、46a、21a、51aがそれぞれ取り付けられており、位置・速度検出器45a、46a、21a、51aからの出力がサーボ制御部63に帰還されるようになっている。
サーボ制御部63は、数値制御部61から指令される各軸(計量サーボモータ45、射出サーボモータ46、型締サーボモータ21、エジェクタサーボモータ51)への移動指令と位置・速度検出器45a、46a、21a、51aからフィードバックされる検出位置、速度に基づいて位置、速度のフィードバック制御を行うとともに、各サーボモータ45、46、21、51の駆動電流のフィードバック制御を実行して、各サーボアンプ45b、46b、21b、51bを介して、各サーボモータ45、46、21、51を駆動制御する。
そうすることで、例えば位置・速度検出器46aからフィードバックされた射出サーボモータ46の回転位置を記憶する現在値レジスタが設けられ、射出サーボモータ46の回転位置によって、スクリュ43の軸方向の位置(射出位置)を検出できるようにされている。
また、型締サーボモータ21のモータ軸に取り付けられたパルスコーダ等の型締サーボモータ21の回転位置・速度を検出する位置・速度検出器21aからの位置フィードバック信号により、可動プラテン13(可動側金型33)の位置を検出できるようにされている。
また、制御装置60は、液晶やCRTで構成される表示器65に接続されている。
以上、射出成形機1について説明した。なお、射出成形機1の構成及びその機能等については、当業者にとって公知の技術であり、詳細な説明は省略する。
次に、射出成形機管理装置7について説明する。
射出成形機管理装置7(以下、略して「管理装置7」ともいう)は、インタフェースを介して射出成形機1に直接接続される。管理装置7は、例えば、PC等のコンピュータで構成され、制御部71、記憶部72、CRTや液晶等で構成される表示部75、キーボードやマウス等のデータや指令を入力する入力部76を備える。管理装置7は、射出成形機1から各種測定データを、例えば成形サイクル毎に取得する。なお、管理装置7の制御部71は、通常のコンピュータが備えるCPUやメモリ等を備える(図示せず)。
前述したように、管理装置7は、射出成形機1において大量に生成される機械状態データを周期的に保存するだけではなく、処理ショット数及び/又は成形日時に紐づけて、金型毎に分類管理することで、長期的な機械状態データの変化状況の判断を支援することが求められる。
このため、管理装置7は、以下に説明する機能部を備える。
機械状態データ取得部711は、射出成形機1の成形動作時の機械の状態に関する機械状態データを取得する。具体的には、機械状態データ取得部711は、例えば、射出成形機1の数値制御部61が発生する成形サイクル開始信号を監視し、次サイクルを開始する信号の検出をもって前の成形サイクルの完了とみなし、前の成形サイクルの完了に基づいて、前の成形サイクルにおける機械状態データを取得するようにしてもよい。
なお、機械状態データの取得と合わせて、機械状態データ取得部711は、機械状態データに対して、当該成形動作時に使用される金型の識別情報、並びに当該成形動作に係る累計ショット数(当該成形動作に係るショットが射出成形機1によるどの累計ショット数に相当するかを示す)及び/又は当該成形動作の成形日時(例えば、当該成形サイクルの終了時を示すタイムスタンプ)を紐づけて取得する。
ここで、機械状態データは、成形サイクルを構成する各工程(型閉工程、型締工程、充填工程、保圧工程、冷却工程(計量工程)、型開工程、突出し工程)における成形データ値である。
本実施形態では、機械状態データ取得部711の取得する機械状態データとして、各サーボモータ45、46、21、51のモータ負荷率やモータ温度、射出保圧工程時のピーク圧、射出時の樹脂の逆流量の指標、型締工程時の型締力、各動力伝達部(例えば、射出シリンダ41内を射出シリンダ41の長軸方向に移動させるときのボールねじ、金型30の開閉・型締、型開きを行うときに駆動されるボールねじ、成型品を金型30(可動側金型33)から突き出すときに駆動されるボールねじ等)の負荷率、各動力伝達部の温度、各動力伝達部の伝達力、各動力伝達部の伝達仕事量、消費電力量、計量時間、サイクルタイムの少なくともいずれか1つを含むものとするが、これに限られない。前述したように、計測器により、射出成形機1の動作時の機械の状態に関する機械状態データを測定することで得られる任意の機械状態データを含むようにしてもよい。
機械状態データ記録部712は、機械状態データ取得部711により取得した機械状態データを金型の情報と対応させるとともに、累計ショット数及び/又は成形日時に紐づけて周期的に記憶部72に記録する。
具体的には、機械状態データ記録部712は、各金型の成形サイクル毎に取得した機械状態データに基づいて、予め設定される複数回のサイクルに亘って算出される当該金型に係る機械状態データ(すなわち、機械状態データに含まれる項目データ毎)の平均値を金型に対応づけて記憶部72に記憶するようにしてもよい。そうすることで、同じ金型を使用して射出成形したときの機械状態データの、ショット数の増加に伴う傾向を把握することができるとともに、当該機械状態データを保存するための記憶容量を削減することができる。
なお、機械状態データ記録部712が周期的(複数回の成形サイクル毎)に平均値を算出して記憶部72に記憶する際の1周期のショット数については、例えば、射出成形機の1ショットに要する加工時間等に応じて適宜設定するようにしてもよい。また、金型毎に1周期に係るショット数を設定するようにしてもよい。
分類部713は、機械状態データ記録部712により記憶部72に周期的に記録された、機械状態データを金型毎に分類する。
分類部713は、機械状態データ記録部712により記憶部72に記録された最初のショットから、最近の累計ショット数までの機械状態データを、金型毎(すなわち、金型A、金型B、及び金型C)に分類する。
そうすることで、金型毎に、射出成形機の成形したときの機械状態データのショット数の増加に伴う傾向を把握することができる。
出力制御部714は、分類部713により金型毎に分類された射出成形機の機械状態データを、出力する。具体的には、出力制御部714は、分類された機械状態データを表示部75に表示してもよい。また、出力制御部714は、分類された機械状態データをファイルとして出力してもよい。
異常検出部715は、射出成形機1の現在の機械状態データと、現在の機械状態データに対応する金型に対応して記憶部72に記憶された過去の機械状態データと、に基づいて、射出成形機1の異常の可能性を検出する。
ここでは、2つの検出方法について説明する。
第1の検出方法は、金型毎に分類された射出成形機1の機械状態データの最新データと、最新データと同じ分類に属する機械状態データの履歴データから後述する平均値算出部716により算出した平均値と、の比較に基づいて、射出成形機1の異常を検出する方法である。
第2の検出方法は、後述する変化量算出部717により算出される、金型毎に分類された射出成形機1の機械状態データの成形日時及び/又は累計ショット数に伴う変化量に基づいて、射出成形機1の異常を検出する方法である。
<平均値算出部716>
平均値算出部716は、異常検出部715により、前記第1の検出方法に基づいて、射出成形機1の異常を検出する場合に、使用される。
平均値算出部716は、異常検出部715の検出対象とする、金型毎に分類された射出成形機1の機械状態データ毎に、同じ分類に属する機械状態データの履歴データを、記憶部72から入力し、予め指定される累計ショット数毎にその平均値を算出する。
図2は、金型毎の機械状態データ値を予め指定される累計ショット数毎に平均値を算出した一例を示す図である。
具体的には、図2には、平均値算出部716が、金型毎の射出モータ負荷率、射出モータ温度、射出ボールねじ負荷率に関して、当該射出成形機による累計ショット数10,000ショット数毎の平均値を算出した例を示す。
図2に示すように、当該射出成形機による成形動作は、最初のショットから10,000ショットまでを金型Cによる成形、次に10,001ショットから20,000ショットまでを金型Aによる成形、30,001ショットから60,000ショットまでを金型Bによる成形とするものである。
なお、この例では、平均値を算出するための累計ショット数を10,000として、射出モータ負荷率、射出モータ温度、及び射出ボールねじ負荷率の平均値を算出しているが、平均値を算出するための累計ショット数は10,000に限られない。例えば、金型毎に、射出成形機の1ショットに要する加工時間等に応じて適宜設定するようにしてもよい。
具体的には、例えば、機械状態データの最新データ(例えば、予め設定される複数回のサイクルに亘り算出された平均値)と、平均値算出部716により算出した平均値と、の差が予め設定された上限値を超える場合に、異常の予兆として検出してもよい。
図3は、金型毎の機械状態データ値を予め指定される累計ショット数毎に算出した平均値と、当該機械状態データの最新データを比較した一例を示す図である。ここでは、機械状態データ(射出サーボモータ負荷率、射出サーボモータ温度、及び射出ボールねじ負荷率)について、10,000ショット毎の平均値を算出し、当該機械状態データの最新データの値と平均値との差が所定の上限値を超えるか否かを監視することで、射出成形機1のいずれかの機構部における異常の予兆を検出する。
図3を参照すると、異常検出部715は、金型Aを用いた成形において、射出サーボモータ負荷率及び射出サーボモータ温度に異常を検出することができる。
なお、出力制御部714は、金型Aの金型データを使用した累計500,001ショットから510,000ショットの最新データにおいて、機械状態データ(射出サーボモータ負荷率、射出サーボモータ温度、及び射出ボールねじ負荷率)の値に異常の可能性が検出されたことをユーザが容易に確認できるように、表示部75に表示するようにしてもよい。
出力制御部714により射出サーボモータ負荷率、及び射出サーボモータ温度について異常値の可能性を表示することで、ユーザは、例えば射出サーボモータの負荷が大きくなる原因となる射出部40を構成する部品に異常の予兆の可能性を把握することができる。
なお、異常の予兆の可能性を示す機械状態データは、射出サーボモータ負荷率、射出サーボモータ温度に限られない。例えば、計量サーボモータ負荷率(及び/又は計量サーボモータ温度)、型締サーボモータ負荷率(及び/又は型締サーボモータ温度)、又はエジェクタサーボモータ負荷率(及び/又はエジェクタサーボモータ温度)に異常値の可能性がある場合、計量サーボモータ、型締サーボモータ、又はエジェクタサーボモータの負荷が大きくなる原因となる各機構部を構成する部品における異常の予兆の可能性を把握することができる。
また、動力伝達部(ボールねじ)の負荷率に異常値の可能性がある場合、当該動力伝達部(ボールねじ)の劣化の予兆の可能性を把握することができる。
また、射出保圧工程時のピーク圧、射出時の樹脂の逆流量の指標、計量時間に異常値の可能性がある場合、スクリュの摩耗等の可能性を把握することができる。
また、型締工程時の型締力に異常値の可能性がある場合、例えば、型厚等の調整の必要性を把握することができる。
この他、消費電力量の異常値は、例えば、各モータ負荷率及び/又はモータ温度の異常値とリンクして発生する可能性が高いため、異常の予兆の可能性が高いと判断することができる。
変化量算出部717は、異常検出部715により、前記第2の検出方法に基づいて、射出成形機1の異常を検出する場合に使用される。
変化量算出部717は、異常検出部715の検出対象とする、金型毎に分類された射出成形機1の機械状態データ毎に、同じ分類に属する機械状態データの履歴データから、予め指定される成形日時及び/又は累計ショット数に伴う変化量を算出する。
異常検出部715は、金型毎及び機械状態データに含まれる項目毎に、記憶部72に記憶された過去の機械状態データからの変化量に基づいて、正常なときの値からの上限増加率及び/又は下限減少率を予め設定し、射出成形機1の現在の機械状態データに対応する金型に関して、機械状態データ値が正常なときの値から増加している場合、その増加率が予め設定された上限増加率を超えるか又は上限増加率以上となるとき、あるいは機械状態データ値が正常なときの値から減少している場合、予め設定された下限減少率を下回るか又は下限減少率以下となるとき、当該射出成形機1の異常の可能性があることを検出するようにしてもよい。
なお、成型時に生成された成形品の監視及び成形品の良否判定を行って異常を検出できなかった場合及び金型の異常が検出できなかった場合であっても、異常検出部715により、現在の機械状態データとこれまでの機械状態データの履歴に基づいて、機械状態データの変化状況を確認するとともに異常の可能性を検出するように運用されることが好ましい。そうすることで、成型品の異常又は金型の異常が発生する前に、射出成形機1の周期的に記録された、金型毎の機械状態データに基づいて、射出成形機1のいずれかの機構部における異常の予兆を検出して、予防保守を可能とすることができる。
以上、射出成形機管理装置の1つの実施形態について説明した。
上述した実施形態は、射出成形機管理装置7を射出成形機1とは別装置とする構成を例示した。この場合、前述したように、射出成形機管理装置7は、インタフェース部(図示せず)を介して射出成形機1に直接接続してもよい。
また、図4に示すように、ネットワーク4を介して射出成形機1に通信接続されるサーバ(射出成形機管理サーバ)としてもよい。この場合、複数の射出成形機1-n(1≦n≦N;ここでNは、2以上の整数)に接続することで、射出成形機管理装置7としての射出成形機管理サーバは、射出成形機1-n毎に機械状態データを管理するようにしてもよい。
図4は、ネットワーク4により接続される、1台又は複数台の射出成形機毎に機械状態データを管理する射出成形機管理装置の概要図を示す図である。
例えば、射出成形機管理装置7を、射出成形機(エッジ)に通信可能に接続されるエッジサーバとしてもよい。また、射出成形機管理装置7を、クラウド上の仮想サーバとして実現してもよい。また、射出成形機管理装置7の機能部を、クラウド上でファンクションとして提供するようにしてもよい。
また、射出成形機1が射出成形機管理装置7を含むようにしてもよい。この場合、射出成形機管理装置7の制御部71の備える機能ブロック(機械状態データ取得部711、機械状態データ記録部712、分類部713、出力制御部714、及び異常検出部715)を射出成形機1の備える制御装置60が備えるようにしてもよい。例えば、数値制御部61の備える機能としてもよい。なお、表示部75として表示器65を適用してもよい。
あるいは、射出成形機管理装置7の備える管理機能(機械状態データ取得部711、機械状態データ記録部712、分類部713、出力制御部714、及び異常検出部715)に係る一部の機能部を射出成形機1の備える制御装置60(例えば、数値制御部61)が備える構成としてもよい。この場合、射出成形機1と、残りの機能部を備える射出成形機管理装置7と、は前述したように、インタフェース部(図示せず)を介して直接接続してもよい。また、ネットワークを介して通信可能に接続するようにしてもよい。
本実施形態によれば、例えば、以下の作用効果が得られる。
これにより、例えば、金型毎に射出成形機1の成形動作時に生じた当該機械の状態に関する現在の機械状態データと、これまでの機械状態データの履歴と、を比較することで、当該射出成形機1の機械状態データの変化の度合いを容易に判別できる。
これにより、成型品の異常又は金型の異常が発生する前に、射出成形機1の機械状態データに基づいて、射出成形機1のいずれかの機構部における異常の予兆を検出することができる。
これにより、成型品の異常又は金型の異常が発生する前に、金型毎の射出成形機1の機械状態データ値の正常時の平均値に基づいて、射出成形機1のいずれかの機構部における異常の予兆を検出することができる。
これにより、成型品の異常又は金型の異常が発生する前に、金型毎の射出成形機1の機械状態データ値の変化量に基づいて、射出成形機1のいずれかの機構部における異常の予兆を検出することができる。
これにより、例えば、射出成形機1の動作時の各機構部における現在の機械状態データと、これまでの機械状態データの履歴と、を比較することで、当該射出成形機1の各機構部における機械状態データの変化の度合いを容易に判別できる。
これにより、同じ金型を使用して射出成形したときの機械状態データの、ショット数の増加に伴う傾向を把握することができるとともに、記憶容量の削減を併せて図ることができる。
これにより、機械状態データの値に異常の可能性が検出されたことをユーザが容易に確認できる。
これにより、(7)と同様の効果を奏することができる。
これにより、射出成形機1の成形動作時における機械状態データを集中管理することができる。
これにより、(1)と同様の効果を奏することができる。
10 型締部
12 固定プラテン
13 可動プラテン
14 エジェクトピン
15 リアプラテン
20 トグル機構
21 型締サーボモータ
21a 位置・速度検出器
21b 型締サーボアンプ21b
30 金型
32 固定側金型
33 可動側金型
36 バス
40 射出部
41 射出シリンダ
42 ノズル部
43 射出スクリュ
45 計量サーボモータ
45a 位置・速度検出器
45b 計量サーボアンプ
46 射出サーボモータ
46a 位置・速度検出器
46b 射出サーボアンプ
47 圧力センサ
48 ホッパ
50 エジェクタ機構
51 エジェクタサーボモータ
51a 位置・速度検出器
51b エジェクタサーボアンプ
60 制御装置
61 数値制御部
611 数値制御CPU
612 記憶部
62 PLC
621 PLCCPU
622 記憶部
63 サーボ制御部
631 サーボ制御CPU
632 記憶部
65 表示器
7 射出成形機管理装置
71 制御部
711 機械状態データ取得部
712 機械状態データ記録部
713 分類部
714 出力制御部
715 異常検出部
716 平均値算出部
717 変化量算出部
72 記憶部
75 表示部
76 入力部
Claims (9)
- 射出成形機の動作時の機械の状態に関する機械状態データを管理する射出成形機管理装置であって、
記憶部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
射出成形機の動作時の機械の状態に関する機械状態データを各金型の成形サイクル毎に取得する機械状態データ取得部と、
前記機械状態データ取得部により取得した前記機械状態データに基づいて、予め設定された複数回の成形サイクルに亘って算出される各金型に係る機械状態データの平均値を金型の情報と対応させるとともに、成形日時及び/又は累計ショット数に紐づけて前記複数回の成形サイクル毎に周期的に前記記憶部に記録する機械状態データ記録部と、
前記記憶部に前記周期的に記録された予め設定された複数回の成形サイクルに亘って算出される前記金型に係る機械状態データの平均値を金型毎に分類する分類部と、
前記分類部により金型毎に分類された射出成形機の予め設定された複数回の成形サイクルに亘って算出される前記金型に係る機械状態データの平均値を、出力する出力制御部と、を備える、
射出成形機管理装置。 - 前記射出成形機の予め設定された複数回の成形サイクルに亘って算出される各金型に係る現在の機械状態データの平均値と、前記現在の機械状態データに対応する金型に対応して前記記憶部に記憶された予め設定された複数回の成形サイクルに亘って算出される各金型に係る過去の機械状態データの平均値と、に基づいて、前記射出成形機の異常を検出する異常検出部を有する、請求項1に記載の射出成形機管理装置。
- 前記金型毎に分類された前記射出成形機の機械状態データの同じ分類内における予め指定される累計ショット数毎に平均値を算出する平均値算出部を有し、
前記異常検出部は、
前記金型毎に分類された前記射出成形機の予め設定された複数回の成形サイクルに亘って算出される前記金型に係る機械状態データの平均値の最新データと、最新データと同じ分類に属する機械状態データの履歴データから前記平均値算出部により算出した予め指定される累計ショット数毎の平均値と、の比較に基づいて前記射出成形機の異常を検出する、請求項2に記載の射出成形機管理装置。 - 前記金型毎に分類された前記射出成形機の予め設定された複数回の成形サイクルに亘って算出される前記金型に係る機械状態データの平均値の予め指定される成形日時及び/又は累計ショット数に伴う変化量を算出する変化量算出部を有し、
前記異常検出部は、
前記算出した予め設定された複数回の成形サイクルに亘って算出される前記金型に係る機械状態データの平均値の累計ショット数に伴う変化量に基づいて、前記射出成形機の異常を検出する、請求項2に記載の射出成形機管理装置。 - 前記機械状態データは、前記射出成形機の機構部毎に備えるサーボモータに係るモータ負荷率、前記射出成形機の機構部毎に備えるサーボモータに係るモータ温度、前記射出成形機の動力伝達部の負荷率、動力伝達部の温度、動力伝達部の伝達力、動力伝達部の伝達仕事量、型締力、射出時のピーク圧力、射出時の樹脂の逆流量の指標、計量時間、サイクルタイム、及び消費電力量の少なくともいずれか1つを含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の射出成形機管理装置。
- 表示部を備え、
前記出力制御部は、前記分類部により金型毎に分類された前記射出成形機の予め設定された複数回の成形サイクルに亘って算出される前記金型に係る機械状態データの平均値を前記表示部に出力して表示する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の射出成形機管理装置。 - 前記出力制御部は、前記分類部により金型毎に分類された前記射出成形機の予め設定された複数回の成形サイクルに亘って算出される前記金型に係る機械状態データの平均値をファイル出力する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の射出成形機管理装置。
- 1つ又は複数の射出成形機と通信可能に接続され、
前記1つ又は複数の射出成形機毎に予め設定された複数回の成形サイクルに亘って算出される前記金型に係る機械状態データの平均値を管理する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の射出成形機管理装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の射出成形機管理装置を含む射出成形機。
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