JP7347159B2 - センサユニット - Google Patents
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Description
図2に示すように、ボディ20は、流体Qが通過可能な流路201を内部に有する。ボディ20は、例えば、複数枚の板状の部材が重なって組み立てられた組立体で構成される。なお、流体Qとしては、特に限定されず、例えば、圧力制御装置100が自動車用の油圧制御装置として用いられる場合、トランスミッションオイルとすることができる。
また、第1圧力センサ2A、第2圧力センサ2Bおよび第3圧力センサ2Cを区別しない場合には、単に「圧力センサ2」と言うことがある。
また、各第2圧力センサ2B同士のX軸方向およびY軸方向の位置関係については、図9中の位置関係に限定されない。また、各第3圧力センサ2C同士のX軸方向およびY軸方向の位置関係についても、図9中の位置関係に限定されない。
図2、図7に示すように、第3圧力センサ2Cは、回路基板(図示せず)が内蔵されたセンサ本体23と、センサ本体23の上部に突出した3本の端子21と、センサ本体23の下部に設置された圧力検出素子24とを有する。
図5に示すように、ブラケット3は、5つのセンサ用孔31と、4つのボルト用孔32と有する。
なお、ブラケット3の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ステンレス鋼等の金属材料、ポリエステル等の樹脂材料等を用いることができる。
例えば位置決め部4が省略されている場合、センサユニット1を組み立てる組立作業者等の技量によって、ボディ20に対するブラケット3の位置や姿勢が変わってしまうおそれがある。ボディ20に対するブラケット3の位置や姿勢が組立作業者によって変わってしまうと、ブラケット3が正確に位置決めされず、ブラケット3で圧力センサ2をボディ20に対して均一に押し付けることができないおそれがある。均一に押し付けられていない圧力センサ2では、計測される圧力が不正確となるおそれがある。
2つの位置決め孔33は、できる限り離間させて配置される。これにより、ボディ20に対するブラケット3の位置決め精度が向上する。
また、各位置決め孔33の直径は、例えば、3mm以上8mm以下であるのが好ましく、5mm以上6mm以下であるのがより好ましい。
また、各位置決め孔33は、本実施形態ではブラケット3を貫通する貫通孔であるが、これに限定されず、ブラケット3の厚さ方向の途中までの非貫通孔であってもよい。
また、位置決め部4は、本実施形態では位置決めピン41がブラケット3と別体で構成されているが、これに限定されず、位置決めピン41とブラケット3とが単一の部材となっていてもよい。
また、センサユニット1では、ブラケット3、各バスバー6およびケース5は、インサート成形による一体成形品であるのが好ましい。これにより、センサユニット1を簡便に製造することができる。
第1電流供給用バスバー6A1は、第1圧力センサ2Aへの電流供給に用いられる。第1出力用バスバー6C1は、第1圧力センサ2Aの出力に用いられる。第1接地用バスバー6B1は、第1圧力センサ2Aの接地に用いられる。
第2電流供給用バスバー6A2は、第2圧力センサ2Bへの電流供給に用いられる。第2接地用バスバー6B2は、第2圧力センサ2Bの接地に用いられる。第2出力用バスバー6C2は、第2圧力センサ2Bの出力に用いられる。
第3電流供給用バスバー6A3は、第3圧力センサ2Cへの電流供給に用いられる。第3接地用バスバー6B3は、第3圧力センサ2Cの接地に用いられる。第3出力用バスバー6C3は、第3圧力センサ2Cの出力に用いられる。
第2圧力センサ2Bは、流体Qからの外力を受けた際、当該外力の大きさによっては、Z軸方向に振動して(移動して)、一端部68をZ軸方向に過剰に押圧するおそれがある。一端部68は、Z軸方向に過剰に押圧されると、撓んで(変形して)、応力(内部応力)を解消しようとするが、変形部61が省略されている、すなわち、直線状をなす場合、十分に撓むことができず、結果、応力が解消するまでには至らない。そして、このような現象が繰り返されていくと、一端部68に金属疲労が蓄積していき、遂には、破損や破断が生じるおそれがある。一端部68に破損や破断が生じると、バスバー6を介した信号のやり取りが困難となる。
バスバー6には、ケース5の中空部51内に位置する部分に、貫通孔66が形成されている。貫通孔66は、ブラケット3、各バスバー6およびケース5をインサート成形で一体成形する際に用いられるが、変形部61と同様に、応力緩和にも寄与する。
また、接続状態では、各第3圧力センサ2Cは、第3出力用バスバー6C3を介して、出力が外部に送信される。
各第2電流供給用バスバー6A2同士も、途中でつながっており、1つの部材となっている。
また、各第3電流供給用バスバー6A3同士も、途中でつながっており、1つの部材となっている。
ブリッジ部7は、第1電流供給用バスバー6A1と第2電流供給用バスバー6A2との組、第1電流供給用バスバー6A1と第3電流供給用バスバー6A3との組、第1接地用バスバー6B1と第2接地用バスバー6B2との組、および、第1接地用バスバー6B1と第3接地用バスバー6B3との組のうちの少なくとも1つの組のバスバー6同士を電気接続する。なお、ブリッジ部7は、導電性を有する硬質の部材で構成される。これにより、ブリッジ部7の構成が簡単となる。
また、ブリッジ部7Bにより、接続状態で、第1接地用バスバー6B1を介した第1圧力センサ2Aの外部への接地が可能となる。また、第1接地用バスバー6B1は、第3接地用バスバー6B3とつながっているため、第3接地用バスバー6B3を介した第3圧力センサ2Cの外部への接地も可能となる。
なお、図7に示すように、バスバー6の拡幅部71と電気接続される部分は、バスバー6の途中から分岐して、上方に向かって突出した突出部69となっている。
また、圧力センサ2の端子21と、バスバー6とは、例えば、レーザ溶接等により接合されていてもよい。
Claims (10)
- 流体が通過可能な流路を有するボディに設置して用いられるセンサユニットであって、
前記流路を通過する前記流体の圧力を検出する第1圧力センサと、
前記流路を通過する前記流体の圧力を検出する第2圧力センサ、
前記流路を通過する前記流体の圧力を検出する第3圧力センサと、
前記第1圧力センサ、前記第2圧力センサおよび前記第3圧力センサを前記ボディに対して押し付ける板状のブラケットと、
前記第1圧力センサに対して前記ボディと反対側に配置され、前記第1圧力センサに電気接続されて、該第1圧力センサへの電流供給に用いられる第1電流供給用バスバーと、
前記第1圧力センサに対して前記ボディと反対側に配置され、前記第1圧力センサに電気接続されて、該第1圧力センサの接地に用いられる第1接地用バスバーと、
前記第2圧力センサに対して前記ボディと反対側に配置され、前記第2圧力センサに電気接続されて、該第2圧力センサへの電流供給に用いられる第2電流供給用バスバーと、
前記第2圧力センサに対して前記ボディと反対側に配置され、前記第2圧力センサに電気接続されて、該第2圧力センサの接地に用いられる第2接地用バスバーと、
前記第3圧力センサに対して前記ボディと反対側に配置され、前記第3圧力センサに電気接続されて、該第3圧力センサへの電流供給に用いられる第3電流供給用バスバーと、
前記第3圧力センサに対して前記ボディと反対側に配置され、前記第3圧力センサに電気接続されて、該第3圧力センサの接地に用いられる第3接地用バスバーとを備え、
前記第1圧力センサ、前記第2圧力センサおよび前記第3圧力センサのうち、前記第1圧力センサへの電流供給が最も早く、
前記ブラケットと平行な1方向を第1軸方向とし、前記ブラケットと平行であり、前記第1軸方向と交差する方向を第2軸方向としたとき、前記第1軸方向から見て、前記第2圧力センサは、前記第1圧力センサに対して前記第2軸方向一方側に配置され、前記第3圧力センサは、前記第1圧力センサに対して前記第2軸方向他方側に配置されており、
前記第1電流供給用バスバーと前記第2電流供給用バスバーとの組、前記第1電流供給用バスバーと前記第3電流供給用バスバーとの組、前記第1接地用バスバーと前記第2接地用バスバーとの組、および、前記第1接地用バスバーと前記第3接地用バスバーとの組のうちの少なくとも1つの組のバスバー同士を電気接続し、該バスバーよりも前記ブラケットから離れた位置に配置されるブリッジ部を備えることを特徴とするセンサユニット。 - 前記ブリッジ部は、長尺状をなし、導電性を有する硬質の部材で構成される請求項1に記載のセンサユニット。
- 前記ブリッジ部は、幅が拡大した拡幅部を有する請求項1または2に記載のセンサユニット。
- 前記ブリッジ部は、平板状をなし、前記ブラケットと平行に配置される請求項1~3のいずれか1項に記載のセンサユニット。
- 前記ブリッジ部は、前記ブラケットの平面視で、前記第1圧力センサ、前記第2圧力センサおよび前記第3圧力センサのうちの少なくとも1つの圧力センサと重ならない位置に配置される請求項1~4のいずれか1項に記載のセンサユニット。
- 前記少なくとも1つの組のバスバーは、該バスバーの中心線が湾曲または屈曲して変形した変形部を有する請求項1~5のいずれか1項に記載のセンサユニット。
- 前記変形部は、波形をなす請求項6に記載のセンサユニット。
- 前記第1圧力センサに対して前記ボディと反対側に配置され、前記第1圧力センサに電気接続されて、該第1圧力センサの出力に用いられる第1出力用バスバーと、
前記第2圧力センサに対して前記ボディと反対側に配置され、前記第2圧力センサに電気接続されて、該第2圧力センサの出力に用いられる第2出力用バスバーと、
前記第3圧力センサに対して前記ボディと反対側に配置され、前記第3圧力センサに電気接続されて、該第3圧力センサの出力に用いられる第3出力用バスバーとを備える請求項1~7のいずれか1項に記載のセンサユニット。 - 中空部を有するケースを備える請求項1~8のいずれか1項に記載のセンサユニット。
- 前記ブリッジ部は、前記ケースの表面から露出する請求項9に記載のセンサユニット。
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