JP7346421B2 - 睡眠及び気分障害の治療及び/又は改善における使用のための組成物 - Google Patents

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Description

DSMZ DSM 26956 BCCM LMG P-21021 DSMZ DSM 21981 DSMZ DSM 23233 DSMZ DSM 25246
本発明は、睡眠障害の治療及び/又は改善、特に睡眠の質の障害及び/又は不眠症の治療及び/又は改善のための方法における使用のための、細菌株混合物を含む組成物に関する。さらに、本発明は、気分調節の治療のための方法における使用のための上記細菌株混合物を含む上記組成物に関する。
睡眠は、覚醒状態とは対照的な睡眠状態として定義され、意識及び意欲の一時的な離脱、自律神経系機能の低下、並びに環境との対象の感覚運動関係の部分的遮断によって特徴づけられる身体的及び精神的休息の状態であり、生物の休息にとって不可欠である。適切な睡眠は、生命を支えるために生物学的に必要不可欠である。人の身体的及び精神的な健康状態は、睡眠の質及び持続時間に依存する。
睡眠障害の国際分類(ICSD 2005)は90を超える睡眠障害を集めている。最も一般的な睡眠疾患は、睡眠異常、睡眠時随伴症、及び呼吸関連睡眠障害に区別することができ、それらは睡眠障害の主要なグループの一部である。
睡眠異常は人が眠りに落ちることを妨げる、又は早くに目覚めさせる障害であり、睡眠の質、量、及び時間の機能障害によって特徴付けられる。不眠症は睡眠異常の中で特に知られており、眠りに落ちることができないことによって特徴付けられる。不眠症は、疲労、短気、学習困難、記憶の固定の欠如、及び日々の仕事を遂行することへの関心の著しい喪失のような症状を伴った、日中の機能低下に関連する。連続して数日より長い長期の不眠症は、「慢性化」して、不眠症の人の健康にとって極めて有害である睡眠不足を起こし得る。
睡眠時随伴症は通常ノンレム睡眠期中に起こり、心理的睡眠(psychological sleep)及び夢障害(dream disorder)に主に関係する。
睡眠障害は、それらを患う人の身体的及び精神的健康に影響を与える可能性があり、その人の生活の質を台無しにする。
精神医学及び心理学において、気分障害(mood disorder)又は気分調節症(mood dysregulation)という用語は、機能障害又は人にとっての著しい不快感だけでなく人生の環境条件への不適応の持続的な又は繰り返される問題を引き起こすような程度で、人の気分の状態の変化又は異常を含む膨大なクラスの精神病理学的障害及び症状を指すために使用されている。気分調節症は、それを患う人の身体的及び精神的健康に影響を与える可能性があり、その人の生活の質を台無しにする。
気分障害及び睡眠障害は、頻繁に一方がもう一方を引き起こし逆もまた同様であると考えると、密接に相関している。事実問題として、異常な気分の調子は睡眠障害を起こす可能性があり、特にその人の睡眠の質に影響を与える可能性があり、又は不眠症を起こす可能性がある。逆も同様に、睡眠障害、特に長期にわたる場合、その人の覚醒-睡眠比の不均衡をもたらし、それにより多かれ少なかれその人の気分の状態の重大な変化をもたらす。
睡眠障害に関する優れた解決方法はないが、可能性のある解決方法は幅広く存在し、そのうちのいくつかは俗説から生じ、いくつかは医薬的研究の結果である。健康的なライフスタイル、心理学的治療及び瞑想、薬草療法、並びにメラトニンは、最も広く知られた「人々の」治療法である。バルビツール酸塩、ベンゾジアゼピン、神経抑制薬、非ベンゾジアゼピン睡眠薬、及びピラゾロピリミジンは、そうではなく、睡眠障害を治療するために投与される精神病の薬物治療の分類に入る。
科学研究は、睡眠障害の治療、特に睡眠の質の障害及び不眠症の両方に関して今日までに提案された治療法は、以下のような欠点があると示した:
i)弱い有効性、
ii)ベンゾジアゼピン及び非ベンゾジアゼピン睡眠薬の場合のような、長期にわたる免疫寛容、assuefaction(つまり、体による薬に対する反応の喪失)、
iii)ベンゾジアゼピン及び非ベンゾジアゼピン睡眠薬の場合のような、依存、並びに
iv)バルビツール酸塩の場合のような、軽度から重度までの範囲の副作用(例えば、中毒、心肺機能低下)。
同様に、さらに気分調節症についても、心理学的治療、モノアミン作動系に作用する薬理学的抗うつ剤、リチウム塩、低用量抗てんかん薬、精神抑制剤(抗精神病薬)、抗不安薬(例えば、ベンゾジアゼピン)又は精神刺激薬、及び非ステロイド系の抗炎症薬のような、薬学研究及び非薬学研究に由来する幅広い可能性のある治療法が現在存在する。
さらにこの場合においても、科学研究は、今日までに提案された、気分調節を手助けすることを目的とした治療は、以下のような欠点があると示した:
i)弱い有効性及び、治療に対する反応の完全な欠如、
ii)軽度から重度までの範囲の副作用。
従って、a)睡眠障害、特に睡眠の質の障害及び/若しくは不眠症、並びに/又はb)気分障害若しくは気分調節症、特に長期にわたる情緒不安定による影響を受ける、健康な対象及び病気の対象の両方の治療のための効果のある解決方法を見出すことに対する製造業の経営者の関心は未だ高く、それは特に、治療が効果のある対象のパーセンテージの増加、長期にわたる治療に対するassuefactionの非存在、及び副作用の減少を具体的な基準とした、現在の自然療法及び薬理学的治療に対して妥当で代わりとなる解決方法を提供する。
特に、そのような障害による影響を受けた対象の生活の質の向上、並びに身体的及び精神的状態の向上又は維持、治療が効果のある対象のパーセンテージの増加、並びに副作用の減少を可能とするために、健康な対象及び病気の対象のa)睡眠障害、特に睡眠の質の障害及び/若しくは不眠症、並びに/又はb)気分障害若しくは気分調節症、特に情緒不安定の時期に起因する、又はそれらに関係する症状を減らす及び/又は緩和することができる、製品、組成物、製剤、医療機器、食品サプリメント、又は食品を提供できる必要性が生じる。
本発明の目的は、先行技術の製品にまだ見られる限界、及び上述した技術的問題に対して、適切な対応を提供することである。
本願出願人は、睡眠障害、特に睡眠の質の障害又は不眠症、及び気分調節症の治療における腸内微生物叢の治療的有効性を研究及び深めることは役に立つことを見出した。
睡眠障害及び気分障害に関する免疫系と脳との間の相互作用は、腸-脳コミュニケーション系を介した正のシグナルの交換に関与する微生物のグループを選択するのに有利な、腸内エコシステムの構成の観点から、メタゲノミクス解析を通して、構造的変化の評価に主に焦点を置いている。
熱心で長期にわたる研究及び開発活動に続いて、本願出願人は、a)睡眠障害、特に睡眠の質の障害若しくは不眠症を患っている対象、及び/又はb)気分障害若しくは気分調節症、特に、長期にわたる情緒不安定を患っている対象に投与される、少なくとも1つの細菌株、又は細菌株混合物を含む組成物にもとづいた治療療法を開発し、上記治療療法は、従来技術に存在する限界や欠点を克服し、及び上記に記載の技術的問題に対する効果的な解決方法を提供することができる。
加えて、本願出願人は、a)睡眠障害、好ましくは睡眠の質の障害若しくは不眠症(疾患とは意図されない不眠症)を調節及び/若しくは改善する、並びに/又はb)気分調節を容易にするための、上記細菌株混合物を含む上記組成物の使用(治療目的のためではない)を開発し、上記使用は、従来技術に存在する限界や欠点を克服し、及び上記に記載の技術的問題に対する効果的な解決方法を提供することができる。
付属の独立請求項で述べるような特徴を有し、睡眠障害、特に睡眠の質の障害及び/若しくは不眠症、並びに/又は気分障害若しくは気分調節症、特に長期にわたる情緒不安定を治療するための方法における使用のための、少なくとも1つの細菌株、又は細菌株混合物、並びに場合によっては技術的な添加物及び/又は医薬的若しくは食用賦形剤を含む組成物は、本発明の目的を形成する。
付属の独立請求項で示すような特徴を有し、a)睡眠障害、好ましくは睡眠の質の障害及び/若しくは不眠症(疾患とは意図されない不眠症)を調節及び/若しくは改善する、並びに/又はb)気分調節を容易にするための、上記細菌株混合物を含む上記組成物の使用(治療目的のためではない)は、本発明の更なる目的を形成する。
本発明の好ましい実施形態は、付属の従属請求項中に示されている。
以下の説明中に記載された本発明の好ましい実施形態は、単に、本発明の広範囲にわたる適応分野の非限定的な例として、本明細書において示されており、このことは、当業者にとって直ちに明らかである。
図1は、評価期間(6週間の治療+3週間のフォローアップ)を示す。 図2は、2つの群(実験群G1及びコントロール群G2)における睡眠の質の評価(時点T0、T1、T2、及びT3の関数としてのPSQI平均スコア)を示す。 図3A、3B、3C、3D、及び3Eは、2つの群(実験群G1及びコントロール群G2)におけるストレスを与える事象/状況に対処する能力の評価(時点T0、T1、T2、及びT3の関数としてのCOPE:社会的支援、回避戦略、前向きな姿勢、問題に対する姿勢、超越に対する姿勢)を示す。 図4A、4B、4C、4D、4E、及び4Fは、2つの群(実験群G1及びコントロール群G2)における認知相対性の評価(時点T0、T1、T2、及びT3の関数としてのLEIDS-R:絶望、承認、攻撃性、反すう、統制、及びリスク回避)を示す。 図5A、5B、5C、5D、5E、5F、及び5Gは、2つの群(実験群G1及びコントロール群G2)における性格の評価(時点T0、T1、T2、及びT3の関数としてのTCI:新奇探索傾向、損害回避、報酬依存、固執、自己志向、協調性、自己超越)を示す。 図5-1参照。 図6A、6B、6C、及び6Dは、2つの群(実験群G1及びコントロール群G2)における、行動抑制システム(BIS)及び行動接近又は活性化システム(BAS)に対する傾向的感受性(dispositional sensitivity)の評価(時点T0、T1、T2、及びT3の関数としてのBIS-BAS:BAS-ガイド、BAS-刺激探求、BAS-報酬反応性、及びBIS)を示す。 図7は、2つの群(実験群G1及びコントロール群G2)における、悲観論及び楽観論の傾向の評価(時点T0、T1、T2、及びT3の関数としてのLOT-R平均スコア)を示す。 図8A、8B、8C、8D、8E、及び8Fは、2つの群(実験群G1及びコントロール群G2)における、全体的な情緒状態の評価(時点T0、T1、T2、及びT3の関数としてのPOMS:緊張-不安、抑うつ-落ち込み、攻撃性-怒り、活気-活力、疲労-怠惰、及び混乱-当惑)を示す。
定義
本願において、睡眠障害という表現は、睡眠異常(原発性不眠症、原発性過眠症、ナルコレプシー、呼吸関連睡眠障害(閉塞型睡眠時無呼吸症候群)、概日リズム睡眠障害、及びその他の特定されていない睡眠異常等)、睡眠時随伴症(悪夢障害、夜驚症、夢遊病、その他の特定されていない睡眠時随伴症等)、その他の精神障害に関連した睡眠障害(その他の精神障害に関連した不眠症、及びその他の精神障害に関連した過眠症等)、一般的な病状に起因する睡眠障害、特に神経障害、神経障害性疼痛、心臓及び肺疾患等の疾患に関連した睡眠障害、睡眠運動障害(レストレスレッグス症候群及び歯ぎしり等)、並びに時差ぼけ等の広いクラスの障害を指すために使用される。
本願において、睡眠の質の障害という表現は、睡眠を、対象の身体的及び精神的状態を完全に再生しない睡眠として対象に受け取らせる睡眠障害のサブクラスを指すために使用される。睡眠の質の障害は例えば、悪夢障害、夜驚症、夢遊病、睡眠運動障害(レストレスレッグス症候群(RLS)、周期性四肢運動(PLM)、歯ぎしり、睡眠時の暴力行動、及びR.E.M.期障害(その人が夢見ていることに従って自身の身体を動かす)等)等の睡眠時随伴症として分類される原発性睡眠障害である。
本願において、不眠症という表現は、生物の実際の睡眠の生理的要求にもかかわらず寝ることができないことによって特徴付けられる睡眠障害のサブクラスを指すために使用される。症候的な観点から、3つのタイプの不眠症がある:初期不眠症(すなわち、眠りに落ちることが難しい)、夜中に頻繁に目覚めさせることによって特徴付けられる、間欠性又は中間の又は間隙性不眠症、眠りに落ちることができないことを伴う早くに目覚めさせることによって特徴付けられる、末期不眠症。本発明の文脈において、「夜中に頻繁に目覚めさせる」という上述の表現は、新生児(0から12か月)及び1から12歳の子ども、好ましくは1から6歳の間、より好ましくは1から4歳の間にみられる典型的な障害をも含む。
本願において、気分調節症、特に長期にわたる情緒不安定を患う対象における、気分調節という表現は、その人が通常の社会生活の遂行、勉強、及び毎日の仕事をさせることができる状態で、長期にわたる対象の気分の状態の安定化を指すために使用される。特に、前向きな/楽観的状態で長期にわたる気分の状態の安定を指すために使用される。
気分及び気分の状態の概念は、我々の精神活動の綿密な感情の相互関係(例えば、一般的な感情の状態、不安の状態、悲しみの状態、パラノイアの状態、恐怖の状態、内気の状態、及び楽観論的傾向)を指す。これは、性格気質(character habit)及びその人の気性(temperament)の部分のような、対象の特徴として考えられ得る。
本特許出願の明細書及び/又は特許請求の範囲に記載される全ての株はブダペスト条約に従って、以下のように提出された:
- Probiotical SpAによって独国のDSMZ寄託機関に2011年09月19日に寄託番号DSM 25246で寄託された、Streptococcus thermophilus ST10(ストレプトコッカス・サーモフィルス ST10);
- Probiotical SpAによって独国のDSMZ寄託機関に2013年03月01日に寄託番号DSM 26956で寄託された、Lactobacillus fermentum LF16(ラクバチルス・ファーメンタム LF16);
- Mofin Srlによって白国のBCCM LMG寄託機関 に2001年10月16日に寄託番号DSM LMG P-21021で寄託された、Lactobacillus plantarum LP01(ラクトバチルス・プランタルム LP01);
- Mofin Srlによって白国のBCCM LMG寄託機関 に2001年10月16日に寄託番号DSM LMG P-21020で寄託された、Lactobacillus plantarum LP02(ラクトバチルス・プランタルム LP02);
- Probiotical SpAによって独国のDSMZ寄託機関に2008年11月14日に寄託番号DSM 21981で寄託された、Lactobacillus rhamnosus LR06(ラクトバチルス・ラムノーサス LR06);
- Probiotical SpAによって独国のDSMZ寄託機関に2010年01月12日に寄託番号DSM 23233で寄託された、Bifidobacterium longum BL04(ビフィドバクテリウム・ロングム BL04)。
本発明は、以下に定義される、睡眠障害症状若しくは疾患、好ましくは不眠症及び/若しくは睡眠の質の障害、並びに/又は気分調節若しくは気分調節症、特に長期にわたる情緒不安定の、治療的及び/若しくは予防的処置並びに/又は改善のための方法における使用のための組成物(C)に関する。
さらに、本発明は、以下に定義される、対象における、睡眠障害、好ましくは不眠症(疾患とは意図されない不眠症)、及び/若しくは睡眠の質の障害を調節及び/若しくは改善するための、並びに/又は気分調節を容易にするための、治療目的ではない、上記組成物(C)の使用に関する。
有利には、本発明において、睡眠障害、好ましくは不眠症及び/若しくは睡眠の質の障害、又は代替的には気分調節障害若しくは気分調節症を治療するための方法は、健康な対象及び障害と診断された病気の対象(患者)の両方にとって有効である。
一つの実施形態において、本発明の組成物(C)は、以下を含む、又は代替的には以下からなる:
-(a)以下に定義される細菌株混合物(M)、並びに、場合によっては、
-(b)少なくとも1つの技術的な添加物及び/又は少なくとも1つの医薬的若しくは食用賦形剤。
一つの実施形態において、本発明の(a)細菌株混合物(M)は、以下を含む、又は代替的には以下からなる群から選択される少なくとも1つの細菌株を含む、又は代替的には上記少なくとも1つの細菌株からなる:
- (a-i) Lactobacillus fermentum LF16 DSM 26956細菌株と識別された、Lactobacillus fermentum種の細菌株、
- (a-ii) Lactobacillus plantarum LP01 LMG P-21021細菌株と識別された、Lactobacillus plantarum種の細菌株、
- (a-iii) Lactobacillus plantarum LP02 LMG P-21020細菌株と識別された、Lactobacillus plantarum種の細菌株、
- (a-iv) Lactobacillus rhamnosus LR06 DSM 21981細菌株と識別された、Lactobacillus rhamnosus種の細菌株、及び
- (a-v) Bifidobacterium longum BL04 DSM 23233細菌株と識別された、Bifidobacterium longum種の細菌株。
好ましくは、上記細菌株混合物(M)が、上記で定義された、株(a-i)及び(a-ii)及び/又は(a-iii)及び(a-iv)及び(a-v)を含む、又は代替的にはそれらからなる。すなわち、上記細菌株混合物(M)が、上記で定義された、(a-i)及び(a-ii)及び(a-iii)及び(a-iv)及び(a-v)、又は代替的には(a-i)及び(a-ii)及び(a-iv)及び(a-v)、又は代替的には(a-i)及び(a-iii)及び(a-iv)及び(a-v)を含む、又は代替的にはそれらからなる。
好ましくは、上記細菌株混合物(M)が、以下を含む、又は代替的には以下からなる:
- (a-i) Lactobacillus fermentum LF16 DSM 26956細菌株及び、
- (a-ii) Lactobacillus plantarum LP01 LMG P-21021細菌株及び/又は、
- (a-iii) Lactobacillus plantarum LP02 LMG P-21020細菌株及び、
- (a-iv) Lactobacillus rhamnosus LR06 DSM 21981細菌株及び、
- (a-v) Bifidobacterium longum BL04 DSM 23233細菌株。
有利には、(b)技術的な添加物又は医薬的若しくは食用賦形剤は、非限定的例として、保存料、増粘剤、甘味料、食品着色料、天然及び人工香味料、酸化防止剤、安定剤、フィラー、並びにそれらの混合物等の医薬的又は食品調製技術の当業者に知られた全ての物質の中から選択することができる。
好ましくは、(b)はマルトデキストリンである。
好ましくは、細菌株混合物(M)の細菌株(a-i)及び(a-ii)及び/又は(a-iii)及び(a-iv)及び(a-v)は、1:1:1:1に等しい、又は1:1:1:1:1に等しい互いの重量比である。
好ましくは、各1つの細菌株は、1日摂取量に関して、混合物(M)中で、1×108 CFU/AFU及び1×1012 CFU/AFUの間、好ましくは1×109 CFU/AFU及び1×1011 CFU/AFUの間に含まれる濃度で存在し、好ましくは、各1つの細菌株は、1日摂取量に関して、1×109 CFU/AFUの濃度で存在する。
好ましくは、上記組成物(C)は、以下を含む、又は代替的には以下からなる:
(a-i) 1×109 CFU/AFU用量の濃度のLactobacillus fermentum LF16 DSM 26956細菌株
(CFU: Colony Forming Unit; AFU: Active Fluorescent Unit)、及び
(a-ii) 1×109 CFU/AFU用量の濃度のLactobacillus plantarum LP01細菌株、及び/又は
(a-iii) 1×109 CFU/AFU用量の濃度のLactobacillus plantarum LP02細菌株、及び
(a-iv) 1×109 CFU/AFU用量の濃度のLactobacillus rhamnosus LR06細菌株、及び
(a-v) 1×109 CFU/AFU用量の濃度のBifidobacterium longum BL04細菌株、及び場合によっては、
(b)好ましくはマルトデキストリン。
例えば、上記組成物(C)は3.0 g(1日摂取量)の組成物であって、各4つ又は5つの細菌株(a-i)及び(a-ii)及び/又は(a-iii)及び(a-iv)及び(a-v)は、0.4 gの量、1×109 CFU/AFUの濃度(4×0.1g=0.4gの混合物M)で存在し、2.6 gは(b)マルトデキストリンである。
一つの実施形態において、本発明の組成物(C)は、
-(a)上記で定義された、(a-i)、(a-ii)、(a-iii)、(a-iv)、及び(a-v)を含む、又は代替的にはそれらからなる群から選択される少なくとも1つの細菌株を含む、又は代替的には上記少なくとも1つの細菌株からなる、細菌株混合物(M)、並びに、場合によっては、
-(b)に加えて、
-(c)第一の群のガム-細菌株の組合せ(gum-bacterial strain combination)から選択される少なくとも1つのガム-細菌株の組合せ、並びに/又は
-(d)第二の群のビタミンから選択される少なくとも1つのビタミン、並びに/又は
-(e)第三の群の有機及び/若しくは無機塩から選択される少なくとも1つの塩、並びに/又は
-(f)第四の群の抗酸化物質から選択される少なくとも1つの物質
をも含む。
有利には、上記第一の群のガム-細菌株の組合せは以下を含む、又は代替的には以下からなる:
-(c-i)タラガム等の、少なくとも1つの天然の植物ガム、及び
-(c-ii)S. thermophilus ST10 DSM 25246細菌株。好ましくは、S. thermophilus ST10 DSM 25246細菌株が、1日摂取量に関して、1×108 CFU/AFU及び1×1012 CFU/AFUの間、好ましくは1×109 CFU/AFU及び1×1011 CFU/AFUの間に含まれる濃度で存在する。
タラガム(天然の植物ガム)を、S. thermophilus ST 10 DSM 25246細菌株(国際公開第2014/020408号、Probiotical SpAを代表して)と組合せて、上記タラガムに加えて、上記タラガム存在下、消化管内においてin situでS. thermophilus DSM 25246 ST10細菌株によって産生される細菌由来のガム(エキソポリサッカライド-EPS)を含む、粘膜付着性のゼリー状複合体を得る。
第一の効果は、タラガムによるゼリー状化効果であり、上記効果は胃において最大で(最大の保護)、分解及びその結果起きる、炎症を起こした腸粘膜を保護する効果の喪失のために結腸において最小である。
第二の効果は、細菌由来、特にS. thermophilus DSM 25246 ST10細菌株によって消化管内においてin situで産生されるエキソポリサッカライド(EPS)由来の、ガムによる保護効果である。この第二の効果は、胃において最小であり、結腸において最大であって、結腸においては、細菌は、生きて活性な状態で、高い濃度で到達し、in situでEPSを産生する。S. thermophilus ST10 DSM 25246細菌株によって直接産生される細菌性ガムは、タラガムと共に、腸粘膜を維持及び保護することができ、そのため粘膜にとって有害な病原性細菌の作用を避ける、減らす又は少なくとも妨害することができる。
互いに補完する、これらの効果は、一緒に組み合わさって、細菌感染に対する胃(タラガムによる)及び消化管(細菌由来のガムによる)の完全な保護をもたらす。
有利には、上記組成物(C)は、以下を含む、又は代替的には以下からなる:
-(a)上記で定義された、(a-i)、(a-ii)、(a-iii)、(a-iv)、及び(a-v)を含む、又は代替的にはそれらからなる群から選択される少なくとも1つの細菌株を含む、又は代替的には上記少なくとも1つの細菌株からなる、細菌株混合物(M)、並びに
-(c)上記で定義された、(c-i)、好ましくはタラガム、及び(c-ii)を含む、又は代替的にはそれらからなる、第一の群のガム-細菌株の組合せから選択される少なくとも1つのガム-細菌株の組合せ、並びに、場合によっては、
-(b)好ましくはマルトデキストリン。
有利には、上記組成物(C)は、以下を含む、又は代替的には以下からなる:
1×109 CFU/AFUの用量の濃度の(a-i)、及び
1×109 CFU/AFUの用量の濃度の(a-ii)、及び/又は
1×109 CFU/AFUの用量の濃度の(a-iii)、及び
1×109 CFU/AFUの用量の濃度の(a-iv)、及び
1×109 CFU/AFUの用量の濃度の(a-v)、及び
1×109 CFU/AFUの用量の濃度の(c-ii)、及び
(c-i)タラガム、及び、場合によっては、
(b)好ましくはマルトデキストリン。
有利には、上記第二の群のビタミンは、以下を含む、又は代替的には以下からなる:(d-i)C群のビタミン、(d-ii)E群のビタミン、(d-iii)B群のビタミン、好ましくはビタミンB9、及び(d-iv)D群のビタミン、好ましくはビタミンD3。好ましくは、各1つのビタミンが100% RDA(推奨栄養所要量)と等量で存在している。
有利には、上記第三の群の有機及び/又は無機塩は、以下を含む、又は代替的には以下からなる:(e-i)有機及び/又は無機マグネシウム塩、好ましくはグリシン酸マグネシウム、(e-ii)有機及び/又は無機セレン塩、好ましくはセレノメチオニン、並びに(e-iii)有機及び/又は無機亜鉛塩、好ましくはグルコン酸亜鉛。好ましくは、各1つの塩が100% RDAと等量で存在している。
有利には、上記第三の群の有機及び/又は無機塩は、以下からなる:(e-i)グリシン酸マグネシウム、(e-ii)セレノメチオニン、及び(e-iii)グルコン酸亜鉛。好ましくは、各1つの塩が100% RDAと等量で存在している。
有利には、上記第四の群の抗酸化物質は、以下を含む、又は代替的には以下からなる:(f-i)N-アセチルシステイン(NAC)、(f-ii)コエンザイムQ10(CoQ10)、及び(f-iii)アセチル-L-カルニチン(ALC)。好ましくは、各1つの抗酸化物質が100 mg/dayと等量で存在する。
本発明の組成物(C)における抗酸化物質の存在は、上記組成物(C)が投与された人の睡眠及び気分の状態の制御に対して寄与する。
例えば、CoQ10は、神経細胞レベルにおいてでさえ、酸化ストレスを減らし、正しいミトコンドリアの働きを促進し、それの結果としてセロトニンの制御に影響を与える。セロトニンは、中枢神経系、及び気分の状態、睡眠の制御を含む多数の機能において重要な役割を担う物質である。
有利には、上記組成物(C)は、以下を含む、又は代替的には以下からなる:
-(a)以下を含む、又は代替的には以下からなる、細菌株混合物(M):
1×109 CFU/AFUの用量の濃度の(a-i)、及び
1×109 CFU/AFUの用量の濃度の(a-ii)、及び/若しくは1×109 CFU/AFUの用量の濃度の(a-iii)、及び
1×109 CFU/AFUの用量の濃度の(a-iv)、及び
1×109 CFU/AFUの用量の濃度の(a-v)、並びに/又は
-(c)以下を含む、又は代替的には以下からなる、ガム-細菌株の組合せ:
1×109 CFU/AFUの用量の濃度の(c-ii)、及び
(c-i)好ましくはタラガム、並びに/又は
-(d)以下を含む、又は代替的には以下からなる、上記群のビタミンから選択される少なくとも1つのビタミン:
100% RDAと等量の(d-i)、及び
100% RDAと等量の(d-ii)、及び
100% RDAと等量の(d-iii)、好ましくはビタミンB9、及び
100% RDAと等量の(d-iv)、好ましくはビタミンD3、並びに/又は
-(e)以下を含む、又は代替的には以下からなる、第三の群の有機及び/若しくは無機塩から選択される少なくとも1つの塩:
(e-i)100% RDAと等量のグリシン酸マグネシウム、及び
(e-ii)100% RDAと等量のセレノメチオニン、及び
(e-iii)100% RDAと等量のグルコン酸亜鉛、並びに/又は
-(f)以下を含む、又は代替的には以下からなる、第四の群の抗酸化物質から選択される少なくとも1つの物質、
(f-i)100 mg/dayと等量のN-アセチルシステイン(NAC)、及び
(f-ii)100 mg/dayと等量のコエンザイムQ10(CoQ10)、及び
(f-iii)100 mg/dayと等量のアセチル-L-カルニチン(ALC)、並びに、場合によっては、
(b)好ましくはマルトデキストリン。
有利には、上記細菌株混合物(M)の細菌株、及びS. thermophilus ST10 DSM 25246細菌株は、場合によっては存在する場合、本発明の組成物(C)中に、混合物の総重量に対して、1重量%及び60重量%の間、好ましくは5重量%及び40重量%の間、さらにより好ましくは10重量%及び30重量%の間に含まれる量で存在する。しかしながら、上記パーセンテージは、得ることを意図する医薬的又は食用形態のタイプに依存する。
有利には、組成物(C)の1日摂取量は、0.2 g及び10 gの間に含まれてよい。
混合物(M)の細菌株は、固体形態、例えば、粉末、乾燥粉末、又は凍結乾燥粉末の形態で、組成物(C)中に存在することができる。
組成物(C)は、非限定的な例として、固体、顆粒、粉末、カプセル、錠剤、ゲル、ソフトゲル、液体、固液懸濁物、及びエマルジョンの形態等の、対象への投与に適し、及び当業者に知られた任意の形態であってよい。
組成物(C)は、経口的又は非経口的に対象に投与することができる。
さらに、本発明は、睡眠障害、好ましくは不眠症及び/若しくは睡眠の質の障害、又は代替的には気分調節障害若しくは気分調節症、特に長期にわたる情緒不安定を治療及び/又は改善するための、健康な対象(非治療目的のための使用)及び上記の障害の1つと診断された病気の対象(治療目的)の両方に対する、方法における使用のための、上記で定義された(a-i)、(a-ii)、(a-iii)、(a-iv)、及び(a-v) を含む、又は代替的にはこれらからなる群から選択される少なくとも1つの細菌株を含む、又は代替的には上記少なくとも1つの細菌株からなる(a)細菌株混合物(M)、並びに、場合によっては、上記で定義された(b)並びに/又は(c)並びに/又は(d)並びに/又は(e)並びに/又は(f)を含む、前述の組成物(C)を含む、医薬品又は医療機器又は食品サプリメント又は食品を提供する。
必要としている対象における、本発明に記載の治療方法における使用のための、本発明による組成物(C)は、単独での投与、及び疾患又は障害又は症状の治療において有効なその他の化合物、医薬品、医療機器、食品サプリメント、又は食品の補助物としての投与の両方で投与することができる。
本発明による組成物(C)は、ヒト対象における本発明に記載の治療方法における使用、又は非限定的な例として、イヌ若しくはネコ等のペット、又はその他の哺乳類における獣医学的使用のためであってもよい。好ましくは、本発明による組成物は、ヒトにおける使用のためである。
最後に、本発明は、睡眠障害、好ましくは不眠症及び/若しくは睡眠の質の障害を患う、又は代替的には気分調節症、特に長期にわたる情緒不安定を患う対象を治療するための方法を提供し、上記治療方法は、上記対象に、上記で定義された本発明の上記組成物(C)の投与を提供する。
有利には、本発明の細菌株混合物(M)を含む、組成物(C)の服用は、同じものを服用後に、対象においてかなりの変化が見られる(有効性)。具体的には、組成物(C)の連続した服用は、処置した人(病気の人及び健康な人)で認められる睡眠の質が向上する。
さらに、組成物(C)の連続した服用は、睡眠を調節し、処置した人(病気の人及び健康な人)における、悲しみ及び悲観的な見方の状態を克服することができる楽観的傾向(例えば、困難のある/ストレスのかかる状況の存在下における前向きな態度、悲しみの状態を克服するより最適な行動を取ること、悲しみの感情の状態を調節する認知的反応性、新しいもの、固執、及び協調性に対してオープンな性格を取ること)へと傾斜する状態で、長期にわたって睡眠を安定化させる。
さらに、組成物(C)の連続した服用は、副作用が見られない。
実験部分
本願出願人は、in vivo研究を実施し、本願出願人は、睡眠の質及び心理的状態、特に気分の状態の向上に関して、健康な対象において、プロバイオティクス投与の効果の評価を、楽観論又は認知的反応性に対する傾向等のいくつかのマーカーを通して行った。
1.方法及び材料
1.1 研究対象母集団
症例対照タイプの二重盲検ランダム化研究(実験者及び参加者)。
対象とするサンプルは、2群の18及び35歳の間の健康な対象からなる:
-実験群(G1):この群(19人の参加者)の対象は、本発明の組成物対象(組成物C、項目2を参照)を6週間服用した。
-コントロール群(G2):この群(19人の参加者)の対象は、プラセボを6週間服用した。
具体的には、総計33人の人々が研究を最後まで終えた。この総計のうち、18人の参加者がプロバイオティクスを含む組成物(C)を用いて処置された実験群(男性11人及び女性7人、平均年齢:21.61±2.20)に参加し、15人の参加者が非処置コントロール群(男性10人及び女性5人、平均年齢:21.65±2.16)に参加した。研究に参加した対象は、連続した薬物治療又は抗生物質を用いた最近の治療を受けておらず、消化器疾患、食物耐性症、アレルギー、慢性疾患等の疾患を有していなかった。
1.2 投与された組成物C又はプラセボ
4×109 CFU/AFU小袋-1日摂取量(CFU: Colony Forming Units; AFU: Active Fluorescent Units)の濃度を有するプロバイオティクス株混合物Mを含む経口液(3.0グラム/小袋)のための顆粒形態の組成物Cが、実験群(G1)に投与された。
組成物(C)は、以下の凍結乾燥されたプロバイオティクス株の細菌株混合物(M)を含む:
- 1×109 CFU/AFUの濃度の、0.1 gのLactobacillus fermentum LF16 DSM 26956細菌株、及び
- 1×109 CFU/AFUの濃度の、0.1 gのLactobacillus plantarum LP01 LMG P-21021細菌株、及び
- 1×109 CFU/AFUの濃度の、0.1 gのLactobacillus rhamnosus LR06 DSM 21981細菌株、及び
- 0.1 gのBifidobacterium longum BL04 DSM 23233細菌株が1×109 CFU/AFUの濃度で存在し、及び組成物を得るための増量剤としてプロバイオティクス株に添加された2,6 gのマルトデキストリン。
4×109 CFU/AFU小袋-1日摂取量(CFU: Colony Forming Units; AFU: Active Fluorescent Units)の濃度を有するプロバイオティクス株混合物Mを含む経口液(2.5グラム/小袋)のための顆粒形態の組成物Cも、試験された。
組成物(C)は、以下の凍結乾燥されたプロバイオティクス株の細菌株混合物(M)を含む:
- 1×109 CFU/AFUの濃度の、0.1 gのLactobacillus fermentum LF16 DSM 26956細菌株、及び
- 1×109 CFU/AFUの濃度の、0.1 gのLactobacillus plantarum LP01 LMG P-21021細菌株、及び
- 1×109 CFU/AFUの濃度の、0.1 gのLactobacillus rhamnosus LR06 DSM 21981細菌株、及び
- 0.1 gのBifidobacterium longum BL04 DSM 23233細菌株が1×109 CFU/AFUの濃度で存在し、及び組成物を得るための増量剤としてプロバイオティクス株に添加された2,1 gのマルトデキストリン。
経口液のための単一成分の顆粒として、マルトデキストリン(2.5 g、1日摂取量)を含むプラセボが、コントロール群(G2)に投与された。
1.3 研究デザイン
実験は、評価期間(T0、T1、T2、T3、図1の図を参照)に分けられた9週間続いた。各評価期間では、参加者は、評価/心理学的質問票(項目2の質問票の記載を参照)を記入し、糞便サンプルを提出した。
プロバイオティクス又はプラセボ製品の毎日の服用は、第一の評価(T0)の日に続く日から開始し、毎日の服用は、製品の服用を開始した日(T1)から3週間における中間評価と共に、6週間(期間T2まで)続いた(図1)。製品(プロバイオティクス又はプラセボ)の服用の6週間を終了時に、参加者は3週間いかなる製品の服用を止め、上記3週間の終わりに評価T4を記入した(図1)。
1.4 データの統計学的解析
-時点T0、T1、T2、T3における質問票解析のためのソフトウェア-> SPSS Statistics 19 (IBM Corp.、NY、USA)。
-信頼区間95%、有意水準p<0.05。
-各期間における群間の比較(実験群対コントロール群)-> マン・ホイットニーのU検定。
-各群における期間間の比較-> フリードマン検定。
-事後比較:ウィルコクソンの符号順位検定(ボンフェローニ補正p<0.012)。
2. 評価質問票及び関連結果
各認知力テストに関する結果を以下に記載する。
群間の統計学的に有意な差の存在を表す場合にアスタリスクによって、又は各群に関して様々な期間の間の統計学的に有意な差の存在を表す場合にアスタリスク及び横線によって、示される有意水準と共に上記結果を図2から8にグラフで示す。実験群(プロバイオティクス混合物で処置された-G1、薄い灰色)及びコントロール群(プラセボで処置された-G2、濃い灰色)に関する質問票の平均スコアを縦座標軸上に示す。
図2から8において説明される結果は、括弧の中に示された標準偏差と共に、表1から3に数字として示す。
2.1 ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI、Buysse et al., 1989; Curcio et al., 2013)(図2)
-対象によって認知される睡眠の質の評価。
-研究のパラメーター対象に関して逆相関のスコア:割り当てられたスコアが低いほど、認知される睡眠の質が高い。
-T3では維持(T0-T3 p=0.017)(p<0.012に関するボンフェローニ補正)であり、期間T2及びT0の間のスコアの違い(p=0.005)は実験群(G1)において有意である。
2.2 経験した問題に対するコーピング(COPE-NVI、Sica C. et al., 2008)(図3A、3B、3C、3D、及び3E)
-ストレスのかかる事象又は状況に直面した人の反応の評価。5つのサブスケール:社会的支援、回避戦略、前向きな姿勢、問題に対する姿勢、超越に対する姿勢。
-サブスケールの総スコアが高いほど、そのようなサブスケールの説明対象に対処する場合に前向きな姿勢を取る頻度が多い。
-時点T2及びT3において、2つの群G1及びG2の間の回避戦略サブスケールの有意な効果があり、それぞれp=0.010、及びp=0.006。
-時点T1において、2つの群G1及びG2の間の前向きな姿勢サブスケールの有意な効果(p=0.016)。
2.3 改訂版抑うつ感受性尺度(LEIDS-R、var der Does W. et al., 2003)(図4A、4B、4C、4D、4E、及び4F)
-軽い悲しみの感情の状態に対する認知的反応性の評価。6つのサブスケール:絶望、承認、攻撃性、反すう、リスク統制、及び回避。
-サブスケールのスコアが高いほど、評価の重要性(magnitude)対象に関して弱さが大きい。
-T2において、実験群(G1)とコントロール群(G2)の間の承認サブスケールの有意な差(p=0.031)。
2.4 気質性格検査(TCI、Cloninger CR. et al., 1994)(図5A、5B、5C、5D、5E、5F、及び5G)
-性格に基づいた個人差の評価;7つのサブスケール:新奇探索傾向、損害回避、報酬依存、固執、自己志向、協調性、自己超越。
-総スコアが高いほど、スケールによって説明される性格の重要性のレベルが高い。
-T3において、実験群(G1)とコントロール群(G2)の間の新奇探索傾向サブスケールの有意な差(p=0.027)。
-全ての4時点において、実験群(G1)とコントロール群(G2)の間の固執サブスケールの有意な差(T0, p=0.002; T1 p=0.004; T2, p=0.003; T3 p=0.005)。
-T3において、実験群(G1)とコントロール群(G2)の間の自己志向サブスケールの有意な差(p=0.013)。
-T2において、実験群(G1)とコントロール群(G2)の間の協調性サブスケールの有意な差(p=0.023-0.026)。
2.5 行動抑制及び行動活性化尺度(BIS-BAS、Leone L. et al., 1994)(図6A、6B、6C、及び6D)
-行動抑制システム(BIS)に対する傾向的感受性の評価。
-行動接近又は活性化システム(BAS)に対する傾向的感受性の評価;3つのサブスケール:BAS-ガイド、BAS-刺激探求、BAS-報酬反応性。
-有意なデータなし;これは、高い衝動性レベルに関係する行動に向かう傾向(BIS)、及び高い不安レベルに関係する回避傾向(BAS)におけるプロバイオティクス混合物の非活性を意味する。
2.6 改訂版楽観性尺度(LOT-R、Scheier et al., 1994)(図7)
-悲観論及び楽観論に対する傾向の評価
-総スコアが高いほど、楽観論の程度が高い(高い楽観論 19-24、中度の楽観論 14-18、低い楽観論 0-13)。
-実験群において、楽観論スコアの増加のため、T2及びT0の間、並びにT3及びT0の間に有意に向かう傾向の効果があり、それぞれp=0.014、及びp=0.003。
2.7 感情プロフィール検査(POMS、McNair et al., 1964)(図8A、8B、8C、8D、8E、及び8F)
-気分の状態の評価;6つのサブスケール:緊張-不安、抑うつ-落ち込み、攻撃性-怒り、活気-活力、疲労-怠惰、及び混乱-当惑。
-スケールの総スコアが高いほど、関連する気分のレベルが高い。
-T2及びT0の間の実験群において、抑うつ-落ち込みサブスケールの有意な効果(p=0.009)、T0に対してT3において有意に向かう傾向(p=0.014)。
-T1及びT0の間の実験群において、攻撃性-怒りサブスケールの有意な効果(p=0.007)、T0に対してT2及びT3においても有意に向かう傾向がありそれぞれp=0.016、及びp=0.003。
-T2及びT0の間、並びにT3及びT0の間の実験群において、疲労-怠惰サブスケール(p=0.008)の有意な効果があり、それぞれp=0.005、及びp=0.011。
3. 結果
本研究の目的は、気分、認知機能、及び睡眠認知(sleep perception)に関係するいくつかの態様に対する、プロバイオティクスを含む本発明の組成物(組成物C)の服用の効果を調べることであった。特に、上述した態様における、実験群(G1、プロバイオティクスの投与)及びコントロール群(G2、プラセボの投与)の間の差を、特別な質問票を通して評価した。結果は、組成物(C)の連続的な服用は、知覚される睡眠の質(PSQI試験)を向上させ、悲しみ及び悲観論的状態を克服することができる楽観論へと傾いている状態で長期にわたって気分を安定化させることを示す。実際のところ、プロバイオティクスの服用から得られる、気分に対する効果の評価に関しては、組成物(C)の正の効果が、困難のある/ストレスのかかる状況に直面した場合に前向きな態度を取ること(COPE試験)、悲しみの状態を克服する、より楽観的な行動を取ること(LOT-R試験)、軽い悲しみの感情の状態に対する認知的反応性(LEIDS-R試験)、新しいもの、固執、協調性に対してオープンな性格を取ること(TCI試験)、並びに不安状態のかなりの減少、及び対象の一般的な感情の状態のかなりの向上(落ち込み/抑うつの減少、攻撃性/怒りの減少、疲労/怠惰の減少、及びストレスに関係した混乱状態の減少;POMS試験)において見られた。さらに、BIS-BAS試験における有意な効果の欠如は、高い衝動性レベルに関係する行動に向かう傾向(BIS)、及び高い不安レベルに関係する行動に向かう傾向(BAS)を促進する、組成物(C)の非活性が明らかになった。
実験群(G1)において、副作用は見られなかった。
Figure 0007346421000001
Figure 0007346421000002
Figure 0007346421000003

Claims (9)

  1. -(a)以下を含む、又は以下からなる細菌株混合物(M):
    - (a-i) Lactobacillus fermentum LF16 DSM 26956細菌株と識別された、Lactobacillus fermentum種の細菌株、
    - (a-ii) Lactobacillus plantarum LP01 LMG P-21021細菌株と識別された、Lactobacillus plantarum種の細菌株、
    - (a-iv) Lactobacillus rhamnosus LR06 DSM 21981細菌株と識別された、Lactobacillus rhamnosus種の細菌株、及び
    - (a-v) Bifidobacterium longum BL04 DSM 23233細菌株と識別された、Bifidobacterium longum種の細菌株、
    を含む、又はそれからなる組成物(C)であって、
    気分調節又は気分調節症の治療的及び/又は予防的処置のための方法における使用のための組成物(C)。
  2. 前記組成物が、長期にわたる情緒不安定の治療のための方法における使用のためのものである、請求項1に記載の組成物(C)。
  3. 前記組成物(C)が、さらに、
    -(c)第一の群のガム-細菌株の組合せから選択される少なくとも1つのガム-細菌株の組合せ、並びに/又は
    -(d)第二の群のビタミンから選択される少なくとも1つのビタミン、並びに/又は
    -(e)第三の群の有機及び/若しくは無機塩から選択される少なくとも1つの塩、並びに/又は
    -(f)第四の群の抗酸化物質から選択される少なくとも1つの物質
    を含む、
    請求項1又は2に記載の組成物(C)。
  4. 前記第一の群のガム-細菌株の組合せが、(c-i)タラガム等の、少なくとも1つの天然の植物ガム、及び(c-ii)S. thermophilus ST10 DSM 25246細菌株、を含む、又はそれらからなる、請求項3に記載の組成物(C)。
  5. 前記第二の群のビタミンが、(d-i)C群のビタミン、(d-ii)E群のビタミン、(d-iii)B群のビタミン、及び/又は(d-iv)D群のビタミンを含む、又はそれらからなる、請求項3又は4に記載の組成物(C)。
  6. 前記第三の群の有機及び/又は無機塩が、(e-i)有機及び/若しくは無機マグネシウム塩、(e-ii)有機及び/若しくは無機セレン塩、並び/又は(e-iii)有機及び/若しくは無機亜鉛塩を含む、又はそれらからなる、請求項3から5のいずれか一項記載の組成物(C)。
  7. 前記第四の群の抗酸化物質が、(f-i)N-アセチルシステイン(NAC)、(f-ii)コエンザイムQ10(CoQ10)、及び/又は(f-iii)アセチル-L-カルニチン(ALC) を含む、又はそれらからなる、請求項3から6のいずれか一項に記載の組成物(C)。
  8. -(a)以下を含む、又は以下からなる細菌株混合物(M):
    - (a-i) Lactobacillus fermentum LF16 DSM 26956細菌株と識別された、Lactobacillus fermentum種の細菌株、
    - (a-ii) Lactobacillus plantarum LP01 LMG P-21021細菌株と識別された、Lactobacillus plantarum種の細菌株、
    - (a-iv) Lactobacillus rhamnosus LR06 DSM 21981細菌株と識別された、Lactobacillus rhamnosus種の細菌株、及び
    - (a-v) Bifidobacterium longum BL04 DSM 23233細菌株と識別された、Bifidobacterium longum種の細菌株、
    を含む、又はそれからなる組成物(C)の、対象において気分調節を容易にするための使用であって、
    治療目的のためでない、使用。
  9. 前記組成物(C)が、さらに、
    -(c)第一の群のガム-細菌株の組合せから選択される少なくとも1つのガム-細菌株の組合せ、並びに/又は、
    -(d)第二の群のビタミンから選択される少なくとも1つのビタミン、並びに/又は、
    -(e)第三の群の有機及び/若しくは無機塩から選択される少なくとも1つの塩、並びに/又は、
    -(f)第四の群の抗酸化物質から選択される少なくとも1つの物質
    を含む、請求項8に記載の組成物(C)の使用。
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