JP7345358B2 - 角型ボトル - Google Patents
角型ボトル Download PDFInfo
- Publication number
- JP7345358B2 JP7345358B2 JP2019198453A JP2019198453A JP7345358B2 JP 7345358 B2 JP7345358 B2 JP 7345358B2 JP 2019198453 A JP2019198453 A JP 2019198453A JP 2019198453 A JP2019198453 A JP 2019198453A JP 7345358 B2 JP7345358 B2 JP 7345358B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottle
- circumferential groove
- reduced pressure
- absorption panel
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
この角型ボトルによれば、内容物の高温充填後、内容物の温度低下に伴ってボトル内が減圧したときに、各減圧吸収パネル部をボトル内側に向けて変形させることができるので、ボトル内の減圧を吸収でき、例えばボトルに歪な変形が生じてしまうことを抑制することが可能とされている。
特に、上記従来の角型ボトルのように、側面視矩形状の減圧吸収パネル部が形成されている場合には、減圧吸収パネル部における角部を介してパネル面部に応力が伝搬し易く、主に角部と横リブとの間に折れが生じ易い。
さらに、パネル面部に折れが生じた場合には、例えばパネル面部が復元不能な程度まで変形する可能性があり、外観の劣化を招いてしまうおそれがあった。
さらに、減圧吸収パネル部を長方形状等の四角形状に形成しているので、パネル面部に対して減圧吸収パネル部が占める割合を大きく確保し易い。従って、減圧吸収性能にさらに優れた角型ボトルとすることが可能である。この場合であっても、2つの張出部が、側面視四角形状の減圧吸収パネル部の対応角部に対応してボトル周方向に間隔をあけて配置されているので、パネル面部に折れが発生することを抑制することができ、減圧吸収パネル部を適切に変形させることができる。
そして張出部は、パネル面部において、周溝よりも上方に位置する減圧吸収パネル部における対応角部と周溝との間に位置する部分に形成されているので、減圧吸収に有効に寄与する減圧吸収パネル部をボトル内側に向けて適切に変形させることができる。
図1及び図2に示すように、本実施形態の角型ボトル1は、口部2、肩部3、胴部4及び底部5を備え、これらが、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この順に連設されている。
なお、図示の例では、胴部4と肩部3とは、胴部4の外表面に対する傾斜角度が肩部3よりも小さいテーパ部6を介して連設されている。ただし、テーパ部6は必須なものではなく、具備しなくても構わない。
胴部4は、ボトル周方向に沿ってパネル面部10とコーナ面部11とが交互に連設されることで構成されており、横断面視多角形状に形成されている。図示の例では、胴部4は、ボトル径方向に対向し合う4つのパネル面部10と、ボトル径方向に対向し合う4つのコーナ面部11とによって構成されている。
なお、図示の例では、4つのパネル面部10の周幅が全て同等となるように形成している。ただし、この場合に限定されるものではなく、例えば胴部4が横断面視扁平状に形成されるようにパネル面部10の周幅を調整しても構わない。
周溝13は、ボトル周方向に間隔をあけて複数形成されている。具体的には周溝13は、コーナ面部11を避け、各パネル面部10に形成されるようにボトル周方向に間隔をあけて4つ形成されている。各周溝13は、パネル面部10をボトル周方向に横断するように横長に形成されていると共に、ボトル径方向の内側に向けて凹むように凹リブ状に形成されている。さらに周溝13は、上下方向に沿う溝幅が、ボトル周方向の全長に亘って所定の溝幅Hとなるように形成されている。ただし、後述する張出部30が形成されている部分の溝幅は、所定の溝幅Hよりも幅狭とされている。
肩パネル面部3aは、胴部4におけるパネル面部10の上方に配置されると共に、テーパ部6を介してパネル面部10に連設されている。肩パネル面部3aは、テーパ部6との接続部分である下端部から、口部2との接続部分である上端部に向かうにしたがってボトル周方向に沿った周幅が漸次幅狭となるように形成されている。
なお、ボトル周方向に隣り合う肩パネル面部3aと肩コーナ面部3bとは、稜線12を介して周方向に連設されている。
なお、パネル面部10において、周溝13よりも上方に位置する部分に形成された減圧吸収パネル部22を第1減圧吸収パネル部23といい、周溝13よりも下方に位置する部分に形成された減圧吸収パネル部22を第2減圧吸収パネル部24という。
第2減圧吸収パネル部24は、ボトル周方向に沿った周幅が上下方向に沿った長さと同等の側面視正方形状(四角形状)に形成され、四隅に角部24aを有している。これにより、第2減圧吸収パネル部24は、4つの角部24aを有している。
張出部30は、パネル面部10において、第1減圧吸収パネル部23及び第2減圧吸収パネル部24のうちの少なくとも一方のパネル部における複数の角部のうち、周溝13に対して上下方向に隣り合う対応角部と周溝13との間に位置する平滑部分に形成されていると共に、周溝13の溝幅Hを狭めるように周溝13側に向かって突出するように形成されている。
ただし、張出部30の形状は、この場合に限定されるものではない。例えば、下方に向けて全体が凸状に膨らむように突出する側面視半円状の張出部としても構わないし、下方に向けて突出する側面視三角形状の張出部としても構わないし、ボトル周方向に沿った周幅が下方に向けて段階的に幅狭となるように、下方に向けて多段状に突出する張出部としても構わない。
次に、上述のように構成された角型ボトル1の作用について説明する。
本実施形態の角型ボトル1によれば、複数のパネル面部10が連設された胴部4に周溝13が形成されているうえ、各パネル面部10に第1減圧吸収パネル部23及び第2減圧吸収パネル部24が周溝13を間にして上下に配置されるようにそれぞれ形成されている。従って、胴部4の座屈強度を高めることができ、胴部4の剛性が確保された角型ボトル1とすることができるうえ、内容物の高温充填作業に伴って角型ボトル1内が減圧したときに、第1減圧吸収パネル部23及び第2減圧吸収パネル部24を利用して減圧を効率良く吸収することができる。
特に、第1減圧吸収パネル部23は、面積が大きいことから減圧吸収に有効に寄与する減圧吸収パネル部として機能する。そのため、2つの張出部30を利用して折れ51の発生を抑制することで、減圧吸収に有効に寄与する第1減圧吸収パネル部23を適切に変形させることができるので、減圧吸収性能の低下の抑制に効果的に繋げることができる。
実施例として図1及び図2に示す角型ボトル1を採用し、比較例として図3に示す角型ボトル50を採用した。いずれも500ml用の角型ボトルとした。図3に示す角型ボトル50は、張出部30を具備していない点を除き、図1及び図2に示す角型ボトル1と同等の構成とされている。
いずれにしても、第1減圧吸収パネル部23及び第2減圧吸収パネル部24のうちの少なくとも一方のパネル部における複数の角部のうち、周溝13に対して上下方向に隣り合う対応角部と周溝13との間に位置する部分に張出部30を形成すれば良い。
これに対して、第1減圧吸収パネル部23の面積と第2減圧吸収パネル部24の面積とを同等とした場合には、第1減圧吸収パネル部23の下側2箇所の角部23a及び第2減圧吸収パネル部24の上側2箇所の角部24aと、周溝13との間にそれぞれ張出部30を形成することが好ましい。
4…胴部
10…パネル面部
13…周溝
22…減圧吸収パネル部
23…第1減圧吸収パネル部(周溝よりも上方に位置する減圧吸収パネル部)
23a、24a…角部
24…第2減圧吸収パネル部(周溝よりも下方に位置する減圧吸収パネル部)
30…張出部
Claims (3)
- ボトル周方向に複数のパネル面部が連設された胴部を有する合成樹脂製の角型ボトルであって、
前記胴部には、前記パネル面部を上下に区分けするように、前記ボトル周方向に沿って延びる周溝が形成され、
前記パネル面部には、前記周溝に対して上下方向に隣り合うように減圧吸収パネル部が形成され、
前記減圧吸収パネル部は、四隅に角部が配置された側面視四角形状に形成され、
前記パネル面部において、前記減圧吸収パネル部における4つの前記角部のうち、前記周溝に対して上下方向に隣り合う2つの対応角部と前記周溝との間に位置する部分には、前記周溝側に向かって突出する張出部が形成され、
前記張出部は、前記対応角部に対応して、前記ボトル周方向に間隔をあけて2つ形成されていると共に、前記対応角部の形成範囲に対して上下方向に重なるように配置されている、角型ボトル。 - 請求項1に記載の角型ボトルにおいて、
前記減圧吸収パネル部は、前記周溝よりも上方及び下方にそれぞれ位置するように形成され、
前記張出部は、前記パネル面部において、前記周溝よりも上方に位置する前記減圧吸収パネル部、及び前記周溝よりも下方に位置する前記減圧吸収パネル部のうちの少なくとも一方の減圧吸収パネル部における前記対応角部と前記周溝との間に位置する部分に形成されている、角型ボトル。 - 請求項2に記載の角型ボトルにおいて、
前記周溝よりも上方に位置する前記減圧吸収パネル部は、前記周溝よりも下方に位置する前記減圧吸収パネル部よりも面積が大きく形成され、
前記張出部は、前記パネル面部のうち、前記周溝よりも上方に位置する前記減圧吸収パネル部における前記対応角部と前記周溝との間に位置する部分に形成されている、角型ボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019198453A JP7345358B2 (ja) | 2019-10-31 | 2019-10-31 | 角型ボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019198453A JP7345358B2 (ja) | 2019-10-31 | 2019-10-31 | 角型ボトル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021070493A JP2021070493A (ja) | 2021-05-06 |
JP7345358B2 true JP7345358B2 (ja) | 2023-09-15 |
Family
ID=75712490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019198453A Active JP7345358B2 (ja) | 2019-10-31 | 2019-10-31 | 角型ボトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7345358B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009241971A (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製角型ボトル |
JP2015163527A (ja) | 2014-02-03 | 2015-09-10 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5873711U (ja) * | 1981-11-13 | 1983-05-18 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製肉薄壜体 |
KR20080062067A (ko) * | 2006-12-29 | 2008-07-03 | 주식회사 효성 | 내열 pet 보틀형 용기 |
-
2019
- 2019-10-31 JP JP2019198453A patent/JP7345358B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009241971A (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製角型ボトル |
JP2015163527A (ja) | 2014-02-03 | 2015-09-10 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021070493A (ja) | 2021-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3290345B1 (en) | Synthetic resin container | |
US11634247B2 (en) | Bottle | |
JP7278971B2 (ja) | 容器 | |
JP7345358B2 (ja) | 角型ボトル | |
JP5471042B2 (ja) | プラスチック容器 | |
JP2016159941A (ja) | 合成樹脂製容器 | |
US20240002097A1 (en) | Bottle | |
JP6175998B2 (ja) | プラスチックボトル | |
JP5602347B2 (ja) | プラスチックボトル | |
JP6060576B2 (ja) | 合成樹脂製容器 | |
JP6798770B2 (ja) | 円形ボトル | |
JP6685842B2 (ja) | ブロー成形容器 | |
CA2801854A1 (en) | Synthetic resin container | |
JP2017001705A (ja) | 合成樹脂製容器 | |
JP6957978B2 (ja) | プラスチック容器 | |
JP6670573B2 (ja) | 胴部にパネル部が形成されたボトル | |
JP6312006B2 (ja) | プラスチック容器 | |
JP7158181B2 (ja) | 角形ボトル | |
JP7551258B2 (ja) | 合成樹脂製容器 | |
JP7122855B2 (ja) | ボトル | |
JP5587124B2 (ja) | 合成樹脂製容器 | |
JP6566604B2 (ja) | 合成樹脂製扁平ボトルの底部形状 | |
JP6718768B2 (ja) | 減圧吸収ボトル | |
JP7300880B2 (ja) | ボトル | |
JP7561701B2 (ja) | 角形ボトル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220502 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230307 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230412 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230808 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230905 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7345358 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |