JP7341770B2 - ヘアケア機器および通信端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘアドライヤ等のヘアケア機器および通信端末装置に関する。
特許文献1には、ヘアケアを行う電子機器と通信端末装置とを通信回線を介して接続することが記載されている。
特開2009-301514号公報
しかしながら、特許文献1においては、ヘアケアを行う電子機器を通信端末装置と接続する上でのユーザの不都合については何ら考慮されていない。ヘアケアを行う電子機器としてヘアドライヤがある。ヘアドライヤと通信端末装置とを単純に接続した場合、使用中のヘアドライヤが通信端末装置からの信号を受信してユーザが思いもよらない動作を行う可能性がある。
本発明の一態様は、上記問題点に鑑みなされたものであって、通信機能を備えさせる上で、使用中にユーザが予期しない動作を行うことを防止できるヘアケア機器を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様のヘアケア機器は、送風機およびヒータを有する本体部と、前記本体部に給電する電源部と、前記電源部から前記本体部への給電の有無を切り換える電源スイッチと、外部と通信し、前記電源部から給電される通信部と、前記電源部が給電可能でかつ前記電源スイッチがオフしている間のみ通信が可能となるように前記通信部を制御する通信制御部と、前記通信部にて受信された信号に含まれる情報に基づいて前記本体部の動作を設定する本体制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様は、通信機能を備えさせる上で、使用中にユーザが予期しない動作を行うことを防止できるヘアケア機器を実現できるといった効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るヘアドライヤの斜視図である。 図1に示すヘアドライヤのノズルおよびノズルベース外した状態の斜視図である。 図1に示すヘアドライヤの構成を示すブロック図である。 図1に示すヘアドライヤと通信する通信端末装置のブロック図である。 図4に示す通信端末装置の表示部に表示される入力受付画面の一例を示す図である。 図1に示すヘアドライヤにおける本体部の動作設定を受け付ける処理のフローチャートである。 図1に示すヘアドライヤにおける本体部の動作設定を受け付ける処理の別のフローチャートである。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の一形態について詳細に説明する。本実施の形態では、ヘアケア機器の1つであるヘアドライヤを例示するが、ヘアアイロン等にも適用できる。
(ヘアドライヤ1の構成)
図1は、本実施の形態に係るヘアドライヤ1の斜視図であり、図2は、図1に示すヘアドライヤ1のノズル4およびノズルベース5外した状態の斜視図である。
ヘアドライヤ1は、図1、図2に示すように、筒状部2Aと該筒状部2Aと一体にその下方に延設されてなるグリップ部2Bとを有するハウシング2を備える。筒状部2Aの後端部には吸気口8が設けられ、筒状部2Aの内部は風路となっている。風路には、後述する送風機13、ヒータ14およびイオン発生ユニット15等が配置されている(図3参照)。また、吸気口8には、図示してはいないが、網板状の吸気口カバーが取り付けられている。吸気口カバーを通過した空気が吸気口8から筒状部2A内へ吸入される。なお、吸気口8は筒状部2Aの後部側面に設けられていてもよい。
筒状部2Aの前端部には、筒状部2Aの前端の開口を塞ぐように円盤状の前側パネル3が配設されている。前側パネル3は、複数のLEDを搭載した基板を有し、後述する表示部18を構成する(図3参照)。前側パネル3は、左右の外周部に円弧状の切欠きを有しており、この切欠き部分が排気口9となっている。
さらに、筒状部2Aの前端部における前側パネル3の前方側には、排気口9より吹出される風を絞るノズル4が取り付けられている。ノズル4は、ノズルベース5を介して筒状部2Aの前端に着脱可能に取り付けられ、ノズルベース5ごと着脱される。
グリップ部2Bには、ユーザがヘアドライヤ1を動作させるための操作を行う操作部6が設けられている。図1、図2の例では、操作部6は4つのボタンを備える。一番下のスライド式ボタンが、ON/OFFボタン(電源スイッチ)6Aであり、ヘアドライヤ1の動作をON/OFFするボタンである。ON/OFFボタン6Aがオンされることで、送風機13が運転を開始する。ON/OFFボタン6Aがオンされることで、ヒータ14をオンするモードではヒータ14もオンし、イオン発生ユニット15をオンするモードではイオン発生ユニット15もオンする。ON/OFFボタン6Aがオフされることで、送風機13が運転を停止する。ON/OFFボタン6Aがオフされることで、ヒータ14オンしているモードではヒータ14がオフし、イオン発生ユニット15をオンするモードではイオン発生ユニット15もオフする。
ON/OFFボタン6Aの直ぐ上に位置するプッシュ式ボタンが、1ショット冷風ボタン6Bである。例えばオルタネイト動作するプッシュ式のボタンである。1ショット冷風ボタン6Bが1度押されると、ヒータ14がオフし、吹き出される風は冷風となる。1ショット冷風ボタン6Bが再度押されると、ヒータ14が再び元の発熱量でオンして、元の温度の風を吹き出す。なお、1ショット冷風ボタン6Bを押している間だけヒータ14がオフとなるように、モーメンタリ動作するプッシュ式のボタンであってもよい。
1ショット冷風ボタン6Bの上に位置する2つのプッシュ式ボタンは、動作モードを変えるモード変更ボタン6Cと風量を変える風量変更ボタン6Dである。モード変更ボタン6Cを押す毎に、例えば、後述する第1ドライモード1→第2ドライモード2→第3ドライモード3→冷風モード→美容モード→第1ドライモード…というように、ローテーション式にモードを変更することができる。同様に、風量変更ボタン6Dを押す毎に、例えば、風量強→風量中→風量弱→風量強というように、ローテーション式に風量を変更することができる。
グリップ部2Bの下部には、先端部にコネクタ(図示せず)を有する電源コード7が引き出されている。ヘアドライヤ1は電源コード7(正確にはコネクタ)がコンセントに差し込まれることで、後述する電源部16が給電可能な状態となる(図3参照)。
(ヘアドライヤ1のブロック図)
図3は、ヘアドライヤ1の構成を示すブロック図である。図3に示すように、ヘアドライヤ1は、例えばマイクロコンピュータからなる制御部11と、該制御部11に接続された記憶部12、送風機13、ヒータ14、イオン発生ユニット15、電源部16、通信部17、表示部18、操作部6等を備えている。
制御部(通信制御部、本体制御部)11は、CPUや専用プロセッサなどの演算処理部などにより構成されるコンピュータ装置からなり、記憶部12に記憶されている情報・プログラムに従いヘアドライヤ1の各部の動作を制御する。記憶部12には、制御部11がヘアドライヤ1の各部を制御する際に用いる情報・プログラム等が格納されている。
送風機13は、吸気口8から空気を吸込み排気口9から排出される風を生み出す。送風機13の回転は制御部(本体制御部)11にて制御される。制御部11は、例えば、強、中、弱といった各風量レベルに設定された設定値に基づいて送風機13を回転させることで、風量の異なる風を作り出す。
ヒータ14は、送風機13にて生み出された風に熱を供給して温める。ヒータ14の発熱量は制御部(本体制御部)11にて制御される。制御部11は、例えば、高温、中温、低温、冷温といった各風温レベルに設定された設定値に基づいてヒータ14に発熱させることで、温度の異なる風を作り出す。なお、送風機13とヒータ14とで本体部10が構成される。
イオン発生ユニット15は、イオンを発生させるユニットである。一例として、イオン発生ユニット15は、針状の放電電極と、放電電極の周囲を囲む円環状の誘導電極とを備えている。放電電極と誘電電極との間に電圧が印加されてコロナ放電が発生し、放電電極の周囲にH(HO)等のプラスのイオンと、O2-(HO)等のマイナスのイオンとの両方を発生させる。発生したプラスのイオンとマイナスのイオンとは、風路を流れる空気に混入されて、排気口9から放出される。
電源部16は、送風機13、ヒータ14、イオン発生ユニット15、制御部11、通信部17、表示部18等の各部へ給電する。電源部16は、電源コード7がコンセントに接続されている状態で給電可能な状態となる。電源部16は、操作部6の前述したON/OFFボタン6Aがオンされることで送風機13に給電する。また、電源部16は、ON/OFFボタン6Aがオンされている間、モードに応じてヒータ14およびイオン発生ユニット15およびその両方に給電する。
また、電源部16は、ON/OFFボタン6Aのオンオフに関係なく、電源コード7がコンセントに接続されている給電可能な状態では、制御部11、通信部17、記憶部12および表示部18に待機用電力を供給する。なお、通信部17への給電は、制御部11が必要に応じて給電、非給電を制御してもよい。このようにすることで、省エネ化が図れる。
通信部17は、ヘアドライヤ1と外部装置との通信を可能にする。通信部17の通信の可否は、制御部(通信制御部)11によって制御される。制御部11は、電源部16が給電可能で、かつON/OFFボタン6Aがオフしている間のみ通信部17の通信を可能にする。つまり、電源コード7がコンセントに接続され、ヘアドライヤ1を使用されていない待機期間中のみ通信を可能とする。制御部11による通信部17の通信可否の制御は、通信部17を制御してもよいし、通信部17への給電の有無にて制御してもよい。
本実施の形態では、通信部17と外部装置である後述する通信端末装置30(図4参照)との通信に、Bluetooth(登録商標)を用いたブロードキャストにて行う。すわなち、通信端末装置30から通信部17に対して信号を送信するだけで、通信部17から通信端末装置30への送信は行わない単方向通信である。通信端末装置30から、所定のフォーマットの信号又は特定の信号を含む信号をBluetooth(登録商標)を用いたブロードキャストにて送信し、制御部(通信制御部)11は、通信部17が受信した信号のうち、Bluetooth(登録商標)を用いたブロードキャストにて送信された、所定フォーマットの信号又は特定信号を含む信号を有効と判断する。
制御部(本体制御部)11は、有効と判断した信号に含まれる情報に基づいて、本体部10の動作を設定する。具体的には、後述するように、記憶部12に記憶されている本体部10の動作に用いる情報を書き換える(更新する、上書きする、追加する)。
なお、本実施の形態では、所定のフォーマットの信号又は特定の信号を含む信号をBluetooth(登録商標)を用いたブロードキャストにて送信して、ヘアドライヤ1側にて有効性を判断するようにしている。しかしながら、通信端末装置30がNFC(Near Field Communication)機能を有する構成であれば、通信部17にNFC機能を具備させ、NFCで通信するようにしてもよい。また、Bluetooth(登録商標)を用いた双方向通信であってもよい。
また、WiFi(登録商標)ルータを用いた通信や、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等を用いることもできる。
表示部18は、搭載した複数のLEDを用いてヘアドライヤ1からユーザへの情報を通知する(通知部)。表示部18は制御部11によって制御される。制御部11は、例えば、複数あるLEDの内の所定のLEDを点灯させたり、所定のLED点灯色や点灯パターンを変えたりすることで、ヘアドライヤ1から種々の情報をユーザへ通知する。
その1つとして、本実施の形態では、制御部11は、通信部17にて有効と判断された情報を受信した場合に、有効と判断された情報を受信したことをユーザに通知するべく所定のLEDを点灯させる。なお、受信した信号に含まれる情報に基づいて、制御部11が送風機13、ヒータ14の動作に用いる設定値、特定モードの動作パターンの情報等の書き換えを行った場合に所定のLEDを点灯させるようにしてもよい。
操作部6は、上述したように、ON/OFFボタン6A、1ショット冷風ボタン6B、モード変更ボタン6Cおよび風量変更ボタン6Dからなる。ON/OFFボタン6Aは、オンされると電源部16と、送風機13、ヒータ14およびイオン発生ユニット15とを接続し、オフされると接続を遮断する。また、1ショット冷風ボタン6Bは、操作される毎に操作されたことを知らせる信号を制御部11へ送信する。制御部11は、1ショット冷風ボタン6Bからの信号を受け取る毎にヒータ14のオン/オフを交互に制御する。なお、制御部11を介さず、1ショット冷風ボタン6Bが押下される毎に、電源部16とヒータ14との接続/遮断を交互に実行する構成としてもよい。モード変更ボタン6C、風量変更ボタン6Dは、操作される毎に操作されたことを知らせる信号を制御部11へ送信する。制御部11は、モード変更ボタン6C、風量変更ボタン6Dからの信号に従い、送風機13の回転数、ヒータ14の発熱量、およびイオン発生ユニット15のオンオフを制御する。
(通信端末装置30の構成)
図4は、通信端末装置(通信端末)30のブロック図である。通信端末装置30は、スマートフォンやタブレット等の通信端末装置である。通信端末装置30には、ヘアドライヤ1の動作を設定するためのアプリケーションがインストールされている。
通信端末装置30は、通信端末装置30の各部の動作を制御する端末制御部(設定入力受付部41、信号送信部42)40、通信部31、記憶部32、表示部33、入力部34、音声出力部35等を備えている。通信部31は、通信端末装置30と外部装置との通信を可能にする。記憶部32は、通信端末装置30の動作に必要な各種の情報・プログラムを記憶している。
表示部33は文字や画像等を表示し、音声出力部35は音や音声を出力する。入力部34は、ユーザからの指示入力を受け付けるものであり、キーやボタンによる入力、表示部33を用いたタッチ操作による入力、マイクによる音声入力等を受け付ける。
端末制御部40は、例えば、CPUや専用プロセッサなどの演算処理部などにより構成されるコンピュータ装置からなり、記憶部32に記憶されている情報・プログラムに従い通信端末装置30の各部の動作を制御する。端末制御部40は、設定入力受付部41、信号送信部42を含む。端末制御部40は、通信端末装置30にインストールされたアプリケーションなどにより構築される。
設定入力受付部41は、表示部33、入力部34等を用いて入力受付画面を表示し、ヘアドライヤ1の本体部10の動作を設定する情報の入力を受け付ける。信号送信部42は、通信部31を用いて、設定入力受付部41にて受け付けられた情報を含む信号をヘアドライヤ1へ送信する。
(通信端末装置30にて設定可能な本体部10の動作)
通信端末装置30を用いて設定可能な本体部10の動作について説明する。本実施の形態では、ヘアドライヤ1は、第1ドライモード、第2ドライモード、第3ドライモード、冷風モード、および美容モードを有している。
第1ドライモードは、例えば95℃程度の高温の風を吹き出すモードである。第2ドライモードは、例えば75℃程度の中温の風を吹き出すモードである。第3ドライモードは、例えば50℃程度の低温の風を吹き出すモードである。冷風モードは、室温の冷風を吹き出すモードである。そして、美容モードは、温風と冷風とを切り換えながら吹き出するモードである。
本実施の形態では、通信端末装置30から、第1~第3ドライモードにおける各風の温度を設定することができる。例えば、第1ドライモードの風の温度は、出荷時に95℃度にデフォルトされている。95℃程度の温風を熱いと感じたユーザは、通信端末装置30を用いて、第1ドライモードの風の温度を93℃に設定し直すことで、温度を調整することができる。同様に、出荷時に75℃程度、50℃程度にデフォルトされている第2、第3ドライモードの風の温度についても、通信端末装置30を用いて調整することができる。なお、各モードの設定可能な温度は、第1ドライモード>第2ドライモード>第3ドライモードとなる範囲で制限されるが、制限されなくても良い。
また、美容モードにおいては、例えば、出荷時、95℃程度の温風5秒、冷風7秒をローテーションで繰り返すようにデフォルトされている。これを、通信端末装置30を用いて、例えば、90℃程度の温風5秒→70℃程度の温風5秒、40℃程度の温風5秒→冷風7秒でローテーションさせるというように、風の温度、サイクル、および送風時間を設定することができる。または75℃の中風量の温風5秒→弱風量の冷風7秒、というような形で、通信端末装置30から、デフォルトされている強、中および弱の各風量を調整できるようにしてもよい。
(本体部10の動作の設定手順)
ユーザが通信端末装置30において、アプリケーションを起動して、表示部33に入力受付画面を表示させ、設定したい項目に対し、数値や時間、あるいは動作サイクルを入力する。
図5は、通信端末装置30の表示部33に表示される入力受付画面の一例を示す図である。図5のD1,D1-1,D1-2は美容モードの動作を設定する画面を示している。画面D1に示すように、(1)→(2)→(3)→(4)→(1)…のローテーションで、モードについても個々に設定できるようになっている。デフォルトでは(1)「HOT」5秒→(2)「COLD」7秒の設定になっている。画面D1はユーザが独自に設定後の画面であり、つまり、画面D1に示す設定では、「HOT」→「WARM」→「SCALP」→「COLD」→「HOT」…の順でモードが切り換わる。さらに(1)「HOT」では風温(デフォルトでは約95℃)および送風時間(デフォルトでは約5秒)を設定できる。(2)「WARM」では風温(デフォルトでは約75℃)および送風時間を設定できる。(3)「SCALP」では風温(デフォルトでは約45℃)および送風時間を設定できる。(4)「COLD」では冷風(室温の風、そのため温度設定の欄はグレーアウト)の送風時間を設定できる。
画面D1-1のように設定することで、「HOT」に代えて温度の異なるWARMを含む、「WARM」→「WARM」→「SCALP」→「COLD」→「WARM」…の順でローテーションすることができる。また、画面D1-2のように、(2)を非設定することで、「HOT」→「SCALP」→「COLD」→「HOT」…の3段階の切り換えとすることができる。また、(1)~(4)毎に風量も設定できるようにし、同じ温度としながら、風量を異ならせることもできるようにしてもよい。
画面D1にて、設定値の入力を完了すると、ユーザは、画面D1における送信ボタン37をタッチする。これにより、通信端末装置30の端末制御部40は、通信部31から、画面D1にて設定された情報を、所定のフォーマットの信号又は特定の信号を含む信号に含めてBluetooth(登録商標)を用いたブロードキャストにて送信する。なお、通信端末装置30の記憶部32には、画面D1にて設定された情報が記憶されるようになっている。
ヘアドライヤ1は、電源コード7がコンセントに接続され、ON/OFFボタン6Aがオフしている間は通信部17による通信が可能であるので、Bluetooth(登録商標)を用いたブロードキャストにて送信された信号を受信する。そして、所定のフォーマット又は特定の信号を含む信号である場合に、内容を有効と判断し、受信した信号に含まれる情報に基づいて、記憶部12に格納されている情報を更新する(本体部の動作を設定する)。
また、ヘアドライヤ1は、有効な信号を受信すると、有効と判断された情報を受信したことをユーザに通知するべく、表示部18における所定のLEDを点灯させる。
図6は、ヘアドライヤ1における本体部10の動作設定を受け付ける処理のフローチャートである。制御部11は、電源コード7がコンセントに挿入されると該フローを実行する。まず、ON/OFFボタン6Aがオフであるかを判断する(S1)。S1においてYESと判断すると、通信部17を通信可能な状態とする(S2)。S1においてNOと判断した場合は、YESと判断するまでS1の処理を繰り返す。
次に、制御部11は、Bluetooth(登録商標)を用いたブロードキャストにて送信された所定のフォーマットの信号又は特定の信号を含む信号を受信したかを判断する(S3)。S3においてYESと判断すると、S3で受信した信号に含まれる情報に基づいて本体部10の動作を設定し(S4)、表示部18の所定のLEDを点灯させる(S5)。S4、S5の処理は順序が逆でもよい。S4、S5の処理を実行すると処理をS6に進め、通信部17を通信ができない不可状態とする。その後、制御部11は、ON/OFFボタン6Aがオンであるかを繰り返し判断し(S7)、YESと判断すると、表示部18における所定のLEDを消灯させ、S1に戻る。
一方、S3においてNOと判断すると、S9に進んでON/OFFボタン6Aがオンであるかを判断し、NOと判断するとS3に戻る。YESと判断すると、通信部17を通信ができない不可状態とし(S10)、その後S1に戻る。
なお、図6のフローチャートの処理は、電源コード7がコンセントから抜かれることで、処理を終了する。また、本実施の形態では、表示部18における所定のLEDが点灯していた場合は、電源コード7がコンセントから抜かれることでも消灯するようになっている。
図7は、ヘアドライヤ1における本体部10の動作設定を受け付ける処理の別のフローチャートである。図6のフローチャートでは、S4にて本体部10の動作が一度設定されると、S6にて通信部17を通信不可の状態とする。そのため、ON/OFFボタン6Aがオンされる、あるいは電源コード7がコンセントから抜かれるまで、本体部10の動作を再度設定することはできない。これに対し、図7に示すフローチャートの手順として、何度でも再設定できるようにしてもよい。
図7のフローチャートでは、図6のS6~S10に変えて、S11~13を実行し、S3においてNOと判断するとS11に進む。S11では、ON/OFFボタン6Aがオンされたかを判断し、NOと判断するとS3に戻る。S11にてYESと判断すると、通信部17を通信ができない不可状態とし(S12)、表示部18における所定のLEDを点灯させていた場合は消灯し(S13)、その後S1に戻る。
(効果)
上記構成によれば、ヘアドライヤ1の本体部10の動作を、通信端末装置30を用いて設定することができる。これにより、各ドライモードの風温や美容モードにおける風温,送風時間、サイクル、風量等、また、各風量モードの風量(例えば、デフォルトでは最大風量モードで約1.2m/分が設定されている)が固定されている構成に比べて、ユーザの満度を向上させることができる。
また、ヘアドライヤ1の通信部17の通信は、ヘアドライヤ1の電源コード7がコンセントに挿入されていて、かつON/OFFボタン6Aがオフしている所謂待機期間中のみに制限される。したがって、ヘアドライヤ1の使用中に、通信部17が外部からの信号を受信して、ユーザが思いもよらない動作を本体部10が行うなどの事象が発生することを確実に防止することができる。これにより、通信機能を備えさせる上で、使用中にユーザが予期しない動作を行うことを防止できる。
また、通信端末装置30から有効な信号を受信すると、表示部18における所定のLEDを点灯させるようになっている。これにより、ユーザは、本体部10の動作の設定が成されたことを確認することができ、ユーザ自身が設定した場合は、設定の有効性を確認することができる。一方、設定した覚えがない場合は、ユーザ自身で設定し直すなどの対処が可能となる。
なお、本実施の形態では、所定のフォーマットの信号又は特定の信号を含む信号をBluetooth(登録商標)を用いたブロードキャストにて送信する例を記載した。しかしながら、前述したように、WiFi(登録商標)ルータや、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、公衆回線(3G,4G,5G等)等の認証(ペアリング含む)が必要な通信手段を用いてもよく、通信手段は特に限定されない。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施の形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態に係るヘアドライヤ1においては、通信部17が、電波を発信しない点が実施の形態1と異なる。通信部17が電波を発信しない構成としては、通信部17が送信機能を有していない、あるいは制御部11が通信部17の送信機能を使用しない、の何れであってもよい。ブロードキャストでの送信やNFCを用いる通信は、ヘアドライヤ1側が電波を発生しない構成であっても通信可能である。
また、通信端末装置30からBluetooth(登録商標)を用いたブロードキャストにて送信された、所定のフォーマットの信号又は特定の信号を含む信号を有効と判断するようになっており、ペアリングや機器登録が不要である。通信にNFCを用いる場合も同様である。したがって、ペアリングや機器登録が必要な、WiFi(登録商標)ルータを用いた通信や、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等を用いる構成に比べて、使用感を向上させることができる。しかも、ペアリングを必要とする構成では、情報交換を行うことになるため、セキュリティ上の継続監視が必要となる。何か問題が見つかった場合には、セキュリティ対策のアップデートをする必要がある。また、電波を発信しないので、他のなんらかの機器と干渉することもない。
このような構成とすることで、セキュリティを突こうとしてもヘアドライヤ1側は応答せず突きようがない。また、セキュリティのためのアップデートも不要である。
〔ソフトウェアによる実現例〕
ヘアドライヤ1の制御部11は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、ヘアドライヤ1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るヘアケア機器(ヘアドライヤ1)は、ヘアケアを行う本体部10と、前記本体部10に給電する電源部16と、前記電源部16から前記本体部10への給電の有無を切り換える電源スイッチ(ON/OFFボタン6A)と、外部と通信する通信部17と、前記電源部16が給電可能でかつ前記電源スイッチがオフしている間のみ前記通信部の通信を可能にする通信制御部(制御部11)と、を備えることを特徴とする。
本発明の態様2に係るヘアケア機器は、上記態様1において、さらに、前記通信部17にて受信された信号に含まれる情報に基づいて前記本体部10の動作を設定する本体制御部(制御部11)を備える構成とすることもできる。
本発明の態様3に係るヘアケア機器は、上記態様1又は2において、前記通信部17が受信機能のみを有する、又は、前記通信制御部が前記通信部17の受信機能のみを用いる構成とすることもできる。
本発明の態様4に係るヘアケア機器は、上記態様1から3の何れかにおいて、前記通信制御部は、前記通信部17が受信した信号のうち、ブロードキャストにて送信された、所定フォーマットの信号又は特定信号を含む信号を有効と判断する構成とすることもできる。
本発明の態様5に係るヘアケア機器は、上記態様4において、前記通信制御部にて有効と判断された信号を受信したことをユーザに報知する報知部(表示部18)を備える構成とすることもできる。
本発明の態様6に係るヘアケア機器は、上記態様1から5の何れかにおいて、前記本体部10が送風機13およびヒータ14を有する構成とすることもできる。
本発明の態様7に係る通信端末装置30は、上記態様1から6の何れかのヘアケア機器と通信可能な通信端末装置30であって、入力受付画面を表示して、前記ヘアケア機器の本体部の動作を設定する情報の入力を受け付ける設定入力受付部41と、前記設定入力受付部41にて受け付けられた情報を含む信号を前記ヘアケア機器へ送信する信号送信部42と、を備えることを特徴とする。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 ヘアドライヤ(ヘアケア機器)
2 ハウシング
2A 筒状部
2B グリップ部
3 前側パネル
4 ノズル
5 ノズルベース
6 操作部
6A ON/OFFボタン(電源スイッチ)
6B ショット冷風ボタン
6C モード変更ボタン
6D 風量変更ボタン
7 電源コード
8 吸気口
9 排気口
10 本体部
11 制御部
12、32 記憶部
13 送風機
14 ヒータ
15 イオン発生ユニット
16 電源部
17、31 通信部
18 表示部(報知部)
30 通信端末装置
33 表示部
41 設定入力受付部
42 信号送信部

Claims (7)

  1. ヘアケアを行う本体部と、
    前記本体部に給電する電源部と、
    前記電源部から前記本体部への給電の有無を切り換える電源スイッチと、
    外部と通信し、前記電源部から給電される通信部と、
    前記電源部が給電可能でかつ前記電源スイッチがオフしている間のみ前記通信部の通信を可能にする通信制御部と、
    を備えることを特徴とするヘアケア機器。
  2. さらに、前記通信部にて受信された信号に含まれる情報に基づいて前記本体部の動作を設定する本体制御部、を備えることを特徴とする請求項1に記載のヘアケア機器。
  3. 前記通信部が受信機能のみを有する、又は、前記通信制御部が前記通信部の受信機能のみを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘアケア機器。
  4. 前記通信制御部は、前記通信部が受信した信号のうち、ブロードキャストにて送信された、所定フォーマットの信号又は特定信号を含む信号を有効と判断することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のヘアケア機器。
  5. 前記通信制御部にて有効と判断された信号を受信したことをユーザに報知する報知部を備えることを特徴とする請求項4に記載のヘアケア機器。
  6. 前記本体部が送風機およびヒータを有することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のヘアケア機器。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載のヘアケア機器と通信可能な通信端末装置であって、
    入力受付画面を表示して、前記ヘアケア機器の本体部の動作を設定する情報の入力を受け付ける設定入力受付部と、
    前記設定入力受付部にて受け付けられた情報を含む信号を前記ヘアケア機器へ送信する信号送信部と、
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
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