JP7341698B2 - ダクトおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば車両などに用いられるダクトおよびこのダクトの製造方法に関するものである。
電気自動車やハイブリッド自動車などの電気エネルギーを利用する自動車には、車室の底部に、二次電池(バッテリ)が搭載されている。二次電池は、熱を発生するので、車室内から取り込んだ空気をダクトで案内して、空気を二次電池に吹き付けることで二次電池を冷却している(例えば特許文献1参照)。ダクトは、例えば後部座席の下部前面に開口する取込口側に一端が繋がり、他端が後部座席の下側に配置された二次電池の電池搭載部に開口している。また、取込口と電池搭載部との間には、ブロワーが設置されて、取込口から車室の空気を取り込み、ダクトを通じて、電池搭載部へ向けて空気を積極的に送り込むよう構成されている。
特許文献1に開示のバッテリの冷却構造は、車室内に設けられた取込口に接続される冷却管路を構成するダクトを、曲部を有する形状とすることで、車室や荷室のスペースの有効利用が図られている。また、ダクトの曲部に設けられた開口部に、繊維素材からなる吸音材を取り付けることで、吸音材によってブロワーから生じる音を吸音して、取込口から車室に騒音が漏れることを防止している。
特開2005-71759号公報
吸音材を、ダクトの曲部における空気流通方向の向きが変わるように曲がる部分に取り付けようとすると、板状の吸音部を曲部の曲がる部分に合わせて変形させることになる。このとき、変形に伴って吸音部に皺が生じたり、吸音部が圧縮されて吸音性能が低下したり、変形した吸音部が開口部からダクトの内側へ出っ張って空気の流通を阻害したりするなどの問題が生じる。従って、特許文献1では、曲部における曲がった部分に吸音部を取り付けるといっても、曲部における曲がり部分の空気流通方向上流側に連なる直線部分に開口部を設けて、吸音部を変形させないように取り付けざるを得ない。
本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、ダクト壁部の曲状部分を有効利用したダクトおよびこのダクトの製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係るダクトは、
空気流通路を画成するダクト壁部において空気流通方向の向きが変わるように曲がる曲状部分に貫通形成された開口部と、
前記開口部を塞ぐと共に前記曲状部分の曲がりにまたがって、前記ダクト壁部の外面に接合された多孔質体と、を備え、
前記多孔質体は、前記開口部を塞ぐ閉塞面が、前記曲状部分の曲がりに合わせて予め形成されていることを要旨とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係るダクトの製造方法は、
空気流通方向の向きが変わるように曲がる曲状部分を有するダクト壁部を成形型で成形する際に、多孔質体を、該曲状部分に貫通形成される開口部を塞ぐように該ダクト壁部の一面に接合するダクトの製造方法であって、
前記多孔質体における前記開口部を塞ぐ閉塞面を、前記曲状部分の曲がりに合わせて形成し、
前記閉塞面を前記曲状部分に合わせた形状にした前記多孔質体を前記成形型に収め、
前記成形型のキャビティに合成樹脂を供給して前記ダクト壁部を成形することで、前記多孔質体と該ダクト壁部とを接合することを要旨とする。
本発明に係るダクトによれば、ダクト壁部の曲状部分を有効利用している。
本発明に係るダクトの製造方法によれば、ダクト壁部の曲状部分を有効利用したダクトを簡単に得ることができる。
本発明の実施例に係るダクトによる吸気構造を示す説明図である。 実施例のダクトを示す概略斜視図である。 実施例のダクトを、多孔質体を取り外した状態で示す概略斜視図である。なお、二点鎖線で示す多孔質体は、ダクト壁部への接合前の状態を表している。 実施例のダクトの製造工程を示す説明図である。 実施例のダクトの製造工程を示す説明図である。 変更例のダクトを示す平面図である。
次に、本発明に係るダクトおよびダクトの製造方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
図1に示すように、実施例に係るダクト10は、空気が流通する空気流通路12が内側に設けられた筒状体である。ダクト10は、後部座席Sの下部前面に開口する取込口Sa側に一端が繋がり、他端が後部座席Sの下側に配置されたブロワーBに接続されている。ダクト10は、ブロワーBにより作り出された負圧により取込口SaからフィルターFを介して車室から空気を取り込み、後部座席Sの下側に配置された図示しない二次電池の電池搭載部に向けて空気を案内するようになっている。実施例のダクト10は、ポリプロピレン(PP)または高密度ポリエチレン(HDPE)などのソリッド樹脂(ソリッドの合成樹脂)を材質とし、インジェクション成形等によって得られる合成樹脂成形品である。ダクト10は、空気流通路12に向く側を内といい、その反対側を外という。
図1および図2に示すように、ダクト10は、取込口Sa側が二次電池側と比べて空気流通路12が幅広に形成されており、空気流通路12を画成するダクト壁部14が、空気流通方向の向きが変わるように曲がる曲状部分14aを有している。また、ダクト壁部14は、曲状部分14aの空気流通方向上流側および空気流通方向下流側の両方に、直線的に延在する直線部分14bが設けられている。
図1に示すように、ダクト10は、空気流通路12を画成するダクト壁部14を貫通するように形成された開口部18と、この開口部18を塞ぐようにダクト壁部14の外面に接合された多孔質体20とを備えている。ダクト10は、開口部18を塞ぐ多孔質体20が、その特性により、吸音や断熱や軽量化などの機能を有する機能部となり、実施例では、空気を吸い込むブロワーBなどによる騒音が、取込口Sa側から漏れないように防止する吸音部として設定されている。ダクト10には、開口部18がダクト壁部14の曲状部分14aに形成されており、多孔質体20が開口部18を塞ぐと共に曲状部分14aの曲がりにまたがって、ダクト壁部14の外面に接合されている。実施例のダクト10では、開口部18がダクト壁部14における曲状部分14aの空気流通方向上流側および下流側に連なる直線部分14bにまたがって形成され、多孔質体20が直線部分14bおよび曲状部分14aに亘って設けられている。また、実施例のダクト10は、合成樹脂Rからなるダクト壁部14の成形時に、開口部18が形成されると共に、多孔質体20がダクト壁部14の外面に接合される。
多孔質体20は、圧縮して変形させた状態を解除すると元の形状に戻る弾性を有している。また、前述した吸音用途であるならば、通気性を有しているとよい。多孔質体20は、例えば、ポリウレタンフォームや、ポリプロピレンフォーム等のオレフィン系フォームなどの発泡体、あるいはセルとなる核剤を抽出する抽出法によって製造されるものなどを用いることができる。この中でも、連続気泡構造のポリウレタンフォームを用いることが好ましい。なお、実施例では、多孔質体20として、50%圧縮後の復元率が92%以上の連続気泡構造のポリウレタンフォームを用いている。
図3に示すように、ダクト壁部14は、開口部18に架け渡すように形成された桟部22を備え、桟部22によって開口部18が複数(実施例は2つ)の開口領域18aに区分されている。多孔質体20は、ダクト壁部14における開口部18の開口縁および桟部22に接合されており、接合部分24が、開口領域18aの中央部に対応する一般部分26よりも薄くなっている。多孔質体20は、一般部分26が、接合部分24よりもダクト壁部14と反対側へ張り出すように形成されている(図2参照)。また、多孔質体20は、開口部18を塞ぐダクト壁部14側の閉塞面20aが、空気流通方向において、周辺のダクト壁部14に倣うように延在し、開口部18を塞ぐ閉塞面20aによって周辺と連続する空気案内面を構成している。多孔質体20の接合部分24は、ダクト壁部14の成形時に接合される。このため、ダクト壁部14となる溶融状態の合成樹脂R(図5(a))との接触により接合部分24が融解して、ダクト壁部14とこのダクト壁部14に接合した接合部分24とは融合した状態にある。なお、図中では、多孔質体20の接合部分24とダクト壁部14との境界を便宜的に示しているが、互いの境界が曖昧になっていると考えられる。
図3の二点鎖線で示すように、多孔質体20は、開口部18を塞ぐ閉塞面20aが、曲状部分14aの曲がりに合わせて予め形成されている。多孔質体20の閉塞面20aは、ダクト壁部14に接合する前の状態において、曲状部分14aにおける空気流通方向の向きの変化に合わせて曲がるように形成されており、ダクト壁部14への接合時に曲状部分14aの形状に合わせて曲げて取り付けるのではない。実施例の多孔質体20の閉塞面20aは、曲状部分14aの形状に合わせた屈曲だけでなく、曲状部分14aに連なる直線部分14bに合わせた直線的な面も有している。
実施例に係るダクト10は、所定形状に形成した多孔質体20をセットした成形型30においてダクト壁部14を成形するインサート成形によって得られる(図4および図5参照)。図4および図5に示すように、成形型30は、第1型部32と、この第1型部32と相対的に開閉可能に構成された第2型部34とから構成され、型閉じした際に、第1型部32と第2型部34との間にダクト壁部14の形状に合わせたキャビティ36が形成される。第1型部32には、開口部18の開口領域18aの形成位置に合わせて凹部38が設けられている。また、第1型部32には、開口部18の開口領域18aのうち、開口部18の開口縁に隣接する位置に対応して、第2型部34にセットされた多孔質体20を第1型部32との間で挟んで圧縮可能な圧縮部40が設けられている。実施例では、圧縮部40が、開口部18の開口縁に対応する位置および桟部22に対応する位置に亘って設けられ、多孔質体20における接合部分24となる位置も、圧縮部40によって第2型部34へ向けて押さえ付け可能に構成されている。第2型部34には、開口部18の開口領域18aに対応して、凸部42が設けられている。
図4および図5に示すように、成形型30は、型閉じした際に、圧縮部40と凸部42との間に、多孔質体20においてダクト壁部14に接合させる接合部分24に隣接する隣接部分28を挟んで、隣接部分28を圧縮した状態で挟持可能に構成されている。成形型30は、凹部38と凸部42との間が、多孔質体20において開口部18の開口領域18aの中央部に対応する一般部分26の板厚よりも小さく設定されている。成形型30は、型閉じした際に、凹部38と凸部42との間に、多孔質体20の一般部分26を圧縮した状態で挟持可能に構成されている。ここで、成形型30は、圧縮部40と凸部42とによる多孔質体20の隣接部分28の圧縮度合いが、凹部38と凸部42とによる多孔質体20の一般部分26の圧縮度合いよりも大きく設定されている。
前述した成形型30を用いたダクト10の製造方法は以下の通りである。板状の多孔質体20を用意する(図4(a)参照)。多孔質体20における開口部18を塞ぐ閉塞面20a側を、多孔質体20の取り付け部位であるダクト壁部14の曲状部分14aの曲がりに合わせて形成する(図4(b)参照)。実施例では、多孔質体20を斜めにカットすることで、交差する直線部分14bの間で屈曲する曲状部分14aに合わせて、多孔質体20の閉塞面20aを形成している。
次に、図4(c)に示すように、予め所定形状に形成した多孔質体20を、成形型30にセットする。具体的には、一般部分26を凹部38に対応させると共に隣接部分28を圧縮部40に対応させて、多孔質体20を第2型部34にセットする。成形型30を型閉じすることで、隣接部分28を第1型部32の圧縮部40と第2型部34の凸部42との間に板厚方向に挟んで、隣接部分28を圧縮する(図4(d)参照)。このように、隣接部分28を成形型30で板厚方向に挟んで圧縮すると共に接合部分24をキャビティ36に臨ませた状態で、多孔質体20を成形型30に収める。この際、圧縮された隣接部分28が、一般部分26や接合部分24と比べて高密度になっている。
接合部分24が臨む成形型30のキャビティ36に、溶融状態にある合成樹脂Rを、圧力をかけながら供給する。そして、圧縮された隣接部分28によって合成樹脂Rを封止しつつ、キャビティ36において開口部18を有するダクト壁部14を成形する(図5(a)参照)。ここで、多孔質体20においてキャビティ36に臨むように配置された接合部分24が、溶融して高温である合成樹脂Rに接触することで溶融する。このとき、溶融した合成樹脂Rが接合部分24から多孔質体20に含浸しようとするが、接合部分24に隣接する隣接部分28が圧縮されて高密度になっているので、合成樹脂Rが接合部分24から隣接部分28を越えて含浸することを防止することができる。溶融した合成樹脂Rを冷却・固化することで、ダクト壁部14が成形され、多孔質体20の接合部分24とダクト壁部14とが接合し、多孔質体20が開口部18の開口領域18aを塞いだ状態でダクト壁部14に一体的に固定される。
成形型30を型開きして、多孔質体20が一体化されたダクト10を取り出す(図5(b)参照)。多孔質体20は、成形型30で圧縮されていた隣接部分28および一般部分26が自身の弾性により復元する。一方、多孔質体20は、接合部分24がダクト壁部14と一体化して、元(接合前)の板厚よりも薄くなる。
ダクト10は、多孔質体20における開口部18を塞ぐ閉塞面20aをダクト壁部14の曲状部分14aの曲がりに合わせて予め形成してあるので、多孔質体20を曲状部分14aの曲がりに沿わせて曲げなくてもよい。これにより、多孔質体20を曲げることに伴って多孔質体20に皺が生じたり、多孔質体20が圧縮されることで多孔質体20特有の性能が低下したり、変形した多孔質体20が開口部18から空気流通路12の内側へ出っ張って空気の流通を阻害したりするなどの問題の発生を回避できる。前述したダクト10によれば、多孔質体20特有の性能が発揮されて、吸音等の機能が得られると共に、空気流通路12の断面積が確保されることから圧力損失を抑えて、所定の通気性能を確保することができる。このように、ダクト10は、曲状部分14aに多孔質体20を配置しても性能が低下しないので、従来では多孔質体20を配置することができなかったダクト壁部14の曲状部分14aに、開口部18を設けて多孔質体20を配置することができる。従って、曲状部分14aを多孔質体20の配置スペースとして有効利用することができるので、多孔質体20の配置の自由度が高くなり、また、多孔質体20による吸音等の機能を強化することが可能となる。
ダクト10は、ダクト壁部14における曲状部分14aの空気流通方向上流側および下流側に連なる直線部分14b,14bにまたがって形成した開口部18に対応して、多孔質体20が直線部分14b,14bおよび曲状部分14aに亘って設けられている。このように、曲状部分14aを多孔質体20の配置スペースとして有効利用して、多孔質体20を広い範囲に亘って配置することで、多孔質体20による吸音等の機能を強化することができる。
ダクト10は、多孔質体20をセットした成形型30でダクト壁部14を成形する前に、多孔質体20の閉塞面20aを曲状部分14aの曲がりに合わせて形成する簡単な処理だけで、多孔質体20の性能を低下させることなく曲状部分14aに多孔質体20を配置することができる。特に、板状の多孔質体20における開口部18を塞ぐ閉塞面20aとなる側を切断加工することで、閉塞面20aを曲状部分14aの曲がりに合わせて形成すると、多孔質体20を曲げて曲状部分14aに合わせて成形型30に載置する手間を軽減することができる。
(変更例)
前述した構成に限らず、例えば、以下のように変更してもよい。
(1)実施例では、ダクト壁部14の屈曲する曲状部分14aに合わせて、多孔質体20における開口部18を塞ぐ閉塞面20aを形成したが、図6に示すように、ダクト壁部14の湾曲する曲状部分14aに合わせて、多孔質体20の閉塞面20aを形成して、当該曲状部分14aに多孔質体20を配置してもよい。このとき、多孔質体20を、湾曲する曲状部分14aの空気流通方向上流側および下流側の少なくとも一方の直線部分14bまで亘って配置することも可能である。また、実施例のように凹状に曲がる曲状部分14aではなく、図6に示すように、凸状に曲がる曲状部分14aに多孔質体20を配置することができる。
(2)多孔質体20は、開口部18を塞ぐ閉塞面20a側だけを曲状部分14aに合わせて形成する構成(図6の図中左側)に限らず、多孔質体20における開口部18を塞ぐ閉塞面20aおよび閉塞面20aと反対側の面の両方を曲状部分14aに合わせて形成する構成(図6の図中右側)であってもよい。
(3)実施例では、成形型においてダクト全体を一度に成形したが、これに限らず、複数の分体を組み合わせてダクトを構成してもよい。
(4)本発明は、バッテリを冷却する空気を案内する冷却ダクトや、エンジン等に空気を案内する吸気ダクトなど、様々なダクトに適用可能である。
10 ダクト,12 空気流通路,14 ダクト壁部,14a 曲状部分,
14b 直線部分,18 開口部,20 多孔質体,20a 閉塞面,30 成形型,
36 キャビティ,R 合成樹脂

Claims (7)

  1. 空気流通路を画成するダクト壁部において空気流通方向の向きが変わるように外面が凹状に曲がる曲状部分に貫通形成された開口部と、
    前記開口部を塞ぐと共に前記曲状部分の曲がりにまたがって、前記ダクト壁部の外面に接合された多孔質体と、を備え、
    前記多孔質体は、前記開口部を塞ぐ閉塞面が、前記曲状部分の曲がりに合わせて予め形成され、
    前記多孔質体は、前記開口部の開口領域を塞ぐ一般部分と、前記ダクト壁部に融合し、前記一般部分よりも薄い接合部分と、を有している
    ことを特徴とするダクト。
  2. 空気流通路を画成するダクト壁部において空気流通方向の向きが変わるように曲がる曲状部分に貫通形成された開口部と、
    前記開口部を塞ぐと共に前記曲状部分の曲がりにまたがって、前記ダクト壁部の外面に接合された多孔質体と、を備え、
    前記多孔質体は、発泡体であり、前記多孔質体における前記開口部を塞ぐ閉塞面が、前記曲状部分の曲がりに合わせて予め形成されている
    ことを特徴とするダクト。
  3. 前記多孔質体は、50%圧縮後の復元率が92%以上の連続気泡構造のポリウレタンフォームである請求項1又は2に記載のダクト。
  4. バッテリ冷却用ダクトである請求項1~3の何れか一項に記載のダクト。
  5. 空気流通方向の向きが変わるように外面が凹状に曲がる曲状部分を有するダクト壁部を成形型で成形する際に、多孔質体を、該曲状部分に貫通形成される開口部を塞ぐように該ダクト壁部の外面に接合するダクトの製造方法であって、
    前記多孔質体における前記開口部を塞ぐ閉塞面を、前記曲状部分の曲がりに合わせて形成し、
    前記閉塞面を前記曲状部分に合わせた形状にした前記多孔質体を前記成形型に収めて
    記成形型のキャビティに合成樹脂を供給して前記ダクト壁部を成形することで、前記多孔質体と該ダクト壁部とを接合する
    ことを特徴とするダクトの製造方法。
  6. 空気流通方向の向きが変わるように曲がる曲状部分を有するダクト壁部を成形型で成形する際に、多孔質体を、該曲状部分に貫通形成される開口部を塞ぐように該ダクト壁部の一面に接合するダクトの製造方法であって
    記多孔質体における前記開口部を塞ぐ閉塞面を、前記曲状部分の曲がりに合わせて形成し、
    前記閉塞面を前記曲状部分に合わせた形状にした前記多孔質体を前記成形型に収め
    前記成形型のキャビティに前記多孔質体の外縁部を臨ませると共に、前記多孔質体の外縁部内側の中央部を前記成形型で圧縮し、
    前記成形型のキャビティに合成樹脂を供給して前記ダクト壁部を成形することで、前記多孔質体の外縁部と該ダクト壁部とを接合し、前記成形型の型開きにより、前記多孔質体の外縁部内側を圧縮状態から復元させる
    ことを特徴とするダクトの製造方法。
  7. 空気流通方向の向きが変わるように曲がる曲状部分を有するダクト壁部を成形型で成形する際に、多孔質体を、該曲状部分に貫通形成される開口部を塞ぐように該ダクト壁部の一面に接合するダクトの製造方法であって、
    板状の前記多孔質体において前記開口部を塞ぐ閉塞面となる側を切断加工することで、前記多孔質体における前記開口部を塞ぐ閉塞面を、前記曲状部分の曲がりに合わせて形成し、
    前記閉塞面を前記曲状部分に合わせた形状にした前記多孔質体を前記成形型に収め、
    前記成形型のキャビティに合成樹脂を供給して前記ダクト壁部を成形することで、前記多孔質体と該ダクト壁部とを接合する
    ことを特徴とするダクトの製造方法。
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