JP7341044B2 - アシスト器具 - Google Patents

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Description

本発明は、作業者に装着されて使用されるもので、作業者を補助するアシスト器具に関する。
例えば、作業者が床に置かれた荷物を持ち上げたり、要介護者の世話を行ったりする場合、作業者は上半身が前傾した前傾状態を維持することがあるので、作業者の前傾状態を補助するアシスト器具が、特許文献1に開示されている。
特許文献1のアシスト器具では、本体部及び肩ベルトと、本体部の下部の支持支点周りに揺動可能に支持された脚アーム部とが設けられており、本体部を脚アーム部に対して上側に付勢するバネが設けられている。作業者は、腕を肩ベルトに通して、本体部を背中に取り付け、脚アーム部を太腿に取り付けて、アシスト器具を装着する。
アシスト器具を装着した作業者が前傾状態になると、脚アーム部に支えられたバネにより、本体部が上側に持ち上げられようとするのであり、本体部によって作業者の上半身が支えられる。
特開2017-93505号公報
特許文献1のアシスト器具を装着した作業者が前傾状態になると、作業者の上半身が前側に移動した分だけ、作業者の重心が前側に移動するので、作業者の前後バランスが悪くなる。
これにより、作業者の前後バランスの悪化を補う為に、作業者は、膝を曲げて身体全体を少し後側にそらして、作業者の前後バランスを修正したり、右脚又は左脚を少し前に出して身体を支えたりすることがある。
本発明は、作業者の上半身を前傾状態で支えるアシスト器具において、作業者の前後バランスの悪化が生じ難いようにすることを目的としている。
本発明のアシスト器具は、本体部と、前記本体部に取り付けられて、作業者の腕が通されることにより、前記本体部が作業者の背中に上下方向に沿って取り付けられるようにする肩ベルトと、前記本体部の下部に支持されて、前記本体部の下部から延出されたアーム部と、前記アーム部の延出部分に取り付けられたウェイトとが備えられ、作業者の上半身が起立した起立状態で、前記ウェイトが作業者に接近するように、前記アーム部が、上下方向に沿った非アシスト姿勢に設定され、且つ、作業者の上半身が前傾した前傾状態で、前記ウェイトが作業者から離れるように、前記アーム部が、前記本体部の下部から作業者の上半身の反対側に延出されたアシスト姿勢に設定され、前記起立状態で、前記ウェイトが作業者の脚に接近するように、前記アーム部が、前記本体部の下部から下側に延出されて、上下方向に沿った前記非アシスト姿勢に設定され、前記アーム部を前記本体部の下部の支点周りに揺動させて、前記アーム部の延出部分が前記本体部の上部に接近した非作業姿勢に、前記アーム部を前記本体部に対して姿勢変更可能な姿勢変更機構が備えられている。
本発明によると、アシスト器具を装着した作業者が起立状態であれば、アーム部が、ウェイトが作業者に接近するように、上下方向に沿った非アシスト姿勢に設定される。この状態で、アーム部及びウェイトによるモーメントは、殆ど発生しないか又は発生しても小さなモーメントである。
アシスト器具を装着した作業者が前傾状態になると、アーム部が本体部の下部から作業者の上半身の反対側に延出されたアシスト姿勢に設定されて、ウェイトが作業者から離れる。
これにより、アーム部及びウェイトにより下向きのモーメントが発生するのであり、下向きのモーメントが、アーム部、本体部及び肩ベルトを介して、上向きのモーメントに変換されて、作業者の上半身に伝達され、本体部及び肩ベルトにより作業者の上半身が支えられる。
作業者が前傾状態になって作業者の重心が前側に移動しても、アーム部がアシスト姿勢に設定されることにより、ウェイトが作業者から離れるので、作業者の重心の前側への移動がウェイトにより相殺されて、作業者の前後バランスの悪化が抑えられる。
以上のように、作業者が前傾状態を維持するような場合、作業者の前後バランスの悪化を抑えながら、作業者の上半身を支えることができるようになって、アシスト器具の補助機能を向上させることができる。
本発明によると、アシスト器具を装着した作業者が起立状態になると、アーム部が本体部の下部から下側に延出されて上下方向に沿った非アシスト姿勢に設定され、ウェイトが作業者の脚に接近する状態となる。
この状態において、アーム部及びウェイトによる下向きのモーメントは、殆ど発生しないか又は発生しても小さなモーメントである点、並びに、作業者からアーム部及びウェイトが横方向に大きく出る状態とはならない点により、アシスト器具を装着した作業者において起立状態での作業が妨げられることはない。
本発明によると、例えば、アシスト器具を装着した作業者において前傾状態でのアシスト器具の補助が必要ない場合、アーム部の延出部分が本体部の上部に接近した非作業姿勢に、アーム部を設定しておくと、アーム部が本体部の下部から下側に延出された状態とはならず、ウェイトは作業者の肩や後頭部に接近した状態となるので、アシスト器具を装着した作業者の作業が妨げられることはない。
作業者から取り外されたアシスト器具を持ち運んだり格納しておくような場合、アーム部を非作業姿勢に設定しておくことにより、アシスト器具を容易に持ち運ぶことができ、アシスト器具を格納場所にコンパクトに格納することができる。
本発明において、前記姿勢変更機構は、前記非アシスト姿勢及び前記アシスト姿勢と前記非作業姿勢との間において、前記アーム部を前記本体部の下部の支点周りに揺動させて、前記アーム部の前記本体部に対する姿勢を任意の姿勢に設定可能であると好適である。
本発明によると、アーム部を非アシスト姿勢及びアシスト姿勢と非作業姿勢との間の姿勢に設定すれば、作業者の起立状態において、アーム部の延出部分及びウェイトが作業者の脚から離れた状態を得ることができるのであり、作業者の前傾状態において、アーム部及びウェイトによる下向きのモーメントを、大小に変更することができる。
これにより、アーム部の本体部に対する姿勢を、作業に適した姿勢に設定することができるようになって、アシスト器具の補助機能を向上させることができる。
本発明のアシスト器具は、本体部と、前記本体部に取り付けられて、作業者の腕が通されることにより、前記本体部が作業者の背中に上下方向に沿って取り付けられるようにする肩ベルトと、前記本体部の下部に支持されて、前記本体部の下部から延出されたアーム部と、前記アーム部の延出部分に取り付けられたウェイトとが備えられ、作業者の上半身が起立した起立状態で、前記ウェイトが作業者に接近するように、前記アーム部が、上下方向に沿った非アシスト姿勢に設定され、且つ、作業者の上半身が前傾した前傾状態で、前記ウェイトが作業者から離れるように、前記アーム部が、前記本体部の下部から作業者の上半身の反対側に延出されたアシスト姿勢に設定され、前記起立状態で、前記ウェイトが作業者の脚に接近するように、前記アーム部が、前記本体部の下部から下側に延出されて、上下方向に沿った前記非アシスト姿勢に設定され、前記アーム部を前記本体部に沿ってスライドさせて、前記アーム部の延出部分が前記本体部の下部に接近した非作業姿勢に、前記アーム部を前記本体部に対して姿勢変更可能な姿勢変更機構が備えられている。
本発明によると、アシスト器具を装着した作業者が起立状態であれば、アーム部が、ウェイトが作業者に接近するように、上下方向に沿った非アシスト姿勢に設定される。この状態で、アーム部及びウェイトによるモーメントは、殆ど発生しないか又は発生しても小さなモーメントである。
アシスト器具を装着した作業者が前傾状態になると、アーム部が本体部の下部から作業者の上半身の反対側に延出されたアシスト姿勢に設定されて、ウェイトが作業者から離れる。
これにより、アーム部及びウェイトにより下向きのモーメントが発生するのであり、下向きのモーメントが、アーム部、本体部及び肩ベルトを介して、上向きのモーメントに変換されて、作業者の上半身に伝達され、本体部及び肩ベルトにより作業者の上半身が支えられる。
作業者が前傾状態になって作業者の重心が前側に移動しても、アーム部がアシスト姿勢に設定されることにより、ウェイトが作業者から離れるので、作業者の重心の前側への移動がウェイトにより相殺されて、作業者の前後バランスの悪化が抑えられる。
以上のように、作業者が前傾状態を維持するような場合、作業者の前後バランスの悪化を抑えながら、作業者の上半身を支えることができるようになって、アシスト器具の補助機能を向上させることができる。
本発明によると、アシスト器具を装着した作業者が起立状態になると、アーム部が本体部の下部から下側に延出されて上下方向に沿った非アシスト姿勢に設定され、ウェイトが作業者の脚に接近する状態となる。
この状態において、アーム部及びウェイトによる下向きのモーメントは、殆ど発生しないか又は発生しても小さなモーメントである点、並びに、作業者からアーム部及びウェイトが横方向に大きく出る状態とはならない点により、アシスト器具を装着した作業者において起立状態での作業が妨げられることはない。
本発明によると、例えば、アシスト器具を装着した作業者において前傾状態でのアシスト器具の補助が必要ない場合、アーム部の延出部分が本体部の下部に接近した非作業姿勢に、アーム部を設定しておくと、アーム部が本体部の下部から下側に延出された状態とはならず、ウェイトは作業者の腰や臀部、太腿に接近した状態となるので、アシスト器具を装着した作業者の作業が妨げられることはない。
作業者から取り外されたアシスト器具を持ち運んだり格納しておくような場合、アーム部を非作業姿勢に設定しておくことにより、アシスト器具を容易に持ち運ぶことができ、アシスト器具を格納場所にコンパクトに格納することができる。
本発明のアシスト器具は、本体部と、前記本体部に取り付けられて、作業者の腕が通されることにより、前記本体部が作業者の背中に上下方向に沿って取り付けられるようにする肩ベルトと、前記本体部の下部に支持されて、前記本体部の下部から延出されたアーム部と、前記アーム部の延出部分に取り付けられたウェイトとが備えられ、作業者の上半身が起立した起立状態で、前記ウェイトが作業者に接近するように、前記アーム部が、上下方向に沿った非アシスト姿勢に設定され、且つ、作業者の上半身が前傾した前傾状態で、前記ウェイトが作業者から離れるように、前記アーム部が、前記本体部の下部から作業者の上半身の反対側に延出されたアシスト姿勢に設定され、前記起立状態で、前記ウェイトが作業者の背中又は後頭部に接近するように、前記アーム部が、前記本体部の下部から上側に延出されて、上下方向に沿った前記非アシスト姿勢に設定される。
本発明によると、アシスト器具を装着した作業者が起立状態であれば、アーム部が、ウェイトが作業者に接近するように、上下方向に沿った非アシスト姿勢に設定される。この状態で、アーム部及びウェイトによるモーメントは、殆ど発生しないか又は発生しても小さなモーメントである。
アシスト器具を装着した作業者が前傾状態になると、アーム部が本体部の下部から作業者の上半身の反対側に延出されたアシスト姿勢に設定されて、ウェイトが作業者から離れる。
これにより、アーム部及びウェイトにより下向きのモーメントが発生するのであり、下向きのモーメントが、アーム部、本体部及び肩ベルトを介して、上向きのモーメントに変換されて、作業者の上半身に伝達され、本体部及び肩ベルトにより作業者の上半身が支えられる。
作業者が前傾状態になって作業者の重心が前側に移動しても、アーム部がアシスト姿勢に設定されることにより、ウェイトが作業者から離れるので、作業者の重心の前側への移動がウェイトにより相殺されて、作業者の前後バランスの悪化が抑えられる。
以上のように、作業者が前傾状態を維持するような場合、作業者の前後バランスの悪化を抑えながら、作業者の上半身を支えることができるようになって、アシスト器具の補助機能を向上させることができる。
本発明によると、アシスト器具を装着した作業者が起立状態になると、アーム部が本体部の下部から上側に延出されて上下方向に沿った非アシスト姿勢に設定され、ウェイトが作業者の肩や後頭部に接近する状態となる。
この状態において、アーム部及びウェイトによる下向きのモーメントは、殆ど発生しないか又は発生しても小さなモーメントである点、並びに、作業者からアーム部及びウェイトが横方向に大きく出る状態とはならない点により、アシスト器具を装着した作業者において起立状態での作業が妨げられることはない。
非アシスト姿勢において、アーム部及びウェイトが作業者の脚に対して上側に離れるので、作業者が脚を大きく動かして行う作業において有利になる。
本発明において、前記本体部の下部の支持支点周りに揺動可能に支持されて、作業者の太腿に取り付けられる脚アーム部が備えられ、前記本体部の前記脚アーム部に対する動作に基づいて、前記アーム部を、前記本体部の下部の支点周りに揺動させて、前記非アシスト姿勢及び前記アシスト姿勢に操作するアーム部操作機構が備えられていると好適である。
本発明によると、アシスト器具を装着した作業者が起立状態及び前傾状態になると、本体部が脚アーム部に対して前後に揺動する状態となる。
本発明によると、アシスト器具を装着した作業者が起立状態及び前傾状態になるとにより、アーム部操作機構によって、アーム部が本体部の下部の支点周りに揺動操作されて非アシスト姿勢及びアシスト姿勢に自動的に操作されるので、アシスト器具の補助機能を向上させることができる。
本発明によると、作業者が起立状態から前傾状態になる場合、作業者(本体部)が起立状態から前側の前傾状態になることに伴なって、アーム部が本体部から離れたアシスト姿勢に向けて後側に揺動していく状態となる。
同様に、作業者が前傾状態から起立状態になる場合、作業者(本体部)が前傾状態から後側の起立状態になることに伴なって、アーム部が本体部に接近した非アシスト姿勢に向けて前側に揺動していく状態となる。
これにより、作業者は前後バランスを崩すことなく無理なく、起立状態から前傾状態及び前傾状態から起立状態になることができる。
本発明において、前記アーム部操作機構は、前記本体部の前記脚アーム部に対する動作を、前記アーム部に機械的に伝達して、前記本体部の前記脚アーム部に対する動作により、前記アーム部を前記本体部の下部の支点周りに揺動させると好適である。
本発明によると、アシスト器具を装着した作業者において、起立状態及び前傾状態への動作が動力源となって、アーム部が揺動操作されるので、電動モータ等の動力源が不要になって、アーム部操作機構の構造の簡素化の面で有利である。
本発明において、前記ウェイトにおける前記アーム部の取付位置が、前記アーム部の延出方向に沿って変更可能であると好適である。
本発明によると、アシスト器具を装着した作業者の前傾状態に対して、各種の作業に対応して、アーム部及びウェイトによる下向きのモーメントを大小に変更することができるのであり、アシスト器具の補助機能を向上させることができる。
本発明において、前記ウェイトが弾性体を介して前記アーム部の延出部分に取り付けられていると好適である。
本発明によると、アシスト器具を装着した作業者の動作により、ウェイトが作業場所の壁や棚等に接触した場合、接触の衝撃が弾性体により吸収されて本体部に伝達される状態となる。
これにより、アシスト器具を装着した作業者の動作によりウェイトが作業場所の壁や棚等に接触しても、作業者に伝達される衝撃が緩和されるのであり、衝撃により作業者がバランスを崩すような状態が少なくなる。
アシスト器具を装着した作業者の起立状態での右側面図である。 アシスト器具を装着した作業者の起立状態での背面図である。 アシスト器具の分解斜視図である。 アシスト器具の分解斜視図である。 アシスト器具おける支点部の付近の横断平面図である。 アシスト器具を装着した作業者の前傾状態での右側面図である。 発明の実施の第1別形態において、アシスト器具を装着した作業者の起立状態での右側面図である。 発明の実施の第2別形態において、アシスト器具を装着した作業者の起立状態及び前傾状態での右側面図である。 発明の実施の第5別形態において、アシスト器具を装着した作業者の前傾状態での右側面図である。
図1~図9に、本発明のアシスト器具が示されている。
本発明の実施形態における方向は、作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者から視て前側が「前」であり、後側が「後」であり、上側が「上」であり、下側が「下」であり、右側が「右」であり、左側が「左」である。
(アシスト器具の全体構成)
図1,2,3,4に示すように、アシスト器具は、本体部1、作業者がアシスト器具を装着する為の装着部2、本体部1に支持されたアーム部3、及びウェイト4等が設けられて、構成されている。
(本体部の構成)
図1,2,3,4に示すように、本体部1は、上下方向に沿って配置された右及左の支持フレーム5、右及び左の支持フレーム5の上部に亘って左右方向に沿って連結された上部フレーム6、右及び左の支持フレーム5の下部に亘って連結された支点部7等が設けられており、上下方向に沿った枠状に構成されている。
支持フレーム5は、細長い平板状の部材により構成されており、複数の軽減孔が開口されている。
支点部7は、平板状の板材が平面視でチャンネル状に折り曲げられて構成されており、支点部7の右部7a及び左部7bに亘って、補強部材8が連結されている。
上部フレーム6は、平板状の部材により構成されて、右の支持フレーム5の上部から右側に出ており、左の支持フレーム5の上部から左側に出ている。上部フレーム6において右及び左の支持フレーム5の上部から右側及び左側に出た部分に、合成樹脂製のカバー12が取り付けられている。
図3,4,5に示すように、チャンネル状に構成された支持部材9が、支点部7の右部7aの外面に取り付けられており、頭付きのロックピン10が、左右方向に沿ってスライド可能に支持部材9に支持されている。支持部材9とロックピン10との間に、バネ11が取り付けられており、ロックピン10が、支点部7の右部7aの開口部7cを通って支点部7の内側に突出するように、バネ11により付勢されている。
(装着部の構成)
図1,2,3,4に示すように、装着部2は、接続部13、装着上部14、装着下部15、肩ベルト16及び腰ベルト17等が設けられて、構成されている。
接続部13は、メッシュ状の布製である。装着上部14は、少し厚めの布製であり、接続部13の上部の前面に左右方向に沿って取り付けられている。肩パッド18が装着上部14の前面の右部及び左部に取り付けられ、布製の持ち手部19が装着上部14に取り付けられている。
装着下部15は、少し厚めの布製であり、接続部13の下部の前面に左右方向に沿って取り付けられており、腰パッド20が装着下部15の前面に取り付けられている。装着下部15の右部及び左部が延長されて、右及び左の腰ベルト17が構成されており、連結及び分離可能なバックル部21が、右及び左の腰ベルト17の端部に取り付けられている。
右の肩ベルト16が、装着上部14の右部と装着下部15の右部とに亘って接続され、左の肩ベルト16が、装着上部14の左部と装着下部15の左部とに亘って接続されている。右及び左の接続ベルト22が、右及び左の肩ベルト16に取り付けられており、連結及び分離可能なバックル部23が、右及び左の接続ベルト22の端部に取り付けられている。
以上のように、装着部2が構成されており、本体部1の上部フレーム6と装着部2の装着上部14とが連結され、本体部1の支持フレーム5の下部と装着部2の装着下部15とが連結されて、装着部2が本体部1に取り付けられている。
装着部2において、右の肩パッド18及び装着上部14の右部が、上部フレーム6の右部により後側から支えられ、左の肩パッド18及び装着上部14の左部が、上部フレーム6の左部により後側から支えられる。腰パッド20及び装着下部15が、支持フレーム5の下部及び支点部7により後側から支えられる。
(アーム部及びウェイトの構成)
図1,2,3,4に示すように、右及び左のアーム部3が設けられており、アーム部3は細長い平板状の部材により構成されている。四角形の枠状の補強部材24が、右及び左のアーム部3の基部3aに亘って連結されている。
平板状の支持部材25が、アーム部3の延出部分の取付孔3bに連結されて、右及び左のアーム部3の延出部分に亘って連結されている。複数のウェイト4が、支持部材25に取り付けられることにより、アーム部3の延出部分に取り付けられている。
アーム部3の延出方向に沿って、複数の取付孔3bが開口されて、支持部材25の取付位置をアーム部3の延出方向に沿って変更することができるのであり、ウェイト4におけるアーム部3の取付位置が、アーム部3の延出方向に沿って変更可能である。支持部材25に取り付けられるウェイト4の数も、任意に変更可能である。
(本体部におけるアーム部の支持及び姿勢変更の構成)
図1,4,5に示すように、支点部7の右部7a及び左部7bの外面に、ボス部26が連結されている。右及び左のアーム部3の基部3aの内面に、ボス部27及び半リング状の補強部材28が連結されている。右及び左のアーム部3の基部3a及び補強部材28に、複数の固定孔31,32,33,34が、半円状に配置されて開口されている。
右及び左のアーム部3の基部3aが、支点部7の右部7a及び左部7bの内面に沿って配置されて、支点軸29が、ボス部26,27に亘って取り付けられており、アーム部3が左右方向に沿った支点P1周りに揺動可能に支持されている。これにより、アーム部3が、本体部1の下部に支持されて、本体部1の下部から延出された状態となっている。
以上のように、ロックピン10(前述の(本体部の構成)を参照)、支点軸29及び右のアーム部3の固定孔31~34等を有する姿勢変更機構30が備えられている。
支持部材9、ロックピン10及びバネ11は、支点部7の左部7bに取り付けることが可能であり、ロックピン10が通る開口部7cが、支点部7の左部7bにも設けられている。
例えば作業者が左利きである場合、支持部材9、ロックピン10及びバネ11を、支点部7の左部7bに取り付ければよい。これにより、ロックピン10、支点軸29及び左のアーム部3の固定孔31~34等を有する姿勢変更機構30が備えられる。
(姿勢変更機構によるアーム部の操作)
姿勢変更機構30において、作業者が、ロックピン10をアーム部3の固定孔31~34から抜き操作し、アーム部3を本体部1の下部の支点P1周りに揺動させて、ロックピン10をアーム部3の固定孔31~34のうちの一つに挿入することにより、本体部1に対するアーム部3の姿勢を変更して固定することができる。
図1及び図4に示すように、姿勢変更機構30において、ロックピン10が固定孔31に挿入されてアーム部3の姿勢が固定されると、アーム部3は本体部1に対して第1姿勢A1(後述の非アシスト姿勢A11及びアシスト姿勢A12に対応)に設定される。
姿勢変更機構30において、ロックピン10が固定孔32に挿入されてアーム部3の姿勢が固定されると、アーム部3は本体部1に対して第2姿勢A2(後述の非アシスト姿勢A21及びアシスト姿勢A22に対応)に設定される。
姿勢変更機構30において、ロックピン10が固定孔33に挿入されてアーム部3の姿勢が固定されると、アーム部3は本体部1に対してアーム部3の延出部分が本体部1の上部に接近した非作業姿勢A3に設定される。
姿勢変更機構30において、ロックピン10が固定孔34のうちの一つに挿入されてアーム部3の姿勢が固定されると、第1姿勢A1及び第2姿勢A2(非アシスト姿勢A11,A21及びアシスト姿勢A12,A22)と非作業姿勢A3との間において、アーム部3は複数の中間姿勢A4のうちの一つに設定される。
これにより、第1姿勢A1及び第2姿勢A2(非アシスト姿勢A11,A21及びアシスト姿勢A12,A22)と非作業姿勢A3との間において、アーム部3の本体部1に対する姿勢を任意の姿勢に設定することができる。
(アシスト器具を装着した作業者の起立状態)
図1,2,3,4に示すように、アシスト器具を装着する場合、作業者は、腕及び肩を肩ベルト16に入れて、バックル部23により右及び左の接続ベルト22を連結するのであり、腰ベルト17を腰に巻き付けて、バックル部21により右及び左の腰ベルト17を連結する。
肩ベルト16及び腰ベルト17により、本体部1が作業者の背中に上下方向に沿って取り付けられるのであり、肩パッド18が作業者の肩に後側から接触し、腰パッド20が作業者の腰に後側から接触する。
図1に示す状態は、ロックピン10が固定孔32に挿入されて、アーム部3が本体部1に対して第2姿勢A2に設定された状態である。作業者の上半身が起立した起立状態であり、ウェイト4が作業者に接近するように、アーム部3が上下方向に沿った非アシスト姿勢A21に設定されている。
ロックピン10が固定孔31に挿入されて、アーム部3が本体部1に対して第1姿勢A1に設定された状態である場合、作業者の上半身が起立した起立状態になると、ウェイト4が作業者に接近するように、アーム部3が上下方向に沿った非アシスト姿勢A11に設定される。
具体的には、起立状態で、ウェイト4が作業者の脚に接近するように、アーム部3が、本体部1の下部から下側に延出されて、上下方向に沿った非アシスト姿勢A21(A11)に設定される。
(アシスト器具を装着した作業者の前傾状態)
図1に示す状態から図6に示すように、作業者が起立状態から前傾状態になると、アーム部3が本体部1の下部から作業者の上半身の反対側に延出されたアシスト姿勢A22(A12)に設定されて、ウェイト4が作業者の脚から後側に離れる。
アシスト姿勢A22(A12)において、アーム部3及びウェイト4により下向きのモーメントM1が発生するのであり、下向きのモーメントM1が、アーム部3、本体部1及び肩ベルト16を介して、上向きのモーメントM2に変換されて、作業者の上半身に伝達されるのであり、本体部1及び肩ベルト16(上向きのモーメントM2)により、作業者の上半身が持ち上げられる状態となる。
この状態において、作業者が荷物B1を持った場合、本体部1及び肩ベルト16(上向きのモーメントM2)により、作業者の上半身が支えられる。
作業者が前傾状態になって作業者の重心が前側に移動しても、アーム部3がアシスト姿勢A22(A12)に設定されることによって、ウェイト4が作業者から後側に離れるので、作業者の重心の前側への移動がウェイト4により相殺されて、作業者の前後バランスの悪化が抑えられる。
前述の(アーム部及びウェイトの構成)及び図4に示すように、支持部材25(ウェイト4)の取付位置をアーム部3の延出方向に沿って変更したり、支持部材25に取り付けられるウェイト4の数を変更することにより、下向き及び上向きのモーメントM1,M2を大小に変更することができる。
前述の(姿勢変更機構によるアーム部の操作)及び図1に示すように、アーム部3を本体部1に対して中間姿勢A4のうちの一つに設定することにより、下向き及び上向きのモーメントM1,M2を大小に変更することができる。作業者の起立状態において、アーム部3の延出部分及びウェイト4が作業者の脚から離れた状態を得ることができる。
アーム部3を本体部1の上部に近い中間姿勢A4に設定すれば、作業者が起立状態になると、アーム部3が本体部1の下部から作業者の上半身の反対側に延出された状態となって、アーム部3及びウェイト4により下向きのモーメントM1が発生する状態を得ることができる。作業者が前傾状態になると、アーム部3が本体部1の下部から上側に起立する状態となって、下向きのモーメントM1が発生しないような状態を得ることができる。
(アシスト器具による補助が不要な状態)
アシスト器具を装着した作業者において、前述のような前傾状態でのアシスト器具の補助が必要ない場合では、前述の(姿勢変更機構によるアーム部の操作)及び図1に示すように、作業者は、ロックピン10を固定孔33に挿入して、アーム部3を本体部1に対して非作業姿勢A3に設定すればよい。非作業姿勢A3において、アーム部3の延出部分及びウェイト4は、作業者の肩や後頭部に接近した状態となる。
作業者から取り外されたアシスト器具を持ち運んだり格納しておくような場合、アーム部3を本体部1に対して非作業姿勢A3に設定しておくことにより、作業者は持ち手部19(前述の(装着部の構成)及び図3参照)を持ってアシスト器具を容易に持ち運ぶことができ、アシスト器具を格納場所にコンパクトに格納することができる。
(発明の実施の第1別形態)
図7に示すように、本体部1において、支持フレーム5が側面視で直線状に構成され、支持フレーム5に沿って開口された長孔及び固定用のボルト等を有する姿勢変更機構30が備えられてもよい。
前述の姿勢変更機構30は、前述の(本体部におけるアーム部の支持及び姿勢変更の構成)に記載のロックピン10、支点軸29及びアーム部3の固定孔31~34等を有する姿勢変更機構30に加えて備えられる。
この構成によると、支点部7が、姿勢変更機構30により、支持フレーム5に沿ってスライド可能に、支持フレーム5に支持されるのであり、支点部7を、支持フレーム5の下端部に位置させて、支持フレーム5にボルトにより連結して固定しておく。この状態で、アーム部3を第1姿勢A1、第2姿勢A2及び中間姿勢A4に設定する。
アシスト器具の補助が必要ない場合では、アーム部3を第1姿勢A1に設定した状態において、支点部7(アーム部3)を、支持フレーム5に沿って上側にスライドさせ、支持フレーム5の上端部に位置させて、支持フレーム5にボルトにより連結して固定する。この状態が、アーム部3の延出部分が本体部1の下部に接近した非作業姿勢A3である。
(発明の実施の第2別形態)
アシスト器具が、図8に示すように構成されてもよい。
図8に示すアシスト器具において、図3及び図4に示す本体部1、装着部2、アーム部3及びウェイト4が備えられており、姿勢変更機構30は備えられていない。姿勢変更機構30に代えて、アーム部操作機構35が本体部1の下部に設けられている。
右及び左の脚アーム部36が、本体部1の下部における右部及び左部において、左右方向に沿った支持支点周りに揺動可能に支持されており、脚アーム部36の下部に脚ベルト37が取り付けられている。脚ベルト37が作業者の太腿に巻き付けられて固定されることにより、脚アーム部36が作業者の太腿に取り付けられる。
アーム部操作機構35は、本体部1の脚アーム部36に対する動作を、複数のギヤ等によりアーム部3に機械的に伝達して、本体部1の脚アーム部36に対する動作により、アーム部3を本体部1の下部の支点周りに、以下の説明のように揺動操作する。
図8の左部分に示すように、アシスト器具を装着した作業者が起立状態であると、脚アーム部36に対して本体部1は略起立した状態となる。この状態において、アーム部3の延出部分及びウェイト4が作業者の背中又は後頭部に接近するように、アーム部操作機構35により、アーム部3が、本体部1の下部から上側に延出されて、上下方向に沿った非アシスト姿勢A31に設定される。
図8の左部分から右部分に示すように、アシスト器具を装着した作業者が起立状態から前傾状態になっていくと、脚アーム部36に対して本体部1が略起立した状態から前側に倒れていく。これに伴なってアーム部操作機構35により、アーム部3が、本体部1から後側に離れるように揺動操作される。
これにより、アシスト器具を装着した作業者の前傾状態において、アーム部3の延出部分及びウェイト4が作業者(本体部1)から離れるように、アーム部3が、本体部1の下部から作業者の上半身の反対側に延出されたアシスト姿勢A32に設定される。
図8の右部分から左部分に示すように、アシスト器具を装着した作業者が前傾状態から起立状態になると、アーム部操作機構35により前述とは逆に操作が行われて、アーム部3がアシスト姿勢A32から非アシスト姿勢A31に揺動操作される。
(発明の実施の第3別形態)
前述の(発明の実施の第2別形態)において、アーム部操作機構35を以下の説明のように構成してもよい。
本体部1の脚アーム部36に対する動作を複数のギヤ等によりアーム部3に機械的に伝達する構成を廃止し、アーム部操作機構35において、本体部1における脚アーム部36に対する角度を検出する角度センサー(図示せず)と、アーム部3を本体部1に対して揺動操作する電動モータ(図示せず)とを備える。
アシスト器具を装着した作業者が起立状態から前傾状態、前傾状態から起立状態になると、アーム部操作機構35において、角度センサーの検出値に基づいて電動モータが作動操作されて、アーム部3が非アシスト姿勢A31からアシスト姿勢A32に揺動操作されるのであり、アシスト姿勢A32から非アシスト姿勢A31に揺動操作される。
(発明の実施の第4別形態)
前述の(発明の実施の第2別形態)(発明の実施の第3別形態)において、アーム部3が非アシスト姿勢A31に設定された状態で、アーム部操作機構35を停止させると、本体部1の脚アーム部36に対する動作に関係なく、アーム部3が非アシスト姿勢A31に保持されるように構成してもよい。
これにより、非アシスト姿勢A31が、アーム部3の延出部分が本体部1の上部に接近した非作業姿勢A3(図8の左部分参照)となる。
(発明の実施の第5別形態)
図1~図6の構成、及び(発明の実施の第1別形態)~(発明の実施の第4別形態)において、図9に示すように、アーム部3の延出部分が、先端部と基部3aの側の部分とに分離され、アーム部3の先端部と基部3aの側の部分とが、コイルバネ38(弾性体に相当)を介して連結されるように構成されてもよい。これにより、ウェイト4がコイルバネ38を介してアーム部3の延出部分に取り付けられた状態となる。
アーム部3の延出部分が前述のように分離されず、ウェイト4がコイルバネ38を介してアーム部3の延出部分に取り付けられるように構成されてもよい。
コイルバネ38に代えて、板バネ(図示せず)や、少し柔らかな合成樹脂(図示せず)が、弾性体として使用されてもよい。
(発明の実施の第6別形態)
姿勢変更機構30を廃止して、アーム部3が本体部1に対して、第1姿勢A1又は第2姿勢A2に固定されていてもよく、第1姿勢A1と第2姿勢A2との間の姿勢に固定されていてもよい。
本発明は、作業者に装着されて作業者を補助するアシスト器具に適用できる。
1 本体部
3 アーム部
4 ウェイト
16 肩ベルト
30 姿勢変更機構
35 アーム部操作機構
36 脚アーム部
38 弾性体
A11 非アシスト姿勢
A12 アシスト姿勢
A21 非アシスト姿勢
A22 アシスト姿勢
A31 非アシスト姿勢
A32 アシスト姿勢
A3 非作業姿勢
P1 支点

Claims (8)

  1. 本体部と、
    前記本体部に取り付けられて、作業者の腕が通されることにより、前記本体部が作業者の背中に上下方向に沿って取り付けられるようにする肩ベルトと、
    前記本体部の下部に支持されて、前記本体部の下部から延出されたアーム部と、
    前記アーム部の延出部分に取り付けられたウェイトとが備えられ、
    作業者の上半身が起立した起立状態で、前記ウェイトが作業者に接近するように、前記アーム部が、上下方向に沿った非アシスト姿勢に設定され、且つ、
    作業者の上半身が前傾した前傾状態で、前記ウェイトが作業者から離れるように、前記アーム部が、前記本体部の下部から作業者の上半身の反対側に延出されたアシスト姿勢に設定され、
    前記起立状態で、前記ウェイトが作業者の脚に接近するように、前記アーム部が、前記本体部の下部から下側に延出されて、上下方向に沿った前記非アシスト姿勢に設定され、
    前記アーム部を前記本体部の下部の支点周りに揺動させて、前記アーム部の延出部分が前記本体部の上部に接近した非作業姿勢に、前記アーム部を前記本体部に対して姿勢変更可能な姿勢変更機構が備えられているアシスト器具。
  2. 前記姿勢変更機構は、前記非アシスト姿勢及び前記アシスト姿勢と前記非作業姿勢との間において、前記アーム部を前記本体部の下部の支点周りに揺動させて、前記アーム部の前記本体部に対する姿勢を任意の姿勢に設定可能である請求項1に記載のアシスト器具。
  3. 本体部と、
    前記本体部に取り付けられて、作業者の腕が通されることにより、前記本体部が作業者の背中に上下方向に沿って取り付けられるようにする肩ベルトと、
    前記本体部の下部に支持されて、前記本体部の下部から延出されたアーム部と、
    前記アーム部の延出部分に取り付けられたウェイトとが備えられ、
    作業者の上半身が起立した起立状態で、前記ウェイトが作業者に接近するように、前記アーム部が、上下方向に沿った非アシスト姿勢に設定され、且つ、
    作業者の上半身が前傾した前傾状態で、前記ウェイトが作業者から離れるように、前記アーム部が、前記本体部の下部から作業者の上半身の反対側に延出されたアシスト姿勢に設定され、
    前記起立状態で、前記ウェイトが作業者の脚に接近するように、前記アーム部が、前記本体部の下部から下側に延出されて、上下方向に沿った前記非アシスト姿勢に設定され、
    前記アーム部を前記本体部に沿ってスライドさせて、前記アーム部の延出部分が前記本体部の下部に接近した非作業姿勢に、前記アーム部を前記本体部に対して姿勢変更可能な姿勢変更機構が備えられているアシスト器具。
  4. 本体部と、
    前記本体部に取り付けられて、作業者の腕が通されることにより、前記本体部が作業者の背中に上下方向に沿って取り付けられるようにする肩ベルトと、
    前記本体部の下部に支持されて、前記本体部の下部から延出されたアーム部と、
    前記アーム部の延出部分に取り付けられたウェイトとが備えられ、
    作業者の上半身が起立した起立状態で、前記ウェイトが作業者に接近するように、前記アーム部が、上下方向に沿った非アシスト姿勢に設定され、且つ、
    作業者の上半身が前傾した前傾状態で、前記ウェイトが作業者から離れるように、前記アーム部が、前記本体部の下部から作業者の上半身の反対側に延出されたアシスト姿勢に設定され、
    前記起立状態で、前記ウェイトが作業者の背中又は後頭部に接近するように、前記アーム部が、前記本体部の下部から上側に延出されて、上下方向に沿った前記非アシスト姿勢に設定されるアシスト器具。
  5. 前記本体部の下部の支持支点周りに揺動可能に支持されて、作業者の太腿に取り付けられる脚アーム部が備えられ、
    前記本体部の前記脚アーム部に対する動作に基づいて、前記アーム部を、前記本体部の下部の支点周りに揺動させて、前記非アシスト姿勢及び前記アシスト姿勢に操作するアーム部操作機構が備えられている請求項4に記載のアシスト器具。
  6. 前記アーム部操作機構は、前記本体部の前記脚アーム部に対する動作を、前記アーム部に機械的に伝達して、前記本体部の前記脚アーム部に対する動作により、前記アーム部を前記本体部の下部の支点周りに揺動させる請求項5に記載のアシスト器具。
  7. 前記ウェイトにおける前記アーム部の取付位置が、前記アーム部の延出方向に沿って変更可能である請求項1~6のうちのいずれか一項に記載のアシスト器具。
  8. 前記ウェイトが弾性体を介して前記アーム部の延出部分に取り付けられている請求項1~7のうちのいずれか一項に記載のアシスト器具。
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