JP7340468B2 - ガラスロッドの延伸装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラスロッドの延伸装置に関する。
従来、炉心管の上側に伸縮式の容器を備えたガラスロッドの延伸装置が知られている(特許文献1)。この種のガラスロッドの延伸装置にあっては、炉心管の管内および容器内に、不活性ガスのようなガスが導入される。
特開平11-60259号公報
しかしながら、上記特許文献1では、炉心管の下側が開放されているため、当該下側からガスが流出し、ガスのロスが増大してしまう虞があった。
そこで、本発明の課題の一つは、例えば、ガラスロッドの延伸装置において、よりガスのロスを抑制することが可能な新規な構成を得ること、である。
本発明のガラスロッドの延伸装置は、例えば、上下方向に延びたガラスロッドを加熱するヒータを有し、当該ガラスロッドの周囲を取り囲む炉心管と、前記炉心管の下側で前記ガラスロッドの周囲を取り囲む上下方向に伸縮可能な第一筒状部材と、前記炉心管の上側で前記ガラスロッドの周囲を取り囲む上下方向に伸縮可能な第二筒状部材と、前記第一筒状部材の下端を覆う第一蓋と、前記第二筒状部材の上端を覆う第二蓋と、を備える。
また、前記ガラスロッドの延伸装置では、例えば、前記第二蓋は、前記上端と当該第二筒状部材の上側に位置する上側部材との間に介在するシール部材を有する。
また、前記ガラスロッドの延伸装置では、例えば、前記シール部材には、前記ガラスロッドが貫通する開口が設けられ、前記上側部材は、前記ガラスロッドの上端を支持する支持部を有する。
また、前記ガラスロッドの延伸装置は、例えば、前記上端と前記上側部材との間に前記シール部材が介在した状態で前記上端を前記上側部材にロックするロック状態と、当該ロック状態を解除したロック解除状態と、を切り替え可能なロック機構を備える。
また、前記ガラスロッドの延伸装置では、例えば、前記シール部材に、前記第二筒状部材の筒内にガスを導入するガス導入口が設けられる。
また、前記ガラスロッドの延伸装置には、例えば、前記炉心管の管内、前記第一筒状部材の筒内、および前記第二筒状部材の筒内が繋がった内部空間と、前記内部空間にガスを導入するガス導入口と、が設けられるとともに、前記ガラスロッドの延伸装置は、前記ガスの物理量を検出するセンサと、前記センサの検出値に基づいて前記内部空間のガスの圧力が正圧となるよう前記ガス導入口から前記内部空間へのガスの導入を制御するコントローラと、を備える。
また、前記ガラスロッドの延伸装置では、例えば、前記第一蓋には、前記第一筒状部材の筒内からガスを排出するガス排出口が設けられ、前記センサは、前記内部空間の上部のガスの物理量を検出する。
また、前記ガラスロッドの延伸装置は、例えば、前記センサとして、上下方向に離間した複数のセンサを備える。
また、前記ガラスロッドの延伸装置は、例えば、前記炉心管に対して前記第一筒状部材の下端を上下方向に移動可能な第一移動機構と、前記炉心管に対して前記第二筒状部材の上端を上下方向に移動可能な第二移動機構と、を備える。
また、前記ガラスロッドの延伸装置は、例えば、前記炉心管を上下方向に移動可能な第三移動機構を備える。
本発明によれば、例えば、炉心管の上側および下側がそれぞれ筒状部材と蓋で覆われるため、ガスの流出、ひいてはガスのロスが抑制されやすい。
図1は、実施形態のガラスロッドの延伸装置の例示的かつ模式的な側面図である。 図2は、実施形態のガラスロッドの延伸装置の例示的かつ模式的な断面図である。 図3は、実施形態のガラスロッドの延伸装置のシール部材の例示的かつ模式的な断面図である。 図4は、実施形態のガラスロッドの延伸装置の上部の例示的かつ模式的な分解断面図である。 図5は、実施形態のガラスロッドの延伸装置の例示的なブロック図である。 図6は、実施形態のガラスロッドの延伸装置でのガラスロッドの延伸処理中における形態の変化を示す例示的かつ模式的な側面図である。 図7は、実施形態のガラスロッドの延伸装置の延伸処理後の形態を示す例示的かつ模式的な側面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
本明細書において、序数は、部品や部位等を区別するために便宜上付与されており、優先順位や順番を示すものではない。
また、各図において、X方向を矢印Xで表し、Y方向を矢印Yで表し、Z方向を矢印Zで表す。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに交差するとともに互いに直交している。X方向およびY方向は、水平方向とも称されうる。Z方向は、上下方向の一例であり、延伸方向とも称されうる。Z方向の前方は上方を指し、Z方向の後方(Z方向の反対方向)は下方を指す。また、各図中に一点鎖線で示されるAxは、ガラスロッドG、加熱炉10、炉心管20、および筒状部材30,40に共通の中心軸である。Z方向は、中心軸Axの軸方向でもある。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態のガラスロッドG(図2参照)の延伸装置100の側面図である。図1に示されるように、延伸装置100は、Z方向に延びた加熱炉10を備えている。加熱炉10は、炉心管20と、炉心管20の下側に位置された筒状部材30と、炉心管20の上側に位置された筒状部材40と、を有している。また、筒状部材30の下端31は、蓋51で覆われ、筒状部材40の上端41は、蓋52で覆われている。ガラスロッドG(図1には不図示、図2参照)は、Z方向に延びた姿勢で、炉心管20の管内、筒状部材30の筒内、および筒状部材40の筒内に収容されている。言い換えると、ガラスロッドGの周囲は、炉心管20、筒状部材30、および筒状部材40によって覆われている。筒状部材30は、第一筒状部材の一例であり、筒状部材40は、第二筒状部材の一例である。また、蓋51は、第一蓋の一例であり、蓋52は、第二蓋の一例である。
筒状部材30は、Z方向に伸縮可能に構成されている。筒状部材30は、例えばベローズである。具体的に、筒状部材30は、例えば、ベローズ構造に形成されたガラス繊維を有している。ガラス繊維の内周面には、ほぼ全体に渡って、金属膜(不図示)が設けられている。金属膜により、耐熱性および気密性が高められている。また、ガラス繊維には、筒状部材30の径方向外側に突出した凸部において、それぞれリング(不図示)が取り付けられている。リングにより、剛性および強度が高められている。このような構成により、筒状部材30は、例えば、200℃程度の高温にも耐えうる耐熱性および高い気密性を確保している。なお、金属膜の材料は、例えば、アルミニウムや、銅、ニッケル等である。なお、筒状部材30は、金属ベローズであってもよい。
蓋51は、例えば、Z方向と交差しかつ直交した円板状の部材である。蓋51は、筒状部材30の下端31(下縁)の全周と接した状態で、当該下端31と接続されている。蓋51と下端31との間は、気密封止されている。蓋51は、底板とも称されうる。
また、蓋51は、昇降機構61によって、Z方向に移動可能に支持されている。昇降機構61は、例えば、Z方向に延びたレール61aと、レール61aに沿って移動するスライダ61bと、スライダ61bから延びるアーム61cとを有し、アーム61cが、蓋51と固定されている。また、蓋51は、筒状部材30の下端31と固定されている。スライダ61bは、電動モータや回転直動変換機構等を含むリニア移動機構(不図示)の作動により、レール61aに沿って移動し、かつZ方向の複数の位置(任意の位置)で停止することができる。よって、レール61aに沿って、スライダ61bおよびアーム61cがZ方向に移動するのに伴って、蓋51および筒状部材30の下端31がZ方向に移動する。昇降機構61は、炉心管20に対して蓋51および下端31をZ方向に移動することができ、これにより、筒状部材30を伸縮することができる。蓋51は、例えば、石英で作られる。昇降機構61は、第一移動機構の一例である。
筒状部材40は、筒状部材30と同様の構成を備えており、Z方向に伸縮可能に構成されている。
蓋52は、例えば、Z方向と交差しかつ直交した円板状の部材である。蓋52は、筒状部材40の上端41(上縁)の全周と接した状態で、当該上端41と接続されている。蓋52と上端41との間は、気密封止されている。また、蓋52は、外側部材52aと内側部材52bと、を有しており、上端41は、外側部材52aと接続されている。外側部材52aは、例えば、石英で作られ、内側部材52bは、例えば、カーボンで作られる。また、外側部材52aと内側部材52bとは、Z方向に分離可能に構成されている。蓋52は、天板とも称されうる。
また、蓋52は、昇降機構62によって、Z方向に移動可能に支持されている。昇降機構62は、例えば、Z方向に延びたレール62aと、レール62aに沿って移動するスライダ62bと、スライダ62bから延びるアーム62cとを有し、アーム62cが、蓋52(外側部材52a)と固定されている。また、蓋52(外側部材52a)は、筒状部材40の上端41と固定されている。スライダ62bは、電動モータや回転直動変換機構等を含むリニア移動機構(不図示)の作動により、レール62aに沿って移動し、かつZ方向の複数の位置(任意の位置)で停止することができる。よって、レール62aに沿って、スライダ62bおよびアーム62cがZ方向に移動するのに伴って、蓋52および筒状部材40の上端41がZ方向に移動する。昇降機構62は、炉心管20に対して蓋52および上端41をZ方向に移動することができ、これにより、筒状部材40を伸縮することができる。昇降機構62は、第二移動機構の一例である。
炉心管20は、昇降機構63によって、Z方向に移動可能に支持されている。昇降機構63は、例えば、Z方向に延びたレール63aと、レール63aに沿って移動するスライダ63bと、スライダ63bから延びるアーム63cとを有し、アーム63cが、炉心管20と固定されている。スライダ63bは、電動モータや回転直動変換機構等を含むリニア移動機構(不図示)の作動により、レール63aに沿って移動し、かつZ方向の複数の位置(任意の位置)で停止することができる。よって、レール63aに沿って、スライダ63bおよびアーム63cがZ方向に移動するのに伴って、炉心管20がZ方向に移動する。すなわち、昇降機構63は、炉心管20をZ方向に移動することができる。昇降機構63は、第三移動機構の一例である。
加熱炉10の上側には、上側部材1が設けられている。上側部材1は、下方に突出した突出部1aを有している。突出部1aは、Z方向と交差しかつ直交した下面1a1を有している。少なくともガラスロッドGの延伸処理中においては、当該加熱炉10の上端、すなわち蓋52が、突出部1aの下面1a1と接した状態が維持される。
延伸装置100は、蓋52を下面1a1と接した状態にロックするロック機構2を備えている。ロック機構2は、蓋52(外側部材52a)からZ方向に延びるアーム52cと、上側部材1からZ方向の反対方向に延びるアーム1bと、アーム52cとアーム1bとをロックするピン2aとを有している。図1の状態で、ピン2aは、アーム52cに設けられZ方向と交差して延びる貫通孔52c1と、アーム1bに設けられ貫通孔52c1と連なる貫通孔1b1と、を貫通しており、この場合、蓋52および筒状部材40の上端41は、上側部材1に対してロックされる(ロック状態)。ピン2aを貫通孔52c1,1b1から電動あるいは手動により引き抜くことにより、ロック状態を解除することができる(ロック解除状態)。すなわち、ロック機構2は、ロック状態とロック解除状態とを切り替えることができる。
なお、昇降機構62のスライダ62bおよびアーム62cを図1の状態で停止することにより、蓋52が下面1a1と接した状態を保持してもよい。この場合は、昇降機構62が、ロック機構の一例である。
図2は、ガラスロッドGの延伸装置100の断面図である。図2に示されるように、炉心管20は、円筒状の形状を有している。また、炉心管20は、外周壁21、内周壁22、天壁23、底壁24、断熱材25、およびヒータ26を有している。
外周壁21および内周壁22は、円筒状の形状を有している。外周壁21および内周壁22は共通の中心軸Axを有し、内周壁22の直径は、外周壁21の直径よりも小さい。また、外周壁21および内周壁22のZ方向の長さは略同じであり、外周壁21および内周壁22は、炉心管20の中心軸Axの径方向に並んでいる。
天壁23は、外周壁21のZ方向の端部と内周壁22のZ方向の端部との間に架け渡されている。天壁23は、円環状かつ板状の形状を有し、Z方向と交差するとともに直交している。
底壁24は、外周壁21のZ方向の反対方向の端部と内周壁22のZ方向の反対方向の端部との間に架け渡されている。底壁24は、円環状かつ板状の形状を有し、Z方向と交差するとともに直交している。
外周壁21、内周壁22、天壁23、および底壁24で囲まれた空間には、断熱材25とヒータ26とが収容されている。断熱材25は、耐熱性の断熱材である。ヒータ26は、内周壁22と接している。ヒータ26は、ガラスロッドGを加熱する。断熱材25は、ヒータ26を取り囲んでいる。ヒータ26は、例えば、電熱ヒータである。
ガラスロッドGは、加熱炉10の内部空間Sに収容される。ガラスロッドGは、ロッド状の支持部G1、G2と、支持部G1、G2よりも外径が大きい本体部G3と、を備える。本体部G3は、外径が略一定の直胴部G3aを有する。 延伸装置100は、ヒータ26によって加熱されて溶融し軟化したガラスロッドGの直胴部G3aを、所定外径に縮小するまで延伸する。
炉心管20は、ガラスロッドGの周囲を取り囲んでいる。また、炉心管20の下側では、筒状部材30がガラスロッドGの周囲を取り囲み、炉心管20の上側では、筒状部材40がガラスロッドGの周囲を取り囲んでいる。
内部空間Sは、筒状部材30の筒内である第一空間S1と、筒状部材40の筒内である第二空間S2と、炉心管20の管内である第三空間S3と、を有している。ガラスロッドGの延伸処理中および延伸処理の前段階において、内部空間Sは、不活性ガスのようなガスで満たされる。ガスは、例えば、アルゴンガスである。
内部空間S(第一空間S1)の下端は、蓋51によって閉じられている。加熱炉10の下端では、蓋51に設けられたチャック51bが、ガラスロッドGの下端Gaを保持している。
他方、内部空間S(第二空間S2)の上端は、蓋52によって閉じられている。
蓋52は、円環状の外側部材52aと、円環状かつ板状の内側部材52bと、を有している。ガラスロッドGの上部は、内側部材52bの中央でZ方向に延びた貫通穴52b3を貫通している。また、図2に示されるロック状態において、内側部材52bは、筒状部材40の上端41および外側部材52aと、上側部材1の突出部1aの下面1a1との間に介在している。貫通穴52b3は、開口の一例である。
内側部材52bの下面52b1は、外側部材52aに設けられた凹部の底面52a1に面している。下面52b1および底面52a1は、Z方向と交差するとともに直交している。図2に示されるロック状態において、下面52b1と底面52a1とは接し、かつ略密着している。
内側部材52bの上面52b2は、突出部1aの下面1a1に面している。上面52b2および下面1a1は、Z方向と交差するとともに直交している。図2に示されるロック状態において、上面52b2と下面1a1とは接し、かつ略密着している。
また、ガラスロッドGの上端Gbは、突出部1aに設けられた収容孔1a2内に収容されている。収容孔1a2は、Z方向の反対方向のみに向けて開放されており、第二空間S2に臨んでいる。収容孔1a2の開口の周囲には、径方向内方に突出した複数のフック1a3が設けられている。フック1a3は、ガラスロッドGの上端Gbを引っ掛けている。フック1a3および突出部1aは、支持部の一例である。
このように、加熱炉10の上端では、内側部材52bが筒状部材40の上端41と突出部1aとの間に介在することにより、筒状部材40の上端41からのガスの漏れを抑制している。すなわち、内側部材52bは、シール部材の一例である。本実施形態では、互いに接した下面52b1および底面52a1と、互いに接した上面52b2および下面1a1とが、シール面である。なお、シール面には、シール材として耐熱性の高い弾性材料が設けられてもよい。また、下面52b1および底面52a1と、上面52b2および下面1a1とは、必ずしも略密着している必要は無く、隙間を小さくすることにより、ガスのリークを抑制してもよい。
ガラスロッドGは、Z方向に延び、下端Gaから上端Gbにかけて全体的に内部空間S内に収容されている。
加熱炉10には、内部空間Sにガスを導入する複数のガス導入口3a,3b,3cが設けられるとともに、内部空間Sからガスを排出するガス排出口51aが設けられている。
ガス排出口51aは、加熱炉10の、Z方向の反対方向の端部、すなわち下端(下部)に設けられ、ガス導入口3a~3cは、ガス排出口51aからZ方向に離間して、すなわちガス排出口51aから上方に離間して、設けられている。ガス導入口3bは、ガス導入口3aからZ方向に離間し、さらに、ガス導入口3cは、ガス導入口3bからZ方向に離間している。本実施形態では、一例として、ガス排出口51aは、蓋51に設けられ、ガス導入口3a,3bは、炉心管20に設けられ、ガス導入口3cは、蓋52の内側部材52bに設けられている。また、ガス導入口3aは、炉心管20のZ方向の中央とZ方向の反対方向の端部(下端)との間に設けられ、ガス導入口3bは、炉心管20のZ方向の中央とZ方向の端部(上端)との間に設けられている。
ガス導入口3a,3bは、炉心管20の外周壁21、内周壁22、および断熱材25を、中心軸Axの径方向に貫通している。本実施形態では、一例として、炉心管20には、周方向に互いに離間した複数のガス導入口3aと、周方向に互いに離間した複数のガス導入口3bと、が設けられている。ガス導入口3aおよびガス導入口3bは、それぞれ、中心軸Ax周りに所定角度間隔で(例えば90°おきに)配置される。このように、複数のガス導入口3aおよび複数のガス導入口3bが設けられることにより、内部空間S内の場所によるガスの圧力のばらつきが抑制される。
ガス導入口3aの径方向内側の端部、すなわち、第三空間S3との接続部位は、Z方向の反対方向に向けて、すなわち下方に向けて傾斜している。これにより、ガスは、ガス導入口3aから第三空間S3内へ、Z方向の反対方向に傾斜した角度で、流入する。これにより、ガスがZ方向にすなわち上方へ流入することにより内部空間Sの下部においてガスの圧力が低下するのを抑制でき、ひいては、ガス排出口51aから内部空間Sに外気が逆流するのをより確実に防止できる。
また、ガス導入口3cは、蓋52の内側部材52bに設けられている。図3は、内側部材52bのZ方向と直交した断面を、Z方向の反対方向に見た図である。ガス導入口3cは、入口孔3c1と、環状通路3c2と、出口孔3c3と、を有している。環状通路3c2は、中心軸Axを中心とする円環状に延びている。入口孔3c1は、環状通路3c2からZ方向に延びている。また、出口孔3c3は、環状通路3c2から径方向内方に向けて延びている。環状通路3c2は、中心軸Ax周りに所定角度間隔で(例えば90°おき)に配置される。出口孔3c3は、貫通穴52b3(内周面)に開口している。このように、ガス導入口3cが加熱炉10の上端に位置する内側部材52bに設けられることにより、内部空間Sの上部のガスの圧力をより高くしやすくなる。また、複数のガス導入口3cが設けられることにより、内部空間Sの場所によるガスの圧力のばらつきが抑制される。
また、図2に示されるように、炉心管20には、センサ71,72、放射温度計73、および外径測定器74が設けられている。
センサ71,72は、ガスの物理量を検出する。センサ71,72は、例えば、ガスの圧力を検出する圧力センサや、ガス中のCOの濃度を検出する濃度センサである。センサ72は、センサ71からZ方向に離間して、すなわち上方に離間して、設けられている。また、センサ72は、炉心管20のZ方向の中央とZ方向の端部(上端)との間に設けられている。また、加熱炉10は、Z方向に伸縮した場合にあっても、延伸処理中にあっては、センサ72が当該加熱炉10のZ方向の中央とZ方向の端部(上端)との間に位置するよう、設けられている。
放射温度計73は、例えば、炉心管20に設けられた貫通孔20aを通じてヒータ26に赤外線を放射することにより、ヒータ26の温度を検出する。
また、外径測定器74は、例えば、炉心管20に設けられた貫通孔20bを通じてガラスロッドGにレーザ光を照射して走査することにより、ガラスロッドGの外径を測定する。
図4は、延伸装置100の上部の分解斜視図である。図4に示されるように、蓋52の外側部材52aと内側部材52bとは、Z方向に分離可能に構成されている。このように、蓋52の外側部材52aと内側部材52bとを別の部材として構成することにより、例えば、外側部材52aは、筒状部材40との接続(接合)により適した材料で作り、内側部材52bは、ガスのシールにより適した材料で作ることができる。よって、筒状部材40と蓋52とをより確実に接続することができるとともに、ガスのシール性をより高めることができる構成を、実現することができる。また、例えば、内側部材52bは、外側部材52aに対して着脱可能であるため、延伸装置100へのガラスロッドGの取り付けや延伸装置100からのガラスロッドGの取り外しの際に、作業をより容易に実行しやすくなるという利点もある。
図5は、延伸装置100のガスの供給に関わるブロック図である。図5に示されるように、延伸装置100は、センサ71,72と、コントローラ81と、ガス供給装置82と、を備えている。
ガス供給装置82は、ガスのタンクや、電気的に制御可能なバルブ(不図示)を有している。コントローラ81は、例えば、ガス供給装置82のバルブの開閉を制御することにより、ガス導入口3a~3cのそれぞれから内部空間Sに導入されるガスの流量を制御することができる。
コントローラ81は、例えばコンピュータであり、マイクロプロセッサや、バルブの駆動回路等を有している。なお、コントローラ81は、図5には示さないが、昇降機構61~63の作動も制御することができる。
コントローラ81は、センサ71,72の検出値に基づいて、内部空間Sのガスの圧力が正圧になるよう、具体的には、内部空間Sの圧力が大気圧に対して所定値だけ高くなるよう、ガス供給装置82のバルブを制御する。コントローラ81は、例えば、センサ71,72の検出値を制御量とし、ガス供給装置82のバルブの開閉度を操作量とするフィードバック制御を実行することができる。
センサ71またはセンサ72が圧力センサである場合、コントローラ81は、内部空間Sのうち当該圧力センサが設けられた部位のガスの圧力が正圧となるよう、ガス供給装置82を制御することができる。また、センサ71またはセンサ72がCOの濃度センサである場合にも、当該COの濃度と圧力との対応関係に基づいて、コントローラ81は、内部空間Sのうち当該COの濃度センサが設けられた部位のガスの圧力が正圧となるよう、ガス供給装置82を制御することができる。
また、本実施形態では、加熱炉10の下端(下部)に位置する蓋51に設けられたガス排出口51aからガスを排出し、加熱炉10の上端(上部)は蓋52で覆っている。よって、内部空間Sの上部のガスの圧力が正圧である場合には、内部空間S内では下方へ向かうガスの流れが形成される。内部空間S内で上方へ向かうガスの流れが生じると、ガス排出口51aからのコンタミの吸い込みやコンタミの舞い上がりが生じ、ガラスロッドGの品質の低下を招く虞がある。本実施形態によれば、このような事態を回避できる。
また、コントローラ81は、内部空間Sのうちセンサ72が設けられた部位のガスの圧力が、内部空間Sのうちセンサ71が設けられた部位のガスの圧力よりも高くなるよう、ガス供給装置82を制御することができる。
図6は、延伸装置100による延伸処理中における加熱炉10の形態の変化を示す側面図である。ガラスロッドGの延伸処理中において、加熱炉10は、図6のS1の状態から、S2の状態を経て、S3の状態となるよう、コントローラ81は、昇降機構61~63を制御する。具体的に、コントローラ81は、昇降機構63においてはスライダ63bがレール63aに沿って上昇し、昇降機構61においてはスライダ61bがレール61aに沿って下降するよう、昇降機構61,63を制御する。また、コントローラ81は、昇降機構62においては蓋52と突出部1aとが当接した状態で、当該蓋52による第二空間S2の上端のシール状態を維持するよう、昇降機構62を制御する。ロック機構2のロック状態によって蓋52と突出部1aとが当接した状態を維持できる場合、コントローラ81は、スライダ62bをレール62aにおいて移動可能な状態(フリー状態)とする。また、コントローラ81は、蓋52と突出部1aとが当接した状態でレール61aにおいてスライダ62bが停止するよう昇降機構62を制御してもよい。
このような制御により、延伸処理中において、内部空間Sの上端におけるシールが確保される。また、外観上、加熱炉10の上端と下端との間の長さLが長くなるにつれて、筒状部材30の長さL1は長くなるものの、筒状部材40の長さL2は短くなる。このような動作により、ヒータ26によるガラスロッドGの加熱部位を下部から上側へ移動しながらガラスロッドGを延伸することができる。その際、ガラスロッドGを筒状部材30,40および蓋51,52で取り囲む状態が維持されるため、内部空間Sから外部へのガスの排出量を減らすことができる。
図7は、延伸装置100における延伸処理終了後の加熱炉10の形態を示す側面図である。本実施形態では、ロック機構2をロック解除状態とし、かつ昇降機構61~63においてスライダ61b,62b,63bのレール61a,62a,63aに対するZ方向での支持力を解除することにより、加熱炉10の各部の自重により、筒状部材30および筒状部材40がZ方向に短縮する。これにより、ガラスロッドGを延伸装置100からより容易に取り外すことが可能となる。
以上、説明したように、本実施形態では、延伸装置100の加熱炉10は、炉心管20と、筒状部材30(第一筒状部材)と、筒状部材40(第二筒状部材)と、蓋51(第一蓋)と、蓋52(第二蓋)と、を備える。筒状部材30は、炉心管20の下側でガラスロッドGの周囲を取り囲み、Z方向(上下方向)に伸縮可能である。筒状部材40は、炉心管20の上側でガラスロッドGの周囲を取り囲み、Z方向に伸縮可能である。蓋51は、筒状部材30の下端31を覆う。また、蓋52は、筒状部材40の上端41を覆う。
このような構成によれば、炉心管20の上側および下側を筒状部材30,40および蓋51,52で覆うことができるので、ガスの流出、ひいてはガスのロスが抑制される。また、これにより、ガラスロッドGの製造コストが抑制されるという利点も得られる。
また、本実施形態では、例えば、蓋52は、筒状部材40の上端41と筒状部材40の上側に位置する上側部材1との間に介在する内側部材52b(シール部材)を有する。
このような構成によれば、例えば、筒状部材40の上端41と上側部材1との間からガスが漏れるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、例えば、内側部材52bには、ガラスロッドGが貫通する貫通穴52b3(開口)が設けられ、上側部材1は、ガラスロッドGの上端Gbを支持するフック1a3(支持部)を有している。
このような構成によれば、例えば、上側部材1によってガラスロッドGの上端Gbを支持する構成において、筒状部材40の上端41と上側部材1との間からのガスのリークをより確実に抑制できる構成を、比較的簡素な構成として実現することができる。
また、本実施形態では、例えば、延伸装置100は、ロック機構2を備えている。ロック機構2は、上端41と上側部材1との間に内側部材52bが介在した状態で上端41を上側部材1にロックするロック状態と、当該ロック状態を解除したロック解除状態と、を切り替えることができる。
このような構成によれば、例えば、上端41と上側部材1との間に内側部材52bが介在してガスのリークが抑制される状態を、比較的容易に維持することができるとともに、比較的容易に解除することができる。
また、本実施形態では、例えば、内側部材52bに、筒状部材40の筒内にガスを導入するガス導入口3cが設けられている。
このような構成によれば、例えば、内部空間Sの上部を正圧に維持しやすくなる。
また、本実施形態では、例えば、加熱炉10には、内部空間Sにガスを導入するガス導入口3a~3cと、ガスの物理量を検出するセンサ71,72とが、設けられ、延伸装置100は、センサ71,72の検出値に基づいて内部空間Sのガスの圧力が正圧となるようガス導入口3a~3cから内部空間Sへのガスの導入を制御するコントローラ81を備えている。
このような構成によれば、例えば、センサ71,72の検出値に基づくガス供給量の制御により、内部空間Sを所定の正圧に維持しやすくなる。
また、本実施形態では、例えば、蓋51には、筒状部材30の筒内からガスを排出するガス排出口51aが設けられ、センサ72は、内部空間Sの上部のガスの物理量を検出する。
このような構成によれば、例えば、加熱炉10の下部に設けられたガス排出口51aから内部空間Sのガスが排出される構成において、内部空間S内で下方に向かうガスの流れを形成することができ、コンタミの吸い込みや舞い上がりによる悪影響を回避できる。
また、本実施形態では、例えば、延伸装置100は、Z方向に離間した複数のセンサ71,72を備えている。
このような構成によれば、例えば、内部空間Sのガスの圧力を、より精度良く制御することができる。これにより、例えば、ガスのロスをより低減できるという利点が得られる。
また、本実施形態では、例えば、延伸装置100は、昇降機構61(第一移動機構)と、昇降機構62(第二移動機構)とを備える。昇降機構61は、炉心管20に対して筒状部材30の下端31をZ方向に移動可能である。昇降機構62は、炉心管20に対して筒状部材40の上端41をZ方向に移動可能である。
このような構成によれば、例えば、ガラスロッドGを延伸処理しながら、内部空間Sからのガスのリークをより確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、例えば、延伸装置100は、炉心管20をZ方向に移動可能な昇降機構63(第三移動機構)を備える。
このような構成によれば、例えば、ヒータ26によりガラスロッドGのより適切な部位を加熱することができる。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、型式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
例えば、センサの数や位置は、上記実施形態には限定されない。また、延伸装置は、センサとして、圧力センサとCOの濃度センサの双方を備えてもよい。
また、ガス排出口やガスの排出通路に、例えば電気的な可変絞りや電磁弁のような電気的に動作する可動体を設けることにより、排出口や排出通路の開口面積を変化可能に構成してもよい。これにより、例えば、コントローラが内部空間の圧力に応じて開口面積を変化させることにより、内部空間の圧力を所定値に制御しやすくなる。また、開口面積を小さくすることにより、内部空間へのガスの導入量、すなわちガスの使用量を減らし、ひいては製造コストを低減することが可能となる。
1…上側部材
1a…突出部(支持部)
1a1…下面
1a2…収容孔
1a3…フック(支持部)
1b…アーム
1b1…貫通孔
2…ロック機構
2a…ピン
3a~3c…ガス導入口
3c1…入口孔
3c2…環状通路
3c3…出口孔
10…加熱炉
20…炉心管
20a,20b…貫通孔
21…外周壁
22…内周壁
23…天壁
24…底壁
25…断熱材
26…ヒータ
30…筒状部材(第一筒状部材)
31…下端
40…筒状部材(第二筒状部材)
41…上端
51…蓋(第一蓋)
51a…ガス排出口
51b…チャック
52…蓋(第二蓋)
52a…外側部材
52a1…底面
52b…内側部材(シール部材)
52b1…下面
52b2…上面
52b3…貫通穴(開口)
52c…アーム
52c1…貫通孔
61…昇降機構(第一移動機構)
61a…レール
61b…スライダ
61c…アーム
62…昇降機構(第二移動機構、ロック機構)
62a…レール
62b…スライダ
62c…アーム
63…昇降機構(第三移動機構)
63a…レール
63b…スライダ
63c…アーム
71…センサ
72…センサ
73…放射温度計
74…外径測定器
81…コントローラ
82…ガス供給装置
100…延伸装置
Ax…中心軸
G…ガラスロッド
Ga…下端
Gb…上端
G1…支持部
G2…支持部
G3…本体部
G3a…直胴部
L…(加熱炉の)長さ
L1…(第一筒状部材の)長さ
L2…(第二筒状部材の)長さ
S…内部空間
S1…第一空間
S2…第二空間
S3…第三空間
X…方向
Y…方向
Z…方向(上下方向、延伸方向)

Claims (8)

  1. 上下方向に延びたガラスロッドを加熱するヒータを有し、当該ガラスロッドの周囲を取り囲む炉心管と、
    前記炉心管の下側で前記ガラスロッドの周囲を取り囲む上下方向に伸縮可能な第一筒状部材と、
    前記炉心管の上側で前記ガラスロッドの周囲を取り囲む上下方向に伸縮可能な第二筒状部材と、
    前記第一筒状部材の下端を覆う第一蓋と、
    前記第二筒状部材の上端を覆う第二蓋と、
    を備え
    前記第二蓋は、前記上端と当該第二筒状部材の上側に位置する上側部材との間に介在するシール部材を有し
    前記シール部材に、前記第二筒状部材の筒内にガスを導入するガス導入口が設けられた、ガラスロッドの延伸装置。
  2. 前記シール部材には、前記ガラスロッドが貫通する開口が設けられ、
    前記上側部材は、前記ガラスロッドの上端を支持する支持部を有した、請求項に記載のガラスロッドの延伸装置。
  3. 前記上端と前記上側部材との間に前記シール部材が介在した状態で前記上端を前記上側部材にロックするロック状態と、当該ロック状態を解除したロック解除状態と、を切り替え可能なロック機構を備えた、請求項またはに記載のガラスロッドの延伸装置。
  4. 前記炉心管の管内、前記第一筒状部材の筒内、および前記第二筒状部材の筒内が繋がった内部空間と、
    前記内部空間にガスを導入するガス導入口と、
    が設けられるとともに、
    前記ガスの物理量を検出するセンサと、
    前記センサの検出値に基づいて前記内部空間のガスの圧力が正圧となるよう前記ガス導入口から前記内部空間へのガスの導入を制御するコントローラと、
    を備えた、請求項1~のうちいずれか一つに記載のガラスロッドの延伸装置。
  5. 前記第一蓋には、前記第一筒状部材の筒内からガスを排出するガス排出口が設けられ、
    前記センサは、前記内部空間の上部のガスの物理量を検出する、請求項に記載のガラスロッドの延伸装置。
  6. 前記センサとして、上下方向に離間した複数のセンサを備えた、請求項またはに記載のガラスロッドの延伸装置。
  7. 前記炉心管に対して前記第一筒状部材の下端を上下方向に移動可能な第一移動機構と、
    前記炉心管に対して前記第二筒状部材の上端を上下方向に移動可能な第二移動機構と、
    を備えた、請求項1~のうちいずれか一つに記載のガラスロッドの延伸装置。
  8. 前記炉心管を上下方向に移動可能な第三移動機構を備えた、請求項に記載のガラスロッドの延伸装置。
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