JP7339814B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、分離部と電動送風機との間に配置されたフィルタを備える電気掃除機に関する。
吸引型の電気掃除機は、電動送風機により吸い込まれた含塵空気から、分離部により塵埃を分離して集積する。従来、分離部と電動送風機との間に、分離部で分離しなかった細塵を捕集するためのフィルタを備える電気掃除機が知られている。フィルタは、分離部に直接対向して配置されているので、分離部の排気口に対向する位置に空気が吹き付けられる。そのため、フィルタは、排気口と対向する位置に局所的に塵埃が集中し、全体を有効に利用することができない。
特開2019-115542号公報
本発明が解決しようとする課題は、分離部からの排気をフィルタ全体に分散させることができる電気掃除機を提供することである。
実施形態の電気掃除機は、分離部と、電動送風機と、フィルタと、ガイドと、を備える。分離部は、塵埃を旋回による慣性によって分離し、旋回の軸方向に沿って排気を排出する。電動送風機は、分離部に含塵空気を吸い込む。フィルタは、分離部と電動送風機との間に配置される。ガイドは、分離部とフィルタとの間に配置され、分離部からの排気をフィルタに向けて拡散させるように排気の風向を変える。分離部の旋回の軸方向に沿って、ガイド、フィルタ、電動送風機の順に位置している。
第1の実施形態の電気掃除機の一部を示す斜視断面図である。 同上電気掃除機の一部を示す正面図である。 同上電気掃除機の一部の断面図である。 同上電気掃除機を示す斜視図である。 第2の実施形態の電気掃除機の一部を拡大して示す斜視断面図である。 第3の実施形態の電気掃除機の一部を拡大して示す斜視断面図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図4において、VCは電気掃除機である。電気掃除機VCは、使用者が把持して動作させ、被掃除面上の塵埃を掃除する。本実施形態では、電気掃除機VCとして、スティック型のコードレス電気掃除機を例に挙げて説明する。以下、説明をより明確にするために、使用者が電気掃除機VCを把持した状態で、使用者から遠い側の端部を一端部、使用者に近い側の端部を他端部とする。スティック型の電気掃除機VCは、一端部から他端部に亘り長手状に形成されている。以下、両端方向又は長手方向を第一方向とする。また、第一方向に対して直交する両側方向又は幅方向を第二方向とする。さらに、第一方向及び第二方向に対して直交する方向を第三方向とする。図4等において、第一方向の一方又は一端側を矢印D1aで示し、第一方向の他方又は他端側を矢印D1bで示す。また、第二方向の一方を矢印D2aで示し、第二方向の他方を矢印D2bで示す。また、第三方向の一方を矢印D3aで示し、第三方向の他方を矢印D3bで示す。
電気掃除機VCは、掃除機本体1を備えている。掃除機本体1は、吸込部10を備えている。吸込部10は、直管部である延長管2が接続可能な部分である。吸込部10は、掃除機本体1の一端部に位置している。吸込部10は、内部が筒状に形成されている。また、吸込部10の一端部又は先端部には、本体吸込口101が形成されている。本体吸込口101は、掃除機本体1の最先端に位置する。本体吸込口101には、延長管2の下流側が着脱可能に接続される。延長管2には、吸込口体3が着脱可能に接続される。吸込口体3は、延長管2の上流側に接続される。吸込口体3は、吸込口を備えている。
また、図3に示すように、吸込部10には、接続開口部103が形成されている。接続開口部103は、本体吸込口101と連通する。接続開口部103は、掃除機本体1に取り付けられた集塵部4と接続される。本実施形態において、接続開口部103は、吸込部10の第三方向の他方側に配置されている。
また、掃除機本体1は、筐体12を備えている。筐体12には、電動送風機5が配置されている。さらに、筐体12には、電池B、及び、制御手段Cが配置される。本実施形態において、筐体12は、掃除機本体1における第一方向の他方側、かつ、第三方向の他方側に配置されている。筐体12には、接続口121が形成されている。接続口121は、電動送風機5の吸込側と連通する。接続口121は、掃除機本体1に取り付けられた集塵部4と接続される。本実施形態において、接続口121は、筐体12の第一方向の一方側に配置されている。また、本実施形態において、接続口121は、風路部122を介して電動送風機5の吸込側と連通する。風路部122は、接続口121から電動送風機5の吸込側へと空気を整流するインデューサ部である。本実施形態において、風路部122は、上流側から下流側へと徐々に断面積が狭くなるように形成されている。また、筐体12には、本体排気口が形成されている。
さらに、掃除機本体1は、把持部14を備えている。把持部14は、電気掃除機VCの掃除操作用又は持ち運び用である。把持部14は、掃除機本体1における第三方向の一方側に配置されている。把持部14は、吸込部10から筐体12に亘り形成されている。本実施形態において、把持部14は、一端側が吸込部10に接続されている。また、把持部14は、他端側が筐体12に接続されている。また、把持部14は、第一方向に沿って長手状に延びている。把持部14には、電動送風機5等の動作を設定する設定手段Sが配置されている。設定手段Sは、制御手段Cに対し、設定に応じた信号を送出する。
集塵部4は、掃除機本体1に対し着脱可能に取り付けられる。集塵部4は、電動送風機5の動作により吸い込まれた含塵空気から塵埃を分離捕集する。集塵部4は、吸込部10と筐体12とを接続する。集塵部4は、接続開口部103と接続口121とを接続する。本実施形態において、集塵部4は、重量物である。
集塵部4は、円筒状に形成されている。集塵部4は、軸方向を第一方向に沿わせて配置されている。集塵部4は、掃除機本体1に取り付けられた状態で、軸方向の一端側が第一方向の一方側に位置し、軸方向の他端側が第一方向の他方側に位置する。また、集塵部4は、掃除機本体1に取り付けられた状態で、掃除機本体1の吸込部10に対し第三方向の他方側に位置し、筐体12に対し第一方向の一方側に位置する。
また、集塵部4は、含塵空気を集塵部4の内部に吸い込む導入口41を備えている。導入口41は、集塵部4の軸方向に対し交差する方向に含塵空気を吸い込む。導入口41は、接続開口部103と接続される。つまり、集塵部4の上流側に本体吸込口101が連通される。導入口41は、集塵部4が掃除機本体1に取り付けられた状態で接続開口部103に対して第三方向に沿って接続される。
本実施形態において、集塵部4は、塵埃を溜める容器であるカップ部44を備えている。また、集塵部4は、カップ部44に取り付けられる取付部45を備えている。カップ部44と取付部45とは、集塵部4の軸方向に互いに着脱される。カップ部44は、集塵部4の一端部を構成する。取付部45は、集塵部4の他端部を構成する。カップ部44の側面に導入口41が形成されている。
また、集塵部4は、塵埃を分離する分離部47を備えている。分離部47は、含塵空気から塵埃を慣性により分離する慣性分離部である。本実施形態において、分離部47は、含塵空気から塵埃を円周方向の慣性により遠心分離する遠心分離部である。分離部47は、単数又は複数の遠心分離部を有する。本実施形態において、分離部47は、第一分離部471と第二分離部472とを有する。
第一分離部471は、含塵空気から、主として粗塵を分離する。第一分離部471は、導入口41からカップ部44の内部に導入された含塵空気を、カップ部44の内面に沿って旋回させて旋回流を形成し、この旋回流によって塵埃を遠心分離する遠心分離部である。つまり、第一分離部471は、カップ部44の中心軸を中心として配置される。本実施形態において、第一分離部471の旋回流は、取付部45に形成された円筒状の通気部である排気筒部451とカップ部44の内面との間に形成される。排気筒部451は、カップ部44内に挿入され、カップ部44と同軸又は略同軸に配置される。排気筒部451には、通気口4511が形成されている。通気口4511は、第一分離部471から第二分離部472へ含塵空気が通過する開口である。通気口4511は、フィルタにより覆われていてもよいし、通気口4511そのものがフィルタとして作用するように小さく形成されていてもよい。第一分離部471で分離された塵埃は、カップ部44の内部に溜められる。
第二分離部472は、第一分離部471を通過した含塵空気から、第一分離部471で分離しなかった塵埃である細塵を分離する。第二分離部472は、第一分離部471を通過した含塵空気を、取付部45に形成された円筒状のコーン部452の内周面に沿って旋回させて旋回流を形成し、この旋回流によって塵埃を遠心分離する遠心分離部である。本実施形態において、第二分離部472及びコーン部452は、複数形成されている。第二分離部472又はコーン部452は、第一分離部471の中心軸、つまりカップ部44の中心軸を中心とする円弧状に配置されている。第二分離部472で分離された塵埃は、カップ部44の内部に溜められる。図1に示すように、コーン部452の軸方向の一端部には、第二分離部472で分離された塵埃をカップ部44に排出する塵埃排出口4521が形成されている。コーン部452の軸方向の他端部には、第二分離部472から空気を排出する円筒状の排出部453がコーン部452と同軸状に形成されている。排出部453は、コーン部452の他端部よりも小さい径寸法を有している。排出部453は、一端部がコーン部452の内部に位置し、他端部がコーン部452の他端部に対し軸方向に突出している。排出部453の他端部は、集塵部4の排気口48となっている。排気口48は、円形状に形成されている。排気口48は、集塵部4の他端側に配置されている。排気口48は、取付部45のカップ部44とは反対側の端部に形成されている。排気口48は、集塵部4の軸方向に沿って空気を排出する。排気口48は、接続口121と接続される。
分離部47の下流側には、フィルタ6が配置されている。つまり、フィルタ6は、分離部47と電動送風機5との間に配置される。本実施形態において、フィルタ6は、排気口48又は排出部453と接続口121との間に配置される。フィルタ6は、分離部47から電動送風機5へと吸い込まれる空気中に含まれる塵埃を捕集する。フィルタ6は、分離部47で分離しなかった塵埃を捕集する。本実施形態において、フィルタ6は、第二分離部472で分離しなかった僅かな細塵を捕集する細塵フィルタである。フィルタ6は、第一方向に厚みを有して配置される。フィルタ6は、排気口48及び接続口121を覆う大きさに形成されている。本実施形態において、フィルタ6は、排気口48よりも大きく、接続口121と同等の面積を有している。本実施形態の場合、排気口48が複数形成されているため、フィルタ6は、排気口48の総面積よりも大きい面積を有するように形成されている。また、本実施形態において、フィルタ6は、円形状に形成されている。フィルタ6の中心位置は、分離部47の中心軸L上又は略中心軸L上にある。分離部47の中心軸Lとは、分離部47そのものの中心軸、又は、分離部47の配置の中心軸を言う。本実施形態においては、第一分離部471の中心軸に対し第二分離部472が対称又は略対称に配置されていることから、分離部47の中心軸Lは、第一分離部471の中心軸又はカップ部44の中心軸と一致又は略一致している。フィルタ6は、周縁部に被保持部61が形成されている。被保持部61が、シール部材P1により保持されている。そして、シール部材P1がカバー7に取り付けられている。したがって、フィルタ6は、被保持部61を介してカバー7に取り付けられている。
カバー7は、フィルタ6の上流側を覆っている。カバー7は、合成樹脂等により形成されている。カバー7の下流側に、シール部材P1を介してフィルタ6が取り付けられている。カバー7は、フィルタ6の周縁部を保持するフィルタ保持部71を備えている。フィルタ保持部71に、シール部材P1が取り付けられる。また、カバー7は、フィルタ6の上流側面に対向する仕切り壁である対向部72を備えている。すなわち、対向部72は、フィルタ6と分離部47との間に配置される。本実施形態において、対向部72は、第三方向に沿って配置されている。対向部72は、フィルタ6に対して上流側に離れて位置している。つまり、カバー7とフィルタ6との間には、空間部8が形成されている。
さらに、カバー7には、連通穴73が形成されている。連通穴73は、分離部47を通過した空気がフィルタ6へと通過する開口である。連通穴73は、対向部72を貫通して形成されている。図2に示すように、連通穴73は、分離部47全体に対し一つ形成されている。つまり、各排気口48から排気される空気が、共通の一つの連通穴73を通過するようになっている。本実施形態において、連通穴73は、穴本体部731と、穴延出部732と、を有する。図1に示すように、穴本体部731は、分離部47の中心軸Lを含む領域に形成されている。穴本体部731は、連通穴73の中央部に位置する。穴本体部731は、分離部47の排気口48に対向していない部分である。本実施形態において、穴本体部731は、円形状等に形成されている。また、図2に示すように、穴延出部732は、穴本体部731の周囲から、穴本体部731の外方へと延出する部分である。穴延出部732は、長穴状に形成されている。また、穴延出部732は、穴本体部731の径方向に対して所定角度傾斜した方向に直線状に沿っている。図1及び図2に示すように、本実施形態において、穴延出部732は、先端側が分離部47の排気口48にそれぞれ対向する位置に形成されている。つまり、穴延出部732は、第二分離部472に対応して複数形成されている。穴延出部732は、両側縁部7321が互いに平行又は略平行に延びている。両側縁部7321間は、穴延出部732の先端の位置で円弧状に連結されている。
また、カバー7には、連通穴73にガイド75が形成されている。つまり、ガイド75は、分離部47とフィルタ6との間に配置される。ガイド75は、分離部47からの排気の風向を変えるものである。ガイド75は、分離部47の排気口48に対応して形成されている。本実施形態において、排気口48は、複数形成されているため、ガイド75は排気口48の少なくともいずれかに対応して形成されていればよい。本実施形態において、ガイド75は、排気口48それぞれに対応して複数形成されている。ガイド75は、連通穴73の穴延出部732の先端側の位置に形成されている。ガイド75は、好ましくは排気口48に対向する位置に形成されているが、これに限られず、排気口48から僅かにずれた位置にあってもよい。また、複数のガイド75が個々に形成されていてもよいし、複数のガイド75が互いに連なって全体として一つのガイドを形成していてもよい。ガイド75が形成されるカバー7の対向部72に対し、排気口48を構成する排出部453の端部は当接していてもよいし、当接していなくてもよい。
本実施形態において、ガイド75は、連通穴73の穴延出部732の先端側の内縁部において対向部72に、フィルタ6側又は下流側に窪んで形成されている。ガイド75は、球面状に形成されている。本実施形態において、ガイド75は、排気口48の径寸法と同等、又は、排気口48の径寸法より僅かに大きい径寸法を有する球面状に形成されている。つまり、図1に示すように、ガイド75は、断面が円弧状に形成されている。また、図2に示すように、ガイド75は、排気口48からの排気方向、本実施形態では第一方向に見て、排気口48の半分以上を覆っている。図示される例では、ガイド75は、少なくとも排気口48の外側の半分以上を覆っている。排気口48の外側の半分とは、分離部47の中心軸Lから見て、排気口48の遠い方の半分である。本実施形態において、ガイド75は、略1/4球面状に形成されている。そのため、ガイド75は、排気口48からの排気方向、本実施形態では第一方向に見て、排気口48の一部を覆っていない。
ガイド75の端縁は、穴延出部732の両側縁部7321に連なっている。そして、ガイド75は、分離部47からの排気の風向を、穴延出部732の方向に沿って変えるようにガイドする。本実施形態においては、各ガイド75が穴延出部732に沿う方向に排気をガイドするため、ガイド75全体として分離部47からの排気を旋回させるようになっている。ガイド75での旋回方向は、任意に設定してよいが、好ましくは分離部47での慣性分離の際に塵埃に付与される慣性の方向に沿っている。つまり、本実施形態において、ガイド75での旋回方向は、第二分離部472での旋回流の旋回方向と同方向となっている。
また、図1に示すように、カバー7には、排気口48と連通穴73とを気密に接続するためのシール部材P2が配置されている。シール部材P2は、対向部72の上流側、つまりフィルタ6とは反対側に配置されている。シール部材P2は、連通穴73の配置を囲んで配置される。シール部材P2には、取付部45に形成された圧接部であるリブ部454が圧接される。リブ部454は、排出部453又は排気口48の外方を囲んで形成されている。本実施形態において、排出部453又は排気口48が複数形成されているため、リブ部454は、排出部453又は排気口48全体の外方を囲んで形成されている。
カバー7及びフィルタ6は、掃除機本体1及び集塵部4に対し、着脱可能となっている。カバー7及びフィルタ6は、掃除機本体1に配置されていてもよいし、集塵部4に配置されていてもよい。また、カバー7が集塵部4に配置され、フィルタ6が掃除機本体1に配置されていてもよい。本実施形態において、カバー7及びフィルタ6は、掃除機本体1に配置され、接続口121を覆っている。そのため、集塵部4を掃除機本体1から取り外した状態で、カバー7が掃除機本体1の外部に露出するようになっている。
また、図3に示すように、掃除機本体1には、電動送風機5が収容されている。電動送風機5は、重量物である。本実施形態において、電動送風機5は、集塵部4よりも軽量となっている。電動送風機5は、吸込側が接続口121と連通し、排気側が本体排気口と連通する。本実施形態において、電動送風機5は、把持部14に対し第三方向の他方側に配置されている。電動送風機5は、電動部51を備えている。さらに、電動送風機5は、電動部51により回転されるファン52を備えている。電動送風機5は、吸い込んだ空気を、電動部51を通して本体排気口から排出するようになっている。ファン52は、電動部51に対し、上流側にあってもよいし、下流側にあってもよい。
本実施形態において、電動送風機5は、軸方向を第一方向に沿わせて配置されている。第一方向は、図3の左右方向である。電動送風機5の中心軸54は、電動部51又はファン52の回転軸の中心である。本実施形態において、電動送風機5の軸方向は、集塵部4の軸方向と平行又は略平行となっている。
掃除機本体1には、電池Bが収容されている。電池Bは、任意の位置に配置されてよいが、本実施形態では、把持部14に対し第三方向の他方側に配置されている。また、電池Bは、電動送風機5に対し、第三方向の他方側に配置されている。電池Bは、集塵部4及び電動送風機5よりも重量が大きい重量物である。電池Bは、充電可能な二次電池が好適に用いられる。
掃除機本体1には、制御手段Cが収容されている。制御手段Cは、電動送風機5から本体排気口への排気風により冷却される位置に配置されている。
次に、第1の実施形態の動作を説明する。
図3に示すように集塵部4を掃除機本体1に取り付けると、本体吸込口101が集塵部4の吸込側に連通し、電動送風機5の吸込側が集塵部4の排気側に連通することで、本体吸込口101から集塵部4、電動送風機5、本体排気口に至る風路が形成される。
本実施形態では、集塵部4を掃除機本体1に取り付けると、集塵部4の導入口41が掃除機本体1の接続開口部103に接続され、集塵部4の排気口48が掃除機本体1の接続口121に接続されて集塵部4の排気側が風路部122と連通される。
使用者が把持部14を把持し、設定手段Sを操作すると、設定手段Sの操作に応じて制御手段Cが電動送風機5を動作させる。電動送風機5の動作により生じた負圧が本体吸込口101を介して作用することで被掃除面から含塵空気を集塵部4に吸い込む。
図4に示すように、下方の被掃除面を掃除する場合、把持部14を把持した使用者から見て、第一方向の一方側が前側下方、他方側が後側上方、第二方向の一方側が左側、他方側が右側、第三方向の一方側が前側上方、他方側が後側下方となる。使用者は、把持部14によって電気掃除機VCを前後に移動させながら、吸込口体3、又は、延長管2によって被掃除面の塵埃を集塵部4へと吸い込ませる。
本実施形態では、図3に示すように、集塵部4の分離部47の第一分離部471において、導入口41からカップ部44内に導入された含塵空気がカップ部44と排気筒部451との間で旋回されることで、塵埃に慣性力、本実施形態では遠心力が付与され、主として粗塵が分離されてカップ部44内に溜められる。さらに、粗塵が分離された含塵空気は、排気筒部451の通気口4511を通過した後、第二分離部472をなすコーン部452へと導入され、コーン部452の内周面に沿って旋回されることで、塵埃に慣性力、本実施形態では遠心力が付与され、含塵空気に残留した細塵が分離されて塵埃排出口4521から排出され、カップ部44内に溜められる。
塵埃が分離された空気は、排気口48から排出され、ガイド75により風向が変えられる。本実施形態では、図1及び図2の太い矢印に示すように、各排気口48から排出された空気は、各ガイド75により各穴延出部732に沿ってそれぞれ風向が変えられることで、全体として旋回され、空間部8を介してフィルタ6を通過する。フィルタ6を通過する際、空気中に僅かに残留した細塵がフィルタ6に捕集される。フィルタ6を通過した空気は、電動送風機5に吸い込まれ、本体排気口から排気風として排出される。電動送風機5の排気にしたがい、電池Bの熱が本体排気口から掃除機本体1の外部に排気風とともに排出され、電池Bが冷却される。
掃除を終了する際には、使用者が設定手段Sを操作することで制御手段Cが電動送風機5を停止させる。
集塵部4のカップ部44内に塵埃が溜まっている場合には、集塵部4を掃除機本体1から取り外し、さらにカップ部44から取付部45を取り外して、カップ部44内の塵埃を廃棄する。
なお、フィルタ6が経時的に目詰まりした場合には、カバー7及びフィルタ6を取り外し、フィルタ6に付着した細塵を除去することができる。但し、掃除毎にフィルタ6に付着する細塵はごく僅かであり、集塵部4に集積される塵埃より相当少なく、集塵部4の手入れ頻度と比較してフィルタ6の手入れ頻度は相当小さくてよい。
上述したように、第1の実施形態によれば、分離部47とフィルタ6との間に配置したガイド75によって、分離部47からの排気の風向を変えることで、分離部47の排気口48からの排気がそのまま直線的にフィルタ6に向かって流れることを抑制し、分離部47からの排気をフィルタ6全体に分散させることができる。
ガイド75の下流側に空間部8を介してフィルタ6が配置されているため、ガイド75により風向が変えられた排気が、空間部8によって、よりフィルタ6全体に拡散されやすくなる。
また、ガイド75が分離部47からの排気を旋回させることで、分離部47からの排気がフィルタ6へと直進することを緩和し、分離部47からの排気をフィルタ6全体に効果的に拡散させることができる
特に、分離部47が塵埃を慣性により分離する慣性分離部であるため、ガイド75が、分離部47による塵埃への慣性方向、本実施形態では円周方向に沿って分離部47からの排気を旋回させることで、ガイド75による分離部47からの排気の旋回効果を得やすくなるとともに、風向の急激な変更に伴う圧力損失を抑制し、吸込効率の低下を抑制できる。
また、分離部47の排気口48とガイド75とが対向して配置されているため、分離部47からの排気の風向を、ガイド75によって効率よく変えることができ、圧力損失を抑制して、吸込効率の低下を抑制できる。
分離部47からの排気をフィルタ6全体に拡散させることで、フィルタ6全体の面積を有効に利用できるので、フィルタ6の目詰まりが生じにくくなり、フィルタ6のメンテナンスの頻度を低下させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図5を参照して説明する。なお、上記の第1の実施形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態において、ガイド75は、楕円球面状に形成され、断面が二次曲線状に湾曲している。図示される例では、ガイド75は、分離部47からの排気の排出方向、本実施形態では第三方向を回転軸とする扁楕円体状に形成されている。つまり、ガイド75は、径寸法すなわち第一方向及び第二方向の寸法に対し、窪み寸法すなわち第三方向の寸法が小さくなるように形成されている。
そして、分離部47から排気口48を介して排出された空気は、ガイド75により穴延出部732に沿って風向が変えられ、空間部8を介してフィルタ6全体に拡散されてフィルタ6を通過し、電動送風機5へと吸い込まれる。
このように、ガイド75の断面形状を二次曲線状に湾曲させても、第1の実施形態と同様に、分離部47からの排気をフィルタ6全体に分散させることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について図6を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態において、ガイド75は、断面が円弧状又は二次曲線状に湾曲する湾曲部751と、この湾曲部751と連なって断面が直線状に形成された非湾曲部752とにより構成されている。
そして、分離部47から排気口48を介して排出された空気は、ガイド75の湾曲部751により湾曲されつつ非湾曲部752により穴延出部732に沿って風向が変えられ、空間部8を介してフィルタ6全体に拡散されてフィルタ6を通過し、電動送風機5へと吸い込まれる。
このように、ガイド75を、断面が円弧状又は二次曲線状に湾曲する湾曲部751と、この湾曲部751と連なって断面が直線状に形成された非湾曲部752とにより構成しても、各実施形態と同様に、分離部47からの排気をフィルタ6全体に分散させることができる。
なお、各実施形態において、ガイド75は、分離部47の排気口48からの排気を旋回させるものに限られず、連通穴73の周縁方向に拡散するものや、連通穴73の中央部側に向かうように変えるもの等でもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲をこれらの実施形態に限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
VC 電気掃除機
5 電動送風機
6 フィルタ
47 分離部
48 排気口
75 ガイド

Claims (4)

  1. 塵埃を旋回による慣性によって分離し、前記旋回の軸方向に沿って排気を排出する分離部と、
    前記分離部に含塵空気を吸い込む電動送風機と、
    前記分離部と前記電動送風機との間に配置されたフィルタと、
    前記分離部と前記フィルタとの間に配置され、前記分離部からの排気を前記フィルタに向けて拡散させるように前記排気の風向を変えるガイドと、を備え、
    前記分離部の旋回の軸方向に沿って、前記ガイド、前記フィルタ、前記電動送風機の順に位置している
    ことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記ガイドは、前記分離部からの排気を旋回させる
    ことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 前記ガイドは、前記分離部による塵埃への慣性方向に沿って前記分離部からの排気を旋回させる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の電気掃除機。
  4. 前記分離部の排気口と前記ガイドとが対向して配置される
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機。
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