JP7339544B2 - クランプ回路 - Google Patents

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Description

本発明はクランプ回路に関するものである。
DC-DCコンバータ等の電源装置等では、スイッチング素子のスイッチング時や短絡事故時に生じるサージ電圧からスイッチング素子自身や他の回路素子を保護するために、クランプ回路が設けられている。
従来のクランプ回路として、例えば図5に示すように、第1の抵抗素子と、第2の抵抗素子及びコンデンサが並列に接続された並列回路部と、副スイッチング素子と、が互いに直列に接続された直列回路部を、主回路に設けられた主スイッチング素子に複数並列に設けたものが知られている。このクランプ回路は、主スイッチング素子の両端電圧が上昇して所定値以上になると、いずれか一方の副スイッチング素子をオンにしてサージ電圧を吸収し、主スイッチング素子の両端電圧が低下して所定値以下になると当該一方の副スイッチング素子をオフにする。その後、主スイッチング素子の両端電圧が上昇して再び所定値以上になると、他方の副スイッチング素子をオンにしてサージ電圧を吸収し、主スイッチング素子の両端電圧が低下して所定値以下になると当該他方の副スイッチング素子をオフにする。
特開2020-10532号公報
しかしながら上記した従来のクランプ回路は、スイッチング時に副スイッチング素子に過大な電流が急激に流れるため、副スイッチング素子へのストレスが大きい。またスイッチングの際に大きな電流が流れることで大きなノイズが発生し、制御が不安定になる恐れがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、スイッチング時に過度のエネルギーがスイッチング素子に印加されるのを防止できるクランプ回路を提供することを主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係るクランプ回路は、電源から負荷への電流の供給を制御する主スイッチング素子に並列接続され、当該主スイッチング素子のターンオフ時に生じるサージ電圧を吸収するためのものであって、抵抗素子と副スイッチング素子とが直列接続された直列回路部が、複数互いに並列接続され、前記複数の副スイッチング素子の各々のスイッチング周期のデューティ比が徐々に小さくなり、かつ少なくとも前記サージ電圧の吸収初期において、前記複数の副スイッチング素子のオン期間が重なるようにそれらのスイッチングタイミングがずれていることを特徴とする。
このような構成であれば、サージ電圧が発生した際に各副スイッチング素子をチョッパ動作させて、クランプ回路に流れ込む電流を動的に吸収するようにしているので、各副スイッチング素子に流れる電流量を小さくできる。また、少なくともサージ電圧の吸収初期において複数の副スイッチング素子のオン期間が重なるようにしているので、流れ込む電流を常に吸収することができる。これにより、スイッチング時に副スイッチング素子に大きな電流が急激に流れ込むのを防ぐことができ、スイッチング時に生じるノイズを低減して、制御の安定性を高めることができる。
前記クランプ回路は、前記複数の副スイッチング素子の各々のスイッチング周期が互いに等しいことが好ましい。この場合、前記クランプ回路は、互いに並列接続されている前記直列回路部の個数をnとして、前記複数の副スイッチング素子の前記スイッチタイミングのずれが360°/nであることが好ましい。
このようにすれば、クランプ回路の等価スイッチング周波数をn倍にすることができ、より高精度な制御が可能となる。
前記クランプ回路は前記複数の抵抗素子は、抵抗値が互いに等しいものであることが好ましい。
このようにすれば、同一の周波数で位相をずらして制御している各副スイッチング素子のスイッチングタイミングの計算を軽減することができる。
本発明の効果を顕著に奏する態様として、前記副スイッチング素子が半導体スイッチであるものを挙げることができる。
このように構成した本発明によれば、スイッチング時に過度のエネルギーがスイッチング素子に印加されるのを防止できるクランプ回路を提供することができる。
本実施形態のクランプ回路の構成を示す模式図である。 同実施形態のクランプ回路のサージ電圧吸収動作を説明するタイミングチャートである。 同実施形態のクランプ回路の制御装置の回路ブロック図である。 他の実施形態のクランプ回路のサージ電圧吸収動作を説明するタイミングチャートである。 従来のクランプ回路の構成を示す模式図である。
以下に本発明に係るクランプ回路の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のクランプ回路100は、図1に示すように、図示しない電力変換回路等の主回路に設けられた主スイッチング素子200に並列接続されて、例えば主スイッチング素子200のターンオフ時等に生じるサージ電圧から主スイッチング素子200や周辺の回路素子を保護するためのものである。なお図示しない主回路には、コイル及び抵抗素子が直列接続されており、主スイッチング素子200のターンオフ前には、主回路のコイル及び抵抗素子にはそれぞれ電流が流れている。
具体的にこのクランプ回路100は、主スイッチング素子200に並列接続され、抵抗素子11と副スイッチング素子12とが互いに直列接続された直列回路部1を備えている。抵抗素子11は、サージ電流のエネルギーを消費するためのものである。副スイッチング素子12は、抵抗素子11に流れる電流のオン・オフを切り替えるものである。本実施形態の副スイッチング素子12は、例えばMOSFET等の半導体スイッチである。
クランプ回路100は、このような直列回路部1を複数備えており、各直列回路部1が備える抵抗素子11は抵抗値が互いに等しくなっている。ここでは、クランプ回路100は、構成が同一である第1直列回路部1Aと第2直列回路部1Bとを備えている。
クランプ回路100はまた、各副スイッチング素子12A、12Bのオン・オフを制御するための制御装置(図示しない)を備えている。制御装置は、主スイッチング素子200に流れ込む電流の電流値iと、主スイッチング素子200の両端電圧ViOを検出するとともに、この検出した電流値iと電圧ViOとに基づいて各副スイッチング素子12A、12Bに制御信号を送信し、これらのオン・オフを切り替えるように構成されている。
しかして本実施形態のクランプ回路100は、図2に示すように、例えば主スイッチング素子200のターンオフ時にサージ電圧が生じた場合に、制御装置が各副スイッチング素子12A、12Bのオン・オフを切り替えることにより、複数の副スイッチング素子12A、12Bが同時にチョッパ動作するように構成されている。そしてこのチョッパ動作時において、複数の副スイッチング素子12A、12Bの各々のスイッチング周期のデューティ比が時間の経過とともに徐々に小さくなり、かつ少なくともサージ電圧の吸収初期において、複数の副スイッチング素子12A、12Bのオン期間が重なるように、それらのスイッチングタイミングがずれるように構成されている。
複数の副スイッチング素子12A、12Bは、そのスイッチング周期が互いに等しくなるようにチョッパ制御される。本実施形態では、図2に示すように、第1副スイッチング素子12Aのスイッチング周期Tと、第2副スイッチング素子12Bのスイッチング周期Tが等しくなるようにチョッパ制御される。
複数の副スイッチング素子12A、12Bは、互いに並列接続されている直列回路部1の個数をnとして、その互いの位相が360°/nずれるようにしてチョッパ制御される。ここでは、第1副スイッチング素子12Aと第2副スイッチング素子12Bは、その位相が互いに180°ずれるようにチョッパ制御される。
複数の副スイッチング素子12A、12Bの各々のデューティ比は、サージ電圧の吸収初期において50%以上になるようにしている。これにより、サージ電圧の吸収初期において、各副スイッチング素子12A、12Bのオン期間が重なるようにしている。そして各副スイッチング素子12A、12Bは、時間が経過するにつれて、各々のデューティ比が同一の変化率で小さくなり、最終的に各副スイッチング素子12A、12Bのオン期間が重ならなくなるようにしている。各々のデューティ比は、クランプ回路100全体の最大電圧をVとしたとき、クランプ回路100全体の等価抵抗がV/Iとなるように制御される。
制御装置は、主回路を流れる電流と予め設定された閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、各副スイッチング素子12A、12Bのオン・オフを制御するように構成されている。具体的にこの制御装置は、図2に示すように、主回路を流れる電流の電流値iが上昇して所定の閾値iを超えると、複数の副スイッチング素子12A、12Bをチョッパ動作させるように構成されている。この閾値iは、クランプ対象(主スイッチング素子200)の周波数応答、クランプ回路100の周波数応答、クランプ対象(主スイッチング素子200)の絶縁耐圧及びクランプ回路100の絶縁耐圧に基づき設定されるものであり、クランプ動作中にクランプ対象(主スイッチング素子200)に印加される電圧が絶縁耐圧を超えない値となるように設定されている。この制御装置は、図3に示すように、各副スイッチング素子12A、12Bの制御情報として、主スイッチング素子200に流れ込む電流iと主スイッチング素子200の両端電圧ViOとを用いて、第1副スイッチング素子12A及び第2副スイッチング素子12Bのそれぞれをチョッパ制御している。
<本実施形態の効果>
このように構成した本実施形態のクランプ回路100によれば、サージ電圧が発生した際に第1副スイッチング素子12Aと第2副スイッチング素子12Bをチョッパ動作させて、クランプ回路100に流れ込む電流を動的に吸収するようにしているので、各副スイッチング素子12A、12Bに流れる電流量を小さくできる。また、少なくともサージ電圧の吸収初期において複数の副スイッチング素子12A、12Bのオン期間が重なるようにしているので、流れ込む電流を常に吸収することができる。これにより、スイッチング時に各副スイッチング素子12A、12Bに大きな電流が急激に流れ込むのを防ぐことができ、スイッチング時に生じるノイズを低減して、制御の安定性を高めることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
前記実施形態のクランプ回路100は、互いに並列接続された2つの直列回路部1A、1Bを備えるものであったが、これに限らない。他の実施形態のクランプ回路100は、互いに並列接続された3つ以上の直列回路部1を備えるものであってもよい。例えば3つの直列回路部1を備える場合、図4に示すように、各副スイッチング素子はその位相が互いに120°ずれるようにチョッパ制御されるのが好ましい。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・クランプ回路
1 ・・・直列回路部
11 ・・・抵抗素子
12 ・・・副スイッチング素子
200・・・主スイッチング素子

Claims (5)

  1. 電源から負荷への電流の供給を制御する主スイッチング素子に並列接続され、当該主スイッチング素子のターンオフ時に生じるサージ電圧を吸収するためのクランプ回路であって、
    抵抗素子と副スイッチング素子とが直列接続された直列回路部が、複数互いに並列接続され、
    前記複数の副スイッチング素子の各々のスイッチング周期のデューティ比が徐々に小さくなり、かつ少なくとも前記サージ電圧の吸収初期において、前記複数の副スイッチング素子のオン期間が重なるようにそれらのスイッチングタイミングがずれているクランプ回路。
  2. 前記複数の副スイッチング素子の各々のスイッチング周期が互いに等しい請求項1に記載のクランプ回路。
  3. 互いに並列接続されている前記直列回路部の個数をnとして、前記複数の副スイッチング素子の前記スイッチタイミングのずれが360°/nである、請求項2に記載のクランプ回路。
  4. 前記複数の抵抗素子は、抵抗値が互いに等しいものである請求項1~3のいずれか一項に記載のクランプ回路。
  5. 前記副スイッチング素子が半導体スイッチである請求項1~4のいずれか一項に記載のクランプ回路。

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