JP7339006B2 - 住宅 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 ▲1▼会見(発表会) ・会見(発表)日 平成30年11月22日 ・会見(発表)名 「共働き30歳の家づくりの意識」に関する調査結果発表会 ・会見(発表)場所 旭化成ホームズ株式会社 共働き家族研究所(東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル) ▲2▼刊行物 ・発行日 平成30年11月22日 ・刊行物名 「共働き30歳の家づくりの意識」 ・掲載アドレス https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/kurashi/report/K053.pdf ▲3▼ウェブサイト掲載 ・掲載日 平成30年12月5日 ・掲載アドレス https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20181205-02/index/ https://www.asahi-kasei.co.jp/file.jsp?id=602237
本発明は住宅に関する。
特許文献1の図1には、住宅の1階部分の間取り図が記載されている。特許文献1の図1に記載された住宅の1階部分には、玄関と、リビングダイニングと、キッチンと、洗面室と、浴室と、トイレとが設けられている。更に、特許文献1の図1に記載された住宅の1階部分には、キッチンの南側に隣接する居間が設けられており、子どもの居場所として利用される。居間の床材は、柔軟性の高い素材により形成されている。また、居間には、子ども用の学習机が設けられている。居間とキッチンとの間には、仕切壁が設けられていない。居間とキッチンとの間の境界部には、境界部全域にわたって開口部が形成されており、この開口部を通じてキッチンと居間との間の出入りが可能となっている。また、開口部には、この開口部を開閉する格子戸が設けられている。この格子戸は、引き戸からなり、キッチンと居間とを連通する通気部となっている。
また、特許文献1には、キッチンで家事をしながら、居間で遊ぶ子どもを監視可能である旨、および、居間の音がキッチンへ伝わりやすくなるため、子どもの様子が把握しやすくなる旨が記載されている。
また、特許文献1には、居間の東側がリビングにも隣接している旨、居間とリビングとの間に仕切壁が設けられていない旨、居間とリビングとの境界に沿って複数の収納棚が並べて設けられている旨、および、この収納壁によって居間とリビングとが出入り不能に仕切られている旨が記載されている。
また、特許文献1には、来客時に、格子戸を閉めておくことによって、居間で子どもがおもちゃ等を散らかしてもそのままにしておくことができる旨が記載されている。
ところで、特許文献1に記載された住宅では、居間が子どもの居場所として利用されることが想定されているものの、子どもが生まれる前あるいは子どもが成長した後に居間がどのように利用されるかについて想定されていない。
そのため、特許文献1に記載された住宅では、子どもが生まれる前あるいは子どもが成長した後に、居間が、有効利用されない無駄な空間になってしまうおそれがある。
特許文献2の図1には、複数所帯対応住戸を有する集合住宅が記載されている。特許文献2の図1に記載された集合住宅では、各住戸が、主住戸としての広い居住スペースと、副住戸としての狭い居住スペースとを有する。また、主住戸の間取りが、LDKと2つの洋室とを有する2LDKである。LDKのキッチン部分は、対面キッチンである。各洋室には、可動間仕切り収納が設けられている。
ところで、特許文献1に記載された主住戸では、洋室が子ども等によってどのように利用されるかについて考慮されていない。
そのため、特許文献1に記載された主住戸では、洋室が、有効利用されない無駄な空間になってしまうおそれがある。
特開2014-205979号公報 特開2013-253465号公報
上述した問題点に鑑み、本発明は、子どもの乳児期には子どものおむつ替えルームとして利用することができ、子どもの幼児期には子どものプレイルームとして利用することができ、学童の勉強部屋として利用することができ、子どもが生まれる前あるいは子どもの成長後には大人の趣味空間として利用することができ、来客時には来客用寝室として利用することができ、感染症患者の隔離用空間としても利用することができる空間を備える住宅を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、リビング空間とダイニング空間とキッチン空間とを有するリビングダイニングキッチンと、前記リビングダイニングキッチンに隣接して配置された余白空間と、前記リビングダイニングキッチンと前記余白空間との境界部に配置された引戸とを備え、前記キッチン空間は、対面式キッチンを備え、前記余白空間の床は、フローリング材を敷設することによって構成され、前記余白空間の形状は、隣接する2枚の畳の長辺どうしを接触させて3枚または4枚の畳を並べることによって構成される長方形の形状であり、前記長方形の一方の長辺に、前記引戸が配置され、前記余白空間は、折りたたまれた敷布団を収納可能な収納部を備え、前記引戸は、引込戸、引違い戸、および、引分戸のいずれかであり、前記引戸の開放時における有効開口幅が、1600mm以上である、住宅である。
本発明の一態様の住宅では、前記余白空間は、前記キッチン空間に隣接して配置されていてもよい。
本発明の一態様の住宅では、前記住宅が、前記リビングダイニングキッチンおよび前記余白空間の他に、第1居室と第2居室と第3居室とを備え、3LDKに区分されてもよい。
本発明の一態様の住宅では、前記住宅が、2階建てであり、前記リビングダイニングキッチンおよび前記余白空間が、1階および2階の一方に配置され、前記第1居室、前記第2居室および前記第3居室が、前記1階および前記2階の他方に配置されていてもよい。
本発明の一態様の住宅では、前記収納部が、前記長方形の一方の短辺に配置されていてもよい。
本発明の一態様の住宅では、前記収納部が、吊収納であってもよい。
本発明の一態様の住宅では、前記余白空間は、前記吊収納の左側または右側に配置された縦スリット窓を備えてもよい。
本発明の一態様の住宅では、前記余白空間は、前記吊収納の下側に配置された地窓を備えてもよい。
本発明の一態様の住宅では、前記引戸が、吊引戸であってもよい。
本発明の一態様の住宅では、前記余白空間は、浴室洗面空間の洗面所に隣接して配置され、前記余白空間と前記浴室洗面空間との境界部に配置された間仕切壁に、出入口が設けられていてもよい。
本発明によれば、子どもの乳児期には子どものおむつ替えルームとして利用することができ、子どもの幼児期には子どものプレイルームとして利用することができ、学童の勉強部屋として利用することができ、子どもが生まれる前あるいは子どもの成長後には大人の趣味空間として利用することができ、来客時には来客用寝室として利用することができ、感染症患者の隔離用空間としても利用することができる空間を備える住宅を提供することができる。
第1実施形態の住宅の一例を示す図である。 図1(A)に示す余白空間を天井側から立体的に見た図である。 余白空間の用途の例を示した図である。 リビングダイニングキッチンのキッチン空間にいる母親と、余白空間にいる子どもとの関係などを説明するための図である。 第1実施形態の住宅の効果の一部を説明するための図である。 第1実施形態の住宅の適用例を示す図である。 第1実施形態の住宅の適用例を示す図である。 第1実施形態の住宅の適用例を示す図である。 第1実施形態の住宅の適用例を示す図である。 第1実施形態の住宅の適用例を示す図である。
本発明の住宅の実施形態を説明する前に、本発明者等によって行われた鋭意研究の結果について説明する。
本発明者等は、持家率が増加傾向にある20代後半から30代前半の共働き夫婦に着目し、家づくりに対する意識調査を実施した。今回の調査の背景は、近年の共働き家族像が変化してきたことである。現在の共働き夫婦には、「30歳前後の第一子出産のタイミングで持家を取得する」という層が一定数いると想定される。
調査から、この層の共働き夫婦は、定年退職までに住宅ローンが終わるメリットを強く感じて早期に住宅を建築することや、長く住み続けたいという意識が強いことがわかった。一方で、住宅建築時にライフスタイルが定まらず間取りが確定しづらいといった早期建築のデメリットも、この層の共働き夫婦は感じている。これらの背景から、例えば親の目が届くキッチン脇に様々な用途で使える3帖程度の余白(BLANK)空間(多目的空間)を確保し、柔軟に活用することも1つの手段ではないかと考えられる。
調査において、夫婦共働きを続けるにあたりハードルだと感じている項目として、「子どもの急病時の対応」や「育児のために時短勤務をすることが昇進のハンデになること」などがあげられた。一方、「配偶者の家事育児への参加があまりないこと」はかなり少ない比率になっている。夫婦で子育て・家事を支えあっていくことが前提であり、夫婦の年収差に関わらず、妻の就業継続が共通認識である割合が高くなっている。
上述した層の共働き夫婦では、家づくりを後押ししたきっかけとして、「結婚・妊娠・出産で将来のことを考え始めたこと」がもっとも多かった。
上述した層の共働き夫婦が早いタイミングで住宅を建築することに感じているメリットには「定年退職前に住宅ローンが終わる」が最多回答だった。一方、「定年退職後働かなくなってからの年金生活で家計が成立するか」など将来の漠然とした不安項目は、高くなった。また、老後まで長く住めることが長持ちする住宅の価値であると感じるなど、将来を見据えて家を建てる意識も見受けられた。一方、早期建築のデメリットとしては、「ライフステージが定まっておらず、どんな間取りが良いかわからない」など、くらしに未確定な点が多い中で住宅を建てることに不安があることなどもわかった。
LDK(リビングダイニングキッチン)の他に追加の1部屋(詳細には、4.5帖以上の部屋)を確保することは計画上困難なケースもある。また、上述した層の共働き夫婦が感じる「ライフスタタイルが定まらない中での家づくり」への不安を設計で解消することも大切であると、本発明者等は考えた。そのような場合、生活と収納の場をコンパクトに1つにまとめた3~4畳程度の余白(BLANK)空間をリビングダイニングキッチン(例えばキッチン空間)に隣接して配置することによって、どのようなライフスタイルにも対応可能であることを、鋭意研究において本発明者等は見い出した。
つまり、3~4畳程度の余白(BLANK)空間をリビングダイニングキッチンに隣接して配置することによって、子どもの幼児期におもちゃがリビング空間に散乱せず、すっきりしたリビング空間をキープでき、子どもの年齢の変化に応じ、住まい手が余白(BLANK)空間を長く工夫して利用できることを、鋭意研究において本発明者等は見い出したのである。
次に、本発明の住宅の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の住宅1の一例を示す図である。詳細には、図1(A)は第1実施形態の住宅1の主要部の一例を示しており、図1(B)は住宅1の余白空間12の形状の一例を示している。図2は図1(A)に示す余白空間12を天井側から立体的に見た図である。住宅1は、305mmの平面モジュール(単位寸法)を有する工業化住宅であり、住宅の外郭の平面的形状及び内部空間の平面的形状を規定する壁(外周壁及び間仕切り壁)は、モジュール芯上に設定されており、所定の壁の配置の基準線と対向する壁の基準線との離隔寸法は、平面モジュールの整数倍となっている。
図1および図2に示す例では、住宅1が、例えばリビングダイニングキッチン(LDK)11と、余白空間12と、引戸13とを備えている。リビングダイニングキッチン11は、リビング空間11Aと、ダイニング空間11Bと、キッチン空間11Cとを有する。キッチン空間11Cは、対面式キッチン11C1を備えている。
余白空間12は、リビングダイニングキッチン11に隣接して配置されている。詳細には、余白空間12は、リビングダイニングキッチン11のキッチン空間11Cに隣接して配置されている。
他の例では、余白空間12は、リビングダイニングキッチン11のリビング空間11Aまたはダイニング空間11Bに隣接して配置されていてもよい。
図1および図2に示す例では、余白空間12の床は、フローリング材を敷設することによって構成されている。余白空間12の形状は、隣接する2枚の畳の長辺(図1(B)参照)どうしを接触させて3枚の畳(図1(B)参照)を並べることによって構成される長方形(図1(B)参照)の形状である。
他の例では、余白空間12の形状が、隣接する2枚の畳の長辺どうしを接触させて4枚の畳を並べることによって構成される長方形の形状であってもよい。
更に他の例では、余白空間12の形状を示す長方形の長辺(図1(B)参照)の長さが、畳の短辺(図1(B)参照)の長さの3倍よりも大きく、畳の短辺の長さの4倍未満であってもよい。
図2に示す例では、余白空間12の形状を示す長方形の長辺の長さが2745[mm](あるいは、2745[mm]~3660[mm])に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
図1および図2に示す例では、余白空間12が収納部12Aを備えている。収納部12Aは、折りたたまれた敷布団を収納可能である。収納部12Aは、余白空間12の形状を示す長方形の一方の短辺(図1(B)の上側の短辺)に配置されている。そのため、余白空間12のうちの収納部12Aが配置されていない部分の形状を、正方形に近い形状にすることができる。余白空間12の形状を示す長方形の他方の短辺(図1(B)の下側の短辺)の全体が壁面によって構成されている。そのため、家具などを置く場所を確保することができ、余白空間12を多目的空間として利用することができる。
他の例では、収納部12Aが、余白空間12の形状を示す長方形の長辺に配置されていてもよい。
図1および図2に示す例では、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺(図1(B)の左側の長辺)の全体が壁面によって構成されている。
他の例では、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺(図1(B)の左側の長辺)の約1800[mm]~2000[mm]の範囲が壁面によって構成され、残りの部分に窓などが配置されていてもよい。
図1および図2に示す例では、収納部12Aが吊収納である。そのため、収納部12A(吊収納)の下側の空間を、子どものおもちゃ等の収納(片付け)空間として利用したり、子どもの遊び場として利用したりすることができる。収納部12Aの有効奥行寸法は700[mm]に設定され、有効幅寸法は1000[mm]以上(三つ折りにした敷布団が収納可能な寸法)に設定される。
他の例では、収納部12Aが吊収納でなくてもよい。この例においても、収納部12Aの有効奥行寸法は700[mm]に設定され、有効幅寸法は1000[mm]以上に設定される。
図1および図2に示す例では、余白空間12が、縦スリット窓12Bを更に備えている。縦スリット窓12Bは、吊収納(収納部12A)の左側(図1(A)および図2の左側)に配置されている。縦スリット窓12Bは、床面近傍から開くように構成されている(つまり、縦スリット窓12Bは、掃き出し窓である)。そのため、床面近傍の通風を確保することができる。その結果、乳幼児を寝かしつけやすくなることが期待できる。
他の例では、縦スリット窓12Bが、吊収納(収納部12A)の右側に配置されていてもよい。
更に他の例では、余白空間12が、吊収納(収納部12A)の下側に配置された地窓12C(図6(B)参照)を備えていてもよい。この例では、吊収納(収納部12A)の幅寸法を大きくすることができる。
図1および図2に示す例では、引戸13が、リビングダイニングキッチン11と余白空間12との境界部に配置されている。詳細には、引戸13は、余白空間12の形状を示す長方形(図1(B)参照)の一方の長辺(図1(B)の右側の長辺)に配置されている。引戸13は、引込戸、引違い戸、および、引分戸のいずれかである。また、引戸13の開放時における有効開口幅W(図1(A)参照)は、1600[mm]以上である。つまり、余白空間12は、リビングダイニングキッチン11につながるがらんどうの小空間と言える。そのため、余白空間12をリビングダイニングキッチン11と一体的に利用することができる。また、リビングダイニングキッチン11で空調された空気を余白空間12に導入することもできる。
図1および図2に示す例では、引戸13が吊引戸ではない(つまり、レールまたは溝が床に存在する)。
他の例では、引戸13が吊引戸であってもよい(つまり、レールまたは溝が床に存在しない)。引戸13が吊引戸である例では、リビングダイニングキッチン11と余白空間12との境界部上の物の移動を容易にすることができる。例えば、リビングダイニングキッチン11と余白空間12との境界部上を乳児が歩行器で容易に移動することができる。また、余白空間12の用途の変更(つまり、余白空間12の模様替え)を容易にすることもできる。また、リビングダイニングキッチン11と余白空間12との境界部の床面上の清掃を容易にすることができる。また、幼児期の子どもは、余白空間12からリビングダイニングキッチン11にまたがって遊具などで遊ぶこともできる。また、リビングダイニングキッチン11にいる母親が、余白空間12に寝かせた乳児の世話をすることもできる。
図3は余白空間12の用途の例を示した図である。
図3(A)に示す例では、住宅1の居住者として、30歳の親と、0歳の子どもとが想定されており、余白空間12が、子どものおむつ替えルームとして利用されている。詳細には、4枚の置き畳が余白空間12のフローリング材の上に敷設され、ベビー敷布団が置き畳の上に敷設されている。子どものおむつ替えが、ベビー敷布団の上で行われている。
図3(B)に示す例では、住宅1の居住者として、33歳の親と、3歳の子どもとが想定されており、余白空間12が、子どものプレイルームとして利用されている。詳細には、プレイマットが、余白空間12のフローリング材の上に敷設され、子どもが、プレイマットの上に寝転がって、絵本を読んでいる。
図3(C)に示す例では、住宅1の居住者として、35歳の親と、5歳および2歳の子ども(兄および妹)とが想定されており、余白空間12が、子どものプレイルームとして利用されている。詳細には、鉄道模型玩具のレールが、余白空間12のフローリング材の上で組み立てられ、子ども(兄および妹)が、鉄道模型玩具を使って遊んでいる。
図3(D)に示す例では、住宅1の居住者として、40歳の親と、10歳および7歳の子ども(兄および妹)とが想定されており、余白空間12が、学童の勉強部屋として利用されている。詳細には、学習机および本棚が、余白空間12のフローリング材の上に配置され、10歳の子ども(兄)が、学習机で宿題をしている。
図3(A)~図3(D)に示す例では、子どもの幼児期から児童期までの長期間にわたって、余白空間12が子どもによって有効利用される。
図3(E)に示す例では、住宅1の居住者として、45歳の親と、15歳および12歳の子どもとが想定されており、余白空間12が、大人の趣味空間として利用されている。詳細には、PC(パーソナルコンピュータ)デスクおよび本棚が、余白空間12のフローリング材の上に配置され、母親が、PCデスクの上に配置されたPCを操作している。
つまり、図3(E)に示す例では、子どもの成長後の長期間にわたって、余白空間12が、家族共用空間および大人の趣味空間として有効利用される。
図4はリビングダイニングキッチン11のキッチン空間11Cにいる母親と、余白空間12にいる子どもとの関係などを説明するための図である。詳細には、図4(A)は、図3(B)に示す時期に対応するリビングダイニングキッチン11のキッチン空間11Cにいる母親と、余白空間12にいる子どもとの関係の一例を示す図である。図4(B)は、図3(D)に示す時期に対応するリビングダイニングキッチン11のキッチン空間11Cにいる母親と、余白空間12にいる子ども(兄)と、リビングダイニングキッチン11のダイニング空間11Bにいる子ども(妹)との関係の一例を示す図である。
図4(A)に示す例では、余白空間12にいる子どもが、リビングダイニングキッチン11のキッチン空間11Cにいる母親に声をかけている。また、母親は、子どもからの声かけに対し、子どもの眼を見ながら応対している。つまり、余白空間12にいる子どもが、キッチン空間11Cにいる母親に声をかける場合に、母親は子どもにすぐに関わることができる。
図4(B)に示す例では、余白空間12にいる子ども(兄)と、ダイニング空間11Bにいる子ども(妹)とが、キッチン空間11Cにいる母親に声をかけている。また、母親は、2人の子どもからの声かけに対し、子どもの眼を交互に見ながら応対している。例えば余白空間12にいる子ども(兄)が音読などの学校の宿題や勉強でつまずいた場合に、母親は、子ども(兄)がつまずいているところをすぐに見てあげることができる。
図4(A)および図4(B)に示す例では、キッチン空間11Cにいる母親が食事の準備をしている時であっても、子どもが親の視界に自然に入るため、母親は子どもの様子を見守ることができる。また、母親のそばにいたい子どもも、母親の近くで遊んだり学んだりできるため、安心して暮らすことができる。つまり、余白空間12は、子どもにとって居心地の良い生活の場になる。
図5は第1実施形態の住宅1の効果の一部を説明するための図である。詳細には、図5(A)は従来の一般的な住宅の間取りの一例を示しており、図5(B)は第1実施形態の住宅1の間取りの一例を示している。
図5(A)に示す例では、20帖のリビングダイニングキッチン(LDK)が住宅に備えられている。おもちゃ類がLDKに出しっぱなしになりやすく、リビングダイニング(LD)が常に片付いていない傾向がある。また、子どもにとっては、リビングダイニング(LD)が昼寝、遊びおよび勉強の場になる。
図5(B)に示す例では、16帖のリビングダイニングキッチン(LDK)11と、4帖の余白空間12とが、住宅1に備えられている。延べ床面積(柱芯計算)が30坪程度の住宅1であって、4人家族(両親および2人の子ども)の生活を想定した住宅1では、リビングダイニングキッチン11の広さは、16帖で機能的に十分である。布団、おもちゃ類、学習用品などを余白空間12にまとめて収納できるため、リビングダイニングキッチン11を、すっきりと片付いた状態に維持することができる。リビングダイニングキッチン11を片付いた状態に維持できれば、16帖であっても、リビングダイニングキッチン11は狭く感じられない。つまり、住宅1に余白空間12を設けることによって、リビングダイニングキッチン11を利用しやすい空間にすることができる。また、子どもにとっては、余白空間12が昼寝、遊びおよび勉強の場になる。
上述したように、第1実施形態の住宅1では、余白空間12がリビングダイニングキッチン11に隣接しており、リビングダイニングキッチン11と余白空間12との境界部に配置された引戸13の開放時における有効開口幅Wが1600[mm]以上である。そのため、リビングダイニングキッチン11にいる母親によって監視される乳児期または幼児期の子どもの居場所として、余白空間12を利用することができる。
また、余白空間12の床が、フローリング材を敷設することによって構成されている。そのため、子どもの乳児期には子どものおむつ替えルームとして、子どもの幼児期には子どものプレイルームとして、余白空間12を利用することができる。また、余白空間12の用途の変更(余白空間12の模様替え)を容易にすることができる。
また、余白空間12が、畳を3枚または4枚並べた大きさを有する。そのため、子どもが生まれる前あるいは子どもの成長後に、大人の趣味空間として、余白空間12を利用することができる。また、学童の勉強部屋として、余白空間12を利用することもできる。
また、折りたたまれた敷布団を収納可能な収納部12Aが余白空間12に備えられている。そのため、来客時には来客用寝室として、余白空間12を利用することができる。また、感染症患者の隔離用空間としても、余白空間12を利用することができる。
つまり、子どもが生まれる前の期間および子どもの成長後の期間を含む長期間にわたって、余白空間12を有効的に利用することができる。
また、第1実施形態の住宅1の一例では、余白空間12が、リビングダイニングキッチン11のキッチン空間11Cに隣接して配置されている。そのため、キッチン空間11Cを利用する母親は、余白空間12を利用する乳児期または幼児期の子どもを容易に監視することができる。
また、第1実施形態の住宅1の一例では、余白空間12に備えられている収納部12Aが、吊収納である。そのため、例えば図3(A)に示す例のように、物を収納部12Aの下側の空間に配置することができ、余白空間12内の自由に利用できる空間を十分に確保することができる。
また、第1実施形態の住宅1の一例では、縦スリット窓12Bが、余白空間12に備えられている。そのため、適度な強さの光を余白空間12に取り込むことができる。
第1実施形態の住宅1は、リビングダイニングキッチン11および余白空間12の他に、第1居室(図示せず)と第2居室(図示せず)と第3居室(図示せず)とを備えており、3LDKに区分される。第1居室は、例えば夫婦の寝室として利用される。第2居室は、例えば子ども(兄)の寝室として利用される。第3居室は、例えば子ども(妹)の寝室として利用される。
詳細には、第1実施形態の住宅1は、2階建てであり、リビングダイニングキッチン11および余白空間12が、1階に配置されている。第1居室、第2居室および第3居室は、2階に配置されている。
図6~図10は第1実施形態の住宅1の適用例を示す図である。
詳細には、図6(A)は第1適用例の2階建て住宅1の1階部分を示している。
住宅1は305[mm]の平面モジュールを有する工業化住宅である。
以下に示す寸法は、特に説明がない限りは、モジュール芯寸法(例えば、部屋を仕切る一方の間仕切り壁(壁厚約120[mm])の中心から対向する他方の間仕切り壁の中心までの寸法)である。
図6(A)に示す例では、住宅1の建物全体の外郭形状は、一方の辺が7320[mm]、その辺に直交する他方の辺が7320[mm]の正方形から、隅角部1か所を915[mm]×3660[mm]の長方形で切り欠いて形成された鉤形(L字)形状であり、床面積(壁芯計算)が概ね50(48~55)[m]である。
他の例(住宅1が250[mm]の平面モジュールを有する場合、以下同じ)では、住宅1の建物全体の外郭形状は、一方の辺が7000[mm]~7500[mm]、その辺に直交する他方の辺が7000[mm]~7500[mm]の正方形から、隅角部1か所を1750[mm]~2000[mm]×1750[mm]~2000[mm]の正方形、または、3500[mm]~3750[mm]×750[mm]~1000[mm]の長方形で切り欠いて形成された鉤形(L字)形状であってもよい。
図6(A)に示す例では、住宅1が、例えばリビングダイニングキッチン(LDK)11と、余白空間12と、引戸13と、浴室洗面空間15と、手洗い空間17と、エントランス空間18と、階段室空間19とを備え、3LDKに区分される。
リビングダイニングキッチン11は、リビング空間11Aと、ダイニング空間11Bと、キッチン空間11Cとを有する。キッチン空間11Cは、対面式キッチン11C1を備えている。リビングダイニングキッチン11の形状は長方形である。
リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺の長さが7320[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが3660[mm]に設定されている。
他の例では、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺の長さが7000[mm]~7500[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが3500[mm]~3750[mm]に設定されていてもよい。
図6(A)に示す例では、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と2つの短辺とが、建物の外郭ラインに接している。リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と一方の短辺とが、窓を備えている。
余白空間12は、リビングダイニングキッチン11のキッチン空間11Cに隣接して配置されている。対面式キッチン11C1と余白空間12との間には、通路が確保されている。余白空間12の形状は、3枚の畳を並べることによって構成される長方形の形状である。
余白空間12の形状を示す長方形の長辺の長さが2745[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
他の例では、余白空間12の形状を示す長方形の長辺の長さが2500[mm]~2750[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1750[mm]~2000[mm]に設定されていてもよい。
図6(A)に示す例では、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺が、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺に接している。
余白空間12は、折りたたまれた敷布団を収納可能な収納部12Aを備えている。収納部12Aは、余白空間12の形状を示す長方形の一方の短辺(図6(A)の上側の短辺)に配置されている。収納部12Aは吊収納である。
余白空間12は、縦スリット窓12Bを更に備えている。縦スリット窓12Bは、吊収納(収納部12A)の右側(図6(A)の右側)に配置されている。
図6(A)に示す例では、引戸13が、リビングダイニングキッチン11と余白空間12との境界部に配置されている。引戸13は、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺(図6(A)の左側の長辺)に配置されている。引戸13は、2枚引込戸または引分戸である。また、引戸13の開放時における有効開口幅W(図6(A)参照)は、1600[mm]以上である。詳細には、引戸13の開放時における有効開口幅W(図6(A)参照)は、1600[mm]~2000[mm]である。
図6(A)に示す例では、引戸13が吊引戸ではないが、他の例では、引戸13が吊引戸(スライド式建具)であってもよい。
図6(A)に示す例では、浴室洗面空間15は、洗面所15Aと浴室15Bとを備えている。洗面所15Aは、洗面化粧台(図示せず)と洗濯用設備(図示せず)とを有する。浴室15Bは、浴槽(図示せず)を備えている。
浴室洗面空間15の形状を示す長方形の長辺の長さが3660[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
他の例では、浴室洗面空間15の形状を示す長方形の長辺の長さが3500[mm]~3750[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1750[mm]~2000[mm]に設定されていてもよい。
図6(A)に示す例では、手洗い空間17が、便器(図示せず)を備えている。
手洗い空間17の形状を示す長方形の長辺の長さが1830[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが915[mm]に設定されている。
他の例では、手洗い空間17の形状を示す長方形の長辺の長さが1750[mm]~2000[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが750[mm]~1000[mm]に設定されていてもよい。
図6(A)に示す例では、エントランス空間18が、玄関土間18Aと、玄関ホール18Bと、玄関ドア18Cとを備えている。エントランス空間18には、外郭ライン(7320[mm]×7320[mm]の長方形の4つの辺)よりも内側であって、外周壁(玄関ドア18Cが設置されている壁)よりも外側の空間も含まれる。
玄関土間18Aおよび玄関ホール18Bを組み合わせた空間の形状を示す正方形の各辺の長さは1830[mm]に設定されている。
他の例では、玄関土間18Aおよび玄関ホール18Bを組み合わせた空間の形状を示す正方形の各辺の長さが、1750[mm]~2000[mm]に設定されていてもよい。
図6(A)に示す例では、階段室空間19がUターン階段19Aを備えている。
階段室空間19の形状を示す正方形の各辺の長さは、1830[mm]に設定されている。
他の例では、階段室空間19の形状を示す正方形の各辺の長さが、1750[mm]~2000[mm]に設定されていてもよい。
図6(A)に示す2階建て住宅1の2階部分には、上述した第1居室、第2居室および第3居室と、他の手洗い空間(図示せず)と、廊下(図示せず)とが配置されている。第1居室、第2居室および第3居室のそれぞれには、廊下から直接出入可能である。
第2居室と第3居室とは、可動式間仕切収納によって仕切られている。可動式間仕切収納を移動させることによって、第2居室および第3居室を1つの居室として使用可能である。
また、図6(A)に示す2階建て住宅1の2階部分には、第1居室から出入可能なウォークインクローゼット(WIC)(図示せず)が備えられている。
図6(B)は第2適用例の2階建て住宅1の1階部分を示している。
図6(B)に示す例では、住宅1の建物全体の外郭形状は、一方の辺が7320[mm]、その辺に直交する他方の辺が7320[mm]の正方形から、隅角部1か所を1830[mm]×1830[mm]の正方形で切り欠いて形成された鉤形(L字)形状であり、床面積(柱芯計算)が概ね50(48~55)[m]である。
図6(B)に示す例では、住宅1が、例えばリビングダイニングキッチン(LDK)11と、余白空間12と、引戸13と、浴室洗面空間15と、手洗い空間17と、エントランス空間18と、階段室空間19とを備え、3LDKに区分される。
リビングダイニングキッチン11は、リビング空間11Aと、ダイニング空間11Bと、キッチン空間11Cとを有する。キッチン空間11Cは、対面式キッチン11C1を備えている。リビングダイニングキッチン11の形状は長方形である。
リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺の長さが7320[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが3660[mm]に設定されている。
図6(B)に示す例では、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と2つの短辺とが、建物の外郭ラインに接している。リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と一方の短辺とが、窓を備えている。
余白空間12は、リビングダイニングキッチン11のキッチン空間11Cに隣接して配置されている。対面式キッチン11C1と余白空間12との間には、通路が確保されている。余白空間12の形状は、3枚の畳を並べることによって構成される長方形の形状である。
余白空間12の形状を示す長方形の長辺の長さが2745[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
図6(B)に示す例では、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺が、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺に接している。
余白空間12は、折りたたまれた敷布団を収納可能な収納部12Aを備えている。収納部12Aは、余白空間12の形状を示す長方形の一方の短辺(図6(B)の上側の短辺)に配置されている。収納部12Aは吊収納である。
余白空間12は、地窓12Cを更に備えている。地窓12Cは、吊収納(収納部12A)の下側に配置されている。
図6(B)に示す例では、引戸13が、リビングダイニングキッチン11と余白空間12との境界部に配置されている。引戸13は、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺(図6(B)の左側の長辺)に配置されている。引戸13は、引込戸、引違い戸、および、引分戸のいずれかである。また、引戸13の開放時における有効開口幅W(図6(B)参照)は、1600[mm]以上である。
浴室洗面空間15は、洗面所15Aと浴室15Bとを備えている。洗面所15Aは、洗面化粧台(図示せず)と洗濯用設備(図示せず)とを有する。浴室15Bは、浴槽(図示せず)を備えている。
浴室洗面空間15の形状を示す長方形の長辺の長さが3660[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
手洗い空間17は、便器(図示せず)を備えている。手洗い空間17の形状を示す長方形の長辺の長さが1830[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが915[mm]に設定されている。
エントランス空間18は、玄関土間18Aと、玄関ホール18Bと、玄関ドア18Cとを備えている。玄関土間18Aおよび玄関ホール18Bを組み合わせた空間の形状を示す正方形の各辺の長さは1830[mm]に設定されている。
階段室空間19は、Uターン階段19Aを備えている。階段室空間19の形状を示す正方形の各辺の長さは、1830[mm]に設定されている。
図7(A)は第3適用例の2階建て住宅1の1階部分を示している。
図7(A)に示す例では、住宅1の建物全体の外郭形状は、一方の辺が7320[mm]、その辺に直交する他方の辺が7320[mm]の正方形から、隅角部1か所を1830[mm]×1830[mm]の正方形で切り欠いて形成された鉤形(L字)形状であり、床面積(壁芯計算)が概ね50(48~55)[m]である。
図7(A)に示す例では、住宅1が、例えばリビングダイニングキッチン(LDK)11と、余白空間12と、引戸13と、浴室洗面空間15と、手洗い空間17と、エントランス空間18と、階段室空間19とを備え、3LDKに区分される。
リビングダイニングキッチン11は、リビング空間11Aと、ダイニング空間11Bと、キッチン空間11Cとを有する。キッチン空間11Cは、対面式キッチン11C1を備えている。リビングダイニングキッチン11の形状は長方形である。
リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺の長さが7320[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが3660[mm]に設定されている。
図7(A)に示す例では、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と2つの短辺とが、建物の外郭ラインに接している。リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と一方の短辺とが、窓を備えている。
余白空間12は、リビングダイニングキッチン11のリビング空間11Aに隣接して配置されている。余白空間12の形状は、3枚の畳を並べることによって構成される長方形の形状である。
余白空間12の形状を示す長方形の長辺の長さが2745[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
図7(A)に示す例では、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺が、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺に接している。
余白空間12は、折りたたまれた敷布団を収納可能な収納部12Aを備えている。収納部12Aは、余白空間12の形状を示す長方形の一方の短辺(図7(A)の下側の短辺)に配置されている。収納部12Aは吊収納である。
余白空間12は、縦スリット窓12Bを更に備えている。縦スリット窓12Bは、吊収納(収納部12A)の右側(図7(A)の右側)に配置されている。
図7(A)に示す例では、引戸13が、リビングダイニングキッチン11と余白空間12との境界部に配置されている。引戸13は、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺(図7(A)の左側の長辺)に配置されている。引戸13は、引込戸、引違い戸、および、引分戸のいずれかである。また、引戸13の開放時における有効開口幅W(図7(A)参照)は、1600[mm]以上である。
浴室洗面空間15は、洗面所15Aと浴室15Bとを備えている。洗面所15Aは、洗面化粧台(図示せず)と洗濯用設備(図示せず)とを有する。浴室15Bは、浴槽(図示せず)を備えている。
浴室洗面空間15の形状を示す長方形の長辺の長さが3660[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
手洗い空間17は、便器(図示せず)を備えている。手洗い空間17の形状を示す長方形の長辺の長さが1830[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが915[mm]に設定されている。
エントランス空間18は、玄関土間18Aと、玄関ホール18Bと、玄関ドア18Cとを備えている。玄関土間18Aおよび玄関ホール18Bを組み合わせた空間の形状を示す正方形の各辺の長さは1830[mm]に設定されている。
階段室空間19は、下曲り階段19Bを備えている。階段室空間19の形状を示す長方形の長辺の長さは2745[mm]に設定され、短辺の長さは915[mm]に設定されている。
他の例では、階段室空間19の形状を示す長方形の長辺の長さが2500[mm]~2750[mm]に設定され、短辺の長さが750[mm]~1000[mm]に設定されていてもよい。
他の例では、階段室空間19が、直階段(図示せず)を備えていてもよい。この例では、階段室空間19の形状を示す長方形の長辺の長さが2500[mm]~3750[mm]に設定され、短辺の長さが750[mm]~1000[mm]に設定される。
図7(B)は第4適用例の2階建て住宅1の1階部分を示している。
図7(B)に示す例では、住宅1の建物全体の外郭形状は、一方の辺が7320[mm]、その辺に直交する他方の辺が7320[mm]の正方形から、隅角部1か所を915[mm]×3660[mm]の長方形で切り欠いて形成された鉤形(L字)形状であり、床面積(柱芯計算)が概ね50(48~55)[m]である。
図7(B)に示す例では、住宅1が、例えばリビングダイニングキッチン(LDK)11と、余白空間12と、引戸13と、浴室洗面空間15と、手洗い空間17と、エントランス空間18と、階段室空間19とを備え、3LDKに区分される。
リビングダイニングキッチン11は、リビング空間11Aと、ダイニング空間11Bと、キッチン空間11Cとを有する。キッチン空間11Cは、対面式キッチン11C1を備えている。リビングダイニングキッチン11の形状は長方形である。
リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺の長さが7320[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが3660[mm]に設定されている。
図7(B)に示す例では、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と2つの短辺とが、建物の外郭ラインに接している。リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と一方の短辺とが、窓を備えている。
余白空間12は、リビングダイニングキッチン11のキッチン空間11Cに隣接して配置されている。余白空間12の形状は、4枚の畳を並べることによって構成される長方形の形状である。
余白空間12の形状を示す長方形の長辺の長さが3660[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
図7(B)に示す例では、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺が、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺に接している。
余白空間12は、折りたたまれた敷布団を収納可能な収納部12Aを備えている。収納部12Aは、余白空間12の形状を示す長方形の一方の短辺(図7(B)の下側の短辺)に配置されている。収納部12Aは吊収納または天地収納である。
余白空間12は、窓を更に備えている。その窓は、収納部12Aが配置されている短辺の反対側の短辺に配置されている。
図7(B)に示す例では、引戸13が、リビングダイニングキッチン11と余白空間12との境界部に配置されている。引戸13は、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺(図7(B)の左側の長辺)に配置されている。引戸13は、2枚引込戸、3枚引違い戸、および、引分戸のいずれかである。また、引戸13の開放時における有効開口幅W(図7(B)参照)は、1600[mm]以上である。
浴室洗面空間15は、洗面所15Aと浴室15Bとを備えている。洗面所15Aは、洗面化粧台(図示せず)と洗濯用設備(図示せず)とを有する。浴室15Bは、浴槽(図示せず)を備えている。
浴室洗面空間15の形状を示す長方形の長辺の長さが3660[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
余白空間12は、浴室洗面空間15の洗面所15Aに隣接して配置されている。余白空間12と浴室洗面空間15との境界部には、間仕切壁16が配置されている。間仕切壁16には、出入口16Aが設けられている。そのため、幼児のおむつ交換時に処理や手洗い、乳児の入浴時の移動などを容易にすることができる。また、冬季の洗面所15Aの室温低下を抑制することもできる。
手洗い空間17は、便器(図示せず)を備えている。手洗い空間17の形状を示す長方形の長辺の長さが1830[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが915[mm]に設定されている。
エントランス空間18は、玄関土間18Aと、玄関ホール18Bと、玄関ドア18Cとを備えている。玄関土間18Aおよび玄関ホール18Bを組み合わせた空間の形状を示す正方形の各辺の長さは1830[mm]に設定されている。
階段室空間19は、Uターン階段19Aを備えている。階段室空間19の形状を示す正方形の各辺の長さは、1830[mm]に設定されている。
図8(A)は第5適用例の2階建て住宅1の1階部分を示している。
図8(A)に示す例では、住宅1の建物全体の外郭形状は、一方の辺が9150[mm]、その辺に直交する他方の辺が5490[mm]の長方形である。
他の例では、住宅1の建物全体の外郭形状を示す長方形の長辺の長さが9000[mm]~9500[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが5000[mm]~5500[mm]に設定されていてもよい。
更に他の例では、住宅1の建物全体の外郭形状は、一方の辺が10000[mm]~11000[mm]、その辺に直交する他方の辺が5000[mm]~5500[mm]の長方形から、隅角部1か所を2500[mm]~3000[mm]×1750[mm]~2000[mm]の長方形で切り欠いて形成された鉤形(L字)形状であってもよい。
図8(A)に示す例では、住宅1が、例えばリビングダイニングキッチン(LDK)11と、余白空間12と、引戸13と、浴室洗面空間15と、手洗い空間17と、エントランス空間18と、階段室空間19とを備え、3LDKに区分される。
リビングダイニングキッチン11は、リビング空間11Aと、ダイニング空間11Bと、キッチン空間11Cとを有する。キッチン空間11Cは、対面式キッチン11C1を備えている。リビングダイニングキッチン11の形状は長方形である。
リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺の長さが7320[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが3660[mm]に設定されている。
図8(A)に示す例では、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と一方の短辺とが、建物の外郭ラインに接している。リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と一方の短辺とが、窓を備えている。
余白空間12は、リビングダイニングキッチン11のリビング空間11Aに隣接して配置されている。余白空間12の形状は、3枚の畳を並べることによって構成される長方形の形状である。
余白空間12の形状を示す長方形の長辺の長さが2745[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
図8(A)に示す例では、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺が、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺に接している。
余白空間12は、折りたたまれた敷布団を収納可能な収納部12Aを備えている。収納部12Aは、余白空間12の形状を示す長方形の一方の短辺(図8(A)の下側の短辺)に配置されている。収納部12Aは吊収納である。
余白空間12は、地窓12Cを更に備えている。地窓12Cは、吊収納(収納部12A)の下側に配置されている。
図8(A)に示す例では、引戸13が、リビングダイニングキッチン11と余白空間12との境界部に配置されている。引戸13は、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺(図8(A)の左側の長辺)に配置されている。引戸13は、引込戸、引違い戸、および、引分戸のいずれかである。また、引戸13の開放時における有効開口幅W(図8(A)参照)は、1600[mm]以上である。
浴室洗面空間15は、洗面所15Aと浴室15Bとを備えている。洗面所15Aは、洗面化粧台(図示せず)と洗濯用設備(図示せず)とを有する。浴室15Bは、浴槽(図示せず)を備えている。
浴室洗面空間15の形状を示す長方形の長辺の長さが3660[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
手洗い空間17は、便器(図示せず)を備えている。手洗い空間17の形状を示す長方形の長辺の長さが1830[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが915[mm]に設定されている。
エントランス空間18は、玄関土間18Aと、玄関ホール18Bと、玄関ドア18Cとを備えている。エントランス空間18の形状を示す正方形の各辺の長さは1830[mm]に設定されている。
階段室空間19は、上下曲り階段19Cを備えている。階段室空間19の形状を示す長方形の長辺の長さは2745[mm]に設定され、短辺の長さは915[mm]に設定されている。
図8(B)は第6適用例の2階建て住宅1の1階部分を示している。
図8(B)に示す例では、住宅1の建物全体の外郭形状は、一方の辺が9150[mm]、その辺に直交する他方の辺が5490[mm]の長方形である。
住宅1は、例えばリビングダイニングキッチン(LDK)11と、余白空間12と、引戸13と、浴室洗面空間15と、手洗い空間17と、エントランス空間18と、階段室空間19とを備え、3LDKに区分される。
リビングダイニングキッチン11は、リビング空間11Aと、ダイニング空間11Bと、キッチン空間11Cとを有する。キッチン空間11Cは、対面式キッチン11C1を備えている。リビングダイニングキッチン11の形状は長方形である。
リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺の長さが7320[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが3660[mm]に設定されている。
図8(B)に示す例では、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と一方の短辺とが、建物の外郭ラインに接している。リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と一方の短辺とが、窓を備えている。
余白空間12は、リビングダイニングキッチン11のダイニング空間11Bに隣接して配置されている。余白空間12の形状は、3枚の畳を並べることによって構成される長方形の形状である。
余白空間12の形状を示す長方形の長辺の長さが2745[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
図8(B)に示す例では、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺が、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺に接している。
余白空間12は、折りたたまれた敷布団を収納可能な収納部12Aを備えている。収納部12Aは、余白空間12の形状を示す長方形の一方の短辺(図8(B)の上側の短辺)に配置されている。収納部12Aは吊収納である。
図8(B)に示す例では、引戸13が、リビングダイニングキッチン11と余白空間12との境界部に配置されている。引戸13は、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺(図8(B)の左側の長辺)に配置されている。引戸13は、引込戸、引違い戸、および、引分戸のいずれかである。また、引戸13の開放時における有効開口幅W(図8(B)参照)は、1600[mm]以上である。
浴室洗面空間15は、洗面所15Aと浴室15Bとを備えている。洗面所15Aは、洗面化粧台(図示せず)と洗濯用設備(図示せず)とを有する。浴室15Bは、浴槽(図示せず)を備えている。
浴室洗面空間15の形状を示す長方形の長辺の長さが3660[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
手洗い空間17は、便器(図示せず)を備えている。手洗い空間17の形状を示す長方形の長辺の長さが1830[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが915[mm]に設定されている。
エントランス空間18は、玄関土間18Aと、玄関ホール18Bと、玄関ドア18Cとを備えている。エントランス空間18の形状を示す正方形の各辺の長さは1830[mm]に設定されている。
階段室空間19は、上下曲り階段19Cを備えている。階段室空間19の形状を示す長方形の長辺の長さは2745[mm]に設定され、短辺の長さは915[mm]に設定されている。
他の例では、階段室空間19が、直階段(図示せず)を備えていてもよい。
図9(A)は第7適用例の2階建て住宅1の1階部分を示している。
図9(A)に示す例では、住宅1の建物全体の外郭形状は、一方の辺が9150[mm]、その辺に直交する他方の辺が5490[mm]の長方形である。
住宅1は、例えばリビングダイニングキッチン(LDK)11と、余白空間12と、引戸13と、浴室洗面空間15と、手洗い空間17と、エントランス空間18と、階段室空間19とを備え、3LDKに区分される。
リビングダイニングキッチン11は、リビング空間11Aと、ダイニング空間11Bと、キッチン空間11Cとを有する。キッチン空間11Cは、対面式キッチン11C1を備えている。リビングダイニングキッチン11の形状は長方形である。
リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺の長さが7320[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが3660[mm]に設定されている。
図9(A)に示す例では、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と一方の短辺とが、建物の外郭ラインに接している。リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と一方の短辺とが、窓を備えている。
余白空間12は、リビングダイニングキッチン11のリビング空間11Aに隣接して配置されている。余白空間12の形状は、3枚の畳を並べることによって構成される長方形の形状である。
余白空間12の形状を示す長方形の長辺の長さが2745[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
図9(A)に示す例では、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺が、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺に接している。
余白空間12は、折りたたまれた敷布団を収納可能な収納部12Aを備えている。収納部12Aは、余白空間12の形状を示す長方形の一方の短辺(図9(A)の下側の短辺)に配置されている。収納部12Aは吊収納である。
余白空間12は、地窓12Cを更に備えている。地窓12Cは、吊収納(収納部12A)の下側に配置されている。
図9(A)に示す例では、引戸13が、リビングダイニングキッチン11と余白空間12との境界部に配置されている。引戸13は、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺(図9(A)の左側の長辺)に配置されている。引戸13は、引込戸、引違い戸、および、引分戸のいずれかである。また、引戸13の開放時における有効開口幅W(図9(A)参照)は、1600[mm]以上である。
浴室洗面空間15は、洗面所15Aと浴室15Bとを備えている。洗面所15Aは、洗面化粧台(図示せず)と洗濯用設備(図示せず)とを有する。浴室15Bは、浴槽(図示せず)を備えている。
浴室洗面空間15の形状を示す長方形の長辺の長さが3660[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
手洗い空間17は、便器(図示せず)を備えている。手洗い空間17の形状を示す長方形の長辺の長さが1830[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが915[mm]に設定されている。
エントランス空間18は、玄関土間18Aと、玄関ホール18Bと、玄関ドア18Cとを備えている。エントランス空間18の形状を示す正方形の各辺の長さは1830[mm]に設定されている。
階段室空間19は、Uターン階段19Aを備えている。階段室空間19の形状を示す正方形の各辺の長さは、1830[mm]に設定されている。
図9(B)は第8適用例の2階建て住宅1の1階部分を示している。
図9(B)に示す例では、住宅1の建物全体の外郭形状は、一方の辺が9150[mm]、その辺に直交する他方の辺が5490[mm]の長方形である。
住宅1は、例えばリビングダイニングキッチン(LDK)11と、余白空間12と、引戸13と、浴室洗面空間15と、手洗い空間17と、エントランス空間18と、階段室空間19とを備え、3LDKに区分される。
リビングダイニングキッチン11は、リビング空間11Aと、ダイニング空間11Bと、キッチン空間11Cとを有する。キッチン空間11Cは、対面式キッチン11C1を備えている。リビングダイニングキッチン11の形状は長方形である。
リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺の長さが7320[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが3660[mm]に設定されている。
図9(B)に示す例では、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と一方の短辺とが、建物の外郭ラインに接している。リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と一方の短辺とが、窓を備えている。
余白空間12は、リビングダイニングキッチン11のリビング空間11Aに隣接して配置されている。余白空間12の形状は、3枚の畳を並べることによって構成される長方形の形状である。
余白空間12の形状を示す長方形の長辺の長さが2745[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
図9(B)に示す例では、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺が、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺に接している。
余白空間12は、折りたたまれた敷布団を収納可能な収納部12Aを備えている。収納部12Aは、余白空間12の形状を示す長方形の一方の短辺(図9(B)の下側の短辺)に配置されている。収納部12Aは吊収納である。
余白空間12は、地窓12Cを更に備えている。地窓12Cは、吊収納(収納部12A)の下側に配置されている。
図9(B)に示す例では、引戸13が、リビングダイニングキッチン11と余白空間12との境界部に配置されている。引戸13は、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺(図9(B)の左側の長辺)に配置されている。引戸13は、引込戸、引違い戸、および、引分戸のいずれかである。また、引戸13の開放時における有効開口幅W(図9(B)参照)は、1600[mm]以上である。
浴室洗面空間15は、洗面所15Aと浴室15Bとを備えている。洗面所15Aは、洗面化粧台(図示せず)と洗濯用設備(図示せず)とを有する。浴室15Bは、浴槽(図示せず)を備えている。
浴室洗面空間15の形状を示す長方形の長辺の長さが3660[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
手洗い空間17は、便器(図示せず)を備えている。手洗い空間17の形状を示す長方形の長辺の長さが1830[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが915[mm]に設定されている。
エントランス空間18は、玄関土間18Aと、玄関ホール18Bと、玄関ドア18Cとを備えている。エントランス空間18の形状を示す正方形の各辺の長さは1830[mm]に設定されている。
階段室空間19は、Uターン階段19Aを備えている。階段室空間19の形状を示す正方形の各辺の長さは、1830[mm]に設定されている。
図10は第9適用例の2階建て住宅1の1階部分を示している。
図10に示す例では、住宅1の建物全体の外郭形状は、一方の辺が10065[mm]、その辺に直交する他方の辺が5490[mm]の長方形から、隅角部1か所を2745[mm]×1830[mm]の長方形で切り欠いて形成された鉤形(L字)形状である。
図10に示す例では、住宅1が、例えばリビングダイニングキッチン(LDK)11と、余白空間12と、引戸13と、浴室洗面空間15と、手洗い空間17と、エントランス空間18と、階段室空間19とを備え、3LDKに区分される。
リビングダイニングキッチン11は、リビング空間11Aと、ダイニング空間11Bと、キッチン空間11Cとを有する。キッチン空間11Cは、対面式キッチン11C1を備えている。リビングダイニングキッチン11の形状は長方形である。
リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺の長さが7320[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが3660[mm]に設定されている。
図10に示す例では、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺の全部と他方の長辺の一部と一方の短辺とが、建物の外郭ラインに接している。リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の一方の長辺と一方の短辺とが、窓を備えている。
余白空間12は、リビングダイニングキッチン11のダイニング空間11Bに隣接して配置されている。対面式キッチン11C1と余白空間12との間には、通路が確保されている。余白空間12の形状は、3枚の畳を並べることによって構成される長方形の形状である。
余白空間12の形状を示す長方形の長辺の長さが2745[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
図10に示す例では、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺が、リビングダイニングキッチン11の形状を示す長方形の長辺に接している。
余白空間12は、折りたたまれた敷布団を収納可能な収納部12Aを備えている。収納部12Aは、余白空間12の形状を示す長方形の一方の短辺(図10の下側の短辺)に配置されている。収納部12Aは吊収納である。
余白空間12は、地窓(図示せず)を更に備えている。地窓は、吊収納(収納部12A)の下側に配置されている。
図10に示す例では、引戸13が、リビングダイニングキッチン11と余白空間12との境界部に配置されている。引戸13は、余白空間12の形状を示す長方形の一方の長辺(図10の左側の長辺)に配置されている。引戸13は、引込戸、引違い戸、および、引分戸のいずれかである。また、引戸13の開放時における有効開口幅W(図10参照)は、1600[mm]以上である。
浴室洗面空間15は、洗面所15Aと浴室15Bとを備えている。洗面所15Aは、洗面化粧台(図示せず)と洗濯用設備(図示せず)とを有する。浴室15Bは、浴槽(図示せず)を備えている。
浴室洗面空間15の形状を示す長方形の長辺の長さが3660[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが1830[mm]に設定されている。
手洗い空間17は、便器(図示せず)を備えている。手洗い空間17の形状を示す長方形の長辺の長さが1830[mm]に設定され、長方形の短辺の長さが915[mm]に設定されている。
エントランス空間18は、玄関土間18Aと、玄関ホール18Bと、玄関ドア18Cとを備えている。玄関土間18Aおよび玄関ホール18Bを組み合わせた空間の形状を示す正方形の各辺の長さは1830[mm]に設定されている。
階段室空間19は、Uターン階段を備えている。階段室空間19の形状を示す正方形の各辺の長さは、1830[mm]に設定されている。
<第2実施形態>
以下、本発明の住宅の第2実施形態について説明する。
第2実施形態の住宅1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の住宅1と同様に構成されている。従って、第2実施形態の住宅1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の住宅1と同様の効果を奏することができる。
第1実施形態の住宅1では、例えばリビングダイニングキッチン(LDK)11、余白空間12、引戸13、浴室洗面空間15、および、手洗い空間17が、2階建て住宅1の1階部分に配置され、第1居室、第2居室、第3居室などが、2階建て住宅1の2階部分に配置されている。
一方、第2実施形態の住宅1では、例えばリビングダイニングキッチン11、余白空間12、引戸13、浴室洗面空間15、および、手洗い空間17が、2階建て住宅1の2階部分に配置され、第1居室、第2居室、第3居室などが、2階建て住宅1の1階部分に配置されている。
上述したように、第1および第2実施形態の住宅1では、親が炊事等の家事をしながら、寝かしつけた乳児を見守る、玩具等で遊ぶ幼児を見守る、宿題等をする学童と会話する、といった、子どもを見守ったり交流をしたりする場合の子どもの居場所として、余白空間12を有効利用することができる。
そのため、第1および第2実施形態の住宅1では、寝具や玩具が、リビングダイニングキッチン11の余剰スペースに置きっぱなしになってしまうおそれを抑制することができる。
また、第1および第2実施形態の住宅1では、リビングダイニングキッチン11の掃除の時、来客時などに、リビングダイニングキッチン11に置かれている寝具や玩具を移動させる手間がかかってしまう事態を回避することができる。
また、第1および第2実施形態の住宅1では、子どもが余白空間12で勉強することによって、ダイニングテーブル上の子どもの勉強道具を片付けなければならない事態を回避することができる。
つまり、第1および第2実施形態の住宅1では、2階建て30坪余りの規模であって、乳児期から学童期の子どもを抱えていても、リビングダイニングキッチン11が雑然とすることを防止でき、リビングダイニングキッチン11の片付けの手間が減らすことができる。子どもが成長して親への依存度が低下するとともに、親に時間的余裕が生まれた後には、親が余白空間12を趣味間や在宅勤務のための空間として有効利用することができる。
すなわち、第1および第2実施形態の住宅1では、余白空間12を長期間にわたって有効利用することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。上述した各実施形態および各例に記載の構成を適宜組み合わせてもよい。
1…住宅、11…リビングダイニングキッチン、11A…リビング空間、11B…ダイニング空間、11C…キッチン空間、11C1…対面式キッチン、12…余白空間、12A…収納部、12B…縦スリット窓、12C…地窓、13…引戸、W…有効開口幅、15…浴室洗面空間、15A…洗面所、15B…浴室、16…間仕切壁、16A…出入口、17…手洗い空間、18…エントランス空間、18A…玄関土間、18B…玄関ホール、18C…玄関ドア、19…階段室空間、19A…Uターン階段、19B…下曲り階段、19C…上下曲り階段

Claims (10)

  1. リビング空間とダイニング空間とキッチン空間とを有するリビングダイニングキッチンと、
    前記リビングダイニングキッチンに隣接して配置された余白空間と、
    前記リビングダイニングキッチンと前記余白空間との境界部に配置された引戸とを備え、
    前記キッチン空間は、対面式キッチンを備え、
    前記余白空間の床は、フローリング材を敷設することによって構成され、
    前記余白空間の形状は、隣接する2枚の畳の長辺どうしを接触させて3枚または4枚の畳を並べることによって構成される長方形の形状であり、
    前記長方形の一方の長辺に、前記引戸が配置され、
    前記余白空間は、折りたたまれた敷布団を収納可能な収納部を備え、
    前記引戸は、引込戸、引違い戸、および、引分戸のいずれかであり、
    前記引戸の開放時における有効開口幅が、1600mm以上である、
    住宅。
  2. 前記余白空間は、前記キッチン空間に隣接して配置されている、
    請求項1に記載の住宅。
  3. 前記住宅が、
    前記リビングダイニングキッチンおよび前記余白空間の他に、第1居室と第2居室と第3居室とを備え、
    3LDKに区分される、
    請求項1または請求項2に記載の住宅。
  4. 前記住宅が、2階建てであり、
    前記リビングダイニングキッチンおよび前記余白空間が、1階および2階の一方に配置され、
    前記第1居室、前記第2居室および前記第3居室が、前記1階および前記2階の他方に配置されている、
    請求項3に記載の住宅。
  5. 前記収納部が、前記長方形の一方の短辺に配置されている、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の住宅。
  6. 前記収納部が、吊収納である、
    請求項5のいずれか一項に記載の住宅。
  7. 前記余白空間は、前記吊収納の左側または右側に配置された縦スリット窓を備える、
    請求項6のいずれか一項に記載の住宅。
  8. 前記余白空間は、前記吊収納の下側に配置された地窓を備える、
    請求項6のいずれか一項に記載の住宅。
  9. 前記引戸が、吊引戸である、
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の住宅。
  10. 前記余白空間は、浴室洗面空間の洗面所に隣接して配置され、
    前記余白空間と前記浴室洗面空間との境界部に配置された間仕切壁に、出入口が設けられている、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の住宅。
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