JPH11159159A - 住 宅 - Google Patents

住 宅

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JPH11159159A
JPH11159159A JP32322697A JP32322697A JPH11159159A JP H11159159 A JPH11159159 A JP H11159159A JP 32322697 A JP32322697 A JP 32322697A JP 32322697 A JP32322697 A JP 32322697A JP H11159159 A JPH11159159 A JP H11159159A
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JP
Japan
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window
wall
frame
frame portion
floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP32322697A
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English (en)
Inventor
Takuya Handa
拓也 半田
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 掛け軸等の装飾品を飾らなくても、屋内の装
飾として十分に機能する床の間を備えた住宅を提供す
る。 【解決手段】 床の間20の向かって正面の壁に窓10
を形成した。また、窓10の形状を掛け軸と同様の上下
に長い矩形状とした。また、窓10の前に掛け軸をかけ
て窓10を隠せるようにした。また、壁21の窓10用
の開口部に窓用アルミサッシが填め込まれるとともに、
その屋内側に屋内側窓枠が填め込まれている。そして、
屋内側窓枠がアルミサッシのサッシ枠を屋内側から隠す
ようになっている。また、屋内側窓枠には、壁21の内
面から連続してクロス21bが貼設されることにより、
壁21と同様の内装仕上げが施されている。そして、窓
10を床の間20に飾られた掛け軸と同様の装飾品とし
て機能するものとし、掛け軸を飾らなくとも、床の間2
0を装飾として十分に機能させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓を備えた床の間
を有する住宅に関する。
【0002】
【背景の技術】一般に、床の間は、床柱と、床の間の前
縁部を構成する床框と、該床框から奥の床面を構成する
床板とを有するものである。そして、近世住宅の床の間
は、座敷飾りの一つであり、たとえば、その向かって正
面の壁面(床の間の奥側の壁面)に掛け軸をかけたり、
その床板上に花入れ、香炉、卓などを置くようになって
いる。従って、床の間の向かって正面の壁は、その前に
掛け軸や、花入れ等の装飾品が飾られるので、このよう
な装飾品の背景として作用することになる。
【0003】また、床の間は、場合によって、書院と床
脇とともに、床構えを構成する場合がある。なお、書院
には、付け書院もしくは平書院があり、基本的に床の間
の側方の壁面に窓を有する。また、床脇は、床の間の脇
に違い棚等を配置したものである。なお、近年、比較的
広いスペースを必要とする上述のような床構えを一般的
な住宅に設けることはあまりなく、上述のように床の間
の脇に書院や床脇を配置せずに、例えば、床の間の脇に
収納スペースを配置する場合が多い。また、特開平8−
028021号に示すように、床の間の向かって正面の
壁の奥側に収納スペースを設ける場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に床の間の正面の壁は、床の間に飾られる装飾品の背景
として作用するので、床の間に掛け軸等の装飾品を飾ら
なかった場合には、背景だけが存在することになってし
まい、座敷飾りとして床の間があっても、床の間に何ら
かの装飾品が飾られていなければ、飾りとして機能しな
くなってしまう。
【0005】従って、床の間を部屋の装飾として十分に
機能させるためには、床の間に掛け軸等の装飾品を配置
する必要があり、さらに、常時、部屋の装飾を新鮮なも
のとしたり、季節感をだしたりするためには、床の間に
飾る装飾品を頻繁に代えたり、季節の花を床の間に生け
たりする必要があり、床の間を部屋の装飾として十分に
機能する状態で維持するには、極めて手間がかかってい
た。
【0006】また、上述のように床の間に床構えとして
書院を設けたりすれば、その部分に窓が形成され、有る
程度の採光を確保することができるが、床の間の脇に収
納スペースを配置したような場合には、床の間部分にお
いて採光を確保することができない。本発明は、上記事
情に鑑みてなされたものであり、床の間に装飾品を置い
たり、床の間に置く装飾品を頻繁に交換しなくとも、床
の間を部屋の装飾として十分に機能させるとともに、季
節感を演出することができ、かつ床の間の採光性の向上
を図ることができる住宅を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
住宅は、例えば、図1に示すように、床の間20を有す
るものであり、上記床の間20の向かって正面の壁21
が外壁とされるとともに、この壁21に窓10が設けら
れていることを上記課題の解決手段とした。上記構成に
よれば、床の間20の正面の壁21に窓10が形成され
ているので、床の間20から、例えば、庭や外の景色を
眺めることができる。
【0008】そして、上記窓10の外が景観に優れてい
たり、窓10の外に草木や花が植えられていたりすれ
ば、窓10から眺められる情景が掛け軸やその他の絵と
同様の部屋の装飾として作用することになる。また、窓
10から草木の緑や、梅雨時の雨や、季節の花や、紅葉
した草木や、夜の月や、冬の雪等が眺められれば、十分
に季節感を有する装飾となる。
【0009】従って、床の間20に掛け軸等の装飾品を
飾ったり、飾られた装飾品を頻繁に交換したり、季節の
花を生けたりしなくとも、床の間20が十分に部屋(和
室41)の装飾として機能することになり、部屋を装飾
するための手間の省力化を図ることができる。なお、床
の間20とは、基本的に、床柱、床框、床板等を有し、
床の間20の床面が床の間20の前の部屋41の床より
一段高くなったものであるが、必ずしも、このような構
成を有する必要はなく、床柱がなくても良いし、床板の
上面がその前の部屋の床面より高くなっていなくとも良
い。すなわち、床の間20は、必ずしも、床柱や床框を
有する必要が無く、和室41において、床の間20と他
の部分とが見た目で区別がつく状態となっていれば良い
ので、例えば、床の間20が床面が板張りとされ、和室
41の床面が畳張りとされた状態もしくはその逆の状態
でも良い。
【0010】そして、床の間20は、最低限、床の間2
0の正面の壁21の前に掛け軸やその他の装飾品を飾る
ことが可能なスペースとなっていれば良い。床の間20
の正面の壁21とは、床の間20を正面から見た場合
に、床の間20の奥側の壁21であり、床の間20に対
向する壁ではない。また、ここでいう床の間20の正面
の壁21とは、床の間20の左右の側縁に挟まれた範囲
内の壁21のことを指しており、床の間20の正面の壁
21に設けられる窓10は、上記床の間20の左右の側
縁より外側に設けられることはなく、床の間20の左右
側縁の範囲内に設けられるものである。
【0011】本発明の請求項2記載の住宅は、例えば、
図3に示すように、上記窓10が上記壁21の掛け軸等
の装飾品を飾るべきほぼ中央部に設けられ、かつ、上記
窓10の形状が掛け軸とほぼ同様の上下に長い矩形状と
されていることを上記課題の解決手段とした。上記構成
によれば、上記窓10が床の間20の向かって正面の壁
21の掛け軸等を飾るべきほぼ中央部に設けられ、か
つ、上記窓10の形状が掛け軸とほぼ同様の上下に長い
矩形状とされているので、窓10から眺められる外の情
景をそのまま一つの掛け軸として取り込んだような印象
を容易に与えることができる。
【0012】すなわち、床の間20の向かって正面の壁
21に、単に、一般的な形状、例えば、横長の窓や、縦
長であっても縦横の長さに大きな差がない窓、例えば、
横の長さを1とした場合に、縦の長さが2以下のような
窓を設けた場合には、床の間20に窓から見える情景を
部屋の装飾として取り込んだという印象を与えずらい場
合があり、床の間20が、床柱と床框とを有して、ある
程度正統的な形状を有するものならば、床の間20の壁
21にわざわざ窓を形成して装飾性を高めたことが認識
できるが、床の間20に床柱がなかったり、床の間の床
面の高さが一段高くなっていなかったりしたような場合
には、そこが床の間20なのか、単に窓が形成された壁
の前の部分なのか認識しずらい状態となる。
【0013】そこで、上述のように窓10を掛け軸の形
状に似せた状態とすることにより、この窓10が掛け軸
に代わる装飾として床の間20に形成されていることを
容易に認識することができ、部屋に訪れた人の多くが窓
10を床の間20の装飾として認識することにより、窓
10が床の間20の装飾として十分に機能することにな
る。また、従来窓10が設けられることがなかった床の
間20の向かって正面の壁21に窓10が設けられるこ
とにより、床の間20及び床の間20を有する部屋41
の採光性を高めることができる。特に、床の間20の脇
に収納スペースが形成され、窓を有する書院等が設けら
れないような場合において、床の間20の向かって正面
の壁21に窓10を設けることで、採光性を良くするこ
とができる。
【0014】なお、上述のように、床の間20が床柱や
床框を有するある程度正統的な形状を有する場合には、
床の間20の正面に掛け軸の形状とは異なる一般的な形
状の窓があっても、十分に床の間20の装飾として窓が
形成されていることを認識させることができ、窓に床の
間29の装飾としての機能を果たさせることができる。
また、逆に、窓の形状を円や星形や三角形や三日月形と
いった代わった形状としても、床の間20の装飾として
窓が形成されていることを認識させることができ、窓に
床の間20の装飾としての機能を果たさせることができ
る。また、上記壁21の掛け軸等の装飾品を飾るべきほ
ぼ中央部とは、床の間20の正確な中央である必要はな
く、多少、左右にずれていても良いものであり、上記窓
10の位置は、掛け軸をかけても違和感がない程度に床
の間20の正確な中央からずれていても良く、わざと、
窓10の位置を床の間20の正確な中央からずらすこと
により、意匠性を向上させても良い。
【0015】本発明の請求項3記載の住宅は、例えば、
図7に示すように、上記窓10の上方に掛け軸等の被掛
止物をかける掛止部材(稲妻釘23a)が配置可能とさ
れ、かつ、上記窓10の前に掛け軸をかけることによ
り、上記窓10を隠せるようになっていることを上記課
題の解決手段とした。上記構成によれば、例えば、床の
間20に掛け軸を掛けて従来の床の間20と同様に使用
する場合に、窓10の前に掛け軸を掛けることで窓10
を隠すことができるので、床の間20の向かって正面の
壁21に窓10を設けても、窓10がない状態と全く同
様に利用することができる。すなわち、上記床の間20
においては、上記床の間20の向かって正面の壁21に
設けられた窓10を掛け軸等の装飾品に代えて、部屋の
装飾として用いることができるとともに、上記窓10の
前に掛け軸を掛けて上記窓10を隠した状態で、掛けら
れた掛け軸を床の間20のメインとなる装飾品とするこ
とができる。
【0016】本発明の請求項4記載の住宅は、例えば、
図8に示すように、上記窓10の屋内側の周縁部を構成
する屋内側窓枠12に、上記窓10の周囲の壁21内面
に施された内装仕上げ(クロス21b)と同様の内装仕
上げが施されていることを上記課題の解決手段とした。
上記構成によれば、上記窓10の屋内側の周縁部を構成
する屋内側窓枠12と、窓10の周囲の壁21内面とに
同じ内装仕上げが施されることになり、屋内側窓枠12
と、壁21の内面との区別がつけずらい状態となってお
り、一見して壁21に直接ガラスが填め込まれたような
印象を与えることができる。
【0017】すなわち、例えば、上記窓10の周囲の壁
21、すなわち、床の間20の向かって正面の壁21に
クロス21bを貼ったり、塗り壁状としたりする内装仕
上げを行う際に、屋内側窓枠12も壁21の内面ととも
に同じ内装仕上げをしてしまえば、屋内側窓枠12が壁
21と一体化された外観を有することになり、上述よう
に壁21に窓枠なしで直接ガラスが填め込まれたような
印象を与えることができる。そして、このようにするこ
とで、上記窓10を一般の窓とは異なり、屋内側から見
た場合に窓枠がないような印象を与えることができ、例
えば、外の情景を取り込む際に、窓といった日常的なイ
メージを与えずに、壁21に孔が開けられたような非日
常的なイメージを与えることができる。
【0018】また、現在、一般的な窓は、アルミサッシ
であり、屋内側の窓枠としてもアルミサッシと一体とな
ったアルミニウム製の窓枠が用いられる場合が多いが、
木材や畳のい草や襖、障子等の紙といった植物性の建材
が多く用いられる和室において、金属製の建材は極めて
違和感を有するものとなるが、上述のように屋内側窓枠
12に上記窓10の周囲の壁21内面と同様の内装仕上
げを施すことにより、上述のような違和感を無くすこと
ができる。
【0019】なお、ここで内装仕上げとは、基本的に
は、壁21の内面にクロス、壁紙といったシート状のも
のを貼設することであるが、吹き付け塗装のような方法
でも良い。また、屋内側窓枠12に上記内装仕上げを施
す際に、屋内側窓枠12の屋内側に向いた面(正面)に
だけ内装仕上げを施すものとしても良いし、屋内側窓枠
12の上記正面から内側面に渡って内装仕上げを施すも
のとしても良いし、屋内側窓枠12の露出する面の全て
に渡って内装仕上げを施すものとしても良い。
【0020】また、屋内側窓枠12に上記内装仕上げを
施す際に、屋内側窓枠12の上下左右の枠の全てに上記
内装仕上げを施す必要はなく、例えば、屋内側窓枠の左
右の枠だけや、上下の枠だけに施すものとしても良い。
また、言うまでもなく、屋内側窓枠12の上下左右の全
ての枠に内装仕上げを施しても良い。
【0021】本発明の請求項5記載の住宅は、上記屋内
側窓枠21が上枠部12c、下枠部12d、右枠部12
b及び左枠部12aから形成され、上記右枠部12b及
び左枠部12aの表面に上記窓10の周囲の壁21内面
に施された内装仕上げと同様の内装仕上げが施され、か
つ、上記上枠部12c及び下枠部12dの表面が上記内
装仕上げとは異なる質感に仕上げられていることを上記
課題の解決手段とした。
【0022】上記構成によれば、屋内側窓枠12の左枠
部12a及び右枠部12bにおいては、上記内装仕上げ
が施されることにより、壁21に直接ガラスが填め込ま
れたような印象を与えることができ、上記請求項4記載
の構成と同様の効果を奏することができるとともに、上
枠部12c及び下枠部12dの表面が上記内装仕上げと
は異なる質感に仕上げられていることにより、例えば、
上枠部12c及び下枠部12dを額縁のような状態とす
ることができる。従って、窓10の外の情景を掛け軸等
の絵に見せかける際に、額縁状の上枠部12c及び下枠
部12dを取り付けるようにすることで、窓10の情景
をより絵らしく見せることができる。
【0023】また、掛けられた掛け軸は、額物に入れら
れた絵のように、その周囲全部にほぼ同様の額縁の枠が
あるのではなく、上下両端部に軸が配置されて厚みがあ
つくなり、左右の側縁部が紙の厚みしかない状態となっ
ており、上述のように屋内側窓枠12の左枠部12a及
び右枠部12bを目立たない状態とし、上枠部12c及
び下枠部12dを目立つ状態とすることにより、上記窓
10を掛け軸と似た印象を与えるものとすることができ
る。
【0024】本発明の請求項6記載の住宅は、例えば、
図8及び図9に示すように、上記窓10にサッシ枠11
aを有する窓サッシ(窓用アルミサッシ)11が設置さ
れるとともに、上記屋内側窓枠12が上記窓サッシ11
のサッシ枠11aを隠すように上記サッシ枠11aの内
幅とほぼ同じ内幅を有するように形成されていることを
上記課題の解決手段とした。上記構成によれば、上記窓
10に填め込まれた窓サッシ11のサッシ枠11aが屋
内側窓枠12に隠されることになるので、窓サッシ11
をアルミサッシとしても、アルミニウムの部分が屋内側
から見えることがなく、アルミニウムが見えることによ
る上述のような違和感を確実に防止することができる。
【0025】なお、上記窓サッシ11のサッシ枠11a
とは、窓サッシ11のガラス以外の枠部分を指すもので
あり、引き違い窓ならば、窓部分に固定された固定枠
と、ガラスが填め込まれるとともに、上記固定枠内で移
動する移動枠との両方を含むものであり、片開きの窓に
おいても、固定された固定枠と、ガラスが填め込まれる
とともに開閉する移動枠との両方を含むものである。ま
た、サッシ枠11aの内幅とは、窓サッシ11に填め込
まれたガラスが露出する部分の左右幅もしくは上下幅で
ある。なお、上記窓10は、窓の中央部分に窓ガラスの
枠が見える引き違いの窓ではなく、填め殺しもしくは片
開きの窓であることが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の一
例の住宅を図面を参照して説明する。図1は、この一例
の窓10が形成された床の間20を有する住宅30の一
階の間取りを示す概略断面図である。ここで、本発明に
かかわる住宅30の床の間20を説明する前に、住宅3
0の一階の間取りを説明する。
【0027】上記住宅30の一階の間取りは、図1に示
すように、基本的に住宅30のほぼ南側に配置された前
面側の壁31と、該壁31に対向するように住宅30の
北側に配置された背面側の壁32と、住宅30の東側に
配置された右側面側の壁33と、住宅30の西側に配置
された左側面側の壁34とに囲まれたほぼ四角形状のも
のであるが、前面側の壁31は、その中央部が外側前方
に突出して凸状となっている。
【0028】そして、上記前面側の壁31の左側の少し
奥まった部分で、住宅30の角に玄関35が配置されて
いる。また、玄関35の左側面の壁34に沿って奥側に
に玄関ホール36が配置され、さらにその奥に、二階に
つながる階段37が配置されている。また、階段37の
奥の背面側の壁32と左側面側の壁34との角部分に、
ユーティリティスペース38が配置され、背面側の壁3
2のユーティリティスペース38に対応する部分に勝手
口32aが形成されている。
【0029】そして、上記玄関35、玄関ホール36及
び階段37の右側には、リビング・ダイニング39が設
けられている。なお、前面側の一階の壁31は、リビン
グ・ダイニング39の部分で前方に突出した状態となっ
ている。そして、リビング・ダイニング39と背面の壁
32との間にキッチン40が形成されている。
【0030】また、リビング・ダイニング39の右側に
は、前面側の壁31と右側面側の壁33との角部分に上
記床の間20を有する和室41が形成されている。ま
た、リビング・ダイニング39の奥には、収納スペース
であるクローゼット42を間に挟んでキッチン40を除
く、水廻り設備が配置された水廻り部43が配置されて
いる。なお、水廻り部43は、洗面シンク44aを有す
る洗面室44と、トイレ45と、脱衣所46aを有する
バスルーム46とが備えられたものである。また、トイ
レ45と、脱衣所46a及びバスルーム46には、洗面
室44のみから出入可能とされている。
【0031】そして、上述の床の間20を有する和室4
1は、図2に示すように、畳41a…が引かれた畳敷き
の部屋であり、和室41の右側面側の壁33側に床の間
20が形成され、床の間20の部分の床面と、リビング
・ダイニング39側の和室41の側縁部の床面とは板張
りとなっている。また、右側面側の壁33の床の間20
に対応する部分(床の間の向かって正面の壁21)に
は、窓10が形成されている。なお、床の間20及び窓
10については、後に詳細に説明する。
【0032】また、和室41の前面側の壁33部分に
は、図1に示すように、引き違いの窓41bが形成され
ている。また、和室41の前面側の窓41bの屋内側に
は、図4に示すように、障子41c、41cが配置さ
れ、窓41bを隠すことができるようになっている。従
って、窓41bが、例えば、アルミサッシであっても、
障子41、41で隠すことができる。従って、和室41
にアルミサッシが配置されても、違和感を感じさせない
ようにすることができる。なお、障子41c、41c
は、窓41bの左右側縁よりさらに左右に移動可能な引
き分け障子41c、41cとなっている。
【0033】なお、上記窓41bに使用されるサッシ
を、アルミと木質様樹脂との複合サッシとしても良い。
上記複合サッシにおいては、屋内側に露出する部分が木
材に近い質感を有する木質様樹脂から形成されており、
金属光沢を有するアルミニウム部分が屋内側から見えな
いようになっており、和室41に設置しても違和感を生
じないものとなっている。なお、上記木質様樹脂は、酸
化チタンの粉体を担持させた粒状の木粉と、樹脂と、顔
料とを混合して成形したミサワウッド(MW、ミサワホ
ーム株式会社製)である。
【0034】また、和室41の背面側の水廻り部43に
隣接する部分には、クローゼット42が配置され、図5
に示すように、クローゼット42の和室41に望む部分
には、基本的に折り畳み戸42a…が配置されている。
なお、クローゼット42の床の間20側の部分は、閉塞
した状態とされ床の間20の後述する向かって正面の壁
21(右側面側の壁の床の間20に対応する部分)と同
様の内装が施されている。
【0035】また、クローゼット42内部には、図3に
示すように、棚板として中段42b及び天棚42cが配
置されている。また、和室41の左側のリビング・ダイ
ニング39と隣接する部分は、図6に示すように、ほぼ
全面が開口部とされ四枚の引き戸41d…により開閉で
きるようになっている。
【0036】次に、上記床の間20を説明する。上記床
の間20には、この一例において、床柱や床框が儲けら
れておらず、床の間20の床となる床板22の上面が和
室41の畳41aの上面とほぼ同じ高さレベルとなって
いる。また、右側面側の壁33のクローゼット42を除
く和室41に対応する部分の壁21の右側縁から左側縁
までが床の間20となっており、上記壁21が床の間2
0の向かって正面の壁21(床の間20の奥側の壁2
1)となっている。
【0037】そして、正面の壁21の内面側の内装仕上
げは、下端部と、該下端部を除く上部とで異なるものと
なっており、壁21の内面にクロス21bが貼られた後
に、壁21の下端部に、さらに、腰貼り21aとして和
紙を用いた内装仕上げ材が貼設されている。なお、和室
41の窓41bの設けられた前面側の壁31と、クロー
ゼット42の前面の床の間20に対応する部分において
も、腰貼り21aとクロス21bとからなる同様の内装
仕上げが施されている。
【0038】そして、床の間20の向かって正面の壁2
1のクロス21bが貼られた上部の中央より左によった
部分に窓10が形成されている。また、正面の壁21の
内面側上端部の天井廻り縁部分には、床の間20の左側
縁部から右側縁部に渡って、稲妻釘23aを左右に移動
自在に支持する無双23が設けられている。なお、上記
稲妻釘23aは、周知の掛け軸を吊るすためのものであ
り、稲妻釘23aが左右に移動自在になっていることに
より、掛け軸を吊るす位置を左右にずらせるようになっ
ている。
【0039】また、稲妻釘23aを窓10の正面に配置
することにより、掛け軸を窓10の前に掛けることも可
能となっている。また、無双23の前端側には、無双2
3より上下幅の広い幕板24の上側縁部が接合されてお
り、無双23と、無双23の下側に突出する稲妻釘23
aが隠されるようになっている。
【0040】次に、床の間20の正面の壁21に設けら
れた窓10について説明する。上記窓10は、床の間2
0の左右の中央より少し左寄りに設けられたものである
が、上述のように稲妻釘23aにより窓10の正面に掛
け軸を掛けることができるようになっており、窓10
は、床の間20の掛け軸等を飾るほぼ中央部に配置され
ている。また、床の間20の正面の壁21は、外壁とな
る住宅の右側面側の壁33の一部であり、床の間20の
正面の壁21に形成された窓10から住宅の外側を眺め
られるようになっている。
【0041】また、窓10は、一般的なサイズの掛け軸
とほぼ同様かわずかに小さい形状を有するものとなって
いる。すなわち、窓10は、上下に長い矩形状を有する
とともに、窓10の前に窓と重ねた状態に掛け軸を配置
した場合に、掛け軸により窓10を覆って窓10を隠せ
るようになっている。そして、窓10は、この例におい
て、図8及び図9に示すように、壁パネル22からなる
壁21に形成された開口部10aに外側から窓用アルミ
サッシ11を填め込んで取り付けるとともに、内側に屋
内側窓枠12を填め込んで取り付けることにより形成さ
れている。
【0042】なお、上記壁パネル22は、矩形枠状の枠
体22aと、該枠体22a内に必要に応じて縦横に配置
された棧材(図示略)と、該枠体22aの両側面に貼設
された面材22b、22bとからなるものである。ま
た、上記壁パネル22からなる壁21の内面側には、上
述のように内装仕上げ材としてクロス21bが貼られ、
壁21の外面側には、外装仕上げ材としてサイディング
23が貼設されている。なお、内装仕上げとしては、ク
ロス21bの内側に石膏ボード等の耐熱及び耐火性を有
するボードを配置しても良い。
【0043】また、壁21の窓10となる開口部10a
の両サイドには、方立24、24が配置され、開口部1
0aの上側に配置される壁パネル22の端部を支持する
ようになっている。そして、アルミサッシ11は、基本
的にガラスを填め殺した状態に支持するものであり、開
閉できないものとなっている。なお、アルミサッシ11
は、例えば、片開き窓として開閉自在なものであっても
良い。
【0044】上記屋内側窓枠12は、図8に示す左枠部
12a及び右枠部12bと、図9に示す上枠部12cと
下枠部12dとからなるものである。そして、左枠部1
2a及び右枠部12bは、断面長方形状の角材13から
なるものである。そして、左枠部12a及び右枠部12
bは、その左右幅(厚み)が、アルミサッシ11のガラ
スを支持するサッシ枠11aの開口部10a内に露出す
る(開口部10aの屋内側から見える)左右の部分の左
右幅とほぼ等しくなっている。そして、左枠部12a及
び右枠部12bがアルミサッシ11のサッシ枠11aの
屋内側を覆って隠すようになっており、左枠部12a及
び右枠部12bにより、アルミサッシ11のサッシ枠1
1aの左右の部分が屋内側から見えないようになってい
る。
【0045】また、上記角材13、13からなる左枠部
12a及び右枠部12bの屋内側の面(正面)及び開口
部内の内側面には、壁21に貼られた内装仕上げ材であ
るクロス21bが貼られている。すなわち、壁21の内
面から連続して左枠部12a及び右枠部12bの正面に
クロス21bが貼られるとともに、さらに、左枠部12
a及び右枠部12bの正面から連続して左枠部12a及
び右枠部12bの内側面にクロス21bが貼られてい
る。また、クロス21bを貼設される前の壁21の内面
と左枠部12a及び右枠部12bの正面とが、ほぼ面一
とされ、壁21の内面から連続して左枠部12a及び右
枠部12bの正面にクロス21bを貼った場合に、壁2
1と左枠部12aもしくは右枠部12bとの境目にほと
んど段差ができないようになっている。
【0046】これにより、屋内側から左枠部12a及び
右枠部12bを見た場合、その正面及び内側面に壁21
内面から連続するように壁21の内面と同じクロス21
bが貼設されているので、壁21の内面と左枠部12a
及び右枠部12bとの境がわからない状態となってい
る。そして、上述のように左枠部12a及び右枠部12
bによりアルミサッシ11のサッシ枠11aが屋内側か
ら見た場合に隠されるとともに、左枠部12a及び右枠
部12bと壁21との境の見分けがつかないことから、
窓10を屋内側から見た場合に、壁21に窓枠なしに直
接ガラスが填め込まれた状態、もしくは、壁21に孔が
あいた状態に見える。
【0047】一方、屋内側窓枠12の上枠部12c及び
下枠部12dは、木質の化粧枠である。そして、上枠部
12c及び下枠部12dは、左枠部12a及び右枠部1
2bと同様に、その上下幅(厚み)が、アルミサッシ1
1のガラスを支持するサッシ枠11aの開口部内に露出
する(開口部の屋内側から見える)上下の部分の上下幅
とほぼ等しくなっている。そして、左枠部12a及び右
枠部12bがアルミサッシ11のサッシ枠11aの屋内
側を覆って隠すようになっており、左枠部12a及び右
枠部12bにより、アルミサッシ11のサッシ枠11a
の左右の部分が屋内側から見えないようになっている。
すなわち、屋内側窓枠12の開口部分の大きさは、アル
ミサッシ11の露出する窓ガラス部分の大きさとほぼ等
しくなっており、屋内側窓枠12により、アルミサッシ
11のサッシ枠11aを屋内側から隠せるようになって
いる。
【0048】また、上記上枠部12c及び下枠部12d
は、その内側面にテーパがつけられており、上枠部12
cは、その内側面が屋内側から屋外側に向かうにつれて
低くなるようになっており、下枠部12dは、その内側
面が屋内側から屋外側に向かうにつれて高くなるように
なっている。従って、屋内側窓枠12においては、その
開口の上下幅が屋内側から屋外側に向かうにつれて狭く
なるようになっている。
【0049】なお、上記テーパにより上枠部12c及び
下枠部12dはその屋外側が最も厚くなっており、この
部分でサッシ枠11aの上下の部分を隠すようになって
いる。そして、化粧枠である上枠部12c及び下枠部1
2dは、上記壁21の内装仕上げ材とは異なる色と質感
を有しており、壁21に対して目立つようになってい
る。すなわち、上枠部12c及び下枠部12dは、例え
ば、壁に掛けた額縁の枠部分のような印象を与えるよう
になっている。また、下枠部12dの下端と上記壁21
内面の下端部に貼られた腰貼りの上端とがほぼ一致する
ようになっている。
【0050】以上のような住宅によれば、床の間20の
正面の壁21に設けられた窓10から見える情景を、掛
け軸等に代わる装飾品として鑑賞することができるの
で、床の間に掛け軸等の装飾品を飾らなかった場合に、
床の間が背景となる壁だけがある状態、すなわち、背景
だけあって主体が無い状態となることがない。また、窓
10の外側に、草木や花を植栽しておけば、季節によっ
て、咲く花や草木の色が代わるので、床の間20に飾る
装飾品を頻繁に交換したり、季節の花を床の間20に生
けたりしなくとも、床の間20に季節感を出すことがで
きる。
【0051】特に、窓10の形状を掛け軸状とすること
により、その意匠が通常の窓と異なるものとなり、鑑賞
する者が、窓から見える景色を掛け軸に描かれた絵に例
えて鑑賞することができる。また、窓10の形状及びサ
イズが掛け軸とほぼ同じ、もしくは小さくなっていれ
ば、窓10の前に、稲妻釘23aを使って掛け軸をかけ
ることにより、窓10を隠すことができる。従って、通
常の床の間と同様に掛け軸を掛けて床の間20を飾るこ
ともでき、この際に窓10が邪魔になるようなことがな
い。
【0052】なお、床の間20に掛けられる掛け軸は、
一つとは限らないので、例えば、稲妻釘23aを移動し
て、掛け軸をかける位置を窓10からずらすことによ
り、窓10から見える景色と掛け軸とを同時に鑑賞する
ことも可能である。また、上述のように屋内側窓枠12
の左枠部12a及び右枠部12bに、床の間20の正面
の壁21の内面と同様の内装仕上げが施されるととも
に、屋内側窓枠12により、窓10のアルミサッシ11
のサッシ枠11aが屋内側から見えないようになってい
るので、壁21に直接ガラスが填め込まれた状態、もし
くは壁21にガラス窓ではなく孔が形成された状態と錯
覚しやすい状態となる。
【0053】従って、例えば、和室41にアルミサッシ
の窓を設けた際の違和感を与えるようなことがないとと
もに、上述のような錯覚により窓10に強い印象を与え
ることができるので、単に床の間20の正面の壁に窓1
0を形成した場合に比較して、より装飾的な効果を奏す
ることができる。また、上述のように左枠部12a及び
右枠部12bがサッシ枠11aを隠すとともに、壁21
と一体となって窓枠がない状態に見せられているととも
に、額縁のような化粧枠とされた上枠部12c及び下枠
部12dが形成されているので、さらに窓10の装飾品
としての機能を高めることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の住宅によれば、
上記窓から眺められる情景が掛け軸やその他の絵と同様
の部屋の装飾として作用することになる。また、窓から
草木の緑や、季節の花や、紅葉した草木や、梅雨時の雨
や、冬の雪や、夜の月等が眺められれば、十分に季節感
を有する装飾となる。従って、床の間に掛け軸等の装飾
品を飾ったり、飾られた装飾品を頻繁に交換したり、季
節の花を生けたりしなくとも、床の間が十分に部屋の装
飾として作用することになり、部屋を装飾するための手
間の省力化を図ることができる。
【0055】本発明の請求項2記載の住宅によれば、窓
が床の間の向かって正面の壁の掛け軸等を飾るべきほぼ
中央部に設けられ、かつ、上記窓の形状が掛け軸とほぼ
同様の上下に長い矩形状とされているので、窓から眺め
られる外の情景をそのまま一つの掛け軸として取り込ん
だような印象を与えることができる。
【0056】本発明の請求項3記載の住宅によれば、例
えば、床の間に掛け軸を掛けて従来の床の間と同様に使
用する場合に、窓の前に掛け軸を掛けることにより窓を
隠すことができるので、床の間の向かって正面の壁に窓
を設けても、窓がない状態と全く同様に利用することが
できる。すなわち、上記床の間においては、上記床の間
の向かって正面の壁に設けられた窓を掛け軸等の装飾品
に代えて、部屋の装飾として用いることができるととも
に、上記窓の前に掛け軸を掛けて上記窓を隠した状態
で、掛けられた掛け軸を床の間のメインとなる装飾品と
することができる。
【0057】本発明の請求項4記載の住宅によれば、上
記窓の屋内側の周縁部を構成する屋内側窓枠と、窓の周
囲の壁内面とに同じ内装仕上げが施されることになり、
屋内側窓枠と、壁の内面との区別がつけずらい状態とな
っており、このようにすることで、上記窓を一般の窓と
は異なり、屋内側から見た場合に窓枠がないような印象
を与えることができ、例えば、外の情景を取り込む際
に、窓といった日常的なイメージを与えずに、壁に孔が
開けられたような非日常的なイメージを与えることがで
きる。
【0058】また、現在、一般的な窓は、アルミサッシ
であり、屋内側の窓枠としてもアルミサッシと一体とな
ったアルミニウム製の窓枠が用いられる場合が多いが、
木材や畳のい草や襖、障子等の紙といった植物性の建材
が多く用いられる和室において、金属製の建材は極めて
違和感を有するものとなるが、上述のように屋内側の窓
枠に上記窓の周囲の壁内面と同様の内装仕上げを施すこ
とにより、上述のような違和感を無くすことができる。
【0059】本発明の請求項5記載の住宅によれば、屋
内側窓枠の左枠部及び右枠部においては、上記内装仕上
げが施されることにより、壁に直接ガラスが填め込まれ
たような印象を与えることができ、上記請求項4記載の
構成と同様の効果を奏することができるとともに、記上
枠部及び下枠部の表面が上記内装仕上げとは異なる質感
に仕上げられていることにより、例えば、上枠部及び下
枠部を額縁のような状態とすることができ、窓の外の情
景を掛け軸等の絵に見せかける際に、額縁状の上枠部及
び下枠部を取り付けるようにすることで、窓の情景をよ
り絵らしく見せることができる。
【0060】また、床の間に掛けられた掛け軸は、額物
に入れられた絵のように周囲全部にほぼ同様の額縁の枠
があるのではなく、上下両端部に軸が配置されて厚みが
あつくなっているが、左右の側縁部は紙の厚みしかない
状態となっており、上述のように屋内側窓枠の左枠部及
び右枠部を目立たない状態とし、上枠部及び下枠部を目
立つ状態とすることにより、窓を掛け軸と似た印象を与
えるものとすることができる。
【0061】本発明の請求項6記載の住宅によれば、上
記窓に填め込まれた窓サッシのサッシ枠が屋内側窓枠に
隠されることになるので、窓サッシをアルミサッシとし
ても、アルミニウムの部分が屋内側から見えることがな
く、アルミニウムが見えることによる上述のような違和
感を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の住宅の一階の間取
りを示す断面図である。
【図2】上記例の住宅の床の間を有する和室を示す断面
図である。
【図3】上記例の住宅の床の間を説明するための上記床
の間の向かって正面の壁を示す図面である。
【図4】上記例の住宅の床の間を有する和室を説明する
ための壁の内面を示す図面である。
【図5】上記例の住宅の床の間を有する和室を説明する
ための壁の内面を示す図面である。
【図6】上記例の住宅の床の間を有する和室を説明する
ための壁の内面を示す図面である。
【図7】上記例の住宅の床の間を説明するための上記床
の間の向かって正面の壁の要部を示す図面である。
【図8】上記例の住宅の床の間の向かって正面の壁の窓
部分を示す要部断面図である。
【図9】上記例の住宅の床の間の向かって正面の壁の窓
部分を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 窓 11 窓用アルミサッシ 11a サッシ枠 12 屋内側窓枠 12a 左枠部 12b 右枠部 12c 上枠部 12d 下枠部 20 床の間 21 床の間の向かって正面の壁 21b クロス(内装仕上げ材) 23a 稲妻釘(掛止部材) 30 住宅

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床の間を有する住宅であって、 上記床の間の向かって正面の壁が外壁とされるととも
    に、この壁に窓が設けられていることを特徴とする住
    宅。
  2. 【請求項2】 上記窓が上記壁の掛け軸等の装飾品を飾
    るべきほぼ中央部に設けられ、かつ、上記窓の形状が掛
    け軸とほぼ同様の上下に長い矩形状とされていることを
    特徴とする請求項1記載の住宅。
  3. 【請求項3】 上記窓の上方に掛け軸等の被掛止物をか
    ける掛止部材が配置可能とされ、かつ、上記窓の前に掛
    け軸をかけることにより、上記窓を隠せるようになって
    いることを特徴とする請求項2記載の住宅。
  4. 【請求項4】 上記窓の屋内側の周縁部を構成する屋内
    側窓枠に、上記窓の周囲の壁内面に施された内装仕上げ
    と同様の内装仕上げが施されていることを特徴とする請
    求項1、2または3記載の住宅。
  5. 【請求項5】 上記屋内側窓枠が上枠部、下枠部、右枠
    部及び左枠部から形成され、上記右枠部及び左枠部の表
    面に上記窓の周囲の壁内面に施された内装仕上げと同様
    の内装仕上げが施され、かつ、上記上枠部及び下枠部の
    表面が上記内装仕上げとは異なる質感に仕上げられてい
    ることを特徴とする請求項4記載の住宅。
  6. 【請求項6】 上記窓にサッシ枠を有する窓サッシが設
    置されるとともに、上記屋内側窓枠が上記窓サッシのサ
    ッシ枠を隠すように上記サッシ枠の内幅とほぼ同じ内幅
    を有するように形成されていることを特徴とする請求項
    4または5記載の住宅。
JP32322697A 1997-11-25 1997-11-25 住 宅 Pending JPH11159159A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014066023A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Misawa Homes Co Ltd 収納室構造
JP2020159031A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 旭化成ホームズ株式会社 住宅

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