JP7338871B2 - 粉体用コンテナ、受入補助具および粉体供給方法 - Google Patents

粉体用コンテナ、受入補助具および粉体供給方法 Download PDF

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Description

本発明は、粉体用コンテナ、受入補助具および粉体供給方法に関する。
食品や医薬品等を製造する工場においては、それぞれ異なる粉体を収容した複数の原料コンテナから所定重量ずつ各粉体を順次製品コンテナに供給する設備が実用に供されている(たとえば特許文献1参照。)。
複数の原料コンテナから各粉体を順次製品コンテナに供給する場合において、第1の粉体を供給した後に第2の粉体を供給する際、第2の粉体を過剰に供給してしまい、製品コンテナに収容された第2の粉体の重量が目標重量の範囲から外れてしまうときがある。このようなときには、製品コンテナの受入口から柄杓等を製品コンテナの内部に挿入して、製品コンテナに収容された第2の粉体をすくい取り、製品コンテナ内の第2の粉体の重量を目標重量の範囲内に収めることが行われていた。
特開2006-290517号公報
しかし、製品コンテナに供給すべき第2の粉体の目標重量が小さく、製品コンテナの内部において第1の粉体の上部に第2の粉体が薄く積もり、製品コンテナに収容された粉体を柄杓等ですくい取ると、第2の粉体だけでなく第1の粉体をもすくい取ることになってしまう場合がある。このような場合には、第1の粉体の重量が目標重量の範囲から外れてしまうという問題がある。
製品コンテナに収容された第2の粉体をすくい取る際には、通常、柄の長い柄杓を用いることから、すくい取り作業のスペースを確保するため原料コンテナの下方から製品コンテナを移動させていた。また、すくい取り作業を実施した後、製品コンテナ内の粉体の重量を再度計測する必要がある。したがって、すくい取り作業は、非常に手間がかかり生産性の低下を招いていた。
上記事実に鑑みてなされた本発明の課題は、複数種類の粉体のそれぞれを所定重量の範囲内で供給することが可能となる粉体用コンテナ、受入補助具および粉体供給方法を提供することである。
本発明の第1の局面は上記課題を解決するために以下の粉体用コンテナを提供する。すなわち、粉体を収容する粉体用コンテナであって、上部に受入口が形成された本体と、前記受入口に供給された粉体を受け取りつつ前記本体の内部に落下させる受け取り位置と前記受入口に供給された粉体を受け取らずに前記本体の内部に落下させる落下位置との間で回転自在に前記受入口に配置された受け皿と、を備える粉体用コンテナを本発明の第1の局面は提供する。
好ましくは、前記受け皿が前記受け取り位置に位置づけられた状態において前記受け皿の外周縁と前記受入口の内周縁との間には間隙が存在し、前記受け取り位置に位置づけられた前記受け皿は前記受入口に供給された粉体を受け取りつつ前記間隙から前記本体の内部に落下させる。前記本体の下部には排出バルブが装着された排出口が形成されており、上下方向に見て前記受入口の位置と前記排出口の位置とが整合しているのが好適である。
本発明の第2の局面は上記課題を解決するために以下の受入補助具を提供する。すなわち、粉体用コンテナへの粉体の受入を補助する受入補助具であって、上部に受入口が形成され前記粉体用コンテナに着脱自在に接続される接続部材と、前記受入口に供給された粉体を受け取りつつ前記粉体用コンテナの内部に落下させる受け取り位置と前記受入口に供給された粉体を受け取らずに前記粉体用コンテナの内部に落下させる落下位置との間で回転自在に前記受入口に配置された受け皿と、を備える受入補助具を本発明の第2の局面は提供する。
望ましくは、前記受け皿が前記受け取り位置に位置づけられた状態において前記受け皿の外周縁と前記受入口の内周縁との間には間隙が存在し、前記受け取り位置に位置づけられた前記受け皿は前記受入口に供給された粉体を受け取りつつ前記間隙から前記粉体用コンテナの内部に落下させる。
本発明の第3の局面は上記課題を解決するために以下の粉体供給方法を提供する。すなわち、上記のとおりの粉体用コンテナまたは上記のとおりの受入補助具が装着された粉体用コンテナに複数種類の粉体を供給する粉体供給方法であって、第1の粉体を前記受入口から前記粉体用コンテナに供給すると共に前記粉体用コンテナに供給した前記第1の粉体の重量を計測する第1の供給工程を実施し、次いで、前記受け皿を前記受け取り位置に位置づけた状態において、第2の粉体を前記受入口から前記粉体用コンテナに供給すると共に前記粉体用コンテナに供給した前記第2の粉体の重量を計測する第2の供給工程を実施し、前記第2の供給工程において前記粉体用コンテナに供給した前記第2の粉体の重量が目標重量の範囲を超えていた場合には、前記受け皿に受け取られた前記第2の粉体を除去して、前記粉体用コンテナ内の前記第2の粉体の重量を前記目標重量の範囲内に収める粉体供給方法を本発明の第3の局面は提供する。
本発明の第1の局面の粉体用コンテナにおいては、第1の粉体が供給された後、受け皿が受け取り位置に位置づけられた状態において、第2の粉体が供給された際に、第2の粉体の重量が目標重量の範囲を超えていた場合、受け皿に受け取られた第2の粉体が柄の短い柄杓等によって除去され得る。したがって、本発明の粉体用コンテナによれば、先に供給された第1の粉体の重量を減らさずに、かつ粉体用コンテナを移動させることなく、第2の粉体の重量を調整することができ、複数種類の粉体のそれぞれを所定重量の範囲内で容易に供給することが可能となる。
本発明の第2の局面の受入補助具が粉体用コンテナの受入口に装着されると、粉体用コンテナに第1の粉体が供給された後、受け皿が受け取り位置に位置づけられた状態において、第2の粉体が粉体用コンテナに供給された際に、第2の粉体の重量が目標重量の範囲を超えていた場合、受け皿に受け取られた第2の粉体が柄の短い柄杓等によって除去され得る。したがって、本発明の受入補助具によれば、先に供給された第1の粉体の重量を減らさずに、かつ粉体用コンテナを移動させることなく、第2の粉体の重量を調整することができ、複数種類の粉体のそれぞれを所定重量の範囲内で容易に供給することが可能となる。
本発明の第3の局面の粉体供給方法においては、第2の供給工程において粉体用コンテナに供給した第2の粉体の重量が目標重量の範囲を超えていた場合には、受け皿に受け取られた第2の粉体を除去して、粉体用コンテナ内の第2の粉体の重量を目標重量の範囲内に収めるので、先に供給した第1の粉体の重量を減らさずに、かつ粉体用コンテナを移動させることなく、第2の粉体の重量を調整することができ、複数種類の粉体のそれぞれを所定重量の範囲内で容易に粉体用コンテナに供給することが可能となる。
(a)本発明に従って構成された粉体用コンテナの断面図、(b)受け皿を回転させるアクチュエータが装着されている場合の(a)におけるA-A矢視図、(c)受け皿を回転させるためのレバーが装着されている場合の(a)におけるA-A矢視図。 (a)本発明に従って構成された受入補助具の第1の実施形態の断面図、(b)本発明に従って構成された受入補助具の第2の実施形態の断面図。 第1の粉体を収容している第1の原料コンテナの下方に図1に示す粉体用コンテナを位置づけた状態を示す模式図。 (a)受け皿を受け取り位置に位置づけた状態で第1の供給工程を実施している状態を示す模式図、(b)第1の供給工程において、受け皿の軸部にアクチュエータを連結した状態を示す模式図、(c)第1の供給工程において、受け皿を落下位置に位置づけた状態を示す模式図、(d)第1の供給工程において、受け皿を受け取り位置に戻した状態を示す模式図、(e)第1の供給工程において、受け皿の軸部とアクチュエータとの連結を解除した状態を示す模式図。 第2の粉体を収容している第2の原料コンテナの下方に、第1の粉体を収容した粉体用コンテナを位置づけた状態を示す模式図。 (a)受け皿を受け取り位置に位置づけた状態で第2の供給工程を実施している状態を示す模式図、(b)第2の供給工程において、受け皿に受け取られた第2の粉体を除去している状態を示す模式図、(c)第2の供給工程において、受け皿の軸部にアクチュエータを連結した状態を示す模式図、(d)第2の供給工程において、受け皿を落下位置に位置づけた状態を示す模式図、(e)第2の供給工程において、受け皿を受け取り位置に戻した状態を示す模式図、(f)第2の供給工程において、受け皿の軸部とアクチュエータとの連結を解除した状態を示す模式図。
以下、本発明の粉体用コンテナ、受入補助具および粉体供給方法の好適実施形態について図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明に従って構成された粉体用コンテナの実施形態について図1を参照して説明する。全体を符号2で示す粉体用コンテナは、鋼材等の適宜の金属材料または適宜の合成樹脂材料から形成され得る本体4を備える。図示の実施形態の本体4は、円形または矩形の天面壁6と、天面壁6の周縁から下方に延びる円筒状または角筒状の上部側壁8と、上部側壁8の下端から下方に向かって次第に直径が小さくなる円錐状または角錐状の下部側壁10とを含む。なお、粉体用コンテナ2は錘状の下部側壁10を備えていなくてもよく、図示していないが、天面壁6の周縁から下方に延びる円筒状または角筒状の側壁と、この側壁の下端に接続された円形または矩形の底面壁とを有する寸胴形状であってもよい。
天面壁6の中央部には円形または矩形の受入口12が形成されており、受入口12から本体4の内部に粉体が供給されるようになっている。受入口12の周縁には上方に突出する円筒状または角筒状の突出壁14が付設され、突出壁14の上端には径方向外側に延びる環状または矩形状のフランジ16が設けられている。
受入口12には、受入口12に供給された粉体を受け取る受け皿18が配置されている。受け皿18は、鋼材等の適宜の金属材料または適宜の合成樹脂材料から形成され得る。図1(b)および図1(c)に示すとおり、受け皿18は、円板状の主部20と、主部20の周縁から径方向外側に延びる一対の軸部22とを有する。一対の軸部22は、互いに対向する位置に配置され、本体4の円筒壁14に回転自在に支持されている。なお、図示の実施形態の主部18は円板状であるが、主部18は矩形板状であってもよい。
受け皿18は、受入口12に供給された粉体を受け取りつつ本体4の内部に落下させる受け取り位置(図1(a)において実線で示す位置)と、受入口12に供給された粉体を受け取らずに本体4の内部に落下させる落下位置(図1(a)において二点鎖線で示す位置)との間で回転自在に構成されている。図1(a)を参照することによって理解されるとおり、受け取り位置では受け皿18の主部20が実質上水平に位置づけられ、落下位置では受け皿18の主部20が実質上鉛直に位置づけられる。
図示の実施形態では図1(a)に示すとおり、受け皿18が受け取り位置に位置づけられた状態において、受け皿18の主部20の外周縁と受入口12の内周縁との間には間隙sが存在する。そして、受け取り位置に位置づけられた受け皿18は、受入口12に供給された粉体を主部20によって受け取りつつ間隙sから本体4の内部に落下させるようになっている。
図1(b)に示すとおり、粉体用コンテナ2は、受け取り位置と落下位置との間で受け皿18を回転させるアクチュエータ24を備えているのが好ましい。アクチュエータ24は、たとえば、一方の軸部22に連結された電動アクチュエータまたはエア駆動アクチュエータから構成され得る。アクチュエータ24は、一方の軸部22に固定されていてもよく、あるいは、粉体用コンテナ2に粉体が供給される際に一方の軸部22に着脱自在に連結されるようになっていてもよい。図1(c)に示すとおり、粉体用コンテナ2は、受け取り位置と落下位置との間で受け皿18を回転させるための手動操作が加えられるレバー26を備えていてもよく、レバー26は一方の軸部22に付設され得る。
図示の実施形態では図1(a)に示すとおり、下部側壁10の下端には円形または矩形の排出口28が形成され、本体4の内部に収容された粉体が排出口28から排出されるようになっている。排出口28には、排出口28からの粉体の排出量を制御する排出バルブ30が装着されている。図示の実施形態では、上下方向に見て受入口12の位置と排出口28の位置とが整合している。排出口28の大きさは、受入口12の大きさと同一でなくてもよい。なお、図示の実施形態では排出バルブ30としてコーンバルブが装着されているが、バタフライバルブ等の他の形態のバルブが装着されていてもよい。また、粉体用コンテナ2には排出口28が形成されていなくてもよい。
下部側壁10の外面には下方に延びる複数の支持部材32が付設されており、複数の支持部材32によって本体4が起立状態(図1(a)に示す状態)を維持することができるようになっている。
次に、本発明に従って構成された受入補助具の実施形態について図2を参照して説明する。
図2(a)に示すとおり、鋼材等の適宜の金属材料または適宜の合成樹脂材料から形成され得る受入補助具34は、粉体用コンテナC1の上部に着脱自在に接続される接続部材36を備える。接続部材36は、上下方向に延びる円筒状または角筒状の筒体38と、筒体38の上端から径方向外側に延びる環状または矩形状の上側フランジ40と、筒体38の下端から径方向外側に延びる環状または矩形状の下側フランジ42とを含む。筒体38の上端および下端は開放されており、筒体38の上部に円形または矩形の受入口44が形成されている。
接続部材36の受入口44には、受入口44に供給された粉体を受け取る受け皿46が配置されている。受け皿46は、円板状または矩形板状の主部48と、主部48の周縁から径方向外側に延びる一対の軸部50とを有する。一対の軸部50は、互いに対向する位置に配置され、接続部材36の筒体38に回転自在に支持されている。
受け皿46は、受入口44に供給された粉体を受け取りつつ粉体用コンテナC1の内部に落下させる受け取り位置(図2(a)において実線で示す位置)と、受入口44に供給された粉体を受け取らずに粉体用コンテナC1の内部に落下させる落下位置(図2(a)において二点鎖線で示す位置)との間で回転自在に構成されている。受け取り位置では受け皿46の主部48が実質上水平に位置づけられ、落下位置では受け皿46の主部48が実質上鉛直に位置づけられる。
受け皿46が受け取り位置に位置づけられた状態において、受け皿46の主部48の外周縁と受入口44の内周縁との間には間隙sが存在する。そして、受け取り位置に位置づけられた受け皿46は、受入口44に供給された粉体を主部48によって受け取りつつ間隙sから粉体用コンテナC1の内部に落下させるようになっている。
受入補助具34は、受け取り位置と落下位置との間で受け皿46を回転させるアクチュエータ(図示していない。)を備えているのが好ましく、アクチュエータは、たとえば、一方の軸部50に連結された電動アクチュエータまたはエア駆動アクチュエータから構成され得る。アクチュエータは、一方の軸部50に固定されていてもよく、あるいは、粉体用コンテナC1に粉体が供給される際に一方の軸部50に着脱自在に連結されるようになっていてもよい。また、受入補助具34は、受け取り位置と落下位置との間で受け皿46を回転させるための手動操作が加えられるレバー(図示していない。)を備えていてもよく、レバーは一方の軸部50に付設され得る。
受入補助具34が接続される粉体用コンテナC1は、図2(a)に示すとおり、粉体が供給される受入口52が形成された円形または矩形の天面壁54と、天面壁54の周縁から下方に延びる円筒状または角筒状の側壁56と、受入口52の周縁から上方に突出する円筒状または角筒状の突出壁58と、突出壁58の上端から径方向外側に延びる環状または矩形状のフランジ60とを備える。粉体用コンテナC1のフランジ60と受入補助具34の下側フランジ42とは、ボルトやクランプ等の適宜の締結部材を介して接続される。
なお、受入補助具の接続部材は、適宜の態様で粉体用コンテナの上部に着脱自在に接続され得るものであればよく、上述したとおりの形態に限定されず、たとえば図2(b)に示す形態であってもよい。
図2(b)に示す受入補助具34´の接続部材62は、上下方向に延びる円筒状または角筒状の筒体64と、筒体64の上端から径方向外側に延びる環状または矩形状のフランジ66と、筒体64の下端から径方向外側に延びる円形または矩形の覆壁68と、覆壁68の外周縁から下方に突出する篏合片70とを含む。筒体64の上端および下端は開放されており、筒体64の上部に円形または矩形の受入口72が形成されている。篏合片70は覆壁68の周方向に沿って円筒状または角筒状に形成されていてもよく、あるいは覆壁68の周方向に間隔をおいて複数個の篏合片70が配置されていてもよい。
受入補助具34´が接続される粉体用コンテナC2は、接続部材62の篏合片70に篏合する円筒状または角筒状の側壁73を少なくとも備えていればよい。側壁73の外径は接続部材62の篏合片70の内径よりも小さい。受入補助具34´の篏合片70が粉体用コンテナC2の側壁73に篏合することによって、受入補助具34´が粉体用コンテナC2に接続されると、粉体用コンテナC2の上端が覆壁68によって覆われるので、粉体用コンテナC2は、受入口が形成された天面壁を備えていなくてもよい。
このような受入補助具34(34´)と粉体用コンテナC1(C2)との組み合わせにおいては、受け皿46が受入補助具34(34´)の構成要素であり、粉体用コンテナC1(C2)と受け皿46とが別体である一方、本発明に従って構成された上述の粉体用コンテナ2においては、受け皿18が粉体用コンテナ2の構成要素であり、粉体用コンテナ2に受け皿18が一体的に設けられている点で相違する。しかし、粉体用コンテナ2に複数種類の粉体を供給する粉体供給方法と、受入補助具34(34´)が装着された粉体用コンテナC1(C2)に複数種類の粉体を供給する粉体供給方法とは同一である。そこで、本明細書では、粉体用コンテナ2に複数種類の粉体を供給する粉体供給方法について図3ないし図6を参照して説明する。
図示の実施形態では、第1の粉体P1を第1の原料コンテナ74から粉体用コンテナ2に供給した後、第1の粉体P1とは異なる第2の粉体P2を第2の原料コンテナ76から粉体用コンテナ2に供給する例(2個の原料コンテナから2種類の粉体を粉体用コンテナ2に供給する例)を説明するが、3個以上の原料コンテナから3種類以上の粉体を粉体用コンテナ2に供給してもよい。なお、第1・第2の原料コンテナ74、76は移動式でもよく固定式でもよい。
図示の実施形態では、まず、第1の粉体P1を受入口12から粉体用コンテナ2に供給すると共に、粉体用コンテナ2に供給した第1の粉体P1の重量を計測する第1の供給工程を実施する。
図3に示すとおり、第1の供給工程では、まず、ベルトコンベア等の適宜の搬送手段78によって空の粉体用コンテナ2を移動させて第1の重量計80の上方に位置づけると共に、第1の原料コンテナ74の排出口82の下方に粉体用コンテナ2の受入口12を位置づける。次いで、図4(a)に示すとおり、エアシリンダまたは電動シリンダ等の適宜のアクチュエータを有する第1の昇降手段84によって第1の重量計80を上昇させ、空の粉体用コンテナ2を第1の重量計80に載せると共に、空の粉体用コンテナ2の重量を第1の重量計80によって計測して計量基準値として設定する。
次いで、第1の原料コンテナ74の排出バルブ86を開けて、第1の粉体P1を受入口12から粉体用コンテナ2に供給すると共に、粉体用コンテナ2に供給した第1の粉体P1の重量を第1の重量計80によって計測する。そして、粉体用コンテナ2に供給した第1の粉体P1の重量が目標重量の範囲に達したら、第1の原料コンテナ74の排出バルブ86を閉じ、粉体用コンテナ2への第1の粉体P1の供給を停止する。
図示の実施形態の第1の供給工程では、図4(a)に示すとおり、受け皿18を受け取り位置に位置づけた状態で、第1の粉体P1を粉体用コンテナ2に供給している。これによって、粉体用コンテナ2に第1の粉体P1を供給した際に、第1の粉体P1が分散しながら粉体用コンテナ2に収容されるため、粉体用コンテナ2の収容効率が向上すると共に、受入口12の下方に配置された排出バルブ30に作用する第1の粉体P1の落下衝撃が軽減される。
次いで、粉体用コンテナ2内の第1の粉体P1の重量(本体4内の第1の粉体P1の重量と、受け皿18に受け取られた第1の粉体P1の重量との合計)が目標重量の範囲内であることを確認した後、図4(b)に示すとおり、エアシリンダまたは電動シリンダ等の適宜の移動手段(図示していない。)によってアクチュエータ24を移動させ、アクチュエータ24の連結部24a(たとえば、一方の軸部22を把持可能な二股形状に形成され得る。)を、粉体用コンテナ2の突出壁14の外周面から突出している一方の軸部22に連結させる。なお、図4においては、軸部22の回転中心は紙面に対して垂直であるところ、便宜的に、突出壁14から突出している一方の軸部22を図4の左右方向に沿って記載している。
次いで、図4(c)に示すとおり、アクチュエータ24を作動させて受け皿18を受け取り位置から落下位置に位置づけ、受け皿18に受け取られた第1の粉体P1を本体4の内部に落下させる。次いで、図4(d)に示すとおり、アクチュエータ24を作動させて受け皿18を落下位置から受け取り位置に位置づける。次いで、図4(e)に示すとおり、移動手段によってアクチュエータ24を移動させ、アクチュエータ24の連結部24aと一方の軸部22との連結を解除する。そして、第1の粉体P1を収容した粉体用コンテナ2と共に第1の重量計80を第1の昇降手段84によって下降させ、粉体用コンテナ2を搬送手段78に載せる。
なお、第1の供給工程では、受け皿18を落下位置に位置づけた状態で、第1の粉体P1を粉体用コンテナ2に供給してもよいが、図示の実施形態のように、受け皿18を受け取り位置に位置づけた状態で第1の粉体P1を粉体用コンテナ2に供給することにより、粉体用コンテナ2に供給した第1の粉体P1の重量が目標重量の範囲を超えていた場合、受け皿18が受け取り位置に位置づけられている際(図4(b)に示す状態の際)に、受け皿18に受け取られた第1の粉体P1の一部を柄の短い柄杓等を用いて除去し、粉体用コンテナ2に供給した第1の粉体P1の重量を目標重量の範囲内に収めることができる。
第1の供給工程を実施した後、受け皿18を受け取り位置に位置づけた状態において、第2の粉体P2を受入口12から粉体用コンテナ2に供給すると共に、粉体用コンテナ2に供給した第2の粉体P2の重量を計測する第2の供給工程を実施する。
図5に示すとおり、第2の供給工程では、まず、第1の粉体P1を収容した粉体用コンテナ2を搬送手段78によって移動させて第2の重量計88の上方に位置づけると共に、第2の原料コンテナ76の排出口90の下方に粉体用コンテナ2の受入口12を位置づける。次いで、図6(a)に示すとおり、第2の昇降手段92によって第2の重量計88を上昇させ、粉体用コンテナ2を第2の重量計88に載せると共に、第1の粉体P1を収容した粉体用コンテナ2の重量を第2の重量計88によって計測して計量基準値として設定する。
次いで、第2の原料コンテナ76の排出バルブ94を開けて、第2の粉体P2を受入口12から粉体用コンテナ2に供給すると共に、粉体用コンテナ2に供給した第2の粉体P2の重量を第2の重量計88によって計測する。そして、粉体用コンテナ2に供給した第2の粉体P2の重量が目標重量の範囲に達したら、第2の原料コンテナ76の排出バルブ94を閉じ、粉体用コンテナ2への第2の粉体P2の供給を停止する。
第2の供給工程では、図6(a)に示すとおり、受け皿18を受け取り位置に位置づけた状態で、第2の粉体P2を粉体用コンテナ2に供給しているため、粉体用コンテナ2の収容効率が向上する。
第2の供給工程において、粉体用コンテナ2に供給した第2の粉体P2の重量が目標重量の範囲を超えていた場合には、図6(b)に示すとおり、受け皿18に受け取られた第2の粉体P2の一部を柄の短い柄杓96等を用いて除去することにより、粉体用コンテナ2に供給した第2の粉体P2の重量を目標重量の範囲内に収める。
第2の粉体P2の一部を除去する際には、本体4に収容された第2の粉体P2を除去する必要はなく、受け皿18に受け取られた第2の粉体P2の一部のみを除去すればよい。したがって、図示の実施形態では、第2の原料コンテナ76の下方から粉体用コンテナ2を移動させずに、かつ第2の重量計88に粉体用コンテナ2を載せた状態で、粉体用コンテナ2内の第2の粉体P2の重量を確認しながら第2の粉体P2の一部を容易に除去することができるので、生産性の低下を抑制することができる。
図示の実施形態では、第2の原料コンテナ76の下方から粉体用コンテナ2を移動させずに、第2の粉体P2の一部を除去することができるので、第1の原料コンテナ74と第2の原料コンテナ76との間に、第2の粉体P2を除去する作業のために一時的に粉体用コンテナ2を置くスペースを設ける必要がない。したがって、図示の実施形態によれば、第1の原料コンテナ74と第2の原料コンテナ76との間の距離を短くすることができ、粉体用コンテナ2に複数の粉体を供給するための設備の設置面積を小さくすることができる。
次いで、粉体用コンテナ2内の第2の粉体P2の重量(本体4内の第2の粉体P2の重量と、受け皿18に受け取られた第2の粉体P2の重量との合計)が目標重量の範囲内であることを確認した後、図6(c)に示すとおり、移動手段によってアクチュエータ24を移動させ、アクチュエータ24の連結部24aを一方の軸部22に連結させる。
次いで、図6(d)に示すとおり、アクチュエータ24を作動させて受け皿18を受け取り位置から落下位置に位置づけ、受け皿18に受け取られた第2の粉体P2を本体4の内部に落下させる。次いで、図6(e)に示すとおり、アクチュエータ24を作動させて受け皿18を落下位置から受け取り位置に位置づける。次いで、図6(f)に示すとおり、移動手段によってアクチュエータ24を移動させ、アクチュエータ24の連結部24aと一方の軸部22との連結を解除する。そして、第2の粉体P2を収容した粉体用コンテナ2と共に第2の重量計88を第2の昇降手段92によって下降させ、粉体用コンテナ2を搬送手段78に載せる。
以上のとおりであり、図示の実施形態では、第2の供給工程において粉体用コンテナ2に供給した第2の粉体P2の重量が目標重量の範囲を超えていた場合には、受け皿18に受け取られた第2の粉体P2の一部を柄の短い柄杓96等を用いて除去し、粉体用コンテナ2内の第2の粉体P2の重量を目標重量の範囲内に収めるので、先に供給した第1の粉体P1の重量を減らさずに、かつ粉体用コンテナ2を移動させることなく、第2の粉体P2の重量を調整することができ、複数種類の粉体P1、P2のそれぞれを所定重量の範囲内で容易に粉体用コンテナ2に供給することが可能となる。
2:粉体用コンテナ
4:本体
12:粉体用コンテナの受入口
18:粉体用コンテナの受け皿
24:アクチュエータ
26:レバー
28:排出口
30:排出バルブ
34:受入補助具
36:接続部材
44:受入補助具の受入口
46:受入補助具の受け皿
P1:第1の粉体
P2:第2の粉体

Claims (6)

  1. 粉体を収容する粉体用コンテナであって、
    上部に受入口が形成された本体と、
    前記受入口に供給された粉体を受け取りつつ前記本体の内部に落下させる受け取り位置と前記受入口に供給された粉体を受け取らずに前記本体の内部に落下させる落下位置との間で回転自在に前記受入口に配置された受け皿と、
    を備える粉体用コンテナ。
  2. 前記受け皿が前記受け取り位置に位置づけられた状態において前記受け皿の外周縁と前記受入口の内周縁との間には間隙が存在し、前記受け取り位置に位置づけられた前記受け皿は前記受入口に供給された粉体を受け取りつつ前記間隙から前記本体の内部に落下させる、請求項1に記載の粉体用コンテナ。
  3. 前記本体の下部には排出バルブが装着された排出口が形成されており、上下方向に見て前記受入口の位置と前記排出口の位置とが整合している、請求項1または2に記載の粉体用コンテナ。
  4. 粉体用コンテナへの粉体の受入を補助する受入補助具であって、
    上部に受入口が形成され前記粉体用コンテナに着脱自在に接続される接続部材と、
    前記受入口に供給された粉体を受け取りつつ前記粉体用コンテナの内部に落下させる受け取り位置と前記受入口に供給された粉体を受け取らずに前記粉体用コンテナの内部に落下させる落下位置との間で回転自在に前記受入口に配置された受け皿と、
    を備える受入補助具。
  5. 前記受け皿が前記受け取り位置に位置づけられた状態において前記受け皿の外周縁と前記受入口の内周縁との間には間隙が存在し、前記受け取り位置に位置づけられた前記受け皿は前記受入口に供給された粉体を受け取りつつ前記間隙から前記粉体用コンテナの内部に落下させる、請求項4に記載の受入補助具。
  6. 請求項1から3までのいずれかに記載の粉体用コンテナまたは請求項4もしくは5に記載の受入補助具が装着された粉体用コンテナに複数種類の粉体を供給する粉体供給方法であって、
    第1の粉体を前記受入口から前記粉体用コンテナに供給すると共に前記粉体用コンテナに供給した前記第1の粉体の重量を計測する第1の供給工程を実施し、
    次いで、前記受け皿を前記受け取り位置に位置づけた状態において、第2の粉体を前記受入口から前記粉体用コンテナに供給すると共に前記粉体用コンテナに供給した前記第2の粉体の重量を計測する第2の供給工程を実施し、
    前記第2の供給工程において前記粉体用コンテナに供給した前記第2の粉体の重量が目標重量の範囲を超えていた場合には、前記受け皿に受け取られた前記第2の粉体を除去して、前記粉体用コンテナ内の前記第2の粉体の重量を前記目標重量の範囲内に収める粉体供給方法。
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