JP7337447B2 - 測定機器 - Google Patents

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Description

本発明は、測定機器に関する。
従来、測定対象を測定し測定値を取得する測定機器が知られている。
例えば、特許文献1の測定装置は、測定手段(測定機器)による測定で得られる測定データ(測定値)を複数の機器に送信する測定データ送信手段と、測定データ送信手段から送信された測定データを受信し演算する外部機器と、を備える。測定装置を操作する操作者は、測定補助装置を装着している。測定補助装置は、ウェアラブルコンピュータ(Wearable Computer)である小型コンピュータと、表示手段であるヘッドマウントディスプレイと、音声出力手段であるイヤホンと、操作者の音声を音声データとして入力する音声入力手段であるマイクロホンと、を備える。
測定補助装置は、ヘッドマウントディスプレイに測定データ送信手段から送信された測定データを表示する。このため、操作者は、測定作業をしながらヘッドマウントディスプレイに表示された測定データを見ることができる。
また、測定補助装置は、マイクロホンより入力された音声データに対応して、外部機器の各種制御をするための信号を出力する設定手段を備える。具体的には、操作者がマイクロホンから音声入力をすることにより、外部機器における演算や測定データの表示について操作することができる。これにより、操作者は、測定作業の中断や手で操作するための視線移動などをすることなく、測定作業を継続することができる。
特開2003-28675号公報
しかしながら、特許文献1の測定装置は、測定機器で取得された測定値を外部機器に出力したり、測定機器のプリセット値や公差値、ゼロセットなどの設定をしたりする際は、音声入力では操作できず、操作者は、測定機器に設けられたボタン等の入力手段を手で操作する必要がある。この際、入力手段は、例えば押下により入力がなされたことを操作者(使用者)に認識させるため、押し感がある構造となっている。そして、測定機器が例えばノギスやマイクロメータ、インジケータ等である場合、その測定は、マイクロメートル単位で行われる。
マイクロメートル単位の測定値は、入力手段(測定機器)の操作による振動で測定位置が移動し、容易に変動する。したがって、使用者の手による測定機器の操作により、測定値や設定などに誤差が生じることがあるという問題がある。
本発明の目的は、測定機器を操作することで生じる誤差を抑制し、利便性の向上を図ることができる測定機器を提供することである。
本発明の測定機器は、測定対象を測定し測定値を取得する。測定機器は、使用者の音声を入力する音声入力装置と、音声入力装置からの入力を受け付け測定機器を制御する制御手段と、を備える。制御手段は、音声入力装置から入力された音声を認識する音声認識部と、音声認識部にて認識された音声に基づいて測定機器の制御を実行する制御実行部と、を備えることを特徴とする。
このような本発明によれば、測定機器の制御手段は、音声入力装置から入力された使用者の音声を認識する音声認識部と、認識された音声に基づいて測定機器の制御を実行する制御実行部と、を備えるため、使用者は、音声により測定機器を操作することができる。したがって、使用者は測定機器に触れることなく操作できるため、測定機器の操作による振動で生じる誤差を抑制することができる。また、例えば測定機器が手では操作できない位置に配置されていたとしても、使用者は、音声により測定機器を操作することができる。したがって、測定機器は、利便性の向上を図ることができる。
この際、制御手段は、音声認識部に音声の認識を実行させるか否かを判定する認識判定部を備えることが好ましい。
ここで、音声入力装置から入力された音声について、常に音声認識をすると、使用者の意図しない音声入力に対しても音声認識を実行することがある。これにより、制御実行部は、使用者の意図しない制御を実行する等、誤作動をすることがある。使用者の意図しない音声入力とは、使用者がした音声入力による操作(制御指示)とは異なる音声を制御指示として認識してしまうことや、使用者が音声入力をしていないにも関わらず、何らかの音を音声入力として認識してしまうことなどである。
しかしながら、このような構成によれば、制御手段は、音声認識部に音声の認識を実行させるか否かを判定する認識判定部を備えるため、使用者の意図しない制御の実行を防止することができる。
この際、認識判定部は、測定機器の周辺で生じる周辺音の状態を所定の値に基づいて判定し、周辺音が所定の値よりも小さいと判定した場合に音声認識部に音声の認識を実行させることが好ましい。
ここで、周辺音とは、例えば他の測定機器が発する音やノイズ等、使用者の音声以外の音のことである。測定機器の周辺で生じる周辺音が入力される音声と同じ音量、または、それ以上の音量である場合、音声認識部は正確に音声を認識することができず、音声を誤って認識することがある。これにより、制御実行部は、誤動作をすることがある。
しかしながら、このような構成によれば、認識判定部は、周辺音が所定の値よりも小さいと判定した場合、音声認識部に音声の認識を実行させる。このため、測定機器は、使用者の音声よりも大きい音量の音やノイズ等がある場合に生じ得る音声認識部による音声の誤認識および制御実行部による誤動作を回避することができる。
この際、音声認識部が音声の認識を実行できる状態か否かを報知する報知手段を備えることが好ましい。
このような構成によれば、測定機器は、音声認識部が音声の認識を実行できる状態であることを報知する報知手段を備えるため、例えば認識判定部により音声認識部に音声の認識を実行させないと判定され、その旨が報知手段から報知された場合、使用者は、音声認識部が音声の認識を実行できるように、音声の認識を実行できない原因に対して対策をとることができる。したがって、測定機器は、制御実行部による誤動作を防止することができる。
この際、測定機器は、所定の測定機器を特定する識別情報を有する。識別情報は、単一の測定機器を特定する固有の識別情報を含む。制御手段は、音声認識部にて認識された音声に基づいて識別情報を認識する識別情報認識部を備える。制御実行部は、識別情報認識部にて固有の識別情報が認識された場合は、その固有の識別情報を有する測定機器の制御を実行することが好ましい。
ここで、測定に際して、複数の測定機器をそれぞれ近傍に配置して測定を実行することがある。この際、複数の測定機器に対して音声入力をすると、複数の測定機器のうち、一つの測定機器のみを特定し操作することは困難なことがある。
しかしながら、このような構成によれば、測定機器は、単一の測定機器を特定する固有の識別情報を含む識別情報を有する。そして、制御実行部は、識別情報認識部にて固有の識別情報が認識された場合は、その固有の識別情報を有する測定機器の制御を実行する。したがって、使用者は、複数の測定機器のうち、一つの測定機器のみを特定し操作することができ、測定機器は、利便性を向上させることができる。なお、固有の識別情報とは、測定機器の製造番号やID、使用者が設定したニックネーム等の所定の名称など、単一の測定機器を特定するための情報のことである。
この際、識別情報は、複数の測定機器を特定するための固有の識別情報とは異なる他の測定機器と共通する共通識別情報を含み、制御実行部は、識別情報認識部にて共通識別情報が認識された場合は、共通識別情報を有する測定機器の制御を実行することが好ましい。
ここで、複数の測定機器に対して例えば同一の設定をしたい場合、手で操作すると一つ一つの測定機器に対して操作をしなければならず、非常に手間となることがある。
しかしながら、このような構成によれば、測定機器は、固有の識別情報とは異なる他の測定機器と共通する共通識別情報を有し、測定機器は、複数の測定機器を特定するための固有の識別情報とは異なる他の測定機器と共通する共通識別情報を含む識別情報を有する。制御実行部は、識別情報認識部にて共通識別情報が認識された場合は、共通識別情報を有する測定機器の制御を実行する。したがって、使用者は、複数の測定機器を音声で一括設定することができ、測定機器は、利便性を向上させることができる。なお、共通識別情報とは、測定に用いられる全ての測定機器を指定するための名称や、測定機器の種類の名称、複数の測定機器が配置されている所定の位置の名称、使用者が設定したグループ名などの所定の名称など、全て、または、複数の測定機器を特定するための情報のことである。
この際、制御実行部は、使用者が音声入力装置から測定値を含む測定機器の情報を出力するための音声を入力したとき、音声認識部にて認識された音声に基づいて情報を出力する情報出力部を備えることが好ましい。
このような構成によれば、制御実行部は、使用者が音声入力装置から測定機器の情報を出力するための音声を入力したとき、情報を出力する情報出力部を備えるため、使用者は、測定機器に触れることなく測定機器の情報を出力することができる。
この際、制御実行部は、使用者が音声入力装置から測定機器の測定に関する設定をするための音声を入力したとき、音声認識部にて認識された音声に基づいて測定機器の設定をする測定設定部を備えることが好ましい。
このような構成によれば、制御実行部は、使用者が音声入力装置から測定機器の測定に関する設定をするための音声を入力したとき、測定機器の設定をする測定設定部を備えるため、使用者は、測定機器に触れることなく測定機器の設定をすることができる。
この際、測定設定部は、測定機器に対しそれぞれ異なる測定条件の設定を実行する複数の設定モードを有し、使用者が音声入力装置から複数の設定モードのいずれか一つの設定モードに関する音声を入力したとき、音声認識部にて認識された音声に基づいて設定モードを切り替えて測定機器の設定をするモード切替部を備えることが好ましい。
ここで、測定機器は、測定対象に対応した測定治具を装着したり、所定の測定方法にて測定対象を測定することがある。このとき、使用者は、測定機器を手で操作し、測定治具や所定の測定方法に対応した演算計数やゼロセット等の各種パラメータを測定条件として設定する必要がある。測定治具や所定の測定方法に対応した各種パラメータを手で操作し設定をすることは困難である場合がある。複数の設定モードとは、例えば使用する測定治具や測定方法に対応する各種パラメータを測定条件として測定機器に対して一括で設定を実行するものである。
このような構成によれば、測定設定部は、複数の設定モードを有し、使用者が音声入力した設定モードに切り替えるモード切替部を備えるため、使用者は、測定機器に触れることなく、使用する測定治具や測定方法に対応する各種パラメータを測定条件として測定機器に対して一括で設定することができる。したがって、測定機器は、利便性の向上を図ることができる。
この際、測定機器は、制御実行部による測定機器の過去の設定を記憶する記憶手段を備え、制御実行部は、記憶手段に記憶された過去の設定に基づいて測定機器の設定を復元する復元部を備える。復元部は、使用者が音声入力装置から測定機器を過去の設定に復元するための音声を入力したとき、音声認識部にて認識された音声に基づいて、記憶手段に記憶された過去の設定を読み出し測定機器の設定を復元することが好ましい。
このような構成によれば、復元部は、使用者が音声入力装置から測定機器を過去の設定に復元するための音声を入力したとき、記憶手段に記憶された測定機器の過去の設定を読み出し測定機器の設定を復元するため、使用者が誤った測定機器の設定をしたとしても、その設定を記憶手段に記憶された設定に復元しキャンセルすることができる。したがって、測定機器は、利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る測定機器を示す概略図 前記測定機器の制御手段を示すブロック図 前記測定機器の制御方法を示すフローチャート 前記測定機器の情報出力工程を示すフローチャート 前記測定機器の測定設定工程を示すフローチャート 前記測定機器の復元工程を示すフローチャート
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る測定機器1を示す概略図である。
測定機器1は、図1に示すように、測定対象を測定し測定値を取得するインジケータである。具体的には、測定機器1は、測定機器本体2と、この測定機器本体2に移動自在に設けられた測定子としてのスピンドル3と、測定機器本体2の内部に設けられてスピンドル3の移動量を検知して測定値を取得する測定手段4と、使用者の音声を測定機器1に入力する音声入力装置5と、音声入力装置5からの入力を受け付け測定機器1を制御する制御手段6と、測定機器1の所定の状態を報知する報知手段8と、を備える。
測定に際し、測定機器1は複数用いられることがある。本実施形態では2つの測定機器1a,1bが用いられる。なお、説明の都合上、測定機器1aでは、内部構造を図示し、測定機器1bでは、外観を図示している。2つの測定機器1a,1bは、固定部材Rにより、互いの位置が移動しないように固定されており、図示しないスタンドなどに装着されている。
測定機器1は、測定機器1aと測定機器1bとを特定する識別情報を有する。識別情報は、単一の測定機器1a,1bを特定する固有の識別情報を含む。固有の識別情報とは、製造番号やID、所定の名称など、単一の測定機器を特定するための情報である。本実施形態では、測定機器1aの識別情報を「測定機器1A」とし、測定機器1bの識別情報を「測定機器1B」として説明する。
また、識別情報は、複数の測定機器1a,1bを特定するための固有の識別情報「測定機器1A」と「測定機器1B」とは異なる互いに共通する共通識別情報を含む。共通識別情報とは、使用者が設定した所定の名称など、全て、または、複数の測定機器を特定するための情報である。本実施形態では、測定機器1aおよび測定機器1bの共通識別情報を「ALL」として説明する。
測定機器本体2は、測定手段4を内蔵するケース体21と、このケース体21から突没自在にスピンドル3を支持するスピンドルガイド部22と、測定値を含む測定機器1の情報を表示する表示手段Dと、測定機器1を制御するための指令を入力するボタン式の入力手段Bと、を備える。通常、使用者は、入力手段Bを操作することで、測定値を図示しない外部機器に出力したり、測定機器1のゼロセットなどの設定を行う。
表示手段Dは、例えば液晶パネルや有機EL(Electro-Luminescence)、電子ペーパーなどであり、測定機器1の情報を表示することできればどのようなものであってもよい。
スピンドル3は、ステンレス等の適宜な金属材料から円柱状に形成され、測定機器本体2から外部に露出して測定対象Wに当接する先端部31と、測定機器本体2の内部に設けられて測定手段に対向するスケール部32と、を有している。スピンドル3は、先端部31が測定対象Wに当接して測定機器本体2に押し込まれることで、スケール部32が測定手段4に対して相対移動するようになっている。測定手段4は、スケール部32の移動量を検知することで、スピンドル3の移動量を測定値として出力する。また、スピンドル3は、リフティングノブ33を用いて図中の矢印方向に手動で移動させることができる。
測定手段4は、スピンドル3のスケール部32に対向して設けられる検知部41と、この検知部41を駆動するための測定回路部42と、を備える。
検知部41は、例えば、スケール部32に向かって光を照射するとともに、スケール部32から反射する反射光を受光することで、スケール部32との相対移動を検知する光学センサである。なお、検知部41は、スケール部32との相対移動を検知することができれば光学センサでなくてもよく、任意の手段を用いることが可能である。
測定回路部42は、検知部41を駆動するとともに、検知部41で検知した測定値を制御手段6に出力する。
音声入力装置5は、測定機器1に内蔵されるとともに、制御手段6に対して音声入力をするマイクロホンである。なお、音声入力装置5は、マイクロホンでなくてもよく、使用者が音声入力をすることができれば、どのようなものを採用してもよい。
音声入力装置5は、使用者の音声を取得しやすい位置である測定機器1の上部(紙面上方向)に設けられている。なお、音声入力装置5は、使用者の音声を取得することができれば、測定機器1とは分離して設けられていてもよいし、有線または無線などの通信を介して測定機器1に音声を入力してもよい。要するに、音声入力装置は、使用者の音声を測定機器に入力することができれば、どのようなものであってもよい。
制御手段6は、例えばマイコンである。なお、制御手段6は、音声入力装置5からの入力を受け付け測定機器1を制御することができればマイコンでなくてもよく、どのようなものであってもよい。
報知手段8は、測定機器1の所定の状態に応じて色彩が変化するLEDである。報知手段8の詳細や色彩の変化などは、後述する。なお、報知手段8は、LEDでなくてもよく、測定機器1の所定の状態を使用者に報知することができれば、どのようなものであってもよい。
図2は、測定機器1の制御手段6を示すブロック図である。
図2に示すように、測定機器1は、測定値を含む測定機器の情報を出力する出力手段7と、制御手段6による制御を記憶する記憶手段9と、をさらに備える。
また、制御手段6は、認識判定部61と、識別情報認識部62と、音声入力装置5から入力された音声を認識する音声認識部63と、制御実行部64と、を備える。
認識判定部61は、音声認識部63に音声の認識を実行させるか否かを判定する。具体的には、認識判定部61は、測定機器1の周辺で生じる周辺音の状態を所定の値に基づいて判定し、周辺音が所定の値よりも小さいと判定した場合に音声認識部63に音声の認識を実行させる。
ここで、周辺音とは、例えば他の測定機器が発する音やノイズ等、使用者の音声以外の音である。また、周辺音の所定の値とは、音声認識部63が使用者の音声に基づき音声の認識を実行できるか否かの基準となる値である。周辺音が、入力される音声と同じ、または、それ以上の音量である場合、音声認識部63は、正確に音声を認識することができないことがある。このため、周辺音は、使用者の音声よりも小さい方が好ましい。そして、測定機器1は、認識判定部61と報知手段8とにより、制御実行部64における誤動作を防止することができる。
また、認識判定部61は、周辺音だけではなく、次の状態に基づいて判定を行ってもよい。
例えば、測定機器1がスリープ状態であるとき、認識判定部61は、音声認識部63に音声の認識を実行させないと判定してもよいし、「起動」等の所定の音声入力があった場合は、音声認識部63に音声の認識を実行させると判定してもよい。また、測定機器1が測定対象を測定するための測定範囲内にあるときは、認識判定部61は、音声認識部63に音声の認識を実行させると判定してもよいし、測定範囲外にあるときは、音声認識部63に音声の認識を実行させないと判定してもよい。
さらに、例えば後述する測定機器1の設定において、測定機器1が動作しているときに例えばゼロセットをすると、正確な位置でゼロセットをすることができないことから、認識判定部61は、測定機器1が測定をしておらず、静止している状態であるときに音声認識部63に音声認識を実行させると判定してもよい。要するに、認識判定部は、音声認識部に音声の認識を実行させるか否かを判定することができればよく、認識判定部が何に基づいて判定をするかについては設計事項である。
ここで、報知手段8について説明する。報知手段8は、音声認識部63が音声の認識を実行できる状態か否かを報知する。具体的には、報知手段8は、測定機器1が測定をせずに静止しており、周辺音が所定の値よりも小さく、認識判定部61が音声認識部63に音声認識を実行させると判定したときは、青色のLEDを点灯させる。また、報知手段8は、測定機器1が測定を実行しており、周辺音が所定の値よりも大きく、認識判定部61が音声認識部63に音声認識を実行させないと判定したときは、赤色のLEDを点灯させる。報知手段8は、測定機器1がスリープ状態や待機状態にあるときは、緑色のLEDを点灯させる。これにより、使用者は、赤色のLED(報知手段8)が点灯しているときは、測定機器1を静止させたり、ノイズや騒音の原因を除去するなど、音声認識部63が正確に音声を認識できるように対応することができる。
識別情報認識部62は、音声認識部63にて認識された音声に基づいて識別情報を認識する。
制御実行部64は、識別情報認識部62にて固有の識別情報である例えば「測定機器1A」が認識された場合は、その固有の識別情報「測定機器1A」を有する測定機器1aの制御を実行し、識別情報認識部62にて固有の識別情報「測定機器1A」が認識されず、例えば固有の識別情報「測定機器1B」が認識された場合は、測定機器1aの制御を実行せず、測定機器1bの制御を実行する。
また、制御実行部64は、識別情報認識部62にて共通識別情報である例えば「ALL」が認識された場合は、共通識別情報「ALL」を有する測定機器1a,1bの制御を実行する。なお、音声入力装置5から識別情報が入力されず、測定機器1の制御に関する音声が入力された場合、制御手段6は、全ての測定機器1a,1bの制御を実行するようにしてもよいし、識別情報が入力されない限り、制御を実行しないこととしてもよい。
音声認識部63は、音声入力装置5から入力された音声を認識する。具体的には、音声認識部63は、音声入力装置5から入力された使用者の音声を、制御実行部64が制御を実行するための指令に変換する。例えば、使用者が音声入力装置5を介して「設定」と発話し音声入力をした場合、音声認識部63は、制御実行部64が測定機器1の設定を実行できるように使用者の音声を設定指令に変換し、制御実行部64に送信する。そのため、音声認識部63が正確に使用者の音声を変換できるように、音声入力装置5から入力される音声は、騒音などのノイズのない状況下の音声であることが好ましい。
制御実行部64は、音声認識部63にて認識された音声に基づいて測定機器1の制御を実行する。また、制御実行部64は、情報出力部641と、測定設定部642と、復元部644と、を備える。
情報出力部641は、使用者が音声入力装置5から測定値を含む測定機器1の情報を出力するための音声を入力したとき、音声認識部63にて認識された音声に基づいて情報を出力する。例えば、使用者が音声入力装置5を介して「出力」と発話した場合、音声認識部63は、音声を「出力指令」に変換する。情報出力部641は、音声認識部63による「出力指令」に基づいて情報を出力手段7に出力する。
ここで、出力手段7への情報の出力とは、例えば外部機器である出力手段7に測定値を含む測定機器の情報を出力したり、使用者が出力手段7として表示手段を有するヘッドマウントディスプレイを装着している場合は、その表示手段に測定機器の情報を出力すること等である。また、測定機器の情報とは、測定値に限らず、測定機器の製造年月日や校正時期など、測定機器に関する情報のことである。
測定設定部642は、使用者が音声入力装置5から測定機器1の測定に関する設定をするための音声を入力したとき、音声認識部63にて認識された音声に基づいて測定機器1の設定をする。例えば、使用者が音声入力装置5を介して「設定」と発話した場合、音声認識部63は、音声を「設定指令」に変換する。測定設定部642は、音声認識部63による「設定指令」に基づいて測定機器1の設定をする。
ここで、測定機器1の設定とは、ゼロセットやプリセット、公差、計数、所定の測定方法における最大値や最小値、ふれ幅など、各種パラメータの設定のことをいう。
また、測定設定部642は、測定機器1に対しそれぞれ異なる測定条件の設定を実行する複数の設定モードを有し、使用者が音声入力装置5から複数の設定モードのいずれか一つの設定モードに関する音声を入力したとき、音声認識部63にて認識された音声に基づいて使用者が入力した設定モードに切り替えるモード切替部643を備える。
設定モードとは、測定治具や所定の測定方法に対応した各種パラメータを測定条件として測定機器1に対して一括で設定を実行するものである。具体的には、測定子が円錐状の測定治具を用いて面取り穴口元径を測定するときは「面取り穴口元径測定モード」、外径を測定するときは「外径測定モード」、ゼロセットやプリセット、公差などを使用者の任意の値に設定できる測定設定部642による「設定モード」などである。このとき、設定モードにおける各種パラメータの設定は、音声認識部63により音声入力装置5を介して音声にてすることができる。そして、例えば、使用者が音声入力装置5を介して「外径測定モード」と発話した場合、音声認識部63は、音声を「外径測定モード切替指令」に変換する。モード切替部643は、音声認識部63による「外径測定モード切替指令」に基づいて既に設定されているモードから外径測定モードに切り替え、外径測定のための測定条件を測定機器1に対して設定する。
記憶手段9は、制御実行部64による測定機器1の過去の設定を記憶する測定機器1に設けられるメモリーである。なお、記憶手段9は、測定機器1の過去の設定を記憶することができればどのようなものであってもよい。
復元部644は、記憶手段9に記憶された過去の設定に基づいて測定機器1の設定を復元する。具体的には、復元部644は、使用者が音声入力装置5から測定機器1を過去の設定に復元するための音声を入力したとき、音声認識部63にて認識された音声に基づいて、記憶手段9に記憶された過去の設定を読み出し測定機器の設定を復元する。例えば、一つ前の測定機器1の設定に復元するために、使用者が音声入力装置5を介して「キャンセル」と発話した場合、音声認識部63は、音声を「キャンセル指令」に変換する。復元部644は、音声認識部63による「キャンセル指令」に基づいて記憶手段9から一つ前の測定機器1の設定を読み出し、測定機器1の設定を一つ前の測定機器1の設定に復元する。
図3は、測定機器1の制御方法を示すフローチャートである。以下、測定機器1の制御方法について図3を用いて説明する。なお、図3のフローチャートでは、認識判定部61は、音声認識部63に音声の認識を実行させる判定をしていることを前提としている。
図3に示すように、先ず、使用者は、音声入力装置5を介して音声を入力する音声入力工程を実行する(ステップST01)。次に、認識判定部61は、前述より音声認識部63に音声の認識を実行させる判定をしているため、識別情報認識部62は、識別情報認識工程を実行する(ステップST02,ST03)。
識別情報認識部62は、音声入力装置5から共通識別情報「ALL」が入力された場合(ステップST02でYES)、制御実行部64は、音声認識部63にて認識された音声に基づいて複数の測定機器1a,1bの制御を実行する。識別情報認識部62は、音声入力装置5から共通識別情報「ALL」が入力されなかった場合(ステップST02でNO)、固有の識別番号が入力されたか否かを判定する(ステップST03)。
識別情報認識部62は、音声入力装置5から固有の識別情報「測定機器1A」が入力された場合(ステップST03でYES)、制御実行部64は、音声認識部63にて認識された音声に基づいて測定機器1aの制御を実行する。識別情報認識部62は、音声入力装置5から固有の識別情報「測定機器1A」が入力されず、例えば固有の識別番号「測定機器1C」が入力された場合(ステップST03でNO)、該当する測定機器がないため、複数の測定機器1a,1bを制御しない。
続いて、識別情報認識工程(ステップST02,ST03でYES)が実行された後、音声認識部63は、音声入力装置5から入力された音声に基づいて音声を制御指令に変換する音声認識工程を実行する(ステップST04)。制御実行部64は、音声認識部63による認識に基づいて測定機器1の制御をする制御実行工程を実行する(ステップST05)。
図4は、測定機器1の情報出力工程を示すフローチャートである。図4を用いて、図3における制御実行工程(ステップST05)の詳細について説明する。
先ず、図4に示すように、情報出力部641は、音声認識部63にて認識された音声に基づき、測定機器1の情報を出力するための音声が入力されたか否かを判定する(ステップST11)。例えば、音声入力装置5より「設定」と入力され、音声認識部63により「設定指令」が生成された場合、情報出力部641は、測定機器1の情報を出力するための音声は入力されていないと判定し(ステップST11でNO)、測定機器1の情報は出力しない。そして、音声入力装置5より「出力」と入力され、音声認識部63により「出力指令」が生成された場合、情報出力部641は、測定機器1の情報を出力するための音声が入力されたと判定し(ステップST11でYES)、測定機器1の情報を出力手段7に出力する情報出力工程を実行する(ステップST12)。
図5は、測定機器1の測定設定工程を示すフローチャートである。図5を用いて、図3における制御実行工程(ステップST05)の詳細について説明する。
先ず、図5に示すように、測定設定部642は、音声認識部63にて認識された音声に基づき、測定機器1の設定をするための音声が入力されたか否かを判定する(ステップST21)。例えば、音声入力装置5より「出力」と入力され、音声認識部63により「出力指令」が生成された場合、測定設定部642は、測定機器1の設定をするための音声は入力されていないと判定し(ステップST21でNO)、測定機器1の設定は実行しない。
そして、音声入力装置5より「設定」と入力され、音声認識部63により「設定指令」が生成された場合、測定設定部642は、測定機器1の設定をするための音声が入力されたと判定し(ステップST21でYES)、測定設定工程を実行する(ステップST22)。
また、ステップST21において、例えば使用者が音声入力装置5より「外径測定モード」と入力され、音声認識部63により「外径測定モード切替指令」が生成された場合、モード切替部643は、音声認識部63による「外径測定モード切替指令」に基づいて設定されているモードから外径測定モードに切り替え、外径測定のための測定条件を測定機器1に対して設定する測定設定工程を実行する(ステップST22)。
図6は、測定機器1の復元工程を示すフローチャートである。図6を用いて、図3における制御実行工程(ステップST05)の詳細について説明する。
先ず、図6に示すように、復元部644は、音声認識部63にて認識された音声に基づき、測定機器1の設定を復元するための音声が入力されたか否かを判定する(ステップST31)。復元部644は、測定機器1の状態を復元するための音声は入力されていないと判定した場合(ステップST31でNO)、測定機器1の設定を復元しない。
音声入力装置5より「キャンセル」と入力され、音声認識部63により「キャンセル指令」が生成された場合、復元部644は、測定機器1を過去の設定に復元するための音声が入力されたと判定し(ステップST31でYES)、記憶手段9から測定機器1を過去の設定に復元するための過去の設定を読み出す過去の設定読出工程を実行する(ステップST32)。そして、復元部644は、過去の設定読出工程にて読み出した測定機器1の過去の設定に基づき、測定機器1を過去の設定に復元する復元工程を実行する(ステップST33)。
このような本実施形態によれば、以下の作用・効果を奏することができる。
(1)測定機器1の制御手段6は、音声入力装置5から入力された使用者の音声を認識する音声認識部63と、認識された音声に基づいて測定機器1の制御を実行する制御実行部64と、を備えるため、使用者は、音声により測定機器1を操作することができる。したがって、使用者は測定機器1に触れることなく操作できるため、測定機器1の操作による振動で生じる誤差を抑制することができる。また、例えば測定機器1が手では操作できない位置に配置されていたとしても、使用者は、音声により測定機器1を操作することができる。したがって、測定機器1は、利便性の向上を図ることができる。
(2)制御手段6は、音声認識部63に音声の認識を実行させるか否かを判定する認識判定部61を備えるため、使用者の意図しない制御の実行を防止することができる。
(3)認識判定部61は、周辺音が所定の値よりも小さいと判定した場合、音声認識部63に音声の認識を実行させる。このため、測定機器1は、使用者の音声よりも大きい音量の音やノイズ等がある場合に生じ得る音声認識部63による音声の誤認識および制御実行部64による誤動作を回避することができる。
(4)測定機器1は、音声認識部63が音声の認識を実行できる状態であることを報知する報知手段8を備えるため、認識判定部61により音声認識部63に音声の認識を実行させないと判定され、その旨が報知手段8から報知された場合、使用者は、音声認識部63が音声の認識を実行できるように、音声の認識を実行できない原因に対して対策をとることができる。したがって、測定機器1は、制御実行部64による誤動作を防止することができる。
(5)測定機器1は、単一の測定機器1aを特定する固有の識別情報「測定機器1A」を含む識別情報を有する。そして、制御実行部64は、識別情報認識部62にて固有の識別情報「測定機器1A」が認識された場合は、その固有の識別情報を有する測定機器1aの制御を実行する。したがって、使用者は、複数の測定機器1a,1bのうち、一つの測定機器1aのみを特定し操作することができ、利便性を向上させることができる。
(6)測定機器1aは、固有の識別情報「測定機器1A」とは異なる他の測定機器1bと共通する共通識別情報「ALL」を有し、制御実行部64は、識別情報認識部62にて共通識別情報「ALL」が認識された場合は、共通識別情報「ALL」を有する測定機器1a,1bの制御を実行する。したがって、使用者は、複数の測定機器1a,1bを音声で一括設定することができる。
(7)制御実行部64は、使用者が音声入力装置5から測定機器1の情報を出力するための音声を入力したとき、情報を出力する情報出力部641を備えるため、使用者は、測定機器1に触れることなく測定機器1の情報を出力することができる。
(8)制御実行部64は、使用者が音声入力装置5から測定機器1の測定に関する設定をするための音声を入力したとき、測定機器1の設定をする測定設定部642を備えるため、使用者は、測定機器1に触れることなく測定機器1の設定をすることができる。
(9)測定設定部642は、複数の設定モードを有し、使用者が音声入力した設定モードに切り替えるモード切替部643を備えるため、使用者は、測定機器1に触れることなく、各種パラメータを測定条件として測定機器1に対して一括で設定することができる。
(10)復元部644は、使用者が音声入力装置5から測定機器1を過去の設定に復元するための音声を入力したとき、記憶手段9に記憶された測定機器1の過去の設定を読み出し測定機器1の設定を復元するため、使用者が誤った測定機器1の設定をしたとしても、その設定を記憶手段9に記憶された設定に復元しキャンセルすることができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、測定機器1はインジケータであったが、マイクロメータやノギス、リニアスケール等であってもよい。また、測定機器1は、形式や方式などについて特に限定されるものではない。
前記実施形態では、復元部644は、一つ前の測定機器1の設定を記憶手段9から読み出し測定機器1の設定を復元していたが、復元部は、一つ前の測定機器1の設定に限らず、二つ前やそれ以上前の測定機器1の設定を記憶手段から読み出し、測定機器の設定を復元してもよい。要するに、復元部は、記憶手段から測定機器の過去の設定を読み出し、測定機器の設定を復元させることができればよい。
前記実施形態では、認識判定部61は、周辺音に基づいて音声認識部63に音声の認識を実行させるか否かを判定していたが、認識判定部は、次の場合に基づいて音声認識部63に音声の認識を実行させるか否かを判定してもよい。
例えば、測定機器の設定をする際、測定機器が測定などの動作をしているときに設定を実行すると正しい値に設定することができないため、測定機器が静止しているときに音声認識部に音声の認識を実行させることとしてもよい。また、測定機器の測定子が測定範囲外にある場合、ゼロセット等をすることができないため、測定範囲外に測定子があるときは、音声認識部に音声の認識を実行させないこととしてもよい。
前記実施形態では、測定機器1は、出力手段7や報知手段8、記憶手段9を備え、制御手段6は、認識判定部61や識別情報認識部62を備え、制御実行部64は、情報出力部641や測定設定部642、復元部644を備えていたが、測定機器は、前述の構成を備えていなくてもよい。要するに、測定機器は、音声入力装置と、音声入力装置からの入力を受け付け測定機器を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、音声入力装置から入力された音声を認識する音声認識部と、音声認識部にて認識された音声に基づいて測定機器の制御を実行する制御実行部と、を備えていればよい。
以上のように、本発明は、測定機器に好適に利用できる。
1 測定機器
4 測定手段
5 音声入力装置
6 制御手段
63 音声認識部
64 制御実行部
W 測定対象

Claims (9)

  1. 測定対象を測定し測定値を取得する測定機器であって、
    使用者の音声を入力する音声入力装置と、
    前記音声入力装置からの入力を受け付け前記測定機器を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記音声入力装置から入力された音声を認識する音声認識部と、
    前記音声認識部にて認識された音声に基づいて測定機器の制御を実行する制御実行部と、を備え
    所定の前記測定機器を特定する識別情報を有し、
    前記識別情報は、単一の前記測定機器を特定する固有の識別情報を含み、
    前記制御手段は、前記音声認識部にて認識された音声に基づいて前記識別情報を認識する識別情報認識部を備え、
    前記制御実行部は、
    前記識別情報認識部にて前記固有の識別情報が認識された場合は、その前記固有の識別情報を有する前記測定機器の制御を実行することを特徴とする測定機器。
  2. 請求項1に記載された測定機器において、
    前記制御手段は、前記音声認識部に音声の認識を実行させるか否かを判定する認識判定部を備えることを特徴とする測定機器。
  3. 請求項1または請求項2に記載された測定機器において、
    前記認識判定部は、前記測定機器の周辺で生じる周辺音の状態を所定の値に基づいて判定し、前記周辺音が所定の値よりも小さいと判定した場合に前記音声認識部に音声の認識を実行させることを特徴とする測定機器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された測定機器において、
    前記音声認識部が音声の認識を実行できる状態か否かを報知する報知手段を備えることを特徴とする測定機器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された測定機器において、
    前記識別情報は、複数の前記測定機器を特定するための前記固有の識別情報とは異なる他の前記測定機器と共通する共通識別情報を含み、
    前記制御実行部は、
    前記識別情報認識部にて前記共通識別情報が認識された場合は、前記共通識別情報を有する測定機器の制御を実行することを特徴とする測定機器。
  6. 請求項1から請求項のいずれかに記載された測定機器において、
    前記制御実行部は、使用者が前記音声入力装置から前記測定値を含む前記測定機器の情報を出力するための音声を入力したとき、前記音声認識部にて認識された音声に基づいて前記情報を出力する情報出力部を備えることを特徴とする測定機器。
  7. 請求項1から請求項のいずれかに記載された測定機器において、
    前記制御実行部は、使用者が前記音声入力装置から前記測定機器の測定に関する設定をするための音声を入力したとき、前記音声認識部にて認識された音声に基づいて前記測定機器の設定をする測定設定部を備えることを特徴とする測定機器。
  8. 請求項に記載された測定機器において、
    前記測定設定部は、前記測定機器に対しそれぞれ異なる測定条件の設定を実行する複数の設定モードを有し、
    使用者が前記音声入力装置から前記複数の設定モードのいずれか一つの設定モードに関する音声を入力したとき、前記音声認識部にて認識された音声に基づいて前記設定モードを切り替えて前記測定機器の設定をするモード切替部を備えることを特徴とする測定機器。
  9. 請求項に記載された測定機器において、
    前記制御実行部による前記測定機器の過去の設定を記憶する記憶手段を備え、
    前記制御実行部は、前記記憶手段に記憶された前記過去の設定に基づいて前記測定機器の設定を復元する復元部を備え、
    前記復元部は、使用者が前記音声入力装置から前記測定機器を前記過去の設定に復元するための音声を入力したとき、前記音声認識部にて認識された音声に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記過去の設定を読み出し前記測定機器の設定を復元することを特徴とする測定機器。
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