JP7337256B2 - 温度検知装置及び該温度検知装置を備えた空気調和機の室内機 - Google Patents

温度検知装置及び該温度検知装置を備えた空気調和機の室内機 Download PDF

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Description

本開示は、回動自在に構成された温度検知部を有する温度検知装置及び該温度検知装置を備えた空気調和機の室内機に関するものである。
従来、空気調和機の室内機として例えば天井埋め込み型の室内機がある。このような室内機には、例えば人体、壁、又は床等の赤外線量を検知する赤外線センサを有する温度検知装置が設けられている。空気調和機の室内機では、利用者の更なる快適性を高めるために、高画素で高感度の赤外線センサを搭載した温度検知装置を使用することが考えられる。しかし、高画素で高感度の赤外線センサは、センサ自体が発熱する場合があり、その発熱の影響によって温度検知の精度が低下するおそれがある。そこで、センサ自体が発熱した温度に基づいて、対象空間の温度を補正する方法が考えられる。
例えば特許文献1に開示された空気調和機では、赤外線センサと、赤外線センサの前方を覆うシートと、シートの近傍に設けられた補正用温度測定部と、赤外線センサからの出力を演算する制御部と、を備えている。赤外線センサは、補正用温度測定部の温度を検出する位置まで回動可能である。特許文献1の空気調和機では、赤外線センサをシートで覆うことで、外観を向上させている。一方、シートで覆われた赤外線センサは、シート自体の温度を検出するため、空調対象空間の温度を精度よく検知できなくなる。そこで、制御部は、赤外線センサが検出した補正用温度測定部の温度に基づいて、赤外線センサがシートを介して検出した温度を補正する。
特開2017-44439号公報
しかしながら、特許文献1に開示された空気調和機では、シートの近傍であって赤外線センサの回動範囲に補正用温度測定部が設けられている。そのため、この空気調和機は、赤外線センサを360°回転させて対象空間の温度を検知できる構成ではない。つまり、この空気調和機では、例えば天井埋め込み型の室内機のように、センサを360°回転させて人体、壁、又は床等の温度を検知する構成には適用できない。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、センサを360°回転させて対象空間の温度を検知することができ、且つ高画素で高感度の赤外線センサを使用しても、温度検知精度を向上させることができる、温度検知装置及び該温度検知装置を備えた空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
本開示に係る温度検知装置は、外郭を形成するフレームと、前記フレームの内部で回動自在に保持される温度検知部と、前記温度検知部を回転駆動させる駆動部と、前記温度検知部の回転を制御する回転制御部と、前記温度検知部が検知した温度を補正する制御部と、を備え、前記温度検知部は、温度を検知するセンサと、前記センサを内部で保持するセンサキャップと、前記センサを外部へ露出させる開口部を有し、前記センサキャップを回動自在に保持するセンサケースと、を有し、前記回転制御部は、前記温度検知部が基準位置から360°回転する範囲において、前記センサケースの前記開口部から前記センサを露出させた状態で、前記センサキャップを前記センサケースと同期させて回転させ、前記温度検知部が基準位置から360°を超えた目標角度まで回転すると前記センサキャップの回転を停止させ、前記センサケースを前記駆動部によって回転させることで、前記センサの位置が前記開口部からずれて、前記センサケースの内部で前記センサを遮蔽させる構成とし、前記制御部は、前記センサが前記センサケースの内部で遮蔽された状態で検知した温度に基づいて、前記センサが前記開口部から露出したときに検知した温度を補正する構成である。
本開示に係る空気調和機の室内機は、外郭を形成する筐体と、前記筐体の内部に収納され、空調対象空間の空気を吸込口から筐体内に吸い込み、吹出口から吹き出す送風機と、前記筐体の内部に収納され、内部に流れる冷媒と前記筐体内に吸い込まれた空気とを熱交換させる熱交換器と、上記温度検知装置と、を備えたものである。
本開示の温度検知装置及び該温度検知装置を備えた空気調和機の室内機によれば、温度検知部が基準位置から360°回転する範囲において、センサケースの開口部からセンサを露出させた状態で、センサキャップとセンサケースとを同期させて回転させるので、センサを360°回転させて対象空間の温度を検知することができる。また、温度検知部が360°を超えた目標角度まで回転するとセンサキャップの回転を停止させ、センサケースを回転させることで、センサの位置が開口部からずれて、センサケースの内部でセンサが遮蔽される。制御部は、センサがセンサケースによって遮蔽された状態で検知したセンサ自体の発熱温度に基づいて、センサが開口部から露出したときに検知した温度を補正するので、センサ自体の発熱温度の影響を受けずに、温度検知精度を向上させることができる。
本実施の形態に係る空気調和機の室内機を分解して示した斜視図である。 本実施の形態に係る空気調和機の室内機の内部構成図である。 本実施の形態における温度検知装置を分解して示した斜視図である。 本実施の形態における温度検知装置を組み立てた状態を示した斜視図である。 本実施の形態における温度検知装置の上フレームを示した底面図である。 本実施の形態における温度検知装置のセンサキャップを示した斜視図である。 本実施の形態における温度検知装置のセンサケースを上面側から示した斜視図である。 本実施の形態における温度検知装置の駆動歯車部を示した斜視図である。 本実施の形態における温度検知装置の昇降リングを示した斜視図である。 本実施の形態における温度検知装置の回転式鍵を示した斜視図である。 本実施の形態における温度検知装置の制御部のブロック図である。 図12~図30の各図の断面を指示するための説明図である。 温度検知部の回転角度が0°であるときの図12に示すA-A矢視断面図である。 温度検知部の回転角度が0°であるときの図12に示すB-B矢視断面図である。 温度検知部の回転角度が0°であるときの図12に示すC-C矢視断面図である。 図15に示したE部の説明図である。 温度検知部の回転角度が0°であるときの図12に示すD矢視図である。 温度検知部の回転角度が335°であるときの図12に示すB-B矢視断面図である。 温度検知部の回転角度が335°であるときの図12に示すD矢視図である。 温度検知部の回転角度が360°であるときの図12に示すB-B矢視断面図である。 温度検知部の回転角度が360°であるときの図12に示すA-A矢視断面図である。 温度検知部の回転角度が360°であるときの図12に示すD矢視図である。 温度検知部の回転角度が420°であるときの図12に示すB-B矢視断面図である。 温度検知部の回転角度が420°であるときの図12に示すA-A矢視断面図である。 温度検知部の回転角度が420°であるときの図12に示すC-C矢視断面図である。 図25に示したF部の説明図である。 温度検知部の回転角度が420°であるときの図12に示すD矢視図である。 温度検知部の回転角度が495°であるときの図12に示すC-C矢視断面図である。 図28に示したG部の説明図である。 温度検知部の回転角度が495°であるときの図12に示すD矢視図である。
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、及び配置等は、適宜変更することができる。
実施の形態.
図1は、本実施の形態に係る空気調和機の室内機を分解して示した斜視図である。図2は、本実施の形態に係る空気調和機の室内機の内部構成図である。
本実施の形態に係る空気調和機の室内機100は、冷媒配管により室外機と接続され、室外機とともに冷媒回路に冷媒を循環させて冷凍、空気調和等を行う空気調和機を構成する。なお、本実施の形態に係る空気調和機の室内機100は、天井埋め込み型の室内機であり、以下では、その一例として四方向カセット形の室内機について説明する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る空気調和機の室内機100は、外郭を形成する筐体10の内部に、例えば室内送風機11、室内熱交換器12、ドレンパン13、送風機駆動用モータ14、ベルマウス15等が収容された構成である。
筐体10は、略直方体形状の箱型とされ、空調室内の天井に形成された開口内部に設置される。筐体10の下面は、中央部に形成された矩形状の第1開口部10aと、該第1開口部10aの各辺に沿って形成された4つの第2開口部10bと、を有している。
筐体10の下面には、筐体10を覆い隠すように化粧パネル16が取り付けられている。化粧パネル16は、四角形状の板体からなり、中央部分に空調室内の空気を吸い込む吸込口が形成されている。吸入口は、筐体10の第1開口部10aに対応させて形成されており、吸込グリル17によって覆われている。また、化粧パネル16には、室内熱交換器12を通過した空気を室内に吹き出す細長い長方形状の吹出口16aが、化粧パネル16の各辺に沿うように吸込口の周囲に形成されている。各吹出口16aは、筐体10の各第2開口部10bに対応させて形成されており、風向調整ベーンが設けられている。
化粧パネル16の各コーナーには、カバー部材18が着脱自在に設けられている。カバー部材18は、化粧パネル16の着脱又は調整のために設けられている。4つのカバー部材18のうち、1つのカバー部材18には、例えば人体、壁又は床等の温度を検知する温度検知装置1が設けられている。
次に、図3~図11に基づき温度検知装置1の構成について詳細に説明する。図3は、本実施の形態における温度検知装置を分解して示した斜視図である。図4は、本実施の形態における温度検知装置を組み立てた状態を示した斜視図である。図5は、本実施の形態における温度検知装置の上フレームを示した底面図である。図6は、本実施の形態における温度検知装置のセンサキャップを示した斜視図である。図7は、本実施の形態における温度検知装置のセンサケースを上面側から示した斜視図である。図8は、本実施の形態における温度検知装置の駆動歯車部を示した斜視図である。図9は、本実施の形態における温度検知装置の昇降リングを示した斜視図である。図10は、本実施の形態における温度検知装置の回転式鍵を示した斜視図である。図11は、本実施の形態における温度検知装置の制御部のブロック図である。
温度検知装置1は、フレーム2と、温度検知部3と、駆動部4と、回転制御部7と、を有している。フレーム2は、図3及び図4に示すように、温度検知装置1の外郭を形成するものである。フレーム2の内部には、温度検知部3と、駆動部4と、回転制御部7とが収容されている。フレーム2は、上フレーム2Aと、下フレーム2Bと、を有している。上フレーム2Aと下フレーム2Bとは、ネジ等の接合部材2aで接合される。なお、上フレーム2Aと下フレーム2Bは、例えば一方に爪部を設け、他方に爪部と係合する孔部を設けて接合する構造でもよい。
上フレーム2Aは、図3及び図4に示すように、上部収容部20と、円筒状の上部スリーブ21と、を有している。上部収容部20には、主として駆動部4のモータ部40が収容される。
上部スリーブ21は、下面が開口され、上面が閉塞された構成である。上部スリーブ21は、上部が下部よりも小径とされ、上部と下部との間に段差部21aが設けられている。上部スリーブ21の内部には、段差部21aにおいて、上方に突き出す溝状の昇降ガイド部24が設けられている。昇降ガイド部24は、周方向に間隔をあけて2つ設けられている。
図5に示すように、上部スリーブ21の内部には、上面の中心から軸方向に向かって突き出す鍵軸部22が設けられている。また、上部スリーブ21の内部には、上部の側面から径方向に突き出す回転ストッパ23が設けられている。回転ストッパ23は、周方向に例えば135度程度の間隔をあけて2つ設けられている。
下フレーム2Bは、図3及び図4に示すように、下部収容部25と、円筒状の下部スリーブ26と、を有している。下部収容部25は、上フレーム2Aの上部収容部20と対向させて設けられている。下部収容部25には、駆動部4の駆動歯車部6を載置させるための座面部27が設けられている。座面部27の中心には、ボス部28が設けられている。
また、下部スリーブ26は、上フレーム2Aの上部スリーブ21と対向させて設けられている。下部スリーブ26は、上面及び下面が開口している。また、下部スリーブ26の内周面には、駆動部4のフランジ部52を載置させるための段差部29が設けられている。フレーム2は、下フレーム2Bの下端から温度検知部3を外部に露出させた状態で、温度検知部3と、駆動部4と、昇降リング8と、回転式鍵9とが収容している。
温度検知部3は、図3に示すように、センサ30と、センサキャップ31と、センサケース34と、を有している。センサ30は、室内温度を検知するものである。センサ30は、赤外線センサが搭載されたセンサ基板と、センサ基板を保持する基板ホルダーと、を有している。センサ基板は、高精度で高画素であって、センサ自体が発熱し、自己発熱を感知するものである。センサ30は、センサ基板を鉛直方向に対して下方に向かって傾斜させた状態で、センサキャップ31の内部に収容されている。
センサキャップ31は、図3及び図6に示すように、センサ30を収容して保持するものである。センサキャップ31は、円筒状の下部キャップ32と、下部キャップ32よりも小径である円筒状の上部キャップ33と、を有している。
下部キャップ32は、下面が閉塞され、上面が開口された構成である。下部キャップ32には、センサ30のセンサ基板が収容されている。図6に示すように、下部キャップ32の下部には、内部へ通じる孔部32aが形成されている。孔部32aは、センサキャップ31の内部に収容したセンサ30のセンサ基板を外部へ露出させるために形成されている。つまり、センサ30は、センサ基板が孔部32aに位置するようにセンサキャップ31の内部に収容されている。また、下部キャップ32の下面には、下方に突き出す突起部32bが設けられている。
上部キャップ33は、上面及び下面が開口している。上部キャップ33は、下部キャップ32と筒内部で連通している。図3及び図6に示すように、上部キャップ33の上端部には、一対のスリット部33aが形成されている。一対のスリット部33aは、径方向において対向するように形成されている。
センサケース34は、図3及び図7に示すように、下部キャップ32よりも大径の円筒状であり、下部キャップ32の周囲を覆うものである。センサケース34は、下面が閉塞され、上面が開口された構成である。センサケース34の筒内部には、センサ30を内部に備えた下部キャップ32が収容される。センサケース34の下部には、センサ30のセンサ基板を外部へ露出させるための開口部34aが形成されている。下部キャップ32は、センサケース34の開口部34aに孔部32aが位置するように、センサケース34の内部に収容されている。
また、センサケース34の上端縁には、固定歯車部5と係合させるための係合孔34b及び係合スリット34cが設けられている。係合孔34bは、径方向に対向させて2つ設けられている。係合スリット34cは、センサケース34の周方向における各係合孔34bの両側に形成されている。また、センサケース34の内底面には、下部キャップ32の下面に設けられた突起部32bが嵌め込まれる突起受け部34dが設けられている。
駆動部4は、温度検知部3を回転駆動させるものである。駆動部4は、図3に示すように、センサケース34の上部に配置されている。駆動部4は、固定歯車部5と、駆動歯車部6と、モータ部40と、を有している。
固定歯車部5は、図3に示すように、上部筒体50と、下部筒体51と、円環状のフランジ部52と、を有している。上部筒体50と下部筒体51とは、筒内部で連通している。フランジ部52は、上部筒体50の下端部と下部筒体51の上端部との間に設けられている。上部筒体50及び下部筒体51の筒内部には、センサキャップ31の上部が挿入される。固定歯車部5は、フランジ部52が下フレーム2Bの段差部29に載置されて、下フレーム2Bに支持されている。
図3に示すように、上部筒体50の外周面には、第1平歯車53が設けられている。また、上部筒体50の内周面には、軸芯に向かって突き出す壁状の第1係合部54が径方向に対向させて2つ設けられている。第1係合部54は、例えば台形状又は平行四辺形状とされており、上端縁が周方向に沿って上方又は下方へ傾斜している。
下部筒体51には、センサケース34に形成された係合孔34bに係合する爪部51aと、センサケース34に形成された係合スリット34cに係合する縦長の線状突起部51bと、が設けられている。下部筒体51は、センサケース34の内部に嵌め込まれ、爪部51aが係合孔34bに係合し、線状突起部51bが係合スリット34cに係合することで、センサケース34に取り付けられる。
駆動歯車部6は、図3及び図8に示すように、中空軸部60と、中空軸部60の外周に設けられた第2平歯車61と、を有している。駆動歯車部6は、下フレーム2Bの座面部27に設置される。中空軸部60は、上部がモータ軸受け部60aとされ、下部が下フレーム2Bの座面部27に設けられたボス部28のボス受け部60bとされている。モータ軸受け部60aは、横断面形状が矩形状とされている。モータ軸受け部60aには、モータ部40のモータ軸40aが挿入される。ボス受け部60bは、横断面形状が円形状とされている。ボス受け部60bは、軸周りに回転自在となるように、下フレーム2Bのボス部28が挿入される。
第2平歯車61は、中空軸部60のボス受け部60bの外周に設けられている。第2平歯車61は、固定歯車部5の第1平歯車53と噛み合う。
モータ部40は、上フレーム2Aの上部収容部20に収容され、ネジ等の接合部材で上部収容部20に固定される。モータ部40は、モータ軸40aが下方に向くように配置されている。モータ軸40aは、駆動歯車部6のモータ軸受け部60aに挿入される。駆動部4は、モータ部40が駆動すると、モータ部40の回転力が駆動歯車部6を介して固定歯車部5に伝達され、固定歯車部5に取り付けられた温度検知部3を回転させる。
回転制御部7は、図3に示すように、昇降リング8と、回転式鍵9と、を有している。回転制御部7は、温度検知部3の回転を制御するために設けられている。具体的には、回転制御部7は、温度検知部3が基準位置から360°回転する範囲において、センサケース34の開口部34aからセンサ30を露出させた状態で、センサキャップ31をセンサケース34と同期させて回転させる。また、回転制御部7は、温度検知部3が基準位置から360°を超えた目標角度まで回転するとセンサキャップ31の回転を停止させ、センサケース34が駆動部4によって回転することで、センサ30の位置が開口部34aからずれて、センサケース34の内部でセンサ30を遮蔽させる。
昇降リング8は、図3に示すように、駆動部4と係合して駆動部4と共に回転し、且つ温度検知部3が基準位置から360°を超えた目標角度まで回転すると駆動部4に対して上昇するものである。具体的には、昇降リング8は、固定歯車部5の上部筒体50の筒内部に嵌め込まれる。図9に示すように、昇降リング8の上端縁には、軸芯に向かって突き出す円環状のフランジ部80が設けられている。昇降リング8は、上部筒体50に筒内部に嵌め込まれると、フランジ部80が上部キャップ33の上端縁に当接することで、該上部キャップ33に支持される。
また、図9に示すように、昇降リング8の外面には、上方へ突き出すL字状の昇降ストッパ81が設けられている。昇降ストッパ81は、昇降リング8の径方向に対向させて2つ設けられている。昇降リング8は、駆動部4に対して上昇した後、上フレーム2Aに設けられた昇降ガイド部24に昇降ストッパ81が嵌め込まれ、その上昇が停止する。
また、図9に示すように、昇降リング8の内面には、上部キャップ33のスリット部33aに係合する縦長のリブ82が設けられている。リブ82は、昇降リング8の径方向に対向させて2つ設けられている。昇降リング8は、リブ82がスリット部33aに係合することで、該上部キャップ33と係合する。昇降リング8は、駆動部4に対して上昇すると、リブ82とスリット部33aとの係合状態が解除される。なお、リブ82とスリット部33aとが係合する長さは、昇降リング8の上昇する幅寸よりも小さいものである。
また、図9に示すように、昇降リング8の上端部には、上方へ突き出す凸状の回転ストッパ83が設けられている。昇降リング8は、回転ストッパ83が回転式鍵9に規制されることによって回転が停止する。なお、回転ストッパ83は、一方のリブ82と一体的に形成されている。
また、図9に示すように、昇降リング8の下端縁には、該昇降リング8が固定歯車部5の上部筒体50に嵌め込まれた状態で、第1係合部54と係合する第2係合部84が形成されている。第2係合部84は、径方向に対向させて2つ設けられている。第2係合部84は、固定歯車部5の第1係合部54と同一の傾斜方向及び傾斜角度となるように形成されている。
昇降リング8は、温度検知部3が基準位置から360°回転する範囲において、第2係合部84と第1係合部54とが係合している状態が維持され、固定歯車部5の回転と同期して回転する。一方、昇降リング8は、温度検知部3が基準位置から360°を超えた目標角度まで回転すると、回転ストッパ83が回転式鍵9に規制されて回転が停止する。その状態で固定歯車部5が回転すると、第1係合部54が第2係合部84に対して摺動して昇降リング8を上昇させる。昇降リング8が上昇すると、第2係合部84と第1係合部54との係合状態が解除されると共に、リブ82とスリット部33aとの係合状態が解除される。昇降リング8の上昇は、昇降ガイド部24に昇降ストッパ81が嵌め込まれることで規制される。すなわち、固定歯車部5によって昇降リング8へ付加された回転力は、目標角度まで回転した後に、昇降リング8を上方向へ変位させる応力に変換される。
また、昇降リング8の下端縁には、第2係合部84と共に回転規制突起85が設けられている。回転規制突起85は、昇降リング8の下端縁から下方に突き出すように設けられている。回転規制突起85は、昇降リング8の上昇が停止した後、第1係合部54に突き当たって固定歯車部5の回転を規制する。
回転式鍵9は、昇降リング8の回転を規制するものである。回転式鍵9は、図3及び図10に示すように、側面視が略L字状とされている。回転式鍵9は、L字の水平面部に鍵軸受90が設けられ、L字の垂直面部に鍵壁面部91が設けられている。鍵軸受90には上フレーム2Aに設けられた鍵軸部22が挿入される。鍵壁面部91は、内方に向かって凹む溝形状とされ、周方向の両端縁が上ストッパ91a及び91bとされている。
回転式鍵9は、鍵軸受90に鍵軸部22が挿入され、上フレーム2Aに取り付けられている。回転式鍵9は、鍵壁面部91がストッパ部材23a及び23bの間に配置されている。回転式鍵9は、2つのストッパ部材23a及び23bの間において、鍵軸部22を中心に回動自在とされている。つまり、回転式鍵9は、一方の上ストッパ91aが一方のストッパ部材23aに当接する位置から、他方の上ストッパ91bが他方のストッパ部材23bに当接する位置まで回動自在とされている。
また、鍵壁面部91の下面には、下方へ突き出す下ストッパ92が設けられている。下ストッパ92と、昇降リング8の回転ストッパ83とは、側面同士が面接触する。つまり、回転式鍵9は、昇降リング8の回転ストッパ83が下ストッパ92に面接触することで、昇降リング8の回転に連動して回転する。回転式鍵9は、上ストッパ91aがストッパ部材23aに当接するか、或いは上ストッパ91bがストッパ部材23bに当接することで、昇降リング8の回転を規制する。
制御部35は、例えばマイコン又はCPUのような演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとにより構成される。なお、制御部35は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアにより構成されてもよい。
制御部35は、図11に示すように、駆動制御部35aと、温度取得部35bと、演算部35cと、を有している。制御部35は、駆動制御部35aからモータ部40へ制御信号を出力する。モータ部40への制御信号は、回転、回転方向及び回転停止等が含まれる。モータ部40は、駆動制御部35aから入力された制御信号に基づいて駆動される。
温度取得部35bには、センサ30から出力される検知結果が入力される。演算部35cでは、センサ30の検知結果に基づいて対象空間の熱源の温度が演算される。具体的には、演算部35cは、センサ30が遮蔽させた状態で検知した温度に基づいて、センサ30がセンサケース34の開口部34aから露出したときに検知した温度を補正する。
上記構成の制御部35は、フレーム2の内部に設けてもよいし、室内機100の筐体10の内部に設けてもよい。また、制御部35は、室内機100の外部に設けてもよい。
次に、本実施の形態に係る温度検知装置1の組み立て手順を簡単に説明する。先ず、内部にセンサ30を有するセンサキャップ31をセンサケース34に設置する。センサキャップ31は、センサケース34の上面の開口から挿入され、突起部32bがセンサケース34の突起受け部34dに嵌め込まれて、センサケース34に設置される。そして、センサキャップ31の上部に固定歯車部5を設置する。固定歯車部5は、筒内部にセンサキャップ31の上部を通し、爪部51aをセンサケース34の係合孔34bに係合させ、線状突起部51bをセンサケース34の係合スリット34cに係合させて、センサケース34に固定される。
次に、固定歯車部5と連結されたセンサケース34を、下部スリーブ26の筒内部に挿入する。固定歯車部5のフランジ部52は、段差部29に載置されて支持される。
次に、駆動歯車部6のモータ軸受け部60aにモータ部40のモータ軸40aを挿入する。そして、第2平歯車61と第1平歯車53とを噛み合せ、ボス受け部60bにボス部28を挿入して、駆動歯車部6を座面部27に設置する。
次に、昇降リング8を上部筒体50の内部に挿入する。このとき、昇降リング8の第2係合部84と、上部筒体50の第1係合部54とが係合する。また、昇降リング8は、上部キャップ33のスリット部33aにリブ82が係合し、センサキャップ31と連結される。そして、回転式鍵9の鍵軸受90に上フレーム2Aの鍵軸部22に挿入して、回転式鍵9と上フレーム2Aとを連結する。最後に、上フレーム2Aと下フレーム2Bとをネジや爪などの接合手段で接合する。
次に、本実施の形態に係る温度検知装置1の温度検知部3の回転動作について説明する。以下の説明において、温度検知部3の回転角度は、0°を基準位置とする。この基準位置は、センサ30が空調対象空間に対して正面を向いている状態とする。また、各回転角度は、センサ30が空調対象空間に対して基準位置から反時計回りに回転した角度をいう。なお、以下で説明する回転角度は一例であって、これに限定されるものではない。
<温度検知部3の回転角度が0°であるとき>
先ず、図12~図17に基づいて、温度検知装置1の回転角度が0°であるときを説明する。図12は、図12~図30の各図の断面を指示するための説明図である。図13は、温度検知部の回転角度が0°であるときの図12に示すA-A矢視断面図である。図14は、温度検知部の回転角度が0°であるときの図12に示すB-B矢視断面図である。図15は、温度検知部の回転角度が0°であるときの図12に示すC-C矢視断面図である。図16は、図15に示したE部の説明図である。図17は、温度検知部の回転角度が0°であるときの図12に示すD矢視図である。なお、図17に示すハッチング部分Xは、センサ30の視野角を示している。
図13に示すように、温度検知部3の回転角度が0°であるとき、回転式鍵9は、一方の上ストッパ91aが上フレーム2Aの一方のストッパ部材23aに接触して、その位置が固定されている。このとき、図14に示すように、昇降リング8の回転ストッパ83は、回転式鍵9の下ストッパ92の一方の側面に当接している。
図15に示すように、昇降リング8のリブ82は、上部キャップ33のスリット部33aに嵌め込まれている。また、図16に示すように、固定歯車部5の第1係合部54と、昇降リング8の第2係合部84とが係合している。これらにより、センサキャップ31とセンサケース34とが、固定歯車部5と昇降リング8を介して連結される。このとき、図17に示すように、温度検知部3は、センサキャップ31の孔部32aの位置と、センサケース34の開口部34aとの位置が一致し、センサ30がセンサケース34の開口部34aから完全に露出した状態となる。
<温度検知部3の回転角度が335°であるとき>
次に、図18及び図19に基づいて、温度検知装置1が0°の状態から反時計回りに335°回転した状態を説明する。図18は、温度検知部の回転角度が335°であるときの図12に示すB-B矢視断面図である。図19は、温度検知部の回転角度が335°であるときの図12に示すD矢視図である。なお、図19に示すハッチング部分Xは、センサ30の視野角を示している。
温度検知装置1は、温度検知部3が0°の状態から反時計回りに335°回転すると、図18に示すように、昇降リング8の回転ストッパ83が回転式鍵9の下ストッパ92の他方の側面に当接する。センサケース34とセンサキャップ31は、固定歯車部5と昇降リング8とを介して連結されている。そのため、図19に示すように、センサキャップ31の孔部32aと、センサケース34の開口部34aは、同期して回転する。つまり、温度検知部3は、センサキャップ31の孔部32aの位置と、センサケース34の開口部34aとの位置が一致し、センサ30がセンサケース34の開口部34aから完全に露出した状態となる。
<温度検知部3の回転角度が360°であるとき>
次に、図20~図22に基づいて、温度検知部3が反時計回りに360°まで回転した状態を説明する。図20は、温度検知部の回転角度が360°であるときの図12に示すB-B矢視断面図である。図21は、温度検知部の回転角度が360°であるときの図12に示すA-A矢視断面図である。図22は、温度検知部の回転角度が360°であるときの図12に示すD矢視図である。なお、図22に示すハッチング部分Xは、センサ30の視野角を示している。
温度検知装置1は、温度検知部3が335°から更に回転すると、図20に示すように、下ストッパ92が回転ストッパ83に押され、図21に示すように、回転式鍵9が鍵軸部22を中心として反時計回りに回転する。センサケース34とセンサキャップ31とは、固定歯車部5と昇降リング8とを介して連結されている。そのため、図23に示すように、センサキャップ31の孔部32aと、センサケース34の開口部34aは、同期して回転する。つまり、温度検知部3は、センサキャップ31の孔部32aの位置と、センサケース34の開口部34aとの位置が一致し、センサ30がセンサケース34の開口部34aから完全に露出した状態となる。
<温度検知部3の回転角度が420°であるとき>
次に、図23~図27に基づいて、温度検知装置1が反時計回りに420°まで回転した状態を説明する。図23は、温度検知部の回転角度が420°であるときの図12に示すB-B矢視断面図である。図24は、温度検知部の回転角度が420°であるときの図12に示すA-A矢視断面図である。図25は、温度検知部の回転角度が420°であるときの図12に示すC-C矢視断面図である。図26は、図25に示したF部の説明図である。図27は、温度検知部の回転角度が420°であるときの図12に示すD矢視図である。なお、図27に示すハッチング部分Xは、センサ30の視野角を示している。
温度検知装置1は、温度検知部3の回転角度が360°を超えた目標角度まで回転すると、図23に示すように、下ストッパ92が回転ストッパ83に押され、図24に示すように、最終的に回転式鍵9の他方の上ストッパ91bが他方のストッパ部材23bに突き当たり、回転式鍵9の回転が停止する。また、昇降リング8は、回転ストッパ83が下ストッパ92によって移動が規制されることで、回転が停止する。その状態で、固定歯車部5が回転すると、図25及び図26に示すように、第1係合部54が第2係合部84に対して摺動することで昇降リング8が上昇する。昇降リング8が上昇することによって、第2係合部84と第1係合部54との係合状態が解除されると共に、リブ82とスリット部33aとの係合状態が解除される。これにより、センサキャップ31は、回転が停止する。一方、固定歯車部5に固定されたセンサケース34は、駆動部4の駆動によって回転する。そのため、温度検知部3は、図27に示すように、センサキャップ31の孔部32aの位置と、センサケース34の開口部34aとの位置がずれて、センサ30の一部がセンサケース34の内部で遮蔽される。
<温度検知部3の回転角度が495°であるとき>
次に、図28~図30に基づいて、温度検知装置1を反時計回りに495°まで回転した状態を説明する。図28は、温度検知部の回転角度が495°であるときの図12に示すC-C矢視断面図である。図29は、図28に示したG部の説明図である。図30は、温度検知部の回転角度が495°であるときの図12に示すD矢視図である。なお、図30に示すハッチング部分Xは、センサ30の視野角を示している。
温度検知部3が420°から更に反時計回りに回転して495°まで回転すると、昇降リング8の昇降ストッパ81が、上フレーム2Aの昇降ガイド部24に嵌め込まれ、昇降リング8の上昇が停止する。そして、図28及び図29に示すように、昇降リング8の下端縁に設けられた回転規制突起85が、第1係合部54に突き当たって固定歯車部5の回転を規制する。このとき、温度検知部3は、図30に示すように、センサキャップ31の孔部32aの位置と、センサケース34の開口部34aとの位置とが、完全に不一致となり、センサ30の全部がセンサケース34の内部で遮蔽される。
そして、温度検知部3は、制御部35がモータ部40の回転方向を制御することで、時計回りに回転する。また、制御部35は、センサ30が遮蔽させた状態で検知した温度に基づいて、センサ30がセンサケース34の開口部34aから露出したときに検知した温度を補正する。
以上のように、本実施の形態に係る温度検知装置1は、外郭を形成するフレーム2と、フレーム2の内部で回動自在に保持される温度検知部3と、温度検知部3を回転駆動させる駆動部4と、温度検知部3の回転を制御する回転制御部7と、温度検知部3で検知した温度を補正する制御部35と、を備えている。温度検知部3は、温度を検知するセンサ30と、センサ30を内部で保持するセンサキャップ31と、センサ30を外部へ露出させる開口部34aを有し、センサキャップ31を回転自在に保持するセンサケース34と、を有している。回転制御部7は、温度検知部3が基準位置から360°回転する範囲において、センサケース34の開口部34aからセンサ30を露出させた状態で、センサキャップ31とセンサケース34とを同期させて回転させる。そして、回転制御部7は、温度検知部3が基準位置から360°を超えた目標角度に到達するとセンサキャップ31の回転を停止させ、センサケース34を回転させることで、センサ30の位置が開口部34aからずれて、センサケース34の内部でセンサ30を遮蔽させる。制御部35は、センサ30がセンサケース34によって遮蔽された状態で検知した温度に基づいて、センサ30が開口部34aから露出したときに検知した温度を補正する構成である。
よって、本実施の形態に係る温度検知装置1及び該温度検知装置1を備えた空気調和機の室内機100は、温度検知部3が基準位置から360°回転する範囲において、センサケース34の開口部34aからセンサ30を露出させた状態で、センサキャップ31とセンサケース34とを同期させて回転させるので、センサ30を360°回転させて対象空間の温度を検知することができる。また、温度検知部3が360°を超えた目標角度まで回転するとセンサキャップ31の回転を停止させ、センサケース34を回転させることで、センサ30の位置が開口部34aからずれて、センサケース34の内部でセンサ30が遮蔽される。制御部35は、センサ30がセンサケース34によって遮蔽された状態で検知したセンサ自体の発熱温度に基づいて、センサ30が開口部34aから露出したときに検知した温度を補正する。よって、本実施の形態に係る温度検知装置1及び該温度検知装置1を備えた空気調和機の室内機100は、センサ自体の発熱温度の影響を受けずに、温度検知精度を向上させることができる。
以上に、温度検知装置1及び該温度検知装置1を備えた空気調和機の室内機100を実施の形態に基づいて説明したが、温度検知装置1及び該温度検知装置1を備えた空気調和機の室内機100は上述した実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば温度検知装置1及び該温度検知装置1を備えた空気調和機の室内機100は、上述した構成要素に限定されるものではなく、他の構成要素を含んでもよい。また、温度検知装置1は、空気調和機の室内機100に設置する構成に限定されず、その他の装置に設置してもよい。要するに、温度検知装置1及び該温度検知装置1を備えた空気調和機の室内機100は、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更及び応用のバリエーションの範囲を含むものである。
1 温度検知装置、2 フレーム、2A 上フレーム、2B 下フレーム、2a 接合部材、3 温度検知部、4 駆動部、5 固定歯車部、6 駆動歯車部、7 回転制御部、8 昇降リング、9 回転式鍵、10 筐体、10a 第1開口部、10b 第2開口部、11 室内送風機、12 室内熱交換器、13 ドレンパン、14 送風機駆動用モータ、15 ベルマウス、16 化粧パネル、16a 吹出口、17 吸込グリル、18 カバー部材、20 上部収容部、21 上部スリーブ、21a 段差部、22 鍵軸部、23a、23b ストッパ部材、24 昇降ガイド部、25 下部収容部、26 下部スリーブ、27 座面部、28 ボス部、29 段差部、30 センサ、31 センサキャップ、32 下部キャップ、32a 孔部、32b 突起部、33 上部キャップ、33a スリット部、34 センサケース、34a 開口部、34b 係合孔、34c 係合スリット、34d 突起受け部、35 制御部、35a 駆動制御部、35b 温度取得部、35c 演算部、40 モータ部、40a モータ軸、50 上部筒体、51 下部筒体、51a 爪部、51b 線状突起部、52 フランジ部、53 第1平歯車、54 第1係合部、60 中空軸部、60a モータ軸受け部、60b ボス受け部、61 第2平歯車、80 フランジ部、81 昇降ストッパ、82 リブ、83 回転ストッパ、84 第2係合部、85 回転規制突起、90 鍵軸受、91 鍵壁面部、91a、91b 上ストッパ、92 下ストッパ、100 空気調和機の室内機。

Claims (6)

  1. 外郭を形成するフレームと、
    前記フレームの内部で回動自在に保持される温度検知部と、
    前記温度検知部を回転駆動させる駆動部と、
    前記温度検知部の回転を制御する回転制御部と、
    前記温度検知部が検知した温度を補正する制御部と、を備え、
    前記温度検知部は、
    温度を検知するセンサと、
    前記センサを内部で保持するセンサキャップと、
    前記センサを外部へ露出させる開口部を有し、前記センサキャップを回動自在に保持するセンサケースと、を有し、
    前記回転制御部は、
    前記温度検知部が基準位置から360°回転する範囲において、前記センサケースの前記開口部から前記センサを露出させた状態で、前記センサキャップを前記センサケースと同期させて回転させ、
    前記温度検知部が基準位置から360°を超えた目標角度まで回転すると前記センサキャップの回転を停止させ、前記センサケースを前記駆動部によって回転させることで、前記センサの位置が前記開口部からずれて、前記センサケースの内部で前記センサを遮蔽させる構成とし、
    前記制御部は、前記センサが前記センサケースの内部で遮蔽された状態で検知した温度に基づいて、前記センサが前記開口部から露出したときに検知した温度を補正する構成である、温度検知装置。
  2. 前記駆動部は、前記センサケースに取り付けられ、
    前記センサキャップは、前記回転制御部に着脱自在に係合され、
    前記回転制御部が前記駆動部に係合されており、
    前記センサキャップは、前記温度検知部が基準位置から360°回転する範囲において、前記回転制御部を介して前記センサケースと同期して回転し、前記温度検知部が基準位置から360°を超えた目標角度まで回転すると、前記回転制御部との係合状態が解除されて、回転が停止する構成である、請求項1に記載の温度検知装置。
  3. 前記センサキャップには、スリット部が形成されており、
    前記回転制御部には、前記スリット部に着脱自在に係合するリブが設けられている、請求項2に記載の温度検知装置。
  4. 前記回転制御部は、
    前記駆動部と係合して前記駆動部と共に回転し、且つ前記温度検知部が基準位置から360°を超えた目標角度まで回転すると前記駆動部に対して上昇する昇降リングと、
    前記上昇した前記昇降リングの回転を制御する回転式鍵と、を有している、請求項1~3のいずれか一項に記載の温度検知装置。
  5. 前記駆動部は、筒体を有し、
    前記筒体の内部に、軸芯に向かって突き出し、周方向に沿って傾斜する第1係合部が設けられており、
    前記昇降リングは、前記第1係合部と係合する第2係合部を有し、前記第1係合部と前記第2係合部とが係合することで前記駆動部と共に回転し、前記第2係合部が前記第1係合部に沿って移動することで、前記駆動部に対して上昇する構成である、請求項4に記載の温度検知装置。
  6. 外郭を形成する筐体と、
    前記筐体の内部に収納され、空調対象空間の空気を吸込口から筐体内に吸い込み、吹出口から吹き出す送風機と、
    前記筐体の内部に収納され、内部に流れる冷媒と前記筐体内に吸い込まれた空気とを熱交換させる熱交換器と、
    請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の温度検知装置と、を備えた、空気調和機の室内機。
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