JP7337190B2 - 内視鏡システム及びその作動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発光スペクトルが異なる複数の照明光を切り替えて発光する内視鏡システム及びその作動方法に関する。
医療分野においては、医療画像を用いて診断することが広く行われている。例えば、医療画像を用いる装置として、光源装置、内視鏡、及びプロセッサ装置を備える内視鏡システムがある。内視鏡システムでは、観察対象に対して照明光を照射し、照明光で照明された観察対象を撮像することにより、医療画像としての内視鏡画像を取得する。内視鏡画像は、モニタに表示され、診断に使用される。
また、近年の内視鏡システムにおいては、特定の波長帯域を有する光を観察対象に照明して、観察対象上の病変部の視認性を向上することによって、病変部の検出をし易くすることも行われている。ただし、特定の波長帯域を有する光により得られる特殊観察画像は、疑似カラーなど観察対象の色と異なる色で表示されるため、ユーザーにとっては、通常観察に用いられる通常観察画像と比較して、見慣れていない場合も多い。そこで、特許文献1では、特殊観察画像から病変領域を検出し、検出した病変領域を通常観察画像で強調表示することで、見慣れた通常観察画像上で病変領域を観察できるようにしている。
特開2011-135983号公報
近年では、観察対象の撮像に、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の撮像センサが用いられている。CMOS型の撮像センサでは、行方向と列方向に配列された複数の画素を有する場合において、行方向のライン単位で、列方向の順で順次信号読み出しを行うローリングシャッタ方式を採用している。ただし、ローリングシャッタ方式は、異なるライン間で露光時間に違いが生ずることが有り、この場合には、観察対象の画像の歪みが生じることがある。そのため、上記特許文献1のように、病変領域を検出する場合には、ローリングシャッタ方式による撮像で得られた画像については、画像の歪み等により、病変領域を正確に検出できない場合がある。そこで、ローリングシャッタ方式の撮像センサを使用する場合においても、病変検出などの解析処理を確実に実行することができ、且つ、それら解析結果を視認性の高い明るい画像上で表示できることが求められた。
本発明は、ローリングシャッタ方式の撮像センサを使用する場合においても、解析処理を確実に実行することができ、且つ、それら解析結果を視認性の高い明るい画像で表示できる内視鏡システム及びその作動方法を提供することを目的とする。
本発明は、互いに発光スペクトルが異なる第1照明光と第2照明光とを発する光源部と、第1照明光と第2照明光とを自動的に切り替えて発光する場合において、第1照明光を第1発光パターンで発光し、第2照明光を第2発光パターンで発光する光源用プロセッサと、複数の画素が行方向と列方向に配列された撮像センサと、行方向のライン単位で画素から列方向の順で信号読み出しを行う撮像用プロセッサとを備え、撮像用プロセッサは、第1照明光を発光する第1照明期間内において第1照明光を撮像センサに露光させた状態で、信号読み出しを行って、第1画像信号を出力させ、第2照明光を発光する第2照明期間において第2照明光を撮像センサに露光させた後に、第1照明光及び第2照明光を消灯する消灯期間で撮像センサに対して未露光にした状態で、信号読み出しを行って、第2画像信号を出力させ、第1照明期間は第2照明期間よりも長く、第1照明期間は2フレーム以上であり、撮像センサがグローバルリセットを有する場合において、光源用プロセッサは、第1照明期間後、且つ、撮像用プロセッサによるグローバルリセットの作動後に、第2照明期間に切り替える。
撮像センサがグローバルリセットを有する場合において、光源用プロセッサは、第1照明期間後、且つ、撮像用プロセッサによるグローバルリセットの作動後に、第2照明期間に切り替えることが好ましい。撮像センサがグローバルリセットを有しない場合において、光源用プロセッサは、第1照明期間後、消灯期間に切り替え、且つ、第1照明期間後の消灯期間において、撮像用プロセッサによる信号読み出しを行った後に、第2照明期間に切り替えることが好ましい。撮像センサがグローバルリセットを有しない場合において、光源用プロセッサは、消灯期間における第2照明光に関する信号読み出しを行った後、第1照明光及び第2照明光の消灯状態での撮像用プロセッサによる信号読み出しを行うために、消灯期間を継続し、且つ、消灯状態での信号読み出しを行った後に、第1照明期間に切り替えることが好ましい。
第1照明光は白色光が用いられ、第2照明光は、紫色光、青色光、緑色光、又は赤色光が用いられることが好ましい。第2照明期間では、紫色光、青色光、緑色光、又は赤色光のいずれかを発光し、又は、第2照明期間では、紫色光、青色光、緑色光、又は赤色光のうち少なくとも2つの光を特定の順番で切り替えて発光することが好ましい。第2照明光は、紫色光の光量が他の色の光の光量よりも大きい第1特殊光、又は、緑色光の光量が他の色の光の光量よりも大きい第2特殊光のいずれかであることが好ましい。
第1発光パターンは、第1照明期間のフレーム数が、それぞれの第1照明期間において同じである第1A発光パターンと、第1照明期間のフレーム数が、それぞれの第1照明期間において異なっている第1B発光パターンとのうちのいずれかであることが好ましい。第2発光パターンは、第2照明期間のフレーム数が、それぞれの第2照明期間において同じであり、且つ、第2照明光の発光スペクトルが、それぞれの第2照明期間において同じである第2Aパターン、第2照明期間のフレーム数が、それぞれの前記第2照明期間において同じであり、且つ、第2照明光の発光スペクトルが、それぞれの第2照明期間において異なっている第2Bパターン、第2照明期間のフレーム数が、それぞれの第2照明期間において異なっており、且つ、第2照明光の発光スペクトルが、それぞれの第2照明期間において同じである第2Cパターン、第2照明期間のフレーム数が、それぞれの第2照明期間において異なっており、且つ、第2照明光の発光スペクトルが、それぞれの第2照明期間において異なっている第2Dパターンのうちのいずれかであることが好ましい。
特定発光パターンでは、第1照明期間は第2照明期間よりも長いことが好ましい。光源用プロセッサは、第1照明期間は2フレーム以上であることが好ましい。第1画像信号に基づく表示用画像に対して、第2画像信号に基づく解析処理により得られた解析結果を表示する解析結果付き表示用画像を表示部に表示する表示制御部を備えることが好ましい。
本発明は、第1照明光と第2照明光とを発する光源部と、第1照明光と第2照明光とを自動的に切り替えて発光する場合において、第1照明光を第1発光パターンで発光し、第2照明光を第2発光パターンで発光する光源用プロセッサと、複数の画素が行方向と列方向に配列された撮像センサと、行方向のライン単位で画素から列方向の順で信号読み出しを行う撮像用プロセッサとを備える内視鏡システムの作動方法において、撮像用プロセッサは、第1照明光を発光する第1照明期間内において第1照明光を撮像センサに露光させた状態で、信号読み出しを行って、第1画像信号を出力させ、第2照明光を発光する第2照明期間において第2照明光を撮像センサに露光させた後に、第1照明光及び第2照明光を消灯する消灯期間で撮像センサに対して未露光にした状態で、信号読み出しを行って、第2画像信号を出力させるステップを有し、第1照明期間は第2照明期間よりも長く、第1照明期間は2フレーム以上であり、撮像センサがグローバルリセットを有する場合において、光源用プロセッサは、第1照明期間後、且つ、撮像用プロセッサによるグローバルリセットの作動後に、第2照明期間に切り替える。


本発明によれば、ローリングシャッタ方式の撮像センサを使用する場合においても、解析処理を確実に検出することができ、且つ、それら解析結果を視認性の高い明るい画像で表示できる。
内視鏡システムの外観図である。 第1実施形態の内視鏡システムの機能を示すブロック図である。 紫色光V、青色光B、緑色光G、及び赤色光Rのスペクトルを示すグラフである。 解析処理モード時の発光パターンである特定発光パターンを示す説明図である。 撮像センサの各カラーフィルタの分光透過率を示すグラフである。 撮像センサにおける画素の配列を示す説明図である。 ローリングシャッタを示す説明図である。 解析処理モードにおける照明制御、解析処理、及び画像表示を時系列順で示す説明図である。 撮像センサがグローバルリセットを有する場合における解析処理モード時の撮像制御を示す説明図である。 撮像センサがグローバルリセットを有しない場合における解析処理モード時の撮像制御を示す説明図である。 撮像センサがグローバルリセットを有しない場合であって図10と異なる場合における解析処理モード時の撮像制御を示す説明図である。 解析処理モードの一連の流れを示すフローチャートである。 第1特殊光の発光スペクトルを示すグラフである。 第2特殊光の発光スペクトルを示すグラフである。
図1において、内視鏡システム10は、内視鏡12と、光源装置14と、プロセッサ装置16と、モニタ18と、ユーザーインターフェース19とを有する。内視鏡12は、光源装置14と光学的に接続され、且つ、プロセッサ装置16と電気的に接続される。内視鏡12は、観察対象の体内に挿入される挿入部12aと、挿入部12aの基端部分に設けられた操作部12bと、挿入部12aの先端側に設けられた湾曲部12c及び先端部12dとを有している。湾曲部12cは、操作部12bのアングルノブ12eを操作することにより湾曲動作する。先端部12dは、湾曲部12cの湾曲動作によって所望の方向に向けられる。
また、操作部12bには、アングルノブ12eの他、モードの切り替え操作に用いるモード切替SW(モード切替スイッチ)12fと、観察対象の静止画の取得指示に用いられる静止画取得指示部12gと、ズームレンズ43(図2参照)の操作に用いられるズーム操作部12hとが設けられている。
なお、内視鏡システム10は、通常観察モード、特殊観察モード、解析処理モードの3つのモードを有している。通常観察モードでは、白色光を観察対象に照明して撮像することによって、自然な色合いの通常観察画像をモニタ18に表示する。特殊観察モードでは、通常光と波長帯域が異なる特殊光を観察対象に照明して撮像することによって、特定の構造を強調した特殊観察画像をモニタ18に表示する。解析処理モードでは、発光スペクトルが異なる第1照明光と第2照明光とを切り替えて発光し、且つ、第1照明光に基づく画像はモニタ18に表示するための表示用画像とする処理を行う一方、第2照明光に基づく画像に対して、観察対象に関する指標値等を得る解析処理を行う。解析処理の結果は、表示用画像に重畳表示される。
プロセッサ装置16は、モニタ18及びユーザーインターフェース19と電気的に接続される。モニタ18は、観察対象の画像や、観察対象の画像に付帯する情報などを出力表示する。ユーザーインターフェース19は、キーボード、マウス、タッチパッドなどを有し、機能設定などの入力操作を受け付ける機能を有する。なお、プロセッサ装置16には、画像や画像情報などを記録する外付けの記録部(図示省略)を接続してもよい。
図2において、光源装置14は、光源部20と、光源部20を制御する光源用プロセッサ21とを備えている。光源部20は、例えば、複数の半導体光源を有し、これらをそれぞれ点灯または消灯し、点灯する場合には各半導体光源の発光量を制御することにより、観察対象を照明する照明光を発する。本実施形態では、光源部20は、V-LED(Violet Light Emitting Diode)20a、B-LED(Blue Light Emitting Diode)20b、G-LED(Green Light Emitting Diode)20c、及びR-LED(Red Light Emitting Diode)20dの4色のLEDを有する。
図3に示すように、V-LED20aは、中心波長405±10nm、波長範囲380~420nmの紫色光Vを発生する。B-LED20bは、中心波長450±10nm、波長範囲420~500nmの青色光Bを発生する。G-LED20cは、波長範囲が480~600nmに及ぶ緑色光Gを発生する。R-LED20dは、中心波長620~630nmで、波長範囲が600~650nmに及ぶ赤色光Rを発生する。
光源用プロセッサ21は、V-LED20a、B-LED20b、G-LED20c、及びR-LED20dを制御する。光源用プロセッサ21は、各LED20a~20dをそれぞれ独立に制御することで、紫色光V、青色光B、緑色光G、又は赤色光Rをそれぞれ独立に光量を変えて発光可能である。また、光源用プロセッサ21は、通常観察モード時には、紫色光V、青色光B、緑色光G、及び赤色光R間の光量比がVc:Bc:Gc:Rcとなる白色光を発光するように、各LED20a~20dを制御する。なお、Vc、Bc、Gc、Rc>0である。
また、光源用プロセッサ21は、特殊観察モード時には、短波長の狭帯域光としての紫色光V、青色光B、緑色光G、及び赤色光Rとの光量比がVs:Bs:Gs:Rsとなる特殊光を発光するように、各LED20a~20dを制御する。光量比Vs:Bs:Gs:Rsは、通常観察モード時に使用する光量比Vc:Bc:Gc:Rcと異なっており、観察目的に応じて適宜定められる。例えば、表層血管を強調する場合には、Vsを、他のBs、Gs、Rsよりも大きくすることが好ましく、中深層血管を強調する場合には、Gsを、他のVs、Gs、Rsよりも大きくすることが好ましい。
また、光源用プロセッサ21は、図4に示すように、解析処理モード時には、第1照明光と第2照明光とを自動的に切り替えて発光する場合において、第1照明光を第1発光パターンで発光し、第2照明光を第2発光パターンで発光する。具体的には、第1発光パターンは、第1照明期間のフレーム数が、それぞれの第1照明期間において同じである第1A発光パターンと、第1照明期間のフレーム数が、それぞれの第1照明期間において異なっている第1B発光パターンとのうちのいずれかであることが好ましい。第2発光パターンは、第2照明期間のフレーム数が、それぞれの第2照明期間において同じであり、且つ、第2照明光の発光スペクトルが、それぞれの第2照明期間において同じである第2Aパターン、第2照明期間のフレーム数が、それぞれの前記第2照明期間において同じであり、且つ、第2照明光の発光スペクトルが、それぞれの第2照明期間において異なっている第2Bパターン、第2照明期間のフレーム数が、それぞれの第2照明期間において異なっており、且つ、第2照明光の発光スペクトルが、それぞれの第2照明期間において同じである第2Cパターン、第2照明期間のフレーム数が、それぞれの第2照明期間において異なっており、且つ、第2照明光の発光スペクトルが、それぞれの第2照明期間において異なっている第2Dパターンのうちのいずれかであることが好ましい。なお、第1照明光の発光スペクトルは、それぞれの第1照明期間において同じであってもよく、異なってもよい。
また、特定発光パターンは、第1照明期間は第2照明期間よりも長くすることが好ましく、第1照明期間は2フレーム以上とすることが好ましい。図4では、第1発光パターンを第1Aパターンとし、第2発光パターンを第2Aパターン(第2照明期間のフレーム数:同じ、第2照明光の発光スペクトル:同じ)とする場合において、第1照明期間を2フレームとし、第2照明期間を1フレームとしている。第1照明光は、モニタ18に表示する表示用画像の生成に用いられることから、第1照明光を観察対象に照明することによって、明るい画像が得られることが好ましい。
例えば、第1照明光は、白色光であることが好ましい。一方、第2照明光は、解析処理に用いることから、第2照明光を観察対象に照明することによって、解析処理に適した画像が得られることが好ましい。例えば、血管深さが異なる複数の血管の形状情報に基づいて、解析処理を行う場合には、第2照明光として、紫色光V、青色光B、緑色光G、赤色光Rを用いることが好ましい。この場合、第2発光パターンを第2Aパターン(第2照明期間のフレーム数:同じ、第2照明光の発光スペクトル:同じ)又は第2Cパターン(第2照明期間のフレーム数:異なる、第2照明光の発光スペクトル:同じ)とする場合には、紫色光V、青色光B、緑色光G、赤色光Rのうちのいずれか1つの光を用いることが好ましい。一方、第2発光パターンを第2Bパターン(第2照明期間の5数:同じ、第2照明光の発光スペクトル:異なる)又は第2Dパターン(第2照明期間のフレーム数:異なる、第2照明光の発光スペクトル:異なる)とする場合には、第2照明期間において、紫色光V、青色光B、緑色光G、赤色光Rのうち少なくとも2つの光を特定の順番で切り替えて発光することが好ましい。後述の図8では、紫色光V、緑色光G、及び赤色光Rの3つの光を、その順番で順次発光している。
なお、第1照明期間と第2照明期間の切替パターンである第1、2発光パターンの詳細については、撮像用プロセッサ45による撮像センサ44の撮像制御に基づいて定められることから、後述する。また、フレームとは、撮像センサ44において特定タイミングから信号読み出し完了までの間の期間を少なくとも含む期間の単位のことをいい、本実施形態では、CMOS型の撮像センサ44を用いることから、信号読み出し開始から信号読み出し完了までの期間をいう。
例えば、粘膜表面からの深さが50μmの範囲内にある表層血管、粘膜表面からの深さが200μmの範囲内にある中層血管、及び、粘膜表面からの深さが600μmの範囲内にある深層血管に関する血管の形状情報を取得し、これら表層、中層、深層の血管の形状情報に基づいて解析処理を行う場合には、表層血管を強調する紫色光V、中層血管を強調する緑色光G、深層血管を強調する赤色光Rを用いることが好ましい。
なお、本明細書において、光量比は、少なくとも1つの半導体光源の比率が0(ゼロ)の場合を含む。したがって、各半導体光源のいずれか1つまたは2つ以上が点灯しない場合を含む。例えば、紫色光V、青色光B、緑色光G、及び赤色光R間の光量比が1:0:0:0の場合のように、半導体光源の1つのみを点灯し、他の3つは点灯しない場合も、光量比を有するものとする。
図2に示すように、各LED20a~20dが発する光は、ミラーやレンズなどで構成される光路結合部23を介して、ライトガイド25に入射される。ライトガイド25は、内視鏡12及びユニバーサルコード(内視鏡12と、光源装置14及びプロセッサ装置16を接続するコード)に内蔵されている。ライトガイド25は、光路結合部23からの光を、内視鏡12の先端部12dまで伝搬する。
内視鏡12の先端部12dには、照明光学系30aと撮像光学系30bが設けられている。照明光学系30aは照明レンズ32を有しており、ライトガイド25によって伝搬した照明光は照明レンズ32を介して観察対象に照射される。撮像光学系30bは、対物レンズ42、撮像センサ44を有している。照明光を照射したことによる観察対象からの光は、対物レンズ42及びズームレンズ43を介して撮像センサ44に入射する。これにより、撮像センサ44に観察対象の像が結像される。ズームレンズ43は観察対象を拡大するためのレンズであり、ズーム操作部12hを操作することによって、テレ端とワイド端と間を移動する。
撮像センサ44は、原色系のカラーセンサであり、青色カラーフィルタを有するB画素(青色画素)、緑色カラーフィルタを有するG画素(緑色画素)、及び、赤色カラーフィルタを有するR画素(赤色画素)の3種類の画素を備える。図5に示すように、青色カラーフィルタBFは、主として青色帯域の光、具体的には波長帯域が380~560nmの波長帯域の光を透過する。青色カラーフィルタBFの透過率は、波長460~470nm付近においてピークになる。緑色カラーフィルタはGF、主として緑色帯域の光、具体的には、460~620nmの波長帯域の光を透過する。赤色カラーフィルタRFは、主として赤色帯域の光、具体的には、580~760nmの波長帯域の光を透過する。
また、撮像センサ44は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型であり、図6に示すように、行方向と列方向に配列された複数の画素Pxを有している。複数の画素Pxには、B画素、G画素、及びR画素が含まれる。撮像用プロセッサ45は、CMOS型の撮像センサ44を撮像制御する。具体的には、撮像用プロセッサ45は、行方向のライン単位LUで、画素Pxから列方向の順で信号読み出しを行う。この信号読み出し方式は、ローリングシャッタと呼ばれている。撮像センサ44が、列方向に対して、第1~第Nラインの画素Pxを有する場合には、図7に示すように、第1ラインの画素群、第2ラインの画素群、・・・、第Nラインの画素群の時間順で、信号読み出しが行われる(Nは2以上の自然数)。図7の読み出し完了線FLは、各ラインの画素群の読み出しが完了したタイミングを表している。読み出し完了線FL上のT1、T2、TNは、第1、2、Nラインの画素群の読み出しが完了したタイミングを表しており、T1<T2<TNとなっている。なお、解析処理モードにおける撮像制御の詳細については、後述する。
上記のように、撮像用プロセッサ45により撮像センサ44の信号読み出しを行うことによって、撮像センサ44から画像信号が出力される。通常観察モードでは、白色光が撮像センサ44に露光された状態で、撮像用プロセッサ45が信号読み出しを行うことにより、撮像センサ44のB画素からBc画像信号が出力され、G画素からGc画像信号が出力され、R画素からRc画像信号が出力される。特殊観察モードでは、特殊光が撮像センサ44に露光された状態で、撮像用プロセッサ45が信号読み出しを行うことによって、撮像センサ44のB画素からBs画像信号が出力され、G画素からGs画像信号が出力され、R画素からRs画像信号が出力される。
解析処理モードでは、撮像用プロセッサ45は、第1照明期間において第1照明光を撮像センサ44に露光させた状態で、信号読み出しを行うことにより、撮像センサ44から第1画像信号を出力させる(図9~図11参照)。第1画像信号には、B画素から出力されるB1画像信号、G画素から出力されるG1画像信号、及び、R画素から出力されるR1画像信号が含まれる。また、撮像用プロセッサ45は、第2照明期間において第2照明光を撮像センサ44に露光させた後に、第1及び第2照明光を消灯する消灯期間で撮像センサ44を未露光にした状態で、信号読み出しを行うことにより、撮像センサ44から第2画像信号を出力させる(図9~図11参照)。第2画像信号には、B画素から出力されるB2画像信号、G画素から出力されるG2画像信号、及び、R画素から出力されるR2画像信号が含まれる。
以上のように、照明光の露光中に信号読み出し(ローリングシャッタ)を行って得られる第1画像信号については、露光時間が十分に得られること(60フレームであれば最長1/60の露光時間がとれる)から、モニタ18に表示する表示用画像として用いることが好ましい。このような表示用画像を動画で目視で見る限りでは、ローリングシャッタの使用によるローリング効果(画像歪み)により視認性が落ちることは無い。一方、照明光の露光後に未露光にして信号読み出しを行って得られる第2画像信号については、第1~第Nラインにおいて露光時間を同じにできることから、ローリングシャッタの使用によるローリング効果(画像歪み)の影響を受けない。そのため、第2画像信号は、観察対象の形状を正確に出力できるため、形状解析などの解析処理に適した画像信号となっている。解析処理モードにおける撮像制御の詳細については後述する。
図2に示すように、CDS/AGC(Correlated Double Sampling/Automatic Gain Control)回路46は、撮像センサ44から得られるアナログの画像信号に相関二重サンプリング(CDS)や自動利得制御(AGC)を行う。CDS/AGC回路46を経た画像信号は、A/D(Analog/Digital)コンバータ48により、デジタルの画像信号に変換される。A/D変換後のデジタル画像信号がプロセッサ装置16に入力される。
プロセッサ装置16は、画像取得部50と、DSP(Digital Signal Processor)52と、ノイズ低減部54と、画像処理切替部56と、画像処理部58と、表示制御部60とを備えている。画像処理部58は、通常観察画像生成部62と、特殊観察画像生成部64と、解析処理部66とを備えている。
画像取得部50は、内視鏡12から入力されるカラー画像を取得する。カラー画像には、撮像センサ44のB画素、G画素、R画素から出力される青色画像、緑色画像、赤色画像が含まれている。取得したカラー画像はDSP52に送信される。DSP52は、受信したカラー画像に対して、欠陥補正処理、オフセット処理、ゲイン補正処理、マトリクス処理、ガンマ変換処理、デモザイク処理、及びYC変換処理等の各種信号処理を行う。欠陥補正処理では、撮像センサ44の欠陥画素の信号が補正される。オフセット処理では、欠陥補正処理を施した画像信号から暗電流成分を除かれ、正確な零レベルを設定される。ゲイン補正処理は、オフセット処理後の各色の画像信号に特定のゲインを乗じることによりカラー画像の信号レベルを整える。ゲイン補正処理後の各色の画像信号には、色再現性を高めるマトリクス処理が施される。
その後、ガンマ変換処理によって、カラー画像の明るさや彩度が整えられる。マトリクス処理後のカラー画像には、デモザイク処理(等方化処理,同時化処理とも言う)が施され、補間により各画素の欠落した色の信号を生成される。デモザイク処理によって、全画素がRGB各色の信号を有するようになる。DSP52は、デモザイク処理後のカラー画像にYC変換処理を施し、輝度信号Yと色差信号Cb及び色差信号Crをノイズ低減部54に出力する。
ノイズ低減部54は、DSP56でデモザイク処理等を施したカラー画像に対して、例えば移動平均法やメディアンフィルタ法等によるノイズ低減処理を施す。ノイズを低減したカラー画像は、画像処理切替部56に入力される。
画像処理切替部56は、設定されているモードによって、ノイズ低減部54からの画像信号の送信先を、通常観察画像生成部62と、特殊観察画像生成部64と、解析処理部66のいずれかに切り替える。具体的には、通常観察モードにセットされている場合には、ノイズ低減部54からの画像信号を通常観察画像生成部62に入力する。特殊観察モードにセットされている場合には、ノイズ低減部54からの画像信号を特殊観察画像生成部64に入力する。解析処理モードにセットされている場合には、ノイズ低減部54からの画像信号を解析処理部66に入力する。
通常観察画像生成部62は、入力した1フレーム分のRc画像信号、Gc画像信号、Bc画像信号に対して、通常観察画像用画像処理を施す。通常観察画像用画像処理には、3×3のマトリクス処理、階調変換処理、3次元LUT(Look Up Table)処理等の色変換処理、色彩強調処理、空間周波数強調等の構造強調処理が含まれる。通常観察画像用画像処理が施されたRc画像信号、Gc画像信号、Bc画像信号は、通常観察画像として表示制御部60に入力される。
特殊観察画像生成部64は、入力した1フレーム分のRs画像信号、Gs画像信号、Bs画像信号に対して、特殊観察画像用画像処理を施す。特殊観察画像用画像処理には、3×3のマトリクス処理、階調変換処理、3次元LUT(Look Up Table)処理等の色変換処理、色彩強調処理、空間周波数強調等の構造強調処理が含まれる。特殊観察画像用画像処理が施されたRs画像信号、Gs画像信号、Bs画像信号は、特殊観察画像として表示制御部60に入力される。
解析処理部66は、入力した1フレーム分のR1画像信号、G1画像信号、B1画像信号に対して、上述と同様の通常観察画像用画像処理を施す。通常観察画像信号用画像処理が施されたR1画像信号、G1画像信号、B1画像信号は、表示用画像として使用される。また、解析処理部66は、入力した特定フレーム分のR2画像信号、G2画像信号、B2画像信号に対して、解析処理を行う。また、解析処理部66は、解析処理の結果である解析結果を表示用画像に表示させる表示制御処理を行う。
例えば、第1発光パターンを第1A発光パターンとし、第2発光パターンを第2Bパターン(第2照明期間のフレーム数:同じ、第2照明光の発光スペクトル:異なる)とする場合において、第1照明光として白色光Wを2フレーム分、第2照明光としての紫色光V、緑色光G、赤色光Rを、白色光Wの発光の間に、それぞれ1フレーム分だけ観察対象に照明する場合には、図8に示すように、紫色光Vの照明により得られるR2画像信号、G2画像信号、B2画像信号に対して解析処理を行って、解析結果Vを得る。同様にして、緑色光Gの照明により得られるR2画像信号、G2画像信号、B2画像信号に対して解析処理を行って、解析結果Gを得る。また、赤色光Rの照明により得られるR2画像信号、G2画像信号、B2画像信号に対して解析処理を行って、解析結果Rを得る。これら解析結果V、G、Rは、赤色光Rに関する解析処理が完了した後、一まとめにした解析結果Tとして、表示用画像に表示される。なお、解析結果V、G、Rは、それぞれ単独で表示用画像に表示してもよく、また、解析結果V、G、Rのうち少なくとも2つ組み合わせて得られる解析結果を、表示用画像に表示してもよい。
なお、解析処理としては、例えば、血管の形状情報を抽出する血管抽出処理、抽出した血管の形状情報に基づいて、血管に関する指標値を算出する指標値算出処理、及び、算出した指標値を表示用画像に重畳表示するための重畳表示制御処理が含まれる。解析処理の結果が表示された解析結果付き表示用画像は、表示制御部60に入力される。
表示制御部60は、画像処理部58から出力される画像をモニタ18に表示するための制御を行う。具体的には、表示制御部60は、通常観察画像、特殊観察画像、又は、解析結果付き表示用画像を、モニタ18においてフルカラーで表示可能にする映像信号に変換する。変換済みの映像信号はモニタ18に入力される。これにより、モニタ18には通常観察画像、特殊観察画像、又は、解析結果付き表示用画像が表示される。
次に、解析処理モードにおける光源制御及び撮像制御の詳細について説明する。CMOS型の撮像センサ44が、画素Pxに蓄積した電荷を信号読み出しせずに、一斉に排出することができるグローバルリセットを有する場合には、図9に示すように、撮像用プロセッサ45は、第1照明期間において信号読み出しが完了した後に、グローバルリセットGRを作動させる。光源用プロセッサ21は、グローバルリセットGRの作動後に、第2照明期間に切り替える。そして、光源用プロセッサ21は、第2照明期間において信号読み出しが完了した後、消灯期間に切り替える。また、撮像用プロセッサ45は、消灯期間の信号読み出しが完了した後は、グローバルリセットを作動させる。そして、光源用プロセッサ21は、グローバルリセットGRの作動後に、第1照明期間に切り替える。
一方、CMOS型の撮像センサ44がグローバルリセットを有しない場合には、図10に示すように、光源用プロセッサ21は、第1照明期間において信号読み出しが完了した後に、消灯期間に切り替える。撮像用プロセッサ45は、消灯期間に信号読み出しを行う。この消灯期間の信号読み出しに得られた画像信号(空読み信号)は、第1照明期間において第1照明光を撮像センサ44に露光して得られた電荷を含むものであることから、その後に発光される第2照明光の成分に第1照明光の成分が混ざることが無いようにするため、破棄される。光源用プロセッサ21は、第1照明光の後の消灯期間において信号読み出しを行った後に、第2照明期間に切り替える。また、光源用プロセッサ21は、第2照明期間において信号読み出しが完了した後に、第1照明期間に切り替える。
なお、図10では、第2照明期間において、第2照明光に関する信号読み出しが完了した後、直ぐに、第1照明期間に切り替えているが、消灯期間であっても僅かな露光による電荷の蓄積が生ずる場合もあり得る。そのため、図11に示すように、光源用プロセッサ21は、第2照明光に関する信号読み出しが完了した後、第1照明光及び第2照明光の消灯状態での撮像用プロセッサ45による信号読み出しを行うために、消灯期間を継続してもよい。そして、光源用プロセッサ21は、消灯状態での信号読み出しが完了した後に、第1照明期間への切替えを行う。なお、消灯状態での信号読み出しにより得られた画像信号は、空読み信号として、破棄される。
次に、解析処理のモードの一連の流れについて、図12に示すフローチャートに沿って説明する。モード切替SW12fを操作して、解析処理モードに切り替える。解析処理モードに切り替えられると、第1照明光と発光する第1照明期間と、第2照明光と発光する第2照明期間とが特定発光パターンにて自動的に切り替えられる。このように特定発光パターンにて自動的に切り替えられる第1照明光と第2照明光とが、観察対象に対して照明される。
撮像用プロセッサ45は、第1照明期間において第1照明光を撮像センサ44に露光させた状態で、撮像センサ44の行方向のライン単位で、画素から列方向の順で信号読み出しを行う。これにより、撮像センサ44から第1画像信号が出力される。また、撮像用プロセッサ45は、第2照明期間において第2照明光を撮像センサ44に露光させた後に、第1照明光及び第2照明光を消灯する消灯期間で撮像センサ44に対して未露光にした状態で、信号読み出しを行う。これにより、撮像センサ44から第2画像信号が出力される。表示制御部60は、第1画像信号に基づく表示用画像に対して、第2画像信号に基づく解析処理により得られた解析結果を表示する解析結果付き表示用画像をモニタ18に表示する。
なお、上記実施形態においては、第2照明光として、紫色光V、青色光B、緑色光G、赤色光Rを用いているが、その他の発光スペクトルの光を用いてもよい。例えば、図13に示すように、第2照明光として、紫色光Vの光量を他の青色光B、緑色光G、及び赤色光Rの光量よりも大きくした第1特殊光を用いてもよい。また、図14に示すように、第2照明光として、緑色光Gの光量を、他の紫色光V、青色光B、及び赤色光Rの光量よりも大きくした第2特殊光を用いてもよい。また、第2照明光として、第1特殊光と第2特殊光の両方を用い、第2発光パターンを第2Bパターン又は第2Dパターンとして、第1特殊光と第2特殊光を交互に発光するようにしてもよい。なお、第1特殊光を用いた場合には、第2画像信号に対して、観察対象に含まれる正常部と異常部(病変部など)との色の差を拡張する色差拡張処理を行ってもよい。色差拡張処理済みの第2画像信号に対して、解析処理を行ってもよい。
なお、上記実施形態においては、第1照明光に基づく第1画像信号は、表示用画像に用い、第2照明光に基づく第2画像信号は、解析処理にのみに用いて、モニタ18への表示に用いていないが、第2画像信号についても、モニタ18への表示に用いてもよい。この場合には、第1画像信号に基づく表示用画像と、第2画像信号に基づく表示用画像とを、モニタ18に対して切り替えて表示することになる。第2画像信号に基づく画像のモニタ18への表示又は非表示については、ユーザーインターフェース19によって適宜設定できるようにすることが好ましい。
上記実施形態において、光源用プロセッサ21、撮像用プロセッサ45、画像処理部58に含まれる通常観察画像生成部62、特殊観察画像生成部64、解析処理部66といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造は、次に示すような各種のプロセッサ(processor)である。各種のプロセッサには、ソフトウエア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA (Field Programmable Gate Array) などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、各種の処理を実行するために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。
1つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合せ(例えば、複数のFPGAや、CPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントやサーバなどのコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウエアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)などに代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた形態の電気回路(circuitry)である。また、記憶部のハードウェア的な構造はHDD(hard disc drive)やSSD(solid state drive)等の記憶装置である。
10 内視鏡システム
12 内視鏡
12a 挿入部
12b 操作部
12c 湾曲部
12d 先端部
12e アングルノブ
12f モード切替スイッチ
12g 静止画取得指示部
12h ズーム操作部
14 光源装置
16 プロセッサ装置
18 モニタ
19 ユーザーインターフェース
20 光源部
20a V-LED
20b B-LED
20c G-LED
20d R-LED
21 光源用プロセッサ
23 光路結合部
25 ライトガイド
30a 照明光学系
30b 撮像光学系
32 照明レンズ
42 対物レンズ
43 ズームレンズ
44 撮像センサ
45 撮像用プロセッサ
46 CDS/AGC回路
48 A/Dコンバータ
50 画像取得部
52 DSP
54 ノイズ低減部
56 画像処理切替部
58 画像処理部
60 表示制御部
62 通常観察画像生成部
64 特殊観察画像生成部
66 解析処理部
Px 画素

Claims (8)

  1. 互いに発光スペクトルが異なる第1照明光と第2照明光とを発する光源部と、
    前記第1照明光と前記第2照明光とを自動的に切り替えて発光する場合において、前記第1照明光を第1発光パターンで発光し、前記第2照明光を第2発光パターンで発光する光源用プロセッサと、
    複数の画素が行方向と列方向に配列された撮像センサと、
    前記行方向のライン単位で前記画素から前記列方向の順で信号読み出しを行う撮像用プロセッサとを備え、
    前記撮像用プロセッサは、
    前記第1照明光を発光する第1照明期間内において前記第1照明光を前記撮像センサに露光させた状態で、前記信号読み出しを行って、第1画像信号を出力させ、
    前記第2照明光を発光する第2照明期間において前記第2照明光を前記撮像センサに露光させた後に、前記第1照明光及び前記第2照明光を消灯する消灯期間で前記撮像センサに対して未露光にした状態で、前記信号読み出しを行って、第2画像信号を出力させ、
    前記第1照明期間は前記第2照明期間よりも長く、
    前記第1照明期間は2フレーム以上であり、
    前記撮像センサがグローバルリセットを有する場合において、
    前記光源用プロセッサは、前記第1照明期間後、且つ、前記撮像用プロセッサによる前記グローバルリセットの作動後に、前記第2照明期間に切り替える内視鏡システム。
  2. 前記第1照明光は白色光が用いられ、前記第2照明光は、紫色光、青色光、緑色光、又は赤色光が用いられる請求項1記載の内視鏡システム。
  3. 前記第2照明期間では、前記紫色光、前記青色光、前記緑色光、又は前記赤色光のいずれかを発光し、又は、前記第2照明期間では、前記紫色光、前記青色光、前記緑色光、又は前記赤色光のうち少なくとも2つの光を特定の順番で切り替えて発光する請求項記載の内視鏡システム。
  4. 前記第2照明光は、紫色光の光量が他の色の光の光量よりも大きい第1特殊光、又は、緑色光の光量が他の色の光の光量よりも大きい第2特殊光のいずれかである請求項1ないしいずれか1項記載の内視鏡システム。
  5. 前記第1発光パターンは、前記第1照明期間のフレーム数が、それぞれの前記第1照明期間において同じである第1A発光パターンと、前記第1照明期間のフレーム数が、それぞれの前記第1照明期間において異なっている第1B発光パターンとのうちのいずれかである請求項1ないし4いずれか1項記載の内視鏡システム。
  6. 前記第2発光パターンは、
    前記第2照明期間のフレーム数が、それぞれの前記第2照明期間において同じであり、且つ、前記第2照明光の発光スペクトルが、それぞれの前記第2照明期間において同じである第2Aパターン、
    前記第2照明期間のフレーム数が、それぞれの前記第2照明期間において同じであり、且つ、前記第2照明光の発光スペクトルが、それぞれの前記第2照明期間において異なっている第2Bパターン、
    前記第2照明期間のフレーム数が、それぞれの前記第2照明期間において異なっており、且つ、前記第2照明光の発光スペクトルが、それぞれの前記第2照明期間において同じである第2Cパターン、及び、
    前記第2照明期間のフレーム数が、それぞれの前記第2照明期間において異なっており、且つ、前記第2照明光の発光スペクトルが、それぞれの前記第2照明期間において異なっている第2Dパターンのうちのいずれかである請求項1ないしいずれか1項記載の内視鏡システム。
  7. 前記第1画像信号に基づく表示用画像に対して、前記第2画像信号に基づく解析処理により得られた解析結果を表示する解析結果付き表示用画像を表示部に表示する表示制御部を備える請求項1ないしいずれか1項記載の内視鏡システム。
  8. 第1照明光と第2照明光とを発する光源部と、前記第1照明光と前記第2照明光とを自動的に切り替えて発光する場合において、前記第1照明光を第1発光パターンで発光し、前記第2照明光を第2発光パターンで発光する光源用プロセッサと、複数の画素が行方向と列方向に配列された撮像センサと、前記行方向のライン単位で前記画素から前記列方向の順で信号読み出しを行う撮像用プロセッサとを備える内視鏡システムの作動方法において、
    前記撮像用プロセッサは、
    前記第1照明光を発光する第1照明期間内において前記第1照明光を前記撮像センサに露光させた状態で、前記信号読み出しを行って、
    第1画像信号を出力させ、前記第2照明光を発光する第2照明期間において前記第2照明光を前記撮像センサに露光させた後に、前記第1照明光及び前記第2照明光を消灯する消灯期間で前記撮像センサに対して未露光にした状態で、前記信号読み出しを行って、第2画像信号を出力させるステップを有し、
    前記第1照明期間は前記第2照明期間よりも長く、
    前記第1照明期間は2フレーム以上であり、
    前記撮像センサがグローバルリセットを有する場合において、
    前記光源用プロセッサは、前記第1照明期間後、且つ、前記撮像用プロセッサによる前記グローバルリセットの作動後に、前記第2照明期間に切り替える内視鏡システムの作動方法。
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