JP7336613B1 - 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 0007336613000001
【課題】 ユーザの決済に関する属性を示すラベルを提供可能なシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】 事業者に関連する商品またはサービスをユーザが決済した内容を示す決済情報であって、前記ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含む決済情報を取得する決済情報取得部と、前記事業者の販売情報を記憶する所定のデータベースから、前記決済情報に含まれる前記ユーザ識別情報に関連する前記販売情報を取得する販売情報取得部と、前記決済情報と、前記販売情報と、に基づいて、前記ユーザ識別情報に対応するユーザの属性を示すラベルを推定するラベリング部と、前記ラベルを示すラベル情報を前記事業者に送信する情報送信部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
ユーザの位置情報に基づいてユーザの行動属性を推定する情報処理装置が開示されている(特許文献1)。
特開2019-160178号公報
特許文献1に記載の情報処理装置は、位置情報に基づき行動属性(例えば、ユーザの興味、関心、生活様式、ライフステージおよび消費傾向)を推定することで、ユーザに適切なコンテンツを提供する。また、情報処理装置は、位置情報が取得できない場合、位置情報以外の情報(クエリまたはキーワード)に基づき行動属性を推定する。このように、当該情報処理装置は、ユーザに提供する適切なコンテンツ(営業のための広告など)を決定するために位置情報に基づき行動属性を推定する。しかし、事業者による商品やサービスの営業に関する分析を適切に実施するには、ユーザが商品やサービスを購入する消費行動に基づき行動属性を適切に推定する必要がある。そして、ユーザの消費行動に基づく行動属性を適切に推定するには、店舗においてユーザが決済した内容を示す情報が当該ユーザに関連する情報であるものとして適切に処理する必要がある。
しかしながら、特許文献1に記載の情報処理装置は、ユーザの消費行動に関する情報を適切に用いて行動属性を推定するための仕組みを有していない。したがって、当該情報処理装置ではユーザの行動属性を不適切に推定してしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は、上記課題を鑑み、ユーザの決済に関する属性を示すラベルを提供可能なシステムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る情報処理システムは、事業者に関連する商品またはサービスをユーザが決済した内容を示す決済情報であって、前記ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含む決済情報を取得する決済情報取得部と、前記事業者の販売情報を記憶する所定のデータベースから、前記決済情報に含まれる前記ユーザ識別情報に関連する前記販売情報を取得する販売情報取得部と、前記決済情報と、前記販売情報と、に基づいて、前記ユーザ識別情報に対応するユーザの属性を示すラベルを推定するラベリング部と、前記ラベルを示すラベル情報を前記事業者に送信する情報送信部と、を備える。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータが、事業者に関連する商品またはサービスをユーザが決済した内容を示す決済情報であって、前記ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含む決済情報を取得することと、前記事業者の販売情報を記憶する所定のデータベースから、前記決済情報に含まれる前記ユーザ識別情報に関連する前記販売情報を取得することと、前記決済情報と、前記販売情報と、に基づいて、前記ユーザ識別情報に対応するユーザの属性を示すラベルを推定することと、前記ラベルを示すラベル情報を前記事業者に送信することと、を実行する。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、事業者に関連する商品またはサービスをユーザが決済した内容を示す決済情報であって、前記ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含む決済情報を取得することと、前記事業者の販売情報を記憶する所定のデータベースから、前記決済情報に含まれる前記ユーザ識別情報に関連する前記販売情報を取得することと、前記決済情報と、前記販売情報と、に基づいて、前記ユーザ識別情報に対応するユーザの属性を示すラベルを推定することと、前記ラベルを示すラベル情報を前記事業者に送信することと、を実行させる。
本発明によれば、ユーザの決済に関する属性を示すラベルを提供可能なシステムを提供することができる。
本実施形態に係る情報提供システムの構成の概要の一例を示す図である。 ユーザ購買情報D101の構成の一例を示す図である。 購買ラベル情報D102の構成の一例を示す図である。 行動ラベル情報D103の構成の一例を示す図である。 購買集計画面T1の一例を示す図である。 行動集計画面T2の一例を示す図である。 合算集計画面T3の一例を示す図である。 情報提供システムの処理手順の一例を示すフロー図である。 変形例に係る情報提供システムの構成の一例を示す図である。 ユーザの行動パラメータをプロットした一例を示す図である。 コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態(以下、「本実施形態」という)について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。本実施形態において、「部」や「手段」、「装置」、「システム」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、一つの「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されてもよく、二つ以上の「部」や「手段」、「装置」、「システム」の機能が1つの物理的手段や装置により実現されてもよい。
===本実施形態に係る情報提供システム10の概要===
情報提供システム10は、事業者に関連する決済手段を用いて店舗でユーザが商品やサービスを決済した情報(以下、「決済情報」という。)に、当該事業者のPOS(Point of sales)システムに蓄積されるPOS情報(販売情報)を関連づけた情報(以下、「ユーザ購買情報」という。)に基づき、当該ユーザの属性を示すラベルを推定するシステムである。
事業者に関連する決済手段とは、例えば、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、コード(一次元コードや二次元コード)決済などの、事業者が提供するキャッシュレス決済サービスである。
決済情報は、例えば、いつ、どこで、誰が、いくら、支払方法、注文番号に関する情報を含む。POS情報は、例えば、何を、いつ、どこで、誰が、注文番号に関する情報を含む。すなわち、情報提供システム10は、所定の事業者に関連する決済手段を用いて決済したユーザについて、決済情報にPOS情報を関連づけることで、当該事業者の決済手段で何を購入したかが特定可能となる。これは、所定の事業者に関連する決済手段で決済したことを示す決済情報のみではユーザが何を購入したかを特定できないことを解決するための仕組みである。
これにより、情報提供システム10は、例えばスポーツチームを運営する事業者などのファンに対して、当該事業者の店舗で決済したファンの決済情報にPOS情報を関連づけることで、ファンを適切にラベリングすることができる。また、情報提供システム10は、ラベリングした結果を所定の事業者に提供して、当該事業者によるファンへのサービス向上を図ることができる。
<<構成>>
図1を参照して、情報提供システム10の構成の概要について説明する。図1は、本実施形態に係る情報提供システム10の構成の概要の一例を示す図である。図1に示すように、情報提供システム10は、例えば、情報提供装置100と、事業者装置200と、店舗端末300と、ユーザ端末400とを含む。
情報提供装置100は、ユーザ端末400、事業者装置200および店舗端末300から取得される各種情報に基づき、ユーザのラベルを特定する装置である。情報提供装置100は、事業者装置200、店舗端末300およびユーザ端末400との間で通信可能に接続される。
例えば、情報提供装置100は、店舗端末300から取得される決済情報に、事業者装置200から取得されるPOS情報を関連づけてユーザ購買情報を生成してもよい。情報提供装置100は、ユーザ購買情報に基づきユーザのラベルを推定して、当該ラベルを事業者装置200に送信する。また、例えば、情報提供装置100は、ユーザ端末400からユーザ位置情報を取得する。情報提供装置100は、ユーザ購買情報およびユーザ位置情報に基づきユーザのラベルを推定してもよい。
事業者装置200は、例えば、POS情報を管理するPOSシステムである。事業者装置200は、例えば、情報提供装置100、店舗端末300およびユーザ端末400との間で通信可能に接続される。事業者装置200は、例えば、情報提供装置100からの要求に基づき、POS情報を情報提供装置100に送信する。なお、事業者装置200は、例えば、ユーザのそれぞれに対して推定したラベルに基づき、ユーザのそれぞれに有益な各種情報をユーザ端末400に提供してもよい。
店舗端末300は、例えば、事業者に関連する決済手段での決済を実行可能な装置である。店舗端末300は、当該決済手段を用いたユーザを識別可能な情報(以下、「ユーザ識別情報」という。)を含む決済情報を情報提供装置100に送信する。店舗端末300は、情報提供装置100、事業者装置200およびユーザ端末400との間で通信可能に接続される。
ユーザ端末400は、例えば、所定のプログラムを実行することで、店舗端末300に対して事業者に関連する決済手段をユーザに利用可能とさせる。また、ユーザ端末400は、例えば、ユーザが決済手段を利用したときに、ユーザの位置情報(以下、「ユーザ位置情報」という。)を情報提供装置100に送信してもよい。
情報提供装置100および事業者装置200は、例えば、クラウドコンピュータ、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームであってもよい。なお、情報提供装置100および事業者装置200における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータ(限定ではなく例として、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティング)により実現されていてもよい。
店舗端末300は、決済機能を有する端末であり、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、 デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームであってもよい。
ユーザ端末400は、例えば、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、パーソナルコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、 デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームであってもよい。
<<処理>>
次に、図1を参照して、情報提供システム10の処理の概要について説明する。
ステップS10において、店舗端末300は、例えば、ユーザ端末400の表示部に表示される識別コードを読み取る(または識別コードをユーザ端末400に読み取らせる)。これにより、店舗端末300は、事業者に関連する決済手段を用いて商品を決済する決済処理を実行する。このとき、店舗端末300は、ユーザ端末400からユーザ識別情報を取得する。
ステップS11において、店舗端末300は、ユーザ識別情報を取得した場合、ユーザ識別情報とともに決済情報を情報提供装置100に送信する。このとき、ユーザ端末400は、ユーザ位置情報を情報提供装置100に送信してもよい。
ステップS12において、情報提供装置100は、決済情報を取得した場合、ユーザ識別情報をキーとして事業者装置200からPOS情報を取得する。なお、情報提供装置100は、例えば、事業者装置200から予め取得したPOS情報を記憶部101に記憶していてもよい。この場合、情報提供装置100はユーザ識別情報をキーとして記憶部101から取得する。
ステップS13において、情報提供装置100は、ユーザ識別情報をキーとして決済情報にPOS情報を関連づけてユーザ購買情報として記憶部101に格納してもよい。情報提供装置100は、さらにユーザ位置情報を関連づけて記憶部101に格納してもよい。
ステップS14において、情報提供装置100は、例えばユーザ購買情報に基づきユーザのラベルを推定する。また、情報提供装置100は、例えばユーザ購買情報およびユーザ位置情報に基づきラベルを推定してもよい。
ステップS15において、情報提供装置100は、推定したラベルを事業者装置200に送信する。なお、情報提供装置100は、ラベルにユーザ識別情報を付加せずに事業者装置200に送信することが好適である。これにより、情報提供システム10は情報管理を容易にできる。
===情報提供装置100の構成===
図1に戻り、情報提供装置100の構成について説明する。図1に示すように、情報提供装置100は、例えば、記憶部101と、POS情報取得部102と、決済情報取得部103と、位置情報取得部104と、決済履歴特定部106と、コアユーザ特定部107と、ラベリング部108と、ラベル集計部108と、表示処理部110と、情報送信部111とを含む。
記憶部101は、例えば、ユーザ購買情報D101と、購買ラベル情報D102と、行動ラベル情報D103とを記憶する。
図2を参照して、ユーザ購買情報D101につき説明する。図2は、ユーザ購買情報D101の構成の一例を示す図である。ユーザ購買情報D101には、決済情報にPOS情報が関連づけられて記憶される。
図2に示すように、ユーザ購買情報D101は、例えば、[ユーザID]、[商品・サービスID]、[商品・サービス名]、[購入時刻]、[購入場所]、[単価]、[個数]、[決済手段]、[位置]、[行動]、[特徴値]の項目を含んでいてもよい。[ユーザID]はユーザを一意に識別可能なユーザ識別情報を記憶する。[商品・サービスID]はユーザが購入した商品またはサービスを一意に識別可能な識別情報を記憶する。[商品・サービス名]はユーザが購入した商品またはサービスの名称を記憶する。[購入時刻]はユーザが商品またはサービスを購入した時刻を記憶する。[購入場所]はユーザが商品またはサービスを購入した店舗の場所を記憶する。[単価]はユーザが購入した商品またはサービスの単価を記憶する。[個数]はユーザが購買した商品またはサービスの個数を記憶する。[決済手段]は、ユーザが使用した決済手段を記憶する。[位置]は複数の時刻におけるユーザの位置を示す緯度および経度を示す情報を記憶する。[行動]は、ユーザ位置情報に基づき生成されるユーザの行動を示す情報(以下、「ユーザ行動情報」という。)を記憶し、例えば「駅から直帰」「東京ドームのイベントに参加」「A店に来店」などを示す情報が記憶される。[特徴値]は、対応する商品又はサービスが示すラベル(属性)の強度を示す指標である特徴値が記憶される。例えば、特徴値は、A商品が「定番品」である傾向が高い場合、A商品を購入したユーザは「定番品指向」ラベルに該当する可能性が高いため、高い値が設定される。
図3を参照して、購買ラベル情報D102につき説明する。図3は、購買ラベル情報D102の構成の一例を示す図である。図3に示すように、購買ラベル情報D102は、例えば、[購買ラベルID]、[購買ラベル]、[購買基準]の項目を含んでいてもよい。[購買ラベルID]は購買に関するラベル(以下、「購買ラベル」という。)を一意に識別可能な購買ラベル識別情報を記憶する。[購買ラベル]は例えばユーザの購買に関する属性を示すラベルを記憶する。[購買基準]は、例えば商品またはサービスの購買に関するラベリングの基準を記憶する。購買に関するラベリングの基準は、例えば購買に関する属性の強度を示す特徴値と比較される閾値である。また、購買の傾向に基づくラベリングの基準は、例えば購入した商品またはサービスのうち所定の区分(例えば定番品)に該当する商品の割合が70%以上などの閾値であってもよい。情報提供装置100は、購買ラベル情報D102を参照してユーザ購買情報に基づきユーザの購買ラベルを特定することができる。
図4を参照して、行動ラベル情報D103につき説明する。図4は、行動ラベル情報D103の構成の一例を示す図である。図4に示すように、行動ラベル情報D103は、例えば、[行動ラベルID]、[行動ラベル]、[行動基準]の項目を含んでいてもよい。[行動ラベルID]は行動に関するラベル(以下、「行動ラベル」という。)を一意に識別可能な行動ラベル識別情報を記憶する。[行動ラベル]は、例えばユーザの行動に関する属性を示すラベルを記憶する。[行動基準]は、例えばユーザの行動に関するラベリングの基準を記憶する。行動に関するラベリングの基準とは、例えば一か月間において一日に20時間以上自宅に居る日が4日以上などの閾値である。情報提供装置100は、行動ラベル情報D102を参照してユーザ位置情報に基づきユーザの行動ラベルを特定することができる。
PОS情報取得部102は、例えば事業者装置200からPОS情報を取得する。なお、PОS情報取得部120は、例えば記憶部101にPОS情報が記憶されている場合、記憶部101からPOS情報を取得してもよい。
決済情報取得部103は、例えば店舗端末300から決済情報を取得する。
位置情報取得部104は、例えばユーザ端末400からユーザ位置情報を取得する。位置情報取得部104は、例えば店舗端末300においてユーザ端末400との間で決済が行われたタイミングでユーザ端末400からユーザ位置情報を取得してもよい。
情報関連付部105は、例えばユーザ識別情報に基づき決済情報にPOS情報を関連づける。決済情報にPOS情報を関連づけたユーザ購買情報を記憶部101に記憶する。なお、情報関連付部105は、ユーザ識別情報に基づき決済情報にさらにユーザ位置情報を関連づけて記憶部101に記憶してもよい。なお、情報提供装置100は、情報関連付部105を備えていなくともよく、記憶部101において、ユーザ識別情報に基づき決済情報、購買情報およびユーザ位置情報を関連づけるよう構成されていてもよい。
決済履歴特定部106は、ユーザ購買情報(決済情報にPOS情報を関連づけた情報)に基づき、事業者に関する商品またはサービスのユーザによる決済の履歴を示す情報(以下、「決済履歴情報」という。)を特定する。決済履歴情報は、例えば事業者が提供するイベントに関連する商品やサービスをユーザが購入した履歴を示す情報である。具体的には、決済履歴情報は、例えば、当該事業者がスポーツチームを運営する事業者である場合、スポーツチームの関連グッズをユーザが店舗で決済した履歴を示す情報である。
コアユーザ特定部107は、決済履歴情報に含まれる商品の決済の履歴に関するパラメータと、閾値とに基づき、所定の条件を満たすユーザ(以下、「コアユーザ」という。)を特定する。決済に関するパラメータとは、例えば事業者が提供するグッズを事業者に関連する決済手段で決済した個数や金額、過去購入した金額の累計額、事業者に関連するチケットの購入数の累計などを示すパラメータである。具体的には、コアユーザ特定部107は、例えば、事業者が提供するグッズやチケットを決済した累計額が、金額を示す閾値以上である場合、当該ユーザをコアユーザとして特定する。これにより、情報提供システム10は、コアファンであることを公表していないファン(例えばSNSなどの投稿や被フォローなどでは特定できないファンなど)についても当該ファンの購買や行動に基づき容易にコアファンであることを特定可能となる。
ラベリング部108は、例えばユーザ購買情報に基づきユーザのラベルを推定する。例えば、ラベリング部108は、ユーザにおける複数のユーザ購買情報に基づきユーザの購買傾向を示す購買ラベルを特定する。具体的には、ラベリング部108は、所定のユーザの複数のユーザ購買情報のそれぞれについての所定の購買ラベル(例えば定番品指向)の強度を示す特徴値(パラメータ)の合計値または平均が、当該特徴値に関する所定の閾値以上である場合、ユーザに当該所定の購買ラベル(例えば定番品指向)を特定してもよい。例えば、ラベリング部108は、所定のユーザが複数の商品を決済した場合、当該複数の商品が示す定番品指向の特徴値の合計が「90」で、定番品指向の閾値が「80」である場合、当該所定のユーザに対して「定番品指向」のラベルを推定する。これにより、情報提供システム10は定量的なラベリングが可能となるため簡易なシステム構成によってラベリングを実現できる。
なお、ラベリング部108は、所定のユーザの複数のユーザ購買情報のそれぞれにおける所定の購買ラベルを示す特徴値が一つしかない場合(例えば定番品指向の商品を一つしか購入していない場合)、当該所定のユーザに対して購買ラベルを特定しなくてもよい。これにより、情報提供システム10は、ラベリングに不適切な状況を排除することで、適切なラベリングを実現できる。
また、ラベリング部108は、所定のユーザが購入した全商品または全サービスに対する、購買ラベル(例えば定番品指向)を示すフラグが設定されている商品の割合が所定の閾値以上である場合、当該ユーザに当該購買ラベルを特定してもよい。具体的には、ラベリング部108は、ユーザが購入した100個の商品のうち、定番品指向を示すフラグが設定されている商品の割合が70%を超える場合、当該ユーザに「定番品指向」のフラグを特定してもよい。これにより、情報提供システム10は定量的にラベリング可能となるため簡易なシステム構成によってラベリングを実現できる。なお、購買ラベルを示すフラグは、例えばユーザ購買情報D101の[商品・サービスID]に関連づけられる。
また、ラベリング部108は、例えばユーザ購買情報およびユーザ位置情報に基づきユーザのラベルを推定してもよい。この場合、ラベリング部108は、例えば、ユーザ購買情報に基づき特定した購買ラベルと、ユーザ位置情報に基づき特定した行動ラベルとに基づきユーザのラベルを特定してもよい。具体的には、ラベリング部108は、ユーザの複数の時間におけるユーザ位置情報のそれぞれが示す場所に応じて行動ラベルを特定する。例えば、ラベリング部108は、休日に20時間以上を自宅で過ごしていると推定される日が一か月のうち4日以上あると推定した場合、「休日在宅型」の行動ラベルを推定してもよい。ラベリング部108は、例えば、購買ラベルとして推定される「定番品指向」と、行動ラベルとして推定される「休日在宅型」とに基づき、ユーザのラベルを特定してもよい。これにより、情報提供システム10は位置も考慮した定量的なラベリングが可能となるためより正確にラベリングできる。
また、ラベリング部108は、機械学習を用いてラベルを推定してもよい。具体的には、ラベリング部108は、ユーザ購買情報と、ユーザ購買情報に関連するラベルとを教師データとして学習させた学習済モデルであってもよい。すなわち、ラベリング部108は、ユーザ購買情報が入力されるとラベルを出力する。なお、当該学習済モデルは、ユーザ購買情報およびユーザ位置情報と、それらに関連するラベルとを教師データとして学習されたモデルであってもよい。
ラベル集計部108は、例えば、複数のユーザのそれぞれの購買ラベルおよび行動ラベルを集計する。ラベル集計部108は、集計した結果を表示部に表示させるための情報(以下、「集計情報」という。)を生成する。以下、「ラベル」というときには、購買ラベルおよび行動ラベルのうちの少なくともいずれかのラベルを示す。
表示処理部110は、集計情報を表示部に表示させる。表示処理部110は、例えば、集計情報に基づき、購買集計画面T1、行動集計画面T2および合計集計画面T3を表示部に表示させてもよい。図5、図6、図7を参照して、購買集計画面T1、行動集計画面T2および合計集計画面T3の一例について説明する。図5は、購買集計画面T1の一例を示す図である。図6は、行動集計画面T2の一例を示す図である。図7は、合算集計画面T3の一例を示す図である。
図5に示すように、購買集計画面T1は、購買ラベルの集計情報を示す画面である。購買集計画面T1は、複数のユーザにおける購買ラベルの集計結果T11~T14と、コアユーザの集計結果を表示させるための切替ボタンT15とを含む。
集計結果T11は例えば「定番品指向」の購買ラベルの集計結果である。集計結果T12は例えば「短期品指向」の購買ラベルの集計結果である。集計結果T13は例えば「高級品指向」の購買ラベルの集計結果である。集計結果T14は例えば「人気品指向」の購買ラベルの集計結果である。図5に示すように、集計結果T11~T14は、購買ラベルの集計結果を例えば該当するユーザ(図5の「true」)の人数と該当しないユーザ(図5の「false」)の人数とのそれぞれを視覚的に表示されていてもよい。これにより、情報提供システム10は、事業者に対して購買の観点で有益な分析ツールを提供できる。なお、上記の購買ラベルは例示であり、上記の購買ラベルに限定されない。
切替ボタンT15は、コアユーザの集計結果を表示させるためのオブジェクトである。切替ボタンT15に対するユーザ(例えば事業者の担当者)の操作入力を受け付けた場合、コアユーザのみの購買ラベルの集計結果を表示させる。これにより、情報提供システム10は、事業者の収益に影響が大きいユーザを適切に分析可能な分析ツールを提供できる。
図6に示すように、行動集計画面T2は、行動ラベルの集計情報を示す画面である。行動集計画面T12は、複数のユーザにおける行動ラベルの集計結果T21~T24と、コアユーザの集計結果を表示させるための切替ボタンT25とを含む。
集計結果T21は例えば「指向性」の行動ラベルの集計結果である。指向性とは例えば休日の過ごし方に関する行動の傾向である。集計結果T22は例えば「気晴らし性」の行動ラベルの集計結果である。気晴らし性とは例えばストレスを解消するための行動の傾向である。集計結果T23は例えば「新寄性」の行動ラベルの集計結果である。新寄性とは例えば移動先での行動に関する行動傾向である。集計結果T24は例えば「計画性」の行動ラベルの集計結果である。計画性とは例えば目的を達成するための行動の傾向である。これにより、情報提供システム10は、事業者に対して行動の観点で有益な分析ツールを提供できる。なお、上記の購買ラベルは例示であり、上記の購買ラベルに限定されない。
切替ボタンT25は、コアユーザの集計結果を表示させるためのオブジェクトである。切替ボタンT25に対するユーザ(例えば事業者の担当者)の操作入力を受け付けた場合、コアユーザのみの行動ラベルの集計結果を表示させる。これにより、情報提供システム10は、事業者の収益に影響が大きいユーザを適切に分析可能な分析ツールを提供できる。
図7に示すように、合算集計画面T3は、購買ラベルおよび行動ラベルに基づき特定されるラベルの集計情報を示す画面である。合算集計画面T3は、複数のユーザにおける購買ラベルT31と、購買ラベルに関連する行動ラベルの集計結果T32と、コアユーザの集計結果を表示させるための切替ボタンT33とを含む。
購買ラベルT31は例えば購買ラベルが表示される。集計結果T32は、購買ラベルのそれぞれに対応する行動ラベルの集計結果が表示される。すなわち、図7では、購買ラベルと行動ラベルとを関連づけて集計した結果をラベル(図7の一行分の情報)として表示する。これにより、情報提供システム10は、事業者に対して購買および行動の観点で有益な分析ツールを提供できる。
切替ボタンT33は、コアユーザの集計結果を表示させるためのオブジェクトである。切替ボタンT33に対するユーザ(例えば事業者の担当者)の操作入力を受け付けた場合、コアユーザのみの集計結果を表示させる。これにより、情報提供システム10は、事業者の収益に影響が大きいユーザを適切に分析可能な分析ツールを提供できる。
情報送信部111は、ラベルを事業者装置200に送信する。なお、情報送信部111は、集計情報を事業者装置200に送信してもよし、ラベルおよび集計情報を事業者装置200に送信してもよい。
ここで、情報送信部111は、例えばユーザ識別情報を含めずラベルおよび集計情報のうちの少なくともいずれかを事業者装置200に送信してもよい。情報提供システム10は、個人情報を秘匿して外部のシステムにラベルを送信することによって、情報管理を容易にすることができる。
また、情報送信部111は、コアユーザのユーザ識別情報を含めて、コアユーザのラベルおよび集計情報のうちの少なくともいずれかを事業者装置200に送信してもよい。これにより、情報提供システム10は、事業者の収益に影響が大きいユーザへの営業戦略の有益な検討材料を、事業者に提供することができる。
すなわち、情報送信部111は、決済手段による決済を実行したユーザのうちのコアユーザとは異なるユーザのユーザ識別情報を含めずに当該ユーザのラベルおよび集計情報のうちの少なくともいずれかを事業者装置200に送信するとともに、コアユーザのユーザ識別情報を含めてコアユーザのラベルおよび集計情報のうちの少なくともいずれかを事業者装置200に送信してもよい。これにより、情報提供システム10は、個人情報を秘匿しながら、営業上重要な一部のユーザについてのみ個人が容易に特定できるように事業者に提供することで、事業者の営業戦略上の利便性を向上できる。
また、情報送信部111は、ラベル集計部108で集計されたコアユーザのみの集計情報を事業者装置200に送信してもよい。これにより、情報提供システム10は、売り上げに貢献しているコアファン、インフルエンサー候補となり得るコアファンに対する事業者の営業上戦略上の利便性を向上できる。
===事業者装置200の構成===
図1に戻り、事業者装置200の構成について説明する。事業者装置200は、例えば、情報提供装置100にユーザのPOS情報を送信する。事業者装置200は、例えば、記憶部201と、送受信部202と、表示部203とを含む。
記憶部201は、例えば、POS情報D201およびラベル情報D202を記憶する。POS情報D201は、例えば、[ユーザID]、[商品・サービスID]、[商品・サービス名]、[購入時刻]、[購入場所]、[単価]、[個数]の項目を含んでいてもよい。それぞれの項目は、ユーザ購買情報D101に含まれる項目と同様であるため、その説明を省略する。 ラベル情報D202は、例えば情報提供装置100から取得されるラベルおよび集計情報を記憶する。
送受信部202は、各種情報を情報提供装置100との間で送受信する。表示部203は、事業者の担当者に対してラベルおよび集計情報(例えば購買集計画面T1、行動集計画面T2および合計集計画面T3)を表示させる。これにより、事業者の担当者は適切に営業戦略を立案できる。
===店舗端末300の構成===
図1に戻り、店舗端末300の構成について説明する。店舗端末300は、例えば、事業者の店舗においてユーザが決済したことを示す決済情報を情報提供装置100に送信する。店舗端末300は、例えば、記憶部301と、送受信部302と、情報取得部303とを含む。
記憶部301は、例えば決済情報D301を記憶する。決済情報D301は、例えば、[ユーザID]、[購入時刻]、[購入場所]、[単価]、[個数]、[決済手段]の項目を含んでいてもよい。それぞれの項目は、ユーザ購買情報D101に含まれる項目と同様であるため、その説明を省略する。
送受信部302は、各種情報を情報提供装置100との間で送受信する。情報取得部303は、ユーザ端末400から決済処理に関してユーザ識別情報を取得する。具体的には、情報取得部303は、ユーザ端末400の表示部に表示される決済用のコードを読み取る機能であってもよいし、決済時にユーザ端末400から送信されるユーザ識別情報を取得する機能であってもよい。
===ユーザ端末400の構成===
図1に戻り、ユーザ端末400の構成について説明する。ユーザ端末400は、例えば、情報提供装置100から取得した各種情報を表示部1007に表示させる。ユーザ端末400は、例えば、記憶部401と、送受信部402と、決済部403とを含む。記憶部401は、例えば各種情報を記憶する。送受信部402は、各種情報を各種装置との間で送受信する。例えば、各種画像を情報提供装置100から取得する。表示処理部230は、例えば、情報提供装置100から取得した各種画像に関する情報を表示部1007に表示させる。送信部240は、例えば各種情報を情報提供装置100に送信する。
===情報提供システム10の処理手順===
図8を参照して、情報提供システム10の処理手順について説明する。図8は、情報提供システム10の処理手順の一例を示すフロー図である。
ステップS100において、ユーザ端末400は、ユーザの操作入力を受け付けて、事業者に関連する決済手段を実行するためのアプリケーションを起動する。ユーザ端末400は、例えば決済手段を利用するための決済コードを表示部に表示することで、店舗端末300に決済要求を送信する。決済コードにはユーザ識別情報が含まれる。なお、ユーザ端末400は、店舗で表示される決済手段を実行するための決済コードを読み込むことで、店舗端末300に決済要求を送信してもよい。
ステップS101において、店舗端末300は、例えば、ユーザ端末400の表示部に表示される決済コードを読み取るか、またはユーザ端末400が決済コードを読み込むことによって、ユーザ端末400からユーザ識別情報を含む決済要求を取得する。店舗端末300は、決済要求に基づき決済処理を実行して、決済情報を情報提供装置100に送信する。
ステップS102において、情報提供装置100は、店舗端末300からユーザ識別情報を含む決済情報を取得する。情報提供装置100は、例えば、ユーザ識別情報をキーとして事業者装置200にPOS情報を要求して、店舗で決済したユーザのPOS情報を取得する。なお、情報提供装置100は、記憶部101にPOS情報が記憶されている場合、ユーザ識別情報をキーとしてPOS情報を取得してもよい。
ステップS103において、事業者装置200は、ユーザ識別情報に関連するPOS情報を情報提供装置100に送信する。
ステップS104において、情報提供装置100は、事業者装置200からPOS情報を取得する。情報提供装置100は、ユーザ識別情報をキーとして決済情報にPOS情報を関連づけた情報をユーザ購買情報として記憶部101に格納する。このとき、情報提供装置100は、決済の履歴に関するパラメータに基づきコアユーザを特定してもよい。
ステップS105において、情報提供装置100は、ユーザ購買情報に基づきユーザの購買ラベルを推定する。これにより、情報提供システム10は、ユーザの購買傾向を事業者に提供できるため、事業者の販売活動を促進できる。
ステップS106において、ユーザ端末400は、ユーザ位置情報を情報提供装置100に送信してもよい。
この場合、ステップS107において、情報提供装置100は、ユーザ位置情報に基づき行動ラベルを推定する。そして、情報提供装置100は、購買ラベルおよび行動ラベルに基づきユーザのラベルを推定する。これにより、情報提供システム10は、ユーザの購買および行動に基づきユーザの傾向をより適切に特定できるため、営業戦略を検討するためのより有益な情報を事業者に提供できる。
ステップS108において、情報提供装置100は、例えばユーザ識別情報を含めずにラベルを事業者装置200に送信する。情報提供システム10は、個人情報を秘匿して外部のシステムにラベルを送信することによって、情報管理を容易にすることができる。
なお、情報提供装置100は、例えば、コアユーザのラベルを事業者装置200に送信する場合、ユーザ識別情報を含めてラベルを事業者装置200に送信してもよい。これにより、情報提供システム10は、事業者の収益に影響が大きいユーザへの営業戦略の有益な検討材料を、事業者に提供することができる。
ステップS109において、事業者装置200は、ラベルを記憶部201に記憶する。これにより、情報提供システム10は、事業者に関連する商品やサービスを購入したユーザを適切に分析することで、事業者に対して営業戦略を策定するための基礎データを提供できる。
ステップS110において、情報提供装置100は、さらに、複数のユーザのラベルを集計した集計情報を生成してもよい。また、情報提供装置100は、複数のコアユーザのラベルを集計した集計情報を生成してもよい。この場合、情報提供装置100は、集計情報を表示させるための情報(図5では単に「集計情報」という。)を事業者装置200に送信してもよい。
ステップS111において、事業者装置200は、集計情報(ここでは、購買集計画面T1、行動集計画面T2、合算集計画面T3)を表示部に表示させる。これにより、情報提供システム10は、事業者に対して営業戦略における有益な分析ツールを提供できる。
===変形例に係る情報提供システム===
図9を参照して、変形例に係る情報提供システム10aについて説明する。図9は、変形例に係る情報提供システム10aの構成の一例を示す図である。以下、図1に示す情報提供システム10と異なる構成についてのみ説明し、特に言及がない場合は情報提供システム10と同様とする。
情報提供システム10aにおける情報提供装置100aは、例えば、類似性特定部112と、行動変化判定部113とをさらに含む。
類似性特定部112は、ユーザが普段とは異なる行動をしたか否かを判定するための指標を特定する。類似性特定部112は、例えば、第1の期間の行動パラメータと、第1の期間よりも前の期間である第2の期間の行動パラメータとに基づき、第1の期間におけるユーザの行動と第2の期間におけるユーザの行動との類似性を示す指標(以下、「類似性指標」という)を特定する。期間とは、一定の時間の幅を有する「日」、「週」、「月」などである。第1の期間は、第2の期間と連続した期間であってもよいし、そうでなくてもよい。以下、便宜上、第1の期間を「現在期間」とし、第2の期間を「過去期間」として説明する。
まず、図10を参照して、期間が「日」であるときの類似性指標の特定方法の一例について説明する。図10は、ユーザの行動パラメータをプロットした一例を示す図である。図10において、X軸は「時間」を示し、Y軸は行動パラメータの一例である「緯度および経度」を示し、Z軸は「日」を示す。以下、便宜上、「緯度および経度」を「位置」という。
類似性特定部112は、例えば、現在期間である第1の日における所定の時間の位置を示す点と、過去期間である第2の日における所定の時間の位置を示す点とのユークリッド距離を特定する。そして、類似性特定部112は、第1の日における所定の時間の位置と、第2の日における所定の時間の位置とに変化がない場合のユークリッド距離を、基準値とする。類似性特定部112は、例えば、基準値と、特定されたユークリッド距離との差に基づいて、類似性指標を特定する。類似性指標は、例えば、基準値との差が大きいほど小さい値を示す。
具体的には、類似性特定部112は、図10に示すように、例えば、8月21日の14時00分の位置を示す点P1と、8月27日の14時00分の位置を示す点P2とのユークリッド距離L1(二点鎖線)を特定する。類似性特定部112は、例えば、8月20日の14時00分の位置を示す点P2と、8月27日の14時00分の位置と同じである場合の点P3とのユークリッド距離L2(一点鎖線)を特定する。類似性特定部112は、ユークリッド距離L1とユークリッド距離L2との差D1を特定する。類似性特定部112は、特定した差D1に対応する類似性指標(例えば、0.5)を特定する。
なお、類似性特定部112は、例えば、第1の期間における各時間それぞれの位置の当該期間の平均値が示す点と、第2の期間における各時間それぞれの位置の当該期間の平均値が示す点とのユークリッド距離と、基準値との差に基づいて、類似性指標を特定してもよい。また、平均値に代えて、当該期間の中央値または最大値を用いてもよい。ただし、上記の類似性指標を特定する方法は一例であって、類似性特定部112における類似性指標を特定する方法は特に限定されない。以下、便宜上、類似性指標は、「0」から「1」の間の値を示すものとして説明する。
なお、類似性特定部112は、例えば、現在期間を「日」とし過去期間を「月」とするように、現在期間のレンジと過去期間のレンジとを異なるレンジとして類似性指標を特定してもよい。
また、類似性指標の特定方法は、上記に限定されない。類似性特定部112は、種々の手法によって類似性指標を特定してもよく、例えばパーシステント図(不図示)を用いて類似性指標を特定してもよい。この場合、類似性特定部112は、例えば、図10に示す3次元の点の半径を徐々に大きくしていく。類似性特定部112は、複数の点によって囲まれた空間が生成されたときの時刻を「発生時刻」とする。また、さらに点を大きくして、空間が消滅したときの時刻を「消滅時刻」とする。類似性特定部112は、例えば、X軸を「発生時刻」とし、Y軸を「消滅時刻」としてプロットすることでパーシステント図を生成する。類似性特定部112は、例えば、パーシステント図に、基準となる基準線をプロットする。類似性特定部112は、基準線と、発生時刻および消滅時刻が示す点とのユークリッド距離に基づいて、類似性指標を特定してもよい。
行動変化判定部113は、ユーザが普段とは異なる行動を取ったか否かを判定する。例えば、行動変化判定部113は、類似性指標に基づいて、ユーザが現在期間に過去期間の行動とは異なる行動を取っているか否かを判定する。例えば、行動変化判定部113は、類似性指標が所定の閾値を下回っている場合、ユーザが普段とは異なる行動を取ったと判定してもよい。また、行動変化判定部113は、所定の期間、類似性指標が所定の閾値を下回らない場合、ユーザが普段の行動を長く継続していると判定してもよい。
ラベリング部108は、ユーザ購買情報と、行動変化判定部113で判定された判定結果とに基づき、ユーザのラベルを推定する。例えば、ラベリング108は、行動変化判定部113でユーザが第1の期間に第2の期間の行動とは異なる行動をしていると判定された場合、ユーザ購買情報と、異なる行動に関する情報とに基づき、ユーザの属性を示すラベルを推定する。具体的には、ラベリング部108は、ユーザについて、「定番品指向」であり「平日直帰型から平日寄り道型に変化」したことを示すラベルを推定してもよい。これにより、情報提供システム10は、購買の傾向と、行動の変化の傾向とを考慮した、事業者に対する有益な分析ツールを提供できる。
また、例えば、ラベリング部108は、行動変化判定部113でユーザが前記第1の期間に前記第2の期間の行動とは異なる行動をしていないと判定された場合、ユーザ購買情報と、行動に関する情報とに基づき、ユーザの属性を示すラベルを推定してもよい。具体的には、ラベリング部108は、ユーザについて、「定番品指向」であり「1ケ月間、平日直帰型から変化なし」であることを示すラベルを推定してもよい。これにより、情報提供システム10は、行動の変化がないユーザの購買の傾向を適切に分析可能とする分析ツールを提供できる。
===ハードウェア構成===
情報提供システム10は、上記で記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。情報提供システム10は、限定でなく例として、クラウドコンピュータ、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、あるいは他種のコンピュータなどで構成されていてもよい。なお、情報提供システム10における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータ(限定ではなく例として、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティング)により実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
図11を参照して、情報提供システム10をコンピュータで実現する場合のハードウェア構成の一例を説明する。図11は、コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図11に示すように、コンピュータ1000は、プロセッサ1001と、メモリ1002と、記憶装置1003と、入力I/F部1004と、データI/F部1005と、通信I/F部1006、及び表示部1007を含む。
プロセッサ1001は、メモリ1002に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ1000における各種の処理を制御する制御部である。
メモリ1002は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。メモリ1002は、プロセッサ1001によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
記憶装置1003は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶装置1003は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。
入力I/F部1004は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F部1004の具体例としては、キーボードやマウス、タッチパネル、各種センサー、ウェアラブル・デバイス等が挙げられる。入力I/F部1004は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインターフェースを介してコンピュータ1000に接続されても良い。
データI/F部1005は、コンピュータ1000の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F部1005の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置等がある。データI/F部1005は、コンピュータ1000の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F部1005は、例えばUSB等のインターフェースを介してコンピュータ1000へと接続される。
通信I/F部1006は、コンピュータ1000の外部の装置と有線又は無線により、インターネットNを介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F部1006は、コンピュータ1000の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F部1006は、例えばUSB等のインターフェースを介してコンピュータ1000に接続される。
表示部1007は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示部1007の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイ等が挙げられる。表示部1007は、コンピュータ1000の外部に設けられても良い。その場合、表示部1007は、例えばディスプレイケーブル等を介してコンピュータ1000に接続される。また、入力I/F部1004としてタッチパネルが採用される場合には、表示部1007は、入力I/F部1004と一体化して構成することが可能である。
===まとめ===
本実施形態における情報提供システム10は、事業者に関連する商品またはサービスをユーザが決済した内容を示す決済情報であって、ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含む決済情報を取得する決済情報取得部103と、事業者のPOS情報(販売情報)を記憶する所定のデータベースから、決済情報に含まれるユーザ識別情報に関連するPOS情報(販売情報)を取得するPOS情報取得部(販売情報取得部)と、決済情報と、POS情報(販売情報)と、に基づいて、ユーザ識別情報に対応するユーザの属性を示すラベルを推定するラベリング部108と、ラベルを示すラベル情報を事業者の事業者装置200(事業者)に送信する情報送信部111と、を備える。これにより、情報提供システム10は、ユーザの決済に関する属性を示すラベルを提供することができる。
また、本実施形態における情報提供システム10における情報送信部111は、ユーザ識別情報を含めずにラベル情報を事業者の事業者装置200(事業者)に送信する。これにより、情報提供システム10は情報管理を容易できる。
また、本実施形態における情報提供システム10は、ユーザによる決済の履歴を示す決済履歴情報(履歴情報)に含まれる決済の履歴に関するパラメータと、パラメータに関する閾値と、に基づいて、コアユーザを特定するコアユーザ特定部107と、をさらに備え、ラベリング部108は、コアユーザを識別可能なユーザ識別情報に対応する、ユーザ購買情報(決済情報および販売情報)に基づいて、コアユーザの属性を示すラベルを推定し、情報送信部111は、コアユーザのラベルであることを識別可能にコアユーザのラベル情報を事業者の事業者装置200(事業者)に送信する。これにより、情報提供システム10は、コアファンであることを公表していないファンについても当該ファンの購買や行動に基づき容易にコアファンであることを特定可能となる。
また、本実施形態における情報提供システム10における情報送信部111は、ユーザがコアユーザである場合、コアユーザを識別可能なユーザ識別情報を含めて、コアユーザのラベル情報を事業者に送信し、ユーザがコアユーザでない場合、ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含めずに、ユーザのラベル情報を事業者の事業者装置200(事業者)に送信する。これにより、情報提供システム10は、事業者の収益に影響が大きいユーザへの営業戦略の有益な検討材料を、事業者に提供することができる。
また、本実施形態における情報提供システム10におけるラベリング部108は、ユーザによる決済について、当該決済における所定の属性の強度を示すパラメータが当該パラメータに関する閾値以上である場合、決済情報と、販売情報と、に基づいて、ユーザのラベルを推定する。これにより、情報提供システム10は定量的なラベリングが可能となるため簡易なシステム構成によってラベリングを実現できる。
また、本実施形態における情報提供システム10は、ユーザ識別情報に対応する位置情報をユーザの端末装置から取得する位置情報取得部104をさらに備え、ラベリング部108は、ユーザ購買情報(決済情報および販売情報)と、位置情報と、に基づいて、ユーザの属性を示すラベルを推定する。これにより、情報提供システム10は位置も考慮した定量的なラベリングが可能となるためより正確にラベリングできる。
また、本実施形態における情報提供システム10は、ユーザ識別情報に対応する位置情報をユーザの端末装置から取得する位置情報取得部104と、第1の期間のユーザの位置を示す第1の位置情報と、第1の期間よりも前の期間である第2の期間のユーザの位置を示す第2の位置情報と、に基づいて、第1の期間におけるユーザの行動と第2の期間におけるユーザの行動との類似性を示す指標を特定する類似性特定部112と、類似性を示す指標に基づいて、ユーザが第1の期間に第2の期間の行動とは異なる行動を取っているか否かを判定する行動変化判定部113と、をさらに備え、ラベリング部108は、ユーザ購買情報(決済情報および販売情報)と、ユーザが第1の期間に第2の期間の行動とは異なる行動をしているか否かを示す判定結果と、に基づいて、ユーザのラベルを推定する。これにより、情報提供システム10は、購買の傾向と、行動の変化の傾向とを考慮した、事業者に対する有益な分析ツールを提供できる。
なお、本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。また、上記実施の形態で記載された情報提供システム10における、情報提供装置100、事業者装置200、店舗端末300およびユーザ端末400が備える構成要素は、記憶装置1003に格納されたプログラムがプロセッサ1001によって実行されることで、定められた処理が他のハードウェアと協働して実現されるものとする。
10…情報提供システム、100…情報提供装置、101…記憶部、102…POS情報取得部、103…決済情報取得部、104…位置情報取得部、105…情報関連付部、106…決済履歴特定部、107…コアユーザ特定部、108…ラベリング部、109…ラベル集計部、110…表示処理部、111…情報送信部、200…事業者装置、300…店舗端末、400…ユーザ端末。

Claims (9)

  1. 事業者に関連する商品またはサービスをユーザが決済した内容を示す決済情報であって、前記ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含む決済情報を記憶する第1のデータベースから、前記決済情報を取得する決済情報取得部と、
    前記ユーザ識別情報と、前記事業者に関連する商品またはサービスを識別可能な情報と、を含む、前記事業者の販売情報を記憶する、前記第1のデータベースとは異なる第2のデータベースから、前記決済情報に含まれる前記ユーザ識別情報に関連する前記販売情報を取得する販売情報取得部と、
    前記ユーザ識別情報に基づいて、前記決済情報に前記販売情報を関連づける情報関連付部と、
    前記決済情報前記販売情報を関連づけた情報であるユーザ購買情報に対応する、ユーザの属性を示すラベルに関する第1のパラメータに基づいて、前記ユーザ識別情報に対応するユーザの属性を示すラベルを推定するラベリング部と、
    前記ラベルを示すラベル情報を前記事業者に送信する情報送信部と、
    を備える情報処理システム。
  2. 事業者に関連する商品またはサービスをユーザが決済した内容を示す決済情報であって、前記ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含む決済情報を取得する決済情報取得部と、
    前記事業者の販売情報を記憶する所定のデータベースから、前記決済情報に含まれる前記ユーザ識別情報に関連する前記販売情報を取得する販売情報取得部と、
    前記決済情報に前記販売情報を関連づけた情報であるユーザ購買情報に対応する、ユーザの属性の強度を示す第1のパラメータが、当該第1のパラメータに関する所定の閾値以上である場合、前記第1のパラメータに基づいて、前記ユーザ識別情報に対応するユーザの属性を示すラベルを推定するラベリング部と、
    前記ラベルを示すラベル情報を前記事業者に送信する情報送信部と、
    を備える情報処理システム。
  3. 前記情報送信部は、前記ユーザ識別情報を含めずに前記ラベル情報を前記事業者に送信する、
    請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記ユーザ識別情報に対応する位置情報をユーザの端末装置から取得する位置情報取得部をさらに備え、
    前記ラベリング部は、前記第1のパラメータと、前記位置情報と、に基づいて、前記ユーザの属性を示すラベルを推定する、
    請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
  5. 事業者に関連する商品またはサービスをユーザが決済した内容を示す決済情報であって、前記ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含む決済情報を取得する決済情報取得部と、
    前記事業者の販売情報を記憶する所定のデータベースから、前記決済情報に含まれる前記ユーザ識別情報に関連する前記販売情報を取得する販売情報取得部と、
    前記ユーザによる決済の履歴を示す履歴情報に含まれる前記決済の履歴に関する第2のパラメータと、前記第2のパラメータに関する閾値と、に基づいて、コアユーザを特定するコアユーザ特定部と、
    前記決済情報に前記販売情報を関連づけた情報であるユーザ購買情報に対応する、前記コアユーザの属性を示すラベルに関する第1のパラメータに基づいて、前記ユーザ識別情報に対応する前記コアユーザの属性を示すラベルを推定するラベリング部と、
    前記コアユーザの前記ラベルであることを識別可能に前記コアユーザのラベル情報を前記事業者に送信する情報送信部と、
    を備える情報処理システム。
  6. 前記情報送信部は、
    前記ユーザが前記コアユーザである場合、前記コアユーザを識別可能な前記ユーザ識別情報を含めて、前記コアユーザのラベル情報を前記事業者に送信し、
    前記ユーザが前記コアユーザでない場合、前記ユーザを識別可能な前記ユーザ識別情報を含めずに、前記ユーザのラベル情報を前記事業者に送信する、
    請求項に記載の情報処理システム。
  7. 事業者に関連する商品またはサービスをユーザが決済した内容を示す決済情報であって、前記ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含む決済情報を取得する決済情報取得部と、
    前記事業者の販売情報を記憶する所定のデータベースから、前記決済情報に含まれる前記ユーザ識別情報に関連する前記販売情報を取得する販売情報取得部と、
    前記ユーザ識別情報に対応する位置情報をユーザの端末装置から取得する位置情報取得部と、
    第1の期間の前記ユーザの位置を示す第1の位置情報と、前記第1の期間よりも前の期間である第2の期間の前記ユーザの位置を示す第2の位置情報と、に基づいて、前記第1の期間における前記ユーザの行動と前記第2の期間における前記ユーザの行動との類似性を示す指標を特定する類似性特定部と、
    前記類似性を示す指標に基づいて、前記ユーザが前記第1の期間に前記第2の期間の行動とは異なる行動を取っているか否かを判定する行動変化判定部と、
    前記決済情報に前記販売情報を関連づけた情報であるユーザ購買情報に対応する、ユーザの属性を示すラベルに関する第1のパラメータと、前記ユーザが前記第1の期間に前記第2の期間の行動とは異なる行動をしているか否かを示す判定結果と、に基づいて、前記ユーザのラベルを推定するラベリング部と、
    前記ラベルを示すラベル情報を前記事業者に送信する情報送信部と、
    を備える情報処理システム。
  8. コンピュータが、
    事業者に関連する商品またはサービスをユーザが決済した内容を示す決済情報であって、前記ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含む決済情報を記憶する第1のデータベースから、前記決済情報を取得することと、
    前記ユーザ識別情報と、前記事業者に関連する商品またはサービスを識別可能な情報と、を含む、前記事業者の販売情報を記憶する、前記第1のデータベースとは異なる第2のデータベースから、前記決済情報に含まれる前記ユーザ識別情報に関連する前記販売情報を取得することと、
    前記ユーザ識別情報に基づいて、前記決済情報に前記販売情報を関連づけることと、
    前記決済情報前記販売情報を関連づけた情報であるユーザ購買情報に対応する、ユーザの属性を示すラベルに関する第1のパラメータに基づいて、前記ユーザ識別情報に対応するユーザの属性を示すラベルを推定することと、
    前記ラベルを示すラベル情報を前記事業者に送信することと、
    を実行する情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    事業者に関連する商品またはサービスをユーザが決済した内容を示す決済情報であって、前記ユーザを識別可能なユーザ識別情報を含む決済情報を記憶する第1のデータベースから、前記決済情報を取得することと、
    前記ユーザ識別情報と、前記事業者に関連する商品またはサービスを識別可能な情報と、を含む、前記事業者の販売情報を記憶する、前記第1のデータベースとは異なる第2のデータベースから、前記決済情報に含まれる前記ユーザ識別情報に関連する前記販売情報を取得することと、
    前記ユーザ識別情報に基づいて、前記決済情報に前記販売情報を関連づけることと、
    前記決済情報前記販売情報を関連づけた情報であるユーザ購買情報に対応する、ユーザの属性を示すラベルに関する第1のパラメータに基づいて、前記ユーザ識別情報に対応するユーザの属性を示すラベルを推定することと、
    前記ラベルを示すラベル情報を前記事業者に送信することと、
    を実行させるためのプログラム。
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