JP7336326B2 - 振動情報収集システム - Google Patents

振動情報収集システム Download PDF

Info

Publication number
JP7336326B2
JP7336326B2 JP2019167265A JP2019167265A JP7336326B2 JP 7336326 B2 JP7336326 B2 JP 7336326B2 JP 2019167265 A JP2019167265 A JP 2019167265A JP 2019167265 A JP2019167265 A JP 2019167265A JP 7336326 B2 JP7336326 B2 JP 7336326B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
information
output
seismic sensors
vibration information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019167265A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021043142A (ja
Inventor
博久 佐久間
秀明 久米村
聖哉 穴太
崇 森畑
直人 中里
優介 平賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2019167265A priority Critical patent/JP7336326B2/ja
Publication of JP2021043142A publication Critical patent/JP2021043142A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7336326B2 publication Critical patent/JP7336326B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

本発明は、振動情報収集システムに関する。
特許文献1には、移動端末が、不要化情報を受信すると、不要化情報において収集が不要とされているデータの取得を中止すると共に、データを記憶している場合に、データを破棄する処理が開示されている。
特開2018-92472号公報
振動の検知のために感震センサが設けられることがあり、この感震センサを多数設けると、感震センサの数が少ない場合に比べ、振動の検知精度を高められるようになったり、より広い範囲にわたって振動の検知を行えるようになったりする。
その一方で、感震センサの設置数が多くなると、感震センサから一斉に出力があった場合に、通信トラフィックの増大により通信障害が起きやすくなったり、この出力を受信する受信装置にて処理の遅延を招きやすくなったりする。
本発明の目的は、複数設置された感震センサからの出力に起因する不具合を起きにくくすることにある。
本発明が適用される振動情報収集システムは、互いに異なる箇所に設置され、振動についての情報である振動情報を出力する複数の感震センサと、前記複数の感震センサからの振動情報を受信する受信手段と、を備え、前記複数の感震センサには、振動を検知してから前記振動情報を出力するまでの時間が互いに異なる複数の感震センサが含まれている振動情報収集システムである。
ここで、前記複数の感震センサの各々の電池残量に応じて、当該感震センサの各々から前記振動情報が出力されるタイミングが異なるように構成され、前記複数の感震センサの各々の電池残量が異なることで、振動が検知されてから前記振動情報が出力されるまでの前記時間が互いに異なるようになることを特徴とすることができる。
また、前記感震センサの電池残量が予め定められた閾値よりも小さい場合、当該閾値よりも大きい場合に比べ、当該感震センサから前記振動情報が出力されるタイミングが早くなることを特徴とすることができる。
また、前記複数の感震センサの各々が、自身で前記電池残量を把握し、当該複数の感震センサの各々にて、前記振動情報が出力されるタイミングが決定されることを特徴とすることができる。
また、前記複数の感震センサの各々に対し、前記振動情報の出力を指示する指示手段を更に備え、前記指示手段は、前記複数の感震センサの各々の電池残量を把握し、当該感震センサの各々が前記振動情報を出力するタイミングが当該電池残量に応じて異なるものとなるように前記指示を行うことを特徴とすることができる。
また、前記複数の感震センサの各々が検知した振動の大きさに応じて、当該感震センサの各々から前記振動情報が出力されるタイミングが異なるように構成され、前記複数の感震センサの各々が検知する振動の大きさが異なることで、振動が検知されてから前記振動情報が出力されるまでの前記時間が互いに異なるようになることを特徴とすることができる。
また、前記感震センサが検知した振動の大きさが予め定められた閾値よりも大きい場合、当該閾値よりも小さい場合に比べ、当該感震センサから前記振動情報が出力されるタイミングが早くなることを特徴とすることができる。
また、前記複数の感震センサの各々が、自身で、検知した振動の大きさに基づき、前記振動情報が出力される前記タイミングを決定することを特徴とすることができる。
また、前記複数の感震センサの各々に対し、前記振動情報の出力を指示する指示手段を更に備え、前記複数の感震センサの各々が前記指示を受信するタイミングが互いに異なることで、又は、当該複数の感震センサの各々が受信する当該指示の内容が互いに異なることで、振動を検知してから前記振動情報を出力するまでの前記時間が互いに異なるようになることを特徴とすることができる。
また、前記複数の感震センサの各々に対し、前記振動情報の出力を指示する指示手段を更に備え、前記指示手段は、震源と前記感震センサの各々との距離を把握し、当該感震センサの各々が前記振動情報を出力するタイミングが当該距離に応じて異なるものとなるように前記指示を行うことを特徴とすることができる。
また、前記指示手段は、前記震源に近い前記感震センサほど前記振動情報を出力するタイミングが早くなるように前記指示を行うことを特徴とすることができる。
また、前記複数の感震センサの各々に対し、前記振動情報の出力を指示する指示手段を更に備え、前記指示手段は、前記複数の感震センサに含まれる一部の感震センサに対して、前記振動情報の出力を指示することを特徴とすることができる。
また、前記指示手段は、前記複数の感震センサのうちの、震源から予め定められた距離内に設置されている感震センサに対して、前記振動情報の出力を指示することを特徴とすることができる。
また、前記複数の感震センサの各々が設置されている地域毎に、前記振動情報の出力タイミングが設定され、振動を検知してから前記振動情報を出力するまでの前記時間が当該地域毎に異なることを特徴とすることができる。
また、前記複数の感震センサの各々に対し、前記振動情報の出力を指示する指示手段を更に備え、前記指示手段は、前記感震センサの各々の位置を把握し、予め定められた離間距離よりも小さい離間距離で配置された2つの感震センサの各々が前記振動情報を出力するタイミングが互いに異なるものとなるように前記指示を行うことを特徴とすることができる。
本発明によれば、複数設置された感震センサからの出力に起因する不具合を起きにくくすることができる。
振動情報収集システムの構成例を示した図である。 サーバ装置のハードウェア構成の一例を説明する図である。 サーバ装置の機能構成の例を示した図である。 感震センサの機能構成の例を示した図である。 振動情報収集システムにて実施される処理の流れの一例を示したフローチャートである。 情報格納部に格納されたセンサデータベースを示した図である。 情報格納部に格納されているテーブルを示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、振動情報収集システム1の構成例を示した図である。
本実施形態の振動情報収集システム1は、クラウドネットワーク3に接続された各種の端末や機器で構成されている。
図1では、クラウドネットワーク3に接続される端末、機器の例として、管理者等が操作する端末装置20、振動情報を受信するサーバ装置30、および、複数の感震センサ40が設けられている。
複数の感震センサ40の各々は、互いに異なる箇所に設置され、自身が設置された箇所における振動についての情報である振動情報を出力する。より具体的には、複数の感震センサ40の各々は、振動情報として、例えば、地震動の最大加速度や、震度や、SI値を出力する。また、その他に、複数の感震センサ40の各々は、振動情報として、例えば、計測した加速度情報を出力する。
感震センサ40の各々から出力された振動情報は、サーバ装置30へ送信され、サーバ装置30が、この振動情報を受信する。
なお、以下の説明では、地震に基づく振動を検知する場合を一例に説明するが、以下で説明する各構成および各処理は、地震以外の原因に起因する振動の検知にも用いることができる。
図2は、サーバ装置30のハードウェア構成の一例を説明する図である。
サーバ装置30は、装置全体の動作を制御する制御ユニット101と、情報を記憶するハードディスクドライブ102と、LAN(=Local Area Network)ケーブル等を介した通信を実現するネットワークインターフェース103とを有している。
制御ユニット101は、CPU(=Central Processing Unit)111と、基本ソフトウェアやBIOS(=Basic Input Output System)等が記憶されたROM(=Read Only Memory)112と、ワークエリアとして用いられるRAM(=Random Access Memory)113とを有している。CPU111はマルチコアでもよい。また、ROM112は、書き換え可能な不揮発性の半導体メモリでもよい。制御ユニット101は、いわゆるコンピュータである。
ハードディスクドライブ102は、円盤状の基板表面に磁性体を塗布した不揮発性の記憶媒体にデータを読み書きする装置である。もっとも、不揮発性の記憶媒体は、半導体メモリや磁気テープでもよい。
この他、サーバ装置30は、必要に応じ、キーボード、マウス等の入力デバイス、液晶ディスプレイ等の表示デバイスも備える。
制御ユニット101と、ハードディスクドライブ102と、ネットワークインターフェース103は、バス104や不図示の信号線を通じて接続されている。
図3は、サーバ装置30の機能構成の例を示した図である。
サーバ装置30には、振動情報受信部31、指示部32、地震情報取得部33、および、情報格納部34が設けられている。
振動情報受信部31、指示部32、および、地震情報取得部33は、例えば、制御ユニット101(図2参照)によるプログラムの実行により実現される。また、情報格納部34は、例えば、ハードディスクドライブ102により実現される。
受信手段の一例としての振動情報受信部31は、複数設けられた上記の感震センサ40の各々から出力された振動情報を受信する。
指示手段の一例としての指示部32は、複数の感震センサ40の各々に対し、振動情報の出力を指示する。
地震情報取得部33は、外部に設けられた外部サーバ(不図示)へのアクセスを行って、震源の位置についての情報、および、地震の大きさについての情報をこの外部サーバから取得する。
情報格納部34は、振動情報受信部31が受信した振動情報など、振動に関する各種の情報を記憶する。
図4は、感震センサ40の機能構成の例を示した図である。
本実施形態の感震センサ40は、振動検知部41、位置情報取得部42、処理部43、電源部44、送受信部45、および、情報格納部46を備える。
振動検知部41は、加速度センサなどの公知の機構を備え、感震センサ40が設置されている箇所における振動の情報である振動情報を取得し出力する。
位置情報取得部42は、感震センサ40が設置されている箇所の位置情報を取得し出力する。この位置情報取得部42は、例えば、GPSセンサを含んで構成され、GPS衛星からの電波を受信して感震センサ40の位置情報を取得する。
処理部43は、CPU、ROM、RAMにより構成され、ROM等に格納されているプログラムを実行して、予め定められた処理を実行する。
電源部44は、感震センサ40の各機能部への電力の供給を行う。本実施形態では、この電源部44は、電池により構成されている。
送受信部45は、既存の各種の通信インターフェースにより構成され、サーバ装置30への情報の送信や、サーバ装置30からの情報の受信を行う。
なお、本実施形態では、送受信部45は、いわゆる無線通信で、サーバ装置30との情報の送受信を行うが、有線通信で、サーバ装置30との情報の送受信を行ってもよい。
情報格納部46は、メモリカード等の情報記憶装置により構成され、振動に関する各種の情報を記憶する。
図5は、本実施形態の振動情報収集システム1にて実施される処理の流れの一例を示したフローチャートである。
本実施形態では、まず、サーバ装置30の地震情報取得部33が、一定時間毎に、地震があったか否かの判断を行う(ステップS101)。より具体的には、地震情報取得部33は、数秒おきなどの予め定められた時間毎に、外部サーバにアクセスして、地震があったか否かの判断を行う。より具体的には、外部サーバから、地震があったことを示す情報が送信されてきたか否かを判断して、地震があったか否かの判断を行う。
なお、本実施形態では、外部サーバから、地震があったことを示す情報が送信されてきた場合に、次のステップS102以降の処理に進む場合を一例に説明するが、これに限らず、感震センサ40にて振動が検知された場合に、地震があったと判断し、ステップS102以降の処理に進むようにしてもよい。
そして、地震情報取得部33は、地震があったと判断した場合、震源の位置および地震の大きさについての情報を、外部サーバから取得する(ステップS102)。
なお、地震情報取得部33が、地震があったと判断した場合、この地震の震源の近くに設置されている感震センサ40では、この地震による振動を検知していることになる。
また、地震情報取得部33が、地震があったと判断した場合、指示部32が、複数設けられた上記の感震センサ40の各々に対し、振動情報の出力を指示する(ステップS103)。
ここで、本実施形態の指示部32は、感震センサ40の各々に対して振動情報の出力を指示するにあたり、感震センサ40毎に、この指示を行うタイミングを異ならせる。
これにより、本実施形態では、複数の感震センサ40の各々が、この指示を受信するタイミングが互いに異なるようになり、これに伴い、複数の感震センサ40の各々が振動情報を出力するタイミングが、互いに異なるようになる。
これにより、本実施形態では、複数の感震センサ40の各々が振動を検知してから、この複数の感震センサ40の各々が振動情報を出力するまでの時間が、感震センサ40毎に異なるようになる。
ここで、感震センサ40を多数設けると、感震センサ40の数が少ない場合に比べ、振動の検知精度を高められるようになったり、より広い範囲にわたって振動の検知を行えるようになったりする。
その一方で、感震センサ40の設置数が多いと、地震等の発生に伴い感震センサ40から一斉に出力があった場合に、通信トラフィックの増大により通信障害が起きやすくなったり、この出力を受信するサーバ装置30にて処理の遅延を招きやすくなったりする。
これに対し、本実施形態の構成では、上記のとおり、複数の感震センサ40の各々が振動を検知してから、この複数の感震センサ40の各々が振動情報を出力するまでの時間が、互いに異なるようになる。
この場合、振動情報の一斉送信が避けられるようになり、振動情報の一斉送信に起因する不具合が生じにくくなる。
ここで、指示部32は、感震センサ40の各々に対して、振動情報の出力を指示するが、この指示にあたっては、上記のとおり、感震センサ40毎に、この指示を行うタイミングを異ならせる。
これにより、感震センサ40の各々から振動情報が出力されるタイミングが相互にずれるようになり、振動情報の一斉送信に起因する不具合が生じにくくなる。
ここで、指示部32は、感震センサ40の各々への出力の指示にあたり、例えば、震源と感震センサ40の各々との距離を把握する。
より具体的には、指示部32は、情報格納部34(図3参照)に格納されたセンサデータベースを参照して、各感震センサ40の位置情報を取得し、この位置情報により特定される位置と震源の位置とに基づき、震源と感震センサ40の各々との距離を把握する。
図6は、情報格納部34に格納されたセンサデータベースを示しており、このセンサデータベースには、各感震センサ40の位置情報が登録されている。
より具体的には、本実施形態では、センサデータベースへの位置情報の登録にあたっては、まず、感震センサ40の位置情報取得部42が位置情報を取得し、この位置情報がサーバ装置30に送信される。
そして、この位置情報が、感震センサ40の各々に対応付けられた状態で、センサデータベースに登録される。なお、各感震センサ40の位置情報は、管理者等が手動で入力作業を行い、センサデータベースへ登録してもよい。
指示部32は、このセンサデータベースを参照して、各感震センサ40の位置情報を取得し、この位置情報により特定される位置と震源の位置とに基づき、震源と感震センサ40の各々との距離を把握する。
そして、指示部32は、感震センサ40の各々に対し、振動情報の出力の指示を行うが、この際、例えば、感震センサ40の各々が振動情報を出力する出力タイミングが、把握した上記の距離に応じて異なるものとなるように、感震センサ40の各々に対する、出力の指示を行う。
より具体的には、指示部32は、例えば、震源に近い感震センサ40ほど振動情報を出力するタイミングが早くなるように、感震センサ40の各々に対する、出力の指示を行う。
この場合、サーバ装置30には、震源に近い感震センサ40からの振動情報が、より先に送信されてくるようになり、震源から離れた箇所に位置する感震センサ40からの振動情報が、遅れて送信されてくるようになる。
これにより、この場合、振動情報のサーバ装置30への一斉送信が避けられるようになる。
なお、上記では、振動情報の出力タイミングを異ならせるにあたり、出力の指示のタイミングを異ならせる場合を説明した。
ところで、これに限らず、例えば、サーバ装置30から各感震センサ40に対して出力する指示の内容を異ならせることで、言い換えると、サーバ装置30から各感震センサ40に対して出力する情報の内容を異ならせることで、感震センサ40の各々が振動情報を出力する出力タイミングを異ならせるようにしてもよい。
指示の内容を異ならせることで、出力タイミングを異ならせる場合は、例えば、この指示の内容に、振動情報を出力する出力タイミングの情報であるタイミング情報を含めるようにする。より具体的には、例えば、振動の検知から振動情報の出力を開始するまでの時間を示す情報である時間情報を含めるようにする。
この場合、感震センサ40は、この時間情報を参照して、自身で出力タイミングを決定し、この決定したタイミングとなったときに、振動情報を出力する。
これにより、この場合も、感震センサ40の各々が振動情報を出力するタイミングが互いに異なるようになる。
なお、本実施形態において、「感震センサ40の各々が振動情報を出力するタイミングが互いに異なる」とは、感震センサ40毎に設定される全ての出力タイミングが互いに異なるという趣旨ではなく、少なくとも、早いタイミングと遅いタイミングの2つのタイミングが設定されていれば、上記の、「感震センサ40の各々が振動情報を出力するタイミングが互いに異なる」と言える。
言い換えると、感震センサ40の総数よりも少ない数の出力タイミングが設定される場合であっても、上記の「感震センサ40の各々が振動情報を出力するタイミングが互いに異なる」に該当する。
また、その他の態様として、指示部32は、複数の感震センサ40に含まれる一部の感震センサ40に対してのみ、振動情報の出力を指示してもよい。
より具体的には、指示部32は、上記のように、各感震センサ40に対して出力の指示を行うタイミングを異ならせたり、指示の内容を異ならせたりして、振動情報の出力の指示を行うにあたり、一部の感震センサ40に対してのみ、この出力の指示を行い、他の感震センサ40に対しては、この出力の指示を行わないでもよい。
この場合、一部の感震センサ40からのみ振動情報の出力が行われるようになり、全ての感震センサ40から振動情報が出力される場合に比べ、出力される振動情報の情報量が減る。そして、この場合、通信トラフィックの増大に起因する通信障害や、サーバ装置30における処理の遅延がさらに生じにくくなる。
ここで、本実施形態では、一部の感震センサ40に対してのみ、振動情報の出力を指示する場合は、例えば、感震センサ40のうちの、震源から予め定められた距離内に設置されている感震センサ40に対して、振動情報の出力を指示する。
より具体的には、上記と同様、センサデータベースを参照して、各感震センサ40の位置情報を取得し、この位置情報により特定される位置と震源の位置とに基づき、震源から予め定められた距離内に設置されている感震センサ40を特定する。そして、特定したこの感震センサ40に対して、振動情報の出力を指示する。
なお、特定したこの一部の感震センサ40の各々に対して、振動情報の出力の指示を行うにあたっても、上記と同様、感震センサ40から振動情報が出力されるタイミングが互いに異なるように、この指示を行う。
より具体的には、出力の指示を行うタイミングを異ならせたり、指示の内容を異ならせたりして、感震センサ40から振動情報が出力されるタイミングが互いに異なるようにする。
より具体的には、例えば、指示部32は、震源に近い感震センサ40ほど振動情報を出力するタイミングが早くなるように、感震センサ40の各々に対する、出力の指示を行う。
これにより、この場合、一部の感震センサ40のみから振動情報が出力されるのに加え、各感震センサ40から振動情報が出力されるタイミングが互いに異なるようになる。
そして、この場合、通信トラフィックの増大に起因する通信障害や、サーバ装置30における処理の遅延がさらに生じにくくなる。
なお、各感震センサ40からの振動情報の出力タイミングを異ならせるにあたっては、以下で説明するように、感震センサ40の各々の電池残量に応じて、出力タイミングを異ならせるようにしてもよい。
次に、複数の感震センサ40の各々の電池残量に応じて、振動情報の出力タイミングを異ならせる処理例を説明する。
感震センサ40の各々の電池残量に応じて、振動情報が出力されるタイミングを異ならせる場合は、例えば、複数の感震センサ40の各々に設けられた処理部43が、電池残量を把握する。
そして、処理部43は、把握したこの電池残量に基づき、振動情報を出力するタイミングを決定する。そして、感震センサ40の各々は、決定されたこの出力タイミングに従って、サーバ装置30への振動情報の出力を行う。
この場合、複数の感震センサ40の各々の電池残量が異なることで、振動が検知されてから振動情報が出力されるまでの時間が互いに異なるようになり、この場合も、振動情報の一斉送信が避けられるようになる。
なお、電池残量の把握は、サーバ装置30が行うようにし、サーバ装置30が、把握したこの電池残量に基づき、複数の感震センサ40の各々における、振動情報の出力タイミングを決定してもよい。
そして、この場合、指示部32が、決定した出力タイミングにて振動情報が出力されるように、複数の感震センサ40の各々に対して、振動情報の出力の指示を行う。
付言すると、この場合、指示部32は、複数の感震センサ40の各々の電池残量を把握し、感震センサ40の各々が振動情報を出力するタイミングが電池残量に応じて異なるものとなるように、振動情報の出力の指示を行う。
なお、この場合も、指示部32から感震センサ40への出力の指示にあたっては、上記と同様、出力の指示を行うタイミングを異ならせることで、感震センサ40からの振動情報の出力タイミングを異ならせるようにしてもよいし、出力の指示の内容を異ならせることで、出力タイミングを異ならせるようにしてもよい。
複数の感震センサ40の各々の電池残量に応じて、感震センサ40の各々からの振動情報の出力タイミングを異ならせる場合、例えば、感震センサ40の電池残量が予め定められ閾値よりも小さい場合には、閾値よりも大きい場合に比べ、出力タイミングを早くする。
これにより、この場合、電池切れに近い感震センサ40ほど、より早いタイミングで振動情報が出力されるようになり、電池切れに起因して振動情報が出力されなくなるなどの不具合が生じにくくなる。
また、電池残量に限らず、その他に、複数の感震センサ40の各々が検知した振動の大きさに応じて、感震センサ40の各々から振動情報が出力される出力タイミングを異ならせてもよい。
この場合は、複数の感震センサ40の各々が検知する振動の大きさが異なることで、振動が検知されてから振動情報が出力されるまでの時間が、互いに異なるようになり、この場合も、サーバ装置30への振動情報の一斉送信が避けられる。
ここで、振動の大きさに応じて、感震センサ40の各々からの振動情報の出力タイミングを異ならせる場合は、例えば、まず、複数の感震センサ40の各々が、自身で振動の大きさを把握する。
そして、複数の感震センサ40の各々は、検知した振動の大きさに基づき、振動情報を出力する出力タイミングを決定する。
より具体的には、複数の感震センサ40の各々は、例えば、検知した振動の大きさが予め定められ閾値よりも大きい場合、この閾値よりも小さい場合に比べ、振動情報を出力するタイミングを早める。付言すると、振動を検知してから振動情報の出力を開始するまでの時間を短くする。
より具体的には、この処理を行う場合は、例えば、感震センサ40の各々の情報格納部46に、予め、閾値を格納しておく。
そして、感震センサ40の各々は、振動を検知すると、この振動の大きさがこの閾値以上であるかを判断する。そして、感震センサ40は、この大きさが、この閾値以上である場合、第1のタイミングで振動情報を出力する。
また、感震センサ40は、この振動の大きさが、この閾値よりも小さい場合、この第1のタイミングよりも遅い第2のタイミングで振動情報を出力するようにする。
これにより、この場合、大きい振動を検知した感震センサ40ほど、より早いタイミングで振動情報を出力するようになる。
また、その他に、複数の感震センサ40の各々が設置されている地域毎に、振動情報の出力タイミングを設定し、振動を検知してから振動情報を出力するまでの時間が地域毎に異なるようにしてもよい。
この処理を行う場合は、例えば、まず、感震センサ40の各々に設けられた位置情報取得部42が、自身の設置位置についての情報を取得する。
次いで、この設置位置についての情報がサーバ装置30へ送信され、サーバ装置30では、この設置位置についての情報を基に、感震センサ40の各々が属する地域を把握する。
より具体的には、本実施形態では、図7(情報格納部に格納されているテーブルを示した図)の(A)に示すように、情報格納部34(図3参照)に、地域把握用テーブルが格納されている。
この地域把握用テーブルには、複数の地域の各々と、地域を特定する住所や位置座標等の情報とが対応付けられた状態で登録されている。
さらに、情報格納部34には、図7の(B)に示すように、タイミング把握用テーブルが格納されている。
このタイミング把握用テーブルには、複数の地域の各々と、出力タイミングとが対応付けられた状態で登録されている。
サーバ装置30は、感震センサ40の、上記の設置位置についての情報を取得すると、地域把握用テーブルを参照することで、この感震センサ40が設置されている地域を把握する。次いで、サーバ装置30は、タイミング把握用テーブルを参照し、把握したこの地域に対応付けられている出力タイミングを把握する。
次いで、サーバ装置30は、把握したこの出力タイミングの情報を、感震センサ40に送信する。そして、感震センサ40は、この出力タイミングの情報を、自身の情報格納部46に格納する。
そして、本実施形態では、感震センサ40が地震を検知すると、感震センサ40は、自身の情報格納部46から出力タイミングについての情報を読み出し、この出力タイミングについての情報により特定される出力タイミングで、振動情報の出力を行う。
これにより、この場合は、地域毎に、振動情報が出力されるタイミングが異なるようになり、この場合も、サーバ装置30への振動情報の一斉送信が避けられるようになる。
なお、ここでは、出力タイミングの情報を、感震センサ40の情報格納部46に格納する場合を説明したが、出力タイミングの情報は、各感震センサ40の各々に対応付けた状態で、サーバ装置30の情報格納部34に格納するようにしてもよい。
そして、この場合、サーバ装置30は、例えば、地震があったことを検知すると、情報格納部34に格納されている出力タイミングについての情報を読み出し、各感震センサ40の出力タイミングを把握する。
そして、この場合、上記と同様、サーバ装置30の指示部32が、把握したこの出力タイミングに基づき、感震センサ40への振動情報の出力の指示を行う。
このとき、上記と同様、指示部32は、把握したこの出力タイミングに基づき、出力の指示のタイミングを異ならせ、あるいは、出力の指示の内容を異ならせる。
また、その他に、指示部32は、感震センサ40の各々の位置を把握し、予め定められた離間距離よりも小さい離間距離で配置された2つの感震センサ40の各々が振動情報を出力するタイミングが互いに異なるものとなるように、感震センサ40への出力の指示を行ってもよい。
具体的には、この場合は、指示部32は、情報格納部34(図3参照)に格納されたセンサデータベースを参照して、各感震センサ40の位置情報を取得し、この位置情報により特定される位置に基づき、予め定められた離間距離よりも小さい離間距離で配置された2つの感震センサ40を特定する。
なお、予め定められた離間距離よりも小さい離間距離で配置された2つの感震センサ40が複数組ある場合には、この2つの感震センサ40により構成される組が、複数特定されることになる。
そして、指示部32は、この2つの感震センサ40の各々に対し、振動情報の出力の指示を行うが、この際、この2つの感震センサの各々が振動情報を出力するタイミングが互いに異なるものとなるように、この2つの感震センサ40に対する、振動情報の出力の指示を行う。
より具体的には、指示部32は、2つの感震センサ40の一方が他方よりも振動情報をより早く出力するように、この2つの感震センサ40に対する、振動情報の出力の指示を行う。
この場合、2つの感震センサ40からの振動情報が、サーバ装置30へ同時に送信されることが抑制され、この場合も、サーバ装置30への振動情報の一斉送信が避けられるようになる。
付言すると、この場合、互いに接近した状態で配置された2つの感震センサ40からの、振動情報の同時出力が避けられるようになり、サーバ装置30への振動情報の一斉送信が避けられるようになる。
1…振動情報収集システム、31…振動情報受信部、32…指示部、40…感震センサ

Claims (3)

  1. 互いに異なる箇所に設置され、振動についての情報である振動情報を出力する複数の感震センサと、
    前記複数の感震センサの各々に対し、前記振動情報の出力を指示する指示手段と、
    前記複数の感震センサからの振動情報を受信する受信手段と、
    を備え、
    前記指示手段は、震源と前記感震センサの各々との距離を把握し、当該感震センサの各々が振動を検知してから前記振動情報を出力するまでの時間である出力時間が当該距離に応じて異なるものとなるように、当該感震センサの各々への前記指示を行う、
    振動情報収集システム。
  2. 前記指示手段は、前記震源に近い前記感震センサほど前記出力時間が短くなるように前記指示を行う請求項に記載の振動情報収集システム。
  3. 互いに異なる箇所に設置され、振動についての情報である振動情報を出力する複数の感震センサと、
    前記複数の感震センサの各々に対し、前記振動情報の出力を指示する指示手段と、
    前記複数の感震センサからの振動情報を受信する受信手段と、
    を備え、
    前記指示手段は、予め定められた離間距離よりも小さい離間距離で配置された2つの感震センサが存在する場合、当該感震センサが振動を検知してから前記振動情報を出力するまでの時間である出力時間が当該2つの感震センサの間で互いに異なるものとなるように、当該2つの感震センサの各々への前記指示を行う、
    振動情報収集システム。
JP2019167265A 2019-09-13 2019-09-13 振動情報収集システム Active JP7336326B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019167265A JP7336326B2 (ja) 2019-09-13 2019-09-13 振動情報収集システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019167265A JP7336326B2 (ja) 2019-09-13 2019-09-13 振動情報収集システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021043142A JP2021043142A (ja) 2021-03-18
JP7336326B2 true JP7336326B2 (ja) 2023-08-31

Family

ID=74863953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019167265A Active JP7336326B2 (ja) 2019-09-13 2019-09-13 振動情報収集システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7336326B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006038694A (ja) 2004-07-28 2006-02-09 Mitsutoyo Corp データサンプリングシステム
JP2007158478A (ja) 2005-11-30 2007-06-21 Sharp Corp 携帯端末装置
JP2009258063A (ja) 2008-04-21 2009-11-05 Ohbayashi Corp 損傷監視システム、測定装置
JP2013134519A (ja) 2011-12-26 2013-07-08 Hitachi Ltd 災害監視ネットワークシステムおよび災害監視方法
WO2017006836A1 (ja) 2015-07-08 2017-01-12 日本電気株式会社 情報処理装置、デバイス、情報処理システム、情報処理方法、および情報処理プログラム
JP2018197925A (ja) 2017-05-23 2018-12-13 富士電機株式会社 データ収集システム、及びデータ収集方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006038694A (ja) 2004-07-28 2006-02-09 Mitsutoyo Corp データサンプリングシステム
JP2007158478A (ja) 2005-11-30 2007-06-21 Sharp Corp 携帯端末装置
JP2009258063A (ja) 2008-04-21 2009-11-05 Ohbayashi Corp 損傷監視システム、測定装置
JP2013134519A (ja) 2011-12-26 2013-07-08 Hitachi Ltd 災害監視ネットワークシステムおよび災害監視方法
WO2017006836A1 (ja) 2015-07-08 2017-01-12 日本電気株式会社 情報処理装置、デバイス、情報処理システム、情報処理方法、および情報処理プログラム
JP2018197925A (ja) 2017-05-23 2018-12-13 富士電機株式会社 データ収集システム、及びデータ収集方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021043142A (ja) 2021-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102245247B1 (ko) 트리거된 동작을 이용하는 gpu 원격 통신
KR102399488B1 (ko) 자율 주행 플랫폼의 센서 i/o 커버리지를 향상시키기 위한 플렉시블 테스트 보드
JP2020537213A (ja) 端末の電力消費を低減するための方法、および端末
CN108362310B (zh) 地磁精确度的确定方法、装置、存储介质及终端
JPWO2013124918A1 (ja) イニシエータ装置、ターゲット装置、通信システム、タイムアウト検出方法、およびタイムアウト検出プログラム
JP2017530350A (ja) 要求されたセンサ特性に基づく自動センサ選択
US8145750B2 (en) Detecting hidden shared dependencies through covert channels
JP7336326B2 (ja) 振動情報収集システム
JP5853088B2 (ja) 情報処理装置、プログラム及び方法
JP4899194B2 (ja) 端末、ネットワーク装置、該端末と該ネットワーク装置とからなるネットワーク装置検索システム、およびネットワーク装置検索方法
JP2010165105A (ja) 通信装置及びその制御プログラム
US7007110B2 (en) Nak throttling for USB host controllers
JP4880444B2 (ja) 災害情報配信サーバ及び災害情報配信プログラム及び災害情報配信システム及び災害情報配信方法
JP2018095142A (ja) 車載制御装置
WO2008027115A2 (en) Off-board computational resources
US11132276B2 (en) Network apparatus, management apparatus, sensing system, data transfer method, management method, sensing method, and computer-readable recording medium
US10742711B2 (en) Control device, control method, and computer-readable recording medium
EP3079440B1 (en) Apparatus equipped with proximity synchronization mechanism and method for operating same
JP2005346164A (ja) データ処理装置およびデータ転送制御方法
US10206120B2 (en) Information processing apparatus and non-transitory computer-readable recording medium
JP2005301714A (ja) マルチcpuシステム、そのデータ転送方法、及びそのプログラム
JP7202989B2 (ja) センサ保守システム、情報処理装置、および、プログラム
JP2009199315A (ja) データ収集装置
US20220066972A1 (en) Enhancing the performance of a wireless dock when a usb mass storage device is connected
JP2021032614A (ja) 情報処理システム、情報処理装置、および、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230815

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7336326

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150