JP7334433B2 - 放熱構造及び電子部品 - Google Patents
放熱構造及び電子部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7334433B2 JP7334433B2 JP2019051043A JP2019051043A JP7334433B2 JP 7334433 B2 JP7334433 B2 JP 7334433B2 JP 2019051043 A JP2019051043 A JP 2019051043A JP 2019051043 A JP2019051043 A JP 2019051043A JP 7334433 B2 JP7334433 B2 JP 7334433B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electronic device
- heat dissipation
- heat sink
- dissipation structure
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Description
図7(a)(b)(c)は、電子デバイス1と固定部材2とを示す。前記電子デバイス1はデバイス本体1aを内蔵し、下面にははんだボールによる接続端子1bが設けられている。前記電子デバイス1の上面には、取り付けのための固定部材2が一体に固着され、この固定部材2には、雌ねじ孔2aが形成されている。
前記ヒートシンク5は、前記固定部材2の上にベース3を載せた状態で、貫通孔3aを貫通させて固定用ねじ6を雌ねじ孔2aにねじ込むことにより、ベース3を固定部材2に密着させて組立てられる。
すなわち、基板8上の電子デバイス1に、ヒートシンク5を載せ、固定用ねじ9を基板8の貫通孔8aを介して下方へ貫通させ、圧縮ばね10を圧縮させながら、ナット11へねじ込む構造が採用されている。
図9(a)、(b)に示すように、電子デバイス1の上面には固定部材2が設けられている。前記電子デバイス1の上には、図10(c)に示すように、ヒートシンク5が配置されている。また前記電子デバイス1は、基板8の周囲に配置された副基板8cに囲まれて、その内側の基板8上に配置されている。前記副基板8cは、前記基板8の貫通孔8aを貫通するボルト8bによって基板8に固定されている。
図10(a)、(b)に示すように、電子デバイス1の上面は、ヒートシンク5のベース3の下面に接触している。前記ヒートシンク5を押さえるように配置された板ばね状のクリップ12は、前記ベース3および基板8を貫通しており、その両端には、環状の抜け止め部11aが設けられて、前記ヒートシンク5を電子デバイス1に一体に固定している。
また、電子デバイスの放熱性を良くするため、電子デバイスと冷却部品(ヒートシンク)の接触性を向上させる目的で冷却部品(ヒートシンク)を押し付ける荷重を強くする傾向があるが、荷重が強すぎる場合、基板と電子デバイスのはんだ接合部の実装信頼性が低下するリスクがある。
符号20は電子デバイスであって、容器(パッケージ)の内部に図示しないデバイス本体を収容した構成となっている。なお図1の符号20は電子デバイスの容器の外形を示している。この電子デバイス20は、第1の面21を有し、この第1の面21に向き合って、放熱部材30の第2の面31が配置されている。前記放熱部材30は、大きな表面積を備えるべく、例えば、表面に凹凸を設け、あるいは多数のフィンを設ける等の加工が施されている。
符号20は電子デバイスであって、第1の面21を有し、この第1の面21に向き合って、放熱部材30の第2の面31が配置されている。前記電子デバイス20には、前記第1の面21とは異なる第3の面23に凹部24が形成されている。前記放熱部材30は、前記第2の面31から突出する突起33が設けられ、この突起33の先端には、前記凹部24に対応する凸部34が形成されている。
第1実施形態の電子デバイス20Aは、図3(a)(b)に示すように,基板25上に半導体チップ26を搭載し、LID27を被せて密封した構成となっている。前記LID27の上面(第1の面)21には、凸部としての雄ねじ22Aが上方へ向けて設けられている。すなわち、図3(b)に示すように、雄ねじ22Aが第1の面21と直交する方向へ突出して設けられている。なお雄ねじ22Aは、LID27と一体に形成されていても、あるいは、LID27と別に形成されて固着されていても良い。
図3(c)(d)に示すように、ヒートシンク30Aは、ベース35と、このベース35と直交する方向へ設けられた多数のフィン36とを有する。前記ベース35の底面(第2の面)31には、前記雄ねじ22Aと対応するリード、ピッチを有する、凹部としての雌ねじ孔32Aが底面31と直交する方向へ向けて形成されている。なお前記雄ねじ22Aの突出量は、ヒートシンク30Aのベース35の厚さと、十分な締め付け力を得るに足るねじの螺合長さ(螺合する条数)に応じて決定される。
第2実施形態の電子デバイス20Bは、基板25上で半導体チップ26を収容するLID27の上面に該LID27を構成する板状の金属部材の一部をプレス等の加工により成形することによって台部27aを設け、さらに、この台部27aの上に、基板25と直交する方向へ突出する円柱状の凸部28を設けた構成となっている。
前記凸部28は、短円柱状をなし、外周には、棒状の係合突起28a、28aが対称な位置において、半径方向外方へ突出している。
前記凹部37には、前記入口凹部37aの上部に連なって、案内溝37bが形成されている。この案内溝37bは、図4(e)に示すように、平面視にて(中心軸線Cの方向から見て)、前記係合突起28aの回転軌跡の一部(図示の場合、約90度)と重なり、かつ、中心軸線C方向へ傾斜した斜面状をなしている。なお前記凸部28の突出量、凹部37の深さ、案内溝37bの存在範囲および傾斜角度は、ヒートシンク30Bのベース35の厚さと、十分な締め付け力を得るに足る係合突起28aの案内溝37bへの挿入深さに応じて、ベース35の厚さを限度として決定される。
このように、第1の面21と第2の面31とが密着することにより、電子デバイス20Bからヒートシンク30Bへ良好な熱伝導性能を得ることができる。
なお、電子デバイス20Aとヒートシンク30Bとを逆方向で相対回転させることにより、これらを分離させることができる。
図5(a)(b)に示すように、電子デバイス20Cのスチフナ27の上面の外縁から所定距離だけ内側の領域には、窪み21aが形成されている。また、スチフナ27の上面の4個所の隅部には、最小構成例における凸部22としての機能を果たすフック機構を構成する所定高さの基部29aと、この基部29aの先端から第1の面と平行な方向に突出して、平面視において基部29aより内方の位置まで延在するフック部29bとが第1の面21と交差する方向へ突出して設けられている。
すなわち、フック部29bが溝部38bに挿入されて、第1の面21と第2の面31とが密着した状態に結合される。この構造により、半導体デバイス26近くの領域と凸部31aとの間に十分な密着力を与えて、良好な熱伝導性を得ることができる。
電子デバイス20Dのスチフナ27の側面(以下第3の面という)の4隅には、第3の面より窪んだ凹部40が形成されている。またスチフナ27の上面の周縁から所定距離だけ内側の領域には、凹部21aが形成されている。
21 第1の面
21a 凹部
22 凸部
22A 雄ねじ
23 第3の面
24 凹部
25 基板
26 半導体チップ
27 LID(スチフナ)
27a 台部
28 凸部
28a 係合突起
29a 基部
29b フック部
30、30A、30B、30C、30D ヒートシンク(放熱部材)
31 第2の面
31a 凸部、
32 凹部
32A 雌ねじ孔
33 突起
34 凸部
35 ベース
36 フィン
37 凹部
37a 入口凹部
37b 案内溝
38a 入口孔
38b 溝部
38c あご部
40 凹部
41 基部
42 フック部
Claims (5)
- 電子デバイスが収容された容器の第1の面と、この第1の面に接触する第2の面を有し、放熱部材との間に設けられる放熱構造であって、
前記第1の面から突出する凸部と、
この凸部に対応する位置で前記第2の面に形成された凹部と、
前記凸部と凹部との間に設けられた嵌合部と、
を有し、
前記凸部は、前記第1の面と交差する方向へ突出し、さらに、第1の面に沿う方向へ突出し、
前記凹部は、前記第2の面と交差する方向へ窪み、さらに、前記第1の面に沿う方向または傾斜した方向へ窪み、
前記凸部と凹部とが前記第1の面、第2の面に沿う相対的な直線移動によって互いに結合される、放熱構造。 - 電子デバイスが収容された容器の第1の面と、この第1の面に接触する第2の面を有し、放熱部材との間に設けられる放熱構造であって、
前記容器の第1の面とは異なる第3の面と、
この第3の面と前記第2の面との間に設けられ、これらの面のいずれか一方から突出して、いずれか他方へ挿入される嵌合部と、
を有する放熱構造。 - 前記凸部は、前記第1の面に設けられた雄ねじであり、
前記凹部は、前記第2の面に設けられた雌ねじある、
請求項1に記載の放熱構造。 - 前記電子デバイスの第3の面に設けられた凹部と、
前記放熱部材の第2の面に設けられ、前記凹部に挿入されるフック部と、
を有する請求項2に記載の放熱構造。 - 請求項1~4のいずれか一項に記載された放熱構造と、
電子デバイスと、
放熱部材と、
を有する電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019051043A JP7334433B2 (ja) | 2019-03-19 | 2019-03-19 | 放熱構造及び電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019051043A JP7334433B2 (ja) | 2019-03-19 | 2019-03-19 | 放熱構造及び電子部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020155521A JP2020155521A (ja) | 2020-09-24 |
JP7334433B2 true JP7334433B2 (ja) | 2023-08-29 |
Family
ID=72559731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019051043A Active JP7334433B2 (ja) | 2019-03-19 | 2019-03-19 | 放熱構造及び電子部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7334433B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN216488027U (zh) * | 2021-10-26 | 2022-05-10 | 北京比特大陆科技有限公司 | 芯片模组和电路板 |
TW202344580A (zh) | 2022-03-09 | 2023-11-16 | 日商東京應化工業股份有限公司 | 輻射薄片、放熱板、放熱裝置,及硬化性糊料 |
JP7469410B2 (ja) | 2022-09-09 | 2024-04-16 | Necプラットフォームズ株式会社 | 電子機器および電子機器の製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002076222A (ja) | 2000-08-24 | 2002-03-15 | Kyocera Corp | 半導体素子収納用パッケージ |
JP2002083909A (ja) | 2000-09-06 | 2002-03-22 | Toshiba Corp | モジュール型半導体装置および金属ベースの支持構造 |
JP2013098328A (ja) | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 半導体装置 |
WO2018079396A1 (ja) | 2016-10-31 | 2018-05-03 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61292944A (ja) * | 1985-06-20 | 1986-12-23 | Nec Corp | 集積回路パツケ−ジの液体冷却構造 |
-
2019
- 2019-03-19 JP JP2019051043A patent/JP7334433B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002076222A (ja) | 2000-08-24 | 2002-03-15 | Kyocera Corp | 半導体素子収納用パッケージ |
JP2002083909A (ja) | 2000-09-06 | 2002-03-22 | Toshiba Corp | モジュール型半導体装置および金属ベースの支持構造 |
JP2013098328A (ja) | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 半導体装置 |
WO2018079396A1 (ja) | 2016-10-31 | 2018-05-03 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020155521A (ja) | 2020-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7334433B2 (ja) | 放熱構造及び電子部品 | |
JP2902531B2 (ja) | 半導体装置の放熱装置 | |
JP5871076B2 (ja) | 半導体装置、半導体装置に対する放熱部材の取り付け方法及び半導体装置の製造方法 | |
US7606030B2 (en) | Heat dissipation device | |
JP3426368B2 (ja) | ヒートシンクの留め具 | |
JP4228753B2 (ja) | 電子制御装置 | |
US8648461B2 (en) | Semiconductor device | |
JP6683266B2 (ja) | 半導体装置 | |
US20110079902A1 (en) | Semiconductor device | |
US20100186939A1 (en) | Attaching structure of component for mounting heating element | |
US10541219B2 (en) | Semiconductor module, base plate of semiconductor module, and method of manufacturing semiconductor device | |
JP7238353B2 (ja) | 半導体モジュールおよびそれを用いた半導体装置 | |
US20120087137A1 (en) | Led package mount | |
JP5538195B2 (ja) | ファンユニットおよび電子機器 | |
JP7325316B2 (ja) | 半導体装置 | |
EP2940718B1 (en) | Assembly for cooling a power module | |
JP4821825B2 (ja) | ヒートシンクの取付構造 | |
JP7047721B2 (ja) | 半導体部品の放熱構造 | |
CN217957634U (zh) | 用于散热装置的连接结构、散热装置以及电子设备 | |
US20070086169A1 (en) | Fastening structure | |
JP2000174182A (ja) | ヒートシンク | |
US12125767B2 (en) | Clamping element and method for producing a power semiconductor device | |
CN117397022B (zh) | 用于制造功率半导体器件的夹持元件和方法 | |
JP2012222173A (ja) | 半導体装置 | |
JPH025578Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230131 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230331 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230718 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230731 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7334433 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |