JP7334066B2 - 加工装置 - Google Patents

加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7334066B2
JP7334066B2 JP2019099801A JP2019099801A JP7334066B2 JP 7334066 B2 JP7334066 B2 JP 7334066B2 JP 2019099801 A JP2019099801 A JP 2019099801A JP 2019099801 A JP2019099801 A JP 2019099801A JP 7334066 B2 JP7334066 B2 JP 7334066B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
unit
workpiece
holding table
axis direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019099801A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020194897A (ja
Inventor
拓人 上村
万平 田中
佑輔 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Corp filed Critical Disco Corp
Priority to JP2019099801A priority Critical patent/JP7334066B2/ja
Publication of JP2020194897A publication Critical patent/JP2020194897A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7334066B2 publication Critical patent/JP7334066B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、加工装置に関する。
被加工物を個々のデバイスに分割する加工装置として、被加工物を分割予定ラインに沿って切削ブレードで切削する切削装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。切削装置は、切削ブレードと分割予定ラインとの位置合わせを行うアライメントを遂行し、また加工結果を確認するために被加工物を撮像する撮像ユニットを備える。
特開2007-88361号公報
特許文献1等に記載された切削装置の撮像ユニットは、被加工物に対向する対物レンズを収容した筐体と、筐体の下方の開口を開閉する遮蔽機構とを備え、被加工物を撮像する際には、遮蔽機構の遮蔽部材が筐体の開口を開放し、撮像時以外は遮蔽部材が筐体の開口を塞いで、対物レンズを遮蔽して切削屑を含む切削水が対物レンズに付着するのを防止する。
しかしながら、特許文献1等に記載された切削装置の撮像ユニットは、遮蔽機構によって開口を開放した際に切削屑を含むミスト状の切削水が開口を通じて撮像ユニットの筐体内に入り込み、対物レンズに付着するおそれがある。
また、特許文献1等に記載された切削装置の撮像ユニットは、遮蔽機構の駆動源であるシリンダーの故障や、異物がピストンロッド等に堆積することで、遮蔽部材の開閉不良が生じるおそれもあり、特に、撮像時に開閉不良が生じると、撮像対象物である被加工物を撮像できなくなるおそれがある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮像時に撮像対象物を撮像することができる加工装置を提供することである。
本発明の加工装置は、被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルで保持された被加工物を加工する加工手段と、該保持テーブルで保持された被加工物を撮像する撮像ユニットと、を備えた加工装置であって、該撮像ユニットは、撮像対象物に対向する対物レンズを収容し撮像対象物に対面する底部に開口が形成された筐体と、該開口を覆う透明体からなる保護プレートと、該保護プレートに洗浄流体を供給する洗浄流体供給手段と、を備え、該加工手段は、切削ブレードを有し、該洗浄流体供給手段は、該保護プレートに洗浄水を供給する洗浄水供給ノズルと、保護プレートに乾燥エアーを供給するエアー供給ノズルと、を有したことを特徴とする。
本願発明は、撮像時に撮像対象物を撮像することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る加工装置である切削装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示された切削装置の加工対象の被加工物を示す斜視図である。 図3は、図1に示された切削装置の撮像ユニットを一部断面で示す側面図である。 図4は、図3に示された撮像ユニットを下方からみた平面図である。 図5は、図1に示された切削装置の切削中の撮像ユニットの要部の断面図である。 図6は、図1に示された切削装置の切削ユニットと撮像ユニットとの位置関係を示す一部断面で示す側面図である。 図7は、実施形態1の変形例に係る加工装置である切削装置の切削ユニットと撮像ユニットとの位置関係を一部断面で示す側面図である。 図8は、実施形態2に係る加工装置であるレーザ加工装置の構成例を示す斜視図である。 図9は、図8に示されたレーザ加工装置の撮像ユニットを一部断面で示す側面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る撮像ユニット及び加工装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る加工装置である切削装置の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示された切削装置の加工対象の被加工物を示す斜視図である。図3は、図1に示された切削装置の撮像ユニットを一部断面で示す側面図である。図4は、図3に示された撮像ユニットを下方からみた平面図である。図5は、図1に示された切削装置の切削中の撮像ユニットの要部の断面図である。図6は、図1に示された切削装置の切削ユニットと撮像ユニットとの位置関係を示す一部断面で示す側面図である。
(被加工物)
実施形態1に係る図1に示す加工装置である切削装置1は、図2に示す撮像対象物である被加工物200を切削ブレード21で切削加工して、個々のデバイス204に分割する装置である。実施形態1では、被加工物200は、シリコン、サファイア、ガリウムなどを基板201とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハ等のウエーハである。被加工物200は、基板201の表面202に格子状に形成された複数の分割予定ライン203によって格子状に区画された領域にデバイス204が形成されている。
また、本発明の被加工物200は、中央部が薄化され、外周部に厚肉部が形成された所謂TAIKO(登録商標)ウエーハでもよく、ウエーハの他に、樹脂により封止されたデバイスを複数有した矩形状のパッケージ基板、デバイス204及び分割予定ライン203が設定されていないセラミックス基板、フェライト基板、ガラス板又はニッケル及び鉄の少なくとも一方を含む基板等でも良い。実施形態1において、被加工物200は、裏面205に外周縁に環状フレーム210が装着された粘着テープ211が貼着されて、環状フレーム210に支持されている。
(切削装置)
実施形態1に係る加工装置である切削装置1は、図1に示すように、被加工物200を保持面11で吸引保持する保持テーブル10と、保持テーブル10で保持された被加工物200をスピンドル22に装着した切削ブレード21で切削加工(加工に相当)する加工手段である切削ユニット20と、保持テーブル10で保持された被加工物200を撮像する撮像ユニット30と、保持テーブル10と切削ユニット20とを相対的に移動させる移動手段である移動ユニット40と、各構成要素を制御する制御手段である制御ユニット100とを少なくとも有する。
移動ユニット40は、保持テーブル10を鉛直方向と平行なZ軸方向と平行な軸心回りに回転する回転駆動源41と、保持テーブル10を水平方向と平行なX軸方向に加工送りするX軸移動ユニット42と、切削ユニット20を水平方向と平行でかつX軸方向に直交するY軸方向に割り出し送りするY軸移動ユニット43と、切削ユニット20をZ軸方向に切り込み送りするZ軸移動ユニット44とを少なくとも備える。
保持テーブル10は、被加工物200を保持する保持面11がポーラスセラミック等から形成された円盤形状である。また、保持テーブル10は、X軸移動ユニット42によりX軸方向に移動自在で回転駆動源41によりZ軸方向と平行な軸心回りに回転自在に設けられている。保持テーブル10は、ポーラスセラミック等から形成された保持面11が図示しない真空吸引源と接続されている。保持テーブル10は、保持面11に環状フレーム210に一体となった被加工物200が粘着テープ211を介して載置され、保持面11が真空吸引源により吸引されることで、環状フレーム210に一体となった被加工物200を吸引保持する。また、保持テーブル10は、図1では省略されているが、保持面11の周りに環状フレーム210をクランプするクランプ部12を備える。
切削ユニット20は、保持テーブル10に保持された被加工物200を切削する切削ブレード21を回転可能に装着したユニットである。切削ユニット20は、切削ブレード21と、切削ブレード21が装着されるスピンドル22と、スピンドル22を回転自在に支持しY軸移動ユニット43によりY軸方向に移動自在に設けられかつZ軸移動ユニット44によりZ軸方向に移動自在に設けられたスピンドルハウジング23と、切削ブレード21に切削水を供給する切削水ノズル24とを備えるものである。切削ユニット20は、それぞれ、保持テーブル10に保持された被加工物200に対して、Y軸移動ユニット43によりY軸方向に移動自在に設けられ、かつ、Z軸移動ユニット44によりZ軸方向に移動自在に設けられている。
切削ユニット20は、Y軸移動ユニット43及びZ軸移動ユニット44により、保持テーブル10の保持面11の任意の位置に切削ブレード21を位置付け可能となっている。切削ブレード21は、略リング形状を有する極薄の切削砥石である。スピンドル22は、切削ブレード21を回転させることで被加工物200を切削する。スピンドルハウジング23は、スピンドル22を軸心回りに回転自在に収容している。切削ユニット20は、スピンドル22に切削ブレード21を装着することにより、切削ブレード21を回転可能に保持する。切削ユニット20のスピンドル22及び切削ブレード21の軸心は、Y軸方向と平行に設定されている。
撮像ユニット30は、切削ユニット20と一体的に移動するように、切削ユニット20に固定されている。実施形態1では、撮像ユニット30は、切削ユニット20とX軸方向に並ぶ位置に配置されている。撮像ユニット30は、図3に示すように、保持テーブル10に保持された被加工物200に対向する対物レンズ31を収容し、被加工物200に対面する底部32に開口33が形成された筐体34と、開口33を覆う透明な透明体からなる平板状の保護プレート35と、撮像装置36と、保護プレート35の被加工物200と対面する下面37に洗浄流体である洗浄水300(図4に示す)及び乾燥エアー400を供給する洗浄流体供給手段70と、を備える。
筐体34は、対物レンズ31を下端部内に収容している。実施形態1では、筐体34は、四角筒状に形成され、切削ユニット20のスピンドルハウジング23等に取り付けられている。開口33は、筐体34の底部32を貫通し、実施形態1では、図4に示すように、円形に形成され底部32の中央に設けられている。
保護プレート35の平面形は、筐体34の底部32と同形状の四角形に形成されている。保護プレート35は、筐体34の底部32の下面37に固定されている。実施形態1では、保護プレート35は、接着剤80により底部32の下面37に固定されて、開口33を密封して、開口33からの筐体34内への切削屑と切削水等からなるミストの浸入を抑制する。また、本発明では、保護プレート35は、両面テープにより底部32の下面37に固定されても良い。さらに、保護プレート35は、パッキン等で防水した上で底部32の下面37にネジ固定されても良い。保護プレート35を構成する透明体は、例えば、ガラス、又はアクリル樹脂等の合成樹脂である。また、保護プレート35は、下面37に撥水コーティング又は汚汚コーティングが施されるのが望ましい。
撮像装置36は、筐体34の上端部に取り付けられ、対物レンズ31、開口33及び保護プレート35を通して保持テーブル10に保持された切削前の被加工物200の分割すべき領域を撮影するものである。撮像装置36は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)撮像素子又はCMOS(Complementary MOS)撮像素子を含む。撮像装置36は、保持テーブル10に保持された被加工物200を撮影して、被加工物200と切削ブレード21との位置合わせを行なうアライメントを遂行するため等の画像を得、得た画像を制御ユニット100に出力する。
また、筐体34は、対物レンズ31、開口33及び保護プレート35を通して保持テーブル10に保持された被加工物200を照明するための光を発する光源38と、光源38が発した光を対物レンズ31に向かって反射し、撮像ユニット30が対物レンズ31等を通して保持テーブル10上の被加工物200を撮像することを許容するハーフミラー39とを収容している。実施形態1では、光源38は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子であるが、本発明では、LED等の発光素子が発した光を伝搬する光ファイバでも良い。
洗浄流体供給手段70は、図4に示すように、保護プレート35の下面37に洗浄水300と、乾燥エアー400とを供給するものである。洗浄流体供給手段70は、洗浄水供給ノズル71と、エアー供給ノズル73と、洗浄水供給ノズル71に洗浄水300を供給する洗浄水供給源72と、エアー供給ノズル73に乾燥エアー400を供給するエアー供給源74とを備えている。また、洗浄流体供給手段70は、洗浄水供給ノズル71と洗浄水供給源72とを連結する洗浄水用配管75と、エアー供給ノズル73とエアー供給源74とを連結するエアー用配管76と、洗浄水用配管75に設けられた開閉弁77と、エアー用配管76に設けられた開閉弁78とを備える。
洗浄水供給ノズル71は、図5に示すように、保護プレート35の下面37に洗浄水300を供給するものである。本発明では、洗浄水供給ノズル71は、保護プレート35の下面37のうち少なくとも開口33を塞ぐ部分(図4中の一対の破線間の部分)に洗浄水300からなる水膜301を構成するように噴射方向、供給水量、水圧等が調整されて洗浄水300を供給するのが望ましい。洗浄水供給ノズル71は、図6に示すように、切削ユニット20の切削中にY軸方向に沿って切削ブレード21から離れる方向に洗浄水300を保護プレート35の下面37に供給する。このために、洗浄水供給ノズル71は、切削ブレード21の回転による切削ブレード21の切刃の下端からの切削水の流れ500の方向に対して、直交する方向に沿って洗浄水300を保護プレート35の下面37に供給する。
エアー供給ノズル73は、図5に示すように、保護プレート35の下面37に乾燥エアー400を供給するものである。本発明では、エアー供給ノズル73は、保護プレート35の下面37のうち少なくとも開口33を塞ぐ部分(図4中の一対の一点鎖線間の部分)に乾燥エアー400を供給する。エアー供給ノズル73は、撮像ユニット30の被加工物200の撮像中に乾燥エアー400を保護プレート35の下面37に供給する。実施形態1では、図4に示すように、洗浄水供給ノズル71の洗浄水300の噴射方向とエアー供給ノズル73の乾燥エアー400の噴射方向とが互いに交差している。
X軸移動ユニット42は、保持テーブル10をX軸方向に移動させることで、保持テーブル10と切削ユニット20とを相対的にX軸方向に沿って加工送りするものである。Y軸移動ユニット43は、切削ユニット20を割り出し送り方向であるY軸方向に移動させることで、保持テーブル10と切削ユニット20とを相対的にY軸方向に沿って割り出し送りするものである。Z軸移動ユニット44は、切削ユニット20を切り込み送り方向であるZ軸方向に移動させることで、保持テーブル10と切削ユニット20とを相対的にZ軸方向に沿って切り込み送りするものである。
X軸移動ユニット42、Y軸移動ユニット43及びZ軸移動ユニット44は、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ、ボールねじを軸心回りに回転させる周知のモータ及び保持テーブル10又は切削ユニット20をX軸方向、Y軸方向又はZ軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレールを備える。
また、切削装置1は、保持テーブル10のX軸方向の位置を検出するため図示しないX軸方向位置検出ユニットと、切削ユニット20のY軸方向の位置を検出するための図示しないY軸方向位置検出ユニットと、切削ユニット20のZ軸方向の位置を検出するためのZ軸方向位置検出ユニットとを備える。X軸方向位置検出ユニット及びY軸方向位置検出ユニットは、X軸方向、又はY軸方向と平行なリニアスケールと、読み取りヘッドとにより構成することができる。Z軸方向位置検出ユニットは、モータのパルスで切削ユニット20のZ軸方向の位置を検出する。X軸方向位置検出ユニット、Y軸方向位置検出ユニット及びZ軸方向位置検出ユニットは、保持テーブル10のX軸方向、切削ユニット20のY軸方向又はZ軸方向の位置を制御ユニット100に出力する。
また、切削装置1は、切削前後の被加工物200を収容するカセット51が載置されかつカセット51をZ軸方向に移動させるカセットエレベータ50と、切削後の被加工物200を洗浄する洗浄ユニット60と、被加工物200をカセット51と保持テーブル10と洗浄ユニット60との間で搬送する図示しない搬送ユニットとを備える。
制御ユニット100は、切削装置1の上述した構成要素をそれぞれ制御して、被加工物200に対する加工動作を切削装置1に実施させるものである。なお、制御ユニット100は、コンピュータである。制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有する。制御ユニット100の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、切削装置1を制御するための制御信号を、入出力インターフェース装置を介して切削装置1の上述した構成要素に出力する。
また、制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される図示しない表示ユニット及びオペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる図示しない入力ユニットと接続されている。入力ユニットは、表示ユニットに設けられたタッチパネルと、キーボード等の外部入力装置とのうち少なくとも一つにより構成される。
前述した構成の切削装置1は、オペレータが加工条件を制御ユニット100に登録し、被加工物200を収容したカセット51をカセットエレベータ50に設置し、オペレータから加工動作の開始指示があった場合に、加工動作を開始する。加工動作では、切削装置1は、搬送ユニットに切削前の被加工物200をカセット51から1枚取り出させて保持テーブル10に載置させ、保持テーブル10の保持面11に被加工物200を粘着テープ211を介して吸引保持するとともにクランプ部12で環状フレーム210をクランプする。加工動作では、切削装置1は、保持テーブル10をX軸方向に沿って撮像ユニット30の下方まで移動させ、撮像ユニット30に被加工物200を撮像させて、アライメントを遂行する。切削装置1は、撮像ユニット30で被加工物200を撮像する際に、開閉弁77を閉じて洗浄水供給ノズル71からの洗浄水300の供給を停止し、開閉弁78を開いて乾燥エアー400をエアー供給ノズル73から保護プレート35の下面37に供給する。
加工動作では、切削装置1は、分割予定ライン203に沿って被加工物200と切削ブレード21とを相対的に移動させながら切削ブレード21を粘着テープ211に到達するまで各分割予定ライン203に切り込ませて、各分割予定ライン203を切削する。切削装置1は、全ての分割予定ライン203を切削すると、保持テーブル10を切削ユニット20の下方から退避した後、保持テーブル10の吸引保持及び環状フレーム210のクランプを解除する。
制御ユニット100は、搬送ユニットに切削後の被加工物200を洗浄ユニット60に搬送させ、洗浄ユニット60で洗浄した後、カセット51に収容する。制御ユニット100は、カセット51に収容されたすべての被加工物200を順に切削加工する。制御ユニット100は、カセット51に収容されたすべての被加工物200を切削加工すると、加工動作を終了する。なお、切削装置1は、撮像ユニット30の被加工物200の非撮像時、特に、被加工物200の切削加工中、開閉弁78を閉じてエアー供給ノズル73からの乾燥エアー400の供給を停止し、開閉弁77を開いて洗浄水300をエアー供給ノズル73から保護プレート35の下面37に供給する。
以上説明したように、実施形態1に係る撮像ユニット30は、対物レンズ31を収容した筐体34の底部32の開口33が透明体からなる保護プレート35で覆われているために、切削屑を含んだ切削水がミスト状になっても開口33を通して筐体34内に入り込むことを抑制でき、対物レンズ31に切削水が付着することを抑制できる。
また、撮像ユニット30は、保護プレート35の下面37に洗浄水300及び乾燥エアー400を供給する洗浄流体供給手段70を備えているので、切削加工中に洗浄水300を供給して保護プレート35の下面37へのミストの付着を抑制でき、被加工物200の撮像時に乾燥エアー400を供給して保護プレート35の下面37から洗浄水300及び切削水を除去でき、被加工物200を撮像することができる。
また、撮像ユニット30は、被加工物200の非撮像時に洗浄水300を保護プレート35の下面37に供給するので、保護プレート35の下面37に切削屑を含む切削水が付着することを抑制できる。
また、撮像ユニット30は、筐体34の開口33を開閉する遮蔽部材を移動させるエアーシリンダ等の駆動源を備えていないので、開閉不良を抑制することができる。
その結果、撮像ユニット30は、切削水の対物レンズ31への付着を抑制しながらも撮像時に被加工物200を撮像することができる。
また、切削装置1は、前述した撮像ユニット30を備えるので、切削水の対物レンズ31への付着を抑制しながらも撮像時に被加工物200を撮像することができる。
〔変形例〕
本発明の実施形態1の変形例に係る撮像ユニット及び加工装置を図面に基づいて説明する。図7は、実施形態1の変形例に係る加工装置である切削装置の切削ユニットと撮像ユニットとの位置関係を一部断面で示す側面図である。なお、図7は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態1の変形例に係る撮像ユニット30及び切削装置1は、洗浄水供給ノズル71が、図7に示すように、切削ブレード21の回転による切削ブレード21の切刃の下端からの切削水の流れ500の方向と平行に、切削ユニット20の切削中にX軸方向に沿って洗浄水300を保護プレート35の下面37に供給すること以外実施形態1と同じである。また、変形例に係る撮像ユニット30及び切削装置1は、洗浄水供給ノズル71は、切削ブレード21の回転による切削ブレード21の切刃の下端からの切削水の流れ500の方向の上流側から下流側に向けて洗浄水300を保護プレート35の下面37に供給する。
変形例に係る撮像ユニット30は、対物レンズ31を収容した筐体34の底部32の開口33が透明体からなる保護プレート35で覆われ、保護プレート35の下面37に洗浄流体 を供給する洗浄流体供給手段70を備えているので、切削水の対物レンズ31への付着を抑制しながらも撮像時に被加工物200を撮像することができる。
また、変形例に係る撮像ユニット30は、洗浄水供給ノズル71が、切削ブレード21の回転による切削ブレード21の切刃の下端からの切削水の流れ500の方向の上流側から下流側に向けて洗浄水300を保護プレート35の下面37に供給するので、切削屑を含む切削水が保護プレート35の下面37に付着することを抑制することができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係る撮像ユニット及び加工装置を図面に基づいて説明する。図8は、実施形態2に係る加工装置であるレーザ加工装置の構成例を示す斜視図である。図9は、図8に示されたレーザ加工装置の撮像ユニットを一部断面で示す側面図である。なお、図8及び図9は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係る加工装置であるレーザ加工装置1-2は、被加工物200の分割予定ライン203に対してパルス状のレーザビーム25を照射し、被加工物200をレーザ加工(加工に相当)する装置である。
レーザ加工装置1-2は、図1に示すように、保持テーブル10と、保持テーブル10で保持された被加工物200をレーザ加工する加工手段であるレーザビーム照射ユニット20-2と、撮像ユニット30-2と、移動ユニット40と、制御ユニット100とを備える。
レーザビーム照射ユニット20-2は、保持テーブル10に保持された被加工物200に対してパルス状のレーザビーム25を照射するユニットである。レーザビーム照射ユニット20-2は、被加工物200を加工するためのレーザビーム25を発振するレーザ発振器26と、レーザ発振器26が発振したレーザビーム25を保持テーブル10の保持面11に保持した被加工物200に向けて反射するミラー27と、ミラー27により反射されたレーザビーム25を被加工物200に対して集光させる集光器である集光レンズ28とを含む。レーザビーム照射ユニット20-2が照射するレーザビーム25は、被加工物200に対して透過性を有する波長でも良く、被加工物200に対して吸収性を有する波長でも良い。
実施形態2に係るレーザ加工装置1-2の移動ユニット40の回転駆動源41は、移動プレート14上に配置され、X軸移動ユニット42は、保持テーブル10をX軸方向に移動させ、Y軸移動ユニット43は、保持テーブル10をY軸方向に移動させ、Z軸移動ユニット44は、レーザビーム照射ユニット20-2をZ軸方向に移動させる。
実施形態2では、X軸移動ユニット42及びY軸移動ユニット43は、レーザ加工装置1-2の装置本体2上に設置され、移動プレート14をX軸方向に移動自在に支持しているとともに、Y軸方向に移動自在に支持している。Z軸移動ユニット44は、装置本体2から立設した柱3に設置され、レーザビーム照射ユニット20-2をZ軸方向に移動自在に支持している。
また、レーザ加工装置1-2のY軸方向位置検出ユニットは、保持テーブル10のY軸方向の位置を検出し、Z軸方向位置検出ユニットは、レーザビーム照射ユニット20-2のZ軸方向の位置を検出する。
実施形態2に係るレーザ加工装置1-2の撮像ユニット30-2は、レーザビーム照射ユニット20-2に取り付けられている。撮像ユニット30-2は、洗浄流体供給手段70-2が、洗浄水供給ノズル71、洗浄水供給源72、洗浄水用配管75及び開閉弁77を備えずに、エアー供給ノズル73、エアー供給源74、エアー用配管76及び開閉弁78を備えていること以外、実施形態1に係る撮像ユニット30と同じである。エアー供給ノズル73は、撮像ユニット30の被加工物200の撮像時に洗浄流体である乾燥エアー400を保護プレート35の下面37に供給する。
また、実施形態2に係るレーザ加工装置1-2は、カセットエレベータ50、洗浄ユニット60及び搬送ユニットを備えていない。
前述した構成のレーザ加工装置1-2は、オペレータが加工条件を制御ユニット100に登録し、被加工物200を粘着テープ211を介して保持テーブル10の保持面11に載置し、オペレータから加工動作の開始指示があった場合に、加工動作を開始する。加工動作では、レーザ加工装置1-2は、保持テーブル10の保持面11に被加工物200を粘着テープ211を介して吸引保持し、クランプ部12で環状フレーム210をクランプする。加工動作では、レーザ加工装置1-2は、保持テーブル10をX軸方向に沿って撮像ユニット30-2の下方まで移動させ、撮像ユニット30-2に被加工物200を撮像させて、アライメントを遂行する。レーザ加工装置1-2は、撮像ユニット30-2で被加工物200を撮像する際に、開閉弁78を開いて乾燥エアー400をエアー供給ノズル73から保護プレート35の下面37に供給する。
加工動作では、レーザ加工装置1-2は、分割予定ライン203に沿って被加工物200とレーザビーム照射ユニット20-2とを相対的に移動させながらレーザビーム照射ユニット20-2からレーザビーム25を各分割予定ライン203に照射して、各分割予定ライン203をレーザ加工する。レーザ加工装置1-2は、全ての分割予定ライン203をレーザ加工すると、保持テーブル10をレーザビーム照射ユニット20-2の下方から退避した後、保持テーブル10の吸引保持を解除するとともに、クランプ部12の環状フレーム210のクランプを解除して、加工動作を終了する。
実施形態2に係るレーザ加工装置1-2は、対物レンズ31を収容した筐体34の底部32の開口33が透明体からなる保護プレート35で覆われ、保護プレート35の下面37に乾燥エアー400を供給する洗浄流体供給手段70を備えているので、撮像時に被加工物200を撮像することができる。
なお、本発明は、上記実施形態等に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 切削装置(加工装置)
1-2 レーザ加工装置(加工装置)
10 保持テーブル
20 切削ユニット(加工手段)
20-2 レーザビーム照射ユニット(加工手段)
21 切削ブレード
25 レーザビーム
26 レーザ発振器
28 集光レンズ(集光器)
30 撮像ユニット
31 対物レンズ
32 底部
33 開口
34 筐体
35 保護プレート
70 洗浄流体供給手段
71 洗浄水供給ノズル
73 エアー供給ノズル
200 被加工物(撮像対象物)
300 洗浄水(洗浄流体)
400 乾燥エアー(洗浄流体)

Claims (1)

  1. 被加工物を保持する保持テーブルと、該保持テーブルで保持された被加工物を加工する加工手段と、該保持テーブルで保持された被加工物を撮像する撮像ユニットと、を備えた加工装置であって、
    該撮像ユニットは、
    撮像対象物に対向する対物レンズを収容し撮像対象物に対面する底部に開口が形成された筐体と、
    該開口を覆う透明体からなる保護プレートと、
    該保護プレートに洗浄流体を供給する洗浄流体供給手段と、を備え
    該加工手段は、切削ブレードを有し、
    該洗浄流体供給手段は、該保護プレートに洗浄水を供給する洗浄水供給ノズルと、
    該保護プレートに乾燥エアーを供給するエアー供給ノズルと、を有した加工装置。
JP2019099801A 2019-05-28 2019-05-28 加工装置 Active JP7334066B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019099801A JP7334066B2 (ja) 2019-05-28 2019-05-28 加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019099801A JP7334066B2 (ja) 2019-05-28 2019-05-28 加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020194897A JP2020194897A (ja) 2020-12-03
JP7334066B2 true JP7334066B2 (ja) 2023-08-28

Family

ID=73545935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019099801A Active JP7334066B2 (ja) 2019-05-28 2019-05-28 加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7334066B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000173953A (ja) 1998-12-09 2000-06-23 Taiyo Yuden Co Ltd ダイシング装置
JP2000252240A (ja) 1999-03-03 2000-09-14 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
JP2008262983A (ja) 2007-04-10 2008-10-30 Disco Abrasive Syst Ltd ダイシング方法
JP2010027968A (ja) 2008-07-23 2010-02-04 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
JP2012256796A (ja) 2011-06-10 2012-12-27 Disco Abrasive Syst Ltd 分割予定ライン検出方法
JP2016009751A (ja) 2014-06-24 2016-01-18 株式会社東京精密 ダイシング装置及びダイシング方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000173953A (ja) 1998-12-09 2000-06-23 Taiyo Yuden Co Ltd ダイシング装置
JP2000252240A (ja) 1999-03-03 2000-09-14 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
JP2008262983A (ja) 2007-04-10 2008-10-30 Disco Abrasive Syst Ltd ダイシング方法
JP2010027968A (ja) 2008-07-23 2010-02-04 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
JP2012256796A (ja) 2011-06-10 2012-12-27 Disco Abrasive Syst Ltd 分割予定ライン検出方法
JP2016009751A (ja) 2014-06-24 2016-01-18 株式会社東京精密 ダイシング装置及びダイシング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020194897A (ja) 2020-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6465722B2 (ja) 加工装置
JP2019012795A (ja) レーザー加工装置及びレーザー加工方法
JP7217165B2 (ja) チャックテーブル及び検査装置
JP6415292B2 (ja) 切削装置
TWI768172B (zh) 切割裝置
JP7334066B2 (ja) 加工装置
JP5936845B2 (ja) 切削装置
JP2021044480A (ja) 加工装置
JP2014203832A (ja) ダイシングテープ、及び、切削溝の検出方法
TW202131403A (zh) 被加工物的加工方法
JP5975767B2 (ja) 加工装置
JP7344655B2 (ja) 処理装置
JP2023085921A (ja) 切削装置
JP7358014B2 (ja) 加工装置
JP7465670B2 (ja) 保持テーブル機構及び加工装置
JP7458807B2 (ja) 切削装置
US20230115824A1 (en) Processing apparatus
JP2023144699A (ja) 紫外線ビーム加工装置
JP2021112780A (ja) 加工装置
JP7382794B2 (ja) 切削装置
JP7345970B2 (ja) 被加工物の検査方法及びレーザー加工装置
JP2023039837A (ja) 被加工物の切削方法
JP7062446B2 (ja) 切削装置の搬送機構
JP2011047997A (ja) 撮像装置
JP2022105448A (ja) 検査装置、及び加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7334066

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150