JP7333555B2 - 接続継手及び接続継手を用いた排水配管の補修方法 - Google Patents
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Description
上記槽体内に吐出された湯水は第一の排水口へと流入し、第一の排水流路を通じて下水側へ排出される。一方、槽体内に湯水が貯留されると、余剰水がオーバーフロー部材へと流入し、第二の排水流路を通じて第一の排水流路と合流した後、下水側へと排出されることで槽体から湯水が溢れないように構成されている。
ここで、一般的に槽体の底面に形成された開口は円形であり、その径はある程度共通化されている。従って、排水口周縁の補修を行う場合において、槽体底面に取り付けられた排水トラップ等の排水配管を取り換えることは比較的容易である。一方、槽体の側面に形成された開口は、矩形や楕円形等、槽体毎に大きく形状が相違し、専用の形状を有するオーバーフロー部材等の排水配管が取り付けられている場合が多い。そのため、オーバーフロー部材は取り換えるための新規な部材を用意しておくことが難しい。又、オーバーフロー部材及び連結管は槽体の裏面等の狭い隙間に配置されていることが多く、取り換えの作業を行うことが困難であった。
しかし、上記理由よりオーバーフロー部材及び連結管については既設の排水配管を利用し、その他の排水配管を取り換えることによって補修を行うと、合流部が補修前の排水配管と異なる位置に配置された場合に連結管が取り換えられた排水配管の合流部に接続ができないという問題があった。尚、連結管が可撓性を有する場合、ある程度位置の調整を行うことも可能であるが、内部に蓄積された汚れや経年劣化によって連結管が硬化している場合があり、連結管の長さが足りている場合であっても、排水配管の合流部に接続することが困難な場合があった。
前記第一の排水口から連続する第一の排水流路と、
前記第二の排水口から連続し、前記第一の排水流路に形成された合流部へと合流される第二の排水流路を備える排水配管の補修に使用される接続継手であって、
少なくとも前記第二の排水流路の一部は既設の排水配管が使用され、
前記接続継手は可撓性を有し、一端が前記合流部に接続されるとともに、他端が前記既設の排水配管に接続されることを特徴とする接続継手である。
前記既設の排水配管と交換された排水配管に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の接続継手である。
前記合流部は前記排水トラップの上流側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の接続継手である。
前記第一の排水口から連続する第一の排水流路と、
前記第二の排水口から連続し、前記第一の排水流路に形成された合流部へと合流される第二の排水流路を備える排水配管の補修に使用される接続継手を用いた排水配管の補修方法であって、
少なくとも前記第二の排水流路の一部は既設の排水配管が使用され、
前記既設の排水配管と前記合流部の接続を解除した後、
前記接続継手の一端を前記合流部に接続するとともに、他端を前記既設の排水配管に接続することを特徴とする接続継手を用いた排水配管の補修方法である。
当該取り替えた新規の排水配管の合流部に前記接続継手の一端を接続する工程を有することを特徴とする請求項7に記載の排水配管の補修方法である。
槽体B1は流し台であって、底面に形成された第一の排水口H1と、側面に形成された第二の排水口H2を有している。
第一の排水口H1は槽体B1の底面に形成された開口に排水トラップ3が取り付けられることによって形成された排水口である。排水トラップ3は内部に封水を形成し、下流側からの臭気や害虫の逆流を防ぐ部材であり、その下端には直管100が接続されているとともに、側面に形成された合流部81には連結管5が接続されている。
第二の排水口H2は槽体B1の側面に形成された開口にオーバーフロー部材4が取り付けられることによって形成されたオーバーフロー排水口であり、当該オーバーフロー部材4には連結管5が接続されている。尚、図示を省略するが、槽体B1の側面に形成された開口は、正面視において非円形形状を成し、取り付けられるオーバーフロー部材4は槽体B1にのみ使用される専用部材である。
次に、槽体B1に対して排水口部材1、エルボ管2、枝管部材8、排水トラップ13を接続する。この時、エルボ管2の横管部及び縦管部、及び直管100を適宜切断するとともに、各部材の接続箇所を回転させることによって、排水トラップ13が直管100に接続できるように高さや位置合わせを行う。
次に、接続継手9に対し、ホース91の長さを適宜切断して長さを調整した後、ホース91の両端にソケット92a、ソケット92b、ナット部材17を取り付ける。そして、ソケット92aと既設の連結管5の端部に取り付けられたナット部材7を螺合させるとともに、ソケット92bと合流部181を螺合させることによって、既設の連結管5と合流部181を接続継手9を介して接続する。
最後に、固定部93にヒモ等の支持部材の一端を取り付け、槽体B1裏面に取り付けたフック120に支持部材の他端を取り付けることによって、連結管5又は接続継手9内部が逆勾配とならないように接続継手9を固定する。
従って、槽体B1内に排出された湯水は第一の排水口H1に流入し、エルボ管2、枝管部材8、排水トラップ13、直管100を通って下水側へと排出される。一方、第一の排水口H1に厨芥が詰まった場合や、栓蓋(図示せず)によって第一の排水口H1が閉塞されると、槽体B1内に湯水が貯留され、水位が上昇する。この時、水位がオーバーフロー部材4の下端よりも高くなると、余剰水が第二の排水口H2へと流入し、オーバーフロー部材4及び連結管5を通じて排水され、合流部181において第一の排水流路P1と合流する。
第一の排水口H1は槽体B1の底面に形成された開口に排水トラップ3が取り付けられることによって形成された排水口である。排水トラップ3は内部に封水を形成し、下流側からの臭気や害虫の逆流を防ぐ部材であり、その下端には直管100が接続されているとともに、側面に形成された合流部81には連結管5が接続されている。
第二の排水口H2は槽体B3の底面に形成された開口に排水口部材11が取り付けられることによって形成された排水口であり、当該排水口部材11には可撓性を有するホース管である連結管5が接続されている。
次に、槽体B2に対して排水口部材1、エルボ管2、枝管部材8、排水トラップ13を接続する。この時、エルボ管2の横管部及び縦管部、及び直管100を適宜切断するとともに、各部材の接続箇所を回転させることによって、排水トラップ13が直管100に接続できるように高さや位置合わせを行う。
次に、接続継手9に対し、ホース91の長さを適宜切断して長さを調整した後、ホース91の両端にソケット92a、ソケット92b、ナット部材17を取り付ける。そして、ソケット92aと既設の連結管5の端部に取り付けられたナット部材7を螺合させるとともに、ソケット92bと合流部181を螺合させることによって、既設の連結管5と合流部181を接続する。
最後に、固定部93にヒモ等の支持部材の一端を取り付け、槽体B1裏面に取り付けたフック120に支持部材の他端を取り付けることによって、連結管5又は接続継手9内部が逆勾配とならないように接続継手9を固定する。
従って、槽体B2内に排出された湯水は第一の排水口H1に流入し、エルボ管2、枝管部材8、排水トラップ13、直管100を通って下水側へと排出される。一方、槽体B3内に排出された湯水は第二の排水口H2へと流入し、排水口部材11及び連結管5を通じて排水され、合流部181において第一の排水流路P1と合流する。
例えば、槽体は流し台に限るものではなく、洗面台や浴槽であっても良い。
又、接続継手9は可撓性を有するホース管であったが、硬質の直管等を使用しても良い。この場合においても、作業者は現場において適宜接続継手の長さを調節し、合流部と既設の排水配管を接続することが可能となる。
H1 第一の排水口
H2 第二の排水口
P1 第一の排水流路
P2 第二の排水流路
1、11 排水口部材
2 エルボ管
3、13 排水トラップ
4 オーバーフロー部材
5 連結管
6 ソケット
7、17 ナット部材
8 枝管部材
81、181 合流部
9 接続継手
91 ホース
92a、92b ソケット
93 固定部
100 直管
120 フック
Claims (8)
- 第一の排水口及び第二の排水口を有する槽体と、
前記第一の排水口から連続する第一の排水流路と、
前記第二の排水口から連続し、前記第一の排水流路に形成された合流部へと合流される第二の排水流路を備える排水配管の補修に使用される接続継手であって、
少なくとも前記第二の排水流路の一部は既設の排水配管が使用され、
前記接続継手は可撓性を有し、一端が前記合流部に接続されるとともに、他端が前記既設の排水配管に接続されることを特徴とする接続継手。 - 前記第二の排水口が、前記槽体の側面に形成されたオーバーフロー排水口であることを特徴とする請求項1に記載の接続継手。
- 前記第二の排水口が、他の槽体に形成された排水口であることを特徴とする請求項1に記載の接続継手。
- 前記合流部は、
前記既設の排水配管と交換された排水配管に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の接続継手。 - 前記接続継手は前記合流部と前記既設の排水配管に接続された状態で、別の箇所に固定される固定部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の接続継手。
- 前記排水流路は、内部に封水を貯留する排水トラップを備えるとともに、
前記合流部は前記排水トラップの上流側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の接続継手。 - 第一の排水口及び第二の排水口を有する槽体と、
前記第一の排水口から連続する第一の排水流路と、
前記第二の排水口から連続し、前記第一の排水流路に形成された合流部へと合流される第二の排水流路を備える排水配管の補修に使用される接続継手を用いた排水配管の補修方法であって、
少なくとも前記第二の排水流路の一部は既設の排水配管が使用され、
前記既設の排水配管と前記合流部の接続を解除した後、
前記接続継手の一端を前記合流部に接続するとともに、他端を前記既設の排水配管に接続することを特徴とする接続継手を用いた排水配管の補修方法。 - 少なくとも前記合流部を有する前記既設の排水配管を取り換える工程と、
当該取り替えた新規の排水配管の合流部に前記接続継手の一端を接続する工程を有することを特徴とする請求項7に記載の排水配管の補修方法。
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JP2019107286A JP7333555B2 (ja) | 2019-06-07 | 2019-06-07 | 接続継手及び接続継手を用いた排水配管の補修方法 |
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JP2020200624A JP2020200624A (ja) | 2020-12-17 |
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JPS5153869Y2 (ja) * | 1973-01-29 | 1976-12-23 | ||
JPS5641773U (ja) * | 1979-09-06 | 1981-04-17 | ||
JPS6238976U (ja) * | 1985-08-27 | 1987-03-07 |
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