JP7333243B2 - 溶接速度算出システム、溶接速度算出方法及び溶接速度算出装置 - Google Patents

溶接速度算出システム、溶接速度算出方法及び溶接速度算出装置 Download PDF

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Description

本発明は、溶接速度算出システム、溶接速度算出方法及び溶接速度算出装置に関する。
溶接とは、2つ以上の材料を近接させ、熱エネルギ等を加えてそれらの材料を局所的に溶かし又は混合することによって接合する作業である。金属の溶接においては、加えられた熱エネルギによって、溶接線付近の材質がもとの材質に比して変化する可能性があるため、入熱量の管理が重要になる。熱エネルギは、溶接トーチを介して材料に伝えられる。そこで、入熱量を管理するためには、溶接トーチの移動速度、すなわち、溶接速度を管理する必要がある。溶接速度を管理する先行技術として、特許文献1及び2が存在する。
特許文献1の溶接装置は、ある板材に対し、当該板材と直角以外の角度で交差する他の板材を溶接する。当該溶接装置は、想定される溶接線の延長線上において、2つのセンサ及び溶接トーチを所定の溶接速度で移動させる。2つのセンサは、溶接トーチよりも時間的に先に他の板材を検知する。当該板材が他の板材と直角以外の角度で交差していることに起因して、2つのセンサのそれぞれが他の板材を検知する時刻がずれる。当該溶接装置は、この時間のずれ及び所定の溶接速度に基づき、溶接開始点及び溶接終了点を求める。
特許文献2の溶接システムは、溶接トーチ上に配置されているポイントマーカ(赤外線LED)を複数のカメラで読み取ることによって、溶接トーチの3次元空間における溶接速度を算出する。
特許第5168250号明細書 特開2018-75636号公報
特許文献1の溶接装置は、直線上にセンサを一定区間ごとに配置する必要がある。すると、曲率を有する配管等の非平面構造物同士を溶接しなければならない場合、特許文献1の溶接装置を使用することはできなくなる。特許文献2の溶接システムは、作業台上で比較的小型の母材を溶接することを前提としており、大型鋼管等の溶接には向かない。
そこで、本発明は、センサ配置が限定される作業スペースにおいて、曲率を有する溶接線上の溶接速度を連続的に算出することを目的とする。
本発明の溶接速度算出システムは、作業員が把持する溶接トーチに付されたマーカに対して光を照射する光源、及び、前記マーカが反射した光を受光するカメラを有し、前記作業員が装着する撮像装置と、前記カメラが撮像した前記マーカの画像を使用して溶接トーチの溶接速度を算出する溶接速度算出装置と、を備え、前記マーカの所定期間における移動軌跡、及び、空間内のある点に固定されたランドマークの同期間における移動軌跡を表示すること、を特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、センサ配置が限定される作業スペースにおいて、曲率を有する溶接線上の溶接速度を連続的に算出することができる。
溶接速度算出装置の構成等を説明する図である。 溶接防護具を説明する図である。 溶接トーチを説明する図である。 平面画像を説明する図である。 奥行を説明する図である。 3次元空間の距離を説明する図である。 3次元空間内の配管を説明する図である。 溶接速度情報を説明する図である。 処理手順のフローチャートである。 溶接速度表示画面の一例である。 ある時刻における溶接トーチの様子を示す斜視図である。 他のある時刻における溶接トーチの様子を示す斜視図である。 赤外マーカの極座標値を説明する図である。 当たり角度情報を説明する図である。
以降、本発明を実施するための形態(以降“本実施形態”とも呼ぶ)を、図等を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態は、作業員が狭隘なスペースにおいて配管同士を溶接する例である。しかしながら、一般的に、奥行を有する溶接線に沿って溶接作業を行う場合に、本発明は適用可能である。
(溶接速度算出装置)
図1は、溶接速度算出装置1の構成等を説明する図である。溶接速度算出装置1は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置11、マウス、キーボード等の入力装置12、ディスプレイ等の出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15及び通信装置16を備える。これらは、バスで相互に接続されている。補助記憶装置15は、溶接速度情報31(詳細後記)を記憶している。
主記憶装置14における平面画像追跡部21、奥行算出部22、溶接速度算出部23、エネルギ量取得部24、同期処理部25、記録処理部26及び表示処理部27は、プログラムである。中央制御装置11は、これらのプログラムを補助記憶装置15から読み出し主記憶装置14にロードすることによって、それぞれのプログラムの機能(詳細後記)を実現する。
現場2において、作業員5は、同じ径及び同じ肉厚を有する配管6a及び配管6bを溶接している。作業員5は、右手に溶接トーチ3を把持し、頭部に溶接防護具4を装着している。作業員は、配管6aと配管6bとの間の僅かな隙間(“溶接線”と呼ぶ)に対して溶接トーチ3を接触させ、溶接線に沿って溶接トーチ3をゆっくり移動させる。溶接機7は、溶接トーチ3に対して電力を供給する。図示しないが、配管6a及び配管6bは、溶接機7と接地線(アース)で接続されている。
溶接速度算出装置1は、ネットワーク8を介して溶接防護具4及び溶接機7と接続されている。溶接速度算出装置1は、溶接防護具4に取り付けられたカメラ(詳細後記)が撮像した画像を、溶接防護具4からリアルタイムで取得する。溶接速度算出装置1は、溶接トーチ3に供給されている溶接電流、溶接電圧又は溶接電力の値を、溶接機7からリアルタイムで取得する。
(溶接防護具)
図2は、溶接防護具を説明する図である。溶接防護具4は、顔面形状又はヘルメット形状を有し、作業員5の頭部に固定される。図2は、溶接防護具4を外側(作業員5に対面する側)から見た正面図である。溶接防護具4は、観察窓41、赤外照明42及び赤外ステレオカメラ43を有する。観察窓41は、アーク光を十分遮断する半透明の素材で生成された覗き窓である。作業員5は、観察窓41を介して溶接線及び溶接トーチ3を視認する。赤外照明42は、赤外マーカ(詳細後記)に対して赤外線を発する光源である。赤外ステレオカメラ43は、赤外線を受光する2台の赤外カメラの集合体である。
前記では、溶接防護具4が赤外照明42及び赤外ステレオカメラ43を有する例を説明した。しかしながら、作業員5は、撮像装置を有さない溶接防護具4と、撮像装置とを別々に頭部に固定(装着)してもよい。ここでの撮像装置とは、少なくとも、赤外照明42及び赤外ステレオカメラ43を有する構成である。溶接速度算出装置1及び撮像装置は、溶接速度算出システムを構成する。
(溶接トーチ)
図3は、溶接トーチを説明する図である。溶接される配管6a及び配管6b(母材)の間の線45は、溶接線(これから溶接する線)である。作業員5は、溶接トーチ3を右手で把持し、溶接トーチ3の先端を溶接線45に接触させながら、左から右の方向に移動させる。溶接線45のうち溶接トーチ3が通過した箇所では、母材が融合されている。溶接トーチ3には、赤外マーカ44が取り付けられている。
赤外マーカ44は、パッシブ型式であり、赤外照明42が発光した赤外線を反射する。赤外ステレオカメラ43は、赤外マーカ44が反射した赤外線を受光することになる。1つの赤外マーカ44が溶接トーチ3の先端に十分近い位置に固定されていれば十分である。しかしながら、赤外マーカ44が作業員5の手に隠蔽される場合のために、複数の赤外マーカ44が取り付けられていてもよい。なお、2つの赤外マーカ44を使用して、溶接トーチ3の当たり角度を算出する例を後記する。
赤外ステレオカメラ43を一般的な可視光ステレオカメラに代替し、赤外照明42を一般的な可視照明に代替することも可能である。しかしながら、本実施形態のように、赤外照明42が赤外線を赤外マーカ44に照射しその反射光を赤外ステレオカメラ43が受光することのメリットは以下の通りである。
・赤外線は可視光線ではないので、照射光を可視光線とする場合に比して、作業員5に与える光量(眩しさ)が減少する。
・赤外マーカは不安定なアーク光を反射せず、赤外照明42が照射した赤外線のみを反射するため、可視化されたオプティカルフロー(軌跡)はアーク光にかき消されず、人間の目に見やすい。
さらに、赤外ステレオカメラ43及び赤外照明42を溶接防護具4以外の位置に設置することも可能である。しかしながら、赤外ステレオカメラ43及び赤外照明42を溶接防護具4上に設置することのメリットは以下の通りである。
・赤外ステレオカメラ43及び赤外照明42の設置スペースを節約することができる。
・赤外マーカ44への入射光及びその反射光が、作業員5の手以外の障害物に遮られることがない。
(平面画像)
図4は、平面画像を説明する図である。赤外ステレオカメラ43を構成する2台の赤外カメラのそれぞれは、“単体カメラ”と呼ばれる。図4の平面画像51は、単体カメラの受光素子面が捉えた赤外マーカ44の画像である。なお、図4の溶接トーチ3は、説明のわかりやすさのために記載されているのであって、溶接トーチ3自身が赤外線を反射する材質で作成されている必要はない(図5及び図6においても同様)。
X軸及びY軸の原点は、受光素子面の左下の隅である。赤外マーカ44は、時刻tには点(x,y)に位置し、時刻tには点(x,y)に位置し、その間、距離dだけ移動している。なお、“d=√[(x-xn-1+(y-yn-1]”が成立する(n=1、2、・・・)。溶接速度算出装置1は、平面上の溶接速度“v=d/(t-tn-1)”を算出することができる。なお、溶接速度算出装置1は、図4の平面画像上の距離を、実世界上の距離に換算することができる。
赤外マーカ44の形状が例えば球形であるとすると、平面画像として取得される赤外マーカ44の円の直径は、赤外マーカ44が単体カメラに近いほど大きくなる。したがって、平面画像上の円の直径によって、赤外マーカ44と単体カメラとのおおよその距離を知ることは不可能ではない。しかしながら、平面画像上の円の直径は、揺れ動く赤外ステレオカメラ43の位置にも影響を受ける。さらに、奥行方向の距離の違いによる円の直径の差分を有意に大きくしようとすると、赤外マーカ44が巨大化してしまい実用的ではない。よって、本実施形態は、奥行方向の距離を算出するために以下の方法を使用する。
(奥行)
図5は、奥行を説明する図である。図5は、単体カメラ43a及び単体カメラ43b及び赤外マーカ44を上方向から見下ろした俯瞰図であり、2つの単体カメラの収差を説明している。因みに、単体カメラ43a及び単体カメラ43bのそれぞれが撮像した平面画像は、当然図4のようになる。図5において、θは、単体カメラ43aの受光素子面の中心と時刻tにおける赤外マーカ44とを結ぶ直線が受光素子面となす角度(X軸を基準として反時計回り)である。θは、単体カメラ43bの受光素子面の中心と時刻tにおける赤外マーカ44とを結ぶ直線が受光素子面となす角度である。θからθを減算した差分は、“収差”と呼ばれる。
この収差及び単体カメラ43aの光軸と単体カメラ43bの光軸との間の距離43abが既知であると、溶接速度算出装置1は、時刻tにおける受光素子面から赤外マーカ44までの奥行zを算出することができる。収差が大きいほど、奥行zは、小さくなる。同様に、溶接速度算出装置1は、時刻tにおける奥行zを算出することもできる。なお、赤外ステレオカメラ43は、3つ以上の単体カメラを有していてもよい。この場合、より正確に奥行を算出することができる。
(3次元空間の距離)
図6は、3次元空間の距離を説明する図である。図6は、図4におけるXY平面と図5におけるXZ平面を統合したXYZ空間の図である。赤外マーカ44は、時刻tには点(x,y,z)に位置し、時刻tには点(x,y,z)に位置し、その間、距離Dだけ移動している。
なお、“D=√[(x-xn-1+(y-yn-1+(z-zn-1]”が成立する。溶接速度算出装置1は、空間内の溶接速度“V=D/(t-tn-1)”を算出することができる。
(3次元空間内の配管)
図7は、3次元空間内の配管を説明する図である。単体カメラが撮像した平面画像は、多くの場合、符号52のように、配管6a及び配管6bの側面を撮像したものになる。時刻tから時刻tまでの間に、赤外マーカ44は、Y軸の正の方向に移動する。仮に配管6a及び配管6bの長さ方向から溶接線を含む平面を見た場合の平面画像が符号53である。
時刻tから時刻tまでの間におけるXY平面上の赤外マーカ44の移動距離dを、さらにZ軸方向の移動も考慮した赤外マーカ44の空間内の移動距離Dと比較した場合、d<Dとなる。溶接トーチ3は、実際には配管の肉厚内を、弧を描いて移動する。時刻tから時刻tまでの間に溶接トーチ3が描く弧の長さを“D”とすると、d<D<Dが成立し、Dの近似値としては、dよりもDのほうが相応しい。
(ランドマーク)
ランドマーク46は、任意の固定点に配置された赤外マーカである。赤外ステレオカメラ43が常にある点に固定され、溶接トーチ3上の赤外マーカ44のみが移動する場合、特に問題はない。しかしながら、赤外ステレオカメラ43は、作業員5の頭部とともに移動する(頭ブレ)。すると、仮に、溶接トーチ3上の赤外マーカ44がある点に固定されている間に、頭ブレが発生すると、赤外ステレオカメラ43は、溶接トーチ3上の赤外マーカ44が移動したと誤認識してしまう。
このような誤認識を防ぐために、ランドマーク46が、例えば、転がらないように固定された配管6a又は配管6bの側面上の任意の位置に配置される。溶接速度算出装置1は、溶接トーチ3上の赤外マーカ44の座標値の変化“(x-xn-1,y-yn-1,z-zn-1)”から、 ランドマーク46の座標値の変化“(x -x n-1,y -y n-1,z -z n-1)”を減算する(n=1、2、・・・)。
すると、溶接速度算出装置1は、時刻tn-1から時刻tまでの間における、頭ブレ分を除いた座標値の変化量を取得することができる。なぜならば、ランドマーク46の座標値の変化“(x -x n-1,y -y n-1,z -z n-1)”は、頭ブレのみに起因するからである。ランドマーク46は、1つあれば十分であるが、必ず赤外ステレオカメラ43の視野内に配置される必要がある。1つのランドマーク46が視野外に外れてもよいように、複数のランドマーク46が配置されることが好ましい。
(溶接速度情報)
図8は、溶接速度情報を説明する図である。溶接速度情報31においては、時刻欄111に記憶された時刻に関連付けて、X座標欄112にはX座標値が、Y座標欄113にはY座標値が、Z座標欄114にはZ座標値が、溶接速度欄115には溶接速度が、溶接電流欄116には溶接電流値が、溶接電圧欄117には溶接電圧値が、溶接電力欄118には溶接電力値が記憶されている。
時刻欄111の時刻は、赤外ステレオカメラ43が溶接トーチ3上の赤外マーカ44を撮像した時刻である。t、t、t、・・・の各時刻間の間隔は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。添え字の数が大きいほど、後の時刻である。
X座標欄112のX座標値は、ある1つの単体カメラが撮像した溶接トーチ3上の赤外マーカ44のX座標(図4のx、x、・・・)である。
Y座標欄113のY座標値は、当該1つの単体カメラが撮像した溶接トーチ3上の赤外マーカ44のY座標(図4のy、y、・・・)である。
Z座標欄114のZ座標値は、赤外ステレオカメラ43(2つの単体カメラ)が撮像した溶接トーチ3上の赤外マーカ44のZ座標(図5のz、z、・・・)である。
溶接速度欄115の溶接速度は、溶接トーチ3上の赤外マーカ44の空間内の溶接速度である。なお、前記したように、“V=√[(x-xn-1+(y-yn-1+(z-zn-1]/(t-tn-1)”が成立している。さらに、Vは、ランドマーク46の座標値の変化を減算することによって誤認識が除かれた後の値である。
溶接電流欄116の溶接電流値は、溶接機7が溶接トーチ3に供給する電力の電流値である。
溶接電圧欄117の溶接電圧値は、溶接機7が溶接トーチ3に供給する電力の電圧値である。
溶接電力欄118の溶接電力値は、溶接機7が溶接トーチ3に供給する電力の電力値である。溶接電力欄118の溶接電力値は、同一行の溶接電流欄116の溶接電流値と、溶接電圧欄117の溶接電圧値とを乗算して得られる計算値が記憶されてもよい。より一般的には、当該欄には、溶接トーチ3を介して溶接線に供給されるエネルギの量(瞬間値又は僅少期間における積分値)を定義できる任意の物理量が記憶される。
(処理手順)
図9は、処理手順のフローチャートである。図9の説明の途中で、適宜図10を参照する。
ステップS201において、溶接速度算出装置1の同期処理部25は、nに“0”を代入する。具体的には、同期処理部25は、処理進行用のカウンタ値nに“0”を代入する。nの値は、時刻tのnに対応している。
ステップS202において、溶接速度算出装置1の平面画像追跡部21は、時刻tの赤外マーカの平面位置を取得する。具体的には、平面画像追跡部21は、赤外ステレオカメラ43の単体カメラのいずれかから、現時点(時刻t)における赤外マーカ44のX座標値及びY座標値を取得する。
ステップS203において、溶接速度算出装置1の奥行算出部22は、時刻tの赤外マーカの奥行を取得する。具体的には、奥行算出部22は、赤外ステレオカメラ43から、現時点(時刻t)における赤外マーカ44のZ座標値を取得する。
ステップS204において、溶接速度算出装置1のエネルギ量取得部24は、時刻tの溶接電流値及び溶接電圧値を取得する。具体的には、エネルギ量取得部24は、溶接機7から、現時点(時刻t)における溶接電流値及び溶接電圧値を取得する。
ステップS205において、溶接速度算出装置1の同期処理部25は、時刻tのタイムスタンプを取得する。具体的には、同期処理部25は、現時点(時刻t)におけるタイムスタンプを取得する。タイムスタンプとは、例えば中央制御装置11が生成する具体的な時刻情報(年月日時分秒)である。
ステップS206において、溶接速度算出装置1の溶接速度算出部23は、2時刻間の溶接速度を算出する。具体的には、溶接速度算出部23は、時系列の溶接速度V、V、V、・・・を、前記の数式“V=√[(x-xn-1+(y-yn-1+(z-zn-1]/(t-tn-1)”によって算出する。このとき、溶接速度算出部23は、前記したように、赤外マーカ44の座標値の変化から、ランドマーク46の座標値の変化を減算してもよい。
なお、初回の繰り返し処理においては、“n=0”であることから、溶接速度算出部23は、2時刻間の溶接速度を算出することができない。そこで、初回の繰り返し処理においては、溶接速度算出部23は、ステップS206を省略する。
ステップS207において、溶接速度算出装置1の記録処理部26は、溶接速度、溶接電流値、溶接電圧値及び溶接電力値を時系列で記憶する。記録処理部26は、溶接電力値を、溶接電流値と溶接電圧値とを乗算して取得してもよい。具体的には、記録処理部26は、ステップS202~S206において取得又は算出した値を使用して、溶接速度情報31(図8)を作成し、補助記憶装置15に記憶する。
ステップS208において、溶接速度算出装置1の表示処理部27は、移動軌跡を表示する。具体的には、表示処理部27は、出力装置13に溶接速度表示画面61(図10)を表示する。そして、表示処理部27は、溶接速度表示画面61のオプティカルフロー欄62に、時刻tから現在の時刻tまでの赤外マーカ44の移動軌跡を表示する。表示処理部27は、同期間におけるランドマーク46の移動軌跡を表示してもよい。このとき、ユーザからの指示に応じて、表示処理部27は、赤外マーカ44の奥行の変化を図案化した情報(例えば図5)及び赤外マーカ44の3次元空間での移動を図案化した情報(例えば図6)を表示してもよい。
ステップS209において、表示処理部27は、溶接速度、溶接電流値、溶接電圧値及び溶接電力値を時系列で表示する。具体的には、表示処理部27は、溶接速度表示画面61の数値欄63に、時刻tにおける溶接電流値、時刻tから現在の時刻tまでの溶接速度及び溶接電流値、並びに、時刻tから現在の時刻tまでの溶接電圧値及び溶接電力値を表示する。これらの表示値が、予め設定されたトーチ条件範囲(溶接電流値、溶接電圧値及び溶接電力値のそれぞれの上限、下限又は範囲)及び速度条件(溶接速度の上限、下限又は範囲)を外れた場合、表示処理部27は、警告を発してもよい。ここでの発報の手段としては、警笛音、表示画面上の変化等がある。これにより、溶接作業中の異常又は計画外の溶接作業を、作業員又は現場監督に通報することができる。
ステップS210において、同期処理部25は、nが所定の値に達したか否かを判断する。ユーザは、nの最大値として任意の値を予め設定しておく。仮に60秒間の溶接作業について5秒ごとに溶接速度を知りたい場合、nは、60/5=12となる。同期処理部25は、nが所定の値に達した場合(ステップS210“Yes”)、処理手順を終了し、それ以外の場合(ステップS210“No”)、ステップS211に進む。
ステップS211において、同期処理部25は、nに“1”を加算する。具体的には、同期処理部25は、カウンタ値nに“1”を加算したうえで、ステップS202に戻る。
ステップS202~S209の繰り返し処理を終了した段階で、各時刻についての、赤外マーカ44のX座標値、Y座標値及びZ座標値、溶接速度(時点t分を除く)、溶接電流値、溶接電圧値、並びに、溶接電力値が補助記憶装置15に記憶されていることになる。
(変形例)
溶接速度算出部23は、ステップS206において、溶接速度のZ軸成分の絶対値が所定の閾値以下になったか否かを判断する。そして、Z軸成分の絶対値が所定の閾値以下になった場合、溶接速度算出部23は、出力装置13に警報を出力する。さらにその場合、記録処理部26は、ステップS207において、当該時刻のレコードに関連付けて“注意フラグ”を記憶する。曲率を有する配管等を溶接する場合、溶接速度のZ軸成分の絶対値が所定の閾値以下になった時点で、例えば、作業員の前屈不足等に起因する施工不良が発生している可能性が高い。
(溶接トーチの当たり角度)
溶接中の溶接トーチ3の動きは、溶接トーチ3の先端の熱発生分布に変化を与える。そこで、母材と溶接トーチ3との関係を示す“当たり角度”を記録することは、品質管理の点で有用である。
図11は、ある時刻における溶接トーチ3の様子を示す斜視図である。溶接トーチ3には、2つの赤外マーカ44a及び44bが取り付けられている。2つの赤外マーカ44a及び44bを結ぶ想定上の線分は、溶接トーチ3の長軸に対して平行になっている。模式図55は、赤外ステレオカメラ43が赤外マーカ44a及び44bを撮像した画像の模式図である。模式図55には、溶接トーチ3、並びに、母材6a及び6bも写り込む。しかしながら、ここでは、説明の単純化のために、赤外マーカ44a及び44bに対応する反射像のみが、それぞれ反射像54a及び54bとして写り込んでいるものとする。そして、前記したように、溶接速度算出装置1は、反射像54a及び54bの3次元座標を算出することができる。なお、これらのことは、後記する図12においても同様である。
図12は、他のある時刻における溶接トーチ3の様子を示す斜視図である。図12において、溶接トーチ3は、図11に比して、母材6a及び6b側により倒された状態になっている。したがって、模式図55における反射像54a及び54bの3次元座標は、図11に比して変化している。
図13は、赤外マーカ44の極座標値を説明する図である。いま、母材(配管)に対して、赤外マーカ44aの点で接する平面をXY平面とする。溶接速度算出装置1の溶接速度算出部23は、例えば母材上に固定された3つのランドマーク46の座標値に基づき、XY平面(溶接平面)を特定することができる。X軸は、例えば、溶接線の方向に伸長する。Z軸は、赤外マーカ44aの点におけるXY平面の法線の方向に伸長する。赤外マーカ44の極座標値は、“(r,θ,φ)”として表現される。
ここで、“t”は、時刻である。“r”は、赤外マーカ44a及び44bを結ぶ線分の長さ(マーカ間の距離)である。“θ”は、赤外マーカ44a及び44bを結ぶ線分と、Z軸とがなす角度である。“φ”は、赤外マーカ44a及び44bを結ぶ線分のXY平面に対する投影線と、X軸とがなす角度である。溶接速度算出装置1の溶接速度算出部23は、“(r,θ,φ)”の値を時系列で算出することができる。なお、ここでの“θ”は、図5における“θ”とは直接の関係を有さない。
“r”は、赤外マーカ44の位置を変えない限り、“t”に関係なく一定である。しかしながら実際には、画像に重畳するノイズに起因して、画像のピクセル値に誤差が発生する場合がある。すると、“r”は変動することになる。この原理を用いて、溶接速度算出部23は、安定的に“θ”及び “φ”が算出されているか否かを判断することができる。
(座標値の変換)
図8のX座標値及びY座標値は、平面画像追跡部21が取得したものであり、図8のZ座標値は、奥行き算出部22が取得したものである。ここでのXY平面は、単体カメラの受光素子面である。X軸は、受光素子面の左下の原点(図4参照)から水平方向に伸長し、Y軸は、原点から垂直方向に伸長し、Z軸は、原点から、原点における受光素子面の法線の方向に伸長している。
一方、図13においては、XY平面は、赤外マーカ44aを原点として含む平面であって、配管上に固定された3つのランドマーク46を含む平面に平行である。X軸は、原点から、例えば溶接線の方向に伸長し、Y軸は、原点から、X軸に直交する方向に伸長し、Z軸は、原点から、原点におけるXY平面の法線の方向に伸長している。
以上から明らかなように、図8におけるX座標値、Y座標値及びZ座標値、並びに、図13におけるX座標値、Y座標値及びZ座標値は、いずれも3次元の直交座標値であるが、基準となる原点の位置及び座標軸の向きが異なっている。溶接速度算出装置1が備えるプログラムである座標変換部(図示せず)は、図8におけるX座標値、Y座標値及びZ座標値を、図13におけるX座標値、Y座標値及びZ座標値に変換することができる。
図14は、当たり角度情報を説明する図である。当たり角度情報32は、溶接速度算出装置1の記録処理部26によって作成され、補助記憶装置15に記憶される(図1には図示せず)。当たり角度情報32においては、監視点欄121に記憶された監視点に関連付けて、時刻欄122には時刻が、溶接トーチ位置欄123には溶接トーチ位置が、溶接トーチ当たり角度欄124には溶接トーチ当たり角度が記憶されている。
監視点欄121の監視点は、溶接トーチ3に取り付けられた2つの赤外マーカ44のうち、溶接線に近い赤外マーカ44aを示す“B”又は他方の赤外マーカ44bを示す“B”のうちのいずれかである。
時刻欄122の時刻は、図8の時刻と同じである。
溶接トーチ位置欄123は、X座標欄123a、Y座標欄123b及びZ座標欄123cから構成される。X座標欄123aのX座標値、Y座標欄123bのY座標値及びZ座標欄123cのZ座標値は、図13のXYZ空間におけるX座標値、Y座標値及びZ座標値(直交座標値)である。
溶接トーチ当たり角度欄124は、r座標欄124a、θ座標欄124b及びφ座標欄124cから構成される。r座標欄124aのr座標値、θ座標欄124bのθ座標値及びφ座標欄124cのφ座標値は、図13において説明した“r”、“θ”及び“φ”と同じである。
図14から明らかなように、1つの時刻において、6つの直交座標の値及び3つの極座標の値が取得される。通常、r=r=r=・・・が成立する。画像のピクセル値に誤差が発生すると、この関係が成立しなくなる。
(本実施形態の効果)
本実施形態の溶接速度算出システムの効果は以下の通りである。
(1)溶接速度算出システムは、狭隘な作業スペースにおいても溶接速度を算出できる。
(2)溶接速度算出システムは、溶接速度と同時に溶接電流等を取得できる。
(3)溶接速度算出システムは、曲率を有する溶接線上の溶接速度を算出できる。
(4)溶接速度算出システムは、溶接速度等を表示、記憶するので、溶接作業の品質を容易に確認できる。
(5)溶接速度算出システムは、赤外線を使用して高精度で溶接速度を算出できる。
(6)溶接速度算出システムは、溶接トーチの当たり角度を算出できる。
(7)溶接速度算出システムは、カメラブレの影響を相殺することができる。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウエアで実現してもよい。また、前記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 溶接速度算出装置
3 溶接トーチ
4 溶接防護具
5 作業員
6a、6b 配管
8 ネットワーク
11 中央制御装置
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置
15 補助記憶装置
16 通信装置
21 平面画像追跡部
22 奥行算出部
23 溶接速度算出部
24 エネルギ量取得部
25 同期処理部
26 記録処理部
27 表示処理部
31 溶接速度情報
42 赤外照明(光源)
43 赤外ステレオカメラ
44 赤外マーカ
46 ランドマーク

Claims (9)

  1. 作業員が把持する溶接トーチに付されたマーカに対して光を照射する光源、及び、前記マーカが反射した光を受光するカメラを有し、前記作業員が装着する撮像装置と、
    前記カメラが撮像した前記マーカの画像を使用して溶接トーチの溶接速度を算出する溶接速度算出装置と、
    を備え
    前記溶接速度算出装置は、
    前記マーカの所定期間における移動軌跡、及び、空間内のある点に固定されたランドマークの同期間における移動軌跡を表示すること、
    特徴とする溶接速度算出システム。
  2. 前記溶接速度算出装置は、
    前記溶接トーチに供給されるエネルギの量を取得し、前記溶接トーチの溶接速度及び前記取得したエネルギの量を時刻で同期させ関連付けること、
    を特徴とする請求項1に記載の溶接速度算出システム。
  3. 前記撮像装置は、
    溶接防護具に装備されており、
    複数のカメラを有し、
    前記溶接速度算出装置は、
    前記複数のカメラのうちの1つが撮像した平面画像における前記マーカの平面位置を取得し、
    前記複数のカメラが撮像した平面画像の収差に基づき前記マーカの奥行を取得し、
    前記取得した平面位置及び奥行に基づき、前記マーカの3次元位置を取得し、
    前記取得した3次元位置に基づき、前記溶接トーチの溶接速度を算出すること、
    を特徴とする請求項2に記載の溶接速度算出システム。
  4. 前記溶接速度算出装置は、
    前記溶接速度及び前記エネルギの量を時系列で記憶し、表示すること、
    を特徴とする請求項3に記載の溶接速度算出システム。
  5. 前記光源は、
    前記マーカに赤外線を照射し、
    前記カメラは、
    前記マーカが反射した赤外線を受光すること、
    を特徴とする請求項4に記載の溶接速度算出システム。
  6. 前記溶接速度算出装置は、
    前記溶接トーチの当たり角度を算出すること、
    を特徴とする請求項5に記載の溶接速度算出システム。
  7. 前記溶接速度算出装置は、
    空間内のある点に固定されたランドマークの座標値の変化を、前記マーカの座標値の変化から減算すること、
    を特徴とする請求項6に記載の溶接速度算出システム。
  8. 溶接速度管理システムを構成し、作業員が装着する撮像装置が有する光源は、
    前記作業員が把持する溶接トーチに付されたマーカに対して光を照射し、
    前記撮像装置が有するカメラは、
    前記マーカが反射した光を受光し、
    前記溶接速度管理システムを構成する溶接速度算出装置は、
    前記カメラが撮像した前記マーカの画像を使用して前記溶接トーチの溶接速度を算出
    前記マーカの所定期間における移動軌跡、及び、空間内のある点に固定されたランドマークの同期間における移動軌跡を表示すること、
    を特徴とする溶接速度算出システムの溶接速度算出方法。
  9. 作業員が把持する溶接トーチに付されたマーカに対して光を照射する光源、及び、前記マーカが反射した光を受光するカメラを有し、前記作業員が装着する撮像装置と通信可能であって、
    前記カメラが撮像した前記マーカの画像を使用して前記溶接トーチの溶接速度を算出
    前記マーカの所定期間における移動軌跡、及び、空間内のある点に固定されたランドマークの同期間における移動軌跡を表示すること、
    を特徴とする溶接速度算出装置。
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