JP2017044496A - 溶接検査方法 - Google Patents

溶接検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017044496A
JP2017044496A JP2015165088A JP2015165088A JP2017044496A JP 2017044496 A JP2017044496 A JP 2017044496A JP 2015165088 A JP2015165088 A JP 2015165088A JP 2015165088 A JP2015165088 A JP 2015165088A JP 2017044496 A JP2017044496 A JP 2017044496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
information processing
processing apparatus
bead
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015165088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6364389B2 (ja
Inventor
和夫 坂田
Kazuo Sakata
和夫 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Seiki Co Ltd
Original Assignee
Taiho Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiho Seiki Co Ltd filed Critical Taiho Seiki Co Ltd
Priority to JP2015165088A priority Critical patent/JP6364389B2/ja
Publication of JP2017044496A publication Critical patent/JP2017044496A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6364389B2 publication Critical patent/JP6364389B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

【課題】ビードの検査を容易に行うことができる溶接検査方法を提供する。
【解決手段】本発明は、MR画像を提示する情報処理装置101を用いた溶接検査方法であって、情報処理装置101が、現実空間の金属加工品Zと仮想空間の3次元モデルとを位置合わせする第1工程S1と、情報処理装置101が、設定された順番に基づきユーザの操作により検査対象のビードのみを表示する第2工程S2と、情報処理装置101が、ユーザの操作に応じて、HMD102への送信データを、重畳画像データと現実空間を表示する第一画像データとの間で切り替える第3工程S3と、情報処理装置101が、ユーザの操作に応じて、ビードの検査結果を記録する第4工程S4と、情報処理装置101が、ユーザの操作及び順番に応じて、重畳画像データに表示されるビードを次のビードに切り替える第5工程S5と、を含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、金属加工品の溶接のビードを検査するための溶接検査方法に関する。
金属加工品等の製造では、例えば金属同士の接合等において、溶接技術が多く用いられている。例えば車両で用いられる金属加工品では、1つの加工品に100個所以上の溶接加工部位が存在するものもある。溶接加工部位には、ビードが形成されている。ビードは、1回のパスによって作られた溶接金属である。パスとは、各種の溶接継手に沿って行う1回の溶接操作である。金属加工品の品質チェックの1つには、想定した位置に想定した形状のビードが形成されているかを検査する工程がある。多数のビードを有する金属加工品の検査は、ビードの位置や大きさ等について、紙面やタブレットに表示された設計図と完成品とを比較して行われている。ビードの良否(合否)を判定する方法としては、例えば特開2014−024069号公報に記載されている。
特開2014−024069号公報 特開2015−125641号公報
発明者は、上記現状に着目し、これまでのビードの検査はユーザ(作業者)に大きな負担となっており、負担を軽減することで検査精度の面でも改善の余地があると考え、このことを新たな課題として見出した。特に車両の部品として用いられる金属加工品では、曲面形状が多い上、ビードが多数(例えば100個以上)で且つ様々な位置に形成されているため、あらゆる方向から検査する必要があるなど、検査作業の煩雑さが大きく負担も大きい。ビードの位置と形状(大きさや長さ)の関係について、現物と設計図等とを見比べて判断することは、ユーザの相当の集中力を必要とした。ビードの位置・形状は、溶接技術によるため、様々な態様となり易い。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、ビードの検査を容易に行うことができる溶接検査方法を提供することを目的とする。
本発明の溶接検査方法は、ヘッドマウントディスプレイを介してユーザに重畳画像である複合現実感を提示する情報処理装置を用いて、複数のビード及び曲面形状を有する金属加工品の前記ビードを検査する溶接検査方法であって、前記情報処理装置が、現実空間の前記金属加工品と仮想空間の3次元モデルとを位置合わせし、現実空間の前記金属加工品上に前記3次元モデルが重ねて表示される重畳画像データを前記ヘッドマウントディスプレイに送信する第1工程と、前記情報処理装置が、設定された順番に基づき、前記重畳画像データ上で検査対象のビードのみを表示する第2工程と、前記情報処理装置が、ユーザの操作に応じて、前記ヘッドマウントディスプレイを介してユーザに提示される画像を、前記重畳画像データと現実空間を表示する第一画像データとの間で切り替える第3工程と、前記情報処理装置が、ユーザの操作に応じて、検査対象として前記ヘッドマウントディスプレイに表示されている前記ビードの検査結果を記録する第4工程と、前記情報処理装置が、ユーザの操作及び前記順番に応じて、前記重畳画像データに表示される検査対象のビードを次のビードに切り替える第5工程と、を含む。
昨今、特開2015−125641号公報に記載のように、ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)を用いた複合現実感(Mixed Reality)(以下、MRとも称する)技術が発展している。特開2015−125641号公報から引用すると、MR技術は、HMDで撮像した現実の世界(現実空間)の画像に、コンピュータで生成された仮想の世界(仮想空間)の画像を重畳させて、HMDの画面に表示する技術である。MR技術を利用することで、実際に模型を製作することなく、完成品について、大きさ、又は部品の取り外し(取り付け)の作業性などのチェックが可能となる。
発明者は、上記の課題に対して、このMR技術を溶接検査に応用することを見出し、新たな方法及びシステムを開発した。製造された完成品(金属加工品)に対してMR技術を用いる上、検査に特化することで、多数形成される溶接のビードの検査を容易にすることが可能となった。
本発明の溶接検査方法によれば、検査順に応じた「1つの検査対象のビードのモデル」と「金属加工品のモデル」を含む3次元モデルが現実空間に重畳された重畳画像データが、HMDを介してユーザの視界に提供される。ユーザの視界において、現実のビード(以下、現実ビードとも称する)と3次元モデルの検査ビード(以下、仮想ビードとも称する)が重なり、仮想ビードが手前側に表示されている。
ユーザは、例えば自由に移動しながら、例えばコントローラの操作により、視界において、複合現実感空間と現実空間とを切り替えることができる。つまり、ユーザは、比較において、視点を変えずに又は様々な視線角度から仮想ビートと現実ビードを交互に見ることができ、位置と形状(大きさ・長さ・深さ等)を容易且つ直感的に比較することができる。ユーザは合否を判断し、対象(ビード)と判断結果(合否)が正確に対応した状態で、判断結果が情報処理装置に記録される。そして、ユーザは、コントローラの操作により、次の検査対象である仮想ビードを視界に表示させることができ、容易且つ直感的に次のビードを発見することができ、多数のビードを順番に沿って検査することができる。このように、本発明によれば、ビードの検査を容易に行うことができる。
本実施形態の溶接検査方法を実施するための装置(溶接検査システム)の構成を示す概念図である。 本実施形態の溶接検査方法を説明するためのフローチャートである。 本実施形態の3次元モデルの例を示す説明図である。 本実施形態の金属加工品の例を示す説明図である。 本実施形態の溶接検査方法における表示の切り替えを説明するための説明図である。 本実施形態の溶接検査方法を説明するためのフローチャートである。 参考例におけるMRシステムのシステム構成の一例を示す図である。 参考例の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 参考例の情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。 参考例における現実空間の状況を示す図である。 参考例における一連の処理の流れを示すフローチャートである。 参考例のデプスセンサが取得する座標の座標系を示す図である。 参考例における、第1の3次元モデルと第2の3次元モデルとを表示する仮想空間を示す図である。 参考例における、第1の3次元モデルと第2の3次元モデルとを表示する仮想空間を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。本実施形態の溶接検査方法及び溶接検査システムは、従来のMR技術を利用しているため、詳細な説明は省略し、後ほどMRシステムに関しては特開2015−125641号公報の記載を引用して添付する。
MRシステムは、図1に示すように、現実空間を撮像するビデオカメラ221(現実空間撮像部)を有するHMD(ヘッドマウンドディスプレイ)102と、HMD102と通信可能に接続される情報処理装置101と、複数のビード及び曲面形状を有する金属加工品Zに対して配置された3つの立体マーカM1,M2,M3を含むマーカセットMと、情報処理装置101と通信可能に接続されたコントローラ9と、を備えている。
コントローラ9は、持ち運び式のコントローラであり、本実施形態ではゲーム用コントローラである。ゲームで用いられるコントローラを利用することで、ユーザは視点をコントローラに向けることなく各種操作が可能となる。本実施形態の金属加工品Zは、例えば車両用金属フレーム等の車両部品である。各通信は、有線又は無線により実現される。MRシステムについては後述する。
本実施形態の溶接検査方法は、MRシステム(複合現実感システム)を用いて金属加工品Zのビードの検査をするための溶接検査方法であって、図2に示すように、3次元モデル記録工程S101と、基準設定工程S102と、対象設定工程S103と、順番設定工程S104と、検査モデル生成工程S105と、現在空間撮像工程S106と、座標取得工程S107と、仮想空間生成工程S108と、位置姿勢取得工程S109と、仮想空間撮像工程S110と、重畳画像生成工程S111と、画像データ送信工程S112と、表示切替工程S113と、合否記録工程S114と、表示維持工程S115と、検査ビード変更工程S116と、を含む。工程の順序は、可能な工程に関しては適宜入れ替え可能である。
3次元モデル記録工程S101は、ユーザが情報処理装置101に、複数のビードが形成された金属加工品Zの完成品(完成モデル)を示す3次元モデルを記録する工程である。ユーザは、予め作成した3次元モデル(例えばCG又は3D CAD)を、情報処理装置101の記録手段に記録する。本実施例において、金属加工品の完成品(理想形態)には、設計上、ビードがNz個(Nz≧100)形成されているため、3次元モデルにもNz個のビードが作成されている。本実施例の金属加工品のビード数は、3桁オーダー(2桁オーダー以上)といえる。
基準設定工程S102は、ユーザが情報処理装置101に、3次元モデルにおけるマーカセットMに対応する位置として、例えば図3に示すように、第1立体マーカM1に対応する第1基準位置、第2立体マーカM2に対応する第2基準位置、及び第3立体マーカM3に対応する第3基準位置を含む基準位置を設定する。
マーカセットMは、第1立体マーカM1と、第2立体マーカM2と、第3立体マーカM3と、を備えている。立体マーカM1〜M3は、図4に示すように、根元から突出する複数の棒状部と、当該棒状部に配置された複数の球状部と、を備える立体的なマーカ(例えばオプティカルマーカ)である。立体マーカM1〜M3は、金属加工品Zに、三角形の頂点に位置するように互いに離間して取り付けられている。マーカに立体的なマーカを用いることで、曲面形状を有し且つ様々な面にビードが形成されている金属加工品の検査において、検査中にユーザが金属加工品Zの姿勢を変更させた場合でも、情報処理装置101がその位置・姿勢を精度良く検出することができる。立体マーカM1〜M3の根元の位置が原点位置に設定されている。つまり、情報処理装置101が立体マーカM1〜M3から読み取る位置(座標)は、立体マーカM1〜M3の根元の位置(座標)である。
対象設定工程S103は、ユーザが情報処理装置101に、3次元モデルにおける検査対象のビードである検査ビードを設定する工程である。ユーザは、データ上において、これから検査するビードを選択する。ユーザは、例えば、全選択や、200個のビードうち100個のビードを選択することもできる。また、ユーザは、検査ビードのグループを設定し、グループごとに検査することもできる。
順番設定工程S104は、ユーザが情報処理装置101に、検査ビードの検査の順番(検査順)を設定する工程である。検査モデル生成工程S105は、情報処理装置101が、記録された3次元モデルのビードのうち、順番決定工程で決定されたn番目(nは自然数)の検査ビードのみを表示した検査用3次元モデル(表示用3次元モデル)を生成する工程である。現実空間撮像工程S106は、ビデオカメラ221が現実空間を撮像する工程である。座標取得工程S107は、情報処理装置101が、HMD102から受信したマーカセットMに関する検知データに基づいて金属加工品Zの座標を取得する工程である。
仮想空間生成工程S108は、情報処理装置101が、第1基準位置、第2基準位置、第3基準位置、及び座標取得工程S107で取得した金属加工品Zの座標を用いて、検査用3次元モデルを当該金属加工品Zの位置に表示可能な仮想空間を生成する工程である。情報処理装置101は、第1基準位置と第1立体マーカの根元(原点)とを一致させ、第2基準位置と第2立体マーカの根元(原点)とを一致させ、第3基準位置と第3立体マーカの根元(原点)とを一致させる。ユーザによる位置合わせの微調整は可能である。
位置姿勢取得工程S109は、情報処理装置101が、HMD102を装着するユーザの位置及び姿勢を取得する工程である。この工程は、情報処理装置101が、HMD102に取り付けられた立体マーカ(オプティカルマーカ)103の位置情報を、周囲に複数配置された赤外線カメラ104を用いて取得することで実行されている。
仮想空間撮像工程S110は、情報処理装置101が、位置姿勢取得工程S109で取得した位置及び姿勢を用いて、仮想空間生成工程S107で生成された仮想空間を撮像する工程である。
重畳画像生成工程S111は、情報処理装置101が、現実空間撮像工程S106で撮像することにより生成された第一画像データと、仮想空間撮像工程S110で撮像することにより生成された第二画像データとを重畳した重畳画像データを生成する工程である。画像データ送信工程S112は、重畳画像データをユーザに提示するよう、情報処理装置101が、当該重畳画像データをHMD102に送信する工程である。
表示切替工程S113は、図5に示すように、情報処理装置101が、ユーザによるコントローラ9の操作に応じて、HMD102でユーザに提示される画像を、重畳画像データと第一画像データとで切り替える工程である。これにより、ユーザは、コントローラ9を操作することにより、理想のビード位置・形状が表示された検査用3次元モデルと、現実のビードとを、視点を動かさずに又は自由な視線角度から、交互に見比べることができる。ユーザは、両画面を繰り返し切り替えることができる。なお、図5は、説明のために外観を概念的に描いた概念図である。
合否記録工程S114は、情報処理装置101が、ユーザによるコントローラ9の操作に応じて、n番目の検査ビードの合否を記録する工程である。これにより、対象(1つのビード)毎に合否が記録され、記録(合否)とビード(対象)とを正確に対応させることができ、誤記録を防止することができる。判定の種類は、合格に関する判定と、不合格に関する判定を含んでいれば良く、保留や判定不能に関する判定を含んでも良い。
表示維持工程S115は、合否記録工程S114においてn番目の検査ビードに対する不合格に関する検査結果(判定結果)が記録された場合に、情報処理装置101が、検査用3次元モデルにおけるn番目の検査ビードの表示状態(例えば色、透明度、又は形状等)を変更し且つその表示が維持されるように検査用3次元モデルを補正する工程である。
本実施形態の表示維持工程S115では、図5の重畳画像データ2.2に示すように、不合格と判定された検査ビードは、表示上(ユーザの視界上)、元の3次元モデルとは別の色(例えば赤色:図5では点線で示す)に変色され、且つ検査ビード変更工程S116によってもその表示(変色された検査ビード)が維持される。つまり、不合格と判定された検査ビードは、検査が終了・中断されるまで、HMD102で、変色されて表示され続ける。これにより、ユーザは、不合格と判定したビードの位置を容易に見つけることができ、効率良く再検査することが可能となる。
なお、この例では、合格に関する判定がなされた場合、情報処理装置101は、その検査ビードを、不合格判定とは異なる表示状態(例えば青色)に変更し、検査ビード変更工程S116で次の検査ビード(n+1番目)が表示された際に、その表示(n番目)を削除するように設定されている(図5の重畳画像データ2.1参照)。ただし、ユーザがコントローラ9の操作により、後ほど再度n番目の検査ビードを表示させた場合、合格に関する表示状態(上記の場合、青色)で表示される。
検査ビード変更工程S116は、情報処理装置101が、ユーザによるコントローラ9の操作に応じて、検査用3次元モデルにおける表示対象の検査ビードを、n番目の検査ビードからn+1番目(又はn−1番目)の検査ビードに変更する工程である。つまり、検査ビード変更工程S116では、HMD102に表示される表示用の3次元モデルにおいて、コントローラ9の操作に応じて、表示される検査ビードを検査順に即して変更していく工程である。
検査ビード変更工程S116では、図5に示すように、表示画像が、重畳画像データ1又は第一画像データ1から、重畳画像データ2.1(合格に関する判定時)又は重畳画像データ2.2(不合格に関する判定時)に切り替えられる。これにより、ユーザは、表示されたビードに応じて、1つずつ順番にビードを検査することができる。なお、情報処理装置101は、合否記録工程S114で何らかの判定がなされた後にしか検査ビードの表示を変更できないように設定されても良い。
このように、本実施形態の溶接検査方法によれば、現実の金属加工品Zと重なった「(検査順に応じた)1つの検査ビードモデル」が、重畳画像データ(MR画像)としてHMD102を介してユーザの視界に提供される。そして、本実施形態によれば、ユーザは、例えば自由に移動しながら、コントローラ9の操作により、視界において、MR空間と現実空間とを切り替えることができる。つまり、ユーザは、比較において、視点を変えずに又は様々な視線角度から、仮想ビートと現実ビードを交互に見ることができ、位置と形状(大きさ・長さ・深さ等)を容易且つ直感的に比較することができる。そして、ユーザは、その検査ビードに対して合否を判断し、検査ビードと判断結果が1対1で対応する形で、検査結果が情報処理装置101に記録される。そして、ユーザは、コントローラ9の操作により、次の検査対象である検査ビードを視界に表示させることができ、容易且つ直感的に次の順番のビードを発見することができる、つまり、本実施形態によれば、容易に多数のビードを順番に沿って検査することができる。このように、本実施形態によれば、曲面形状を有し且つ多数のビードがあらゆる面に形成された金属加工品Zのビードの検査を容易に行うことができ、ひいては検査精度を向上させることができる。
なお、表示維持工程S115では、合否記録工程S114においてn番目の検査ビードに対する合格に関する検査結果が記録された場合に、情報処理装置101が、検査用3次元モデルにおけるn番目の検査ビードの表示状態を不合格の場合とは異なる表示状態(元の表示状態とも異なる)に変更し且つその表示が維持されるように検査用3次元モデルを補正しても良い。これによれば、ユーザは、判定済みのビード、ひいては合格したビードと不合格したビードを容易に確認することができる。本実施形態の溶接検査方法は、例えば既存のMRシステムに対するプログラムの一部変更、既存機能の利用、機能の追加、及び/又は装置(例えばコントローラ9)の追加などにより、実行することが可能である。
(まとめ)
本実施形態の溶接検査方法は、下記のように記載することができる。すなわち、本実施形態の溶接検査方法は、図6に示すように、ヘッドマウントディスプレイ102を介してユーザに重畳画像である複合現実感を提示する情報処理装置101を用いて、複数のビード及び曲面形状を有する金属加工品Zのビードを検査する溶接検査方法であって、情報処理装置101が、現実空間の金属加工品Zと仮想空間の3次元モデルとを位置合わせし、現実空間の金属加工品Z上に3次元モデルが重ねて表示される重畳画像データをHMD102に送信する第1工程S1と、情報処理装置101が、設定された順番に基づき、重畳画像データ上で検査対象のビードのみを表示する第2工程S2と、情報処理装置101が、ユーザの操作に応じて、HMD101を介してユーザに提示される画像を、重畳画像データと現実空間を表示する第一画像データとの間で切り替える第3工程S3と、情報処理装置101が、ユーザの操作に応じて、検査対象としてHMD102に表示されているビードの検査結果を記録する第4工程S4と、情報処理装置101が、ユーザの操作及び順番に応じて、重畳画像データに表示される検査対象のビードを次のビード(今表示のビードから別のビード)に切り替える第5工程S5と、を含む。
また、第5工程S5では、第4工程S4で不合格に関する検査結果が記録された場合、情報処理装置101が、当該不合格と判定されたビードの重畳画像データ上の表示を、表示状態を変更し且つ以降のビードの表示の切り替え後も維持する。これにより、上記の効果が発揮される。
第1工程S1、第2工程S2、第3工程S3、第4工程S4、及び第5工程S5は、3次元モデル記録工程S101と、基準設定工程S102と、対象設定工程S103と、順番設定工程S104と、検査モデル生成工程S105と、現在空間撮像工程S106と、座標取得工程S107と、仮想空間生成工程S108と、位置姿勢取得工程S109と、仮想空間撮像工程S110と、重畳画像生成工程S111と、画像データ送信工程S112と、表示切替工程S113と、合否記録工程S114と、表示維持工程S115と、検査ビード変更工程S116と、を含んでいる。これらの工程を繰り返すことで、設定された順番にそって容易且つ漏れなくビードを検査することができる。
(その他)
なお、本発明において、「金属加工品」を「検査対象物」に置き換え、「ビード」を「加工部(加工された部位)」に置き換えて考えることも可能である。ただし、本発明は、上述のように、曲面形状を有する金属加工品の多数のビード(様々な態様となり易い部位)を検査することに対して極めて有効である。
また、本発明は、溶接検査システムとして記載することもできる。例えば、本発明の溶接検査システムは、
現実空間を撮像する現実空間撮像部を有するヘッドマウントディスプレイと、前記ヘッドマウントディスプレイと通信可能に接続される情報処理装置と、複数のビード及び曲面形状を有する金属加工品に対して配置されたマーカセットと、を備え、前記金属加工品のビードを検査するための溶接検査システムであって、
ユーザの操作に応じて信号を前記情報処理装置に送信する持ち運び式のコントローラを備え、
前記情報処理装置は、
前記ヘッドマウントディスプレイから受信した前記マーカセットに関するデータに基づいて前記金属加工品の座標を取得する座標取得部と、
前記複数のビードが形成された前記金属加工品の完成品を示す3次元モデルが予め記録された3次元モデル記録部と、
ユーザの操作に応じて前記3次元モデルに少なくとも第1基準位置、第2基準位置、および第3基準位置を設定する基準設定部と、
ユーザの選択に応じて検査対象の前記ビードである検査ビードを決定する対象決定部と、
ユーザの操作に応じて前記検査ビードの検査の順番を決定する順番決定部と、
前記検査ビードの検査結果を記録するための検査結果記録部と、
前記座標取得部で取得した前記金属加工品の座標を用いて、前記3次元モデルを当該金属加工品の位置に表示可能な仮想空間を生成する仮想空間生成部と、
前記ヘッドマウントディスプレイを装着するユーザの位置及び姿勢を取得する位置姿勢取得部と、
前記位置姿勢取得部で取得した位置及び姿勢を用いて、前記仮想空間生成部で生成された仮想空間を撮像する仮想空間撮像部と、
前記現実空間撮像部で撮像することにより生成された第一画像データと、前記仮想空間撮像部で撮像することにより生成された第二画像データとを重畳した重畳画像データを生成する重畳画像生成部と、
前記重畳画像データをユーザに提示するよう、当該重畳画像データを前記ヘッドマウントディスプレイに送信する画像データ送信部と、
前記ヘッドマウントディスプレイでユーザに提示される画像を、前記重畳画像データと前記現実空間とで切り替える第一表示制御部と、
前記ヘッドマウントディスプレイでユーザに提示される画像において、前記第二画像データの前記ビードの表示を、前記順番決定部で決定されたn番目(nは自然数)の前記検査ビードのみに制御する第二表示制御部と、
を備え、
前記マーカセットは、それぞれが複数の棒状部と複数の球状部を有し且つ三角形の頂点に位置するように互いに離間して配置された、第1マーカ、第2マーカ、及び第3マーカを有し、
前記重畳画像生成手段は、前記第1マーカの基部と前記第1基準位置が一致し、前記第2マーカの基部と前記第2基準位置が一致し、前記第3マーカの基部と前記第3基準位置が一致するように、前記重畳画像データを生成し、
前記コントローラは、画像切替信号、対象切替信号、及び合否判定信号を送信可能に構成され、
前記第一表示制御部は、前記画像切替信号の受信に応じて、前記ヘッドマウントディスプレイでユーザに提示される画像を、前記重畳画像データと前記現実空間とで切り替え、
前記第二表示制御部は、前記対象切替信号の受信及び前記順番決定部で決定された順番に応じて、前記第二画像データにおける前記ビードの表示をn番目の前記検査ビードからn+1番目又はn−1番目の前記検査ビードに切り替え、
前記検査結果記録部は、合否判定信号の受信に応じて、n番目の前記検査ビードの検査結果を記録する。
また、前記第二表示制御部は、n番目の前記検査ビードに対して不合格に関する前記合否判定信号を受信した場合、当該n番目の前記検査ビードの表示状態を変更して検査終了まで表示を維持し、以後、前記対象切替信号を受信した場合、前記順番に応じた前記検査ビードとともにn番目の前記検査ビードを表示しても良い。
(参考:特開2015−125641号公報から引用)
例えば特開2015−125641号公報に記載のように、MRシステムは、複合現実感(MR)をユーザに提供するシステムである。MRシステムは、情報処理装置101、HMD102、赤外線カメラ104、デプスセンサ105と、を含む。情報処理装置101には、HMD102と、赤外線カメラ104と、デプスセンサ105とが接続されており、情報処理装置101はこれらと相互にデータ通信可能に有線または無線で接続されている。なお、MRシステムにおいて、デプスセンサ105は必ずしも必要でなく、HMDを介して取得したマーカの座標と三角測量に基づき対象位置が特定されても良い。また、下記のマーカ402は、マーカセットMに対応するものである。また、図7のシステム上に接続される各種端末の構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例がある。
情報処理装置101は、パーソナルコンピュータのような装置である。情報処理装置101は、HMD102で撮像された現実空間の画像(以下、現実空間画像)(「第一画像データ」に相当する)と、情報処理装置101で生成された仮想空間の画像(以下、仮想空間画像)(「第二画像データ」に相当する)とを重畳した画像(以下、複合現実画像)(「重畳画像データ」に相当する)を生成し、HMD102に送信する。MRの技術に関しては従来技術を用いるため、詳細な説明は省略する。
HMD102は、いわゆるヘッドマウントディスプレイである。HMD102は、ユーザの頭部に装着するディスプレイ装置であり、右目用と左目用のビデオカメラと、右目用と左目用のディスプレイを備えている。HMD102は、HMD102のビデオカメラで撮像された現実空間画像を情報処理装置101に送信する。そして、情報処理装置101から送信されてきた複合現実画像を受信し、ディスプレイに表示する。更に、右目用と左目用のビデオカメラとディスプレイを設けているので、視差によって立体感を得ることができる。尚、HMD102で撮像する現実空間画像、及び表示する複合現実画像は、動画形式が望ましいが、所定の間隔で撮像された画像であってもよい。
赤外線カメラ104は、赤外線を照射することで現実空間を撮像する装置である。本参考形態では、赤外線カメラ104はHMD102が備えるオプティカルマーカ103を検出し、HMD102の位置や姿勢を検出する。どのような状況下でもオプティカルマーカ103を検出できるように、赤外線カメラ104を複数設置することが望ましい。尚、本参考形態では赤外線カメラ104とHMD102が備えるオプティカルマーカ103を用いてHMD102の位置・姿勢を取得するが、HMD102の位置・姿勢が検出できればどのような形態でも構わない。例えば、磁気センサを用いてもよいし、HMD102で撮像された映像を解析して位置・姿勢を特定してもよい。デプスセンサ105は、現実空間の物体の位置を検出するためのセンサである。デプスセンサ105はHMD102に備えられており、HMD102を装着するユーザの視線方向に存在する現実空間の物体の位置を示す座標を取得する。そのため、デプスセンサ105はHMD102を装着するユーザの視線方向と同様の方向に向けてHMD102に固定されている。
図8は、情報処理装置101のハードウェア構成を示す図である。尚、図8の情報処理装置101のハードウェアの構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例がある。CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / OutputSystem)やオペレーティングシステムや、各種装置の実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボードやマウス等のポインティングデバイス(入力デバイス210)からの入力を制御する。ビデオコントローラ(VC)206は、HMD102が備える右目・左目ディスプレイ222等の表示器への表示を制御する。右目・左目ディスプレイ222に対しては、例えば外部出力端子(例えば、Digital Visual Interface)を用いて出力される。また、右目・左目ディスプレイ222は、右目用のディスプレイと左目用のディスプレイとから構成されている。
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるカード型メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。また、通信I/Fコントローラ208は、赤外線カメラ104、デプスセンサ105との通信も制御する。汎用バス209は、HMD102の右目・左目ビデオカメラ221(現実空間撮像部)からの映像を貼り込むために使用される。右目・左目ビデオカメラ221からは、外部入力端子(例えば、IEEE1394端子)を用いて入力される。右目・左目ビデオカメラ221は、右目用のビデオカメラと左目用のビデオカメラとから構成されている。尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
情報処理装置101が後述する各種処理を実行するために用いられる各種プログラム等は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、本参考例に係わるプログラムが用いる定義ファイルや各種情報テーブルは外部メモリ211に格納されている。
図9は、情報処理装置101の機能構成を示す機能構成図である。尚、図9の情報処理装置101の機能構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例がある。情報処理装置101は、通信制御部301、3次元モデル管理部302、現実空間画像取得部303、マーカ検出部304、仮想空間生成部305、位置姿勢取得部306、物体座標取得部307、複合現実画像生成部308を備える。
通信制御部301は、HMD102、赤外線カメラ104、デプスセンサ105等の装置と情報の送受信を行うための機能部である。3次元モデル管理部302は、外部メモリ211等に記憶され、仮想空間に表示可能な3次元モデルを管理する機能部である。現実空間画像取得部303は、HMD102の右目・左目ビデオカメラ221の撮像により生成される現実空間画像を取得するための機能部である。
マーカ検出部304は、現実空間画像取得部303で取得した現実空間画像に含まれるマーカを検出するための機能部である。マーカとは、情報処理装置101が現実空間の物体の位置・姿勢を認識するための二次元コードである。このマーカの例を図10のマーカ402に示す。図10は本参考形態のMRシステムを利用するユーザとそのユーザの周辺の様子を示す図である。ユーザはデプスセンサ105を備えるHMD102を装着しており、更にマーカ402が複数貼り付けられた作業対象物401が存在している。情報処理装置101のマーカ検出部304は現実空間画像に所定の画像処理を実行し、このマーカ402を検出する。マーカ402を検出することで、複雑な画像処理を行うことなく、現実空間の物体の位置・姿勢を認識することができる。
仮想空間生成部305は、現実空間に重畳させて表示するための仮想空間を生成する機能部である。仮想空間生成部305は、3次元モデルを3次元モデル管理部302から取得し、所定の座標位置と向きで当該3次元モデルを配置することで、仮想空間を生成する。位置姿勢取得部306は、赤外線カメラ104から送信されるHMD102の位置・姿勢を取得するための機能部である。赤外線カメラ104から送信される位置・姿勢は、現実空間における位置・姿勢であるので、これを当該現実空間に対して位置合わせされた仮想空間における位置・姿勢として変換し、取得する機能も有する。物体座標取得部307は、HMD102が備えるデプスセンサ105が計測した現実空間の物体の位置座標を取得する。デプスセンサ105は、計測用の画素ごとに現実空間の物体に対して位置座標を計測するので、この複数の位置座標を物体座標取得部307が取得することになる。複合現実画像生成部308は、現実空間画像取得部303で取得した現実空間画像と、仮想空間生成部305で生成した仮想空間を撮像した仮想空間画像とを重畳して、複合現実画像を生成するための機能部である。
次に、本参考例における情報処理装置101によって行われる一連の処理について、図11に示すフローチャートを用いて説明する。図11の説明の前に図10を参照して本参考例の概要について説明する。図10は、前述した通り、本参考形態のMRシステムを利用するユーザとそのユーザの周辺の様子を示す図である。ユーザはデプスセンサ105を備えるHMD102を装着しており、更にマーカ402が複数貼り付けられた金属加工品401が存在している。MRシステムは、この加工をする際の基準となる3次元モデルである基準モデル(第2の3次元モデル)を、マーカ402を用いて金属加工品401の位置に表示する。更には、デプスセンサ105で計測した結果生成される、現実空間の物体(金属加工品401や床や壁等)を示す3次元モデルである計測モデル(第1の3次元モデル)を現実空間の当該物体の位置に表示する。
ユーザは、こうして表示された計測モデルの形を基準モデルの形に合わせるように工具を用いて加工していく。ユーザが金属加工品401を加工すると当該金属加工品401の形状が変化する。そしてこの形状が変化した金属加工品401をデプスセンサ105が計測し、計測モデルを再生成するため、リアルタイムに加工の結果が正しいか否かを確認することができる。従来はこうした計測モデルを生成するときにHMD102から取得する現実空間画像を用いていたが、画像処理のロジックによって計測モデルを表示する位置が変わってきてしまう。そのため、本参考例ではデプスセンサ105をHMD102に備え、当該デプスセンサ105の計測結果を用いることで、より精度のよい位置で計測モデルを表示することができる。以下、これらの詳細な処理について図11のフローチャートを用いて説明する。
まずステップS501では、情報処理装置101のCPU201は、情報処理装置101の赤外線カメラ104から送信される現実空間におけるHMD102の位置・姿勢、すなわちHMD102を装着するユーザの位置・姿勢を取得する(位置姿勢取得部)。そして、取得した位置・姿勢に対応する仮想空間における位置・姿勢を取得する。現実空間と仮想空間とはあらかじめ位置合わせがなされている。そのため、現実空間における位置・姿勢がわかれば、それに対応する仮想空間の位置・姿勢も取得できる。ステップS502では、情報処理装置101のCPU201は、HMD102に備えられたデプスセンサ105から送信される現実空間の物体(金属加工品401や床や壁等)の深度座標を取得する(座標取得部)。ここでいう深度座標とは、デプスセンサ105が計測した座標である。デプスセンサ105は情報処理装置101が把握する仮想空間や現実空間とは異なる独自の座標系を持っている。本参考形態ではこの座標系に基づいた座標を深度座標と呼ぶ。
より具体的には、図12の座標系イメージ600と座標系イメージ610に示す通りである。座標系イメージ600に示す通り、デプスセンサ105を原点とし、デプスセンサ105の視線方向602をZ軸とし、当該Z軸に対して直交する上下方向601をY軸としている。更には、座標系イメージ610に示すとおり、Y軸とZ軸に直交する左右方向611をX座標としている。この3軸の座標系に基づいて、デプスセンサ105が現実空間の物体の深度座標を取得する。
ステップS503では、情報処理装置101のCPU201は、HMD102の右目・左目ビデオカメラ221から送信された現実空間画像を取得する。そして、ステップS504では、情報処理装置101のCPU201は、ステップS503で取得した現実空間画像から金属加工品401に付されたマーカ402を検出する。現実空間画像からマーカ402を検出する技術については、従来技術を用いるため説明は省略する。ステップS505では、情報処理装置101のCPU201は、ステップS504で現実空間画像から金属加工品401に付されたマーカ402を検出したか否かを判定する。マーカ402を検出したと判定した場合には、ステップS506に処理を進める。マーカ402を検出していないと判定した場合には、本一連の処理を終了する。
ステップS506では、情報処理装置101のCPU201は、ステップS504で検出したマーカ402に対応する基準モデルを外部メモリ211等から取得する。当該基準モデルはマーカ402が付された金属加工品401を加工した結果の完成形を示す3次元モデルである。基準モデルはあらかじめ作成し、情報処理装置101の外部メモリ211等にマーカ402と対応付けて記憶しておく。
ステップS507では、情報処理装置101のCPU201は、ステップS504で検出したマーカ402に基づいて、ステップS506で取得した基準モデルを表示する仮想空間上の座標と向きを特定する(位置特定部)。外部メモリ211等では、金属加工品401に付されるマーカ402ごとに、仮想空間において基準モデルをどのような向きで表示するべきかを記憶している。更に、ステップS501で取得したHMD102の仮想空間における位置・姿勢と、現実空間画像から取得可能なマーカ402の向きや形状とを用いて、HMD102とマーカ402との位置関係を特定できる。よって、この位置関係に基づいて基準モデルを表示する仮想空間上の座標を特定する。
ステップS508では、情報処理装置101のCPU201は、ステップS507で特定した座標と向きで、ステップS506で取得した基準モデル(第2の3次元モデル)を配置する。すなわち、この配置された位置は、現実空間の金属加工品401に対応する位置である。ステップS509では、情報処理装置101のCPU201は、ステップS502で取得した現実空間の物体の深度座標を、ステップS501で取得したHMD102の位置・姿勢に応じて、仮想空間の座標に変換する。すなわち、デプスセンサ105で取得した座標の座標系を仮想空間の座標系に変換するということである。デプスセンサ105はHMD102に備えられているので、デプスセンサ105の位置・姿勢は、HMD102の位置・姿勢と同等である。これを利用して、深度座標をHMD102の位置・姿勢に応じて仮想空間上の座標に変換する。尚、デプスセンサ105の設置位置に応じて座標の補正を行うことが望ましい。
ステップS510では、情報処理装置101のCPU201は、ステップS509で変換した仮想空間の座標が示す点同士を線分で接続し、金属加工品401を示す格子状の計測モデル(第1の3次元モデル)を仮想空間上に生成する(3次元モデル生成部)。情報処理装置101がデプスセンサ105から取得するのは、現実空間の物体を示す点の座標群である。よって、この点を線で結ぶことでユーザが視認しやすい形態としている。ステップS511では、情報処理装置101のCPU201は、ステップS501で取得したHMD102の位置・姿勢に応じて仮想空間上に仮想的なカメラを設置し、当該カメラから撮像した仮想空間画像を生成する(仮想空間撮像部)。そして、ステップS512では、情報処理装置101のCPU201は、ステップS511で取得した仮想空間画像とステップS503で取得した現実空間画像とを重畳し、複合現実画像を生成する(重畳画像生成部)。
ステップS513では、情報処理装置101のCPU201は、ステップS512で生成した複合現実画像をHMD102に送信し、HMD102の右目・左目ディスプレイ222を通じて複合現実画像をユーザに提示する(画像データ送信部)。
以上のステップS501乃至ステップS513の処理をユーザから終了の指示があるまで、繰り返し実行する。例えば、図11のフローチャートを実行した結果として図13に示すような複合現実画像が右目・左目ディスプレイ222に表示される。図13にはステップS510で生成した計測モデル700と、ステップS508で配置した基準モデル710とが表示されている。図13では図示していないが、これらは金属加工品401の位置に重ねて表示されている。ユーザはこの複合現実画像を見ながら、基準モデル710に合うように金属加工品401を加工していく。金属加工品401の位置に重ねて表示されているため、計測モデル700に対して加工を施すイメージで作業が行える。そして、図11のフローチャートを繰り返し実行するため、加工に応じて変化する金属加工品401の形状が計測モデル700に反映される。
計測モデル700と基準モデル710とが一致するように加工を行っていくと、図14に示すような複合現実画像となる。つまり、計測モデル700と基準モデル710とが一致したということは、金属加工品401が基準モデル710と同じ形状になったということである。このようにして、金属加工品401の加工作業を支援する。
以上説明したように、本参考形態によれば、複合現実感を提示する仕組みにおいて、ユーザの装着するヘッドマウントディスプレイが備えるデプスセンサを用いて、金属加工品の位置に当該金属加工品を示す3次元モデルを表示することの可能な効果を奏する。本参考例は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本参考例は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本参考例に含まれる。したがって、本参考例の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本参考例を実現するものである。つまり、本参考例は、本参考例の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本参考例のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本参考例のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本参考例の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本参考例に含まれるものである。
また、本参考例のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
221:ビデオカメラ(現実空間撮像部)、102:ヘッドマウントディスプレイ、
101:情報処理装置、Z:金属加工品、M1、M2、M3:立体マーカ、
M:マーカセット、9:コントローラ

Claims (5)

  1. ヘッドマウントディスプレイを介してユーザに重畳画像である複合現実感を提示する情報処理装置を用いて、複数のビード及び曲面形状を有する金属加工品の前記ビードを検査する溶接検査方法であって、
    前記情報処理装置が、現実空間の前記金属加工品と仮想空間の3次元モデルとを位置合わせし、現実空間の前記金属加工品上に前記3次元モデルが重ねて表示される重畳画像データを前記ヘッドマウントディスプレイに送信する第1工程と、
    前記情報処理装置が、設定された順番に基づき、前記重畳画像データ上で検査対象のビードのみを表示する第2工程と、
    前記情報処理装置が、ユーザの操作に応じて、前記ヘッドマウントディスプレイを介してユーザに提示される画像を、前記重畳画像データと現実空間を表示する第一画像データとの間で切り替える第3工程と、
    前記情報処理装置が、ユーザの操作に応じて、検査対象として前記ヘッドマウントディスプレイに表示されている前記ビードの検査結果を記録する第4工程と、
    前記情報処理装置が、ユーザの操作及び前記順番に応じて、前記重畳画像データに表示される検査対象のビードを次のビードに切り替える第5工程と、
    を含む溶接検査方法。
  2. 前記第5工程では、前記第4工程で不合格に関する検査結果が記録された場合、前記情報処理装置が、当該不合格と判定されたビードの前記重畳画像データ上の表示を、表示状態を変更し且つ以降のビードの表示の切り替えの後にも維持する請求項1に記載の溶接検査方法。
  3. 現実空間を撮像する現実空間撮像部を有するヘッドマウントディスプレイと、前記ヘッドマウントディスプレイと通信可能に接続される情報処理装置と、複数のビード及び曲面形状を有する金属加工品に対して配置された3つの立体マーカを含むマーカセットと、前記情報処理装置と通信可能に接続されたコントローラと、を備えた複合現実感システムを用いて、前記金属加工品の前記ビードの検査をするための溶接検査方法であって、
    ユーザが前記情報処理装置に、前記複数のビードが形成された前記金属加工品の完成品を示す3次元モデルを記録する3次元モデル記録工程と、
    ユーザが前記情報処理装置に、前記3次元モデルにおける前記マーカセットに対応する位置として、第1立体マーカに対応する第1基準位置、第2立体マーカに対応する第2基準位置、及び第3立体マーカに対応する第3基準位置を含む基準位置を設定する基準設定工程と、
    ユーザが前記情報処理装置に、前記3次元モデルにおける検査対象の前記ビードである検査ビードを設定する対象設定工程と、
    ユーザが前記情報処理装置に、前記検査ビードの検査の順番を設定する順番設定工程と、
    前記情報処理装置が、前記3次元モデルの前記ビードのうち、前記順番決定工程で決定されたn番目(nは自然数)の前記検査ビードのみを表示した検査用3次元モデルを生成する検査モデル生成工程と、
    前記情報処理装置が、前記ヘッドマウントディスプレイから受信した前記マーカセットに関する検知データに基づいて前記金属加工品の座標を取得する座標取得工程と、
    前記情報処理装置が、前記基準位置及び前記座標取得工程で取得した前記金属加工品の座標を用いて、前記検査用3次元モデルを当該金属加工品の位置に表示可能な仮想空間を生成する仮想空間生成工程と、
    前記情報処理装置が、前記ヘッドマウントディスプレイを装着するユーザの位置及び姿勢を取得する位置姿勢取得工程と、
    前記情報処理装置が、前記位置姿勢取得工程で取得した位置及び姿勢を用いて、前記仮想空間生成工程で生成された仮想空間を撮像する仮想空間撮像工程と、
    前記情報処理装置が、前記現実空間撮像工程で撮像することにより生成された第一画像データと、前記仮想空間撮像工程で撮像することにより生成された第二画像データとを重畳した重畳画像データを生成する重畳画像生成工程と、
    前記重畳画像データをユーザに提示するよう、前記情報処理装置が、当該重畳画像データを前記ヘッドマウントディスプレイに送信する画像データ送信工程と、
    前記情報処理装置が、ユーザによる前記コントローラの操作に応じて、前記ヘッドマウントディスプレイでユーザに提示される画像を、前記重畳画像データと前記第一画像データとで切り替える表示切替工程と、
    前記情報処理装置が、ユーザによる前記コントローラの操作に応じて、n番目の前記検査ビードの合否を記録する合否記録工程と、
    前記情報処理装置が、ユーザによる前記コントローラの操作に応じて、前記検査用3次元モデルにおける表示対象の前記検査ビードを、n番目の前記検査ビードからn+1番目又はn−1番目の前記検査ビードに変更する検査ビード変更工程と、
    を含む溶接検査方法。
  4. 前記合否記録工程においてn番目の前記検査ビードに対する不合格に関する検査結果が記録された場合に、前記情報処理装置が、前記検査用3次元モデルにおけるn番目の前記検査ビードの表示状態を変更し且つその表示が維持されるように前記検査用3次元モデルを補正する表示維持工程を含む請求項3に記載の溶接検査方法。
  5. 前記合否記録工程においてn番目の前記検査ビードに対する合格に関する検査結果が記録された場合に、前記情報処理装置が、前記検査用3次元モデルにおけるn番目の前記検査ビードの表示状態を前記不合格の場合とは異なる表示状態に変更し且つその表示が維持されるように前記検査用3次元モデルを補正する表示維持工程を含む請求項4に記載の溶接検査方法。
JP2015165088A 2015-08-24 2015-08-24 検査方法及び検査システム Active JP6364389B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015165088A JP6364389B2 (ja) 2015-08-24 2015-08-24 検査方法及び検査システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015165088A JP6364389B2 (ja) 2015-08-24 2015-08-24 検査方法及び検査システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017044496A true JP2017044496A (ja) 2017-03-02
JP6364389B2 JP6364389B2 (ja) 2018-07-25

Family

ID=58211652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015165088A Active JP6364389B2 (ja) 2015-08-24 2015-08-24 検査方法及び検査システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6364389B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020510198A (ja) * 2017-03-07 2020-04-02 ザ・チャールズ・スターク・ドレイパ・ラボラトリー・インコーポレイテッド パイプ検査のための拡張現実可視化
JP2020166424A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 三菱重工業株式会社 表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム
KR20210075002A (ko) * 2019-12-12 2021-06-22 주식회사 스쿱 혼합현실 디스플레이 기반의 산업용 교육훈련 시스템 및 방법
JP7349651B1 (ja) 2022-10-25 2023-09-25 国立大学法人静岡大学 作業データ収集方法、作業教示方法、作業実行方法、システム、及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003338700A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Hitachi Giken Co Ltd 工業製品のリペア支援装置
JP2009150866A (ja) * 2007-11-29 2009-07-09 Toshiba Corp 外観検査装置、外観検査システム及び外観検査方法
US20090298024A1 (en) * 2008-05-28 2009-12-03 Todd Batzler Welding training system
JP2016528479A (ja) * 2013-06-11 2016-09-15 アセルサン・エレクトロニク・サナイ・ヴェ・ティジャレット・アノニム・シルケティAselsan Elektronik Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketi 4つのledのパターンによるポーズの決定

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003338700A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Hitachi Giken Co Ltd 工業製品のリペア支援装置
JP2009150866A (ja) * 2007-11-29 2009-07-09 Toshiba Corp 外観検査装置、外観検査システム及び外観検査方法
US20090298024A1 (en) * 2008-05-28 2009-12-03 Todd Batzler Welding training system
JP2016528479A (ja) * 2013-06-11 2016-09-15 アセルサン・エレクトロニク・サナイ・ヴェ・ティジャレット・アノニム・シルケティAselsan Elektronik Sanayi ve Ticaret Anonim Sirketi 4つのledのパターンによるポーズの決定

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020510198A (ja) * 2017-03-07 2020-04-02 ザ・チャールズ・スターク・ドレイパ・ラボラトリー・インコーポレイテッド パイプ検査のための拡張現実可視化
JP2020166424A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 三菱重工業株式会社 表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム
KR20210075002A (ko) * 2019-12-12 2021-06-22 주식회사 스쿱 혼합현실 디스플레이 기반의 산업용 교육훈련 시스템 및 방법
KR102494000B1 (ko) * 2019-12-12 2023-01-31 주식회사 스쿱 혼합현실 디스플레이 기반의 산업용 교육훈련 시스템 및 방법
JP7349651B1 (ja) 2022-10-25 2023-09-25 国立大学法人静岡大学 作業データ収集方法、作業教示方法、作業実行方法、システム、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6364389B2 (ja) 2018-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10095458B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, non-transitory computer-readable storage medium, and system
JP4739002B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置
CA3016539C (en) Image processing method, display device, and inspection system
JP5378374B2 (ja) リアルオブジェクトに対するカメラの位置および方向を把握する方法およびシステム
EP3403254B1 (en) Weld training systems to synchronize weld data for presentation
JP6643170B2 (ja) 作業支援システム及び方法
JP5845211B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP2015125641A (ja) 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム
JP2017039168A (ja) 溶接作業順序立てのための拡張現実インタフェース
JP5390813B2 (ja) 空間情報表示装置及び支援装置
US10614590B2 (en) Apparatus for determination of interference between virtual objects, control method of the apparatus, and storage medium
JP6364389B2 (ja) 検査方法及び検査システム
JP6978701B2 (ja) 情報処理システム、その制御方法、及びプログラム、並びに、情報処理装置、その制御方法、及びプログラム
CN109117684A (zh) 用于在双目增强现实设备上选择性扫描的系统和方法
JP2006302034A (ja) 画像処理方法、画像処理装置
CN105144249A (zh) 零件安装作业支持系统及零件安装方法
JP6775957B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム
JP7005224B2 (ja) 情報処理装置、システム、画像処理方法、コンピュータプログラム、及び記憶媒体
JP6738007B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラム
JP2007064684A (ja) マーカ配置補助方法及び装置
JP6295296B2 (ja) 複合システム及びターゲットマーカ
JP2016122392A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラム
JP2017120650A (ja) 情報処理システム、その制御方法、及びプログラム、並びに情報処理装置、その制御方法、及びプログラム
JP2022058753A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP6152888B2 (ja) 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム、並びに、情報処理システム、その制御方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180626

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6364389

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250