JP7332393B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、冷媒とクーラントとを熱交換するための熱交換器に関するものである。
従来、冷媒等の第1熱媒体と水等の液体の第2熱媒体との熱交換に用いられる熱交換器としては、外管と、外管の内側に設けられた内管と、を有する二重管式の熱交換器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
二重管式の熱交換器は、内管の内側に第1熱媒体を流通させるとともに、外管との内側と内管の外側との間に第2熱媒体を流通させることによって、第1熱媒体と第2熱媒体とを熱交換させている。
特開2018-91599号公報
二重管式の熱交換器は、コンパクト化を図るため螺旋状に曲げて使用されることが多いが、その場合、中心部が空洞となるため、単位体積当たりの伝熱面積を十分に確保できず、小型化を図ることが困難である。
本発明の目的とするところは、単位体積当たりの熱交換量を向上させることによって、小型化を図ることのできる熱交換器を提供することにある。
本発明の熱交換器は、前記目的を達成するために、互いに間隔をおいて配置された一対のヘッダと一対の前記ヘッダの間を接続する断面扁平形状の熱交換チューブとを有する熱交換モジュールを複数積層することによって形成された熱交換ユニットと、前記熱交換ユニットにおける少なくとも熱交換チューブを収容するユニット収容体と、を備え、前記熱交換チューブ内を流通する第1熱媒体とユニット収容体内において前記熱交換チューブの外側を流通する第2熱媒体とを熱交換させる熱交換器であって、前記熱交換ユニットには、一の前記熱交換モジュールにおいて前記熱交換チューブを一方に向かって流通した第1熱媒体を、隣り合う他の前記熱交換モジュールにおいて前記熱交換チューブを他方に向かって流通させることにより、積層された複数の前記ヘッダの間を蛇行させながら複数の前記熱交換モジュールの積層方向に第1熱媒体を流通させる第1熱媒体流路が形成され、前記ユニット収容体内における熱交換ユニットの外側には、前記熱交換チューブの断面長手方向の両側の間を前記熱交換モジュールの積層方向と直交する面において蛇行させながら第2熱媒体を流通させる第2熱媒体流路が形成されている。
本発明によれば、外形寸法を大きくすることなく、第2熱媒体流路の全長を大きくし、第1熱媒体と第2熱媒体との熱交換量を増加させることが可能となるので、単位体積当たりの熱交換量を向上させることによって、小型化を図ることが可能となる。
本発明の一実施形態を示す熱交換器の全体斜視図である。 熱交換器の分解斜視図である。 熱交換ユニットの斜視図である。 ヘッダの斜視図である。 熱交換チューブの斜視図である。 マニホールドの斜視図である。 ユニット収容体の分解斜視図である。 図1における8-8断面図である。 図8における9-9断面図である。 冷媒の流路を説明する斜視図である。 クーラントの流路を説明する斜視図である。 その他の例を示す熱交換チューブ及び流路形成板の断面図である。 その他の例を示す熱交換チューブ及び流路形成板の断面図である。
図1乃至図11は、本発明の一実施形態を示すものである。尚、本実施形態では、図1の実線の矢印で示す、前後方向、左右方向(幅方向)、上下方向を基準として方向を表記する。ただし、本発明の熱交換器は、ここで示す方向に限定されるものではない。
本実施形態の熱交換器1は、例えば、電気自動車またはハイブリッド自動車に適用されるものである。熱交換器1は、車両における温度の管理が必要な機器の温度を調節するために用いられ、冷凍サイクルを構成している冷媒回路の第1熱媒体としての冷媒と、温度の管理が必要な機器を冷却した第2熱媒体としてのクーラント(LLC)と、を熱交換させるためのものである。温度の管理が必要な機器は、例えば、車両走行用の電動モータに電力を供給するためのバッテリである。冷媒としては、例えば、R-134a、R-1234yfが用いられる。クーラントとしては、例えば、エチレングリコールに防腐剤及び防錆剤を添加した液体が用いられる。
熱交換器1は、図1に示すように、内部に冷媒が流通する熱交換ユニット10と、熱交換ユニット10における少なくとも後述する熱交換チューブが収容されるユニット収容体100と、を備えている。熱交換器1は、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂材料によって形成されている。熱交換ユニット10及びユニット収容体100は、それぞれ、必要な耐圧性能、耐食性能及び熱伝導性能を満たす単一の材料または複数の材料を組み合わせることによって形成される。
熱交換ユニット10は、図3に示すように、上下方向に積層される複数の熱交換モジュール11と、積層された熱交換モジュール11において上下方向に並ぶ後述する複数対のヘッダが接続される一対のマニホールド20と、を有している。
複数の熱交換モジュール11は、それぞれ、左右方向に互いに間隔をおいて設けられた一対のヘッダ12と、一対のヘッダ12の間を接続する熱交換チューブ13と、を有している。
一対のヘッダ12は、図4に示すように、それぞれ、中心軸を前後方向に向けた筒状の部材である。ヘッダ12は、前端が閉鎖され、後端が開放されている。ヘッダ12の後端は、図3に示すように、マニホールド20に接続される。ヘッダ12の外周部には、図4に示すように、軸方向に沿って延びるように、熱交換チューブ13の端部を接続するためのチューブ接続孔12aが形成されている。ヘッダ12におけるチューブ接続孔12aの外周側には、熱交換チューブ13の端面が当接するとともに、熱交換チューブ13の端部が嵌合するチューブ嵌合凹部12bが形成されている。
熱交換チューブ13は、図5に示すように、それぞれ、内部を流れる冷媒の流通方向と直交する断面における長手方向を前後方向に向けた姿勢で左右方向に延びる横断面扁平形状の管部材である。熱交換チューブ13には、横断面の長手方向(前後方向)に複数の冷媒流路13aが形成されている。熱交換チューブ13の上面及び下面には、冷媒流路13aに沿って延びる断面円弧状の凸部13bが、横断面の長手方向に複数配置されている。
一対のマニホールド20は、それぞれ、互いに上下方向に積層され、中心軸を前後方向に向けた複数の筒状部21を有する部材である。図6には、一方のマニホールド20のみを示す。複数の筒状部21のそれぞれの前端部には、ヘッダ12の後端が接続されるヘッダ接続孔21aが形成されている。筒状部21におけるヘッダ接続孔21aの外周側には、ヘッダ12の後端面が当接するとともに、ヘッダ12の端部が嵌合するヘッダ嵌合凹部21bが形成されている。また、マニホールド20における隣り合う筒状部21と筒状部21との間に位置する複数の部分のうちの一部には、上下方向に隣り合う筒状部21を互いに連通する連通孔21cが形成されている。さらに、一対のマニホールド20のうちの1つの筒状部21の後端部には、図3に示すように、冷媒を流入させるための冷媒流入口20aが形成されている。また、一対のマニホールド20のうちの冷媒流入口20aが形成された筒状部21以外の1つの筒状部21の後端部には、冷媒を流出させるための冷媒流出口20bが形成されている。
具体的には、冷媒流入口20aは、左側に位置するマニホールド20における上から1番目の筒状部21に形成されている。また、冷媒流出口20bは、左側に位置するマニホールド20における上から6番目の筒状部21に形成されている。さらに、左側に位置するマニホールド20は、図8に示すように、連通孔21cによって、上から2番目と3番目の筒状部21、及び、上から4番目と5番目の筒状部21が連通している。また、右側に位置するマニホールド20は、連通孔21cによって、上から1番目と2番目の筒状部21、上から3番目と4番目の筒状部21、及び、上から5番目と6番目の筒状部21が連通している。
ユニット収容体100は、図7に示すように、熱交換ユニット10の前後両面及び下面を覆う収容体本体110と、熱交換ユニット10の上面を覆う上面板120と、熱交換ユニット10の上下方向に隣り合う熱交換モジュール11の間に配置される複数の流路形成板130と、を有している。
収容体本体110は、熱交換ユニット10の下側に位置する下面板111と、前側に位置する前面板112と、後側に位置する後面板113と、を有している。収容体本体110は、左右方向の内側の大きさが一対のヘッダ12の間の大きさと略同一であり、前後方向の内側の大きさが熱交換チューブ13の前後方向の大きさよりも大きく、収容体本体110内において熱交換ユニット10の前後両側に所定の大きさの隙間が形成される。下面板111の左側且つ後側には、クーラントを流入させるためのクーラント流入口111aが形成されている。また、下面板111の上面には、熱交換ユニット10の最下部に位置する熱交換モジュール11との間の空間を左右方向に複数に仕切る流路形成部111bが形成されている。さらに、下面板111の上面の前後方向両側におけるそれぞれの幅方向の所定位置には、最下部に位置する流路形成板130の下面に設けられた後述する延出片が嵌合する嵌合溝111cが形成されている。
上面板120は、収容体本体110における前面板112と後面板113との間に嵌合する大きさに形成されている。上面板120の左側且つ後側には、クーラントを流出させるためのクーラント流出口120aが形成されている。また、上面板120の下面には、熱交換ユニット10の最上部に位置する熱交換モジュール11との間の空間を左右方向に複数に仕切る流路形成部120bが形成されている。さらに、上面板120の下面の前後方向両側におけるそれぞれの幅方向の所定位置には、最上部に位置する流路形成板130の上面に設けられた後述する嵌合溝に嵌合する延出片120cが形成されている。
複数の流路形成板130は、それぞれ、収容体本体110における前面板112と後面板113との間に嵌合する大きさの板状部材であり、図8及び図9に示すように、収容体本体110内における上下に隣り合う熱交換モジュール11の間の空間を上下に仕切っている。流路形成板130の上面及び下面には、図7乃至図9に示すように、上下方向に隣り合う熱交換チューブ13との間の空間を前後方向の前端側または後端側を除いて左右方向に複数の空間に仕切る流路形成部131が形成されている。また、流路形成板130の四隅のうちの1つには、ユニット収容体100内において流路形成板130によって仕切られた空間を上下方向に連通させるための連通切欠き130aが形成されている。さらに、各流路形成板130の下面の前後方向両側におけるそれぞれの幅方向所定位置には、流路形成部131に沿って延びると共に下方に延びる延出片130bが形成されている。また、各流路形成板130の上面の前後方向両側におけるそれぞれの幅方向所定位置には、流路形成部131に沿って延びるように形成され、上方に隣り合う流路形成板130の延出片130bが嵌合する嵌合溝130cが形成されている。複数の流路形成板130は、それぞれ、連通切欠き130aの位置が前後方向に互い違いとなるように向きを変えて上下に積層される。
具体的には、下から1番目、3番目及び5番目の流路形成板130の連通切欠き130aを、前側且つ右側に配置するとともに、2番目及び4番目の流路形成板130の連通切欠き130aを後側且つ左側に配置する。
以上のように構成された熱交換器1において、熱交換ユニット10を流通する冷媒は、図10に示すように、まず、冷媒流入口20aを介して、左側のマニホールド20の上から1番目の筒状部21に流入し、上から1番目の熱交換モジュール11を左から右に向かって流通し、右側のマニホールド20の上から1番目の筒状部21に流入する。右側のマニホールド20の上から1番目の筒状部21に流入した冷媒は、連通孔21cを介して、上から2番目の筒状部21に流入し、上から2番目の熱交換モジュール11を右から左に向かって流通し、左側のマニホールド20の上から2番目の筒状部21に流入する。左側のマニホールド20の上から2番目の筒状部21に流入した冷媒は、連通孔21cを介して、上から3番目の筒状部21に流入し、上から3番目の熱交換モジュール11を左から右に向かって流通し、右側のマニホールド20の上から3番目の筒状部21に流入する。右側のマニホールド20の上から3番目の筒状部21に流入した冷媒は、連通孔21cを介して、上から4番目の筒状部21に流入し、上から4番目の熱交換モジュール11を右から左に向かって流通し、左側のマニホールド20の上から4番目の筒状部21に流入する。左側のマニホールド20の上から4番目の筒状部21に流入した冷媒は、連通孔21cを介して、上から5番目の筒状部21に流入し、上から5番目の熱交換モジュール11を左から右に向かって流通し、右側のマニホールド20の上から5番目の筒状部21に流入する。右側のマニホールド20の上から5番目の筒状部21に流入した冷媒は、連通孔21cを介して上から6番目の筒状部21に流入し、上から6番目の熱交換モジュール11を右から左に向かって流通し、左側のマニホールド20の上から6番目の筒状部21に流入し、冷媒流出口20bから流出する。
即ち、熱交換ユニット10には、図10に示すように、積層された複数のヘッダ12の間を蛇行させながら熱交換モジュールの積層方向である上下方向の上から下に向かって冷媒を流通させる第1熱媒体流路としての冷媒流路が形成される。
また、ユニット収容体100を流通するクーラントは、図11に示すように、クーラント流入口111aを介して、収容体本体110の下面板111と下から1番目の流路形成板130との間の空間に流入し、前面板112と後面板113との間において蛇行しながら左から右に向かって流通する。下面板111と下から1番目の流路形成板130との間の空間を流通したクーラントは、連通切欠き130aを介して、下から1番目の流路形成板130と下から2番目の流路形成板130との間の空間に流入し、前面板112と後面板113との間において蛇行しながら右から左に向かって流通する。下から1番目の流路形成板130と下から2番目の流路形成板130との間の空間を流通したクーラントは、連通切欠き130aを介して、下から2番目の流路形成板130と下から3番目の流路形成板130との間の空間に流入し、前面板112と後面板113との間において蛇行しながら左から右に向かって流通する。下から2番目の流路形成板130と下から3番目の流路形成板130との間の空間を流通したクーラントは、連通切欠き130aを介して、下から3番目の流路形成板130と下から4番目の流路形成板130との間の空間に流入し、前面板112と後面板113との間において蛇行しながら右から左に向かって流通する。下から3番目の流路形成板130と下から4番目の流路形成板130との間の空間を流通したクーラントは、連通切欠き130aを介して、下から4番目の流路形成板130と下から5番目の流路形成板130との間の空間に流入し、前面板112と後面板113との間において蛇行しながら左から右に向かって流通する。下から4番目の流路形成板130と下から5番目の流路形成板130との間の空間を流通したクーラントは、連通切欠き130aを介して、下から5番目の流路形成板130と上面板120との間の空間に流入し、前面板112と後面板113との間において蛇行しながら右から左に向かって流通し、クーラント流出口120aから流出する。
即ち、ユニット収容体100には、図11に示すように、熱交換チューブ13の断面長手方向の両側の間を熱交換モジュール11の積層方向と直交する面において蛇行させながらクーラントを流通させる第2熱媒体流路としてのクーラント流路が形成される。
また、クーラント流路は、クーラントを、熱交換チューブ13の冷媒の流通方向に対向する方向に流通させるとともに、積層された複数のヘッダ12の間を蛇行させながら熱交換モジュール11の積層方向における冷媒の流通方向に対向する方向に流通させる。
ここで、ユニット収容体100を流通するクーラントは、図9に示すように、熱交換チューブ13の上面側及び下面側を、熱交換チューブ13における冷媒の流通方向に対して直交する方向に流通する。熱交換チューブ13の上面及び下面には、横断面の長手方向に複数の凸部13bが配置されている。このため、熱交換チューブ13の上面側及び下面側を流れるクーラントは、凸部13bに衝突することによって流通方向が変化して撹拌されながら流れることになる。
このように、本実施形態の熱交換器によれば、熱交換ユニット10には、一の熱交換モジュール11において熱交換チューブ13を一方に向かって流通した冷媒を、隣り合う他の熱交換モジュール11において熱交換チューブ13を他方に向かって流通させることにより、積層された複数のヘッダ12の間を蛇行させながら複数の前記熱交換モジュール11の積層方向に冷媒を流通させる冷媒流路が形成され、ユニット収容体100内における熱交換ユニット10の外側には、熱交換チューブ13の断面長手方向の両側の間を熱交換モジュール11の積層方向と直交する面において蛇行させながらクーラントを流通させるクーラント流路が形成されている。
これにより、外形寸法を大きくすることなく、クーラント流路の全長を大きくし、冷媒とクーラントとの熱交換量を増加させることが可能となるので、単位体積当たりの熱交換量を向上させることによって、小型化を図ることが可能となる。
また、クーラント流路は、クーラントを、熱交換チューブ13の冷媒の流通方向に対向する方向に流通させるとともに、積層された複数のヘッダ12の間を蛇行させながら熱交換モジュール11の積層方向における冷媒の流通方向に対向する方向に流通させる。
これにより、冷媒の流通方向とクーラントの流通方向とを互いに対向させることによって、熱交換効率を向上させることが可能となる。
また、クーラント流路は、ユニット収容体100の内側において、互いに隣り合う熱交換モジュール11の熱交換チューブ13の間の空間を流路形成板130によって仕切ることにより形成される。
これにより、簡単な構成によってクーラント流路を形成することが可能となるので、製造コストの低減を図ることが可能となる。
また、クーラント流路を形成する熱交換チューブ13の外面には、クーラントの流通方向に沿って連続する凸部13bが形成されている。
これにより、熱交換チューブ13の上面側及び下面側を流れるクーラントが、凸部13bに衝突することによって流通方向が変化して撹拌されることになり、冷媒とクーラントとの熱交換量を増加させることが可能となる。
また、熱交換ユニット10及びユニット収容体100は、樹脂材料からなる。
これにより、金属製の熱交換器と比較して、軽量化を図ることが可能となるとともに、耐食性能を向上させることが可能となる。
尚、前記実施形態では、第1熱媒体としての冷媒と第2熱媒体としてのクーラントとを熱交換するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。第1熱媒体として水またはクーラントを用いるとともに、第2冷媒として冷媒または水を用いてもよい。
また、前記実施形態では、複数のヘッダ12、複数の熱交換チューブ13及び一対のマニホールド20のそれぞれを接合することによって熱交換ユニット10を形成し、収容体本体110、上面板120及び複数の流路形成板130のそれぞれを接合することによってユニット収容体100を形成するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。例えば、一対のヘッダ及び熱交換チューブからなる熱交換モジュールを一部品として形成してもよく、複数のヘッダ12、複数の熱交換チューブ13、一対のマニホールド20及び複数の流路形成板130の2つ以上を一部品として形成してもよい。
また、前記実施形態では、熱交換チューブ13の外面にクーラントの流通方向に沿って連続する凸部13bを形成したものを示したが、クーラント流路においてクーラントを撹拌させることが可能であれば、凸部13bに限られず、熱交換チューブの外面に凹部を形成してもよい。
また、前記実施形態では、熱交換チューブ13の外面に凸部13bを形成したものを示したが、これに限られるものではない。例えば、図12に示すように、外面を平面状に形成した熱交換チューブ13´を用いるとともに、上下両面に凹凸形状を形成した流路形成板130´を用いることによってクーラント流路においてクーラントが撹拌されるようにしてもよい。また、例えば、図13に示すように、凸部13bを有する熱交換チューブ13を用いるとともに、上下両面に凹凸形状が形成された流路形成板130´を用いることによってクーラント流路においてクーラントが撹拌されるようにしてもよい。
1…熱交換器、10…熱交換ユニット、11…熱交換モジュール、12…ヘッダ、13…熱交換チューブ、13b…凸部、20…マニホールド、100…ユニット収容体、130…流路形成板。

Claims (5)

  1. 互いに間隔をおいて配置された一対のヘッダと一対の前記ヘッダの間を接続する断面扁平形状の熱交換チューブとを有する熱交換モジュールを複数積層することによって形成された熱交換ユニットと、前記熱交換ユニットにおける少なくとも熱交換チューブを収容するユニット収容体と、を備え、前記熱交換チューブ内を流通する第1熱媒体とユニット収容体内において前記熱交換チューブの外側を流通する第2熱媒体とを熱交換させる熱交換器であって、
    前記熱交換ユニットには、一の前記熱交換モジュールにおいて前記熱交換チューブを一方に向かって流通した第1熱媒体を、隣り合う他の前記熱交換モジュールにおいて前記熱交換チューブを他方に向かって流通させることにより、積層された複数の前記ヘッダの間を蛇行させながら複数の前記熱交換モジュールの積層方向に第1熱媒体を流通させる第1熱媒体流路が形成され、
    前記ユニット収容体内における熱交換ユニットの外側には、前記熱交換チューブの断面長手方向の両側の間を前記熱交換モジュールの積層方向と直交する面において蛇行させながら第2熱媒体を流通させる第2熱媒体流路が形成されている
    熱交換器。
  2. 前記第2熱媒体流路は、第2熱媒体を、前記熱交換チューブの第1熱媒体の流通方向に対向する方向に流通させるとともに、積層された複数の前記ヘッダの間を蛇行させながら前記熱交換モジュールの積層方向における第1熱媒体の流通方向に対向する方向に流通させる
    請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第2熱媒体流路は、前記ユニット収容体の内側において、互いに隣り合う前記熱交換モジュールの前記熱交換チューブの間の空間を流路形成板によって仕切ることにより形成される
    請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記第2熱媒体流路を形成する前記熱交換チューブの外面及び前記流路形成板の外面の少なくとも一方は、第2熱媒体の流通方向に沿って連続する凹部または凸部を有している
    請求項3に記載の熱交換器。
  5. 前記熱交換ユニット及びユニット収容体は、樹脂材料からなる
    請求項1乃至4のいずれかに記載の熱交換器。
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