JP6627720B2 - 積層型熱交換器 - Google Patents

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本発明は、積層型熱交換器に関するものである。
従来、半導体素子を内蔵した半導体モジュール等の発熱体の放熱を行うために、発熱体を両面から挟持するように複数の熱交換チューブを配設して構成される積層型熱交換器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような熱交換器では、発熱体と熱交換チューブとが交互に積層された構成となっており、積層された複数の熱交換チューブは、連通部材によって連通され、冷媒が各熱交換チューブに流通するよう構成されている。
この種の熱交換器において、熱交換性能を向上させるために、熱交換チューブ内の冷媒流路を仕切って幅方向に並ぶ複数のフィン流路に構成するインナーフィンを熱交換チューブ内に設置して放熱面積を拡大して熱伝達率を上昇させている。
なお、特許文献2には、インナーフィンとして適切なオフセットフィンが提案されている。
特開2006−5014号公報 特開2013−234627号公報
上記特許文献1の積層型熱交換器では、熱交換チューブを構成する外殻プレートの内壁とインナーフィンのうち幅方向一方側との間には端部隙間流路が形成される。このため、フィン流路から端部隙間流路に冷媒が流れ込むと、本来の冷媒を流通すべきフィン流路へ流れる冷媒量が減少するため、期待する放熱性能が得られないという問題がある。
これに対して、端部隙間流路の入口を閉塞させることで端部隙間流路へ冷媒が流れることを抑制することが考えられる。しかし、オフセットタイプのインナーフィン(以下、オフセットフィンという)を用いた場合には、オフセットフィンにより構成される複数のフィン流路から、端部隙間流路へ冷媒が流れ出してしまう恐れがある。
本発明は上記点に鑑みて、オフセットフィンを熱交換チューブに収納する積層型熱交換器において、フィン流路から端部隙間へ冷媒が流れることを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、被熱交換対象(2)との間で熱交換する冷媒を流通させる冷媒流路(30)を構成する複数の熱交換チューブ(3)を備え、熱交換チューブと被熱交換対象とが交互に積層方向に並ぶように複数の熱交換チューブと被熱交換対象とが積層されている積層型熱交換器であって、
複数の熱交換チューブのそれぞれに収納されているインナーフィン(50)を備え、
インナーフィンは、
幅方向に並べられて、かつ冷媒流路内に冷媒を流通させる上流側フィン流路(310a〜310h)をそれぞれ構成する複数の上流側フィン部(31a〜31h)と、
複数の上流側フィン部に対して冷媒流れ方向下流側にて幅方向に並べられて、かつ複数の上流側フィン部のうち対応する上流側フィン部に対して幅方向にオフセットして設けられて、さらに冷媒流路内に冷媒を流通させる下流側フィン流路(320a〜320h)をそれぞれ構成する複数の下流側フィン部(32a〜32h)と、を備えるオフセットフィンであり、
当該積層型熱交換器は、
熱交換チューブのうちそれぞれの上流側フィン流路とそれぞれの下流側フィン流路とに対して幅方向一方側に配置されて、熱交換チューブのうち冷媒流路を構成する内壁(312、322)との間に第1端部隙間(302)を形成する第1仕切壁(341)と、
端部隙間を閉塞して第端部隙間に冷媒が流れることを抑制する第1閉塞部(40)と、を備える。
以上により、請求項1に記載の発明によれば、フィン流路から第1端部隙間へ冷媒が流れることを抑制することができる。
請求項5に記載の発明では、被熱交換対象(2)との間で熱交換する冷媒を流通させる冷媒流路(30)を構成する複数の熱交換チューブ(3)を備え、熱交換チューブと被熱交換対象とが交互に積層方向に並ぶように複数の熱交換チューブと被熱交換対象とが積層されている積層型熱交換器であって、
複数の熱交換チューブのそれぞれに収納されているインナーフィン(34)を備え、
インナーフィンは、
幅方向に並べられて、かつ冷媒流路内に冷媒を流通させる上流側フィン流路(310a〜310h)をそれぞれ構成する複数の上流側フィン部(31a〜31h)と、
複数の上流側フィン部に対して冷媒流れ方向下流側にて幅方向に並べられて、かつ複数の上流側フィン部のうち対応する上流側フィン部に対して幅方向にオフセットして設けられて、さらに冷媒流路内に冷媒を流通させる下流側フィン流路(320a〜320h)をそれぞれ構成する複数の下流側フィン部(32a〜32h)と、を備え、複数の上流側フィン部と複数の下流側フィン部とが冷媒流れ方向に1つずつ交互に並べられることにより、冷媒を幅方向に蛇行させる波状に流通させるオフセットフィンであり、
複数の上流側フィン部のうち幅方向一方側に配置されている上流側フィン部(31a)は、熱交換チューブのうち冷媒流路を構成する内壁(312、322)と上流側フィン流路との間を仕切る第1上流側壁(311a)を備え、
複数の下流側フィン部のうち幅方向一方側に配置されている下流側フィン部(32a)は、熱交換チューブの内壁と下流側フィン流路との間を仕切る第1下流側壁(321a)を備え、
第1下流側壁のうち冷媒流れ方向上流側端部(400)は、第1上流側フィン部のうち冷媒流れ方向下流側端部(401)に対して幅方向一方側にオフセットするように配置されており、
第1下流側壁のうち冷媒流れ方向下流側端部(40)は、第1上流側フィン部のうち冷媒流れ方向上流側端部(40)に接続されており、
当該積層型熱交換器は、
第1上流側壁および第1下流側壁と熱交換チューブのうち冷媒流路を構成する内壁(312、322)との間に形成される第1端部隙間(302)を閉塞して第端部隙間に冷媒が流れることを抑制する第1閉塞部(40)を備える。
以上により、請求項5に記載の発明によれば、フィン流路から第1端部隙間へ冷媒が流れることを抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における積層型熱交換器の正面図である。 図1中II−II断面図である。 図2中III−III断面図である。 図2中IV−IV断面図に相当する図である。 図2中のオフセットフィン単体を示す斜視図である。 図2中A部分の拡大図である。 対比例における熱交換チューブの部分拡大図であり、図6Aに対応する図である。 本発明の第2実施形態における積層型熱交換器の熱交換チューブの部分拡大図であり、図6Aに対応する図である。 対比例における熱交換チューブの部分拡大図であり、図5Aに対応する図である。 本発明の第3実施形態における積層型熱交換器の熱交換チューブの部分拡大図であり、図5Aに対応する図である。 第3実施形態における積層型熱交換器の熱交換チューブの部分拡大図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1に示す積層型熱交換器1は、その積層型熱交換器1の内部を循環する冷媒と熱交換対象とを熱交換させることによりその熱交換対象を冷却する冷却器である。具体的には、その熱交換対象すなわち冷却対象物は、板状に形成された複数の電子部品2であり、積層型熱交換器1は、その電子部品2をその両面から冷却する。積層型熱交換器1の冷媒すなわち冷媒としては、例えばエチレングリコール系の不凍液が混入した水(すなわち冷却水)が用いられる。
なお、図1の矢印DRstは、熱交換チューブ3の積層方向DRstを示す。図1の矢印DRtbは、熱交換チューブ3の長手方向DRtbを示す。図2の矢印DRwは、熱交換チューブ3の幅方向DRwを示す。
本実施形態では、そのチューブ積層方向DRst、チューブ長手方向DRtb、およびチューブ幅方向DRwは、互いに交差する方向、正確には互いに直交する方向である。また、図1では、見易い表示にするために、電子部品2に点ハッチングが付されている。
積層型熱交換器1は、図1および図3に示すように、扁平形状に形成された複数の熱交換チューブ3を、隣り合う熱交換チューブ3同士の間に形成される隙間に電子部品2を配設した状態で積層配置されて構成されている。すなわち、その熱交換チューブ3は、チューブ積層方向DRstへ電子部品2と交互に積層されている熱交換チューブである。そして、熱交換チューブ3の内部には、その電子部品2と熱交換する冷媒が流れる。
電子部品2は、その電子部品2に隣り合う熱交換チューブ3にチューブ積層方向DRstの両側から狭持されるように扁平な直方体形状に形成されている。本実施形態では、電子部品2として、車載走行用電動機用のインバータ回路で使用される半導体モジュールが採用されている。インバータ回路は、直流電力を三相交流電力に変換したり、或いは三相交流電力を直流電力に変換したりする電気回路である。半導体モジュールとは、例えばIGBT等の半導体素子およびダイオードで構成される部品である。
熱交換チューブ3は、図3に示すように、チューブ幅方向DRwの一対の周縁部がチューブ長手方向DRtbに沿って並行に延在する形状となっている。
本実施形態の熱交換チューブ3は、特許文献1の積層型冷却器に含まれる熱交換チューブと同様に、アルミニウムや銅等の高い熱伝導性を有する金属製のプレートを積層し、これらプレートを接合して構成されている。
具体的には、熱交換チューブ3は、図3に示すように、一対の外殻プレート31、32と、一対の外殻プレート31、32の間に配された中間プレート33と、外殻プレート31、32および中間プレート33の間に配された波形状のインナーフィン50とを有している。
外殻プレート31および中間プレート33の間に、冷媒が流通する冷媒流路30が形成されている。外殻プレート32および中間プレート33の間に、冷媒が流通する冷媒流路30が形成されている。
本実施形態の熱交換チューブ3ではチューブ長手方向DRtbに沿って冷媒を流すので、冷媒の流れ方向はチューブ長手方向DRtbと平行となる。
一対の外殻プレート31、32は、熱交換チューブ3の外殻を構成する板部材である。一対の外殻プレート31、32、中間プレート33、およびインナーフィン50は互いにろう付けによって接合されている。
ここで、外殻プレート31のうちチューブ積層方向DRstの一方側(図1中上側)には、電子部品2と接触する接触面311が形成されている。外殻プレート32のうちチューブ積層方向DRstの他方側には、(図1中上側)には、電子部品2と接触する接触面321が形成されている。接触面311、321同士は、互いに反対側に向くように形成されている。
ここで、接触面311、321は熱交換チューブ3の扁平面のうちの大部分を占めている。接触面311、321は、チューブ積層方向DRstから視ればインナーフィン50と重なっている。
中間プレート33は、チューブ積層方向DRstから見た外形が外殻プレート31、32と略同じような形状とされた平板状の板部材である。中間プレート33は、その周縁部分で外殻プレート31、32の間に挟まれて外殻プレート31、32と接合されている。
それと共に、中間プレート33は、インナーフィン50を介しても一対の外殻プレート31、32にそれぞれ接合されている。中間プレート33には、後述する突出管部35の開口部に対応して円形の開口孔33a、33bが形成されている。
開口孔33aは、中間プレート33のうち長手方向DRtb一方側に配置されて、冷媒導入管4から供給ヘッダ部11を通して流入される冷媒を冷媒流路30に流す冷媒導入口である。開口孔33bは、中間プレート33のうち長手方向DRtb他方側に配置されて、冷媒流路30からの冷媒を排出ヘッダ部12に流出させる冷媒流出口である。
この中間プレート33が設けられているので、熱交換チューブ3内では、チューブ積層方向DRstに中間プレート33を挟んで2段の冷媒流路30が形成されている。すなわち、その2段の冷媒流路30のうちの一方の冷媒流路30は、一対の外殻プレート31、32のうちの一方の外殻プレート31と中間プレート33とによって形成されている。そして、他方の冷媒流路30は、一対の外殻プレート31、32のうちの他方の外殻プレート32と中間プレート33とによって形成されている。
インナーフィン50は、冷媒流路30を流通する冷媒と電子部品2との間の熱交換を促進させる部材である。その熱交換の促進のために図3に示すように、インナーフィン50は2つ設けられている。
そして、その2つのうちの一方のインナーフィン50は上記一方の冷媒流路30内に配置され、他方のインナーフィン50は上記他方の冷媒流路30内に配置されている。一方のインナーフィン50および他方のインナーフィン50は、互いに配置場所が異なるものの、互いに同じ構造を備えている。
具体的に、インナーフィン50は、ストレート部34、38、およびオフセット部39から構成されるオフセットフィンである。
ストレート部34は、オフセット部39に対して冷媒流れ方向DRfw上流側に配置されている。ストレート部38は、オフセット部39に対して冷媒流れ方向DRfw下流側に配置されている。
ストレート部34は、フィン流路340a〜340hを構成する。フィン流路340a〜340hは、幅方向DRw一方側(図2中上側)から幅方向DRw他方側(図2中下側)に順次並べられている。
ストレート部38は、フィン流路350a〜350hを構成する。フィン流路350a〜350hは、幅方向DRw一方側(図2中上側)から幅方向DRw他方側に順次並べられている。
オフセット部39は、上流側フィン部31a〜31hと下流側フィン部32a〜32hとが冷媒流れ方向DRfwに交互に並べられてオフセットフィンを構成されている
上流側フィン部31a、31b、31c、31d、31e、31g、31hは、チューブ幅方向DRwに並べられている。
上流側フィン部31a、31c、31e、31gは、それぞれ、チューブ積層方向DRst一方側から他方側に凸となる凸部状に形成されている。上流側フィン部31a、31c、31e、31gは、それぞれフィン流路310a、310c、310e、310gを構成する。
上流側フィン部31b、31d、31f、31hは、それぞれ、チューブ積層方向DRst他方側から一方側に凸となる凸部状に形成されている。上流側フィン部31b、31d、31f、31hは、それぞれ、フィン流路310b、310d、310f、310hを構成する。
下流側フィン部32a、32b、32c、32d、32e、32g、32hは、それぞれ、チューブ幅方向DRwに並べられている。下流側フィン部32a、32c、32e、32gは、それぞれ、チューブ積層方向DRst一方側から他方側に凸となる凸部状に形成されている。下流側フィン部32a、32c、32e、32gは、それぞれ、フィン流路320a、320c、320e、320gを構成する。
下流側フィン部32b、32d、32f、32hは、それぞれ、チューブ積層方向DRst他方側から一方側に凸となる凸部状に形成されている。下流側フィン部32b、32d、32f、32hは、それぞれ、フィン流路320b、320d、320f、320hを構成する。
このように構成される本実施形態の下流側フィン部32a〜32hは、それぞれ、上流側フィン部31a〜31hのうち対応する上流側フィン部に対してチューブ幅方向DRw一方側にオフセットして配置されている。
このことにより、下流側フィン部32a〜32hは、それぞれ、上流側フィン部31a〜31hのうち対応する上流側フィン部(以下、対応上流側フィン部という)が構成するフィン流路と、対応上流側フィン部に隣接するフィン流路とに連通するフィン流路を構成する。
例えば、下流側フィン部32aは、上流側フィン部31a〜31hのうち対応する上流側フィン部31aにチューブ幅方向DRw一方側にオフセットして配置されている。このため、下流側フィン部32aは、前記対応する上流側フィン部31aが構成するフィン流路310aと、この上流側フィン部31aに隣接するフィン流路310bとに連通するフィン流路320aを構成することになる。
ここで、フィン流路340a〜340h、350a〜350hが並ぶ方向は、チューブ幅方向DRwに一致する。フィン流路310a〜310h、320a〜320hが並ぶ方向は、チューブ幅方向DRwに一致する。フィン流路310a〜310h、320a〜320h、340a〜340h、350a〜350hが並ぶ方向は、冷媒流れ方向DRfwに交差し、かつ外殻プレート31、32の接触面311、321に沿った方向である。
チューブ積層方向DRstから視たインナーフィン50は、図2に示すように矩形形状を成している。
インナーフィン50のうちフィン流路310a〜310h、320a〜320h、340a〜340h、350a〜350hに対してチューブ幅方向DRw一方側には、仕切壁341が設けられている。
それと共に、インナーフィン50のうちフィン流路310a〜310h、320a〜320h、340a〜340h、350a〜350hに対してチューブ幅方向DRw他方側には、仕切壁342が設けられている。
インナーフィン50の仕切壁341は、図2および図3に示すように、第1端部隙間としての端部隙間302を、外殻プレート31、32の内壁面312、322との間に形成している。
これと同様に、仕切壁342は、第2端部隙間としての端部隙間303を、外殻プレート31、32の内壁面312、322との間に形成している。その仕切壁341および仕切壁342は、フィン流路310a〜310h、320a〜320h、340a〜340h、350a〜350hと同様に、冷媒流れ方向DRfwへ延びるように形成されている。
熱交換チューブ3は、図2に示すように、外殻プレート31、32と一体に構成された閉塞部40および閉塞部42を備えている。外殻プレート31、32は互いに同様の構造になっているので、詳しく言えば、一方の外殻プレート31は、閉塞部40および閉塞部42を備え、他方の外殻プレート32も閉塞部40および閉塞部42を備えている。例えば閉塞部40が、図2のVIA部詳細図である図6Aに拡大して図示されている。
図2および図3に示すように、閉塞部40および閉塞部42はそれぞれ、外殻プレート31、32の内壁面312、322から突き出るように形成されている。例えば、閉塞部40および閉塞部42はそれぞれ、その内壁面312、322から突き出たリブ形状を成している。
閉塞部40は、端部隙間302を塞いでいる。これにより、閉塞部40は、端部隙間302に冷媒が流れることを抑制する。この端部隙間302と同様に、閉塞部42は、端部隙間303を塞いでいる。これにより、閉塞部42は、端部隙間303に冷媒が流れることを抑制する。
また図2に示すように、閉塞部40は、インナーフィン50のストレート部34、38、オフセット部39のうちストレート部34が占める範囲内に入るように配置されている。閉塞部42は、インナーフィン50のストレート部34、38、オフセット部39のうちストレート部38が占める範囲内に入るように配置されている。
更に、閉塞部40および閉塞部42は、外殻プレート31、32の接触面311、321が占める範囲から外れるように配置されている。
ストレート部34は、フィン流路340a〜340hを仕切る複数の隔壁343(図2中7個の隔壁343)を構成している。複数の隔壁343のうち端部隙間302に最も近い隔壁343を隔壁343aとする。
フィン流路340a、340bは、隔壁343aを挟んで互いに隣接する。それと共に、フィン流路340aは、仕切壁341を介して端部隙間302に隣接する。
フィン流路340aは、フィン流路340a〜340hのうち端部隙間302に最も近いフィン流路である。フィン流路340bは、フィン流路340a〜340hのうち端部隙間302に2番目に近いフィン流路である。
本実施形態の複数の隔壁343a〜343hのうち一方側のフィン流路340a、340bとを幅方向DRwに隔てる隔壁343aに対して、その幅方向DRwの間隔CR1を空けるように構成されている。
このことにより、閉塞部40が一方側のフィン流路301a、301bとの間の隔壁343aにまで及んでいないということになる。従って、一方側のフィン流路301aは閉塞部40によって流路断面積が狭められる側へ部分的に変形させられているものの、一方側のフィン流路301bは、流路断面積が狭められる側へ変形させられてはいない。
一方、ストレート部38は、フィン流路350a〜350hを仕切る複数の隔壁353(図2中7個の隔壁)を構成している。フィン流路350h、350gは、隔壁353gを挟んで互いに隣接する。それと共に、フィン流路350hは、仕切壁342を介して端部隙間303に隣接する。
フィン流路340hは、ストレート部38の複数のフィン流路350a〜350hのうち端部隙間303に最も近いフィン流路である。フィン流路350gは、ストレート部38の複数のフィン流路350a〜350hのうち端部隙間303に2番目に近いフィン流路である。
本実施形態の複数の隔壁353のうちフィン流路350h、350gとを幅方向DRwに隔てる隔壁353hに対して、その幅方向DRwの間隔CR2を空けるように構成されている。
このことにより、閉塞部42が一方側のフィン流路350h、350gとの間の隔壁353gにまで及んでいないということになる。従って、他方側のフィン流路350hは閉塞部42によって流路断面積が狭められる側へ部分的に変形させられているものの、他方側の第7フィン流路350gは、流路断面積が狭められる側へ変形させられてはいない。
図1に戻り、熱交換チューブ3は、チューブ積層方向DRstへ開口すると共にチューブ積層方向DRstへ突出した円筒状の突出管部35を、チューブ長手方向DRtbの両側に有している。隣り合う熱交換チューブ3は、突出管部35同士を嵌合させると共にその突出管部35の側壁同士を接合することによって互いに連結されている。
なお、複数の熱交換チューブ3のうち、チューブ積層方向DRstの最も外側に位置する一対の熱交換チューブ3以外の熱交換チューブ3には、隣り合う熱交換チューブ3に対向する対向面の両面に一対の突出管部35が設けられている。一方、複数の熱交換チューブ3のうち、チューブ積層方向DRstの最も外側に位置する一対の熱交換チューブ3は、隣り合う熱交換チューブ3に対向する一面にだけ突出管部35が設けられている。
隣り合う熱交換チューブ3の相互間では、互いの突出管部35の接合により、互いの冷媒流路30が連通している。一対の突出管部35のうち、チューブ長手方向DRtbにおける一方の突出管部35は、チューブ積層方向DRstへ複数連結されることで、積層型熱交換器1での供給ヘッダ部11として機能する。その供給ヘッダ部11は、各熱交換チューブ3の冷媒流路30へ冷媒を供給するための部位である。また、チューブ長手方向DRtbにおける他方の突出管部35は、チューブ積層方向DRstへ複数連結されることで、積層型熱交換器1での排出ヘッダ部12として機能する。その排出ヘッダ部12は、各熱交換チューブ3の冷媒流路30から冷媒を排出させるための部位である。
また、突出管部35の根元部36は環状のダイヤフラムとして機能する。すなわち、その根元部36は、熱交換チューブ3に対してチューブ積層方向DRstに圧縮荷重が作用した際に、突出管部35を介してその圧縮荷重を受けて熱交換チューブ3の内側に向かって変形する変形部位である。
また、複数の熱交換チューブ3のうち、チューブ積層方向DRstの最も外側に配置される一対の熱交換チューブ3の一方には、冷媒導入管4と冷媒導出管5とが接続されている。その冷媒導入管4は、冷媒を積層型熱交換器1に導入するための冷媒導入部である。従って、冷媒導入管4は、上記一対の熱交換チューブ3の一方のうち供給ヘッダ部11を構成する部位に接続されている。
その一方で、冷媒導出管5は、冷媒を積層型熱交換器1から導出するための冷媒導出部である。従って、冷媒導出管5は、上記一対の熱交換チューブ3の一方のうち排出ヘッダ部12を構成する部位に接続されている。この冷媒導入管4および冷媒導出管5は、例えばろう付け等の接合技術により、チューブ積層方向DRstの最も外側に配置される一対の熱交換チューブ3の一方に接合されている。
ここで、積層型熱交換器1は、電子部品2と熱交換チューブ3との密着性を高めるために、熱交換チューブ3同士の間に形成される隙間に電子部品2を配置した状態で、不図示のプレス機にてチューブ積層方向DRstに圧縮して電子部品2を熱交換チューブ3の両面で挟み込む構造となっている。この際、熱交換チューブ3の突出管部35の根元部36が、圧縮荷重により熱交換チューブ3の内側に向かって変形する。この圧縮荷重がプレス機によって保持されることで、電子部品2と熱交換チューブ3との密着が維持される。
次に、積層型熱交換器1の製造工程について簡単に説明する。先ず、1本の熱交換チューブ3につき、一対の外殻プレート31、32と1枚の中間プレート33と2枚のインナーフィン50とが用意される。このとき、外殻プレート31、32に、閉塞部40および閉塞部42は未だ成形されていない。
続いて、外殻プレート31、32と中間プレート33とインナーフィン50から熱交換チューブ3が組み立てられ、例えばカシメ接合によって相互に接合される。これにより、積層型熱交換器1を構成する個々の熱交換チューブ3がそれぞれ組み立てられる。
上記カシメ接合が完了すると、複数の熱交換チューブ3のそれぞれにおいて、外殻プレート31、32に閉塞部40および閉塞部42がプレス加工によって成形される。このとき、そのプレス加工によって外殻プレート31、32と中間プレート33とインナーフィン50とが相互に位置ずれしないように上記カシメ接合によって固定されている。
詳細には、閉塞部40および閉塞部42は、外殻プレート31、32の内壁面312、322から突き出るようにプレス成形される。このプレス成形では、閉塞部40の成形と同時に、インナーフィン50の仕切壁341は、ストレート部34aに含まれる部位にて、閉塞部40に沿って凹んだ形状を有するように成形される。そのため、その成形後には、仕切壁341は、その閉塞部40に密着する密着面341aを有する。
閉塞部42の成形に関してもこれと同様である。すなわち、閉塞部42の成形と同時に、インナーフィン50の仕切壁342は、ストレート部34cに含まれる部位にて、閉塞部42に沿って凹んだ形状を有するように成形される。そのため、その成形後には、仕切壁342は、その閉塞部42に密着する密着面を有する。
本実施形態では、閉塞部40は仕切壁341に密着しているので、後述のろう付け接合後には、冷媒の流路としての端部隙間302は完全に閉塞される。これと同様に、そのろう付け接合後には、冷媒の流路としての端部隙間303は、閉塞部42によって完全に閉塞される。
閉塞部40および閉塞部42の成形が完了すると、次に、図1に示すように、複数の熱交換チューブ3が、隣り合う熱交換チューブ3の突出管部35同士を嵌合させつつ、チューブ積層方向DRstに積層される。そして、冷媒導入管4が供給ヘッダ部11に接続されると共に、冷媒導出管5が排出ヘッダ部12に接続される。次に、積層型熱交換器1が加熱され、各構成部品がろう付け接合される。
ろう付け接合によって完成した積層型熱交換器1には、上述したようにチューブ積層方向DRstの圧縮荷重が付与され、それと共に、積層型熱交換器1は、複数の熱交換チューブ3の相互間に電子部品2を挟み込む。
次に、積層型熱交換器1での冷媒の流れについて説明する。冷媒は、図1の矢印FWinのように、冷媒導入管4から供給ヘッダ部11内へ流入する。供給ヘッダ部11内へ流入した冷媒は、供給ヘッダ部11から複数の熱交換チューブ3の開口孔33aを通して冷媒流路30へ分配される。
ここで、冷媒流路30は、上述の如く、フィン流路340a〜340h、310a〜310h、320a〜320h、および350a〜350hを備える。
このため、冷媒は、複数のフィン流路340a〜340hを流通してから、フィン流路310a〜310h、320a〜320h→フィン流路310a〜310h→フィン流路320a〜320h→フィン流路310a〜310h→フィン流路320a〜320h→フィン流路310a〜310h→フィン流路320a〜320h→・・・→フィン流路350a〜350hの順に流れる。
この際に冷媒と電子部品2との間で熱交換が行われて、電子部品2が冷却される。このとき、閉塞部40は端部隙間302への冷媒の流入を妨げると共に、閉塞部42は端部隙間303への冷媒の流入を妨げる。例えば、図6A中矢印FL1の如く、端部隙間302へ向かおうとする冷媒の流れは、閉塞部40によって端部隙間302への流入を阻止され、フィン流路301a〜301iへと向かうことになる。
熱交換チューブ3の各々において複数のフィン流路301a〜301iを通過した冷媒は、図1の排出ヘッダ部12内へ流入する。その排出ヘッダ部12内へ流入した冷媒は、矢印FWoutのように冷媒導出管5へ流出する。
以上説明した本実施形態によれば、積層型熱交換器1は、複数の熱交換チューブ3と電子部品2とが交互に積層方向DRstに並ぶように複数の熱交換チューブ3と電子部品2とが積層されている。
積層型熱交換器1は、電子部品2との間で熱交換する冷媒を流通させる冷媒流路30を構成する複数の熱交換チューブ3と、複数の熱交換チューブ3のそれぞれに収納されて、それぞれの冷媒流路30を仕切って幅方向に並ぶ複数のフィン流路310a〜310h、320a〜320hを構成するインナーフィン50を備える。
インナーフィン50は、上流側フィン部31a〜31hと下流側フィン部32a〜32hとを備える。上流側フィン部31a〜31hは、幅方向DRwに並べられて、フィン流路310a〜310hを構成する。下流側フィン部32a〜32hは、上流側フィン部31a〜31hに対して冷媒流れ方向DRfwの下流側にて幅方向DRwに並べられて、フィン流路320a〜320hを構成する。
下流側フィン部32a〜32hは、上流側フィン部31a〜31hのうち対応する上流側フィン部に対して幅方向DRw一方側にオフセットして設けられている。
下流側フィン部32a〜32hは、上流側フィン部31a〜31hのうち対応する上流側フィン部に隣接するフィン流路と、前記対応する上流側フィン部が構成するフィン流路とに連通するフィン流路を構成する。
インナーフィン50は、フィン流路310a〜310h、320a〜320hに対してチューブ幅方向DRw一方側に配置されて、かつ熱交換チューブ3のうち冷媒流路30を構成する内壁312、322との間に端部隙間302を形成する仕切壁341を備える。
仕切壁341は、端部隙間302とフィン流路310a〜310h、320a〜320hとの間を仕切る。積層型熱交換器1は、端部隙間302を閉塞して端部隙間302に冷媒が流れることを抑制する閉塞部40を備える。
以上により、フィン流路310a〜310h、320a〜320hから端部隙間302に冷媒が流れることを抑制することができる。
インナーフィン50は、フィン流路310a〜310h、320a〜320hに対してチューブ幅方向DRw他方側に配置されて、かつ熱交換チューブ3のうち冷媒流路30を構成する内壁312、322との間に端部隙間303を形成する仕切壁342を備える。
仕切壁342は、端部隙間303とフィン流路310a〜310h、320a〜320hとの間を仕切る。積層型熱交換器1は、端部隙間303を閉塞して端部隙間303に冷媒が流れることを抑制する閉塞部42を備える。
以上により、フィン流路310a〜310h、320a〜320hから端部隙間303に冷媒が流れることを抑制することができる。
したがって、端部隙間302、303における冷媒の流れを十分に遮断することが可能となる。
このことを図6Bに示す対比例を用いて詳述する。その対比例の積層型熱交換器1では、図6Bに示すように、仕切壁341が設けられていない。この点を除いて、対比例の積層型熱交換器1は本実施形態の積層型熱交換器1と同じである。
まず、仕切壁341が設けられていなければ、熱交換チューブ3では、フィン流路340a〜340hを通過した冷媒の大半は、フィン流路320a〜320hに流れる一方、フィン流路340a〜340hを通過した冷媒の一部は、矢印FL2の如く、端部隙間302に流れる。
このため、対比例では、端部隙間302へ冷媒が流れる分だけ、フィン流路320a〜320hへ流れる冷媒の流量が減少することになる。そして、端部隙間302は熱交換チューブ3の中でチューブ幅方向DRwの端に位置しているので、端部隙間302内の冷媒は、フィン流路320a〜320h内を流れる冷媒と比較しても、熱交換チューブ3に挟持された電子部品2と熱交換し難い。このことは、端部隙間303に関しても同様である。
従って、本実施形態では、熱交換チューブ3に閉塞部40、42を設けられることで、端部隙間302および端部隙間303における冷媒の流通を阻止することができ、積層型熱交換器1の熱交換性能を向上させることが可能である。
本実施形態では、インナーフィン50は、仕切壁341、342を構成する。このため、仕切壁341、342をインナーフィン50に対して独立して設ける場合に比べて部品点数を減らすことができる。
本実施形態では、閉塞部40、42は、外殻プレート31、32を変形させることによって構成した。このため、閉塞部40、42を外殻プレート31、32に対して設ける場合に比べて部品点数を減らすことができる。
以上により、仕切壁341、342、および閉塞部40、42を追加するに際して、部品点数の増加を抑制することができる。
(第2実施形態)
本第2実施形態では、上記第1実施形態において、インナーフィン50のオフセット部39において、複数のフィン流路を幅方向に蛇行させる波状のオフセットフィンを構成した例について図7Aを参照して説明する。
本実施形態の積層型熱交換器1と上記第1実施形態の積層型熱交換器1とは、インナーフィン50のオフセット部39が相違するだけで、その他の構成は、同一である。このため、以下、本実施形態の積層型熱交換器1のインナーフィン50のオフセット部39について説明する。
上流側フィン部31a〜31hは、それぞれ、冷媒流れ方向DRfw上流側から下流側に進むほどフィン流路310a〜310hが幅方向一方側から幅方向他方側に向かうように構成されている。
下流側フィン部32a〜32hは、それぞれ、冷媒流れ方向DRfw上流側から下流側に進むほどフィン流路320a〜320hが幅方向他方側から幅方向一方側に向かうように構成されている。
上流側フィン部31aは、フィン流路310a〜310hを仕切る上流側壁311a〜311h(図7A中311a〜311dのみを示す)を備える。下流側フィン部32aは、フィン流路320a〜320hを仕切る下流側壁321a〜321h(図7A中321a〜321dのみを示す)を備える。
本実施形態では、インナーフィン50は、上記第1実施形態と同様、仕切壁341、342を備える。
仕切壁341は、複数の上流側壁311aと複数の下流側壁321aとから構成されている。上流側壁311aは、上流側壁311a〜310hのうち最も幅方向DRw一方側に位置する上流側壁である。下流側壁321aは、下流側壁321a〜320hのうち最も幅方向DRw一方側に位置する下流側壁である。
上流側壁311aのうち冷媒流れ方向DRfw下流側端部と下流側壁321aのうち冷媒流れ方向DRfw上流側端部とが接続されている。上流側壁311aのうち冷媒流れ方向DRfw上流側端部と下流側壁321aのうち冷媒流れ方向DRfw下流側端部とが接続されている。
仕切壁342は、複数の上流側壁311hと複数の下流側壁321hとから構成されている。上流側壁311hのうち冷媒流れ方向DRfw下流側端部と下流側壁321hのうち冷媒流れ方向DRfw上流側端部とは接続されている。上流側壁311hのうち冷媒流れ方向DRfw上流側端部と下流側壁321hのうち冷媒流れ方向DRfw下流側端部とは接続されている。
このように構成される本実施形態では、上流側フィン部31a〜31hと下流側フィン部32a〜32hとが冷媒流れ方向DRfwに1つずつ交互に並べられることにより、フィン流路310a〜310h、320a〜320hを波状に構成する。
下流側フィン部32a〜32hは、それぞれ、上流側フィン部31a〜31hのうち対応する上流側フィン部に対して幅方向DRwにオフセットして設けられている。下流側フィン部32a〜32hは、それぞれ、前記対応する上流側フィン部が構成するフィン流路と、前記対応する上流側フィン部に隣接するフィン流路とに連通する。
一方、図7Bに示すように、仕切壁341が設けられていない対比例の積層型熱交換器1の熱交換チューブ3では、フィン流路340a〜340hを通過した冷媒の大半は、フィン流路320a〜320hに流れる。その一方、フィン流路340a〜340hを通過した冷媒の一部は、矢印FL3の如く、端部隙間302に流れる。このため、対比例では、端部隙間302へ冷媒が流れる分だけ、フィン流路320a〜320hへ流れる冷媒の流量が減少することになる。
これに対して、本実施形態の積層型熱交換器1は、上記第1実施形態と実質的に同様、フィン流路310a〜310h、320a〜320hから端部隙間302に冷媒が流れることを抑制する仕切壁341と、端部隙間302を閉塞して端部隙間302に冷媒が流れることを抑制する閉塞部40とを備える。したがって、端部隙間302における冷媒の流れを十分に遮断することが可能となる。
一方、積層型熱交換器1は、フィン流路310a〜310h、320a〜320hから端部隙間303に冷媒が流れることを抑制する仕切壁342と、端部隙間303を閉塞して端部隙間303に冷媒が流れることを抑制する閉塞部42とを備える。したがって、端部隙間303における冷媒の流れを十分に遮断することが可能となる。
(第3実施形態)
上記第2実施形態では、上流側壁311aと下流側壁321aとを接続して仕切壁341を構成した例について説明したが、これに代えて、本第3実施形態では、次のように、複数の上流側壁311aと複数の下流側壁321aとから仕切壁341を構成する。
本実施形態と上記第2実施形態とは、仕切壁341、342が互いに相違するだけで、その他の構成は、同様である。このため、以下、本実施形態の仕切壁341、342について説明して、その他の構成の説明を省略する。
本実施形態の仕切壁341において、下流側壁321aのうち冷媒流れ方向DRfw上流側端部400は、上流側壁311aのうち冷媒流れ方向DRfw下流側端部401に対して幅方向DRw一方側にオフセットしている。このため、下流側壁321aのうち冷媒流れ方向DRfw上流側端部400と上流側壁311aのうち冷媒流れ方向DRfw下流側端部401との間に隙間410が形成される。
しかし、フィン流路340aを通過した冷媒は、上流側壁311aに沿って幅方向DRw他方側に向けて流れる。このため、フィン流路340aから冷媒が隙間410を通して端部隙間302に流れることはない。
本実施形態の仕切壁341において、下流側壁321aのうち冷媒流れ方向DRfw下流側端部402は、上流側壁311aのうち冷媒流れ方向DRfw上流側端部403に接続されている。
このため、下流側壁321aに沿って流れる冷媒は、引き続き、上流側壁311aに沿って流れる。このため、フィン流路340a内の冷媒は、下流側壁321aと上流側壁311aとの沿って流れる。このため、下流側壁321aのうち冷媒流れ方向DRfw上流側端部400と上流側壁311aのうち冷媒流れ方向DRfw下流側端部401との間に隙間410が形成されていても、フィン流路340aから冷媒が隙間410を通して端部隙間302に流れることはない。
以上により、下流側壁321aと上流側壁311aとの間に隙間410が形成されていても、仕切壁341は、上記第1実施形態と同様に、フィン流路310a〜310h、320a〜320hから端部隙間302に冷媒が流れることを抑制する役割を果たすことができる。
一方、本実施形態の仕切壁342において、下流側壁321hのうち冷媒流れ方向DRfw上流側端部420は、上流側壁311hのうち冷媒流れ方向DRfw下流側端部421に対して幅方向DRw一方側にオフセットしている。このため、下流側壁321hのうち冷媒流れ方向DRfw上流側端部420と上流側壁311hのうち冷媒流れ方向DRfw下流側端部421との間に隙間430が形成される。
しかし、フィン流路340hを通過した冷媒は、上流側壁311hに沿って幅方向DRw一方側に向けて流れる。このため、フィン流路340hから冷媒が隙間430を通して端部隙間303に流れることはない。
本実施形態の仕切壁342において、下流側壁321hのうち冷媒流れ方向DRfw下流側端部422は、上流側壁311hのうち冷媒流れ方向DRfw上流側端部423に接続されている。
このため、下流側壁321hに沿って流れる冷媒は、引き続き、上流側壁311hに沿って流れる。このため、フィン流路340h内の冷媒は、下流側壁321hと上流側壁311hとに沿って流れる。このため、下流側壁321hのうち冷媒流れ方向DRfw上流側端部422と上流側壁311hのうち冷媒流れ方向DRfw下流側端部423との間に隙間430が形成されていても、フィン流路340hから冷媒が隙間430を通して端部隙間303に流れることはない。
以上により、下流側壁321hと上流側壁311hとの間に隙間430が形成されていても、仕切壁342は、上記第1実施形態と同様に、フィン流路310a〜310h、320a〜320hから端部隙間303に冷媒が流れることを抑制する役割を果たすことができる。
(他の実施形態)
(1)上記第1〜第3実施形態では、冷媒と被熱交換対象との間の熱交換により被熱交換対象を冷却する例について説明したが、これに代えて、冷媒と被熱交換対象との間の熱交換により被熱交換対象を加熱してもよい。
(2)上記第1〜第3実施形態では、被熱交換対象として電子部品2を用いた例について説明したが、これに代えて、電子部品2以外の装置、流体(液体、気体)を被熱交換対象として用いてもよい。
(3)上記第1〜第3実施形態では、外殻プレート31、32によって閉塞部40、42を構成した例について説明したが、これに限らず、外殻プレート31、32に対して独立して閉塞部40、42を構成してもよい。
(4)上記第1〜第3実施形態では、インナーフィンによって仕切壁341、342を構成した例について説明したが、これに代えて、インナーフィンに対して独立して仕切壁341、342を構成してもよい。
(5)なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記第1〜第3実施形態、および他の実施形態の一部または全部に記載された第1の観点によれば、被熱交換対象との間で熱交換する冷媒を流通させる冷媒流路を構成する複数の熱交換チューブ(3)を備え、熱交換チューブと被熱交換対象とが交互に積層方向に並ぶように複数の熱交換チューブと被熱交換対象とが積層されている積層型熱交換器であって、複数の熱交換チューブのそれぞれに収納されているインナーフィンを備え、インナーフィンは、幅方向に並べられて、かつ冷媒流路内に冷媒を流通させる上流側フィン流路をそれぞれ構成する複数の上流側フィン部と、複数の上流側フィン部に対して冷媒流れ方向下流側にて幅方向に並べられて、かつ複数の上流側フィン部のうち対応する上流側フィン部に対して幅方向にオフセットして設けられて、さらに冷媒流路内に冷媒を流通させる下流側フィン流路をそれぞれ構成する複数の下流側フィン部とを備えるオフセットフィンであり、当該積層型熱交換器は、熱交換チューブのうちそれぞれの上流側フィン流路とそれぞれの下流側フィン流路とに対して幅方向一方側に配置されて、熱交換チューブのうち冷媒流路を構成する内壁との間に第1端部隙間を形成する第1仕切壁と、第1端部隙間を閉塞して第1端部隙間に冷媒が流れることを抑制する第1閉塞部とを備える。
したがって、フィン流路から第1端部隙間へ冷媒が流れることを抑制することができる。
第2の観点によれば、熱交換チューブのうちそれぞれの上流側フィン流路とそれぞれの下流側フィン流路とに対して幅方向他方側に配置されて、熱交換チューブを構成する冷媒流路を構成する内壁との間に第2端部隙間を形成する第2仕切壁と、第2端部隙間を閉塞して第2端部隙間に冷媒が流れることを抑制する第2閉塞部を備える。
したがって、フィン流路から第2端部隙間へ冷媒が流れることを抑制することができる。
第3の観点によれば、複数の上流側フィン部と複数の下流側フィン部とは、冷媒を幅方向に蛇行させる波状に流通させるように形成されている。
第4の観点によれば、複数の上流側フィン部は、それぞれ冷媒流れ方向の上流側から下流側に進むほどフィン流路が幅方向一方側から幅方向他方側に向かうように形成されており、複数の下流側フィン部は、それぞれ、冷媒流れ方向の上流側から下流側に進むほどフィン流路が幅方向他方側から幅方向一方側に向かうように形成されており、複数の上流側フィン部と複数の下流側フィン部とが冷媒流れ方向に1つずつ交互に並べられることにより、冷媒を幅方向に蛇行させる波状に流通させる。
第5の観点によれば、被熱交換対象との間で熱交換する冷媒を流通させる冷媒流路を構成する複数の熱交換チューブを備え、熱交換チューブと被熱交換対象とが交互に積層方向に並ぶように複数の熱交換チューブと被熱交換対象とが積層されている積層型熱交換器であって、複数の熱交換チューブのそれぞれに収納されているインナーフィンを備え、インナーフィンは、幅方向に並べられて、かつ冷媒流路内に冷媒を流通させる上流側フィン流路をそれぞれ構成する複数の上流側フィン部と、複数の上流側フィン部に対して冷媒流れ方向下流側にて幅方向に並べられて、かつ複数の上流側フィン部のうち対応する上流側フィン部に対して幅方向にオフセットして設けられて、さらに冷媒流路内に冷媒を流通させる下流側フィン流路をそれぞれ構成する複数の下流側フィン部とを備え、複数の上流側フィン部と複数の下流側フィン部とが冷媒流れ方向に1つずつ交互に並べられることにより、冷媒を幅方向に蛇行させる波状に流通させるオフセットフィンであり、複数の上流側フィン部のうち幅方向一方側に配置されている上流側フィン部は、熱交換チューブのうち冷媒流路を構成する内壁と上流側フィン流路との間を仕切る第1上流側壁を備え、複数の下流側フィン部のうち幅方向一方側に配置されている下流側フィン部は、熱交換チューブの内壁と下流側フィン流路との間を仕切る第1下流側壁を備え、第1下流側壁のうち冷媒流れ方向上流側端部は、第1上流側フィン部のうち冷媒流れ方向下流側端部に対して幅方向一方側にオフセットするように配置されており、第1下流側壁のうち冷媒流れ方向下流流側端部は、第1上流側フィン部のうち冷媒流れ方向上流側端部に接続されており、当該積層型熱交換器は、第1上流側壁および第1下流側壁と熱交換チューブのうち冷媒流路を構成する内壁との間に形成される第1端部隙間を閉塞して第1端部隙間に冷媒が流れることを抑制する第1閉塞部を備える。
したがって、フィン流路から第1端部隙間へ冷媒が流れることを抑制することができる。
第6の観点によれば、複数の上流側フィン部のうち幅方向他方側に配置されている上流側フィン部は、熱交換チューブの内壁と上流側フィン流路との間を仕切る第2上流側壁を備え、複数の下流側フィン部のうち幅方向他方側に配置されている下流側フィン部は、熱交換チューブの内壁と下流側フィン流路との間を仕切る第2下流側壁を備え、第2下流側壁のうち冷媒流れ方向上流側端部は、第2上流側フィン部のうち冷媒流れ方向下流側端部に対して幅方向一方側にオフセットするように配置されており、第2下流側壁のうち冷媒流れ方向下流流側端部は、第2上流側フィン部のうち冷媒流れ方向上流側端部に接続されており、当該積層型熱交換器は、第2上流側壁および第2下流側壁と熱交換チューブを構成する冷媒流路を構成する内壁との間に形成される第2端部隙間を閉塞して第2端部隙間に冷媒が流れることを抑制する第2閉塞部を備える。
したがって、フィン流路から第2端部隙間へ冷媒が流れることを抑制することができる。
1 積層型熱交換器
2 電子部品(熱交換対象)
3 熱交換チューブ
31、32 外殻プレート
33 中間プレート
34 インナーフィン
36 オフセット部
31a〜31h 上流側フィン部
32a〜32h 下流側フィン部
310a〜310h フィン流路

Claims (6)

  1. 被熱交換対象(2)との間で熱交換する冷媒を流通させる冷媒流路(30)を構成する複数の熱交換チューブ(3)を備え、前記熱交換チューブと前記被熱交換対象とが交互に積層方向に並ぶように前記複数の前記熱交換チューブと前記被熱交換対象とが積層されている積層型熱交換器であって、
    前記複数の熱交換チューブのそれぞれに収納されているインナーフィン(50)を備え、
    前記インナーフィンは、
    幅方向に並べられて、かつ前記冷媒流路内に前記冷媒を流通させる上流側フィン流路(310a〜310h)をそれぞれ構成する複数の上流側フィン部(31a〜31h)と、
    前記複数の上流側フィン部に対して冷媒流れ方向下流側にて幅方向に並べられて、かつ前記複数の上流側フィン部のうち対応する上流側フィン部に対して幅方向にオフセットして設けられて、さらに前記冷媒流路内に前記冷媒を流通させる下流側フィン流路(320a〜320h)をそれぞれ構成する複数の下流側フィン部(32a〜32h)と、を備えるオフセットフィンであり、
    当該積層型熱交換器は、
    前記熱交換チューブのうち前記それぞれの上流側フィン流路と前記それぞれの下流側フィン流路とに対して幅方向一方側に配置されて、前記熱交換チューブのうち前記冷媒流路を構成する内壁(312、322)との間に第1端部隙間(302)を形成する第1仕切壁(341)と、
    前記第端部隙間を閉塞して前記第端部隙間に冷媒が流れることを抑制する第1閉塞部(40)と、を備える積層型熱交換器。
  2. 前記熱交換チューブのうち前記それぞれの上流側フィン流路と前記それぞれの下流側フィン流路とに対して幅方向他方側に配置されて、前記熱交換チューブを構成する前記冷媒流路を構成する内壁(312、322)との間に第2端部隙間(303)を形成する第2仕切壁(342)と、
    前記第2端部隙間を閉塞して前記第2端部隙間に冷媒が流れることを抑制する第2閉塞部(42)を備える請求項1に記載の積層型熱交換器。
  3. 前記複数の上流側フィン部と前記複数の下流側フィン部とは、前記冷媒を前記幅方向に蛇行させる波状に流通させるように形成されている請求項1または2に記載の積層型熱交換器。
  4. 前記複数の上流側フィン部は、それぞれ前記冷媒流れ方向の上流側から下流側に進むほど前記上流側フィン流路が幅方向一方側から幅方向他方側に向かうように形成されており、
    前記複数の下流側フィン部は、それぞれ、前記冷媒流れ方向の上流側から下流側に進むほど前記下流側フィン流路が幅方向他方側から幅方向一方側に向かうように形成されており、
    前記複数の上流側フィン部と前記複数の下流側フィン部とが前記冷媒流れ方向に1つずつ交互に並べられることにより、前記冷媒を前記幅方向に蛇行させる波状に流通させる請求項3に記載の積層型熱交換器。
  5. 被熱交換対象(2)との間で熱交換する冷媒を流通させる冷媒流路(30)を構成する複数の熱交換チューブ(3)を備え、前記熱交換チューブと前記被熱交換対象とが交互に積層方向に並ぶように前記複数の前記熱交換チューブと前記被熱交換対象とが積層されている積層型熱交換器であって、
    前記複数の熱交換チューブのそれぞれに収納されているインナーフィン(34)を備え、
    前記インナーフィンは、
    幅方向に並べられて、かつ前記冷媒流路内に前記冷媒を流通させる上流側フィン流路(310a〜310h)をそれぞれ構成する複数の上流側フィン部(31a〜31h)と、
    前記複数の上流側フィン部に対して冷媒流れ方向下流側にて幅方向に並べられて、かつ前記複数の上流側フィン部のうち対応する上流側フィン部に対して幅方向にオフセットして設けられて、さらに前記冷媒流路内に前記冷媒を流通させる下流側フィン流路(320a〜320h)をそれぞれ構成する複数の下流側フィン部(32a〜32h)と、を備え、前記複数の上流側フィン部と前記複数の下流側フィン部とが前記冷媒流れ方向に1つずつ交互に並べられることにより、前記冷媒を前記幅方向に蛇行させる波状に流通させるオフセットフィンであり、
    前記複数の上流側フィン部のうち幅方向一方側に配置されている前記上流側フィン部(31a)は、前記熱交換チューブのうち前記冷媒流路を構成する内壁(312、322)と前記上流側フィン流路との間を仕切る第1上流側壁(311a)を備え、
    前記複数の下流側フィン部のうち幅方向一方側に配置されている前記下流側フィン部(32a)は、前記熱交換チューブの内壁と前記下流側フィン流路との間を仕切る第1下流側壁(321a)を備え、
    前記第1下流側壁のうち冷媒流れ方向上流側端部(400)は、前記第1上流側フィン部のうち冷媒流れ方向下流側端部(401)に対して幅方向一方側にオフセットするように配置されており、
    前記第1下流側壁のうち冷媒流れ方向下流側端部(40)は、前記第1上流側フィン部のうち冷媒流れ方向上流側端部(40)に接続されており、
    当該積層型熱交換器は、
    前記第1上流側壁および前記第1下流側壁と前記熱交換チューブのうち前記冷媒流路を構成する内壁(312、322)との間に形成される第1端部隙間(302)を閉塞して前記第端部隙間に冷媒が流れることを抑制する第1閉塞部(40)を備える積層型熱交換器。
  6. 前記複数の上流側フィン部のうち幅方向他方側に配置されている前記上流側フィン部(31h)は、前記熱交換チューブの前記内壁と前記上流側フィン流路との間を仕切る第2上流側壁(311h)を備え、
    前記複数の下流側フィン部のうち幅方向他方側に配置されている前記下流側フィン部(32h)は、前記熱交換チューブの内壁と前記下流側フィン流路との間を仕切る第2下流側壁(321h)を備え、
    前記第2下流側壁のうち冷媒流れ方向上流側端部(420)は、前記第2上流側フィン部のうち冷媒流れ方向下流側端部(421)に対して幅方向一方側にオフセットするように配置されており、
    前記第2下流側壁のうち冷媒流れ方向下流側端部(422)は、前記第2上流側フィン部のうち冷媒流れ方向上流側端部(423)に接続されており、
    当該積層型熱交換器は、
    前記第2上流側壁および前記第2下流側壁と前記熱交換チューブを構成する前記冷媒流路を構成する内壁(312、322)との間に形成される第2端部隙間(303)を閉塞して前記第2端部隙間に冷媒が流れることを抑制する第2閉塞部(42)を備える請求項5に記載の積層型熱交換器。
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