JP7332319B2 - 滅菌に関するワークフローの管理システム、管理方法及びプログラム - Google Patents

滅菌に関するワークフローの管理システム、管理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、滅菌対象物の滅菌に関するワークフローの管理技術に関する。
病院では医療用器具といった滅菌対象物の滅菌処理を行う。この際、滅菌対象物に対する滅菌処理の達成度を判定するため、ケミカルインジケータ(以下、CI)などの、所謂、滅菌用インジケータが使用されている。CIは、滅菌剤(蒸気や過酸化水素等)による滅菌処理に必要な条件の達成度に応じて変色する変色領域を有する。特許文献1は、滅菌処理の記録を管理する管理装置を開示している。特許文献1によると、滅菌対象物に対する滅菌処理の日時、滅菌条件、CIの判定結果を記録している。
特許第3414291号公報
滅菌対象物の滅菌は、通常、滅菌工程を含む複数の工程からなるワークフローとして管理される。滅菌処理の質を高くするためには、このワークフローの各工程を適切に行うことが求められる。作業者に各工程を適切に行わせるためには、各工程での作業に関する適切な情報を作業者に提示することが必要である。特許文献1は、滅菌処理の記録を整理し保管することを開示しているが、滅菌に関るワークフローの質を高くするための情報を提示することを開示してはいない。
本発明は、滅菌対象物の滅菌の質を高くするための情報を提示できる、滅菌に関するワークフローの管理技術を提供するものである。
本発明の一態様によると、1つ以上の滅菌対象物を含むセットを滅菌する滅菌工程を含む複数の工程からなるワークフローを管理する、1つ以上のコンピュータで構成される管理システムは、過去に行われた前記セットに対する滅菌の達成度に基づき生成された、前記セットの種類と、当該セットに関する作業の難易度又は基準作業時間との対応関係を示す作業負荷情報を格納する格納手段と、将来の滅菌工程で滅菌する第1セットを示す予定情報を管理する管理手段と、前記管理手段により管理されている前記予定情報が示す前記第1セットの滅菌に関する作業の作業負荷についての情報を、前記格納手段に格納されている前記第1セットの種類に対応する前記作業負荷情報に基づき判定して提示する提示手段と、を備え、前記作業負荷情報に示される前記セットの種類に対応する前記作業の難易度は、当該種類の前記セットに対して過去に行われた滅菌の達成度が低い程、高くなる、又は、前記作業負荷情報に示される前記セットの種類に対応する前記作業の基準作業時間は、当該種類の前記セットに対して過去に行われた滅菌の達成度が低い程、長くなる、ことを特徴とする。


本発明によると、滅菌対象物の滅菌の質を高くするための情報を提示することができる。
一実施形態による滅菌ワークフローを示す図。 一実施形態による管理システムの構成図。 一実施形態によるCIを示す図。 一実施形態による測定装置の構成図。 一実施形態による予定情報を示す図。 一実施形態による予定情報を示す図。 一実施形態による滅菌の平均的な達成レベルの推移を示す図。 一実施形態による予定情報を示す図。 一実施形態による予定情報を示す図。 一実施形態による履歴情報を示す図。 一実施形態による予定情報を示す図。 一実施形態による予定情報を示す図。 一実施形態による予定情報を示す図。 一実施形態による履歴情報を示す図。 一実施形態による履歴情報を示す図。 一実施形態による履歴情報に基づき作成されるグラフを示す図。 一実施形態による管理システムの機能ブロック図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による滅菌ワークフローを示している。本実施形態において、滅菌ワークフローとは、滅菌対象物の滅菌に関して行われる一連の工程を意味する。組立工程は、滅菌ステーションにおいて、1つ以上の滅菌対象物をグループ化する工程である。なお、1つのグループに含まれる滅菌対象物は1つの場合もある。グループ化は、例えば、滅菌対象物が使用される手術と、滅菌対象物の滅菌処理に使用される滅菌処理装置との対応関係に基づき行われる。例えば、同じ手術で使用され、かつ、同じ滅菌処理装置により滅菌処理が行われる滅菌対象物は同じグループにグループ化され得る。包装工程は、滅菌ステーションにおいて、1つのグループの1つ以上の滅菌対象物とCIとを1つの包装部材により包装して1つのセットを形成する工程である。通常、病院等では、複数の同じ種類の滅菌対象物を使用し、よって、同じ滅菌対象物を含む複数のセットが形成され得る。以下、同じ滅菌対象物を含む複数のセットを、同じ種類のセットと呼ぶ。逆に、2つのセットの種類が異なるとは、当該2つのセットに含まれる滅菌対象物の少なくとも1つが異なることを意味する。滅菌工程は、包装したセットの滅菌処理を滅菌処理装置により行う工程である。
保管工程は、滅菌工程において滅菌処理が行われたセットを保管庫に移動させて保管する工程である。払出工程は、手術等で使用するセットを、保管庫から手術室等の利用場所に移動させる工程である。開封工程は、利用場所に移動させたセットの包装を開封する工程である。手術工程は、滅菌対象物を利用する利用工程でもある。なお、開封工程又は手術工程、あるいはその両方において、セットに同封したCIを用いて、滅菌処理の達成度を判定する。そして、CIにより滅菌処理の達成度が十分に行われていると判定できた場合にのみ、滅菌対象物を実際に使用する。回収工程は、滅菌対象物の利用後、滅菌対象物を滅菌ステーションに移動させる工程である。洗浄工程は、滅菌ステーションにおいて滅菌対象物を洗浄する工程である。セットを洗浄工程で洗浄した後、当該セットは、組立工程に回される。
図2は、上記滅菌ワークフローを管理する管理システム100の構成図である。ネットワークには、サーバ装置14と、複数のパーソナルコンピュータ(以下、PC)15と、滅菌処理装置13と、が接続される。サーバ装置14と、PC15と、滅菌処理装置13は、ネットワークを介して相互に通信できる。サーバ装置14は、滅菌ワークフローに関する管理情報を管理している。PC15は、ネットワークを介して、サーバ装置14が保持する管理情報への情報の追加、修正等を行うことができる。また、PC15及びサーバ装置14は、サーバ装置14が保持する管理情報に基づき、各種情報を管理システム100のユーザに提示することができる。各種情報の提示は、例えば、PC15のディスプレイに提示内容を表示したり、ネットワークに接続される図示しないプリンタに提示内容を出力したり、ユーザが使用する図示しないPCに提示内容を示す情報を出力/送信したりといった、任意の方法で行われる。この様に、ユーザに各種情報を提示/表示する態様には様々な方法があるが、以下では、これらを纏めて「管理システム100が(ユーザに情報を)提示/表示する」と表現する。なお、本発明において、ユーザとは、滅菌ワークフローの各工程において実際に作業をする作業者や、作業者の監督を行う監督者等、滅菌ワークフローに関する人を意味する。
PC15は、滅菌ワークフローにおいて、管理情報を参照したり、管理情報に情報を追加したり、管理情報を修正したりする必要がある場所に設置される。また、図1に示す様に、一部のPC15は、測定装置1に接続される。測定装置1は、CIの変色領域を測定する装置である。なお、図1のネットワークは、病院内で閉じたネットワークに限定されない。例えば、滅菌ステーションは、病院外であっても良く、この場合、ネットワークは、病院と、病院外の滅菌ステーションを接続するものになる。また、ネットワークは、他のネットワークに接続しないローカルエリアネットワーク(LAN)といった、閉じたネットワークであっても、LANとインターネットとを含むものであっても良い。例えば、ネットワークは、インターネットと、インターネットに接続する病院内のLANとで構成することができ、この場合、サーバ装置14を病院外に設置してインターネットに接続することで、管理システム100を構成することができる。
また、本実施形態において、滅菌処理装置13はネットワークに接続されており、PC15及びサーバ装置14は、滅菌処理装置13から管理情報に追加する情報や、管理情報を修正するための情報を取得することができる。しかしながら、滅菌処理装置13をネットワークに接続しない構成とすることもできる。この場合、作業者は、滅菌処理装置13が出力する情報に基づき、PC15を操作して、管理情報の追加・修正等を行う。なお、作業者が管理情報の入力・更新・表示等を行うためには、PC15等を操作する必要があるが、以下では、説明の簡略化のため、PC15を操作するとの記載については省略する。例えば、作業者がPC15を操作して管理システム100に情報を入力することを、作業者が管理システム100に情報を入力とするとも表現する。
図3は、本実施形態によるCIを示している。CIは、シート状の試験紙であり、表面に化学的処理が施された変色領域12を有する。変色領域12は、滅菌処理の達成度に応じてその色が変化する。本実施形態において、CIの変色領域12は、初期状態において色値C#1であり、滅菌処理の達成度に応じて色値C#2~色値C#9へと変化し、最終的には色値C#10で一定となる様に構成されているものとする。以下、色値C#k(kは1から10までの整数)となるときの滅菌処理の達成度を達成度#kとする。なお、変色領域12は、色値C#1~色値C#10のいずれかとなるのではなく、色値C#1から色値C#10へと連続的に変化する。つまり、変色領域12は、色値C#m(mは、1から9までの整数)と色値C#m+1との間の色も取り得る。本実施形態では、滅菌処理の達成度のレベルを9段階で評価する。具体的には、変色領域12の色が色値C#m~色値C#m+1の範囲内にあると、滅菌処理のレベルをレベル#mと判定する。そして、例えば、レベル#4~#9をOKレベルとし、レベル#1~#3をNGレベルとする。ここで、滅菌処理のレベルがレベル#mとは、滅菌処理の達成度が達成度#m~達成度#m+1の範囲内との意味である。
図4は、一実施形態による測定装置1の断面図である。なお、図4の参照符号2は、測定装置1の測定位置に搬送されたCIを示し、点線は、測定装置1に挿入される前のCIを示している。測定装置1の挿入部4に挿入されたCIは、搬送ローラ対6により測定位置に搬送される。測定部3は、CIの変色領域12の色を測定する。CIの測定後、搬送ローラ対6を逆回転させることで、CIは測定装置1外に排出される。測定部3は、CIの変色領域12の色値に関連する光学測定値、例えば、分光反射率を光7により読み取る。制御部8は、測定装置1を制御する。制御部8の記憶部9には、測定に使用する種々の情報が格納される。また、制御部8の演算処理部10は、測定部3による測定結果、例えば、分光反射率に基づきCIの変色領域12の色値を判定する。制御部8は、判定した色値を示す色情報をPC15に出力する。
なお、図4に示す測定装置1は、挿入部4からCIを排出するものであったが、CIの測定位置に対して挿入部4とは逆側に排出部を設け、測定後、CIを排出部から排出する構成であっても良い。また、図4に示す測定装置1は、CIを測定位置に搬送後、固定された測定部3によりCIを測定するものであったが、測定部3を移動可能な様に構成することができる。つまり、測定部3を所定方向に移動させて、CIの変色領域12を読み取る構成とすることもできる。さらに、バーコードリーダの様に、作業者が測定装置1をCIの上で移動させて、CIの変色領域12を読み取る構成とすることもできる。その様な構成は、様々なサイズのCIを利用する場合に有利である。
PC15は、測定装置1から取得する変色領域12の色値に基づき滅菌処理のレベルを判定し、判定結果を、サーバ装置14の管理情報に記録する。これにより、サーバ装置14は、例えば、セットの種類と、当該セットの滅菌処理日時と、当該セットに対して行った滅菌処理の判定したレベルと、を少なくとも含む滅菌記録情報を、管理情報の一部として管理する。
滅菌ワークフローを管理する重要な目的の1つは、手術工程において利用される滅菌対象物が、十分に滅菌処理されたものにすることである。ここで、滅菌ワークフローにおいて、滅菌処理の達成度を決める重要な工程は、洗浄工程から滅菌工程までの工程である。以下では、洗浄工程から滅菌工程までの一連の工程を、洗浄・滅菌工程と呼ぶものとする。また、以下の説明においては、説明の簡略化のため、洗浄・滅菌工程において行う各作業を単に"作業"とも呼ぶものとする。本実施形態では、洗浄・滅菌工程を行うセットの種類と、その作業予定日を予め特定して、洗浄・滅菌工程の作業を開始するまでの期間を確保する。そして、この確保した期間において、洗浄・滅菌工程における作業内容の確認や注意事項の確認を行う。これにより、滅菌処理の質を高く維持することができる。
図5は、管理システムが管理する管理情報の一部である予定情報を示している。本実施形態において、予定情報とは、将来の洗浄・滅菌工程の対象となるセットと、洗浄・滅菌工程に関する作業を行う作業予定日を示す情報である。なお、本実施形態では、洗浄・滅菌工程に関する作業の予定を、日を単位として管理するが、時間帯まで管理する構成とすることもできる。つまり、一般的に、予定情報とは、将来の洗浄・滅菌工程の対象となるセットと、洗浄・滅菌工程に関する作業の作業予定期間を示す情報である。図5によると、2018年10月13日の時点において、2018年10月15日に洗浄・滅菌工程を行う予定である滅菌予定セットが特定されている。つまり、作業日の2日前に滅菌予定セットが特定されている。このように洗浄・滅菌工程の作業に入る前の早い段階で滅菌予定セットを特定しておくことで、作業内容の確認や注意事項の確認を行う時間を確保することができる。なお、作業予定日及び滅菌予定セットは、ユーザが管理システム100に入力する。
なお、図5の滅菌予定セットについては、現時点、つまり、2018年10月13日の時点において、払出工程、開封工程、手術工程、回収工程にあるセットから選択できる。なお、手術工程での利用日が確定しているセットであれば、保管工程や、それ以前の工程にあるセットから選択することもできる。
図5の予定情報では、さらに、作業の作業負荷(作業量)と相関する難易度を管理している。例えば、洗浄工程における滅菌対象物の洗浄作業の難易度や、包装工程におけるセットの包装作業の難易度は、セット内の滅菌対象物の種類や個数によって異なる。例えば、セット内の滅菌対象物の形状が単純である場合や、セットの滅菌対象物の数が少ない場合、一般的に、洗浄工程及び包装工程における作業の難易度は低くなる。逆に、セット内の滅菌対象物の形状が複雑である場合や、滅菌対象物の種類や数が多い場合、一般的に、洗浄工程及び包装工程における作業の難易度は高くなる。そして、作業の難易度が高くなると、作業の作業負荷は大きくなる。例えば、セットの種類に対する難易度を予め定義し、これを作業負荷情報としてサーバ装置14に予め格納しておく。図5の例では、セットX1、X2及びX3それぞれの難易度をA1、A2及びA3としている。なお、難易度が最も低いのがA1であり、難易度の最も高いのがA3である。管理システム100は、予定情報に滅菌予定セットが入力されると、作業負荷情報に基づき難易度を追加し、ユーザには、難易度も表示する。この様に、セットに対する作業についての難易度をユーザに提示することで、注意すべきセットや、その数等を事前にユーザに提示することができ、作業の質を高くすることができる。
なお、上述した様に、管理システム100は、C1の変色領域12の色により判定される、セットに対する滅菌処理のレベルを滅菌記録情報として記録している。したがって、ユーザがセットの種類に対する難易度を決定して予めサーバ装置14に格納するのではなく、サーバ装置14が、滅菌記録情報に基づき作業負荷情報を生成する構成とすることもできる。例えば、サーバ装置14は、各セットについて、過去所定期間の平均的な滅菌のレベルを判定し、この平均的なレベルに基づき難易度を決定することができる。例えば、サーバ装置14は、平均的なレベルがレベル#1~#3であるセットの難易度をA3とし、レベル#4~#6であるセットの難易度をA2とし、レベル#7~#9であるセットの難易度をA1とすることができる。
図6は、予定情報において、作業予定者を管理する場合を示している。図6の例においては、一日に予定されている洗浄・滅菌工程を、同じ作業者が担当するものとしているが、滅菌予定セット毎に異ならせることもできる。さらに、作業予定日に加えて、作業予定時間帯、例えば、午前又は午後を予め決めておき、作業予定時間帯に応じて作業者を異ならせることもできる。図6に示す様に、予定情報に作業予定者を含めることで、各作業者は、事前にどのセットに対して作業を行うかを確認でき、よって、各作業者は、事前に作業内容の確認や注意事項の確認を行うことができる。作業予定者は、ユーザが管理システム100に入力する構成とすることができる。或いは、事前に作業者それぞれが滅菌に関する作業を担当する期間を示すシフト表(シフト情報)を作成し、これをサーバ装置14に格納しておく。この場合、管理システム100は、作業予定日(又は期間)が入力されると、シフト表に基づき当該作業予定日(又は期間)に作業を行う作業者を予定情報に追加することができる。
図7は、滅菌記録情報に基づき生成できる、セットX3に対する滅菌処理のレベルの推移を示している。なお、図7の縦軸の値は、同じ日に行ったセットX3の滅菌処理のレベルの平均値を示している。図7のグラフにおいて、セットX3に対する滅菌処理のレベルは低下傾向にあることが分かる。例えば、サーバ装置14は、各セットについて、図7に示す様に、滅菌処理のレベルが低下傾向(劣化傾向)にあるのか、上昇傾向(良化傾向)にあるのかそのどちらでもないのか(安定傾向)を判定する。そして、図8に示す様に、滅菌予定セットが入力されると、管理システム100は、当該滅菌予定セットについて判定した傾向を予定情報に含めてユーザに提示することができる。これにより、滅菌予定セットのレベルの傾向を作業者に通知することできる。なお、図8では、劣化傾向、良化傾向、安定傾向のいずれかを記載しているが、グラフの近似式の傾きの数値や、直近のレベル、直近5回のレベルの平均等、過去に行った滅菌のレベルに関する情報を追加して提示する構成とすることもできる。
<第二実施形態>
続いて、第二実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態では、難易度を数値化して管理する。
図9は、本実施形態における予定情報の一部を示している。図9の難易度及び作業予定者は、第一実施形態で説明した通りである。図9においては、セットの難易度を"作業負荷比"として数値化している。図9の例においては、難易度A2を標準とし、その他の難易度については、標準の難易度に対する倍数で作業負荷比を定義している。具体的には、難易度A1の作業負荷比を0.5倍とし、難易度A3の作業負荷比を1.5倍としている。これは、難易度A1であるセットX1についての作業負荷は、標準の難易度であるセットX2の0.5倍と評価していることを意味する。言い換えると、1つのセットX2に対する作業負荷を1セット分の作業負荷と定義すると、1つのセットX1に対する作業負荷を0.5セット分の作業負荷と評価していることを意味する。本実施形態において、作業負荷情報は、セットの種類に対する作業負荷比を示す情報となる。なお、作業負荷比は、例えば、予め試験的に行った作業に基づき決定される。管理システム100は、滅菌予定セットが入力されると、作業負荷比を予定情報に追加してユーザに提示することができる。
また、図9の予定情報から、2018年10月15日に作業を予定しているセットは10セットである。なお、内訳は、難易度A1が3セットであり、難易度A2が2セットであり、難易度A3が5セットである。ここで、2018年10月15日に作業を予定している難易度A1のセットは、3セットであるが、その難易度は、標準の0.5倍であるため、難易度を考慮すると、これは、3×0.5=1.5セット分の作業負荷と評価できる。同様に、難易度A2のセットは、2×1=1セット分の作業負荷と評価できる。さらに、難易度A3のセットは、5×1.5=7.5セット分の作業負荷と評価できる。したがって、難易度を考慮すると、2018年10月15日の作業負荷は、1.5+2+7.5=11セット分と評価できる。また、2018年10月15日の作業予定者は二人であるため、作業者1人当たりの作業負荷(以下、単に、1人当たりの作業負荷と表記する。)は、5.5セット分と評価できる。例えば、管理システム100は、作業予定日それぞれの難易度を考慮した全作業負荷や、1人当たりの作業負荷をユーザに提示することができる。
図10は、管理システム100が管理する履歴情報の例を示している。図10の履歴情報は、作業日毎の、1人当たりの作業負荷の履歴を示している。管理システム100は、ある作業予定日の1人当たりの作業負荷が、履歴の統計値と比較して大きい場合、その旨をユーザに提示することができる。これにより、ユーザは、当該作業予定日の作業者を増やしたり、滅菌予定セットを減らしたりといった調整を行うことができる。また、作業者が1日に作業できる平均的なセット数を閾値として予め定義し、サーバ装置14に格納しておく。管理システム100は、各作業予定日における、難易度を考慮した1人当たりの作業負荷と閾値とを比較して比較結果をユーザに表示することができる。例えば、閾値を5セットとする。図9においては、上述した様に、2018年10月15日の1人当たりの作業負荷は、5.5セット分であり、閾値より大きい。管理システム100は、1人当たりの作業負荷が閾値より大きい作業予定日が有るか否かを判定し、1人当たりの作業負荷が閾値より大きい作業予定日が有ると、その旨をユーザに提示することができる。これにより、ユーザは、当該作業予定日の1人当たりの作業負荷が閾値以下となる様に、調整を行うことができる。このように、難易度を数値化して、事前に作業負荷を判定することで、実際の作業までの時間において、作業負荷の調整を図ることができ、滅菌処理の質を高くすることができる。
図11は、さらに、作業者の熟練度を数値化して予定情報に加えた例を示している。例えば、標準的な作業者の熟練度を1.0とし、熟練度が高くなる程、その値を大きくする。以下では、作業者Z1の熟練度G1を0.5とし、作業者Z2の熟練度G2を1.5とする。これは、作業者Z1は、標準的な作業者0.5人分に相当し、作業者Z2は、標準的な作業者1.5人分に相当すると評価していることを意味する。作業者毎の熟練度については予め決定し、熟練度情報としてサーバ装置14に格納しておく。そして、管理システム100は、作業予定者が入力されると、熟練度情報に基づき、入力された作業予定者の熟練度を予定情報に入力してユーザに提示する。
作業者Z1の熟練度G1を0.5とし、作業者Z2の熟練度G2を1.5とすると、2018年10月15日の作業者の熟練度を考慮した作業人数は1.5人となる。また、図10で説明した様に、難易度を考慮した2018年10月15日の作業負荷(作業量)は、11セット分である。したがって、熟練度及び難易度を考慮した1人当たりの作業負荷は、約7.3セット分になる。管理システム100は、熟練度及び難易度を考慮した1人当たりの作業負荷をユーザに提示することができる。このように、熟練度を数値化することで、作業者の熟練度を考慮した作業負荷を事前に把握でき、実際の作業までの時間で、作業者のシフト予定の見直しといった、1人当たりの作業負荷の調整を行うことができる。
さらに、作業負荷比を日時に応じて変更・調整する構成とすることもできる。例えば、前の日に使用した複数のセットを次の日の午前中に一斉に回収する場合、当該午前中において、作業誤りが生じやすくなり得る。また、休暇明けにおいて、作業者の生産性が低減する傾向が知られている。本実施形態では、この様に、作業誤りが生じ易い時間帯や曜日を予め判定して、当該時間帯や曜日については、1より大きい調整係数を設ける。そして、時間帯や曜日と調整係数との関係を示す調整情報を予めサーバ装置14に格納しておく。管理システムは、図12に示す様に、作業予定日時等が入力されると、調整情報に基づき調整係数を予定情報に追加する。なお、図12において、調整係数の空欄は、調整係数が1.0であることを示している。
図12の予定情報の、例えば、番号1の作業については、調整係数が1.4であり、作業負荷比が0.5であるため、難易度及び時間帯を考慮した作業負荷は、0.5×1.4=0.7セット分となる。同様の計算により、図12の予定情報から、2018年10月15日の、難易度及び時間帯を考慮した作業負荷の合計は、13セット分となる。また、上述した様に、熟練度を考慮した作業人数は、1.5人である。したがって、2018年10月15日の1人当たりの作業負荷は、13/1.5=約8.6セット分となる。管理システム100は、この様に、難易度及び時間帯を考慮した作業負荷の合計や、1人当たりの作業負荷をユーザに提示することができる。
なお、図9、図11及び図12の予定情報においては、作業負荷を、難易度に応じた作業負荷比として数値化していた。しかしながら、作業負荷を基準作業時間として数値化することもできる。図13は、作業負荷を基準作業時間として数値化した場合の予定情報の例を示している。この場合、作業負荷情報は、作業負荷比に代えて、基準作業時間を示すものとなる。なお、セットの基準作業時間とは、標準的な熟練度の作業者が当該セットの作業に要する時間であり、予め決定される。図9においては、セットX1、X2及びX3の基準作業時間を、それぞれ、10分、20分、30分としている。図13によると、2018年10月15日には、セットX1、X2及びX3それぞれについて3セット、2セット及び5セットの作業が予定されている。したがって、2018年10月15日の基準作業時間の合計は、3×10+2×20+5×30=220分となる。したがって、1人当たりの作業時間は110分となる。管理システム100は、作業日毎の基準作業時間の合計や、それを作業人数で割った、1人当たりの作業時間をユーザに提示することができる。
図14は、管理システム100が管理する履歴情報の例を示している。図14の履歴情報は、作業日毎の、1人当たりの作業時間の履歴である。管理システム100は、1人当たりの作業時間と履歴の統計値とを比較し、履歴の統計値と比較して、1人当たりの作業時間が長い作業予定日があると、その旨をユーザに提示することができる。これにより、ユーザは、当該作業予定日に作業者を増やしたり、滅菌予定セットを減らしたりといった調整を行うことができる。また、管理システム100に、1人当たりの作業時間(作業量)の閾値を予め設定しておく構成とすることができる。この場合、管理システム100は、1人当たりの作業時間と閾値とを比較し、1人当たりの作業時間が閾値より長い作業予定日があると、その旨をユーザに提示する。これにより、ユーザは、事前に1人当たりの作業時間が閾値以下となる様に調整することができる。なお、作業負荷を作業時間として数値化する場合においても、作業者の熟練度や、作業誤りが生じやすい時間帯や曜日等を考慮して、基準作業時間の合計や1人当たりの作業時間を判定してユーザに提示する構成とすることができる。
なお、本実施形態においては、1日の全作業負荷や、1日における1人当たりの作業負荷をユーザに提示していたが、全作業負荷や、1人当たりの作業負荷を求める期間は1日に限定されず、任意の所定期間とすることができる。さらに、本実施形態では、難易度に応じて作業負荷を求めていたが、難易度を考慮せず、総てのセットの作業負荷を同じとして、所定期間における全作業負荷や1人当たりの作業負荷をユーザに提示する構成とすることができる。また、1人当たりの作業負荷を算出するに当たり、調整係数を考慮するが、作業者の熟練度については考慮しない構成とするこもできる。
<第三実施形態>
続いて、第三実施形態について、第一実施形態及び第二実施形態との相違点を中心に説明する。図15は、各日付における、1人当たりの作業負荷率と、滅菌処理のレベル(平均値)と、を示している。なお、作業負荷率とは、第二実施形態で説明した1人当たりの作業負荷の、閾値に対する割合である。また、達成レベルは、各日付において行った、滅菌処理のレベルの平均値である。管理システム100は、滅菌記録情報に基づき各日付における滅菌処理のレベルの平均値を求め、これを履歴情報に追加することで図15に示す履歴情報を作成することができる。図16は、図15の表をグラフで示したものである。図16より、作業負荷率が上がると、滅菌処理の平均レベルが下がることが分かる。さらに、作業負荷率が110%以上になると、滅菌処理の平均レベルがレベル#8を下回るという傾向が分かる。そのため、滅菌処理の平均レベルをレベル#7以上に保つことを目標にする場合は、作業負荷率が120%であってもよいことが分かり、それに応じて閾値を設定することができる。一方、滅菌処理の平均レベルをレベル#8以上に保つことを目標とする場合、作業負荷率を100%以下とする必要があることが分かる。
図16に示す様に、作業負荷率と、滅菌処理の平均レベルと、の関係を判定することで、滅菌処理の質を改善することができる。日々変化する状況を予測し、その結果も踏まえて分析することにより、滅菌ワークフローの質を改善することができる。
<管理システムのブロック図>
図17は、管理システム100の機能ブロック図である。保持部102は、サーバ装置14の、例えば、ハードディスクといった記憶装置に対応し、予定情報、履歴情報及び滅菌記録情報を含む管理情報を保持する。さらに、保持部102は、作業負荷情報、熟練度情報、調整情報等も保持する。入出力部104は、例えば、PC15のディスプレイ、キーボード、マウス等の入出力デバイスや、ハードディスクといった記憶デバイスに対応する。入出力部104は、ユーザが管理システム100を操作するためのユーザインタフェースを提供し、保持部102が保持する予定情報や滅菌記録情報に追加するデータを取得し、さらに、各種情報のユーザへの表示等を行う。なお、サーバ装置14にディスプレイ、キーボード、マウス、プリンタ等の入出力デバイスを設ける場合には、これら入出力デバイスも入出力部104に対応する。管理部103は、例えば、サーバ装置14又はPC15のプロセッサに対応し、入出力部104を介して行ったユーザ操作等に基づき保持部102が保持する各情報の更新等を行う。
提示部101は、サーバ装置14又はPC15のプロセッサに対応し、保持部102が保持する情報に基づき、上記各実施形態で説明した情報のユーザへの提示を行う。提示部101は、サーバ装置14又はPC15のディスプレイに情報を表示することができる。また、提示部101は、提示する情報をネットワークに接続された図示しないプリンタに出力することできる。さらに、提示部101は、提示する情報を、ネットワークを介して送信することができる。さらに、提示部101は、提示する情報を、サーバ装置14又はPC15の記憶デバイスにファイルとして出力することができる。
なお、本実施形態の管理システムは、ネットワークで接続されたサーバ装置14と、1つ以上のPC15と、を含むものであった。つまり、ネットワークを介して接続された複数のコンピュータを含むものであった。しかしながら、1つのコンピュータにより図17に示す機能を実現することができる。つまり、本実施形態の管理システムは、複数のコンピュータのみならず、1つのコンピュータで実現されている場合も含む。また、1つのコンピュータで実現されている場合、管理システムではなく、管理装置と呼ぶこともできる。さらに、本実施形態は、1つ以上のコンピュータで実行されると、上記管理システム10として当該1つ以上のコンピュータを機能させるプログラムにより実現することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態では、洗浄工程から滅菌工程までの一連の工程を続けて行うことを前提とし、洗浄工程から滅菌工程までの一連の工程を1つの単位として管理していた。しかしながら、例えば、図1に示す洗浄工程から滅菌工程までの各工程の予定を個別に管理する構成とすることもできる。この場合、作業負荷や、熟練度や、調整係数等についても、工程毎に定義される。さらに、図1に示す洗浄工程から滅菌工程までの各工程のうちの1つ以上の工程についての予定を管理する構成とすることもできる。さらに、図1に示す洗浄工程から滅菌工程までの各工程の内、連続する2以上の工程を1つの単位として管理する構成とすることもできる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101:提示部、102:保持部、103:管理部

Claims (13)

  1. 1つ以上の滅菌対象物を含むセットを滅菌する滅菌工程を含む複数の工程からなるワークフローを管理する、1つ以上のコンピュータで構成される管理システムであって、
    過去に行われた前記セットに対する滅菌の達成度に基づき生成された、前記セットの種類と、当該セットに関する作業の難易度又は基準作業時間との対応関係を示す作業負荷情報を格納する格納手段と、
    将来の滅菌工程で滅菌する第1セットを示す予定情報を管理する管理手段と、
    前記管理手段により管理されている前記予定情報が示す前記第1セットの滅菌に関する作業の作業負荷についての情報を、前記格納手段に格納されている前記第1セットの種類に対応する前記作業負荷情報に基づき判定して提示する提示手段と、
    を備え
    前記作業負荷情報に示される前記セットの種類に対応する前記作業の難易度は、当該種類の前記セットに対して過去に行われた滅菌の達成度が低い程、高くなる、又は、
    前記作業負荷情報に示される前記セットの種類に対応する前記作業の基準作業時間は、当該種類の前記セットに対して過去に行われた滅菌の達成度が低い程、長くなる、ことを特徴とする管理システム。
  2. 前記提示手段は、前記予定情報に基づき、所定期間における前記作業の作業負荷を提示することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記提示手段は、複数の作業者それぞれが前記滅菌に関する作業を担当する期間を示すシフト情報に基づき、前記第1セットの滅菌に関する作業の作業者を判定し、前記所定期間における作業者1人当たりの作業負荷を提示することを特徴とする請求項に記載の管理システム。
  4. 前記予定情報は、前記第1セットの滅菌に関する作業の作業者を示す情報をさらに含み、
    前記提示手段は、前記予定情報に基づき、前記所定期間における作業者1人当たりの作業負荷を提示することを特徴とする請求項に記載の管理システム。
  5. 前記提示手段は、前記作業者の熟練度を示す熟練度情報に基づき、前記所定期間における作業者1人当たりの作業負荷を、前記所定期間における作業者の熟練度で調整して提示することを特徴とする請求項又はに記載の管理システム。
  6. 前記提示手段は、前記所定期間における作業者1人当たりの作業負荷を閾値と比較して比較結果を提示することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の管理システム。
  7. 前記管理手段は、前記所定期間における作業者1人当たりの作業負荷の履歴を履歴情報として管理することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の管理システム。
  8. 前記管理手段は、前記所定期間において行われた前記第1セットに対する滅菌の達成度の平均値を前記履歴情報に含め、
    前記提示手段は、前記所定期間における作業者1人当たりの作業負荷と、前記所定期間において行われた前記第1セットに対する滅菌の達成度の平均値との関係を示す情報を提示することを特徴とする請求項に記載の管理システム。
  9. 時間帯に応じた調整係数を保持する保持手段をさらに備えており、
    前記提示手段は、前記第1セットの滅菌に関する作業の難易度、又は、前記第1セットの滅菌に関する基準作業時間を、当該作業の時間帯に応じた前記調整係数に基づき調整することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の管理システム。
  10. 曜日に応じた調整係数を保持する保持手段をさらに備えており、
    前記提示手段は、前記第1セットの滅菌に関する作業の難易度、又は、前記第1セットの滅菌に関する基準作業時間を、当該作業の曜日に応じた前記調整係数に基づき調整することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の管理システム。
  11. 前記複数の工程は、前記セットに含まれる1つ以上の滅菌対象物を洗浄する洗浄工程と、洗浄された1つ以上の滅菌対象物を包装部材で包装して前記セットを形成する包装工程と、を含み、
    前記滅菌工程では、包装された前記セットを滅菌処理装置により滅菌し、
    前記セットの滅菌に関する作業は、前記洗浄工程での作業、前記包装工程での作業、及び、前記滅菌工程での作業の少なくとも1つの作業を含むことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の管理システム。
  12. 1つ以上の滅菌対象物を含むセットを滅菌する滅菌工程を含む複数の工程からなるワークフローを管理する、1つ以上のコンピュータで構成される管理システムにおける管理方法であって、
    過去に行われた前記セットに対する滅菌の達成度に基づき生成された、前記セットの種類と、当該セットに関する作業の難易度又は基準作業時間との対応関係を示す作業負荷情報を格納することと、
    将来の滅菌工程で滅菌する第1セットを示す予定情報を記録することと、
    前記予定情報が示す前記第1セットの滅菌に関する作業の作業負荷についての情報を、前記第1セットの種類に対応する前記作業負荷情報に基づき判定して提示することと、
    を含み、
    前記作業負荷情報に示される前記セットの種類に対応する前記作業の難易度は、当該種類の前記セットに対して過去に行われた滅菌の達成度が低い程、高くなる、又は、
    前記作業負荷情報に示される前記セットの種類に対応する前記作業の基準作業時間は、当該種類の前記セットに対して過去に行われた滅菌の達成度が低い程、長くなる、ことを特徴とする管理方法。
  13. 1つ以上のコンピュータを含むシステムの前記1つ以上のコンピュータで実行されると、前記システムに請求項12に記載の管理方法を実行させることを特徴とするプログラム。
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