JP7332176B2 - 情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、処理装置、情報処理システム、決済システム及びプログラムに関する。
特許文献1は、生体認証を利用した決済手段を開示している。
特開2017-123202号公報
近年、顔認証により決済を行うサービス(顔決済サービス)が提供されている。顔認証により決済を行うため、現金やクレジットカード等を紛失したり持参し忘れたりするという課題は解決される。しかし、従来の顔決済サービスでは、顔認証を行った時点でクレジットカードからの引き落としを実行するという仕組みを採用している。そのため、店舗において顔決済サービスを提供しようとすると、顔認証システムに加えクレジットカード決済のシステムも該店舗に導入する必要があり、システム導入に対する障壁が高かった。
本発明は、買物する毎に各店舗で決済を行うことで生じ得る不都合を軽減することを課題とする。
本発明によれば、
購買行動を行った顧客の顧客情報と前記購買行動に対する請求金額情報とを含む購買情報を取得し、前記顧客情報と前記請求金額情報とを紐付けて記憶手段に記憶させる請求情報登録工程と、
前記顧客情報を含む決済リクエストを取得すると、取得した前記決済リクエストに含まれる前記顧客情報に紐付けて記憶されている前記請求金額情報に基づき請求内容を確定する確定工程と、
確定した前記請求内容に基づき決済処理を実行する決済工程と、
を含む情報処理システムが提供される。
また、本発明によれば、
購買行動を行った顧客の顧客情報と前記購買行動に対する請求金額情報とを含む購買情報を取得し、前記顧客情報と前記請求金額情報とを紐付けて記憶部に記憶させる請求情報登録手段と、
前記顧客情報を含む決済リクエストを取得すると、取得した前記決済リクエストに含まれる前記顧客情報に紐付けて記憶されている前記請求金額情報に基づき請求内容を確定し、確定した前記請求内容を示す請求内容情報を出力する確定手段と、
を有する処理装置が提供される。
また、本発明によれば、
処理装置と、仮決済端末と、決済端末とを含み、
前記処理装置は、
購買行動を行った顧客の顧客情報と前記購買行動に対する請求金額情報とを含む購買情報を前記仮決済端末から取得し、前記顧客情報と前記請求金額情報とを紐付けて記憶手段に記憶させる請求情報登録手段と、
前記顧客情報を含む決済リクエストを前記決済端末から取得すると、取得した前記決済リクエストに含まれる前記顧客情報に紐付けて記憶されている前記請求金額情報に基づき請求内容を確定し、確定した前記請求内容を示す請求内容情報を前記決済端末に対して出力する確定手段と、を備える、決済システムが提供される。
また、本発明によれば、
仮決済端末と決済端末とを含み、
前記仮決済端末は、購買行動を行った顧客の顧客情報と前記購買行動に対する請求金額情報とを含む購買情報を取得し、前記顧客情報と前記請求金額情報とを紐付けて記憶手段に記憶させる請求情報登録手段を備え、
前記決済端末は、前記顧客情報を含む決済リクエストを取得すると、取得した前記決済リクエストに含まれる前記顧客情報に紐付けて記憶されている前記請求金額情報に基づき請求内容を確定する確定手段と、
確定した前記請求内容に基づき決済処理を実行する決済手段と、を備える、決済システムが提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
購買行動を行った顧客の顧客情報と前記購買行動に対する請求金額情報とを含む購買情報を取得し、前記顧客情報と前記請求金額情報とを紐付けて記憶手段に記憶させる請求情報登録手段、
前記顧客情報を含む決済リクエストを取得すると、取得した前記決済リクエストに含まれる前記顧客情報に紐付けて記憶されている前記請求金額情報に基づき請求内容を確定し、確定した前記請求内容を示す請求内容情報を出力する確定手段、
として機能させるプログラムが提供される。
本発明によれば、買物する毎に各店舗で決済を行うで生じ得る不都合が軽減される。
本実施形態の決済システムの機能ブロック図の一例である。 本実施形態の処理装置、仮決済端末及び決済端末のハードウエア構成の一例を示す図である。 本実施形態の処理装置の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の決済システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態の処理装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の処理装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の決済端末が出力する画面の一例を示す図である。 本実施形態の処理装置の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の決済システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態の処理装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の処理装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の仮決済端末が出力する画面の一例を示す図である。 本実施形態の処理装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の決済端末が出力する画面の一例を示す図である。 本実施形態の決済システムの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態の処理装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の処理装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の処理装置が処理する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の仮決済端末が出力する情報の一例を模式的に示す図である。
<第1の実施形態>
まず、図1を用いて、本実施形態の決済システムの全体像及び概要を説明する。決済システムは、各店舗で買物をするごとに各店舗で仮決済を行い、後でまとめて決済を行うことができる「後払いサービス」を実現する。「仮決済」は、購入した商品やサービスの代金等を顧客に紐付けて決済システムに登録することである。「決済」は、現金、クレジットカード、ポイント等の任意の手段を用いて、購入した商品やサービスの代金を支払うことである。
図示するように、決済システムは、処理装置10と、複数の仮決済端末20と、決済端末30とを有する。決済端末30は1つであってもよいし、複数であってもよい。処理装置10と仮決済端末20とは、互いに通信可能に接続されている。また、処理装置10と決済端末30とは、互いに通信可能に接続されている。
処理装置10、仮決済端末20及び決済端末30各々の概要は、以下の通りである。
仮決済端末20は、後払いサービスに参加する店舗に設置される。そして、仮決済端末20は、後払いする分の購買情報を取得し、処理装置10に送信する。購買情報は、購入した商品やサービスの代金に基づき算出される請求金額を示す請求金額情報や、後払いサービスを受ける顧客(以下、単に「顧客」という場合がある)の顧客情報等を含む。処理装置10は、仮決済端末20から取得した購買情報を登録する。以下、処理装置10が、後払いする分の購買情報を仮決済端末20から取得し、当該購買情報を登録する処理を「仮決済処理」という。
決済端末30は、任意の場所に設置される。例えば、決済端末30は、後払いサービスに参加する店舗に設置されてもよいし、後払いサービスに参加する複数の店舗が位置する施設(例:ショッピングモール)内や地域(例:温泉街)内の任意の位置に設置されてもよいし、駅等の公共施設に設置されてもよいし、銀行、郵便局などの金融機関に設置されてもよい。なお、仮決済端末20と決済端末30とは、物理的及び/又は論理的に分かれていてもよいし、物理的及び論理的に一体となっていてもよい。
決済端末30は、仮決済処理で処理装置10に登録された分をまとめて決済する処理を実行する。決済端末30は、顧客情報の入力を受付けると、当該顧客情報に紐付けて登録されている購買情報に基づき算出された請求内容を示す情報(以下、請求内容ともいう)を処理装置10から取得する。そして、決済端末30は、取得した請求内容に基づき決済を行う。例えば、決済端末30は、現金の入力、クレジットカード情報の入力、ポイントカードの入力等を受付け、それらに基づき、請求内容で示される請求金額の決済を行う。決済端末30は、クレジットカード会社のサーバや決済代行会社のサーバとネットワークを介して接続されうる。決済端末30は、決済が完了すると、その旨を処理装置10に通知する。処理装置10は、通知内容に基づき、記憶している情報(仮決済処理に関する情報)を更新する。以下、処理装置10が、仮決済処理で登録した情報に基づき確定した請求内容を決済端末30に通知する処理を「確定処理」という。
処理装置10は、後払いサービスを受ける顧客に関する各種情報を登録する初期登録処理を実行する手段、仮決済端末20と通信して仮決済処理を実行する手段、及び、決済端末30と通信して確定処理を実行する手段を有する。
次に、決済システムの構成を詳細に説明する。まず、処理装置10、仮決済端末20及び決済端末30のハードウエア構成の一例について説明する。処理装置10、仮決済端末20及び決済端末30が備える各機能部は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされるプログラム、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット(あらかじめ装置を出荷する段階から格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムをも格納できる)、ネットワーク接続用インターフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
図2は、処理装置10、仮決済端末20及び決済端末30のハードウエア構成を例示するブロック図である。図2に示すように、処理装置10、仮決済端末20及び決済端末30各々は、プロセッサ1A、メモリ2A、入出力インターフェイス3A、周辺回路4A、バス5Aを有する。周辺回路4Aには、様々なモジュールが含まれる。処理装置10、仮決済端末20及び決済端末30は周辺回路4Aを有さなくてもよい。なお、処理装置10、仮決済端末20及び決済端末30は物理的及び/又は論理的に分かれた複数の装置で構成されてもよい。この場合、複数の装置各々が上記ハードウエア構成を備えることができる。
バス5Aは、プロセッサ1A、メモリ2A、周辺回路4A及び入出力インターフェイス3Aが相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1Aは、例えばCPU、GPU(Graphics Processing Unit)などの演算処理装置である。メモリ2Aは、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリである。入出力インターフェイス3Aは、入力装置、外部装置、外部サーバ、外部センサ、カメラ等から情報を取得するためのインターフェイスや、出力装置、外部装置、外部サーバ等に情報を出力するためのインターフェイスなどを含む。入力装置は、例えばキーボード、マウス、マイク、物理ボタン、タッチパネル等である。出力装置は、例えばディスプレイ、スピーカ、プリンター、メーラ等である。プロセッサ1Aは、各モジュールに指令を出し、それらの演算結果をもとに演算を行うことができる。
次に、図3の機能ブロック図、及び、図4のシーケンス図を用いて、決済システムの処理の流れ、及び、処理装置10、仮決済端末20及び決済端末30各々の機能構成を説明する。
図3は、処理装置10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、処理装置10は、初期登録部11と、請求情報登録部12と、記憶部13と、確定部14とを有する。初期登録部11は、後払いサービスを受ける顧客に関する各種情報を登録する初期登録処理を実行する。請求情報登録部12は、仮決済端末20と通信して仮決済処理を実行する。確定部14は、決済端末30に対して請求内容を出力する。記憶部13は、各種情報を記憶する。なお、処理装置10は、記憶部13を有さなくてもよい。この場合、処理装置10と通信可能に接続された外部装置が、記憶部13を有する。
図4は、後払いサービスを受ける顧客が自身に関する各種情報を登録し(初期登録)、後払いサービスに参加する店舗で後払いサービスを利用した買物を行い、その後、当該店舗で買物した分の後払いを行うまでに、決済システムが実行する処理の流れの一例を示す。
「初期登録処理」
S100(初期登録工程)では、処理装置10の初期登録部11は、顧客に関する各種情報を登録する初期登録処理を実行する。顧客は、任意の操作装置を操作して各種情報を入力し、登録する指示入力を行う。すると、操作装置は、入力された各種情報を処理装置10に送信する。初期登録部11は、受信した当該各種情報に基づき、初期登録処理を実行する。
操作装置は、仮決済端末20及び/又は決済端末30であってもよい。この場合、仮決済端末20及び/又は決済端末30は、初期登録のための各種情報の入力を受付け、入力された各種情報を処理装置10に送信する機能を備える。その他、操作装置は、任意の通信端末(スマートフォン、タブレット端末、PC(personal computer)、携帯電話等)であってもよい。この場合、通信端末は、所定のウェブページやアプリを介して、初期登録のための各種情報の入力を受付け、入力された各種情報を処理装置10に送信する処理を実行することができる。顧客は、後払いサービスに参加する店舗で初めて後払いサービスを利用した買物を行う前の任意のタイミングで、上述のような操作装置を操作し、上記各種情報の入力、及び、登録指示を行うことができる。例えば、顧客は、後払いサービスに参加する店舗を訪問する前に、任意の通信端末を操作し、上記各種情報の入力、及び、登録指示を行ってもよい。その他、顧客は、後払いサービスに参加する店舗を初めて訪問し、後払いサービスを利用した買物を初めて行う直前に、その店舗において仮決済端末20、決済端末30又は任意の通信端末を操作し、上記各種情報の入力、及び、登録指示を行ってもよい。
各種情報は、氏名、生年月日、住所、電話番号、年令等の身分を示す情報を含むことができる。また、各種情報は、各顧客を認証するための認証情報を含むことができる。
認証情報は、顧客の生体情報であってもよい。生体情報は、顔情報(顔画像、顔画像から抽出された特徴量等)、指紋情報(指紋画像、指紋画像から抽出された特徴量等)、声情報(声紋、音声データから抽出された特徴量等)、虹彩情報(虹彩画像、虹彩画像から抽出された特徴量等)、耳情報(耳穴の音響特性を示す情報)等が例示されるが、これらに限定されない。なお、認証情報はパスワード等の他の情報であってもよい。パスワードは、顧客が自身で決定してもよいし、処理装置10が決定してもよい。
また、各種情報は、クレジットカード情報(カード名義、カード番号、有効期限等)や、ポイント情報(決済に利用できるポイントを扱うサービスの会員番号等)や、プリペイド式電子マネー情報(当該電子マネーを扱うサービスの会員番号等)等の支払関連情報を含んでもよい。
また、初期登録部11は、お金のチャージを受付けてもよい。そして、各種情報は、チャージされた金額を含んでもよい。チャージを実現する手段は、仮決済端末20や決済端末30への現金の入力、クレジットカード決済、ポイント利用、電子マネー決済、口座振込等が例示されるが、これらに限定されない。
操作装置は、タッチパネルディスプレイ、物理ボタン、マイク、キーボード、マウス等の任意の入力装置を介して、上記各種情報の入力を受付けることができる。また、操作装置は、カメラ、指紋センサ、イヤホン等の任意の入力装置を介して、生体情報の入力を受付けることができる。また、操作装置は、カードリーダ等の任意の入力装置を介して、支払関連情報の入力を受付けることができる。
初期登録部11は、操作装置から取得した各種情報において、予め定められた初期登録のための必須項目の情報が揃っている場合、その顧客に対応して顧客識別情報を発行する。そして、初期登録部11は、取得した各種情報と発行した顧客識別情報とを紐付けて、記憶部13に記憶させる。図5に、初期登録部11が記憶部13に記憶させた情報の一例を模式的に示す。図示する例では、顧客識別情報と、認証情報と、氏名と、生年月日と、住所と、電話番号と、年齢と、支払関連情報とが互いに紐付けられている。以下、初期登録部11が記憶部13に記憶させた情報を顧客登録情報という。
なお、上記例示した各種情報の中の一部は、初期登録のための必須項目に含まれなくてもよい。この場合、初期登録部11は、初期登録後の任意のタイミングで、操作装置を介して、初期登録のための必須項目以外の項目の情報の登録を受付けてもよい。
このように、初期登録部11は、顧客を識別する顧客識別情報及び認証情報の少なくとも一方を含む顧客情報を記憶部13に記憶させる。
なお、本明細書において、「取得」とは、ユーザ入力に基づき、又は、プログラムの指示に基づき、「自装置が他の装置や記憶媒体に格納されているデータを取りに行くこと(能動的な取得)」、たとえば、他の装置にリクエストまたは問い合わせして受信すること、他の装置や記憶媒体にアクセスして読み出すこと等、および、ユーザ入力に基づき、又は、プログラムの指示に基づき、「自装置に他の装置から出力されるデータを入力すること(受動的な取得)」、たとえば、配信(または、送信、プッシュ通知等)されるデータを受信すること、また、受信したデータまたは情報の中から選択して取得すること、及び、「データを編集(テキスト化、データの並び替え、一部データの抽出、ファイル形式の変更等)などして新たなデータを生成し、当該新たなデータを取得すること」の少なくともいずれか一方を含む。
「仮決済処理」
図4に戻り、S100での初期登録が完了した後、顧客は、後払いサービスに参加している店舗で、後払いサービスを利用した買物を行うことができる。S101では、後払いサービスに参加している店舗に設置された仮決済端末20が、その顧客の買物に関する購買情報を取得する。
購買情報は、少なくとも、購買行動を行った顧客の顧客情報と、その購買行動に対する請求金額を示す情報(以下、請求金額情報ともいう)とを含む。購買行動は、物品を購入することや、サービスの提供を受けることを含む。請求金額情報は、購入した商品やサービスの代金に基づき算出される。顧客情報は、その顧客の顧客識別情報及び認証情報の少なくとも一方を含む。購買情報は、その他、買物した日時、買物した店舗を識別する情報(店舗識別情報)、購入した商品やサービスを示す情報(商品名、サービス名等)等を含んでもよい。
仮決済端末20は、タッチパネルディスプレイ、物理ボタン、マイク、キーボード、マウス、カードリーダ、カメラ、指紋センサ、イヤホン等の任意の入力装置を介して、顧客情報の入力を受付けることができる。
また、仮決済端末20は、店舗に設置された会計装置(POS(point of sales)レジスター等)と通信し、当該会計装置から、請求金額、買物した日時、店舗識別情報、購入した商品やサービスを示す情報等を取得することができる。なお、仮決済端末20は、タッチパネルディスプレイ、物理ボタン、マイク、キーボード、マウス等の任意の入力装置を介して、これらの情報の入力を受付けてもよい。仮決済端末20は、会計装置と物理的及び/又は論理的に分かれていてもよいし、会計装置と物理的及び論理的に一体となっていてもよい。
S102では、仮決済端末20は、S101で取得した購買情報を処理装置10に送信する。処理装置10は、仮決済端末20から送信された購買情報を取得する。
S103では、処理装置10の請求情報登録部12は、S102で取得した購買情報に含まれる顧客情報を用いた認証処理を行う。請求情報登録部12は、生体情報を用いた生体認証を行ってもよいし、顧客識別情報とパスワードを用いたパスワード認証を行ってもよいし、その他の認証を行ってもよい。例えば、請求情報登録部12は、S102で取得した購買情報に含まれる生体情報と記憶部13に記憶されている生体情報とを照合する照合工程を実行する。
認証に成功した場合(S103のYes)、請求情報登録部12は、S102で取得した購買情報に含まれる請求金額と顧客情報を登録する(S104、請求情報登録工程)。すなわち、請求情報登録部12は、当該請求金額と当該顧客情報とを紐付けて記憶部13に記憶させる。以下、請求情報登録部12が記憶部13に記憶させた請求金額と顧客情報とを紐付けた情報を仮決済情報という。図6に、仮決済情報の一例を模式的に示す。図示する例では、2回の買物の購買情報が示されている。1回目の買物の請求金額は1200円であり、2回目の買物の請求金額は7200円である。
図4に戻り、認証に失敗した場合(S103のNo)、請求情報登録部12はエラー処理を行う(S105)。例えば、請求情報登録部12は、認証に失敗したことを仮決済端末20に通知してもよい。この場合、仮決済端末20は、認証に失敗したことを示す情報を、ディスプレイ、スピーカ、警告ランプ等の出力装置を介して出力する。
顧客は、後払いの決済を行う前に、後払いサービスを利用した買物を複数回行うことができる。図示する例では、決済システムがS101乃至S105の処理を一度のみ行うフローが示されている。しかし、決済システムは、S106以降の処理を実行する前に、S101乃至S105の処理を複数回行うことができる。結果、図6に示すように、仮決済情報において、後払いサービスを利用した複数回の買物に関する情報が登録される。
「確定処理」
図4に戻り、所定の店舗で後払いサービスを利用した買物を行った後の任意のタイミングで、顧客は決済端末30を操作して決済を行う。まず、顧客は、決済端末30を操作して顧客情報を入力するとともに、決済を開始するリクエストを入力する。
当該入力により、決済端末30は、顧客情報を含む決済リクエストを取得する(S106)。そして、決済端末30は、取得した決済リクエストを処理装置10に送信する(S107)。
処理装置10の確定部14は、決済端末30から送信された決済リクエスト取得すると、取得した決済リクエストに含まれる顧客情報に紐付けて記憶部13に記憶されている請求金額情報(仮決済情報の請求金額、図6参照)に基づき、請求内容を確定する(S108:確定工程)。例えば、確定部14は、決済リクエストに含まれる顧客情報に紐付けて記憶部13に記憶されている請求金額情報の示す請求金額を足し合わせて請求金額合計を算出し、当該請求金額合計を請求内容として確定する。
そして、確定部14は、確定した請求内容を決済端末30に送信し、決済を実行させる(S109:確定工程)。
決済端末30は、ディスプレイ、スピーカ等の出力装置を介して、請求内容を出力する(S110)。図7に、決済端末30が出力する情報の一例を示す。図示する情報では、請求金額が示されている。請求金額の横に表示されている詳細ボタンに対する操作(タッチ操作)が行われると、決済端末30は、請求金額の内訳を出力する。例えば、決済端末30は、図6に示すような情報を出力してもよい。決済端末30は、処理装置10から仮決済情報を取得し、図6に示すような情報の出力を実現することができる。
また、図7に示す例では、支払方法を選択するボタンが表示されている。決済端末30は、所望の支払方法を選択する入力を受付ける。そして、決済端末30は、選択された方法での決済を実行する(S111:決済工程)。例えば、決済端末30は、現金の入力、クレジットカード情報の入力、ポイントカードの入力等を受付け、それらに基づき決済を行う。
図4に戻り、決済が完了すると、決済端末30は、処理装置10に対して、決済が完了したことを通知する(S112)。処理装置10の請求情報登録部12は、当該通知に応じて、記憶部13に記憶されている仮決済情報を更新する(S113)。例えば、請求情報登録部12は、決済が完了した買物に関する請求金額等を仮決済情報から消去してもよいし、それら請求金額等に決済が完了したことを示す情報を付してもよい。
次に、決済システムの利用場面の一例を説明する。例えば、温泉街、商店街、ショッピングモール等のように、複数の店舗が存在する施設やエリアにおいて、決済システムを利用することができる。この場合、1つの施設内又はエリア内に存在する複数の店舗が後払いサービスに参加する。顧客は、その施設内又はエリア内の店舗での買物において、後払いサービスを利用することができる。
その他の例として、各地に点在する複数の店舗を有する企業が、決済システムを利用することができる。この場合、1つの企業が有する複数の店舗が後払いサービスに参加する。顧客は、その企業の店舗での買物において、後払いサービスを利用することができる。
その他の例として、各地に点在する1つ又は複数の店舗を有する複数の企業の共同体が、決済システムを利用することができる。この場合、1つの共同体に属する複数の企業が有する複数の店舗が後払いサービスに参加する。顧客は、その共同体に属する複数の企業の店舗での買物において、後払いサービスを利用することができる。
なお、ここでの利用場面の例示はあくまで一例であり、ここで例示したものに限定されない。
次に、本実施形態の決済システムの作用効果を説明する。決済システムによれば、顧客は、店舗で買物するごとに決済を行わなくてもよく、後でまとめて決済を行うことができる。このため、顧客は、各店舗で買物をするごとに現金やクレジットカード等を財布の中から取り出し、決済を行うという面倒な作業を回避できる。また、後払いできるので、現金やクレジットカード等を持参していなくても買物を行うことができる。このため、現金やクレジットカード等持ち歩くことで生じ得る不都合(盗難、強盗、置き忘れ、落とす等による紛失)を軽減することができる。また、各店舗においては、生体認証のシステムと同時にクレジットカード決済のシステムを導入する必要がないため、生体認証決済のシステムを新たに導入する際の障壁が低くなる。すなわち、店舗は後払いサービスに参加し易くなる。
<第2の実施形態>
本実施形態の決済システムは、顧客毎に仮決済の上限額を決定し、決定した上限額以下の範囲で仮決済を許可する機能を有する点で、第1の実施形態と異なる。本実施形態の決済システムのその他の構成は、第1の実施形態の決済システムと同様である。以下、第1の実施形態の決済システムと異なる点を説明する。
図8に、処理装置10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、処理装置10は、初期登録部11と、請求情報登録部12と、記憶部13と、確定部14と、上限決定部15とを有する。
図9のシーケンス図は、決済システムの処理の流れの一例を示す。
「初期登録処理」
S200の処理は、第1の実施形態で説明した図4のS100の処理と同様である。
S201(上限決定工程)では、処理装置10の上限決定部15は、顧客に関連した判断材料情報を取得する。そして、上限決定部15は、判断材料情報に基づき顧客の仮決済上限額を決定し、決定した仮決済上限額を示す情報(以下、仮決済上限額情報ともいう)を顧客情報に紐付けて記憶部13に記憶させる。図10に、上限決定部15が記憶部13に記憶させた情報の一例を模式的に示す。図示する例では、顧客識別情報と仮決済上限額情報と利用額情報とが互いに紐付けて登録されている。利用額情報は、請求情報登録部12により更新される。利用額情報の詳細は後述する。
判断材料情報は、顧客登録情報としてクレジットカード情報が登録されているか否か、登録されているクレジットカードの与信情報、事前にチャージした前払い金額、決済に利用可能なポイントの残高、後払いサービスの過去の利用履歴に基づき算出された信用ポイント、旅行内容を示す情報及び金融機関における口座残高の中の少なくとも1つを示す情報である。
上限決定部15は、記憶部13に記憶されている顧客登録情報に基づき、顧客登録情報としてクレジットカード情報が登録されているか否かを示す情報を取得することができる。上限決定部15は、顧客登録情報としてクレジットカード情報が登録されている場合、登録されていない場合に比べて、高い仮決済上限額を決定することができる。
また、上限決定部15は、登録されているクレジットカードの与信情報を、クレジットカード会社のサーバから取得することができる。与信情報は、クレジットカードで決済可能な金額の上限を示す。上限決定部15は、クレジットカードで決済可能な金額が高い程、高い仮決済上限額を決定することができる。
また、上限決定部15は、記憶部13に記憶されている顧客登録情報に基づき、事前にチャージした前払い金額を示す情報を取得することができる。上限決定部15は、前払い金額が高い程、高い仮決済上限額を決定することができる。
また、上限決定部15は、ポイントを管理するサーバから、決済に利用可能なポイントの残高を示す情報を取得することができる。上限決定部15は、ポイントの残高が高い程、高い仮決済上限額を決定することができる。
また、上限決定部15は、処理装置10の記憶部13に記憶されている「後払いサービスの過去の利用履歴に基づき算出された信用ポイント」を示す情報を取得することができる。図11に、記憶部13に記憶されている信用ポイントを示す情報の一例を模式的に示す。図示する例では、顧客の氏名、生年月日、住所の組合せと、各顧客の信用ポイントとが紐付けて登録されている。例えば、信用ポイントは、予め定められた期限までに決済を完了する正常利用での利用回数が多い程高くなる。また、例えば、信用ポイントは、期限までに決済を完了する正常利用における請求金額が高い程高くなる。なお、信用ポイントの算出ルールは、これらに限定されない。上限決定部15は、信用ポイントが高い程、高い仮決済上限額を決定することができる。
また、上限決定部15は、旅行内容を示す情報を、旅行会社等の任意のサーバから取得することができる。旅行内容を示す情報は、利用した飛行機の座席のクラス、ホテルの利用履歴(利用期間、利用回数、利用した部屋のグレード等)、レンタカーのクラス等を示す情報を含む。上限決定部15は、利用した飛行機の座席のクラスが高い程、ホテルの利用期間が長い程、利用回数が多い程、利用した部屋のグレードが高い程、また、レンタカーのクラスが高い程、高い仮決済上限額を決定することができる。
また、上限決定部15は、顧客が入力した金融機関における口座残高を示す情報を取得することができる。上限決定部15は、口座残高が高い程、高い仮決済上限額を決定することができる。
「仮決済処理」
図9に戻り、S202乃至S204及びS206の処理は、第1の実施形態で説明した図4のS101乃至S103及びS105の処理と同様である。
S205(判定工程)では、請求情報登録部12は、未決済の請求金額の合計が仮決済上限額を超えないか判定する。すなわち、請求情報登録部12は、それまでに登録されている未決済の請求金額の合計と、新たに登録される未決済の請求金額との和が仮決済上限額を超えないか判定する。例えば、請求情報登録部12は、S203で取得した購買情報に含まれる顧客情報に紐付けて記憶部13に記憶されている未決済の請求金額の合計(それまでに登録されている未決済の請求金額の合計)と、S203で取得した購買情報に含まれる請求金額(新たに登録される未決済の請求金額)との和が、取得した購買情報に含まれる顧客情報に紐付けられている仮決済上限額を超えないか判定する。
図10に示す利用額は、各顧客情報に紐付けて記憶部13に記憶されている未決済の請求金額の合計である。請求情報登録部12は、図10に示す利用額と、S203で取得した購買情報に含まれる請求金額との和が、図10に示す仮決済上限額を超えないか判定する。なお、S203で取得した購買情報は、S205でYesの場合にS207で記憶部13に登録されるため、S205の時点では記憶部13に記憶されていない。
図9に戻り、超えない場合(S205のYes)、請求情報登録部12は、取得した購買情報に含まれる請求金額と顧客情報を登録する(S207)。当該処理は、第1の実施形態で説明した図4のS104の処理と同様である。
一方、超える場合(S205のNo)、請求情報登録部12は、エラー処理を実行する(S208)。例えば、請求情報登録部12は、仮決済上限額を超えることを仮決済端末20に通知してもよい。この場合、仮決済端末20は、仮決済上限額を超えるため仮決済を行えないことを示す情報を、ディスプレイ、スピーカ、警告ランプ等の出力装置を介して出力する。なお、仮決済端末20は、仮決済上限額を上げるための方法(チャージ、クレジットカード情報の登録等)を示す情報を出力し、当該方法で決済上限額を上げる操作を受付けてもよい。
「確定処理」
S209乃至S216の処理は、第1の実施形態で説明した図4のS106乃至S113の処理と同様である。
次に、本実施形態の決済システムの作用効果を説明する。本実施形態の決済システムによれば、第1の実施形態の決済システムと同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の決済システムによれば、顧客毎に適切な仮決済上限額を設定し、設定した仮決済上限額を超えない範囲で、仮決済を受付けることができる。このため、仮決済した分の金額を顧客から回収できない等の不都合の発生を抑制できる。
<第3の実施形態>
本実施形態の決済システムでは、処理装置10は、各顧客に対する請求金額に、各顧客が各店舗での仮決済時に選択した支払方法を紐付けて記憶部13に記憶させる点で、第1及び第2の実施形態と異なる。本実施形態の決済システムのその他の構成は、第1又は第2の実施形態の決済システムと同様である。以下、第1及び第2の実施形態の決済システムと異なる点を説明する。
処理装置10の機能ブロック図の一例は、図3又は図8で示される。決済システムの処理の流れの一例は、図4又は図9のシーケンス図で示される。
「初期登録処理」
S100、S200及びS201の処理は、第1及び第2の実施形態と同様である。
「仮決済処理」
仮決済端末20は、購買情報を取得する処理(S101、S202)において、支払方法の選択を受付ける。例えば、仮決済端末20は、図12に示すような画面を出力してもよい。図示する画面では、今回の買物での請求金額が示されている。また、その店舗が設定している受付け可能な支払方法が選択可能に表示されている。各店舗が設定している受付け可能な支払方法を示す情報は、処理装置10が記憶していてもよいし、各店舗に設定された仮決済端末20が記憶していてもよいし、仮決済端末20と通信可能に構成されたその他の装置が記憶していてもよい。顧客は、希望する支払方法のボタンに対する操作(タッチ等)を行うことで、所望の支払方法を選択する。
図4及び図9に戻り、その後、仮決済端末20は、選択された支払方法を示す情報を含む購買情報を処理装置10に送信する(S102、S203)。
S103、S105、S204、S205、S206及びS208の処理は、第1及び第2の実施形態と同様である。
請求情報登録部12は、選択された支払方法を更に含む購買情報を取得し、請求金額と支払方法を紐付けて記憶部13に記憶させる(S104、S207:請求情報登録工程)。図13に、請求情報登録部12が記憶部13に記憶させた仮決済情報の一例を模式的に示す。図示する仮決済情報は、各買物で選択された支払方法を示す情報を含む点で、図6に示す仮決済情報と異なる。
なお、請求情報登録部12は、決済処理が実行される前に、顧客入力に基づき記憶部13に記憶されている支払方法を変更してもよい(請求情報登録工程)。顧客は、上述した操作装置を介して、支払方法を変更する顧客入力を行うことができる。
「確定処理」
図4及び図9に戻り、S106、S107、S109、S112、S113、S209、S210、S212、S215及びS216の処理は、第1及び第2の実施形態と同様である。
確定部14は、仮決済情報(図13参照)を参照し、支払方法毎に、支払方法各々に紐付けられた請求金額の合計を算出する。そして、確定部14は、支払方法毎の請求金額の合計を、請求内容として確定する(S108、S211:確定工程)。そして、確定部14は、確定した請求内容を決済端末30に送信し、決済を実行させる(S109、S212:確定工程)。
決済端末30は、ディスプレイ、スピーカ等の出力装置を介して、請求内容を出力する(S110、S213)。図14に、決済端末30が出力する情報の一例を示す。図示する情報では、支払方法毎に、請求金額が示されている。請求金額の横に表示されている詳細ボタンに対する操作(タッチ操作)が行われると、決済端末30は、請求金額の内訳を出力する。例えば、決済端末30は、図13に示すような情報を出力してもよい。決済端末30は、処理装置10から仮決済情報を取得し、図13に示すような情報の出力を実現することができる。
そして、決済端末30は、実行ボタンに対する操作(タッチ操作)を受付けると、各支払方法での決済を実行する(図4及び図9のS111、S214)。例えば、決済端末30は、現金の入力、クレジットカード情報の入力、ポイントカードの入力等を受付け、それらに基づき決済を行う。
決済が完了すると、決済端末30は、処理装置10に対して、決済が完了したことを通知する(S112、S215)。処理装置10の請求情報登録部12は、当該通知に応じて、記憶部13に記憶されている仮決済情報を更新する(S113、S216)。例えば、請求情報登録部12は、決済が完了した買物に関する請求金額等を仮決済情報から消去してもよいし、それら請求金額等に決済が完了したことを示す情報を付してもよい。
次に、本実施形態の決済システムの作用効果を説明する。本実施形態の決済システムによれば、第1及び第2の実施形態の決済システムと同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の決済システムによれば、各店舗は、受付け可能な支払方法を設定することができる。このため、受付け可能な支払方法が互いに異なる複数の店舗が同じ後払いサービスに参加することができる。結果、店舗は後払いサービスに参加し易くなる。
<第4の実施形態>
本実施形態の決済システムでは、決済期限が定められ、処理装置10は、決済が行われないまま決済期限を過ぎた場合、所定の処理を実行する点で、第1乃至第3の実施形態と異なる。本実施形態の決済システムのその他の構成は、第1、第2又は第3の実施形態の決済システムと同様である。以下、第1乃至第3の実施形態の決済システムと異なる点を説明する。
処理装置10の機能ブロック図の一例は、図3又は図8で示される。初期登録部11、請求情報登録部12、記憶部13及び上限決定部15の構成は、第1、第2又は第3の実施形態と同様である。
確定部14は、決済期限を過ぎても決済リクエストを取得しなかった場合、その時点で記憶部13に記憶されている請求金額情報に基づき、各顧客に対する請求内容を確定する(確定工程)。そして、確定部14は、確定した請求内容を決済端末30に通知するとともに、初期登録されているクレジットカード情報、ポイント情報及び事前に登録されたチャージ金額の中の少なくとも1つを用いて、決済処理を実行するよう決済端末30に通知する(確定工程)。決済期限は、任意に設定可能である。決済端末30は、確定部14からの通知に応じ、初期登録されているクレジットカード情報、ポイント情報及び事前に登録されたチャージ金額情報の中の少なくとも1つを用いて決済処理を実行する(決済工程)。
また、確定部14は、決済期限を過ぎても決済リクエストを取得しなかった場合、決済実行リクエストを顧客に通知することができる。例えば、予め顧客の電子メールアドレスが登録されている場合、確定部14は、決済期限を過ぎても決済を行っていない顧客の電子メールアドレスを宛先として、決済実行をリクエストする内容を含む電子メールを送信してもよい。当該電子メールには、請求金額や、請求金額の内訳や、決済方法の案内等が示されてもよい。
その他、確定部14は、決済期限を過ぎても決済を行っていない顧客の氏名及び住所のリストを作成し、出力してもよい。後払いサービスのオペレータは、当該リストに基づき、郵送で、決済実行をリクエストする通知を行ったり、電話でコンタクトしたりできる。例えば、後払いサービスのオペレータは、振込用紙等を、初期登録時に登録された住所宛で顧客に送付してもよい。
確定部14のその他の構成は、第1、第2、第3又は第4の実施形態と同様である。
次に、本実施形態の決済システムの作用効果を説明する。本実施形態の決済システムによれば、第1乃至第3の実施形態の決済システムと同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の決済システムによれば、決済が行われないまま決済期限を過ぎた場合、決済を実行してもらうための所定の処理を実行する。このため、決済が行われないままの状態となる不都合が抑制される。
<第5の実施形態>
本実施形態の決済システムでは、処理装置10は、複数のグループ各々が実行している後払いサービスを管理するとともに、各顧客が利用中の後払いサービスがどのグループの後払いサービスであるかを管理する点で、第1乃至第4の実施形態と異なる。本実施形態の決済システムのその他の構成は、第1、第2、第3又は第4の実施形態の決済システムと同様である。以下、第1乃至第4の実施形態の決済システムと異なる点を説明する。
処理装置10の機能ブロック図の一例は、図3又は図8で示される。図15のシーケンス図は、決済システムの処理の流れの一例を示す。
「初期登録処理」
S300(初期登録工程)では、処理装置10の初期登録部11は、顧客に関する各種情報を登録する初期登録処理を実行する。顧客は、任意の操作装置を操作して各種情報を入力し、登録する指示入力を行う。
本実施形態では、複数の店舗が所属するグループ各々が独立して、後払いサービスを実行している。例えば、第1の温泉街の複数の店舗が所属するグループが、その店舗が参加する後払いサービスを実行する。また、第2の温泉街の複数の店舗が所属するグループが、その店舗が参加した後払いサービスを実行する。
S300では、顧客は、後払いサービスを利用した買物を行うグループを識別するグループ識別情報を入力する。そして、初期登録部11は、グループ識別情報を取得し、顧客情報とグループ識別情報とを紐付けて記憶部13に記憶させる(図16参照)。変形例として、店舗に設置された仮決済端末20や決済端末30が、その店舗が属するグループのグループ識別情報を記憶しておいてもよい。そして、仮決済端末20や決済端末30を操作して初期登録のための各種情報が入力された場合、仮決済端末20や決済端末30は、入力された各種情報と自端末が予め記憶するグループ識別情報とを紐付けて処理装置10に送信してもよい。
S300のその他の処理は、第1の実施形態で説明した図4のS100の処理と同様である。また、S301の処理は、第2の実施形態で説明した図9のS201の処理と同様である。
「仮決済処理」
S302の処理は、図4のS101及び図9のS202の処理と同様である。S303では、仮決済端末20は、自端末(仮決済端末20)を設置している店舗が所属するグループのグループ識別情報をさらに含む購買情報を、処理装置10に送信する。
S304及びS306の処理は、図4のS103及びS105、及び、図9のS204及びS206の処理と同様である。S305乃至S309の請求情報登録工程は、請求情報登録部12により実行される。
S305では、請求情報登録部12は、取得した購買情報に含まれるグループ識別情報と、取得した購買情報に含まれる顧客情報に紐付けて記憶部13に記憶されているグループ識別情報とが一致するか判定する。一致する場合(S305のYes)、S307に進み、S307がYesの場合、請求情報登録部12は、取得した購買情報に含まれる請求金額を、取得した購買情報に含まれる顧客情報に紐付けて記憶部13に記憶させる。
一方、一致しない場合(S305のNo)、請求情報登録部12は、エラー処理を実行する(S308)。例えば、請求情報登録部12は、予めグループ識別情報が登録されているグループと、買物した店舗が属するグループとが一致しないため、その店舗では後払いサービスを利用した買物ができないことを仮決済端末20に通知してもよい。この場合、仮決済端末20は、上記内容を示す情報を、ディスプレイ、スピーカ、警告ランプ等の出力装置を介して出力する。このように、登録されていないグループでの仮決済を排除することで、他者による不正利用等を抑制できる。
S307、S309及びS310の処理は、図4のS104、及び、図9のS205、S207及びS208と同様である。
「決済処理」
S311乃至S318の処理は、図4のS106乃至S113、及び、図9のS209乃至S216の処理と同様である。
次に、本実施形態の決済システムの作用効果を説明する。本実施形態の決済システムによれば、第1乃至第4の実施形態の決済システムと同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の決済システムによれば、複数のグループ各々が実行している後払いサービスを管理するとともに、各顧客が利用中の後払いサービスがどのグループの後払いサービスであるかを管理することができる。このため、複数のグループによる後払いサービスの並行利用が可能となる。結果、後払いサービスの普及が促進される。また、各顧客が利用中の後払いサービスがどのグループの後払いサービスであるかを管理し、正しいグループの後払いサービスのみ利用可とできるので、他人の顧客情報を不正取得した者による不正利用などを抑制することができる。
ここで、本実施形態の変形例を説明する。処理装置10は、複数のグループ各々に対応付けて、各グループに属する店舗群が位置するエリア(例:温泉街)の位置を示すエリア位置情報を記憶しておいてもよい。そして、スマートフォン、タブレット端末、PC、携帯電話等の通信端末を介して初期登録のための各種情報が入力された場合、当該通信端末は、入力された各種情報と自端末の現在位置を示す通信端末位置情報とを紐付けて処理装置10に送信してもよい。通信端末位置情報は、GPS(global positioning system)等の任意の手段を利用して取得できる。そして、処理装置10の初期登録部11は、上記エリア位置情報と通信端末位置情報とに基づき、上記通信端末がいずれのグループのエリア内に位置するかを特定する。そして、特定したグループのグループ識別情報と顧客情報とを紐付けて記憶部13に記憶させる。
なお、記憶部13に記憶された各顧客の各種情報(認証情報等)は、所定のタイミングで消去されてもよい。例えば、処理装置10は、上記通信端末から通信端末位置情報を繰り返し取得し、顧客(上記通信端末)が登録されたグループのエリア内に位置するか否かの監視を継続してもよい。そして、顧客(上記通信端末)が登録されたグループのエリアから出たと判断した場合、処理装置10は、その顧客の各種情報(認証情報等)を記憶部13から消去してもよい。顧客(上記通信端末)が登録されたグループのエリアから出た場合、そのエリアでの滞在が終了した可能性が高い。このため、以降、仮決済等が行われる可能性が低い。このようなタイミングでその顧客の各種情報を消去することで、他人による不正利用等を抑制できる。
<第6の実施形態>
本実施形態の決済システムでは、処理装置10は、決済処理が完了した購買情報に基づき、店舗毎に請求金額の合計を算出する点で、第1乃至第5の実施形態と異なる。本実施形態の決済システムのその他の構成は、第1、第2、第3、第4又は第5の実施形態の決済システムと同様である。以下、第1乃至第5の実施形態の決済システムと異なる点を説明する。
処理装置10の機能ブロック図の一例は、図3又は図8で示される。初期登録部11、記憶部13及び上限決定部15の構成は、第1乃至4の実施形態の中のいずれかと同様である。
請求情報登録部12は、店舗を識別する店舗識別情報を更に含む購買情報を取得し、請求金額と店舗識別情報を紐付けて記憶部13に記憶させる(請求情報登録工程)。請求情報登録部12のその他の構成は、第1乃至第5の実施形態の中のいずれかと同様である。
確定部14は、決済処理が完了した購買情報に基づき、店舗識別情報毎に請求金額の合計を算出する(店舗毎情報算出工程)。図17に、確定部14が算出した結果の一例を模式的に示す。図では、店舗識別情報に、確定部14が算出した店舗識別情報毎の請求金額の合計が紐付けられている。図18に、確定部14が算出して結果の他の一例を模式的に示す。図では、店舗識別情報に、確定部14が算出した店舗識別情報毎かつ支払方法毎の請求金額の合計が紐付けられている。確定部14が当該合計の算出を行うタイミングは様々である。例えば、決済システム4は、月に1回、2週間に1回、又は、毎日、当該合計の算出を行ってもよい。
処理装置10は、確定部14が算出した決済処理が完了すると、任意の手段で、決済が完了したことを各店舗に通知することができる。また、処理装置10は、確定部14が店舗識別情報毎に請求金額の合計を算出すると、任意の手段で、算出結果を各店舗に通知することができる。
次に、本実施形態の決済システムの作用効果を説明する。本実施形態の決済システムによれば、第1乃至第5の実施形態の決済システムと同様の作用効果が実現される。また、本実施形態の決済システムによれば、後払いサービスに参加した店舗各々に支払われる額を算出することができる。
<変形例>
以下、すべての実施形態に適用可能な変形例を説明する。上記実施形態において、以下の変形例の中の1つ又は複数を適用できる。
「変形例1」
上記実施形態では、仮決済端末20は、店舗に設置された装置を想定していた。変形例では、仮決済端末20は、顧客が所持するスマートフォン、タブレット端末、携帯電話等の携帯装置であってもよい。この場合、仮決済端末20は、店舗の会計装置と近距離無線通信し、店舗の会計装置から購買情報(買物での請求金額、店舗識別情報、顧客識別情報等)の一部又は全部を取得してもよい。その他、顧客が携帯装置の入力装置(タッチパネルディスプレイ、物理ボタン、マイク等)を介して、購買情報(買物での請求金額、店舗識別情報、顧客識別情報等)の一部又は全部を入力してもよい。
「変形例2」
また、上記実施形態では仮決済処理時に認証処理(S103、S204、S304)を行うことを前提とした。変形例では、処理装置10は、認証処理を行わなくてもよい。この場合、処理装置10は、認証処理を行わずに、取得した購買情報に含まれるユーザ情報に、取得した購買情報に含まれる請求金額を紐付けて、記憶部13に記憶させる。なお、処理装置10は、初期登録完了に応じて、ユーザ識別情報を示すコード(1次元コード、2次元コード)を発行してもよい。そして、顧客は、仮決済端末20に当該コードを読み取らせることで、ユーザ識別情報の入力を行ってもよい。
「変形例3」
また、記憶部13に記憶された情報(認証情報等)は、所定のタイミングで消去されてもよい。例えば、確定部14による決済が完了すると、または、新たな仮決済情報の登録がないまま決済完了から所定時間経過すると、それに応じて、そのユーザ識別情報に紐付けられた仮決済情報(図6、図13参照)や、そのユーザ識別情報に関する顧客登録情報(図5参照)を記憶部13から消去してもよい。当該消去により、他人による不正利用等を抑制できる。
「変形例4」
また、顧客は、上述した操作装置を操作し、所定のウェブページやアプリを介して処理装置10にログインし、その時点で蓄積されている仮決済情報を閲覧できてもよい。
「変形例5」
また、処理装置10は、S102(図4参照)、S203(図9参照)、及びS303(図15参照)で購買情報を取得した後に、S100、S200及びS201、及び、S300及びS301の初期登録処理を実行してもよい。例えば、処理装置10は、S103、S204及びS304でNoの場合(認証に失敗した場合)、図19に示す画面を仮決済端末20に出力させてもよい。
図示する画面では、「後払いサービスを利用した買物を行うためには、初期登録が必要です。初期登録はお済ですか?」というエラーメッセージが示されている。また、図示する画面では、「初期登録を行うためにはこちらをタッチして下さい」という初期登録の案内メッセージが示されている。
仮決済端末20は、図示する画面で「こちら」をタッチする操作を受付けると、処理装置10に初期登録のための画面を要求する。そして、仮決済端末20は、処理装置10から受信した初期登録のための画面を表示し、当該画面を介して、初期登録のための各種情報の入力等を受付ける。そして、仮決済端末20は、入力された各種情報を処理装置10に送信する。処理装置10は、受信した各種情報に基づき、S100、S200及びS201、及び、S300及びS301の初期登録処理を行う。
「変形例6」
また、処理装置10は、S107(図4参照)の後かつS108の前に認証処理を行ってもよい。そして、処理装置10は、認証に成功した場合、S108の処理を実行し、認証に失敗した場合、エラー処理を実行してもよい。同様に、処理装置10は、S210(図9参照)の後かつS211の前に認証処理を行ってもよい。そして、処理装置10は、認証に成功した場合、S211の処理を実行し、認証に失敗した場合、エラー処理を実行してもよい。また、処理装置10は、S312(図15参照)の後かつS313の前に認証処理を行ってもよい。そして、処理装置10は、認証に成功した場合、S313の処理を実行し、認証に失敗した場合、エラー処理を実行してもよい。
当該変形例の場合、決済端末30は、S106、S209及びS311で決済リクエストの入力を受付ける際に、認証情報の入力を受付ける。そして、決済端末30は、S107、S210、S312において、認証情報を処理装置10に送信する。
「変形例7」
また、決済システムは、仮決済端末20及び決済端末30を有し、処理装置10を有さなくてもよい。この場合、仮決済端末20及び決済端末30の少なくとも一方が、処理装置10が行う処理を実行する。
例えば、仮決済端末20は、請求情報登録部12を備えてもよい。仮決済端末20は、さらに、初期登録部11を備えてもよい。決済端末30は、確定部14と、確定した請求内容に基づき決済処理を実行する決済部とを備えてもよい。さらに、決済端末30は、初期登録部11を備えてもよい。
なお、記憶部13は、複数の仮決済端末20及び決済端末30と通信可能に構成された外部装置が備えてもよいし、複数の仮決済端末20の中の1つが備えてもよいし、1つ又は複数の決済端末30の中の1つが備えてもよい。この場合、記憶部13を備える装置が、複数の仮決済端末20及び決済端末30と通信して記憶部13の情報を更新する。その他、複数の仮決済端末20及び決済端末30の各々が、記憶部13を有してもよい。この場合、複数の仮決済端末20及び決済端末30は互いに通信し、各々の記憶部13に記憶されている情報を同期させる(内容が一致するように整合させる)。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限定されない。
1. 購買行動を行った顧客の顧客情報と前記購買行動に対する請求金額情報とを含む購買情報を取得し、前記顧客情報と前記請求金額情報とを紐付けて記憶手段に記憶させる請求情報登録工程と、
前記顧客情報を含む決済リクエストを取得すると、取得した前記決済リクエストに含まれる前記顧客情報に紐付けて記憶されている前記請求金額情報に基づき請求内容を確定する確定工程と、
確定した前記請求内容に基づき決済処理を実行する決済工程と、
を含む情報処理システム。
2. 1に記載の情報処理システムにおいて、
前記顧客に関連した判断材料情報を取得し、前記判断材料情報に基づき前記顧客の仮決済上限額を決定し、前記仮決済上限額を示す仮決済上限額情報を前記顧客情報に紐付けて前記記憶手段に記憶させる上限決定工程と、
未決済の請求金額の合計が前記仮決済上限額を超えないか判定する判定工程と、
をさらに含む情報処理システム。
3. 2に記載の情報処理システムにおいて、
前記上限決定工程では、クレジットカード情報登録の有無、登録されているクレジットカードの与信情報、事前にチャージした前払い金額、決済に利用可能なポイントの残高、過去の利用履歴に基づき算出された信用ポイント、旅行内容を示す情報及び金融機関における口座残高の中の少なくとも1つを示す前記判断材料情報を取得する情報処理システム。
4. 1から3のいずれかに記載の情報処理システムにおいて、
前記顧客情報は、顧客を識別する顧客識別情報及び前記顧客を認証する認証情報のうち少なくともいずれかを含み、
前記認証情報は、前記顧客の生体情報である情報処理システム。
5. 4に記載の情報処理システムにおいて、
前記購買情報に含まれる前記生体情報と前記記憶手段に記憶されている前記生体情報とを照合する照合工程をさらに含む情報処理システム。
6. 1から5のいずれかに記載の情報処理システムにおいて、
前記請求情報登録工程では、選択された支払方法を示す支払方法情報を更に含む前記購買情報を取得し、前記請求金額情報と前記支払方法情報を紐付けて前記記憶手段に記憶させ、
前記確定工程では、前記支払方法毎に算出した前記支払方法各々に紐付けられた前記請求金額情報が示す請求金額の合計を、前記請求内容として確定する情報処理システム。
7. 6に記載の情報処理システムにおいて、
前記請求情報登録工程では、前記決済処理が実行される前に、ユーザ入力に基づき前記記憶手段に記憶されている前記支払方法情報を変更する情報処理システム。
8. 1から7のいずれかに記載の情報処理システムにおいて、
前記決済工程では、決済期限を過ぎても前記決済リクエストを取得しなかった場合、初期登録されているクレジットカード情報、ポイント情報及び事前に登録されたチャージ金額情報の中の少なくとも1つを用いて、前記決済処理を実行する情報処理システム。
9. 1から8のいずれかに記載の情報処理システムにおいて、
複数の店舗が所属するグループを識別するグループ識別情報を取得し、前記顧客情報と前記グループ識別情報とを紐付けて前記記憶手段に記憶させる初期登録工程をさらに含み、
前記請求情報登録工程では、
前記グループ識別情報をさらに含む前記購買情報を取得し、
取得した前記購買情報に含まれる前記グループ識別情報と、取得した前記購買情報に含まれる前記顧客情報に紐付けて前記記憶手段に記憶されている前記グループ識別情報とが一致するか判定し、
一致する場合、取得した前記購買情報に含まれる前記請求金額情報を、取得した前記購買情報に含まれる前記顧客情報に紐付けて前記記憶手段に記憶させ、
一致しない場合、エラー処理を行う情報処理システム。
10. 1から9のいずれかに記載の情報処理システムにおいて、
前記請求情報登録工程では、店舗を識別する店舗識別情報を更に含む前記購買情報を取得し、前記請求金額情報と前記店舗識別情報を紐付けて前記記憶手段に記憶させ、
前記決済処理が完了した前記購買情報に基づき、前記店舗識別情報毎に請求金額の合計を算出する店舗毎情報算出工程をさらに含む情報処理システム。
11. 購買行動を行った顧客の顧客情報と前記購買行動に対する請求金額情報とを含む購買情報を取得し、前記顧客情報と前記請求金額情報とを紐付けて記憶部に記憶させる請求情報登録手段と、
前記顧客情報を含む決済リクエストを取得すると、取得した前記決済リクエストに含まれる前記顧客情報に紐付けて記憶されている前記請求金額情報に基づき請求内容を確定し、確定した前記請求内容を示す請求内容情報を出力する確定手段と、
を有する処理装置。
12. 処理装置と、仮決済端末と、決済端末とを含み、
前記処理装置は、
購買行動を行った顧客の顧客情報と前記購買行動に対する請求金額情報とを含む購買情報を前記仮決済端末から取得し、前記顧客情報と前記請求金額情報とを紐付けて記憶手段に記憶させる請求情報登録手段と、
前記顧客情報を含む決済リクエストを前記決済端末から取得すると、取得した前記決済リクエストに含まれる前記顧客情報に紐付けて記憶されている前記請求金額情報に基づき請求内容を確定し、確定した前記請求内容を示す請求内容情報を前記決済端末に対して出力する確定手段と、を備える、決済システム。
13. 仮決済端末と決済端末とを含み、
前記仮決済端末は、購買行動を行った顧客の顧客情報と前記購買行動に対する請求金額情報とを含む購買情報を取得し、前記顧客情報と前記請求金額情報とを紐付けて記憶手段に記憶させる請求情報登録手段を備え、
前記決済端末は、前記顧客情報を含む決済リクエストを取得すると、取得した前記決済リクエストに含まれる前記顧客情報に紐付けて記憶されている前記請求金額情報に基づき請求内容を確定する確定手段と、確定した前記請求内容に基づき決済処理を実行する決済手段と、を備える、決済システム。
14. コンピュータを、
購買行動を行った顧客の顧客情報と前記購買行動に対する請求金額情報とを含む購買情報を取得し、前記顧客情報と前記請求金額情報とを紐付けて記憶手段に記憶させる請求情報登録手段、
前記顧客情報を含む決済リクエストを取得すると、取得した前記決済リクエストに含まれる前記顧客情報に紐付けて記憶されている前記請求金額情報に基づき請求内容を確定し、確定した前記請求内容を示す請求内容情報を出力する確定手段、
として機能させるプログラム。
1A プロセッサ
2A メモリ
3A 入出力I/F
4A 周辺回路
5A バス
10 処理装置
11 初期登録部
12 請求情報登録部
13 記憶部
14 確定部
15 上限決定部
20 仮決済端末
30 決済端末

Claims (9)

  1. 購買行動を行った顧客の顧客情報と前記購買行動に対する請求金額情報と選択された支払方法を示す支払方法情報とを含む購買情報を複数の端末装置から取得し、前記顧客情報と前記請求金額情報と前記支払方法情報を紐付けて記憶手段に記憶させる請求情報登録手段と、
    前記顧客情報を含む決済リクエストを取得すると、取得した前記決済リクエストに含まれる前記顧客情報に紐付けて記憶されている1以上の前記請求金額情報及び前記支払方法情報に基づき、前記支払方法毎に請求金額合計を算出し、前記顧客による支払いを受け付ける決済端末に前記支払方法毎の前記請求金額合計を出力する確定手段と、
    を有する情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記顧客に関連した判断材料情報を取得し、前記判断材料情報に基づき前記顧客の仮決済上限額を決定し、前記仮決済上限額を示す仮決済上限額情報を前記顧客情報に紐付けて前記記憶手段に記憶させる上限決定手段と、
    未決済の請求金額の合計が前記仮決済上限額を超えないか判定する判定手段と、
    をさらに有する情報処理システム。
  3. 請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
    前記上限決定手段は、クレジットカード情報登録の有無、登録されているクレジットカードの与信情報、事前にチャージした前払い金額、決済に利用可能なポイントの残高、過去の利用履歴に基づき算出された信用ポイント、旅行内容を示す情報及び金融機関における口座残高の中の少なくとも1つを示す前記判断材料情報を取得する情報処理システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
    前記顧客情報は、顧客を識別する顧客識別情報及び前記顧客を認証する認証情報のうち少なくともいずれかを含み、
    前記認証情報は、前記顧客の生体情報である情報処理システム。
  5. 請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
    前記購買情報に含まれる前記生体情報と前記記憶手段に記憶されている前記生体情報とを照合する照合手段をさらに含む情報処理システム。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
    前記請求情報登録手段は、決済処理が実行される前に、ユーザ入力に基づき前記記憶手段に記憶されている前記支払方法情報を変更する情報処理システム。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
    決済期限を過ぎても前記決済リクエストを取得しなかった場合、初期登録されているクレジットカード情報、ポイント情報及び事前に登録されたチャージ金額情報の中の少なくとも1つを用いて、決済処理を実行する決済手段を有する情報処理システム。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
    複数の店舗が所属するグループを識別するグループ識別情報を取得し、前記顧客情報と前記グループ識別情報とを紐付けて前記記憶手段に記憶させる初期登録手段をさらに有し、
    前記請求情報登録手段は、
    前記グループ識別情報をさらに含む前記購買情報を取得し、
    取得した前記購買情報に含まれる前記グループ識別情報と、取得した前記購買情報に含まれる前記顧客情報に紐付けて前記記憶手段に記憶されている前記グループ識別情報とが一致するか判定し、
    一致する場合、取得した前記購買情報に含まれる前記請求金額情報を、取得した前記購買情報に含まれる前記顧客情報に紐付けて前記記憶手段に記憶させ、
    一致しない場合、エラー処理を行う情報処理システム。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
    前記請求情報登録手段は、店舗を識別する店舗識別情報を更に含む前記購買情報を取得し、前記請求金額情報と前記店舗識別情報を紐付けて前記記憶手段に記憶させ、
    決済処理が完了した前記購買情報に基づき、前記店舗識別情報毎に請求金額の合計を算出する店舗毎情報算出手段をさらに有する情報処理システム。
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