JP6615980B2 - 決済処理システムおよび決済処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、決済処理システムおよび決済処理方法に関する。
現在、様々な決済手段が金融機関や決済代行業者等から提供されている。例えば、従来から存在する現金の他、クレジットカード、デビットカード、およびプリペイドカードがそれにあたる。また、そうした決済手段の多様化と共に、キャッシュレス社会実現を見据えた決済高度化が推進されている。
そうした決済に関連する従来技術として、以下の技術が提案されている。すなわち、施設で購入する商品および施設で提供を受けるサービスの注文を処理する管理装置によって、通信回線を経由して前記管理装置に結合された端末装置から注文された商品およびサービスの内容を受け付ける方法において、前記端末装置から送信された前記端末装置の位置を示す位置情報を前記管理装置が受信する段階と、前記位置情報に基づいて、前記端末装置の位置から予め定める範囲に所在する施設の名称を前記端末装置上で表示するために前記管理装置が前記端末装置に送信する段階と、前記施設の名称の内の指定された施設の名称を前記端末装置から受信する段階と、前記指定された施設で販売される商品および提供されるサービスの一覧を前記端末装置上で表示するために前記管理装置が前記端末装置に送信する段階と、前記一覧から選択された商品およびサービスの名称を前記端末装置から受信し、前記管理装置の所定のメモリに記憶する段階と、から構成されることを特徴とする方法(特許文献1参照)などが提案されている。
また、クレジットカードの提示等を不要としカード決済により商品購入を可能とするシステムとして、ユーザーのスマートフォンがサーバーから得たソフトウェアを利用し、顧客情報及びカード番号等のカード情報をサーバーに送信し、サーバーが顧客情報及びカード情報をクレジットカード会社のPCへ送信して顧客として登録可能か否かの認証を要求し、認証が得られた場合にカード情報を抹消して顧客情報をDBに格納してユーザーを登録顧客とし、登録顧客のスマートフォンから顧客情報が店舗PCに送信されてPCがサーバーに顧客情報確認を依頼し、サーバーはPCにカード決済承認を求め、PCが承認した場合にサーバーは、登録顧客に決済OKかを求め、決済OKの返信を受けて各PCに決済完了の連絡を送信する携帯端末機用決済システム(特許文献2参照)なども提案されている。
特開2014−56558号公報 特開2015−122045号公報
キャッシュレスで迅速な決済が可能という点で、クレジットカード決済は有用である。但し、このクレジットカード決済の実行には、少なからぬ決済手数料が必要となる。
ところが、小資本の店舗等では、販売機会や顧客の喪失を懸念して、この決済手数料分を顧客への請求金額に上乗せしにくい状況がある。一方、こうした決済手数料分を顧客への請求金額に上乗せしないとすれば、店舗自身の利益を決済手数料の原資としなければならない。
そのため、小資本の店舗等では、クレジットカード決済に代表されるキャッシュレス決済を安易に導入出来ず、決済の迅速化、多様化を図ることも難しかった。
そこで本発明の目的は、迅速かつ低コストのキャッシュレス決済を可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の決済処理システムは、各店舗の所在地を示す登録位置情報および当該店舗の決済口座情報と、各店舗のユーザの決済口座情報とを格納した記憶装置と、前記店舗の店舗端末から得た現在位置情報が、当該店舗の登録位置情報の示す所定領域内を示す場合、当該店舗のユーザに関して生じた決済機会に伴い、当該決済機会に対応した所定コードおよび決済情報を、前記店舗端末から得て記憶装置に格納する処理と、所定コードを含む支払要求を、所定のユーザ端末から得た場合、当該ユーザ端末から得た現在位置情報と、前記登録位置情報とに基づき、当該ユーザ端末の現在位置に所在する店舗を特定し、当該店舗に関して保持する所定コードと前記支払要求が含む所定コードとが一致する場合、当該所定コードに紐付いた決済情報と当該店舗および当該ユーザの前記決済口座情報とに基づき、当該ユーザと当該店舗の決済口座間での送金処理を勘定系システムに要求する処理とを実行する演算装置とを備えることを特徴とする。
また、本発明の決済処理方法は、各店舗の所在地を示す登録位置情報および当該店舗の決済口座情報と、各店舗のユーザの決済口座情報とを格納した記憶装置を備えた情報処理システムが、前記店舗の店舗端末から得た現在位置情報が、当該店舗の登録位置情報の示す所定領域内を示す場合、当該店舗のユーザに関して生じた決済機会に伴い、当該決済機会に対応した所定コードおよび決済情報を、前記店舗端末から得て記憶装置に格納する処理と、所定コードを含む支払要求を、所定のユーザ端末から得た場合、当該ユーザ端末から得た現在位置情報と、前記登録位置情報とに基づき、当該ユーザ端末の現在位置に所在する店舗を特定し、当該店舗に関して保持する所定コードと前記支払要求が含む所定コードとが一致する場合、当該所定コードに紐付いた決済情報と当該店舗および当該ユーザの前記決済口座情報とに基づき、当該ユーザと当該店舗の決済口座間での送金処理を勘定系システムに要求する処理とを実行することを特徴とする。
本発明によれば、迅速かつ低コストのキャッシュレス決済が可能となる。
本実施形態における決済処理システムを含むネットワーク構成図である。 本実施形態の決済処理システムのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態の店舗端末のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態のユーザ端末のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態の法人管理テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態の決済期限テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態のユーザ管理テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態の決済情報テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態の分割決済情報テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態の決済処理方法のフロー例1を示す図である。 本実施形態における画面例1を示す図である。 本実施形態における画面例2を示す図である。 本実施形態の決済処理方法のフロー例2を示す図である。 本実施形態における画面例3を示す図である。 本実施形態の決済処理方法のフロー例3を示す図である。 本実施形態における画面例4を示す図である。
−−−ネットワーク構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態の決済処理システム100を含むネットワーク構成例を示す図である。図1に示す決済処理システム100は、迅速かつ低コストのキャッシュレス決済を可能とするためのコンピュータシステムである。
こうした決済処理システム100は、ネットワーク10に接続され、店舗端末200、ユーザ端末300、および勘定系システム400とデータ通信可能となっている。
このうち店舗端末200は、何らかの決済が発生する店舗等で利用される端末である。また、ユーザ端末300は、そうした店舗を訪れて、商品やサービスを購入する各ユーザの端末である。また、勘定系システム400は、金融機関での勘定系業務に伴う各種処理を実行するシステムである。
−−−ハードウェア構成例−−−
また、決済処理システム100のハードウェア構成は以下の如くとなる。決済処理システム100は、ハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置101、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ103、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行しシステム自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなど演算装置104、ネットワーク10と接続し他装置との通信処理を担う通信装置105を備える。
なお、記憶装置101には、上述のプログラム102の他に、法人管理テーブル125、決済期限テーブル126、ユーザ管理テーブル127、決済情報テーブル128、および、分割決済情報テーブル129を保持する。これらテーブルのデータ構成については後述する。
また図3は、本実施形態の店舗端末200のハードウェア構成例を示す図である。本実施形態の店舗端末200は、例えば、店舗スタッフが決済業務時に用いるタブレット端末、あるいはノートPCを想定出来る。
具体的には、ハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置201、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ203、記憶装置201に保持されるプログラム202をメモリ203に読み出すなどして実行しシステム自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなど演算装置204、タッチパネル等の入出力装置205、ネットワーク10と接続し他装置との通信処理を担う通信装置206、およびGPSユニット210を備える。
このうちGPSユニット210は、GPS衛星からの信号を得て自機の現在位置を測位可能なユニットである。その測位精度について特に限定しないが、IMES(Indoor MEssaging System)や、携帯電話基地局、無線LANアクセスポイントなど、各種補間技術を利用して当該GPSユニット210での測位精度を高めた運用を行うとすれば好適である。
なお、記憶装置201におけるプログラム202は、本実施形態の決済処理システム100が当該店舗端末200に提供する機能を利用するためのアプリ2025を少なくとも含んでいる。
このアプリ2025は、主たる機能として、当該店舗での決済機会に際し、上述のGPSユニット210で得た現在位置情報を、当該店舗の店舗IDと共に決済処理システム100に送信し、当該店舗に関して決済可能なエリアに当該店舗端末200が所在していることを確認する機能と、当該確認の成功を経て、当該店舗のスタッフ等から入力された(或いは当該アプリ2025が自動生成した)アクセスコードを、当該決済機会に関する決済情報と対応付けて、決済処理システム100に登録する機能を有する。
また図4に、本実施形態のユーザ端末300のハードウェア構成例を示す。本実施形態においてユーザ端末300は、ハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置301、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ303、記憶装置301に保持されるプログラム302をメモリ303に読み出すなどして実行しシステム自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなど演算装置304、タッチパネル等の入出力装置305、ネットワーク10と接続し他装置との通信処理を担う通信装置306、およびGPSユニット310を備える。
このうちGPSユニット310の構成は上述の店舗端末200におけるGPSユニット210と同様である。
なお、記憶装置301におけるプログラム302は、本実施形態の決済処理システム100が当該ユーザ端末300に提供する機能を利用するためのアプリ3025を少なくとも含んでいる。
このアプリ3025は、主たる機能として、当該店舗での決済機会に際し、上述のGPSユニット310で得た現在位置情報を決済処理システム100に送信し、当該ユーザ端末300の現在位置に所在する登録店舗を確認する機能と、当該確認を経た後、ユーザが入出力装置305で入力してきたアクセスコードを決済処理システム100に送信して、当該店舗に関して登録済みのアクセスコードとの照合依頼を行う機能を有する。
−−−データ構成例−−−
続いて、本実施形態の決済処理システム100が用いるテーブルについて説明する。図5に、本実施形態における法人管理テーブル125の一例を示す。法人管理テーブル125は、決済処理システム100を利用する各店舗に関する情報を蓄積したテーブルである。 そのデータ構造は、当該店舗の運営法人を一意に特定する法人番号と、当該運営法人の各店舗を一意に特定する店舗IDとをキーにして、当該店舗の店舗名、所在地、登録位置、認証情報、決済口座、エリアタイプ、登録地点、および許容範囲、といったデータから成るレコードの集合体である。
このうち所在地は、行政区画における住所表記に対応した情報であり、当該店舗の住所である。また、登録位置は、当該店舗に関する情報を法人管理テーブル125に登録する際、登録を行った店舗端末200のGPSユニット210から得たGPS座標値(すなわち現在位置情報)である。本実施形態においては、これら所在地と登録位置とは、互いに同じ地点を指し示す値である。換言すれば、GPSユニット210から得たGPS座標値が、店舗側から申告してきた所在地の位置と一致しない場合、当該法人管理テーブル125への店舗登録はなされない。
また、認証情報は、当該店舗の店舗端末200で利用するアプリ2025の利用時に必要となるパスワードである。当該認証情報は、法人管理テーブル125に格納されず、当該アプリ2025が保持し、認証処理を行うとしてもよい。
また、決済口座は、当該店舗における決済機会に、当該店舗の顧客たるユーザから当該店舗への送金処理での送金先となる銀行口座である。
また、エリアタイプは、当該店舗が建物に所在する固定型の店舗か、或いは、当該店舗が自動車等による移動店舗か、に応じて定まる、決済可能なエリアの種類である。例えば、「固定型」店舗の場合、当該店舗の所在地或いは登録位置を一部または全部含む区画が、決済可能なエリアとなる。他方、「都度登録型」店舗の場合、当該店舗の所在地或いは登録位置を中心にした一定範囲の円形区画(勿論、区画形状は一例である)が、決済可能なエリアとなる。
上述の決済可能なエリアを特定するための情報が、「登録地点」となる。エリアタイプ「固定型」の場合、「登録地点」は、決済可能なエリアの形状における各頂点のGPS座標値となる。一方、エリアタイプ「都度登録型」の場合、「登録地点」は、円形の決済可能なエリアの中心点のGPS座標値となる。
また、「許容範囲」は、ユーザ端末300の現在位置が当該店舗の登録位置或いは決済可能なエリアの範囲に含まれると判定しうる許容範囲を規定した値である。例えばエリアタイプ「固定型」の場合、当該店舗の決済可能なエリア(登録地点1、登録地点2、・・・)を規定する境界線からの距離となる。従って、ユーザ端末300の現在位置が、決済可能なエリアの外であるが、当該エリアの境界線から許容範囲の距離までの間に位置する場合、当該ユーザ端末300は当該店舗における決済可能なエリアに所在すると判定される。他方、エリアタイプ「都度登録型」の場合、当該店舗の登録位置または決済可能なエリア(登録地点1)からの距離となる。
また図6に、本実施形態における決済期限テーブル126の一例を示す。決済期限テーブル126は、各店舗ごとの、当該決済処理システム100による決済処理の期限を規定したテーブルである。
そのデータ構造は、店舗IDをキーとして、決済期限時刻、期限超過時の決済方法、およびカード決済可否といったデータから成るレコードの集合体である。
このうち「決済期限時刻」は、各店舗における売上データの締め時刻に応じた決済期限の時刻となる。また、「期限超過時の決済方法」は、上述の「決済期限時刻」を経過してしまった場合の決済方法であり、各店舗が希望する決済方法となる。また、「カード決済可否」は、当該店舗にてクレジットカード決済を利用出来るか否かを示す。
また図7に、本実施形態におけるユーザ管理テーブル127の一例を示す。ユーザ管理テーブル127は、上述の店舗を利用する顧客たるユーザの情報を蓄積したテーブルである。
そのデータ構造は、ユーザを一意に特定するユーザIDをキーとして、当該ユーザの決済口座、およびカード情報といったデータから成るレコードの集合体である。このうち「決済口座」は、当該ユーザに関する各店舗における決済機会に、当該ユーザから利用店舗への送金処理での送金元となる銀行口座である。
また、「カード情報」は、当該ユーザに関して、上述の「決済期限時刻」を過ぎた時刻での決済機会が生じた場合に、代替決済手段たるクレジットカードの情報である。
また図8に、本実施形態における決済情報テーブル128の一例を示す。決済情報テーブル128は、各店舗にて生じた決済機会に対応する決済情報を蓄積したテーブルである。 そのデータ構造は、決済情報を店舗端末200から受け付けた際の番号、すなわち受付番号をキーとして、当該店舗の店舗ID、決済金額、アクセスコード、決済期限、登録時位置情報、決済完了、および、エリアタイプといったデータから成るレコードの集合体である。このうち決済金額は、当該決済機会において当該店舗のユーザから当該店舗に送金される金額、となる。
また図9に、本実施形態における分割決済情報テーブル129の一例を示す。分割決済情報テーブル129は、上述の決済情報テーブル128に登録された決済情報に対し、ユーザ端末300から複数人での支払分担(いわゆる、割り勘)の意思通知を受けた場合に生成されるテーブルである。
そのデータ構造は、上述の支払分担の意思通知の対象となった決済情報の受付番号をキーとして、当該決済機会が生じた店舗、決済金額、アクセスコード、決済期限、個別決裁完了、および、決済完了といったデータから成るレコードの集合体である。
このうち、「決済金額」は、上述の決済情報テーブル128における当該決済情報の「決済金額」の値のうち、各ユーザの分担分を示すものである。図9の例であれば、受付番号「20160104/000002」なる決済情報に関して、元の決済金額「¥12,800」のうち、一方のユーザが「¥8,000」、他方のユーザが「¥4,800」、それぞれ分担する状況を示している。またこうした決済金額の分担に伴い、アクセスコードも、1人目のものに「−1/2」、2人目のものに「−2/2」、なる値を付随させている。
また、「個別決済完了」の値は、各ユーザがその分担分の決済を完了させた場合に「済」、決済を完了させていない場合に「未」、となる。1つの受付番号に関する、この「個別決済完了」の各欄が全て「済」となった場合、「決済完了」欄の値は、「済」となる。他方、1つの受付番号に関する「個別決済完了」の各欄のうち1つでも「未」となっている場合、「決済完了」欄の値は、「未」となる。図9の例では、この「決済完了」欄にて、個別決済の完了状況を示す、「1/2」(すなわち、全部で2件の個別決済のうち1件のみ完了)といった値を更に登録している。
−−−フロー例1−−−
以下、本実施形態における決済処理方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する決済処理方法に対応する各種動作は、決済処理システム100がメモリ103に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、これらのプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図10は、本実施形態における決済処理方法のフロー例1を示す図である。ここではまず、店舗に関する情報を法人管理テーブル125に登録するフローについて説明する。なお、このフローの開始に際し、店舗端末200は、当該決済処理システム100などの適宜なサーバシステムから、上述のアプリ2025をダウンロードおよびインストールしているものとする。
店舗端末200は、アプリ2025のインターフェイス(例:図11参照)を入出力装置205で表示させ、店舗スタッフからの、法人番号、店舗名および所在地の各情報の入力を受け付ける(s100)。このs100において、店舗端末200は、得られた各情報を、決済処理システム100に送信するものとする。なお、ここで店舗端末200が受け付ける情報のうち法人番号は必須ではない。例えば、当該店舗の運営者が法人格を持たず、個人事業主である場合、店舗端末200は、法人番号に代えて、代表者の氏名等を受け付けるとしてもよい。
また、店舗端末200は、当該店舗のエリアタイプに関する選択を、入出力装置205で受け付ける(s101)。このs101において、店舗端末200は、受け付けたエリアタイプの情報を、決済処理システム100に送信するものとする。
一方、決済処理システム100は、当該店舗に関する、法人番号、店舗名、所在地、およびエリアタイプの各情報を、店舗端末200から受信する(s102)。
次に決済処理システム100は、s102で得た当該店舗のエリアタイプが、「固定型」と「都度登録型」のいずれであるか判定する(s103)。この判定の結果、当該店舗に関して選択されたエリアタイプが「都度登録型」であった場合(s103:n)、決済処理システム100は、処理をs108へ遷移させる。
他方、上述の判定の結果、当該店舗に関して選択されたエリアタイプが、「固定型」であった場合(s103:y)、決済処理システム100は、当該店舗端末200に対し、そのGPSユニット210で測位した現在位置情報を要求し、これを取得する(s104)。
続いて決済処理システム100は、店舗端末200から得た当該現在位置情報が、s100で当該店舗に関し得ている所在地を示すものか判定する(s105)。
この判定の結果、当該店舗端末200の現在位置が当該店舗の所在地にないことが判明した場合(s105:n)、決済処理システム100は、「店舗所在地と店舗端末の現在位置が整合しません」などといった所定のエラー通知を店舗端末200に返し(s106)、処理を一旦終了する。
他方、上述の判定の結果、当該店舗端末200の現在位置が当該店舗の所在地にあることが判明した場合(s105:y)、決済処理システム100は、当該店舗端末200に対し、当該店舗の決済口座の情報と、当該店舗端末200にインストールされたアプリ2025の利用に必要な認証情報(例:パスワード)の指定を、要求する(s107)。
店舗端末200は、上述の要求を受けて入出力装置205で表示させ、当該店舗のスタッフ等からの決済口座の情報と、当該アカウントの認証情報の入力を受け付ける(s108)。このs108において、店舗端末200は、受け付けた決済口座および認証情報の各情報を、決済処理システム100に送信するものとする。
なお、この場合の店舗端末200は、決済処理システム100に対する上述の認証情報の送信を行わず、当該店舗端末200で保持するアプリ2025に設定するとしてもよい。
決済処理システム100は、店舗端末200が送信した、上述の決済口座および認証情報を受信し、これを、s102で得た、当該店舗に関する、法人番号、店舗名、所在地、およびエリアタイプの各情報と対応付けて、レコードを生成し、当該レコードを法人管理テーブル125に格納する(s109)。なお、当該ステップs109において、決済処理システム100は、当該店舗に関して店舗IDを所定のアルゴリズムで生成し、当該レコードに格納するものとする。
続いて決済処理システム100は、当該店舗に関して決済可能なエリアに関する指定要求を、上述の店舗端末200に送信し、当該店舗端末200からその回答、すなわち「登録地点」の情報を取得し、これを当該店舗のレコードにおける「登録地点」欄にそれぞれ格納する(s110)。
この場合、店舗端末200は、s105の判定にて店舗端末200の現在位置との整合性が担保された、当該店舗の所在地が含まれる所定マップ(図12参照)を表示させる。これを閲覧する当該店舗のスタッフ等は、店舗端末200を携行しつつ当該マップ上を移動し、決済可能なエリアの境界線上の各頂点で、地点登録指示を入力する。当該スタッフ等が考える決済可能なエリアの形状が矩形であれば、4つの頂点にて地点登録指示を入力することとなる。勿論、こうした決済可能なエリアの形状に関して限定するものではない。1つのエリアを規定出来る閉じた図形の形状であれば、いずれの形状でも良い。
一方、店舗端末200は、上述の地点登録指示の各々を入出力装置205で受け、当該指示を受けるごとに、GPSユニット210から現在位置情報を取得し、これを決済処理システム100に送信する。上述の例であれば、4つの現在位置情報が送信されることになる。
他方、決済処理システム100は、上述のように店舗端末200から送信された、各地点登録指示に伴う現在位置情報を受信し、これを当該店舗のレコードにおける「登録地点」欄にそれぞれ格納する。
なお、詳細説明は行わないが、各ユーザのユーザ端末300にも、決済処理システム100からアプリ3025がダウンロードされ、インストールがなされるものとする。また、このアプリ3025を介して、当該ユーザの決済口座の情報が入力され、決済処理システム100のユーザ管理テーブル127に登録されるものとする。
−−−フロー例2−−−
次に、店舗での決済機会の発生に伴う、決済情報の登録処理について説明する。図13は、本実施形態における決済処理方法のフロー例2を示す図である。
この場合、店舗のスタッフ等は、店舗端末200にてアプリ2025を起動し、パスワード等の認証情報を入力する。店舗端末200では、この認証情報と当該店舗の店舗IDを含む認証要求を決済処理システム100に送信する(s200)。勿論、アプリ2025が認証情報を保持している場合、アプリ2025で認証情報同士の照合による認証処理を実行するため、当該認証要求の送信は不要である。こうした認証に関する運用は、状況に応じて適宜に行えばよい。
上述の認証要求の結果、決済処理システム100での認証処理(s201)を経て、認証失敗との結果を得た場合(s202:n)、店舗端末200のアプリ2025は、認証エラーとなった旨を入出力装置205に表示し(s203)、処理を一旦終了する。
他方、上述の認証要求の結果、決済処理システム100から認証成功との結果を得た場合(s202:y)、店舗端末200は、GPSユニット210から現在位置情報を取得し、これを決済処理システム100に送信する(s204)。
一方、決済処理システム100は、上述の店舗端末200の現在位置情報を受信し、これが当該店舗の決済可能なエリア内を示すものか判定する(s205)。この処理に際し、決済処理システム100は、当該店舗に関して法人管理テーブル125で保持する各登録地点の値を抽出し、当該値を結んだ領域内に、上述の現在位置情報たるGPS座標値が含まれるか判定することになる。勿論、この判定の際に、当該店舗に関する「許容範囲」を法人管理テーブル125で特定しておき、店舗端末200の現在位置が、上述の領域を外れた場合でも、許容範囲には含まれるか判定する。
上述の判定の結果、店舗端末200が決済可能なエリアに所在していないことが判明した場合(s206:n)、決済処理システム100は、「店舗端末が決済可能なエリア外に所在しているようです」といったエラーメッセージを店舗端末200に送信し(s207)、処理を終了する。
他方、上述の判定の結果、店舗端末200が決済可能なエリアに所在していることが判明した場合(s206:y)、決済処理システム100は、当該決済機会における決済金額およびアクセスコードの入力要求を、店舗端末200に送信し、これを取得する(s208)。
この場合、店舗端末200のアプリ2025は、決済金額とアクセスコードの入力用のインターフェイス(図14参照)を入出力装置205で表示させることになる。店舗スタッフ等は、このインターフェイスにて、当該決済機会における決済金額とアクセスコードを入力する。なお、アクセスコードは、決済機会毎に一意に対応付くコードである。そのため、店舗スタッフ等が自ら考えて入力する場合の他、アプリ2025が所定のアルゴリズムにより自動生成するとしてもよい。或るは、決済処理システム100が、アプリ2025からの要求を受けて生成し、これを店舗端末200のアプリ2025に返すとしてもよい。
決済処理システム100は、s208で、決済金額とアクセスコードを店舗端末200から取得したことに応じ、当該決済金額とアクセスコードを含むレコードを生成し、これに受付番号を付与した上で、決済情報テーブル128に格納し(s209)、当該フローを終了する。なお、当該店舗の店舗スタッフ等は、こうした登録完了に伴って当該決済機会におけるアクセスコードを、当該ユーザに伝達する。但し、この伝達手法については問わない。例えば、アクセスコードを記載した紙片をユーザに手渡しするケース、アクセスコードを赤外線など適宜な近距離無線通信により、店舗端末200からユーザ端末300に送信、或いは単に口頭で、など様々採用出来る。
図8で既に示した決済情報テーブル128を例とすれば、受付番号「20160104/000001」なるレコードは、店舗ID「A01」なる店舗の店舗端末200から決済情報を得て生成されたものであり、その決済機会における決済金額は「¥4,980」、アクセスコードは「*****」である。
なお、このレコードにおける「決済期限」の値は、決済処理システム100が、決済期限テーブル126にて当該店舗「A01」の決済期限時刻を特定し、当該時刻を、当該レコードの生成日における決済期限としたものである。
また、「登録時位置情報」は、上述のステップs206での判定により、決済可能なエリア内での所在が確認された店舗端末200の現在位置情報(s204で得たもの)、となる。なお、当該フローの実行時点では決済処理は行っていないため、「決済完了」欄には「未」の値が設定されている。
また、「エリアタイプ」欄に関しては、決済処理システム100が、店舗ID「A01」に基づき法人管理テーブル125で特定したエリアタイプの値となる。
−−−フロー例3−−−
次に、上述の決済機会において支払を行うユーザと、当該支払を受ける店舗との間での決済、すなわち送金処理に関するフローを説明する。図15は、本実施形態における決済処理方法のフロー例3を示す図である。
ここで上述のユーザは、ユーザ端末300にてアプリ3025を起動するものとする。起動したアプリ3025は、GPSユニット310から現在位置情報を取得し、これを決済処理システム100に送信する(s300)。
決済処理システム100は、アプリ3025から送信されてきた現在位置情報を受信し、これを決済情報テーブル128の各レコードに照合し、「登録時位置情報」が一致するレコード、すなわち決済情報を特定する(s301)。
次に決済処理システム100は、上述で特定したレコードから店舗IDを読み出し、これに対応する店舗名を法人管理テーブル125で特定すると共に、当該決済情報が示す決済金額とあわせて、決済情報としてユーザ端末300に送信する(s302)。
ユーザ端末300は、上述の店舗名および決済金額の情報を含む決済情報を受信し、これを入出力装置205に表示させる(s303)。ユーザはこの決済情報(図16参照)を閲覧し、決済内容を確認する。複数の決済情報が表示されている場合、ユーザは処理を行う対象を適宜に選択するものとする。そしてこのユーザは、決済を行う決済情報に関して、店舗スタッフ等から事前に通知されているアクセスコードを、アプリ3025に対して入力する。
ユーザ端末300のアプリ3025は、アクセスコードの入力を受け付けて、これを含む照合依頼を決済処理システム100に送信する(s304)。
決済処理システム100は、ユーザ端末300からアクセスコードを受信し、このアクセスコードが、決済情報テーブル128での該当レコードにおけるアクセスコードと一致するか判定する(s305)。
上述の判定の結果、各アクセスコードが一致しなかった場合(s306:n)、決済処理システム100は、「アクセスコードが一致しません」といったエラーメッセージをユーザ端末300に返し(s307)、フローをs305に戻すか、或いは処理を終了する。
他方、上述の判定の結果、各アクセスコードが一致した場合(s306:y)、決済処理システム100は、決済情報テーブル128において決済期限の値を参照し、当該値が、現在日時を過ぎていないか判定する(s308)。
上述の判定の結果、決済期限が現在日時を過ぎていた場合(s308:n)、決済処理システム100は、決済期限が過ぎている旨を示すメッセージをユーザ端末300に返し、決済期限テーブル126における、当該店舗の期限超過時の決済方法を特定し、当該決済方法による決済処理を実行する(s309)。
例えば、図6の決済期限テーブル126において、店舗「A01」の期限超過時の決済方法は「クレジットカード決済」である。また、当該決済における一方の主体であるユーザのユーザIDが「AU01」である場合、そのカード情報はユーザ管理テーブル127にて取得出来る。そこで決済処理システム100は、当該カード情報が示すクレジットカードでの、上述の決済金額の決済依頼を、該当クレジットカード会社に通知する。
他方、上述の判定の結果、決済期限が現在日時を過ぎていない場合(s308:y)、決済処理システム100は、当該決済情報が含む店舗IDをキーに法人管理テーブル125から決済口座の情報を取得し、同様に、アプリ3025から得られる当該ユーザのユーザIDをキーにユーザ管理テーブル127から決済口座の情報を取得する(s310)。
また決済処理システム100は、s310で得た決済口座の情報と、上述の決済金額の情報に基づき、当該ユーザの決済口座から当該店舗の決済口座に、決済金額分の送金を要求する電文を生成し、これを勘定系システム400に送信する(s311)。
なお、こうした送金の処理は、送金元と送金先の口座が同じ金融機関であれば、更には、同じ支店であれば、送金手数料が非常に低いものとなり好適である。よって、店舗とその顧客たるユーザとで、同じ金融機関で決済口座を開設するよう運用を行えばよい。
ここで、上述のフローのうち、例えば、ステップs305において、決済処理システム100は、アクセスコードとともに、当該決済機会に関して複数人での支払を分担する意思通知を、ユーザ端末300から受信するとしてもよい。
この意思通知は、アクセスコードに、人数分だけ連続する所定値を付与したことをもってみなすとできる。或いは、支払を分担するユーザの人数の通知であってもよい。
例えば、アクセスコードが「1234」であり、支払を分担するユーザが2人であった場合、当該人数の指示を受けたユーザ端末300が、「1/2」と「2/2」の値を、それぞれアクセスコードに付与し、「1234−1/2」、および「1234−2/2」なるアクセスコードを生成する。勿論、こうした処理は、ユーザ自身が行っても良いし、或いは、当該人数の通知をユーザ端末300から受けた決済処理システム100が実行するとしてもよい。
またこの場合、ユーザ端末300または決済処理システム100は、元のアクセスコード「1234」に紐付く決済金額を、上述の支払を分担するユーザの人数で除算する、或いは、ユーザから指定を受けた金額毎に分割する、といった処理を実行し、各ユーザごとの決済金額を特定する。
こうした処理により、支払を分担するユーザ各々と対応する決済情報が、ユーザ端末300ないし決済処理システム100により、分割決済情報テーブル129に格納される。
決済処理システム100は、上述の新たなアクセスコードに対応した、各ユーザ分の決済情報に基づき、ユーザ端末300への決済情報の送信(s302)、ユーザ端末300からのアクセスコード受信と分割決済情報テーブル128に基づくアクセスコード一致判定(s305、s306)、決済期限の超過判定(s307、s308)、決済期限超過時の決済処理(s309)、決済口座の情報取得(s310)、勘定系システム400への決済要求電文の送信(s311)、と同様の処理をそれぞれ実行する。
また、決済処理システム100は、上述の決済要求電文の送信を経て、支払を分担するユーザ各ユーザに関して個別の決済処理が完了した場合に、当該決済情報(上述の例であればアクセスコード「1234」の件)の決済処理は完了したと判定し、その旨を分割決済情報テーブル129の「決済完了」欄に設定すると共に、ユーザ端末300に通知して当該処理を終了する。
なお、個別の決済処理が全て完了したことを判定する場合、分割決済情報テーブル129の該当受付番号に関する「個別決済完了」欄が全て「済」となった事象を検知するか、或いは、当該複数ユーザの各々と当該店舗の決済口座間での送金処理による送金額の合計が、アクセスコード「1234」の決済金額(決済情報テーブル128の値)とが一致する状態となったことを検知する、とすればよい。
また、図15のフローに基づく上述の各処理のうち、ユーザ端末300によるものは店舗端末200が行い、決済処理システム100がデータ授受を行う相手も店舗端末200であるとしてもよい。こうした形態は、例えば、上述のユーザが適宜な端末を所持しておらず、当該ユーザが該当店舗の店舗端末200を一時的に借りてアクセスコードの入力等を行うケースなどに適用出来る。
本実施形態の決済処理技術によれば、迅速かつ低コストのキャッシュレス決済が可能となる。具体的には、従来であればクレジットカード決済(デビット決済含む)を導入出来なかった店舗等であっても、決済手数料や専用端末(例:POS)の導入コストを憂慮せず、簡便にキャッシュレス決済の導入が可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の決済処理システムにおいて、前記演算装置は、所定店舗の店舗端末より、当該店舗の現在位置、登録希望住所、および決済口座の各情報を含む登録要求を受信し、前記現在位置の情報が前記登録希望住所を示すものである場合、当該店舗に関して、前記現在位置を前記登録位置情報とし、前記決済口座の情報と対応付けて記憶装置に格納する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、実際に店舗端末が所在する現在位置と、当該店舗に関して登録しようとしている住所とが整合する場合にのみ、当該店舗に関する情報登録を実行することとなる。このことで、架空店舗や虚偽の住所を申告して不正な決済を行おうとする悪意の第三者の登録を排除出来る。ひいては、迅速かつ低コストのキャッシュレス決済を、適宜なセキュアな環境下で実行可能となる。
また、本実施形態の決済処理システムにおいて、前記演算装置は、前記登録位置情報および決済口座の情報の格納に際し、当該登録位置情報が示す位置を含む所定範囲の指定を、前記店舗端末から受け付けて、当該指定を受け付けた所定範囲の情報を前記所定領域の情報として記憶装置に格納する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、店舗内でも決済動作が可能な領域を予め限定し、人目を避けうる場所での不明瞭な決済手続き等を排除することが出来る。ひいては、迅速かつ低コストのキャッシュレス決済を、更に適宜なセキュアな環境下で実行可能となる。
また、本実施形態の決済処理システムにおいて、前記演算装置は、所定期間内に得た複数の支払要求各々が、複数ユーザ各々による支払分担の意図を示す所定値の付随した同一の所定コードを含む場合、当該支払要求各々に基づく、当該複数ユーザの各々と当該店舗の決済口座間の送金処理の要求を実行し、当該複数ユーザの各々に関する前記各要求の結果、当該勘定系システムからの各回答結果に問題がない場合に、前記所定コードに紐付いた決済情報に関する決済が完了した旨を所定装置に出力するものである、としてもよい。
これによれば、いわゆる割り勘での支払を希望するユーザに対応しつつ、迅速かつ低コストのキャッシュレス決済が可能となる。
また、本実施形態の決済処理方法において、前記情報処理システムが、所定店舗の店舗端末より、当該店舗の現在位置、登録希望住所、および決済口座の各情報を含む登録要求を受信し、前記現在位置の情報が前記登録希望住所を示すものである場合、当該店舗に関して、前記現在位置を前記登録位置情報とし、前記決済口座の情報と対応付けて記憶装置に格納する処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態の決済処理方法において、前記情報処理システムが、前記登録位置情報および決済口座の情報の格納に際し、当該登録位置情報が示す位置を含む所定範囲の指定を、前記店舗端末から受け付けて、当該指定を受け付けた所定範囲の情報を前記所定領域の情報として記憶装置に格納する処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態の決済処理方法において、前記情報処理システムが、所定期間内に得た複数の支払要求各々が、複数ユーザ各々による支払分担の意図を示す所定値の付随した同一の所定コードを含む場合、当該支払要求各々に基づく、当該複数ユーザの各々と当該店舗の決済口座間の送金処理の要求を実行し、当該複数ユーザの各々に関する前記各要求の結果、当該勘定系システムからの各回答結果に問題がない場合に、前記所定コードに紐付いた決済情報に関する決済が完了した旨を所定装置に出力する、としてもよい。
10 ネットワーク
100 決済処理システム
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
125 法人管理テーブル
126 決済期限テーブル
127 ユーザ管理テーブル
128 決済情報テーブル
129 分割決済情報テーブル
200 店舗端末
201 記憶装置
202 プログラム
2025 アプリ
203 メモリ
204 演算装置
205 入出力装置
206 通信装置
210 GPSユニット
300 ユーザ端末
301 記憶装置
302 プログラム
3025 アプリ
303 メモリ
304 演算装置
305 入出力装置
306 通信装置
310 GPSユニット
400 勘定系システム

Claims (8)

  1. 各店舗の所在地を示す登録位置情報および当該店舗の決済口座情報と、各店舗のユーザの決済口座情報とを格納した記憶装置と、
    前記店舗の店舗端末から得た現在位置情報が、当該店舗の登録位置情報の示す所定領域内を示す場合、当該店舗のユーザに関して生じた決済機会に伴い、当該決済機会に対応した所定コードおよび決済情報を、前記店舗端末から得て記憶装置に格納する処理と、
    所定コードを含む支払要求を、所定のユーザ端末から得た場合、当該ユーザ端末から得た現在位置情報と、前記登録位置情報とに基づき、当該ユーザ端末の現在位置に所在する店舗を特定し、当該店舗に関して保持する所定コードと前記支払要求が含む所定コードとが一致する場合、当該所定コードに紐付いた決済情報と当該店舗および当該ユーザの前記決済口座情報とに基づき、当該ユーザと当該店舗の決済口座間での送金処理を勘定系システムに要求する処理とを実行する演算装置と、
    を備えることを特徴とする決済処理システム。
  2. 前記演算装置は、
    所定店舗の店舗端末より、当該店舗の現在位置、登録希望住所、および決済口座の各情報を含む登録要求を受信し、前記現在位置の情報が前記登録希望住所を示すものである場合、当該店舗に関して、前記現在位置を前記登録位置情報とし、前記決済口座の情報と対応付けて記憶装置に格納する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の決済処理システム。
  3. 前記演算装置は、
    前記登録位置情報および決済口座の情報の格納に際し、当該登録位置情報が示す位置を含む所定範囲の指定を、前記店舗端末から受け付けて、当該指定を受け付けた所定範囲の情報を前記所定領域の情報として記憶装置に格納する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の決済処理システム。
  4. 前記演算装置は、
    所定期間内に得た複数の支払要求各々が、複数ユーザ各々による支払分担の意図を示す所定値の付随した同一の所定コードを含む場合、当該支払要求各々に基づく、当該複数ユーザの各々と当該店舗の決済口座間の送金処理の要求を実行し、
    当該複数ユーザの各々に関する前記各要求の結果、当該勘定系システムからの各回答結果に問題がない場合に、前記所定コードに紐付いた決済情報に関する決済が完了した旨を所定装置に出力するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の決済処理システム。
  5. 各店舗の所在地を示す登録位置情報および当該店舗の決済口座情報と、各店舗のユーザの決済口座情報とを格納した記憶装置を備えた情報処理システムが、
    前記店舗の店舗端末から得た現在位置情報が、当該店舗の登録位置情報の示す所定領域内を示す場合、当該店舗のユーザに関して生じた決済機会に伴い、当該決済機会に対応した所定コードおよび決済情報を、前記店舗端末から得て記憶装置に格納する処理と、
    所定コードを含む支払要求を、所定のユーザ端末から得た場合、当該ユーザ端末から得た現在位置情報と、前記登録位置情報とに基づき、当該ユーザ端末の現在位置に所在する店舗を特定し、当該店舗に関して保持する所定コードと前記支払要求が含む所定コードとが一致する場合、当該所定コードに紐付いた決済情報と当該店舗および当該ユーザの前記決済口座情報とに基づき、当該ユーザと当該店舗の決済口座間での送金処理を勘定系システムに要求する処理とを実行する、
    ことを特徴とする決済処理方法。
  6. 前記情報処理システムが、
    所定店舗の店舗端末より、当該店舗の現在位置、登録希望住所、および決済口座の各情報を含む登録要求を受信し、前記現在位置の情報が前記登録希望住所を示すものである場合、当該店舗に関して、前記現在位置を前記登録位置情報とし、前記決済口座の情報と対応付けて記憶装置に格納する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の決済処理方法。
  7. 前記情報処理システムが、
    前記登録位置情報および決済口座の情報の格納に際し、当該登録位置情報が示す位置を含む所定範囲の指定を、前記店舗端末から受け付けて、当該指定を受け付けた所定範囲の情報を前記所定領域の情報として記憶装置に格納する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の決済処理方法。
  8. 前記情報処理システムが、
    所定期間内に得た複数の支払要求各々が、複数ユーザ各々による支払分担の意図を示す所定値の付随した同一の所定コードを含む場合、当該支払要求各々に基づく、当該複数ユーザの各々と当該店舗の決済口座間の送金処理の要求を実行し、
    当該複数ユーザの各々に関する前記各要求の結果、当該勘定系システムからの各回答結果に問題がない場合に、前記所定コードに紐付いた決済情報に関する決済が完了した旨を所定装置に出力する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の決済処理方法。
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