JP7332096B2 - 生物学的サンプルの保存のための支持体および関連する製造方法 - Google Patents

生物学的サンプルの保存のための支持体および関連する製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、生物学的物質のサンプルを保存するための支持体に関し、具体的には、サンプルを受け入れて保存するのに適した吸収性マトリックスを備える支持体に関する。本発明は、支持体を製造するための関連する方法にさらに関する。本発明は、単一の支持体によって、生物学的物質のサンプルの保存と、マトリックス支持体から生物学的物質のサンプルを採取するのに適した装置の清掃とを可能にする特定の用途を有する。
一般に吸収性材料で作られるマトリックスを備える、生物学的物質のサンプルを保存するための既知の支持体が存在する。吸収性マトリックスは、例えば、紙、特に吸収紙または濾紙などのセルロース系材料から構成され、特に化学的に処理されて、収集された生物学的物質のサンプルの吸収および保存を可能にし得る。
そのようなタイプの紙は、例えば、国際公開第9003959号パンフレット(BURGOYNE)から知られている。特定の装置(例えば、様々な性質のスワブ、特に、例えば、フロックドスワブ)によって収集された生物学的物質のサンプルを、上述のタイプのマトリックス支持体上に移すことが知られている。マトリックス支持体上にサンプルを移動した後、例えばその後分析するために、サンプルの一部をマトリックス支持体から採取することができる。支持体からサンプルを採取するステップは、支持体からマトリックス支持体のわずかな部分を分離するのに適したパンチまたは手動もしくは自動のパンチングマシンなどの既知のサンプル採取装置によって行われ得る。紙製のマトリックス支持体から生物学的物質のサンプルを採取するのに適したパンチングマシンは、例えば、国際公開第2006056658号パンフレット(LEHTINEN)から知られている。
サンプル採取装置は、一般に、生物学的物質を保存するための支持体と接触すると、支持体から生物学的物質のサンプルの一部を取り出すように設計された1つまたは複数の表面を有する。特に、サンプル採取装置がパンチから構成される場合、マトリックスから取り出される部分は円盤形状になり得る。マトリックス支持体から生物学的物質のサンプルを取り出した後、同じサンプル採取装置によるさらなる生物学的物質のサンプルの採取に進むことができるようにするために、採取に関与する表面を清掃することが好都合かつ望ましい。清掃の目的は、生物学的物質のさらなるサンプルを採取することを目的とする後続の支持体がサンプル採取装置によって汚染されるのを回避することである。このような汚染は、例えば、支持体から生物学的物質のサンプルを採取するように設計されたサンプル採取装置の表面に生物学的残留物および/または不純物が存在するために起こり得る。サンプル採取装置の清掃としては、保存用支持体とは異なる特別な清掃用支持体を使用することが知られている。例えば、既知の清掃方法によれば、第1の支持体から生物学的物質のサンプルを採取するための装置がパンチである場合、清掃は、「ブランク」モードにおいて、汚染物質のない「未使用」の清掃用支持体、特に吸収性マトリックスを一度パンチングすることにより行われ、その結果、パンチのヘッドと第2の支持体との間の接触により、パンチ自体の上に存在する生物学的残留物および/または不純物を除去できる。本明細書の文脈では、「未使用」の支持体とは、生物学的物質のサンプルを配置していないマトリックス支持体またはその一部を意味し、「ブランク」モードにおけるパンチングとは、パンチを清掃するために未使用の支持体をパンチングすることから構成される操作を意味する。既知の方法は、保存用支持体と清掃用支持体との両方を操作する必要があるため複雑であり、このために、少なくともコストの増加および処理の長時間化を含む様々な欠点が生じる。
さらに、イタリア特許出願第MI2013A001354号明細書によれば、生物学的物質のサンプルの保存に適し、かつ保存を目的とする吸収性マトリックスの第1の部分と、第1の部分とは異なり、第1の部分から生物材料のサンプルを採取するのに適した装置、特にパンチのヘッドの清掃領域に適し、清掃領域の構築のために構成され、かつ構築を目的とする第2の部分と、を少なくとも備える、生物学的物質のサンプルを保存するための支持体が知られている。支持体は、第1の部分と第2の部分との間に介在した第3の部分をさらに備え、第3の部分は、1つもしくは複数のノッチまたは1つもしくは複数の開口部を有し得る。
上記の既知のタイプの紙製支持体はいくつかの欠点を呈する。
特に、このような紙製支持体は曲がる可能性があり、それほどの剛性を持たないため、自動ローダ、自動マニピュレータ、および/またはパンチングマシンによる操作において支持体が曲がる場合があり、したがって誤動作につながり得る。自動ローダにおいては空間が限られているため、完全に自動化されたシステムによる配置および操作には非常に高い精度が必要とされているとさらに考えられる。
したがって、本開示の目的は、上記の欠点のうちの1つまたは複数を克服することを可能にする、生物学的物質の1つまたは複数のサンプルを保存するための支持体を説明することである。
添付の特許請求の範囲のうちの1つもしくは複数と組み合わせる、および/または互いに組み合わせることができるさらなる態様を以下に説明する。
第1の態様によれば、生物学的物質のサンプルを保存するための支持体(1)が提供され、支持体(1)が、
成形または共成形またはオーバーモールドされたプラスチック材料で作られ、少なくとも第1の貫通開口部(13)を備える、実質的に硬質な本体(6)と、
好ましくはセルロースを含む材料で作られ、生物学的物質のサンプルの保存に適し、かつ保存を目的とする、吸収性マトリックス(2)の少なくとも第1の部分(3)であって、吸収性材料の第1の部分(3)が、第1の貫通開口部(13)内の所定の位置に固定および保持され、
第1の部分(3)が、第1の貫通開口部(13)の内側に掛け渡された、本体(6)による支持を伴わない少なくとも第1の部位を有し、第1の部位が、接触のために直接アクセス可能である、少なくとも第1の部分(3)と、
を少なくとも備える。
実質的に硬質な材料を使用して支持体の本体を作成することにより、自動ローダの内側で支持体をより正確に配置できるようになり、第1の部分の操作およびパンチングにおけるエラーや誤動作のリスクが軽減される。
第2の非限定的な態様によれば、吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)は、セルロースを含む材料で作られる。
第3の非限定的な態様によれば、セルロースを含む材料で作られた吸収性マトリックス(2)は、特に吸収紙または濾紙である。場合により、吸収紙または濾紙は、特に化学的に処理されて、収集された生物学的物質のサンプルの吸収および保存を可能にする。
上述の第3の態様に従属する第4の非限定的な態様によれば、化学処理は、保存化学処理、特にDNA適合性の保存化学処理である。
保存化学処理、特にDNA適合性の保存化学処理の使用により、好適には、長期間保存された生物学的サンプルを吸収性マトリックスの第1の部分に保持することができる。
第5の非限定的な態様によれば、吸収性マトリックス(2)は、液体に不溶性のマトリックスである。
第6の非限定的な態様によれば、吸収性マトリックスは寸法安定性マトリックスである。
寸法安定性マトリックスの使用により、特に複数の支持体の重ね合わせまたは並置の場合に、少なくとも第1の部分が汚染の可能性のある表面に偶発的に接触するリスクを防止する、またはともかく低減することが可能になる。そのような汚染の可能性のある表面とは、他の支持体の本体の表面、および/または他の支持体の他の第1の部分、または貯蔵室の壁、または自動操作およびパンチングシステムの構成要素である。
第7の非限定的な態様によれば、支持体(1)は、第1の部分(3)とは分離されており、第1の部分(3)から生物学的物質のサンプルを採取するのに適した装置、特にパンチのヘッドの清掃領域に適し、清掃領域の構築のために構成され、かつ構築を目的とする少なくとも第2の部分(4)であって、吸収性材料の第2の部分(4)が、第2の貫通開口部(13’)内の所定の位置に保持される、第2の部分(4)をさらに備える。
第8の非限定的な態様によれば、第1の部分(3)は、本体(6)に接触および/または接着され、特に本体(6)によって囲まれた第2の側方部位(27)を備える。
第9の非限定的な態様によれば、吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)は、少なくとも第2の側方部位(27)と本体(6)との接触および/または接着によって、第1の貫通開口部(13)内の所定の位置に保持される。
第10の非限定的な態様によれば、第2の部分(4)は、少なくとも第2の側方部位と本体(6)との接触および/または接着によって、第2の貫通開口部(13’)内の所定の位置に保持された吸収性マトリックス(2)の第2の部分である。
第11の非限定的な態様によれば、第2の部分(4)は、本体(6)の一部によって第1の部分(3)から分離される。
第12の非限定的な態様によれば、第2の部分(4)の吸収性マトリックス(2)は、第1の部分(3)の吸収性マトリックス(2)から物理的に分離されている。変形形態では、吸収性マトリックスの2つの部分は、単一の部分から構成され得る。
第13の非限定的な態様によれば、吸収性マトリックス(2)の少なくとも第1の部分(3)は、本体(6)の厚さ(19、20)以下の厚さ(16)を有する。
吸収性マトリックスの第1の部分と本体との間の厚さの差は、使用中に、第1の部分の中に収容された生物学的サンプルを汚染する可能性がある偶発的な接触から第1の部分を隔離する確実性を高めることに寄与する。
第14の非限定的な態様によれば、本体(6)の厚さは、0.8mmもしくは1.0mm以上であり、より好ましくは1.2mm~1.4mmの範囲に含まれ、場合により実質的に1.3mmに等しい、かつ/または3.0mm以下であり、より好ましくは2.0mmである、および/あるいは吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)の厚さは、0.2mmもしくは0.4mm以上であり、より好ましくは0.5mmもしくは0.6mmである、かつ/または1mm以下であり、より好ましくは0.8mmである。
第15の非限定的な態様によれば、本体(6)は、吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)に近接する領域において厚さが不連続な第1のプロファイル(24)を少なくとも有する。
第16の非限定的な態様によれば、本体(6)は、第2の部分(4)に近接する領域において厚さが不連続な第1のプロファイル(24)を少なくとも有する。
上述の第11の非限定的な態様の代替として、第17の非限定的な態様によれば、本体(6)は、吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)に近接する領域において厚さが不連続な第1のプロファイル(24)と厚さが不連続な第2のプロファイル(25)とを少なくとも有する。
好ましい非限定的な第18の態様によれば、厚さが不連続な第1のプロファイル(24)は、第1の部分(3)の第1の表面(28)にある。
第19の好ましい非限定的な態様によれば、厚さが不連続な第2のプロファイル(25)は、第1の部分(3)の第2の表面(29)にある。
第20の好ましい非限定的な態様によれば、本体(6)の一部は、吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)の第1の面または表面(28)の一部および第2の面(29)の一部と重なり、吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)と重なる本体(6)の部分が、本体(6)に対する、吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)の軸方向の移動を阻止する止め具を形成する。
本体に対する第1の部分の軸方向の移動を阻止する止め具の形成により、配置の安全性を高めることが可能になり、パンチング後でも第1の部分をその貫通開口部に保持するのに役立つ。
第21の好ましい非限定的な態様によれば、本体(6)は、第1の基準軸(X)および第2の基準軸(Y)によってそれぞれ特定される第1の方向および第2の方向に沿って主に広がり、上面(8)と、上面(8)とは反対側を向いた下面(9)とを有する、実質的に平面の本体であり、第1および第2の貫通開口部(13、13’)が、第1の基準軸(X)に直交する第3の基準軸(Z)によって特定される方向に実質的に沿って延びる軸を有する。
第22の好ましい非限定的な態様によれば、前記第1の面(28)および前記第2の面(29)は、上面(8)および/または下面(9)に実質的に平行である。
第23の好ましい非限定的な態様によれば、本体(6)は、第3の基準軸(Z)によって特定される方向において互いに重なり合い、本体(6)に拘束された吸収性マトリックスの第1の部分(3)の第2の側方部位(27)を囲む、第1の部分(10)と第2の部分(11)とを備える。
第24の好ましい非限定的な態様によれば、本体(6)は、互いに重なり合い、特に成形または共成形またはオーバーモールドによってプラスチック材料で作られた、第1の部分(10)と第2の部分(11)とを備える。
第25の好ましい非限定的な態様によれば、本体(6)は、互いに重なり合い、特に成形または共成形またはオーバーモールドプロセスの結果として、継ぎ目なくおよび/もしくは分離不能に、ならびに/またはモノリシックおよび/もしくは一体部品を形成するように互いに接合された、プラスチック材料で作られた、第1の部分(10)と第2の部分(11)とを備える。第26の好ましい非限定的な態様によれば、軸方向の移動の阻止は、第3の基準軸(Z)に沿った阻止である。
第27の好ましい非限定的な態様によれば、支持体(1)は、電子データを含むのに適した少なくとも1つのメモリを備える無線周波数識別チップ(31)を備える。
第28の好ましい非限定的な態様によれば、無線周波数識別チップ(31)は、本体(6)内に組み込まれる。
無線周波数識別チップの使用により、支持体自体に関連するデータを安全に、かつ機械的にアクセスできないように保持できる。特に、無線周波数識別チップは、支持体の本体に直接インクまたは彫刻を用いて通常記録されるデータに置き換わるまたは複製するデータを含むことができる。さらに、無線周波数識別チップの使用により、多数の支持体を処理または操作する必要なしに、多数の支持体から得られたデータにアクセスできる。データを読み取るための取り扱い動作または操作の数を減らすことは、少なくとも吸収性マトリックスの第1の部分の偶発的な汚染のリスクを減らすことに寄与する。
第29の好ましい非限定的な態様によれば、前記メモリは、少なくとも1つの書き換え不可能な部分を備える。
第1の書き換え不可能な部分は、好適には、支持体の一意の識別番号を記憶するために使用でき、複製または不正な変更のリスクなしに支持体を経時的に追跡することを可能にする。
第30の好ましい非限定的な態様によれば、支持体(1)は、本体(6)の特定の向きの識別を可能にするように設計され、マニピュレータ装置の光学式リーダおよび/または機械的止め具によって読み取られるように構成された、正しい操作を識別するための識別プロファイル(32)を支持体(1)の本体(6)上に備える。
第31の好ましい非限定的な態様によれば、正しい操作を識別するための識別プロファイル(32)は、本体(6)の周縁に、または実質的に本体(6)の周縁に配置される。
正しい操作を識別するための識別プロファイルを使用することにより、支持体のマニピュレータによる配置および把持の精度を高めることができる。
第32の好ましい非限定的な態様によれば、吸収性マトリックス(2)は、例えばダイカット(die-cutting)によって作られ、本体(6)のプラスチック材料の熱または別の性質の膨張または収縮を少なくとも補償するように構成された、少なくとも第3の湾曲または屈曲した部位(22)を備え、第3の部位(22)が、場合により、実質的に吸収性マトリックス(2)の周縁に形成される。
第3の部位(22)は、好適には、支持体の本体の寸法変動を補償することを可能にし、それにより、吸収性マトリックスの湾曲または裂けを防止する。
第33の好ましい非限定的な態様によれば、前記第3の部位(22)は、前記吸収性マトリックス(2)と本体(6)との間の接合領域に形成される。
さらなる第34の態様によれば、生物学的物質のサンプルを保存するための支持体(1)を製造するための製造プロセスが提供され、本プロセスは、
生物学的物質のサンプルの保存に適し、かつ保存を目的とする吸収性マトリックス(2)の少なくとも第1の部分(3)について所定の形状を規定するステップと、
吸収性マトリックス(2)の少なくとも第1の部分(3)を型(200)に配置し、吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)を型(200)の所定の位置に保持する、ステップと、
型(200)の空の空間においてプラスチック材料を成形または共成形またはオーバーモールドするステップであって、その後に、吸収性マトリックスの少なくとも第1の部分(3)を保持するための本体(6)が得られ、本体(6)が、吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)を、少なくとも本体(6)の第2の側方部位(27)に保持し、
成形または共成形またはオーバーモールドするステップの後、前記第1の部分(3)が、直接アクセス可能な第1の面(28)の一部と第2の面(29)との一部を有する、ステップと、
を含む。
第35の好ましい非限定的な態様によれば、成形するステップの後、本体(6)は、第1の基準軸(X)および第1の基準軸に直交する第2の基準軸(Y)に沿ってそれぞれ定義された第1の方向および第2の方向に沿って広がる実質的に平面の形状を呈する。
第36の好ましい非限定的な態様によれば、本体(6)は、第1の基準軸および第2の基準軸の両方に直交する第3の基準軸(Z)に沿って測定される厚さを有し、この厚さが、吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)の厚さ以上である。
第37の好ましい非限定的な態様によれば、本体(6)は、少なくとも0.8mmまたは1mmに等しい厚さを有し、吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)に近接する領域において厚さが不連続な第1のプロファイル(24)を少なくとも有する。
上述の第30の態様の代替として、第38の好ましい非限定的な態様によれば、本体(6)は、吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)の第1の面(28)における厚さが不連続な第1のプロファイル(24)と、吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)の第2の面(29)における厚さが不連続性な第2のプロファイル(25)とを有し、本体(6)が、実質的に、第1の面(28)と第2の面(29)とに少なくとも部分的に重なる。
第39の好ましい非限定的な態様によれば、所定の形状を有し、生物学的物質のサンプルの保存に適し、かつ保存を目的とする吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)を作成するステップが、セルロースを含む材料を選択するステップを含む。
第40の好ましい非限定的な態様によれば、セルロースを含む材料が、保存材料、特にDNA適合性の保存材料である。
第41の好ましい非限定的な態様によれば、吸収性マトリックスは、0.2mm~1mm、好ましくは0.4mm~0.8mmの範囲に含まれる厚さを有する。
上述の第39の態様に従属する、第42の好ましい非限定的態様によれば、前記セルロースは、実質的に0.6mmに等しい厚さを有する。
第43の好ましい非限定的な態様によれば、本プロセスは、
第1の部分(3)から分離され、第1の部分(3)から生物学的物質のサンプルを採取するのに適する装置、特にパンチのヘッドの清掃領域に適し、清掃領域の構築のために構成され、構築を目的とする、第2の部分(4)の所定の形状を規定するステップと、
少なくとも第2の部分(4)を型(200)に配置し、第2の部分(4)を型(200)の所定の位置に保持する、ステップであって、
プラスチック材料を型(200)の空の空間において成形または共成形するステップにおいて、吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)を保持し、第2の部分(4)を保持するための本体(6)が得られ、本体(6)が、吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)および第2の部分(4)を少なくとも本体(6)の第2の側方部位(27)に保持する、ステップと、
を含む。
第44の好ましい非限定的な態様によれば、成形または共成形するステップの後、第2の部分(4)は、直接アクセス可能な第1の面(48)の一部および第2の面(49)の一部を有する。
第45の好ましい非限定的な態様によれば、第2の本体(6)部分(11)が、互いに重なり合う2つの好ましくは実質的に平面の部分を生成するために、第1の本体(6)部分(10)の上方に少なくとも部分的に成形または共成形またはオーバーモールドされる。
第46の好ましい非限定的な態様によれば、第1の本体(6)部分(10)および第2の本体(6)部分(11)は、特に成形または共成形またはオーバーモールドプロセスの結果として、継ぎ目なくおよび/もしくは分離不能に接合される、ならびに/またはモノリシックおよび/もしくは一体部品を形成する。
第47の好ましい非限定的な態様によれば、吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)は、薄くて可撓性の非重量支承材料の一部である。
第48の好ましい非限定的な態様によれば、第2の部分(4)は、薄くて可撓性の非重量支承材料の一部である。
特に、薄くて可撓性の非重量支承材料の第1の部分および/または第2の部分を使用することにより、パンチングマシンによる穿孔が、特に穿孔が第3の基準軸によって特定される方向に平行または実質的平行な方向で行われる場合に、非常に容易になり得る。
第49の好ましい非限定的な態様によれば、上述のプロセスは、本体(6)および/または吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)の、例えば熱による膨張または収縮を少なくとも補償する補償手段を作成するステップであって、前記手段が、吸収性マトリックス(2)の少なくとも第1の部分(3)において作成される、ステップを含む。
上述の第45の態様に従属する、第50の好ましい非限定的な態様によれば、前記補償手段を作成するステップが、例えばダイカットによって作られる、少なくとも第3の湾曲または屈曲した部分(22)を吸収性マトリックス(2)上で作成するステップを含む。
第51の好ましい非限定的な態様によれば、第3の部位(22)は、局所的に非平面のプロファイルを規定するのに適し、かつ熱または別の性質のいずれかによる膨張もしくは収縮により本体(6)の寸法が変化した場合、および/または生物学的物質のサンプルの配置の後に吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)が膨張もしくは収縮した場合に、伸長および/もしくは収縮または屈曲するように構成された吸収性マトリックス(2)の起伏および/または屈曲部を備える。
第52の好ましい非限定的な態様によれば、本プロセスは、プラスチック材料を型(200)に導入するステップの前に、第3の部位(22)を作成するために、表面が一致する形状である2つの保持装置(100)の間に吸収性マトリックス(2)を配置するステップを含む。
さらなる態様すなわち第53の態様によれば、生物学的サンプルの分析のための装置が提供され、本装置は、生物学的物質の1つまたは複数のサンプルを保存するための支持体(1)を把持するための装置と、その動作構成の少なくとも1つの部分が吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)と接触し、前記第1の部分(3)の一部を採取する少なくとも第1の動作構成を備える、サンプル採取装置、特にパンチと、を備えることを特徴とする。
第54の好ましい非限定的な態様によれば、パンチは、その動作構成の少なくとも1つの部分が前記第1の部分(3)を穿孔する、少なくとも第1の動作構成を備える。
第55の好ましい非限定的な態様によれば、パンチは、その動作構成の少なくとも1つの部分が第3の基準軸(Z)に平行または実質的に平行な方向に前記第1の部分(3)を穿孔する、少なくとも1つの動作構成を備える。
第56の非限定的な態様によれば、サンプル採取装置、特にパンチが、その動作構成の少なくとも1つの部分が前記第2の部分(4)に接触し、清掃および/または消毒の動作を行う、第2の動作構成をさらに備える。
第57の非限定的な態様によれば、サンプル採取装置は、第1の動作構成で構成される前に、それ自体を第2の動作構成に配置するように構成される。
第58の非限定的な態様によれば、支持体(1)は、本体(6)の上面または下面に配置され、並べて配置された、または互いの上に積み重ねられたさらなる支持体(1)の間隔を空けるのに適したスペーサ(34)を備え得る。
第59の非限定的な態様によれば、本体(6)は、1つの部品および/または単一の部品で作られる。
第60の非限定的な態様によれば、支持体は、サンプルの保存を目的とし、所定の位置に固定および保持され、それぞれが本体のそれぞれの対応する別個の第1の貫通開口部内にある、吸収性マトリックスの複数の第1の部分を備え得る。
第61の非限定的な態様によれば、支持体は、パンチの切断ヘッド用の清掃領域に適し、清掃領域の構築のために構成され、かつ構築を目的とし、所定の位置に固定および保持され、それぞれが本体のそれぞれの対応する別個の第2の貫通開口部内にある、吸収性マトリックスの複数の第2の部分を備え得る。
第62の非限定的な態様によれば、支持体は、複数の無線周波数識別チップおよび/または複数の識別プロファイルを備え得る。
第63の非限定的な態様によれば、第1の貫通開口部および/または第2の貫通開口部は、円形、正方形、または目的に適した任意の形状を有することができる。
第64の非限定的な態様によれば、本開示は、特許請求の範囲に記載および/または上述の態様で指定されたものによる、生物学的サンプルの配置のための、および/または生物学的サンプルを保存するための、および/または生物学的サンプルの支持体の自動処理のための機械における、および/または生物学的サンプルの支持体の処理のための自動保管システムにおける、および/または吸収性マトリックスの第1の部分をパンチングすることによる生物学的サンプルの採取のための、および/または清掃に適した吸収性マトリックスもしくは材料の第2の部分をパンチングすることによってパンチの切断ヘッドを清掃するための、支持体(1)の使用にさらに関する。
本開示の目的のために、成形、共成形、およびオーバーモールドは、既に固化しているプラスチック材料、特に取り外し可能である、または並置、特に完成品、2片のプラスチック材料が分離不可能かつ継ぎ目なく接合されていない接合部分をともかく個別化する、プラスチック材料で作られた部品の機械的並置を除外する。
次に、非限定的な例として、1つまたは複数の好ましい実施形態を詳細に説明する。
本明細書に記載される、生物学的物質の1つまたは複数のサンプルを保存するための支持体1の第1の好ましい非限定的な実施形態の斜視図である。 矢印Fで示された観察方向に沿って観察した、図1の支持体の平面図である。 図2に示されている線III-IIIに沿った、図1の支持体の一部の側面図である。 図2に描かれた線IV-IVに沿った、図1の支持体の特定の実施形態の断面図である。 図1の支持体の一部の詳細な断面図である。 本明細書に記載される、生物学的物質の1つまたは複数のサンプルを保存するための支持体1の第2の好ましい非限定的な実施形態の平面図である。 変形実施形態の製造の中間ステップにおける、図1の支持体の一部の斜視図である。 第1の製造技法による、支持体1の中間製造ステップの断面図である。 第1の製造技法による、支持体1の中間製造ステップの断面図である。 第1の製造技法による、支持体1の中間製造ステップの断面図である。 図10に概略的に示されているステップの代替となる、支持体1の特定の中間製造ステップの断面図である。 特定の製造技法による、支持体1の中間製造ステップの断面図である。 特定の製造技法による、支持体1の中間製造ステップの断面図である。 図12の代替となる特定の製造技術による、支持体1の中間製造ステップの断面図である。 図13の代替となる特定の製造技術による、支持体1の中間製造ステップの断面図である。 図14および図15に概略的に示されるプロセスの後に作られる支持体の断面図である。 最終的な構築に対する中間構築構成における、支持体の一部の断面図である。 本発明の特定の構成における、本発明の支持体を作製するための装置の一部の側面図である。
添付の図面を参照すると、参照番号1は、生物学的物質の1つまたは複数のサンプルを保存するための支持体全体を示す。
支持体1は、少なくとも吸収性マトリックス2を備え、吸収性マトリックス2とは、マトリックス支持体、または生物学的物質のサンプルの収集、特に保存に適し、かつ保存を目的とする任意の他の手段を意味する。
添付の図面、特に図1に示すように、支持体1は、吸収性マトリックス2の支持体として機能する実質的に硬質な重量を支承する本体6を備える。
支持体1は、好ましくは同様に吸収性マトリックス2で作られる、少なくとも第1の部分3および第2の部分4をさらに備える。本開示の目的のために、上述の第1の部分3および第2の部分4は、特に本体6が作られている材料とは異なる、異種材料の部分である。
吸収性マトリックス2の第1の部分3は、生物学的物質のサンプルの吸収および保存に適し、かつ吸収および保存を目的としており、適切に化学的に処理して、生物学的物質の保存を強化することができ、また長期間にわたる保存をも強化することができる。生物学的物質のサンプルの保存は、分析対象のサンプルが吸収性マトリックス2に配置された瞬間から長い時間が経過した後でさえも、収集された生物学的物質、例えば後続の分析を実行するために収集された生物学的物質を処理する必要がある用途では重要である。
第2の部分4は、生物学的物質のサンプルの採取中に吸収性マトリックス2、特に第1の部分3と接触したサンプル採取装置の表面の清掃領域に適し、かつ清掃領域を構築するように構成される。特に、前記表面は、サンプル採取装置のヘッドに属し得る。本出願人が強調したいことは、この段落で説明する「サンプル採取装置」は、吸収性マトリックス2に配置するために生物学的サンプルを採取する装置ではなく、吸収性マトリックス2、特に第1の部分3に支持された生物学的サンプルに対して臨床検査を実施できるようにするために、吸収性マトリックス2、特に第1の部分3の一部を採取するように作られた装置、例えば、電気機械装置であるということである。
本説明の文脈において、サンプル採取装置のヘッドとは、吸収性マトリックス2から、特に吸収性マトリックス2の第1の部分3において生物学的物質のサンプルを取り出すのに適したサンプル採取装置の1つまたは複数の表面および/または部分を意味する。例えば、サンプル採取装置がパンチである場合、第1の部分3からサンプルを取り出すために第1の部分3の生物学的物質と接触するのに適した表面は、パンチのヘッドに属する。サンプル採取装置がパンチである場合、支持体1から生物学的物質のサンプルの一部を採取するのに適したサンプル採取装置の表面上の生物学的物質の残留物および/または不純物を、第2の部分4を作っている材料が除去できるように、「ブランク」モードで第2の部分4を1回または複数回パンチングすることにより、パンチのヘッドを清掃することができる。
清掃を効率的に完了し、サンプル採取装置の汚染を回避するために、いかなる生物学的物質のサンプルも、それを保存するための第2の部分4に配置されず、その結果、第2の部分4は未使用に維持される。
第2の部分4は、サンプル採取装置のヘッドと接触したときにそのヘッドを清掃することができる吸収性材料または他の任意の材料で作ることができる。特に、第2の部分4は、同じ吸収性マトリックス2で作ることができる。
第1の部分3および第2の部分4は、同じ材料でも異なる材料でも作ることができ、かつ/またはそれらの間で異なる特性であって、例えばそれらが経た1つまたは複数の特定のプロセスを通じて得られる特性を有することができる。
特に、第1の部分3は、例えば目的に適した特定の物質を添加することにより、生物学的物質のサンプルを吸収および保存するように構成でき、第2の部分4は、支持体1から生物学的物質のサンプルの一部を採取するのに適したサンプル採取装置の表面に存在する生物学的物質の残留物および/または不純物を吸収および/または除去するように構成できる。
図1および図2に示すように、支持体1の本体6は、第1の部分3および第2の部分4を完全に囲んでおり、第1の部分3および第2の部分4はそれぞれ、本体6の部位または部分によって本体6の縁部または周縁から分離されている。本出願人は、本体6の操作は本体6自体の周縁を把持することにより行われ得ることを見出し、この把持はまた、ユーザが手動で、または自動化された手順に従ってロボット化された装置によって行うこともできる。支持体1の周縁を少なくとも第1の部分3から分離する本体6の部分は、第1および第2の基準軸によって規定される平面XYに沿って、少なくとも5mm、より好ましくは少なくとも7mmまたは少なくとも10mmの距離がある。この態様のおかげで、本体6が操作されるときに、吸収性マトリックス2の第1の部分3のすべての上での偶発的な汚染を回避することが可能である。
添付の図に示されているように、生物学的物質のサンプルを保存するための支持体1の本体6は、第1の基準軸Xおよび第2の基準軸Yによってそれぞれ特定される第1の方向および第2の方向に主に沿って、好ましくは平面形状で広がっている。第1の方向および第2の方向は、それぞれ、本体6の長さおよび幅を特定する。本体6はさらに、第1の基準軸Xおよび第2の基準軸Yに直交する、第3の基準軸Zによって特定される第3の方向に沿って延び、第3の方向は本体6の厚さを特定する。よって、本体6は、上面または第1の表面8と、第1の表面とは反対側を向き、特に好ましくは第1の表面に平行な下面または第2の表面9とを有する。
本体6は、本体自体の周縁を規定する側面7をさらに有し、前記表面は、少なくとも第3の基準軸Zを含む平面に実質的に沿って広がり、添付の図面の実施形態の場合のように、本体6が長方形の形状を有する場合、側面7が広がる平面は2つであり、第1の基準軸Xおよび第3の基準軸Zを含む平面、ならびに第2の基準軸Yおよび第3の基準軸Zを含む平面である。
支持体1は、第3の部分5をさらに備え得る。図示されていない変形形態では、第3の部分5は、第1の部分3と第2の部分4との間に介在し、好ましくは第1の部分3と第2の部分4との間の接続部分であり得る。図6に示す実施形態では、第3の部分5は、前記部分間に介在していない。第3の部分5は、好適には、吸収性マトリックス2の一部である。図6に示すように、本体6は、好ましくは、第3の部分5が収容される第3の貫通開口部を備える。好ましい実施形態では、第3の部分3は、第1の部分からサンプルを採取するための装置の較正部分に適し、較正部分の構築を目的とし得、より詳細には、生物学的物質のサンプルを配置した領域と生物学的サンプルのない領域との間に存在する測色色差の検証を可能にすることを目的とし得る。測色色差は、特に、サンプルの特性および/または第1の部分上の適切な化学物質の存在の結果として、生物学的物質のサンプルが配置された後に、第1の部分の材料の色が変化する場合に特に強調される。
第1の部分3および/または第2の部分4および/または第3の部分5および/または吸収性マトリックス2は、好ましくは、セルロース系の材料で作られ得る、および/または紙製材料、例えば、吸収紙もしくは濾紙で作られ得る。
吸収性マトリックス2は、好ましくは、セルロース系材料で作られ得、例えば紙製材料、特に吸収紙または濾紙で作られ得る。より具体的には、吸収性マトリックスは、例えば、紙、特に吸収紙または濾紙などのセルロース系材料から構成され、特に化学的に処理されて、収集された生物学的物質のサンプルの吸収および保存を可能にし得る。吸収紙が存在する場合に、吸収紙に対して行われる化学処理は、好ましくは、保存化学処理、特にDNA適合性の保存化学処理であり得、本開示の目的のために、「保存」処理、特に「DNA適合性」の「保存」処理とは、生物学的サンプルが収集された瞬間の後の機会に、その正しい分析を可能にするように、吸収紙上に存在する生物学的サンプルを劣化させないように設計された処理および/または材料として理解されたい。より具体的には、「保存」処理、特に「DNA適合性」の「保存」処理とは、サンプルのDNA構造を変えないが、吸収性マトリックス2上のバクテリアの増殖を停止または制限するように構成された殺菌作用を備えることができる処理および/または材料を意味する。実際、吸収性マトリックス2は、非限定的な例として、塩基に結合された酸を含む、DNAを保護するための化合物または組成物を含むか、全体的または部分的に含浸させることができ、特に、尿酸を塩に変換してアルカリ性環境を提供するために、弱塩基に結合された尿酸を含むことができる。
生物学的サンプルを長期間保存することを可能にする目的で、吸収性マトリックス2は液体に不溶性であり、特に生物学的液体に不溶性である。さらに、好ましくは、限定するものではないが、吸収性マトリックス2は、液体を含浸させたとき、特に生物学的液体を含浸させたときに寸法安定性である材料、特に吸収紙または濾紙で作られる。この態様のおかげで、吸収性マトリックス2は掛け渡されているため、つまり吸収性マトリックス2はそのかなりの部分において第3の基準軸Zによって特定される方向に支持されていないため、使用中に生物学的液体に保持されこれを吸収した後に、吸収性マトリックス2の過度の反りを回避し、したがって、そのような反りが、吸収性マトリックス2と隣接する支持体1の他の吸収性マトリックスまたは他の本体6との間の接触を引き起こし得るというリスクを防止する。
生物学的物質を保存するための支持体1は、第1の部分3、第2の部分4、および/または吸収性マトリックス2をその内側に少なくとも部分的に、好ましくは完全に収容するように構成される外側の収容する本体6を備える。換言すれば、本体6は、第1の部分3、第2の部分4、および場合により第3の部分5、ならびに存在する場合はさらなる部分の収容を目的とする1つまたは複数の座部を有することができる。本開示の目的のために、「内側」とは、少なくとも生物学的物質のサンプルがない場合、第1の部分3、特に第1の部分よりも多く存在する場合、部分3、4、5のすべてが、本体6によって画定されたプロファイルの外側には広がらないことを意味する。
上で簡単に述べたように、重要な態様によれば、吸収性マトリックス2で作られた少なくとも第1の部分3は、少なくともその一部、好ましくは吸収性マトリックス2の表面の少なくとも70%を含むそのかなりの部分が掛け渡されるように、それぞれの貫通開口部13に配置される。特定の実施形態では、支持体1には、第1の完全に掛け渡された部分3が設けられ得る。その掛け渡された部分では、上述の第1の部分3は本体6に支持されていない。
特に、第1の部分3は、第3の基準軸Zを含む平面に沿って広がる側面7を有し、これに、それぞれより大きいおよびより小さい第1および第2の面または表面28、29が接合される。第1および第2の面または表面は、好ましくは平行平面に置かれ、そのそれぞれが、第1および第2の基準軸X、Yによって特定される第1および第2の方向を含む。特に、第1および第2の面28、29の少なくとも1つの部位または部分は掛け渡されている。
本開示の目的のために、「掛け渡された(suspended)」とは、少なくとも第1の部分3が、第3の基準軸Zによって特定される方向において、その下方または上方に置かれた支持手段を持たないことを意味する。「部分的に掛け渡された」とは、少なくとも第1の部分3が、少なくともそのサブ部分について、また特に第1の面および/または第2の面の一部または部位が、第3の基準軸Zで特定される方向に、その下方または上方に置かれた支持手段を持たないことを意味する。第1の部分が完全に掛け渡されている場合、第1の部分は、平面または複数の平面上に延び、また第1の部分3が第3の基準軸Zを含む、角のある点のない曲線の形を呈する場合には連続的に延びる、第2の側方部位に接触および/または接着によってのみ保持される。
第2の側方部位27以外の第1の部分3の表面は、好ましくは自由であり、サンドイッチのように介在しておらず、したがって接触のために直接アクセス可能である。本明細書において、「接触のために直接アクセス可能である」という用語は、あらゆる種類のカバー、例えばフィルムカバーがないこと、および/または例えばサンプルを配置するため、またはパンチによって部分を採取するために直接アクセス可能であることを意味する。よって、第1の部分3は、単層吸収性マトリックス2の第1の部分3を表す。
特に、収容する本体6の動作条件下では、第1の部分3および第2の部分4は、本体6の内側に配置され得る。本体6の「動作状態」とは、本体6の内側に少なくとも第1の部分3および第2の部分4が配置されている状態を意味する。特に、本体6の動作条件下では、第1の部分3および第2の部分4は、第1の部分3が、保存のための生物学的物質のサンプルの配置のために、または生物学的物質のサンプルを採取するために準備ができており、第2の部分4が、サンプル採取装置を清掃する準備ができているように、収容する本体6の内側に適切に配置される。第1の部分3および第2の部分4は、別個であってもよく、および/または支持体1、特に本体6に個別に適用されてもよい。
図3に示され、図4および図5にさらに詳細に示されるように、支持体1の好ましい非限定的な実施形態は、互いに結合された上部部分10および下部部分11を有する本体6を備えることができ、特に、第3の基準軸Zによって特定される方向に沿って、上部部分10は下部部分11に並置される、または重ねられる。上部部分10および下部部分11はそれぞれ、第3の基準軸Zによって特定される方向に平行な方向で測定されるそれぞれの厚さ17、18を有する。より好ましくは、本体6の上部部分10および下部部分11は、以下でより詳細に説明する成形または共成形またはオーバーモールドプロセスの後に、一体的におよび/または分離不可能に互いに結合されて作られる。
吸収性マトリックス2の第2の部分3は、第3の基準軸Zによって特定される方向に平行な方向に測定されるそれ自体の厚さ16を有する。特に、厚さ16は、上部部分10および下部部分11の厚さの和よりも小さく、よって、吸収性マトリックス2の第2の部分3の第1および第2の表面8、9に対して、本体6は、厚さが不連続性な少なくとも第1のプロファイルを有し、特に、添付の図面に表される実施形態によれば、厚さが不連続な第1および第2のプロファイル24、25を有し、第1および第2のプロファイル24、25のそれぞれが第1の高さ14および第2の高さ15をそれぞれ有し、高さは両方とも、上述の第3の基準軸Zによって特定される方向に平行な方向に沿って測定される。
特に、吸収性マトリックス2の第1の部分3の厚さ16は、好ましくは約0.6mmであり、より一般的には[0.4~0.8]mmの範囲に含まれることが見出された。この厚さは、抵抗と液体または流体を吸収する能力との間の最良の妥協点を備えたものであることが見出されている。このため、吸収性マトリックス2の第1の部分は、薄くて可撓性の非重量支承材料の一部として定義可能である。本開示の目的のために、「非重量支承」とは、特に先に定義された厚さの特定の構成において、実質的に完全に可撓性または柔軟であるため、それ自体またはさらなる材料および/もしくは層のための支持体として機能するような特性を持たない、そのように構成されていない材料を意味する。
第2の部分4および/またはそれ以降の部分が実際に製造された特定の実施形態に存在する場合、また特に、前記少なくとも第2の部分4も第1の実施形態のように吸収性マトリックス2で作られている場合、第1の部分3における上述の厚さ測定値は、上述の少なくとも第2の部分4にも適用可能である。
本出願人はさらに、厚さが不連続な第1および第2のプロファイル24、25が、吸収性マトリックス2のそれぞれの第1の部分3が互いに接触することなく複数の支持体1を積み重ねることを可能にするのに有用であることを見出した。厚さが不連続な第1および第2のプロファイルのうちの1つだけが存在することは、吸収性マトリックス2のそれぞれの第1の部分3が互いに接触することなく複数の支持体1を積み重ねることを可能にするのに十分であり得るが、厚さが不連続性な第1および第2のプロファイルが存在することにより、より大きなマージンが確保され、吸収された液体または流体の重量に起因して吸収性マトリックス2が屈曲する場合にも、吸収性マトリックス2の2つ以上の第1の部分3の間の非接触による相互汚染のリスクが軽減される。この解決策はまた、支持体1を積み重ねることができるラックの壁による吸収性マトリックス2の第1の部分3の汚染のリスクを低減することを可能にする。
十分な頑丈さの支持体を得ることができるようにするために、支持体6の全体の厚さ、したがって上部部分10と下部部分11との厚さ17、18の和は、好ましくは少なくとも1mmに等しく、好ましくは1.2mm~1.4mmの範囲に含まれ、より好ましくは1.3mmに実質的に等しい。図4および図5には、上部部分10の厚さが下部部分11の厚さに等しい実施形態が示されており、例えば、支持体6の全体の厚さが1.2mmに等しい場合、各部分は0.6mmに等しい厚さを有する。しかしながら、下部部分11の厚さとは異なる厚さを有する上部部分10を有することが可能である。
好ましくは、限定するものではないが、寸法比は、実質的に、1:1.25(例えば、本体6の厚さが1mmに等しく、少なくとも第1の部分3の厚さが0.8mmに等しい)と、1:3.5(例えば、本体6の厚さが1.4mmに等しく、少なくとも第1の部分3の厚さが0.4mmに等しい)または1:5(例えば、本体6の厚さが1.5mmに等しく、少なくとも第1の部分3の厚さが0.3mmに等しい)との間の範囲に含まれる。
支持体1の本体6は、好ましくは、限定するものではないが、プラスチック材料で作られ、さらにより好ましくは、成形または共成形またはオーバーモールドされやすい材料で作られる。成形、共成形、またはオーバーモールドプロセスの後、支持体1の本体6は、一体または単一の本体の構造を呈し、本体が作られるプラスチック材料は、分離不可能に結合され、連続的および/または途切れることなく、特に、Z軸に実質的に平行な方向に沿って、すなわち、本体6の厚さ、特に厚さ全体を通って広がる。好ましい実施形態では、本体6は単一片で作られる。プラスチック材料は、好ましくは、例えば100%の結晶ポリスチレンである。成形または共成形に適したプラスチック材料の非限定的な例は、ポリプロピレンを含むポリオレフィンプラスチック材料、またはポリ塩化ビニルを含むビニルプラスチック材料、またはポリカーボネートまたはポリエチレンを含むスチレンもしくはポリエステル系のプラスチック材料である。好ましくは、限定するものではないが、特にセルロース製の場合、吸収性マトリックス2との化学的相互作用の特性が低いプラスチック材料が使用される。これにより、好適には、特に長期の保管後であっても、とりわけ、第1の部分3に汚染物質をできるだけ残さないことが可能になる。
本出願人の指摘によれば、特に、使用中に生物学的サンプルを収容するのに適している、第1の部分3と、従属的に、少なくとも第2の部分4とにおいて、支持体1の製造プロセスにおいて本体6のプラスチック材料と少なくとも吸収性マトリックス2の一部であるセルロースとの間の相互作用がないことが重要であり、この理由で、上述のプラスチック材料の中でも、吸収性マトリックス2との化学的相互作用が少ないことと組み合わせて、低い成形温度、特に吸収性マトリックス2が劣化または損傷を受ける温度以下である成形温度も有するプラスチック材料を選択することが推奨され得る。プラスチック材料の成形温度が低いと、吸収性マトリックス2の化学的特性が広範囲に変化するリスクが軽減され、これは、特に接合領域では、吸収性マトリックス2の加熱が少なくなるためである。特に、ポリ塩化ビニルが選択されたプラスチック材料である場合、150°Cから開始して最大200°C~210°Cまでの温度で正しい成形操作を達成できることが見出されている。
図6は、支持体1の代替的な実施形態を示している。この代替的な実施形態では、上述の要素に加えて、支持体1の本体は、好ましくは、限定するものではないが、本体6の上面または第1の表面8上に表される、本体に一体化された一意の識別コード30を有することができる。より具体的には、一意の識別コード30は、好ましくは消えないインクを塗布することによって、または、例えばレーザによって刻印することによって表すことができる。この機能のおかげで、各支持体1に番号を付けたり、各支持体を他の支持体と明確に区別したりでき、これは、正確にどの支持体1がどれだけの数様々な顧客の間に分散されているかを正確に追跡できるために支持体1の製造業者と、ユーザとの両方に利益をもたらし得る。後者は、好適には、それらの様々な支持体の中から自由に、関心のあるものを正確に選択する可能性を有する。例えば、一意の識別コード30は、バーコードもしくはQRコード(登録商標)、またはグラフィック表現による任意のさらなる既知のコードの形で作ることができる。
図6に示すように、支持体1には、同様に、無線周波数識別チップ31が設けられ得る。無線周波数識別チップ31は、好ましくは、本体6の内側に導入され、さらにより好ましくは、その内部に埋め込まれ、それにより、その一部は、支持体のプロファイルの外側に突出しない。無線周波数識別チップ31は、セミアクティブ型またはパッシブ型のものとすることができ、後者の代替が好ましい。パッシブタイプの無線周波数識別チップ31の使用により、バッテリーの存在を完全に回避することができ、したがって、チップが永続的な電源からのエネルギーに依存しないようにできる。
不揮発性タイプのメモリは、無線周波数識別チップ31内、より好ましくは、限定するものではないが、少なくとも1つの変更不可能な、すなわち書き換え不可能な部分を有する無線周波数識別チップ31内に好都合に収容することができ、本体6上に表された、または表され得る一意の識別コードは、好ましくは、その部分内に記憶される。無線周波数識別チップの内側に一意の識別コードを記憶することにより、好適には、遠隔読み取りによって、特に本体6の上面または第1の表面8に直接アクセスすることなく、どの支持体1がどれだけの数、特定のユーザまたは特定の顧客に所有されているかを確認できる。これにより、好適には、貯蔵室に積み重ねられたり閉じられたりしても、支持体1を読み取ることができるという利点がある。メモリのさらなる部分は、その中に関心のあるデータ、好ましくは吸収性マトリックス2に収容される生物学的サンプルに関するデータを記憶するために、ユーザによって書き込み可能であり得る。
無線周波数識別チップ31は、好ましくは、例えば、所定の周波数、非限定的な例として、134kHzまたは13.56MHzで動作することができるRFIDチップである。好都合にも、13.56MHzの周波数を使用すると、特にアクセスプロトコルがISO14443または15693規格に準拠している場合、無線周波数識別チップを最大10cm(ISO14443)または1m(ISO15693)の範囲で遠隔で読み取ることができる。無線周波数識別チップを読み取るための最大範囲の制限は、好適には、悪意のある人が、彼らに属さない、支持体1に含まれるデータを遠隔で読み取ることができないようにできる。無線周波数識別チップ31のメモリに含まれる電子データの読み取りの安全性を高めるために、電子データを暗号化することも同様に可能である。
さらに、支持体1は、正しい操作を識別するための識別プロファイルを備えることができる。好ましく非限定的な態様では、図6に示される正しい操作を識別するための識別プロファイル32は、好ましくは、限定するものではないが、本体6の周縁に、または実質的に本体6の周縁に配置される。正しい操作を識別するための識別プロファイル32は、好適には、非対称の側方周縁を備えることができ、特に、側面7に傾斜した角部を有する支持体1の実施形態が図6に示されている。正しい操作を識別するための識別プロファイル32は、機械的および/または光学的止め具プロファイルとして好都合に使用可能である。より具体的には、本出願人は、正しい操作を識別するための識別プロファイルが、支持体1を操作するための自動装置に存在する機械的止め具によって「読み取られ」得る、および/または同じ支持体1を読み取るための光学的手段によって自動的に認識され得ることを見出した。
最後に、支持体1は、上面または第1の表面8に配置されたスペーサ34を備えることができ、並べて配置されるか、または第3の基準軸Zによって特定される方向に積み重ねられる支持体1のさらなる表面および/または部分から、同じ表面、したがって少なくとも第1の部分3も、さらに分離できるようにするのに適している。好ましい非限定的な実施形態では、スペーサ34は、ドーム形状を呈する。好ましくは、限定するものではないが、スペーサ34は、本体6の上面8または下面9のいずれかに代替的に配置され、スペーサを本体6の1つの面のみに配置することにより、特に、複数の支持体1が第3の基準軸Zによって特定される方向に沿って積み重ねられる場合に、スペーサ34が相互に接触し、したがって支持体1のずれにつながる可能性を防ぐ。あるいは、スペーサ34を本体6の上面8および下面9の両方に配置することができるが、そのような構成では、上面8上にあるスペーサ34と、下面9にあるスペーサ34とを、第3の基準軸Zによって特定される方向に整列させないことが推奨される。
本開示が関連する支持体1の製造は、以下に記載されるプロセスに従う。
図7および図8に示されるように、支持体1を製造するための製造プロセスの第1のステップは、プラスチック材料で作られた基部または下部部分11を作るステップと、その内部の所定の領域において少なくとも第1の貫通開口部13を形成するステップであって、吸収性マトリックス2の第1の部分3が所定の領域に後に配置される、ステップと、を含み得る。支持体1を製造するための製造プロセスのさらなるステップは、特定の使用において考えられるように支持体1に存在する場合、第2の部分4および/または第3の部分5が配置される所定の領域に複数の座部13を作るステップを含み得る。よって、これらの手順は任意であり、支持体1に含まれる部分の数によって異なる。特に、図8は、第1の部分3および第2の部分4を含むように構成された支持体1の実施形態のためのプロセスのこのステップを示し、したがって、座部13の数は2に等しい。図6の実施形態の場合、3つの座部13がある。
第1の部分3、第2の部分4、および/または第3の部分5のための座部13は、互いに分離するように作られ、したがって、本体6の一部が保護間隔12として機能することを可能にする。好ましくは、限定するものではないが、保護間隔は2mm以上であり、好ましくは4mm以上である。このようにして、第2の部分4および/または第3の部分5はまた、部分自体の、部分的、不正確、および/または不精密な配置の場合にも相互汚染を回避するために互いに分離される。
続いて、吸収性マトリックス2は、吸収性マトリックス2の第1の部分3を配置するために所定の領域の貫通開口部13の上に配置され、保持装置によって保持される。あるいは、吸収性マトリックス2は、下部部分11の上面21と重なるその周辺領域26を接着することによって保持され得る。好適には、この重なりを可能にするために、吸収性マトリックス2は、最初に切断されるか、いずれの場合でも、それぞれの貫通開口部13の寸法を超えるように製造される。図9は、第1の部分3および第2の部分4を含む支持体1の実施形態のこのステップを示している。この場合、第2の部分4も、保持装置によって保持されるか、あるいは、下部部分11の上面21と重なるその周辺領域に接着される。
支持体1を製造するための製造プロセスは、続いて、吸収性マトリックス2の少なくとも第1の部分3および本体6の下部部分によって形成される組立体上に本体6の上部部分10を配置するステップを含む。より詳細には、配置するステップは、本体6の下部部分11によって形成された支持体上にプラスチック材料を成形または共成形またはオーバーモールドするステップを含む。本開示の目的のために、「成形」とは、射出成形、圧縮成形、回転成形、または目的に適した別の技法を含むことができる技法を意味し、好ましくは、特に冷却されると、モノリシックに作成されたものとして定義でき、および/または「モノリシック」として定義でき、軸Zに沿って継ぎ目なく伸びる構造の定義に至る少なくとも機械的結合によって分離不可能に上部部分10と下部部分11とを接合するために、射出成形である。
図10に概略的に示されているこのステップを通じて、本体6の上部部分10は、特に少なくともその第2の側方部位27と接触することによって、吸収性マトリックスの第1の部分3によって特定される領域の周りに少なくとも配置または成形される。本体6の上部部分10が、第1の部分3の第2の側方部位27と接触するように配置または成形される場合、第2の側方部位27は、第1の部分3自体の貫通開口部の位置における接触および保持の領域になる。したがって、本体6、特に貫通孔内における第1の部分3の固定が最適化され、吸収性マトリックスの第1の部分3が本体に対して動く、または本体から分離されるリスクは、事前に製造および/または機械的相互作用によって、例えば互いに対してその突出部分を挿入することによって接合された2つのパネルの間に吸収性マトリックスが介在している結合解決策と比較して大幅に減少する。
図11は、本体6の下部部分11によって形成された支持体上にプラスチック材料を成形または共成形することによって本体6の上部部分10を配置するステップの変形形態を示している。この変形形態では、本体6の上部部分10は、吸収性マトリックス2の第1の部分3と少なくとも部分的に重なり、したがって、第1の部分3の第2の側方部位27と第1の部分3の上面の一部との両方を含む接触領域を規定する。この構成は、好適には、第3の基準軸Zによって特定される方向に沿って、双方向で少なくとも吸収性マトリックス2の第1の部分3を保持することができる本体6を製造することを可能にする。これにより、使用中に、特にパンチング後に、第1の部分3が本体6から外れるリスクを低減することが可能になる。
支持体1を製造するための製造プロセスのさらなる代替策は、図12および図13に記載されている。このさらなる代替策において、プロセスの第1のステップは、所定の形状に従って吸収性マトリックス2の一部を切断するステップを含み、その後、吸収性マトリックス2の一部は、型の内側の保持装置100に配置される。
続いて、プラスチック材料は、少なくとも保持装置100によって保持された吸収性材料2の部分の周りに成形または共成形またはオーバーモールドされる。特に、保持装置100は、第2の側方部位のみを露出したままにするように吸収性マトリックス2の一部を保持することができる。この態様によれば、プラスチック材料は、成形または共成形またはオーバーモールドされると、少なくとも吸収性マトリックス2の部分の第2の側方部位27と接触する。したがって、上述の第1および第2の基準軸X、Yによって特定される平面に沿った保持装置100の寸法は、それぞれ、第1の部分3および第2の部分4のとる寸法に等しい。この場合、図12および図13の変形形態に示されているように、吸収性マトリックス2の第1の部分3は、実質的に第3の基準軸Zに沿って向けられているその側面のみによって保持される。
特に、図12および図13は、支持体1が第1の部分3および第2の部分4を備える実施形態を示している。第2の部分4は、第2の保持装置100によって、好都合には、吸収性マトリックス2の部分を保持するために使用される保持装置100と同じ構成で保持される。
プラスチック材料は、その後、型200内で成形または共成形またはオーバーモールドされ、空洞201、202、203によって以前に占められていた空間を満たし、これにより本体6を形成する。
上記の支持体1を製造するための製造プロセスの変形形態が図14および図15に示されている。このさらなる代替策において、プロセスの第1のステップは、所定の形状に従って吸収性マトリックス2の一部を切断するステップを含み、その後、吸収性マトリックス2の一部は、型の内側の保持装置100に配置される。
続いて、プラスチック材料は、少なくとも保持装置100によって保持された吸収性マトリックス2の第1の部分3の周りに成形または共成形またはオーバーモールドされる。特に、保持装置100は、第2の側方部位のみを露出したままにするように吸収性マトリックス2の一部を保持することができる。この態様によれば、プラスチック材料は、成形または共成形またはオーバーモールドされると、吸収性マトリックス2の部分の第2の側方部位27、およびその下面および上面の一部と接触する。特に、図14および図15は、支持体1が第1の部分3および第2の部分4を備える実施形態を示している。第2の部分4は、第2の保持装置100によって、好都合には、吸収性マトリックス2の部分を保持するために使用される保持装置100と同じ構成で保持される。したがって、上述の第1および第2の基準軸X、Yによって特定される平面に沿った保持装置100の寸法は、それぞれ、第1の部分3および第2の部分4のとる寸法により小さい。この構成は、好適には、上述の厚さが不連続な第1および第2のプロファイルを形成することを可能にし、これにより、第1および第2の部分4は、それらの側面7によるだけでなく、第3の基準軸Zによって特定される方向に平行な方向にも保持される。
プラスチック材料は、続いて型200内で成形または共成形またはオーバーモールドされ、空洞201、202、203によって以前に占められていた空間を満たし、それにより本体6を単一片に形成し、それにより図16のような生物学的物質のための支持体1を得、この支持体1は、図5に示す支持体1と同じ機能を有するが、この場合、本体6の上部部分および下部部分が本体6の単一の部分で置き換えられている点が異なり、この厚さは、上述の部分の厚さの和によって実質的に求められる。
これまでに説明した製造プロセスのすべての変形形態について、製造者が特定のプラスチック材料を選択する場合、製造プロセスのステップは、プラスチック材料を正しく成形できる温度または温度の範囲を特定するステップと、上述の温度範囲内で、その後上述の温度でプラスチック材料の加熱に進むために、上述の温度範囲における温度の中の最小値または実質的に最小値を選択するように進むステップと、を含み得る。この態様のおかげで、吸収性マトリックス2の一部であるセルロースの変化を最小化することができる。
支持体1を製造するための製造プロセスにおいて、一意の識別コード30を備えた実施形態を得ることが望まれる場合、一意の識別番号を特定の支持体1に割り当てるステップ、好ましくは電子的なステップが実行され、その後、一意の識別番号を、後で紙の本体6に移される視覚的なコードに変換するステップが続く。本出願人は、特にレーザによって移される場合、上述のレーザの使用による汚染または変質を回避するために、一意の識別コード30と少なくとも吸収性マトリックス2の第1の部分3との間に少なくとも2~3mmに等しい所定の距離を維持することが推奨されることを見出した。
本出願人はさらに、プラスチック材料、特に本体6の製造について上述したプラスチック材料が、温度に応じて寸法が変化することを見出した。特に、本出願人は、プラスチックの線熱膨張率が、通常、0.014~0.2mm/m/℃の範囲であることを見出した。本出願人は、吸収性マトリックス2への悪影響を軽減し、可能であれば減らすことを目的として、プラスチック材料のこの線熱膨張率を考慮に入れた製造プロセスを考え出した。この態様は、成形または共成形またはオーバーモールドするステップが、プラスチックが成形または共成形またはオーバーモールドされたときと、冷却されたプラスチックが支持体1を使用の準備ができている状態にしたときとの間で温度がかなり変化するという事実によって区別されるステップであるために気がついた。温度変化は、実質的に約80℃以上になり得る。冷却に向かう温度変化により、本体6で得られる影響は、第1および/または第2および/または第3の基準軸X、Y、Zに沿った全体の寸法の減少と同時に、吸収性マトリックス2の少なくとも第1の部分3の貫通開口部13、および、もしあれば、さらなる部分4、5におけるサイズの増加である。
特に、本出願人は、特に、高い熱膨張率を有するプラスチックが使用される場合、プラスチックの収縮が、吸収性マトリックス2の破損、または本体6とのその接触領域からの脱落を引き起こし得ることを見出した。吸収性マトリックス2の厚さ16が減少すると、特に第1の基準軸Xおよび/または第2の基準軸Yに沿って引っ張られるために、裂けることによって特に破損しやすくなり、マトリックス2は実質的に安定したサイズを有する、すなわちそれはほとんど弾性を持たないため、裂けることにより特に破壊されやすい。このため、本出願人は、好適には、吸収性マトリックス2の位置に設けられた本体6の寸法変化、特に伸長または収縮を補償するための手段を着想した。
本出願人は同様に、吸収性マトリックス2の第1の部分3が、特に第1の基準軸Xおよび/または第2の基準軸Yに沿って、特に生物学的物質のサンプルが配置される場合、伸長または収縮による変化の現象に曝される可能性があることを見出した。
上記の問題を解決するための第1の代替策は、プラスチック材料が保持装置100によって保持される吸収性マトリックス2の少なくとも第1の部分の周りに成形または共成形またはオーバーモールドされる前に、吸収性マトリックス2の部分を柔軟なままにしておくことであり、その結果、プラスチック材料の冷却後、その熱収縮により、吸収性マトリックス2が引っ張られて、それぞれが第1および第2の基準軸X、Yで特定される第1および第2の方向を含む、それぞれ上および下である第1および第2の面28、29が平行平面に置かれる、ほぼ平面の構成になる。第1の代替策は、本体6が第1の下部部分11をまず形成した後に第2の上部部分10を形成することにより作られ、第1の下部部分11と第2の上部部分10とが第3の基準軸Zによって特定される方向に互いに重なり合う場合と、本体6が単一の要素の形で作られる場合と両方の場合に適用可能である。
上記の問題を解決するための第2の代替策は、プラスチック材料が、少なくとも保持装置100によって保持される吸収性マトリックス2の第1の部分の周りに成形または共成形またはオーバーモールドされる前に、後に吸収性マトリックス2の第1の部分3の貫通開口部13のサイズが変化する、本体6のプラスチック材料の熱膨張または収縮を伸長および収縮の両方で補償するのに適した吸収性マトリックス2のための第3の部位22を定義することにある。この第2の代替策は、図17および図18に概略的に示されている。第2の代替策は、第3の基準軸Zによって特定される方向で互いに重なり合う、第1の下部部分11を最初に、その後第2の上部部分10を形成することによって本体6が作製される場合、および本体6が単一の要素の形で作られている場合の両方の場合に適用可能である。
図17で見出され得るように、第3の部位22は、特に吸収性マトリックス2の表面の平面X、Yに沿った起伏を備える。起伏は、好ましいが非限定的な実施形態では、吸収性マトリックス2の周縁に近接して形成され、より具体的には、吸収性マトリックス2の周縁全体にわたって延びる。第3の部位22の存在によって特徴付けられない吸収性マトリックス2の部分は、実質的に平面であり、特に、第1の基準軸Xおよび第2の基準軸Yによって特定される平面に平行な平面に沿って向けられる。
第3の部位22は、成形後のプラスチック材料の冷却によって引き起こされる本体6のサイズの収縮段階中に伸び、起伏は、吸収性マトリックス2の自由表面全体が平面X、Yと平行または実質的に平行の状態になるまで、幅が徐々に減少する。よって、第3の部位22は、本体6の熱収縮による、吸収性マトリックス2の第1の部分3の貫通開口部13の寸法の膨張を補償するのに適した、より大きな伸長の少なくとも第1の使用構成と、熱か別の性質かを問わず本体6の膨張または収縮による、吸収性マトリックス2の第1の部分3の貫通開口部13の寸法の収縮を補償するのに適した、より小さな伸長またはより大きな曲げの少なくとも第2の使用構成と、を有する。
図18に示すように、第3の部位22を製造するために、吸収性マトリックス2と接触する表面が成形されたプロファイル101を有する保持装置100と、吸収性マトリックス2と接触する表面がプロファイル101の形状と一致する形状の陥凹部102を有する、前者と反対の保持装置100と、を使用することができる。換言すれば、吸収性マトリックス2を型内に保持するステップは、例えば、プラスチック材料を型に導入するステップの前に、第3の部位22を作成するために、表面の形状が一致する2つの保持装置100の間に吸収性マトリックス2を配置するステップを含み得る。
支持体1を製造するための製造プロセスは、続いて、吸収性マトリックス2の少なくとも第1の部分3を本体6上に固定するために、プラスチック材料を型に導入するステップを含み、このステップの後、型200内のプラスチック材料を冷却するステップが、吸収性マトリックス2の少なくとも第1の部分3に影響を与える貫通開口部13の寸法の変化を含む、本体6の寸法の収縮を引き起こし、吸収性マトリックスの第3の部位22の結果として生じる伸長、特に少なくとも部分的な伸長を伴う。
本出願人は、例えば本体6の寸法の変化によりその表面が伸長または収縮し得る第3の部位22の存在が、好適には、厚さの不連続な第1および第2のプロファイル24、25を超える可能性があり、その結果、吸収性マトリックス2が、第3の部位22が存在しない場合には、汚染の可能性のある材料または本体と接触する可能性がある、吸収性マトリックス2の湾曲を回避することを見出した。このため、第3の部位22は、特に支持体1が、生物学的サンプルを採取するか、またはそれを処理するステップにおいて、典型的な周囲温度以外の温度での特定の冷却または加熱操作に曝された場合に、吸収性マトリックス2が汚染の可能性のある材料または本体と偶発的に接触するリスクを減らすことが望ましい最適な解決策を表している。
本開示はさらに、生物学的物質のサンプルを採取および/または分析するための装置に関する。装置は、生物学的物質のサンプルを採取するための位置にそれを配置するために、上述の実施形態のいずれかにおいて支持体1をしっかりと把持するように構成された少なくとも1つの装置を含む。生物学的物質のサンプルを採取および/または分析するための装置は、特に、生物学的物質のサンプルが以前に配置された吸収性マトリックス2の少なくとも第1の部分3の上にそのパンチを配置するように構成される。具体的には、第1の動作構成では、パンチは、好ましくは第3の基準軸Zに実質的に平行な方向で吸収性マトリックス2と接触し、特に穿孔する。前記穿孔の後に、第1の部分3の吸収性マトリックス2の一部が取り出され、これは、後に、本出願の主題ではないためここでは説明されない技法によって検査される。
特定の実施形態では、生物学的物質のサンプルを採取および/または分析するための装置は、無線周波数識別チップ31を読み取るように特に考えられたアンテナを備えた無線周波数ステージに電気的に接続された処理ユニットをさらに備えることができる。データ処理ユニットは、上述のプロセスの1つまたは複数の部分を実行するためにソフトウェアまたはファームウェアプログラムを介して特に構成された汎用プロセッサ、または本開示による方法またはプロセスの動作の少なくとも一部を実行するように特にプログラムされたASICまたは専用プロセッサとすることができる。
生物学的物質のサンプルを採取するステップの前に、生物学的物質のサンプルを採取および/または分析するための装置は、好ましくは、パンチが第2の部分4の上方に配置される第2の動作構成にそれ自体を設定するように構成され、生物学的物質のサンプルが採取される前に、パンチの少なくとも一部が清掃される。特に、パンチは、好ましくは第3の基準軸によって特定される方向に実質的に平行な方向に沿った第2の部分4の穿孔によって清掃される。パンチは、第2の動作構成に配置された後、分析を受ける生物学的物質のサンプルを支持体1から抽出するために、第1の動作構成に入る。本発明は、生物学的物質のサンプルを保存するのに適した吸収性マトリックスの部分の汚染を回避することを可能にする。本発明は、サンプル採取装置のより簡素かつより迅速な清掃を可能にする。本発明はさらに、支持体の望ましくない曲がりを回避し、支持体自体の効率的な自動操作を可能にするように最適な剛性を有する生物学的サンプルの支持体を提供し、それにより生物学的サンプルの望ましくない汚染を防止することを可能にする。本発明はさらに、使用するのに便利であり、容易に実施可能であり、製造するのが簡素かつ経済的である。
最後に、本発明の支持体は、添付の特許請求の範囲によって提供される保護の範囲を超えることなく、当業者には明らかである修正または追加を経ることができることは明らかである。本開示の主題は、図面に示される実施形態に限定されない。したがって、特許請求の範囲で言及されているいくつかの特徴の後に参照番号または記号が続く場合、そのような番号または記号は、特許請求の範囲の了解度を高める目的でのみ含まれ、その保護の範囲を限定するものではないことを理解されたい。

Claims (11)

  1. 生物学的物質のサンプルを保存するための支持体(1)であって、前記支持体(1)が、
    成形または共成形またはオーバーモールドされたプラスチック材料の単一の部品で作られ、少なくとも第1の貫通開口部(13)を備える、実質的に硬質な本体(6)と、
    好ましくはセルロースを含む材料で作られ、生物学的物質のサンプルの保存に適し、かつ保存を目的とする吸収性マトリックス(2)の少なくとも第1の部分(3)とを少なくとも備え、前記吸収性マトリックスの前記第1の部分(3)が、前記第1の貫通開口部(13)内の所定の位置に固定および保持されており、
    前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)が、前記第1の貫通開口部(13)の内側に掛け渡された、前記本体(6)による支持を伴わない少なくとも第1の部位(28、29)を有し、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)の前記第1の部位(28、29)が、接触のために直接アクセス可能であり、
    前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)には、前記本体(6)に拘束され、前記本体(6)に挿入され、前記本体(6)によって囲まれる、第2の側方部位(27)が設けられており、前記本体(6)が、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)の前記第2の側方部位(27)にプラスチック材料を成形または共成形またはオーバーモールドすることによって単一の部品で作られている、支持体(1)。
  2. 前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)が、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)の前記第2の側方部位と前記本体(6)との間の少なくとも取り付け、接触、および/または接着により、前記第1の貫通開口部(13)内の所定の位置に保持されている、請求項1に記載の支持体(1)。
  3. 好ましくはセルロースを含む材料で作られる、前記吸収性マトリックス(2)の少なくとも第2の部分(4)、または前記第1の部分(3)から生物学的物質のサンプルを採取するのに適したパンチの切断ヘッド用の清掃領域に適し、前記清掃領域の構築のために構成され、構築を目的とする、パンチの前記切断ヘッドを清掃するのに適した材料の第2の部分(4)をさらに備え、前記本体(6)が、前記第1の貫通開口部(13)とは異なる第2の貫通開口部(13’)をさらに有し、前記第2の部分(4)が、前記第2の貫通開口部(13’)の内側の所定の位置に固定および保持されており、前記吸収性マトリックスの前記第2の部分(4)が、前記第2の貫通開口部(13’)の内側に掛け渡された、前記本体(6)による支持を伴わない少なくとも第1の部位を有し、前記第2の部分の前記第1の部位が、接触のために直接アクセス可能であり、前記吸収性マトリックスの前記第2の部分(4)が、前記本体(6)に拘束される、かつ/または前記本体(6)に接触および/もしくは接着される、かつ/または前記本体(6)に挿入され、前記本体(6)によって囲まれる、第2の側方部位をさらに有する、請求項1または2に記載の支持体(1)。
  4. 前記本体(6)が、前記吸収性マトリックスの前記第2の部分(4)の前記第2の側方部位にプラスチック材料を成形または共成形またはオーバーモールドすることによって作られている、請求項3に記載の支持体(1)。
  5. 前記吸収性マトリックス(2)の少なくとも前記第1の部分(3)が、前記第1の貫通開口部(13)における前記本体(6)の対応する厚さ(19、20)よりも小さい厚さ(16)を有し、前記本体(6)の前記厚さが、1.0mm以上であり、より好ましくは1.2mm~1.4mmの範囲に含まれ、かつ/もしくは3.0mm以下であり、より好ましくは2.0mmである、かつ/または、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)の前記厚さが、0.2mm以上もしくは0.4mm以上であり、より好ましくは0.5mmもしくは0.6mmであり、かつ/もしくは1mm以下であり、より好ましくは0.8mmである、請求項1~4のいずれか一項に記載の支持体(1)。
  6. 前記本体(6)が、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)に近接する領域において厚さが不連続な第1のプロファイル(24)を少なくとも有する、もしくは
    前記本体(6)が、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)に近接する領域において厚さが不連続な第1のプロファイル(24)と厚さが不連続な第2のプロファイル(25)とを少なくとも有する、かつ/または
    前記本体(6)の一部が、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)の第1の面もしくは表面(28)の一部および第2の面もしくは表面(29)の一部と重なっており、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)と重なる前記本体(6)の部分が、前記本体(6)に対する、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)の軸方向の移動を阻止する止め具を形成している、請求項1~5のいずれか一項に記載の支持体(1)。
  7. 前記本体(6)が、第1の基準軸(X)および第2の基準軸(Y)によってそれぞれ特定される第1の方向および第2の方向に沿って主に広がり、上面(8)と、前記上面(8)とは反対側を向いた下面(9)とを特定する、実質的に平面の本体であり、前記第1の貫通開口部(13)および前記第2の貫通開口部(13’)が、前記第1の基準軸(X)に直交する第3の基準軸(Z)によって特定される方向に実質的に沿って延びており、前記吸収性マトリックスの前記第1の部分(3)が、前記上面(8)および/もしくは前記下面(9)と実質的に平行な第1の面(28)と第2の面(29)とを有する、かつ/または、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)の前記第1の部位の前記第1の面(28)および前記第2の面(29)が、接触のために直接アクセス可能である、かつ/または、前記本体(6)が平坦な構造および/もしくはカード形状を有する、請求項3、4、または請求項3を直接もしくは間接的に引用する場合の請求項5もしくは6に記載の支持体(1)。
  8. 前記本体(6)内に組み込まれ、電子データを含むのに適した少なくとも1つのメモリを備える少なくとも1つの無線周波数識別チップ(31)であって、前記メモリが、好ましくは、場合により、少なくとも1つの書き換え不可能な部分を備える、少なくとも1つの無線周波数識別チップ(31)を備える、かつ/または、前記本体(6)の特定の向きを識別することを可能にするように設計され、マニピュレータ装置の光学式リーダおよび/もしくは機械的止め具によって読み取られるように構成された、正しい操作を識別するための少なくとも1つの識別プロファイル(32)を備え、かつ/または正しい操作を識別するための前記識別プロファイル(32)が、前記本体(6)の周縁に、もしくは実質的に前記本体(6)の周縁に配置されている、請求項1~7のいずれか一項に記載の支持体(1)。
  9. 前記吸収性マトリックス(2)の少なくとも前記第1の部分(3)には、前記本体(6)の前記プラスチック材料の熱もしくは別の性質の膨張もしくは収縮および/または前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)の収縮もしくは膨張を少なくとも補償するように構成された、少なくとも第3の湾曲または屈曲した部位(22)が設けられており、前記第3の部位(22)が、前記第1の部位(28、29)と前記本体(6)もしくは前記第2の側方部位(27)との間に介在しており、かつ/または前記本体(6)の近くにおいて前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部位(28、29)の周縁に実質的に配置されている、かつ/または、前記吸収性マトリックス(2)の前記第2の部分(4)にも、同等の湾曲または屈曲した第3の部位が設けられている、請求項3、4、または請求項3を直接もしくは間接的に引用する場合の請求項~8のいずれか一項に記載の支持体(1)。
  10. 生物学的物質のサンプルを保存するための支持体(1)を製造するための製造プロセスであって、前記プロセスが、
    生物学的物質のサンプルの保管に適し、かつ保管を目的とする吸収性マトリックス(2)の第1の部分(3)を、好ましくはセルロースを含む材料から、作成するステップと、
    前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)を型(200)に配置し、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)を前記型(200)の所定の位置に保持する、ステップと、
    前記型(200)の空の空間においてプラスチック材料を成形または共成形またはオーバーモールドするステップであって、その後に、単一の部品で作られた本体(6)が、前記吸収性マトリックスの前記第1の部分(3)を保持し、前記本体(6)には、少なくとも第1の貫通開口部(13)が設けられており、前記本体が、前記本体(6)に拘束され、前記本体(6)に挿入され、前記本体(6)によって囲まれる、前記第1の部分(3)の少なくとも第2の側方部位(27)において、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)に固定されており、前記第1の部分(3)が、前記第1の貫通開口部(13)の内側に掛け渡された、前記本体(6)による支持を伴わない第1の部位(28、29)を有し、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)の前記第1の部位(28、29)が、接触のために直接アクセス可能である、ステップと、
    を含み、
    プラスチック材料を成形または共成形またはオーバーモールドする前記ステップが、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)の前記第2の側方部位(27)にプラスチック材料を成形または共成形またはオーバーモールドすることを含む、製造プロセス。
  11. 成形する前記ステップの後、前記本体(6)が、第1の基準軸(X)および前記第1の基準軸に直交する第2の基準軸(Y)に沿ってそれぞれ定義された第1の方向および第2の方向に沿って広がる実質的に平面の形状を呈する、かつ/または、前記本体(6)が、前記第1の貫通開口部(13)において、前記第1の基準軸および前記第2の基準軸の両方に直交する第3の基準軸(Z)に沿って測定される厚さを有し、前記厚さが、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)の厚さよりも大きく、好ましくは少なくとも1mmに等しい、かつ/または、前記本体(6)が、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)に近接する領域において厚さが不連続な第1のプロファイル(24)を少なくとも有し、もしくは、場合により、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)の第1の面(28)における厚さが不連続な第1のプロファイル(24)と、前記吸収性マトリックス(2)の前記第1の部分(3)の第2の面(29)における厚さが不連続性な第2のプロファイル(25)とを有し、前記本体(6)が、実質的に、前記第1の面(28)と前記第2の面(29)とに少なくとも部分的に重なっている、請求項10に記載の製造プロセス。
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