JP7330363B2 - 空気調和システム - Google Patents

空気調和システム Download PDF

Info

Publication number
JP7330363B2
JP7330363B2 JP2022512904A JP2022512904A JP7330363B2 JP 7330363 B2 JP7330363 B2 JP 7330363B2 JP 2022512904 A JP2022512904 A JP 2022512904A JP 2022512904 A JP2022512904 A JP 2022512904A JP 7330363 B2 JP7330363 B2 JP 7330363B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
unit
indoor
command signal
leakage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022512904A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021199163A5 (ja
JPWO2021199163A1 (ja
Inventor
幸治 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2021199163A1 publication Critical patent/JPWO2021199163A1/ja
Publication of JPWO2021199163A5 publication Critical patent/JPWO2021199163A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7330363B2 publication Critical patent/JP7330363B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B49/00Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F25B49/02Arrangement or mounting of control or safety devices for compression type machines, plants or systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B13/00Compression machines, plants or systems, with reversible cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2313/00Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
    • F25B2313/023Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units
    • F25B2313/0233Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units in parallel arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本開示は、複数の室内機を有し、冷媒を循環させて空調を行う空気調和システムに関するものである。
近年、空気調和機に用いられる冷媒として、地球温暖化係数が高いR410Aに代えて、R32などの地球温暖化係数が小さな可燃性冷媒が提案されている。しかし、可燃性冷媒は、室内機の内部、または、室内機に接続された部位から漏洩する可能性がある。可燃性冷媒は、空気よりも比重が大きいものが多いため、漏洩すると室内の床周辺、または、室内機の内部等に滞留しやすくなり、且つ、拡散しにくい。
ここで、特許文献1には、室外機と複数の室内機とが通信可能に接続され、各室内機に、冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩センサーが設けられた空気調和システムについて記載されている。当該空気調和システムは、冷媒漏洩センサーが冷媒の漏洩を検知した場合には、運転を停止する。これにより、更なる冷媒の漏洩が抑制される。
特開2017-053509号公報
しかし、冷媒漏洩センサーを室内機に搭載する場合、以下のような問題が生じうる。まず、空気調和システムにおける冷媒漏洩センサーは、冷媒の種類を変更する場合、当該冷媒漏洩センサーの特性を変更する場合、または、経年劣化によって交換の必要性がある場合などにおいて、変更の必要がある。しかし、空気調和システムにおける室内機の数が多くなると、各室内機に対する冷媒漏洩センサーの変更作業の負担が大きくなる。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、冷媒漏洩センサーの変更作業の負担を低減する空気調和システムを提供することを目的とする。
本開示に係る空気調和システムは、冷媒を循環させる冷媒回路において、室外の空気と該冷媒との間で熱交換を行う室外機と、前記冷媒回路において、前記冷媒と室内の空気との間で熱交換を行って該室内の空調を行う、複数の室内機と、前記冷媒回路からの前記冷媒の漏洩を検知する1以上の冷媒漏洩センサーと、前記冷媒が漏洩した場合において前記複数の室内機への前記冷媒の流入を遮断する複数の遮断弁を筐体内に収容して含む1以上の遮断弁ユニットと、を有し、前記冷媒漏洩センサーは、前記室外機および前記複数の室内機とは別個に配置され、前記遮断弁ユニットは、前記遮断弁ユニットに含まれる複数の前記遮断弁を制御する情報処理部を含み、前記冷媒漏洩センサーは、前記室内において前記冷媒の漏洩を検知した場合には、該冷媒の漏洩を示す信号を前記情報処理部へ送信し、前記情報処理部は、各室内に設置された1以上の前記室内機への前記冷媒の流入を遮断する複数の前記遮断弁を制御し、前記室内における前記冷媒の漏洩を検知した前記冷媒漏洩センサーから、前記冷媒の漏洩を示す信号を受信した場合には、該室内における1以上の前記室内機に、前記冷媒が漏洩した場合において予め定められた動作を実行させるための指令信号を送信し、前記室内機は、前記冷媒の漏洩を報知する報知部と、前記報知部を制御する室内制御部と、を備え、前記室内制御部は、前記情報処理部から前記指令信号を受信した場合には、該指令信号に従って、前記冷媒の漏洩を報知するよう前記報知部を制御するものである。
本開示に係る空気調和システムによれば、1以上の冷媒漏洩センサーが室外機および室内機と別個に配置されていることにより、冷媒漏洩センサーの変更の際における室外機および室内機への作業の必要性がなくなり、冷媒漏洩センサーの変更作業の負担の低減を図ることができるようになる。
実施の形態に係る空気調和システムの一例を示す模式図である。 各部屋に1以上の室内機が設置された場合における空気調和システムの動作について説明するための模式図である。 室内において冷媒が検知された場合における1以上の室内機、室外機、および遮断弁ユニットによる処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 従来の空気調和システムの一例を示す模式図である。
以下、実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態.
図1は、実施の形態に係る空気調和システムの一例を示す模式図である。実施の形態に係る空気調和システム100は、室外機1、複数の室内機2、および1以上の遮断弁ユニット3を有する。室外機1と、複数の室内機2と、遮断弁ユニット3とは、内部に冷媒を流通させるための冷媒配管7を介して接続されている。これにより、室外機1と各室内機2には冷媒が循環する。このように冷媒が循環する回路を冷媒回路4と記載する。
冷媒は、室外機1に充填されるが、室外機1と接続される室内機2の数および冷媒配管7の長さ等により、更に追加される場合がある。このため、室外機1を充填する以上の量の冷媒が、冷媒回路4に封入される場合がある。
実施の形態における冷媒は、例えば、単一のHFO-1234yfによる冷媒、HFO-1234yfが混合された冷媒、または、プロパンのような炭化水素系冷媒等である。
室外機1は、圧縮機10、流路切替装置11、室外熱交換器12、室外送風機13、および室外流量調整弁14を備える。圧縮機10、流路切替装置11、室外熱交換器12、および室外流量調整弁14は、順次、冷媒配管7により接続されている。
圧縮機10は、吸入側から吸入された冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒として吐出側から吐出する。流路切替装置11は、例えば四方弁を含み、冷媒の流路の方向の切り換えを行う。流路切替装置11による冷媒の流路の切り換えによって、冷房と暖房との切り替えが行われる。図1において流路切替装置11における実線部分は、冷房運転時における冷媒の流路を示す。また、破線部分は、暖房運転時における冷媒の流路を示す。同様に、図1における実線で示される矢印は、冷房運転時において冷媒が流れていく方向を示し、破線で示される矢印は、暖房運転時において冷媒が流れていく方向を示す。
室外熱交換器12は、冷媒と室外の空気との間での熱交換を行う。室外熱交換器12は、冷房運転時には冷媒の凝縮器として機能し、暖房運転時には冷媒の蒸発器として機能する。室外送風機13は、不図示の例えばファンモータなどの駆動源によって駆動されるプロペラファンを含み、室外の空気を室外機1内の室外熱交換器12へ導き、冷媒と熱交換後の空気を室外へと送り出す。
室外流量調整弁14は、膨張弁とも呼ばれるものであり、開度の変化により、室外機1と室内機2との間を循環する冷媒の流量を調整したり、圧縮機10において圧縮された冷媒を減圧させたりする。実施の形態における室外流量調整弁14は、室内機2の運転状況によって開度が調整される。なお、室外流量調整弁14は、室外機1に代えて、後述する遮断弁ユニット3に設けられてもよい。あるいは、室外流量調整弁14は、室外機1および遮断弁ユニット3の各々に含まれてもよい。
室内機2は、室内熱交換器20、室内送風機21、室内流量調整弁22、報知部23、および室内制御部24を備える。なお、報知部23は、室内機2の、不図示のリモートコントローラに含まれていてもよい。
室内熱交換器20は、室外機1からの冷媒と室内の空気との間で熱交換を行う。室内熱交換器20は、室内送風機21によって室内から室内機2の内部へと送り込まれた空気と、冷媒とを熱交換させる。
室内送風機21は、不図示の例えばファンモータによって駆動されるプロペラファンを含み、室内の空気を室内機2内の室内熱交換器20へ導き、冷媒との間の熱交換後の空気を室内へと送り出す。室内流量調整弁22は、室外流量調整弁14と同様に、膨張弁とも呼ばれ、開度の変化により、室外機1と室内機2との間を循環する冷媒の流量を調整する。報知部23は、例えば、冷媒が漏洩した場合などにおいて、後述する室内制御部24の指示に従って報知を行う。
室内制御部24は、室内送風機21、室内流量調整弁22、および報知部23等を制御する。室内制御部24は、不図示のリモートコントローラから受信した指示に従って、利用者が所望する空調動作を、室外機1および室内機2等に行わせる。なお、以下では、室内制御部24が、利用者の所望する空調動作を行わせるために、室外機1と、当該室内制御部24を含む室内機2における他の構成要素とに送信する信号を、制御信号と記載する。
実施の形態における遮断弁ユニット3は、同じ室内における1以上の室内機2の各々を含む冷媒回路4に設けられるユニットである。当該遮断弁ユニット3は、冷媒回路4において室外機1と当該1以上の室内機2との間に設けられる。
遮断弁ユニット3は、複数の遮断弁30および情報処理部31を備える。実施の形態における遮断弁ユニット3は、複数の遮断弁30と情報処理部31とを筐体の内部に収容する。
遮断弁30は、室外機1と室内機2との間の冷媒回路4に設けられる。遮断弁30は、開動作によって、室外機1と室内機2との間の冷媒回路4において冷媒を流通させる。また遮断弁30は、閉動作によって、室外機1と室内機2との間の冷媒回路4における冷媒の流通を遮断する。実施の形態における遮断弁ユニット3は、室外機1と、1つの室内における1以上の室内機2と、の間に設けられる複数の遮断弁30を含むものとする。ただし、遮断弁ユニット3は、複数の室内における複数の室内機2と、室外機1との間に設けられる複数の遮断弁30を含むものであってもよい。
情報処理部31は、1以上の冷媒漏洩センサー5との間でデータの送受信を行う。なお、当該1以上の冷媒漏洩センサー5は、遮断弁ユニット3と接続されている1以上の室内機2と同室に設置されている。また、情報処理部31は、当該1以上の室内機2の各々における室内制御部24と通信し、室外機1と通信する。冷媒漏洩センサー5は、遮断弁ユニット3に含まれていてもよい。この場合には、当該遮断弁ユニット3は、当該1以上の室内機2と同室に設置される。なお、実施の形態では1つの室内に設置された室内機2および冷媒漏洩センサー5と、当該室内機2と室外機1との間に設けられた遮断弁30とは、1つのグループに纏められているものとする。そして、実施の形態では、1つのグループにおける遮断弁30が遮断弁ユニット3に収容されるものとする。
情報処理部31は、1以上の冷媒漏洩センサー5の各々と有線で通信するものでも無線で通信するものでもよい。なお、実施の形態では、情報処理部31は、室内制御部24および室外機1と無線通信を行うものとするが、有線通信を行うものであってもよい。
冷媒漏洩センサー5は、冷媒回路4から冷媒が漏洩する事象が発生した場合において、当該事象の発生を検知するセンサーである。冷媒漏洩センサー5としては、例えば、酸素濃度式および可燃性ガス検知式等のセンサーが挙げられる。
情報処理部31は、冷媒漏洩センサー5が冷媒の漏洩を検知した場合において、当該冷媒漏洩センサー5から、冷媒の漏洩を示す信号を受信する。当該信号を受信した情報処理部31は、遮断弁ユニット3における複数の遮断弁30、室外機1、および、当該遮断弁ユニット3と接続する1以上の室内機2に、予めプログラムされた動作であって、冷媒の漏洩の発生の際における動作を指令する信号を送信する。以下では、冷媒の漏洩の発生時における予め定められた当該動作を指令する信号を指令信号と記載する場合もあるとする。情報処理部31は、少なくとも1つの冷媒漏洩センサー5から、冷媒の漏洩を示す信号を受信した場合において、当該遮断弁ユニット3における全ての遮断弁30、当該遮断弁ユニット3と接続されている全ての室内機2、および室外機1に指令信号を送信する。
なお、1つの遮断弁ユニット3において、室外機1と、複数の室内における複数の室内機2と、の間に設けられた複数の遮断弁30が含まれる場合には、情報処理部31は、当該複数の室内の各々における冷媒漏洩センサー5と通信する。この場合において情報処理部31は、冷媒漏洩センサー5と室内機2と遮断弁30とを、室内毎に、または、互いに隣接する複数の室内毎に、グループ分けして記憶している。そして、情報処理部31は、任意の1つの室内に設置された冷媒漏洩センサー5から冷媒の漏洩を示す信号を受信した場合には、当該冷媒漏洩センサー5と同じグループの全ての室内機2および全ての遮断弁30と、室外機1とに指令信号を送信する。
遮断弁30は、指令信号を受信した場合には、弁を閉じて冷媒の流通を遮断する。これにより、室内機2への冷媒の流入が抑制される。一方、遮断弁30は、指令信号を受信しない間は、制御信号に応じて弁の開閉を行う。冷媒は、遮断弁30の開動作により流通し、閉動作により流通が遮断される。
指令信号を受信した室内機2における室内制御部24は、当該指令信号に応じて、漏洩した冷媒を拡散させるための処理を、当該室内機2における室内送風機21に実行させる。具体的には、室内制御部24は、指令信号の受信前に室内送風機21が運転していなかった場合には、運転を開始するよう室内送風機21を制御する。一方、室内制御部24は、指令信号の受信前に室内送風機21が運転していた場合には、例えば、風量を上げるよう室内送風機21を制御する。室内送風機21による運転により冷媒は拡散される。
更に、指令信号を受信した室内制御部24は、警報を発するよう、当該室内制御部24を含む室内機2における報知部23を制御する。また指令信号を受信した室内制御部24は、弁を閉じるよう、当該室内機2における室内流量調整弁22を制御する。実施の形態では、指令信号を受信した室内制御部24は、室外機1に制御信号を送信しないものとする。
実施の形態において、室外機1は、指令信号を受信した場合には、当該指令信号に応じて、運転を停止するよう圧縮機10を制御し、室内機2の側に冷媒が流出しないようにするため、弁を閉じるよう室外流量調整弁14を制御する。なお、実施の形態における室外機1は、指令信号と共に、室内機2から制御信号を受信した場合には、当該指令信号に基づく動作を優先して実行する。すなわち、室外機1は、少なくとも1つの指令信号を受信した場合には、圧縮機10の運転を停止させ、室外流量調整弁14を閉じる。
以下、図2を参照して、実施の形態に係る空気調和システム100による具体的な動作例について説明する。図2は、各部屋に1以上の室内機が設置された場合における空気調和システムの動作について説明するための模式図である。図2では、室内Aに3台の室内機2、室内Bに1台の室内機2が設置されている例が示されている。当該一例においては、1つの部屋における1以上の室内機2の各々を含む冷媒回路4における遮断弁30がグループ化されているものとする。そのため、室内Aにおける3台の室内機2の各々を含む冷媒回路4における遮断弁30と、室内Bにおける1台の室内機2を含む冷媒回路4における遮断弁30とは、別々のグループに属する。なお、図2に示す一例では、遮断弁30と冷媒漏洩センサー5とは、グループ毎に、1つの遮断弁ユニット3に含まれているものとする。従って、室内Aにおける3台の室内機2の各々を含む冷媒回路4における遮断弁30は、1つの遮断弁ユニット3に収容され、室内Bにおける1台の室内機2を含む冷媒回路4における遮断弁30は、別の1つの遮断弁ユニット3に収容されているとする。ただし、1つの遮断弁ユニット3に複数のグループの遮断弁30と冷媒漏洩センサー5とが含まれてもよい。
以下では、室内Aにおける3台の室内機2の各々を含む冷媒回路4における遮断弁30を含む遮断弁ユニット3を、遮断弁ユニット3Aと記載する。そして室内Bにおける1台の室内機2を含む冷媒回路4における遮断弁30を含む遮断弁ユニット3を、遮断弁ユニット3Bと記載する。
室内Aには、冷媒漏洩センサー5が設置されている。当該冷媒漏洩センサー5は、遮断弁ユニット3Aに収容されていてもよい。以下では、室内Aに設置されている当該冷媒漏洩センサー5を冷媒漏洩センサー5Aと記載する場合もあるとする。冷媒漏洩センサー5Aは、遮断弁ユニット3Aに含まれる情報処理部31と通信する。以下では、遮断弁ユニット3Aに含まれる情報処理部31を、情報処理部31Aと記載する場合もある。
室内Bには、冷媒漏洩センサー5が設置されている。当該冷媒漏洩センサー5は、遮断弁ユニット3Bに収容されていてもよい。以下では、室内Bに設置されている当該冷媒漏洩センサー5を冷媒漏洩センサー5Bと記載する場合もあるとする。冷媒漏洩センサー5Bは、遮断弁ユニット3Bに含まれる情報処理部31と通信する。以下では、遮断弁ユニット3Bに含まれる情報処理部31を、情報処理部31Bと記載する場合もある。
情報処理部31Aは、室内Aに設置されている3台の室内機2の各室内制御部24と通信する。情報処理部31Bは、室内Bに設置されている1台の室内機2の室内制御部24と通信する。
冷媒漏洩センサー5Aが冷媒の漏洩を検知すると、冷媒漏洩センサー5Aは、情報処理部31Aに対して、冷媒の漏洩を示す信号を送信する。当該信号を受信した情報処理部31Aは、遮断弁ユニット3Aに含まれる遮断弁30に弁を閉じるよう指令信号を送信する。遮断弁ユニット3Aに含まれる遮断弁30は、当該指令信号に従って弁を閉じる。また、上記室外流量調整弁14が遮断弁ユニット3Aに設けられている場合には、情報処理部31Aは、当該室外流量調整弁14に弁を閉じるよう指令信号を送信する。この場合において当該室外流量調整弁14は、当該指令信号に従って弁を閉じる。また、情報処理部31Aは、室内Aに設置されている3台の室内機2の各室内制御部24に対して指令信号を送信する。当該指令信号を受信した室内制御部24は、警報を発するよう報知部23を制御し、漏洩した冷媒を拡散させるための送風を行うよう室内送風機21を制御し、弁を閉じるよう室内流量調整弁22を制御する。
一方、冷媒漏洩センサー5Bが冷媒の漏洩を検知すると、冷媒漏洩センサー5Bは、情報処理部31Bに対して、冷媒の漏洩を示す信号を送信する。当該信号を受信した情報処理部31Bは、遮断弁ユニット3Bに含まれる遮断弁30に弁を閉じるよう指令信号を送信する。遮断弁ユニット3Bに含まれる遮断弁30は、当該指令信号に従って弁を閉じる。また、室外流量調整弁14が遮断弁ユニット3Bに設けられている場合には、情報処理部31Bは、当該室外流量調整弁14に弁を閉じるよう指令信号を送信する。この場合において当該室外流量調整弁14は、当該指令信号に従って弁を閉じる。また、情報処理部31Bは、室内Bに設置されている1台の室内機2の各室内制御部24に対して指令信号を送信する。当該指令信号を受信した室内制御部24は、警報を発するよう報知部23を制御し、漏洩した冷媒を拡散させるための送風を行うよう室内送風機21を制御し、弁を閉じるよう室内流量調整弁22を制御する。
情報処理部31Aおよび情報処理部31Bは、冷媒の漏洩を示す信号を受信すると、室外機1に指令信号を送信する。室外機1は、受信した指令信号に応じて、圧縮機10を制御して運転を停止させ、弁を閉じるよう室外流量調整弁14を制御する。
なお、1つの遮断弁ユニット3に、室内Aと室内Bにおける室内機2を含む冷媒回路4における遮断弁30が纏めて含まれる場合には、当該遮断弁ユニット3に含まれる情報処理部31は、室内Aと室内Bに配置された室内機2における室内制御部24と通信する。そして、当該情報処理部31は、冷媒漏洩センサー5Aから冷媒の漏洩を示す信号を受信すると、室外機1に指令信号を送信すると共に、当該冷媒漏洩センサー5Aと同じグループにおける室内機2および遮断弁30に指令信号を送信する。同様に、当該情報処理部31は、冷媒漏洩センサー5Bから冷媒の漏洩を示す信号を受信すると、室外機1に指令信号を送信すると共に、当該冷媒漏洩センサー5Bと同じグループにおける室内機2および遮断弁30に指令信号を送信する。
以下、実施の形態に係る空気調和システム100のハードウェア構成について説明する。なお、室外機1、室内熱交換器20、室内送風機21、室内流量調整弁22、遮断弁30、および冷媒漏洩センサー5の各構成は、従来と同様であるため、説明を省略する。情報処理部31および室内制御部24の各機能は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサと、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)等のメモリと、通信インターフェース回路等とを含む構成により実現可能である。情報処理部31および室内制御部24の各通信機能は、通信インターフェース回路を用いて実現可能である。情報処理部31による通信機能以外の機能は、プロセッサが、メモリに記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより実現できる。同様に、室内制御部24による通信機能以外の機能は、プロセッサが、メモリに記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより実現できる。情報処理部31および室内制御部24による各機能は、その全部または一部を専用のハードウェアにより実現してもよい。
以下、室内において冷媒が検知された場合における、遮断弁ユニット3、室外機1、および、室内機2による処理の流れについて図3を参照して説明する。図3は、室内において冷媒が検知された場合における、空気調和システムにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、ここでの室内機2は、冷媒の漏洩を検知した冷媒漏洩センサー5と同じグループに属するものである。
ステップS1において情報処理部31は、冷媒漏洩センサー5から冷媒の漏洩を示す信号を受信する。ステップS2において情報処理部31は、当該冷媒漏洩センサー5と同じグループにおける遮断弁30に、指令信号を送信する。ステップS3において指令信号を受信した遮断弁30は、当該指令信号に応じて弁を閉じる。ステップS4において情報処理部31は、当該冷媒漏洩センサー5と同じグループにおける室内機2に、指令信号を送信する。ステップS5において指令信号を受信した室内制御部24は、警報を発するよう報知部23を制御する。これに応じて報知部23は警報を発報する。また、室内制御部24は、漏洩した冷媒を拡散させるための送風を行うよう室内送風機21を制御する。これに応じて室内送風機21は、漏洩した冷媒を拡散させるための送風を行う。また、室内制御部24は、弁を閉じるよう室内流量調整弁22を制御する。これに応じて室内流量調整弁22は、弁を閉じる。
ステップS6において情報処理部31は、指令信号を室外機1に送信する。ステップS7において指令信号を受信した室外機1は、圧縮機10を制御して運転を停止させ、弁を閉じるよう室外流量調整弁14を制御する。なお、ステップS2、ステップS4、およびステップS6における各処理は、並行して行われてもよいし、任意の順番で実行されてもよい。ステップS3、ステップS5、およびステップS7における各処理は、指令信号が受信され次第、並行して行われてもよいし、任意の順番で行われてもよい。
次に、実施の形態に係る空気調和システム100が、従来の空気調和システム101と相違する点について説明する。図4は、従来の空気調和システムの一例を示す模式図である。従来の空気調和システム101は、室外機1および複数の室内機6を有するが、遮断弁ユニット3を有するものではない。空気調和システム101においては、上記遮断弁ユニット3に代わって、各室内機6の内部または外部に遮断弁30が設けられる。また、空気調和システム101において冷媒漏洩センサー5は、各室内機6の内部または外部に設けられる。室内機6は、上述の室内機2と同様に、上記室内熱交換器20、上記室内送風機21、室内流量調整弁22、および報知部23を備える。また室内機6は、上記情報処理部31と上記室内制御部24との組み合わせに対応する室内制御部60を備える。すなわち、従来の室内機6における室内制御部60は、上記情報処理部31による機能も有していた。
従来では、室内機6における冷媒漏洩センサー5が冷媒の漏洩を検知すると、当該冷媒漏洩センサー5は、当該室内機6における室内制御部60に冷媒の漏洩を示す信号を送信する。冷媒の漏洩が検知された室内機6における室内制御部60は、警報を発するよう報知部23を制御し、当該室内機6における遮断弁30と室内流量調整弁22とを閉じるよう制御する。また、当該室内機6における室内制御部60は、室外機1に対して冷媒の漏洩が発生した場合における指令信号を送信する。
一方、室内機6における冷媒漏洩センサー5が冷媒の漏洩を検知しない場合には、当該室内機6における室内制御部60は、上記室内制御部24と同様の処理を行う。そのため、冷媒の漏洩が検知されていない室内機6における室内制御部60は、室外機1に対し、冷媒の漏洩が検知されていない場合における制御信号を送信する。
室外機1は、複数の室内機6の各々からの指令信号または制御信号を用いて処理を行う。しかし、空気調和システム101における室内機6の台数が多くなれば、室外機1が処理すべき信号のデータ量が多くなる。また、室外機1と各室内機6との間の信号の送受信による通信量が大きくなる。
また、従来における室外機1は、冷媒の漏洩を検知した一部の室内機6から指令信号を受信しても、他の室内機6から冷媒の流出を促す制御信号を受信した場合には、冷媒を室内機6側へ流出させる場合もあった。しかし、複数の室内機6が同室内に設置されている場合において、次のような問題が起こる可能性があった。例えば、冷媒が漏洩している室内機6における冷媒漏洩センサー5が冷媒の漏洩を検知せず、その他の室内機6における冷媒漏洩センサー5が冷媒の漏洩を検知する可能性がある。この場合、冷媒の漏洩を検知しなかった室内機6は、遮断弁30を閉じることなく、室外機1に対して冷媒の流出を促す制御信号を送信する可能性がある。そして、当該制御信号に応じた室外機1による処理によって、当該室内機6へと冷媒が流入し、更なる冷媒の漏洩を招く虞がある。
また、従来では、冷媒の漏洩を検知した冷媒漏洩センサー5が設けられた室内機6における報知部23のみが、冷媒の漏洩について警報を発していた。しかし、実際には、冷媒の漏洩は別の室内機6において発生している場合もあり、当該別の室内機6における冷媒漏洩センサー5が冷媒の漏洩を検知しなかった場合には、当該別の室内機6の利用者に十分に警告できない場合もあった。更に、従来では、冷媒の漏洩を検知しなかった冷媒漏洩センサー5が設けられた室内機6の室内送風機21は、漏洩した冷媒の濃度を下げるための送風処理を行うものではなかった。このため、冷媒が漏洩している室内機6の冷媒漏洩センサー5が冷媒の漏洩を検知しなかった場合には、冷媒が滞留し、冷媒の濃度が上昇する虞もあった。
更に、従来の空気調和システム101には、次のような問題もある。空気調和システム100および空気調和システム101等では、冷媒の種類を変更する場合、冷媒漏洩センサー5の特性を変更する場合、または、経年劣化によって冷媒漏洩センサー5を交換する必要性がある場合等において、全ての冷媒漏洩センサー5が変更される必要がある。しかし、上述したように、従来の空気調和システム101においては、冷媒漏洩センサー5は各室内機6に設けられている。このため、当該空気調和システム101における室内機2の台数が多くなれば、冷媒漏洩センサー5の変更における作業負担も大きなものとなっていた。なお、冷媒漏洩センサー5の特性とは、例えば、冷媒の漏洩の有無を判定する際に冷媒漏洩センサー5が用いる、冷媒の濃度の閾値である。当該閾値は、冷媒の種類などによって定まる。
このような従来の空気調和システム101に対し、実施の形態に係る空気調和システム100は、次のようなメリットがある。まず、実施の形態では、室内における1以上の室内機2への冷媒の流入を遮断するための遮断弁30が、遮断弁ユニット3に纏められている。当該遮断弁ユニット3における情報処理部31は、当該室内に設置された冷媒漏洩センサー5が冷媒の漏洩を検知した場合には、当該冷媒漏洩センサー5から冷媒の漏洩を示す信号を受信する。当該信号を受信した情報処理部31は、冷媒が漏洩した際の予め定められた処理の実行を指令する指令信号を、室外機1、当該1以上の室内機2、および当該遮断弁30等へ送信する。このとき、指令信号を受信した当該1以上の室内機2は、制御信号を室外機1に送信しない。これにより、空気調和システム100における通信量の低減を図ることができる。また、室外機1は、少なくとも1つの指令信号を受信した場合には、当該指令信号に応じた処理を実行するため、制御信号も併せて用いる処理を実行する場合に比べ、データ処理量を低減させることができる。
室外機1が指令信号に応じて運転を停止すると、室内機2の側への冷媒の流入が抑制される。指令信号を受信した全ての遮断弁30は、指令信号に従って閉動作を行う。情報処理部31は、遮断弁ユニット3に室外流量調整弁14が含まれている場合には、当該室外流量調整弁14に対して、閉じるよう指令する指令信号を送信し、当該室外流量調整弁14は、当該指令信号に従って閉じる。従って、室内における全ての室内機2への冷媒の流入が抑制される。これにより、冷媒が漏洩している室内機2に冷媒が流入する事態が抑制され、更なる冷媒の漏洩が抑制される。
実施の形態では、同室における全ての室内機2が、指令信号に従って冷媒が漏洩していることを示す警報を発する。このため、同室の利用者に対して十分な通知を行うことができるようになる。また同室における全ての室内機2の各室内送風機21が、冷媒を拡散させるための送風運転を行うため、従来に比べて冷媒がより拡散され、冷媒の濃度上昇が更に抑制される。
実施の形態では、冷媒漏洩センサー5は、室内機2毎ではなく、同室の室内機2のグループに対して設けられる。なお、冷媒漏洩センサー5は、室内機2のグループに対して、1つ設けられても、複数設けられてもよい。同室の室内機2のグループに対する1以上の冷媒漏洩センサー5は、遮断弁ユニット3に収容されてもよい。これにより、空気調和システム100における室内機2の台数が多い場合などにおいて、冷媒漏洩センサー5の変更処理にかかる負担の低減を図ることができる。
以上、実施の形態に係る空気調和システム100は、室外機1と、複数の室内機2と、1以上の冷媒漏洩センサー5とを備える。室外機1は、冷媒を循環させる冷媒回路4において、室外の空気と冷媒との間で熱交換を行う。複数の室内機2の各々は、冷媒回路4において、冷媒と室内の空気との間で熱交換を行って室内の空調を行う。1以上の冷媒漏洩センサー5の各々は、冷媒回路4からの冷媒の漏洩を検知する。また各冷媒漏洩センサー5は、室外機1および複数の室内機2とは別個に配置されている。これにより、冷媒漏洩センサー5の変更において室外機1および複数の室内機2に対する作業の必要がなくなる。従って、冷媒漏洩センサー5の変更作業の負担が低減される。
実施の形態において、室内における冷媒漏洩センサー5の数は、当該室内における室内機2の数以下である。これにより、冷媒漏洩センサー5の変更作業の負担が更に低減される。
実施の形態における空気調和システム100は、冷媒が漏洩した場合において複数の室内機2への冷媒の流入を遮断する複数の遮断弁30を更に有する。複数の遮断弁30は、室外機1および室内機2とは別個に配置されている。これにより、遮断弁30への作業の際において、室外機1および室内機2への各作業が不要となるため、当該遮断弁30への作業負担が軽減される。
実施の形態に係る空気調和システム100は、1以上の遮断弁ユニット3を更に有する。1以上の遮断弁ユニット3は、複数の遮断弁30を、筐体内に収容して含む。これにより、遮断弁30への作業の際における負担が更に低減される。
実施の形態における遮断弁ユニット3は、1以上の冷媒漏洩センサー5を含む。これにより冷媒漏洩センサー5の変更作業の負担が更に低減される。
実施の形態における遮断弁ユニット3は、当該遮断弁ユニット3に含まれる複数の遮断弁30を制御する情報処理部を更に含む。冷媒漏洩センサー5は、室内において冷媒の漏洩を検知した場合には、当該冷媒の漏洩を示す信号を当該情報処理部31へ送信する。情報処理部31は、各室内に設置された1以上の室内機2への冷媒の流入を遮断する複数の遮断弁30を1つのグループに纏めて制御する。情報処理部31は、冷媒漏洩センサー5から、室内における冷媒の漏洩を示す信号を受信した場合には、当該室内における1以上の室内機2への冷媒の流入を遮断する遮断弁30を含むグループに含まれる複数の遮断弁30に、冷媒が漏洩した場合において予め定められた動作を実行させるための指令信号を送信する。遮断弁30は、指令信号を受信した場合には、当該指令信号に従って、冷媒の流通を遮断するために弁を閉じる。これにより、冷媒の漏洩が室内で検知された場合において、当該室内における1以上の室内機2からの冷媒の漏洩が抑制される。
実施の形態において、各室内に設置された1以上の室内機2への冷媒の流入を遮断する複数の遮断弁30は、1つのグループとして1つの遮断弁ユニット3に含まれている。これにより、各室内における1以上の室内機2への冷媒の流入を遮断する遮断弁30への作業負担が低減される。
実施の形態において、各室内に設置された1以上の冷媒漏洩センサー5は、1つの当該グループに纏められ、1つの遮断弁ユニット3に含まれている。これにより、室内毎に冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩センサー5への作業負担が軽減される。
実施の形態における遮断弁ユニット3は、情報処理部31を更に備える。情報処理部31は、遮断弁ユニット3に含まれる複数の遮断弁30を制御する情報処理部31を更に含む。冷媒漏洩センサー5は、当該室内において冷媒の漏洩を検知した場合には、冷媒の漏洩を示す信号を当該情報処理部31へ送信する。情報処理部31は、冷媒の漏洩を示す信号を受信した場合には、当該遮断弁ユニット3に含まれる複数の遮断弁30に、冷媒が漏洩した場合において予め定められた動作を実行させるための指令信号を送信する。遮断弁30は、指令信号を受信した場合には、当該指令信号に従って、冷媒の流通を遮断するために弁を閉じる。これにより、実施の形態に係る空気調和システム100は、冷媒が漏洩している室内における1以上の室内機2への冷媒の流入を一斉に遮断することができるようになり、冷媒の漏洩を確実に抑制することができるようになる。
実施の形態における情報処理部31は、冷媒の漏洩を示す信号を受信した場合には、室外機1に、冷媒が漏洩した場合において予め定められた動作を実行させるための指令信号を送信する。室外機1は、指令信号を受信した場合には、当該指令信号に従って動作を停止する。冷媒の漏洩が検知された場合において室外機1が、情報処理部31からの指令信号によって動作を停止するため、室内機2の側への冷媒の流入を抑制できるようになり、更なる冷媒の漏洩を抑制できるようになる。
実施の形態における室内機2は、室外機1を制御するための制御信号を室外機1に送信する。これにより、室内機2は、利用者の所望の空調動作を室外機1に反映できるようになる。また、実施の形態における室外機1は、指令信号を受信した場合には、制御信号を受信した場合であっても、当該指令信号に従って動作を停止する。室外機1が、冷媒の流出を促す制御信号を他の室内機2からの受信した場合であっても、指令信号に従って動作を停止するため、冷媒が漏洩している室内機2の側への冷媒の流入が抑制される。これにより、冷媒の更なる漏洩を抑制することができるようになる。また、室外機1は、指令信号と制御信号とを用いての処理に代えて、指令信号のみに応じて動作を停止するため、室外機1によるデータ処理の負荷を低減することができる。
実施の形態における情報処理部31は、室内における冷媒の漏洩を検知した冷媒漏洩センサー5から、冷媒の漏洩を示す信号を受信した場合には、室内における1以上の室内機2に指令信号を送信する。室内機2は、指令信号を受信した場合には、室外機1を制御するための制御信号を、当該指令信号に従って、室外機1に送信しない。これにより、空気調和システム100における通信量の低減を図ることができる。また、室外機1は、制御信号の受信処理と、当該制御信号を用いての処理とを行う必要がなくなるため、室外機1による処理量を低減することができる。
実施の形態における情報処理部31は、室内における冷媒の漏洩を検知した冷媒漏洩センサー5から、冷媒の漏洩を示す信号を受信した場合には、当該室内における1以上の室内機2に、冷媒が漏洩した場合における予め定められた動作を実行させるための指令信号を送信する。室内機2は、室内に送風を行う室内送風機21と、当該室内送風機21を制御する室内制御部24と、を備える。室内制御部24は、情報処理部31から指令信号を受信した場合には、当該指令信号に従って、漏洩した冷媒を拡散させるための送風処理を行うよう室内送風機21を制御する。室内において冷媒の漏洩が検知された場合において、情報処理部31が一括して当該室内における1以上の室内機2へ指令信号を送信し、当該指令信号に応じて、各室内機2の室内送風機21が送風処理を行うため、室内における冷媒の拡散がより促進される。これにより、室内における冷媒の濃度の上昇が抑えられるようになる。
実施の形態における情報処理部31は、室内における冷媒の漏洩を検知した冷媒漏洩センサー5から、冷媒の漏洩を示す信号を受信した場合には、当該室内における室内機2に、冷媒が漏洩した場合において予め定められた動作を実行させるための指令信号を送信する。室内機2は、冷媒の漏洩を報知する報知部23と、当該報知部23を制御する室内制御部24と、を備える。室内制御部24は、情報処理部31から指令信号を受信した場合には、当該指令信号に従って、冷媒の漏洩を報知するよう報知部23を制御する。室内において冷媒の漏洩が検知された場合において、情報処理部31が一括して当該室内における1以上の室内機2へ指令信号を送信し、当該指令信号に応じて、各室内機2は警報を発するため、当該室内における利用者に対する冷媒の漏洩についての報知が十分にされるようになる。
1 室外機、2、6 室内機、3 遮断弁ユニット、4 冷媒回路、5 冷媒漏洩センサー、7 冷媒配管、10 圧縮機、11 流路切替装置、12 室外熱交換器、13 室外送風機、14 室外流量調整弁、20 室内熱交換器、21 室内送風機、22 室内流量調整弁、23 報知部、24、60 室内制御部、30 遮断弁、31 情報処理部、100、101 空気調和システム。

Claims (4)

  1. 冷媒を循環させる冷媒回路において、室外の空気と該冷媒との間で熱交換を行う室外機と、
    前記冷媒回路において、前記冷媒と室内の空気との間で熱交換を行って該室内の空調を行う、複数の室内機と、
    前記冷媒回路からの前記冷媒の漏洩を検知する1以上の冷媒漏洩センサーと、
    前記冷媒が漏洩した場合において前記複数の室内機への前記冷媒の流入を遮断する複数の遮断弁を筐体内に収容して含む1以上の遮断弁ユニットと、
    を有し、
    前記冷媒漏洩センサーは、前記室外機および前記複数の室内機とは別個に配置され、
    前記遮断弁ユニットは、
    前記遮断弁ユニットに含まれる複数の前記遮断弁を制御する情報処理部を含み、
    前記冷媒漏洩センサーは、
    前記室内において前記冷媒の漏洩を検知した場合には、該冷媒の漏洩を示す信号を前記情報処理部へ送信し、
    前記情報処理部は、
    各室内に設置された1以上の前記室内機への前記冷媒の流入を遮断する複数の前記遮断弁を制御し、前記室内における前記冷媒の漏洩を検知した前記冷媒漏洩センサーから、前記冷媒の漏洩を示す信号を受信した場合には、該室内における1以上の前記室内機に、前記冷媒が漏洩した場合において予め定められた動作を実行させるための指令信号を送信し、
    前記室内機は、
    前記冷媒の漏洩を報知する報知部と、
    前記報知部を制御する室内制御部と、
    を備え、
    前記室内制御部は、
    前記情報処理部から前記指令信号を受信した場合には、該指令信号に従って、前記冷媒の漏洩を報知するよう前記報知部を制御する、空気調和システム。
  2. 前記情報処理部は、
    前記冷媒の漏洩を示す信号を受信した場合には、前記室外機に、前記冷媒が漏洩した場合において予め定められた動作を実行させるための前記指令信号を送信し、
    前記室外機は、
    前記指令信号を受信した場合には、該指令信号に従って動作を停止する、請求項に記載の空気調和システム。
  3. 前記室内機は、
    前記室外機を制御するための制御信号を前記室外機に送信し、
    前記室外機は、
    前記指令信号を受信した場合には、前記制御信号を受信した場合であっても、該指令信号に従って動作を停止する、請求項に記載の空気調和システム。
  4. 前記情報処理部は、
    前記室内における前記冷媒の漏洩を検知した前記冷媒漏洩センサーから、前記冷媒の漏洩を示す信号を受信した場合には、該室内における1以上の前記室内機に前記指令信号を送信し、
    前記室内機は、
    前記指令信号を受信した場合には、前記室外機を制御するための制御信号を、該指令信号に従って該室外機に送信しない、請求項に記載の空気調和システム。
JP2022512904A 2020-03-30 2020-03-30 空気調和システム Active JP7330363B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/014568 WO2021199163A1 (ja) 2020-03-30 2020-03-30 空気調和システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2021199163A1 JPWO2021199163A1 (ja) 2021-10-07
JPWO2021199163A5 JPWO2021199163A5 (ja) 2022-07-19
JP7330363B2 true JP7330363B2 (ja) 2023-08-21

Family

ID=77927528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022512904A Active JP7330363B2 (ja) 2020-03-30 2020-03-30 空気調和システム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20230085125A1 (ja)
JP (1) JP7330363B2 (ja)
CN (1) CN115349073A (ja)
DE (1) DE112020007002T5 (ja)
GB (1) GB2607499B (ja)
WO (1) WO2021199163A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11231198B2 (en) 2019-09-05 2022-01-25 Trane International Inc. Systems and methods for refrigerant leak detection in a climate control system
JPWO2023119506A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29
JPWO2023119505A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29
WO2024018594A1 (ja) * 2022-07-21 2024-01-25 東芝キヤリア株式会社 マルチ型空気調和装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012160598A1 (ja) 2011-05-23 2012-11-29 三菱電機株式会社 空気調和装置
WO2018096576A1 (ja) 2016-11-22 2018-05-31 三菱電機株式会社 空気調和装置及び空気調和システム
WO2018131467A1 (ja) 2017-01-16 2018-07-19 ダイキン工業株式会社 遮断弁を有する冷凍装置
WO2019038797A1 (ja) 2017-08-21 2019-02-28 三菱電機株式会社 空気調和装置および膨張弁ユニット

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100471723B1 (ko) * 2002-05-17 2005-03-08 삼성전자주식회사 공기 조화기 및 그 제어 방법
JP5517789B2 (ja) * 2010-07-02 2014-06-11 日立アプライアンス株式会社 空気調和機
JP6636151B2 (ja) * 2016-06-30 2020-01-29 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP7057510B2 (ja) * 2019-06-14 2022-04-20 ダイキン工業株式会社 冷媒サイクル装置
GB2603246B (en) * 2019-07-01 2023-03-01 Mitsubishi Electric Corp Air-conditioning apparatus

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012160598A1 (ja) 2011-05-23 2012-11-29 三菱電機株式会社 空気調和装置
WO2018096576A1 (ja) 2016-11-22 2018-05-31 三菱電機株式会社 空気調和装置及び空気調和システム
WO2018131467A1 (ja) 2017-01-16 2018-07-19 ダイキン工業株式会社 遮断弁を有する冷凍装置
WO2019038797A1 (ja) 2017-08-21 2019-02-28 三菱電機株式会社 空気調和装置および膨張弁ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
GB2607499B (en) 2024-02-07
GB202211658D0 (en) 2022-09-21
JPWO2021199163A1 (ja) 2021-10-07
DE112020007002T5 (de) 2023-01-26
CN115349073A (zh) 2022-11-15
WO2021199163A1 (ja) 2021-10-07
US20230085125A1 (en) 2023-03-16
GB2607499A (en) 2022-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7330363B2 (ja) 空気調和システム
US11181303B2 (en) Air-conditioning apparatus and air-conditioning system
JP6899896B2 (ja) 空調システム
EP2759787B1 (en) Heat pump device
JP6849021B2 (ja) 冷凍サイクルシステム
JP6300954B2 (ja) 空気調和装置
WO2018220810A1 (ja) 空気調和装置
JP6701444B2 (ja) 空気調和システム及びその冷媒量設定方法
US20220290885A1 (en) Air conditioning system
US11781795B2 (en) Air-conditioning apparatus
US11976831B2 (en) Air-conditioner, air-conditioning system, and method for monitoring air-conditioner
JP2022020400A (ja) 空気調和装置
EP4283205A1 (en) Air conditioner control device, air conditioner, air conditioning method, and air conditioning program
WO2019097604A1 (ja) ダクト式空気調和機
CN113272594B (zh) 空气调和装置
JP2009052882A (ja) 空気調和装置
JP7478996B2 (ja) 空気調和装置
JP2024086868A (ja) 空気調和装置
JP6778888B1 (ja) 中継器及び空気調和装置
US12031732B2 (en) Air conditioning system, operation control method therefor, and operation control device for air conditioning system
JP2022020401A (ja) 空気調和装置
KR20110076325A (ko) 공기조화기 시스템 및 공기조화기의 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220518

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7330363

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150