JP2022020401A - 空気調和装置 - Google Patents

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立慈 川端
Tatsuji Kawabata
正宣 広田
Masanori Hirota
大 松井
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Abstract

【課題】同一冷媒配管系統に複数の室内機を備えた場合に、冷媒漏洩した室内機と同一冷媒配管系統の室内機との運転状況に応じて、冷媒漏洩量を低減することのできる空気調和装置を提供する。【解決手段】高圧ガス管30と低圧ガス管31は、それぞれ高圧ガス管弁33と低圧ガス管弁34とを有し、複数の室内機20を同時に冷房運転もしくは暖房運転、またはこれらを混在した運転が可能である空気調和装置において、液管32の冷媒の流れを遮断する液遮断弁35を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置に関するものである。
従来から、冷媒を循環させる冷凍サイクルと、少なくとも冷凍サイクル装置の熱交換器を収容する熱交換器ユニットと、熱交換器ユニットを制御する制御部と、を備えた冷凍サイクル装置において、熱交換器ユニットは送風ファンと冷媒濃度を検知して制御部に検知信号を有する冷媒検知手段を有し、制御部は冷媒を検知した時に送風ファンを運転させ、冷媒の濃度の時間変化が正から負に転じたことを契機として送風ファンを停止させるように構成された空気調和装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2016-197006号公報
しかしながら、前記従来の技術においては、複数の室内機で冷房運転と暖房運転の同時運転が可能な空気調和装置の場合、各室内機ごとで運転状態が異なるため、冷媒が漏洩した室内機と、同一冷媒配管系統の冷媒が漏洩していない室内機とに存在する冷媒状態(圧力や気液割合)によっては、配管内に存在する冷媒量が多く冷媒漏洩量が増加するという課題を有していた。
本発明は、前記した点に鑑みてなされたものであり、同一冷媒配管系統に複数の室内機を備えた場合に、冷媒漏洩した室内機と同一冷媒配管系統の室内機との運転状況に応じて、冷媒漏洩量を低減することのできる空気調和装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本開示の空気調和装置は、圧縮機と冷媒流路切替装置と室外熱交換器と室外絞り装置と、を有する室外機と、室内熱交換器と送風機と室内絞り装置と冷媒の漏洩を検出する冷媒漏洩センサと、を有する複数の室内機と、がユニット間配管により接続され、前記室外熱交換器の一端は、前記冷媒流路切替装置を介して前記圧縮機の冷媒吐出管または冷媒吸入管と接続されており、前記ユニット間配管は、前記冷媒吐出管に接続された高圧ガス管と、前記冷媒吸入管に接続された低圧ガス管と、前記室外絞り装置に接続された液管と、から構成され、複数の前記室内熱交換器の一端は前記高圧ガス管及び前記低圧ガス管に、他端は前記液管に接続されており、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管は、それぞれ高圧ガス管弁と低圧ガス管弁とを有し、複数の前記室内機を同時に冷房運転もしくは暖房運転、またはこれらを混在した運転が可能である空気調和装置において、前記液管の冷媒の流れを遮断する開閉装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、開閉装置により、冷媒の漏洩箇所と非漏洩箇所とを分断させることができ、漏洩箇所が冷媒ガス側回路である場合は、冷媒液側回路内の冷媒の漏洩を防止することができる。また、漏洩箇所が冷媒液側回路である場合には、冷媒ガス側回路内の冷媒の漏洩を防止することができる。そのため、漏洩箇所からの冷媒漏洩量を低減することができる。
発明の空気調和装置の実施の形態1を示す概略構成図 実施の形態1の制御構成を示すブロック図 実施の形態1の動作を示すフローチャート 実施の形態2の空気調和装置を示す概略構成図 実施の形態2の制御構成を示すブロック図 実施の形態2の動作を示すフローチャート
第1の発明は、圧縮機と冷媒流路切替装置と室外熱交換器と室外絞り装置と、を有する室外機と、室内熱交換器と送風機と室内絞り装置と冷媒の漏洩を検出する冷媒漏洩センサと、を有する複数の室内機と、がユニット間配管により接続され、前記室外熱交換器の一端は、前記冷媒流路切替装置を介して前記圧縮機の冷媒吐出管または冷媒吸入管と接続されており、前記ユニット間配管は、前記冷媒吐出管に接続された高圧ガス管と、前記冷媒吸入管に接続された低圧ガス管と、前記室外絞り装置に接続された液管と、から構成され、複数の前記室内熱交換器の一端は前記高圧ガス管及び前記低圧ガス管に、他端は前記液管に接続されており、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管は、それぞれ高圧ガス管弁と低圧ガス管弁とを有し、複数の前記室内機を同時に冷房運転もしくは暖房運転、またはこれらを混在した運転が可能である空気調和装置において、前記液管の冷媒の流れを遮断する開閉装置を備えている。
これによれば、開閉装置により、冷媒の漏洩箇所と非漏洩箇所とを分断させることができ、漏洩箇所が冷媒ガス側回路である場合は、冷媒液側回路内の冷媒の漏洩を防止することができる。また、漏洩箇所が冷媒液側回路である場合には、冷媒ガス側回路内の冷媒の漏洩を防止することができる。そのため、漏洩箇所からの冷媒漏洩量を低減することができる。
第2の発明は、前記冷媒漏洩センサにより前記室内機の冷媒漏洩を検出した場合、前記開閉装置、冷媒漏洩を検出した当該室内機の前記室内絞り装置、前記高圧ガス管弁および前記低圧ガス管弁を閉動作させる。
これによれば、冷媒漏洩を検出した場合に、開閉装置、室内絞り装置、高圧ガス管弁および低圧ガス管弁を閉動作させることで、冷媒の漏洩箇所と非漏洩箇所とを分断させることができ、漏洩箇所が冷媒ガス側回路である場合は、冷媒液側回路内の冷媒の漏洩を防止することができる。また、漏洩箇所が冷媒液側回路である場合には、冷媒ガス側回路内の冷媒の漏洩を防止することができる。そのため、漏洩箇所からの冷媒漏洩量を低減することができる。
第3の発明は、前記冷媒漏洩センサにより前記室内機の冷媒漏洩を検出した場合、当該室内機が暖房運転時には、前記低圧ガス管弁を開動作した後で閉動作する第1の低圧開放動作を行う。
これによれば、暖房運転していた室内機で、特に漏洩箇所が冷媒ガス側回路の場合でも、回路内の冷媒量が少ないため、漏洩箇所からの冷媒漏洩量を低減することができる。
第4の発明は、前記冷媒漏洩センサにより前記室内機の冷媒漏洩を検出した場合、冷媒漏洩を検出していない前記室内機の前記室内絞り装置と前記低圧ガス管弁とを開動作した後で閉動作する第2の低圧開放動作を行う。
これによれば、冷媒漏洩していない室内機が冷房、暖房いずれの運転の場合でも、同系統の冷媒液側回路に存在する冷媒が低圧ガス管に移動するため、特に冷媒漏洩を検知した室内機の漏洩箇所が冷媒液側回路の場合でも、回路内の冷媒量を少なくすることができる。そのため、漏洩箇所からの冷媒漏洩量を低減することができる。
第5の発明は、前記室内機は、前記室内熱交換器の冷媒温度を検知する冷媒温度センサと、室内の温度を検知する室内温度センサと、を備え、冷媒漏洩を検出した際に、前記開閉装置、冷媒漏洩を検出した当該室内機の前記室内絞り装置、前記高圧ガス管弁および前記低圧ガス管弁を閉動作させ、冷媒温度が室内温度よりも低い場合は、冷媒漏洩していない前記室内機では前記室内絞り装置と前記低圧ガス管弁とを開動作した後で閉動作する第2の低圧開放動作を行い、冷媒温度が室内温度よりも高い場合は、冷媒漏洩した前記室内機では前記低圧ガス管弁を開動作した後で閉動作する第1の低圧開放動作を行い、冷媒漏洩していない前記室内機では前記第2の低圧開放動作を行う。
これによれば、室内機が停止している場合でも、冷媒温度と室内温度との関係から室内機の動作を制御して漏洩箇所からの冷媒漏洩量を低減することができる。
第6の発明は、冷媒漏洩を検出した場合、前記第1の低圧開放動作または前記第2の低圧開放動作を実施していることを報知する。
これによれば、冷媒漏洩時に、室内機で正常に室内絞り装置、高圧ガス管弁および低圧ガス管弁が動作していることを報知することで、システムの動作信頼性を向上することができる。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の空気調和装置の実施の形態1を示す概略構成図である。
図1に示すように、空気調和装置は、室外機10と、複数の室内機20とを備えている。本実施形態においては、室外機10が1台に対し、室内機20が3台接続した構成となっている。なお、冷凍サイクル構成に関しては、図1に示したものに限定されない。例えば、室外機10は2台以上、室内機20も2台以下もしくは4台以上、並列に接続可能である。
室外機10には、圧縮機11、冷媒流路切替装置としての四方弁12、室外熱交換器13、室外絞り装置14が収容されており、これら圧縮機11、四方弁12、室外熱交換器13、室外絞り装置14は、冷媒配管15により順次接続されている。
室内機20には、室内熱交換器21、室内絞り装置22、室内送風機23がそれぞれ収容されており、室内熱交換器21および室内絞り装置22は、冷媒配管24を介して接続されている。
室外機10と室内機20とは、高温高圧のガス化した冷媒が流れる高圧ガス管30と、低圧の冷媒が流れる低圧ガス管31と、高圧の液化した冷媒が流れる液管32とで接続されている。
また、室内機20は、高圧ガス管30との冷媒の流量を制御する高圧ガス管弁33と、低圧ガス管31との冷媒の流量を制御する低圧ガス管弁34とを備えている。
本実施の形態においては、室内機20が設置される部屋として、部屋Aから部屋Cの3部屋備えた例を示している。
部屋Aから部屋Cには、それぞれ室内機20が1台ずつ設置されている。
低圧ガス管31、高圧ガス管30および液管32は、部屋Aの室内機20、部屋Bの室内機20、部屋Cの室内機20にそれぞれ並列に接続されている。
液管32の中途部には、開閉装置として液遮断弁35が設けられている。
また、各室内機20には、冷媒漏洩センサ40が設けられている。冷媒漏洩センサ40は、各室内機20から漏洩する冷媒を検出するものであり、本実施の形態においては、各室内機20の内部に設けられている。
なお、冷媒漏洩センサ40は、室内機20の外部に設けるようにしてもよいし、部屋に設置される室内機20を操作するためのリモコン(図示せず)や、室内機20とは別個に部屋の内部の所定箇所に設けるようにしてもよい。
次に、本実施形態における制御構成について説明する。
図2は、本実施の形態の制御構成を示すブロック図である。
図2に示すように、空気調和装置1は、制御装置50を備えている。
制御装置50は、例えば、CPUやMPUなどのプログラムを実行するプロセッサおよびROM、RAMなどのメモリを備え、プロセッサが、メモリに記憶された制御プログラムを読み出して処理を実行するように、ハードウェア及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。
制御装置50は、制御プログラムに基づいて、室外機10の圧縮機11、室外絞り装置14、室内機20の室内送風機23、室内絞り装置22をそれぞれ制御する。
制御装置50は、各室内機20の冷媒漏洩センサ40の検出信号に基づいて、液遮断弁35、高圧ガス管弁33、低圧ガス管弁34の開閉制御を行う。
次に、本実施形態の作用について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
本実施形態においては、冷房運転または暖房運転を行っている際に、制御装置50は、冷媒漏洩センサ40により室内機20からの冷媒漏洩を検出したか否かを監視する(ST1)。
そして、冷媒漏洩センサ40により室内機20からの冷媒漏洩を検出した場合は(ST1:YES)、制御装置50は、液遮断弁35、冷媒漏洩センサ40が冷媒漏洩を検出した室内機20に該当する室内絞り装置22、高圧ガス管弁33および低圧ガス管弁34を「閉」に切り替えるよう制御する(ST2)。
制御装置50は、冷媒漏洩を検出した部屋の室内機20の場合(ST3:YES)、当該室内機20の室内送風機23を運転するように制御する(ST4)。これにより、冷媒が漏洩した室内機20における部屋の空気の撹拌を行うことができる。
そして、冷媒漏洩を検出した当該室内機20が冷房運転を行っている場合は(ST5:YES)、制御を終了する。
一方、冷房運転を行っていない場合(暖房運転を行っている場合)は(ST5:NO)、低圧ガス管弁34を「開」に制御し(ST6)、その後、「閉」に制御する(ST7)。この制御を、第1の低圧開放動作という。
このように暖房運転を行っている場合に、低圧ガス管弁34を一度開けた後に閉じることにより、冷媒ガス側回路と低圧ガス管とが連通して、差圧によって高圧冷媒が低圧ガス管31へ移動した後、冷媒ガス側回路と低圧ガス管31との連通を遮断することになる。
そのため、暖房運転を行っていた室内機20において、特に漏洩箇所が冷媒ガス側回路の場合でも、回路内の冷媒量が少ないため、漏洩箇所からの冷媒漏洩量を低減することができる。
また、制御装置50は、冷媒漏洩を検出していない室内機20の場合(ST3:NO)、室内絞り装置22および低圧ガス管弁34を「開」に制御し(ST8)、その後、室内絞り装置22および低圧ガス管弁34を「閉」に制御する(ST9)。この制御を、第2の低圧開放動作という。
このように冷媒漏洩を検出していない室内機20は、室内絞り装置22と低圧ガス管弁34とを一度開けた後、閉じることにより、冷媒液側回路と冷媒ガス側回路と低圧ガス管31とが連通して、差圧によって冷媒液側回路および冷媒ガス側回路の冷媒が低圧ガス管31に移動した後、冷媒液側回路と冷媒ガス側回路と低圧ガス管31との連通を遮断することになる。
そのため、冷媒液側回路は、同系統で接続された全ての室内機20と連通しているため、冷媒漏洩を検出した室内機20の冷媒液側回路に存在する冷媒を、冷媒漏洩していない室内機20を介して、低圧ガス管31に移動させることができる。
なお、制御装置50は、冷媒漏洩センサ40により冷媒漏洩を検出した場合、第1の低圧開放動作または第2の低圧開放動作を実施していることを報知するようにしてもよい。
この場合、報知する手段としては、例えば、室内機20あるいはリモコンなどに表示装置を設け表示装置に表示させることで報知するようにしてもよいし、音声により報知させるようにしてもよい。
このように、冷媒漏洩時に、室内機20で正常に室内絞り装置22、高圧ガス管弁33および低圧ガス管弁34が動作していることを報知することで、システムの動作信頼性を向上することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、高圧ガス管30と低圧ガス管31は、それぞれ高圧ガス管弁33と低圧ガス管弁34とを有し、複数の室内機20を同時に冷房運転もしくは暖房運転、またはこれらを混在した運転が可能である空気調和装置において、液管32の冷媒の流れを遮断する液遮断弁35(開閉装置)を備えている。
これにより、液遮断弁35により、冷媒の漏洩箇所と非漏洩箇所とを分断させることができ、漏洩箇所が冷媒ガス側回路である場合は、冷媒液側回路内の冷媒の漏洩を防止することができる。また、漏洩箇所が冷媒液側回路である場合には、冷媒ガス側回路内の冷媒の漏洩を防止することができる。そのため、漏洩箇所からの冷媒漏洩量を低減することができる。
また、本実施の形態においては、冷媒漏洩センサ40により室内機20の冷媒漏洩を検出した場合、液遮断弁35、冷媒漏洩を検出した当該室内機20の室内絞り装置22、高圧ガス管弁33および低圧ガス管弁34を閉動作させる。
これにより、冷媒漏洩を検出した場合に、液遮断弁35、室内絞り装置22、高圧ガス管弁33および低圧ガス管弁34を閉動作させることで、冷媒の漏洩箇所と非漏洩箇所とを分断させることができ、漏洩箇所が冷媒ガス側回路である場合は、冷媒液側回路内の冷媒の漏洩を防止することができる。また、漏洩箇所が冷媒液側回路である場合には、冷媒ガス側回路内の冷媒の漏洩を防止することができる。そのため、漏洩箇所からの冷媒漏洩量を低減することができる。
また、本実施の形態においては、冷媒漏洩センサ40により室内機20の冷媒漏洩を検出した場合、当該室内機20が暖房運転時には、低圧ガス管弁34を開動作した後で閉動作する第1の低圧開放動作を行う。
これにより、暖房運転していた室内機20で、特に漏洩箇所が冷媒ガス側回路の場合でも、回路内の冷媒量が少ないため、漏洩箇所からの冷媒漏洩量を低減することができる。
また、本実施の形態においては、冷媒漏洩センサ40により室内機20の冷媒漏洩を検出した場合、冷媒漏洩を検出していない室内機20の室内絞り装置22と低圧ガス管弁34とを開動作した後で閉動作する第2の低圧開放動作を行う。
これにより、冷媒漏洩していない室内機20が冷房、暖房いずれの運転の場合でも、同系統の冷媒液側回路に存在する冷媒が低圧ガス管31に移動するため、特に冷媒漏洩を検知した室内機20の漏洩箇所が冷媒液側回路の場合でも、回路内の冷媒量を少なくすることができる。そのため、漏洩箇所からの冷媒漏洩量を低減することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図4は、本発明の実施の形態2を示す概略構成図である。
図4に示すように、本実施の形態においては、各室内機20は、室内熱交換器21の入口側の冷媒温度および出口側の冷媒温度を検出する室内冷媒温度センサ41と、室内温度を検出する室内温度センサ42とをそれぞれ備えている。
また、室外機10は、圧縮機11の吸入側の冷媒温度を検出する吸入冷媒温度センサ43と、圧縮機11の吐出側の冷媒温度を検出する吐出冷媒温度センサ44と、圧縮機11の吸入側の冷媒圧力を検出する吸入冷媒圧力センサ45と、圧縮機11の吐出側の冷媒圧力を検出する吐出冷媒圧力センサ46と、室外熱交換器13の入口側の冷媒温度および出口側の冷媒温度を検出する室外冷媒温度センサ47と、室外温度を検出する室外温度センサ48と、をそれぞれ備えている。
図5は、実施の形態2の制御構成を示すブロック図である。
本実施の形態においては、制御装置50は、各室内機20の室内冷媒温度センサ41、室内温度センサ42、室外機10の吸入冷媒温度センサ43、吐出冷媒温度センサ44、吸入冷媒圧力センサ45、吐出冷媒圧力センサ46、室外冷媒温度センサ47、室外温度センサ48による検出信号に基づいて、液遮断弁35、室内絞り装置22、高圧ガス管弁33、低圧ガス管弁34の開閉制御を行う。
その他の構成については、実施の形態1と同様であるため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
次に、実施の形態2の動作について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
本実施の形態においては、冷房運転または暖房運転を行っている際に、制御装置50は、冷媒漏洩センサ40により室内機20からの冷媒漏洩を検出したか否かを監視する(ST11)。
そして、冷媒漏洩センサ40により室内機20からの冷媒漏洩を検出した場合は(ST11:YES)、制御装置50は、液遮断弁35、冷媒漏洩センサ40が冷媒漏洩を検出した室内機20に該当する室内絞り装置22、高圧ガス管弁33および低圧ガス管弁34を「閉」に切り替えるよう制御する(ST12)。
制御装置50は、冷媒漏洩を検出した部屋の室内機20の場合(ST13:YES)、当該室内機20の室内送風機23を運転するように制御する(ST14)。これにより、冷媒が漏洩した室内機20における部屋の空気の撹拌を行うことができる。
そして、制御装置は、冷媒漏洩した室内機20の室内温度センサ42により検出された室内温度と、室内熱交換器21の入口側冷媒温度(T5)または出口側冷媒温度(T6)とを比較する(ST15)。
室内温度より冷媒温度が低いと判断した場合は(ST15:YES)、制御装置は、冷房運転であると判断して、制御を終了する。
室内温度より冷媒温度が高いと判断した場合は(ST15:NO)、制御装置は、暖房運転であると判断して、低圧ガス管弁34を「開」に制御する(ST16)。
その後、制御装置50は、室内熱交換器21の入口側冷媒温度T5または出口側冷媒温度T6と、冷媒吸入温度センサによる冷媒吸入温度T1との差分温度(ΔT=(T5またはT6)-T1)と、設定温度Tαとを比較する(ST17)。
差分温度ΔTが設定温度Tαより低いと判断した場合は(ST17:YES)、制御装置50は、低圧ガス管弁34を「閉」に制御する(ST18)。
このように暖房運転を行っている場合に、低圧ガス管弁34を一度開けることにより、冷媒ガス側回路と低圧ガス管31とが連通して、差圧によって高圧冷媒が低圧ガス管31へ移動する。そして、差分温度ΔTが設定温度Tαより低い場合は、冷媒の圧力が均圧されたと判断され、その後に冷媒ガス側回路と低圧ガス管31との連通を遮断することになる。
そのため、暖房運転を行っていた室内機20において、特に漏洩箇所が冷媒ガス側回路の場合でも、回路内の冷媒量が少ないため、漏洩箇所からの冷媒漏洩量を低減することができる。
また、制御装置50は、冷媒漏洩を検出していない室内機20の場合(ST13:NO)、冷房運転を行っているか、暖房運転を行っているかにかかわらず、室内絞り装置22および低圧ガス管弁34を「開」に制御する(ST19)。
その後、制御装置50は、室内熱交換器21の入口側冷媒温度T5または出口側冷媒温度T6と、冷媒吸入温度センサによる冷媒吸入温度T1との差分温度(ΔT=(T5またはT6)-T1)と、設定温度Tαとを比較する(ST20)。
差分ΔTが設定温度Tαより低いと判断した場合は(ST20:YES)、制御装置50は、室内絞り装置22および低圧ガス管弁34を「閉」に制御する(ST21)。
このように冷媒漏洩を検出していない室内機20は、室内絞り装置22と低圧ガス管弁34とを一度開けることで、冷媒液側回路と冷媒ガス側回路と低圧ガス管31とが連通して、差圧によって冷媒液側回路および冷媒ガス側回路の冷媒が低圧ガス管31に移動する。そして、差分温度ΔTが設定温度Tαより低い場合は、冷媒の圧力が均圧されたと判断され、その後に冷媒ガス側回路と低圧ガス管31との連通を遮断することになる。
そのため、冷媒液側回路は、同系統で接続された全ての室内機20と連通しているため、冷媒漏洩を検出した室内機20の冷媒液側回路に存在する冷媒を、冷媒漏洩していない室内機20を介して、低圧ガス管31に移動させることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、室内機20は、室内熱交換器21の冷媒温度を検知する冷媒温度センサと、室内の温度を検知する室内温度センサ42と、を備え、冷媒漏洩を検出した際に、液遮断弁35(開閉装置)、冷媒漏洩を検出した当該室内機20の室内絞り装置22、高圧ガス管弁33および低圧ガス管弁34を閉動作させ、冷媒温度が室内温度よりも低い場合は、冷媒漏洩していない室内機20では室内絞り装置22と低圧ガス管弁34とを開動作した後で閉動作する第2の低圧開放動作を行い、冷媒温度が室内温度よりも高い場合は、冷媒漏洩した室内機20では低圧ガス管弁34を開動作した後で閉動作する第1の低圧開放動作を行い、冷媒漏洩していない室内機20では第2の低圧開放動作を行う。
これにより、室内機20が停止している場合でも、冷媒温度と室内温度との関係から室内機20の動作を制御して漏洩箇所からの冷媒漏洩量を低減することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々変更が可能である。
以上のように、本発明に係る空気調和装置は、同一冷媒配管系統に複数の室内機を備えた場合に、冷媒漏洩した室内機と同一冷媒配管系統の室内機との運転状況に応じて、冷媒漏洩量を低減することのできる空気調和装置として好適に利用可能である。
1 空気調和装置
10 室外機
11 圧縮機
12 四方弁
13 室外熱交換器
14 室外絞り装置
15 冷媒配管
20 室内機
21 室内熱交換器
22 室内絞り装置
23 室内送風機
24 冷媒配管
30 高圧ガス管
31 低圧ガス管
32 液管
33 高圧ガス管弁
34 低圧ガス管弁
35 液遮断弁
40 冷媒漏洩センサ
41 室内冷媒温度センサ
42 室内温度センサ
43 吸入冷媒温度センサ
44 吐出冷媒温度センサ
45 吸入冷媒圧力センサ
46 吐出冷媒圧力センサ
47 室外冷媒温度センサ
48 室外温度センサ
50 制御装置

Claims (6)

  1. 圧縮機と冷媒流路切替装置と室外熱交換器と室外絞り装置と、を有する室外機と、
    室内熱交換器と送風機と室内絞り装置と冷媒の漏洩を検出する冷媒漏洩センサと、を有する複数の室内機と、がユニット間配管により接続され、
    前記室外熱交換器の一端は、前記冷媒流路切替装置を介して前記圧縮機の冷媒吐出管または冷媒吸入管と接続されており、
    前記ユニット間配管は、前記冷媒吐出管に接続された高圧ガス管と、前記冷媒吸入管に接続された低圧ガス管と、前記室外絞り装置に接続された液管と、から構成され、
    複数の前記室内熱交換器の一端は前記高圧ガス管及び前記低圧ガス管に、他端は前記液管に接続されており、
    前記高圧ガス管と前記低圧ガス管は、それぞれ高圧ガス管弁と低圧ガス管弁とを有し、複数の前記室内機を同時に冷房運転もしくは暖房運転、またはこれらを混在した運転が可能である空気調和装置において、
    前記液管の冷媒の流れを遮断する開閉装置を備えていることを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記冷媒漏洩センサにより前記室内機の冷媒漏洩を検出した場合、前記開閉装置、冷媒漏洩を検出した当該室内機の前記室内絞り装置、前記高圧ガス管弁および前記低圧ガス管弁を閉動作させることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記冷媒漏洩センサにより前記室内機の冷媒漏洩を検出した場合、当該室内機が暖房運転時には、前記低圧ガス管弁を開動作した後で閉動作する第1の低圧開放動作を行うことを特徴とする請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記冷媒漏洩センサにより前記室内機の冷媒漏洩を検出した場合、冷媒漏洩を検出していない前記室内機の前記室内絞り装置と前記低圧ガス管弁とを開動作した後で閉動作する第2の低圧開放動作を行うことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の空気調和装置。
  5. 前記室内機は、前記室内熱交換器の冷媒温度を検知する冷媒温度センサと、室内の温度を検知する室内温度センサと、を備え、
    冷媒漏洩を検出した際に、前記開閉装置、冷媒漏洩を検出した当該室内機の前記室内絞り装置、前記高圧ガス管弁および前記低圧ガス管弁を閉動作させ、
    冷媒温度が室内温度よりも低い場合は、冷媒漏洩していない前記室内機では前記室内絞り装置と前記低圧ガス管弁とを開動作した後で閉動作する第2の低圧開放動作を行い、
    冷媒温度が室内温度よりも高い場合は、冷媒漏洩した前記室内機では前記低圧ガス管弁を開動作した後で閉動作する第1の低圧開放動作を行い、冷媒漏洩していない前記室内機では前記第2の低圧開放動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  6. 冷媒漏洩を検出した場合、前記第1の低圧開放動作または前記第2の低圧開放動作を実施していることを報知することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の空気調和装置。
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