JP7329337B2 - ゴム組成物およびその架橋体 - Google Patents
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Description
[1]
エチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)と、
親水性シリカ(B)と、
架橋剤(C)と
を含むゴム組成物。
前記親水性シリカ(B)が、疎水基を有さない前記[1]に記載のゴム組成物。
[3]
前記エチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)100質量部に対し、前記親水性シリカ(B)を30~80質量部含む、前記[1]または[2]に記載のゴム組成物。
前記エチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)が、
エチレン含量50.7~56.3質量%、非共役ポリエン含量6.8~8.4質量%の第1のエチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A1)10~90質量%と、
エチレン含量61.7~67.3質量%、非共役ポリエン含量3.7~5.3質量%の第2のエチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A2)10~90質量%と
を含む、前記[1]~[3]のいずれかに記載のゴム組成物。
前記架橋剤(C)が硫黄である、前記[1]~[4]のいずれかに記載のゴム組成物。
[6]
腕時計型ウェアラブル端末用バンドに用いられる、前記[1]~[5]のいずれかに記載のゴム組成物。
前記[1]~[6]のいずれかに記載のゴム組成物を架橋してなるゴム架橋体。
[8]
前記[7]に記載のゴム架橋体を含む、腕時計型ウェアラブル端末用バンド。
本発明に係るゴム組成物は、
エチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)と、
親水性シリカ(B)と、
架橋剤(C)と
を含む。
<エチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)>
本発明のゴム組成物を構成するエチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)(本明細書において、単に「共重合体(A)」とも呼ばれる場合がある。)は、エチレンと、炭素原子数3~20のα-オレフィンと、非共役ポリエンとの共重合体である。すなわち、共重合体(A)は、エチレン由来の構造単位と、炭素原子数3~20のα-オレフィン由来の構造単位と、非共役ポリエン由来の構造単位とを含む。本発明のゴム組成物において、共重合体(A)はゴム主剤として機能する。
1,4-ヘキサジエン、3-メチル-1,4-ヘキサジエン、4-メチル-1,4-ヘキサジエン、5-メチル-1,4-ヘキサジエン、4,5-ジメチル-1,4-ヘキサジエン、7-メチル-1,6-オクタジエン、8-メチル-4-エチリデン-1,7-ノナジエン、4-エチリデン-1,7-ウンデカジエン等の鎖状非共役ジエン;
ノルボルナジエン、5-メチレン-2-ノルボルネン、5-ビニル-2-ノルボルネン(VNB)、5-イソプロペニル-2-ノルボルネン、5-(2-プロペニル)-2-ノルボルネン、5-イソブテニル-2-ノルボルネン、5-(3-ブテニル)-2-ノルボルネン、5-(1-メチル-2-プロペニル)-2-ノルボルネン、5-(4-ペンテニル)-2-ノルボルネン、5-(1-メチル-3-ブテニル)-2-ノルボルネン、5-(5-ヘキセニル)-2-ノルボルネン、5-(1-メチル-4-ペンテニル)-2-ノルボルネン、5-(2,3-ジメチル-3-ブテニル)-2-ノルボルネン、5-(2-エチル-3-ブテニル)-2-ノルボルネン、5-(6-ヘプテニル)-2-ノルボルネン、5-(3-メチル-5-ヘキセニル)-2-ノルボルネン、5-(3,4-ジメチル-4-ペンテニル)-2-ノルボルネン、5-(3-エチル-4-ペンテニル)-2-ノルボルネン、5-(7-オクテニル)-2-ノルボルネン、5-(2-メチル-6-ヘプテニル)-2-ノルボルネン、5-(1,2-ジメチル-5-ヘキセニル)-2-ノルボルネン、5-(5-エチル-5-ヘキセニル)-2-ノルボルネン、5-(1,2,3-トリメチル-4-ペンテニル)-2-ノルボルネン、5-ビニリデン-2-ノルボルネン、5-エチリデン-2-ノルボルネン(ENB)、5-イソプロピリデン-2-ノルボルネン等の不飽和ノルボルネン誘導体、メチルテトラヒドロインデン、および、ジシクロペンタジエン、などの環状非共役ジエン;
2,3-ジイソプロピリデン-5-ノルボルネン、2-エチリデン-3-イソプロピリデン-5-ノルボルネン、2-プロペニル-2,2-ノルボルナジエン、4-エチリデン-8-メチル-1,7-ノナジエン等のトリエン
などが挙げられる。これらの非共役ポリエンのうち、VNBおよびENBが好ましい。
これらの非共役ポリエンは一種単独で用いても、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
エチレン含量50.7~56.3質量%、非共役ポリエン含量6.8~8.4質量%の第1のエチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A1)(以下、「共重合体(A1)」とも呼ばれる場合がある。)と、
エチレン含量61.7~67.3質量%、非共役ポリエン含量3.7~5.3質量%の第2のエチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A2)(以下、「共重合体(A2)」とも呼ばれる場合がある。)と
を含むことが好ましい。共重合体(A)がこのような共重合体(A1)および共重合体(A2)を含むと、良加工性の未架橋のゴム組成物が得られ、かつ、機械強度に優れるため好ましい。
本発明のゴム組成物は、親水性シリカ(B)を含む。本発明において親水性シリカ(B)を必須成分とするのは、ゴム組成物の補強材として親水性シリカを用いたときには、シリカ以外の補強材や疎水性シリカを用いたときと比べて、より高い引裂強度を有するゴム架橋体を与えることができ、且つ、金型を用いて成形および架橋をしたときに金型から脱型する際の脱型性に優れることに基づいている。また、ゴム組成物の補強材として親水性シリカを用いたときには、比重の低いゴム架橋体を与えることもできる。したがって、例えば、腕時計用ウェアラブル端末のバンドとして、本発明のゴム組成物を用いて得られるものを採用すると、装着感の良い腕時計用ウェアラブル端末が得られるとともに、脈拍計が搭載されているタイプの腕時計用ウェアラブル端末の場合には、脈拍測定時に端末がずれにくくなる。
親水性シリカ(B)の配合量は、その用途により適宜選択できるが、共重合体(A)100質量部に対して、通常30~80質量部、好ましくは40~70質量部である。
本発明のゴム組成物を構成する架橋剤(C)は、上記共重合体(A)を架橋可能である限り特に限定されず、硫黄系化合物、過酸化物系架橋剤などゴムの分野において通常用いられる種々のものであってもよい。
過酸化物系架橋剤(C2)としては、
1,1-ビス(t-ブチルパーオキシ)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、1,1-ビス(t-ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、2,2-ビス(t-ブチルパーオキシ)オクタン、1,1-ビス(t-ブチルパーオキシ)シクロドデカンなどのパーオキシケタール、並びに、
ジ-t-ブチルパーオキサイド、t-ブチルクミルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、α、α'-ビス(t-ブチルパーオキシ-m-イソプロピル)ベンゼン、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ)ヘキシン-3、t-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキサノエート、t-ブチルパーオキシ-3,5,5-トリメチルヘキサノエート、2,5-ジメチル-2,5-ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサンなどのジアルキルパーオキサイド等が挙げられる。
ここで、架橋剤(C)としてイオウ系化合物(C1)が用いられる場合、その含有量は、前記共重合体(A)100質量部に対して0.01~5質量部であることが好ましい。
一方、架橋剤(C)として過酸化物系架橋剤(C2)が用いられる場合、その含有量は、前記共重合体(A)100質量部に対して0.5~5質量部であることが好ましい。
本発明のゴム組成物は、上述した共重合体(A)、親水性シリカ(B)、および架橋剤(C)を含むところ、用途に合わせてさらにその他の成分を含んでいても良い。
本発明のゴム組成物は、架橋体としたときの引張強度、引裂強度、耐摩耗性などの機械的性質を高めるために、上記親水性シリカ(B)に加えて、さらに、親水性シリカ(B)以外の補強材(B')を含んでいても良い。
カーボンブラックの種類は特に限定されないが、使用目的に応じて、通常ゴム工業において用いられる公知のタイプ、例えば、ファーネスブラック(ASTM D 1765による分類)、チャンネルブラック、サーマルブラック、アセチレンブラック等が挙げられる。
また、重質炭酸カルシウムとしては、市販されている「ホワイトンSB」(商品名;白石カルシウム株式会社)等を用いることができる。
本発明のゴム組成物は、その用途に応じて、ゴムの分野において軟化剤として一般的に用いられる公知の可塑剤をさらに含んでいてもよい。
本発明に係るゴム組成物には、上記共重合体(A)、親水性シリカ(B)および架橋剤(C)のほかに、加硫促進剤をさらに含んでいてもよい。
-2-ベンゾチアゾールスルフェンアミド、2-メルカプトベンゾチアゾール(例えば、「サンセラーM」(商品名;三新化学工業株式会社製)など)、2-(4-モルホリノジチオ)ペンゾチアゾール(例えば、「ノクセラーMDB-P」(商品名;三新化学工業株式会社製)など)、2-(2,4-ジニトロフェニル)メルカプトベンゾチアゾール、2-(2,6-ジエチル-4-モルフォリノチオ)ベンゾチアゾール、ジベンゾチアジルジスルフィド等のチアゾール系;ジフェニルグアニジン、トリフェニルグアニジン、ジオルソトリルグアニジン等のグアニジン系;アセトアルデヒド-アニリン縮合物、ブチルアルデヒド-アニリン縮合物、アルデヒドアミン系;2-メルカプトイミダゾリン等のイミダゾリン系;ジエチルチオウレア、ジブチルチオウレア等のチオウレア系;テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド(例えば、「サンセラーTT」(商品名;三新化学工業株式会社製)など)、テトラエチルチウラムジスルフィド(例えば、「サンセラーTET」(商品名;三新化学工業株式会社製)など)等のチウラム系;ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛(例えば、「サンセラーBZ」(商品名;三新化学工業株式会社製)など)、ジエチルジチオカルバミン酸テルル等のジチオ酸塩系;エチレンチオ尿素(例えば、「サンセラー22-C」(商品名;三新化学工業株式会社製)など)、N,N'-ジエチルチオ尿素等のチオウレア系;ジブチルキサトゲン酸亜鉛等のザンテート系;その他亜鉛華(例えば、「META-Z102」(商品名;井上石灰工業株式会社製)などの酸化亜鉛)等が挙げられる。
上記架橋剤(C)として過酸化物系架橋剤(C2)を用いる場合には、本発明に係るゴム組成物には、上記共重合体(A)、補強材(B)および架橋剤(C)のほかに、物性や加硫速度改善などを目的として、必要に応じて、適宜な共架橋剤をさらに含むことができる。
またこの態様のゴム組成物においては、過酸化物系架橋剤を用いた加硫の際にメタクリル酸エステルやタイク(日本化成株式会社)の如きトリアリルイソシアヌレート(TAIC)、などを加硫助剤としてさらに添加してもよい。
本発明に係るゴム組成物には、上記共重合体(A)、親水性シリカ(B)および架橋剤(C)のほかに、加硫助剤をさらに含んでいてもよい。
本発明に係るゴム組成物には、上記共重合体(A)、親水性シリカ(B)および架橋剤(C)のほかに、加工助剤をさらに含んでいてもよい。
本発明に係るゴム組成物から製造されたゴム製品は、さらに製品寿命を長くするために、老化防止剤を含有してもよい。また、老化防止剤としては、従来公知の老化防止剤、例えばアミン系老化防止剤、フェノール系老化防止剤、イオウ系老化防止剤等が挙げられる。
本発明のゴム組成物は、上記所定質量部の共重合体(A)、親水性シリカ(B)および架橋剤(C)と、必要により配合される上記「その他の成分」とから、一般的なゴム配合物の調製方法と同様の方法によって調製することができる。
本発明のゴム組成物は、ゴム架橋体の原料として用いることができる。本発明のゴム架橋体は、上述したゴム組成物を架橋してなる。本発明のゴム架橋体は、高い引裂強度を有しており、且つ、比重も低い。したがって、軽量且つ高い強度を要する各分野のゴム製品として非常に有用である。
(ムーニー粘度(ML(1+4)125℃)、最低粘度(Vm))
125℃におけるムーニー粘度(ML(1+4)125℃)は、JIS K6300に準拠して、ムーニー粘度計((株)島津製作所製SMV202型)を用いて、125℃の条件下で測定した。この際、測定開始からの最低粘度(Vm(125℃))を求めた。
実施例および比較例におけるゴム組成物を用いて、測定装置:MDR2000P(ALPHA TECHNOLOGIES 社製MDR (Moving Die Rheometer))により、キュアメーター試験を行い、S'Max-S'Min、tc10、tc20、tc50およびtc90を以下のとおり測定した。
また、加硫曲線の最大傾きをMCR(dNm/分)とした。
(引張破断点応力、引張破断点伸び)
ゴム架橋体からなるシートの引張破断点応力、引張破断点伸びを以下の方法で測定した。
また、測定温度を180℃に変更した場合についても、同様の測定を行った。
引裂強度(TR-B)は、JIS-K6252-1に規定される「試験方法B-手順(a):切込みなしアングル形試験片を用いる方法」に従い測定した。
JIS K 6253に従い、シートの硬度(タイプAデュロメータ、HA)の測定は、平滑な表面をもっている2mmのシート状ゴム成形品6枚を用いて、平らな部分を積み重ねて厚み約12mmとして行った。ただし、試験片に異物の混入したもの、気泡のあるもの、およびキズのあるものは用いなかった。また、試験片の測定面の寸法は、押針先端が試験片の端から12mm以上離れた位置で測定できる大きさとした。
JIS L1013(2010年)に従って測定した。
<実施例、比較例で用いた成分について>
実施例及び比較例では、エチレン・プロピレン・非共役ポリエン共重合体として下記のものを使用した:
EPDM1:エチレン・プロピレン・ENB共重合体(商品名:三井EPT(商標) X-4010M(三井化学(株)製))、ML(1+4)100℃(ASTM D 1646):8、エチレン含量(ASTM D 3900):54wt%、ENB含量(ASTM D 6047):7.6wt%、[η]:1.03dl/g、比重:0.87;
EPDM2:エチレン・プロピレン・ENB共重合体(商品名:三井EPT(商標) 3062EM(三井化学(株)製))、ML(1+4)125℃(ASTM D 1646):43、エチレン含量(ASTM D 3900):65wt%、ENB含量(ASTM D 6047):4.5wt%、[η]:2.72dl/g、比重:0.87、油展量:20phr。
親水性シリカ1:表面修飾されていないフュームドシリカ(商品名:アエロジル(登録商標)200(日本アエロジル(株)製))、比重:1.06;
疎水性シリカ1:トリメチルシリル基で表面修飾したフュームドシリカ(商品名:アエロジル(登録商標)RX200(日本アエロジル(株)製))。
第一段階として、MIXTRON BB MIXER(神戸製鋼所社製、BB-4型、容積2.95L、ローター4WH)を用いて、共重合体(A)として上記EPDM1 70質量部および上記EPDM2 36質量部(共重合体成分量として30質量部相当)と、親水性シリカ(B)として上記親水性シリカ1 67質量部と、加硫助剤として活性亜鉛華(商品名:META-Z 102、井上石灰工業(株)製) 5質量部と、加工助剤としてステアリン酸 2質量部と、可塑剤としてパラフィン系プロセスオイル(商品名:ダイアナプロセスオイル PS-430、出光興産(株)製) 44重量部とを混練し、配合物を得た。混練条件は、ローター回転数50rpm、フローティングウェイト圧力3kg/cm2、混練時間5分間で行い、混練排出温度は120℃であった。
次に、第二段階として、第一段階で得られた配合物に8インチロールを用いて前記ゴム組成物に、加硫促進剤として2-メルカプトベンゾチアゾール(サンセラーM:三新化学工業(株)製) 0.5質量部、テトラメチルチウラムジスルフィド(サンセラーTT:三新化学工業(株)製) 0.5質量部、テトラエチルチウラムジスルフィド(サンセラーTET:三新化学工業(株)製) 0.5質量部、および、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛(サンセラーBZ:三新化学工業(株)製) 1.5質量部と、架橋剤(C)として硫黄 0.8質量部とを加えて混練し、未架橋のゴム組成物を得た。混練条件は、ロール温度を前ロール/後ロール:50℃/50℃、ロール回転数を前ロール/後ロール:18rpm/15rpm、ロール間隙を2mmとして、混練時間8分間で分出した。未架橋のゴム組成物の組成を表1に示す。
〇:シート4辺のうち一つも裂けない。
△:シート4辺のうち1~3か所裂ける。
×:シート4辺のうち4か所裂ける。
結果を、下記表2-2に示す。
親水性シリカ(B)として用いた上記親水性シリカ1に代えて、カーボンブラック(SRF)(商品名:旭#50G、旭カーボン(株)製) 67質量部を用いたことを除き、実施例1と同様に行った。ここで、未架橋のゴム組成物についてのキュアメータ試験は、表2-1に記載の測定条件下で行うとともに、加硫ゴム物性の測定に用いるゴム架橋体を製造する際のプレス温度および時間を、表2-2に記載のものとした。
親水性シリカ(B)として用いた上記親水性シリカ1に代えて、上記疎水性シリカ1 15質量部およびカーボンブラック(SRF)(商品名:旭#50G、旭カーボン(株)製)45質量部を用いたことを除き、実施例1と同様に行った。ここで、未架橋のゴム組成物についてのキュアメータ試験は、表2-1に記載の測定条件下で行うとともに、加硫ゴム物性の測定に用いるゴム架橋体を製造する際のプレス温度および時間を、表2-2に記載のものとした。
親水性シリカ(B)として用いた上記親水性シリカ1に代えて、同量のカーボンブラック(FEF)(商品名:旭#60G、旭カーボン(株)製)を用いたことを除き、実施例1と同様に行った。ここで、未架橋のゴム組成物についてのキュアメータ試験は、表2-1に記載の測定条件下で行うとともに、加硫ゴム物性の測定に用いるゴム架橋体を製造する際のプレス温度および時間を、表2-2に記載のものとした。
親水性シリカ(B)として用いた上記親水性シリカ1に代えて、同量のクレー(商品名:ディキシークレー(商標)、ヴァンダービルトケミカルズ社製)を用いたことを除き、実施例1と同様に行った。ここで、未架橋のゴム組成物についてのキュアメータ試験は、表2-1に記載の測定条件下で行うとともに、加硫ゴム物性の測定に用いるゴム架橋体を製造する際のプレス温度および時間を、表2-2に記載のものとした。
親水性シリカ(B)として用いた上記親水性シリカ1に代えて、同量のタルク(商品名:ミストロンベーパー(MISTRON VAPOR)、イメリス スペシャリティーズ ジャパン(株)製)を用いたことを除き、実施例1と同様に行った。ここで、未架橋のゴム組成物についてのキュアメータ試験は、表2-1に記載の測定条件下で行うとともに、加硫ゴム物性の測定に用いるゴム架橋体を製造する際のプレス温度および時間を、表2-2に記載のものとした。
親水性シリカ(B)として用いた上記親水性シリカ1に代えて、同量の上記疎水性シリカ1を用いたことを除き、実施例1と同様に行った。ここで、未架橋のゴム組成物についてのキュアメータ試験は、表2-1に記載の測定条件下で行うとともに、加硫ゴム物性の測定に用いるゴム架橋体を製造する際のプレス温度および時間を、表2-2に記載のものとした。
Claims (7)
- エチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)と、
親水性シリカ(B)と、
架橋剤(C)と
を含み、且つ、
前記エチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)が、
エチレン含量50.7~56.3質量%、非共役ポリエン含量6.8~8.4質量%の第1のエチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A1)60~90質量%と、
エチレン含量61.7~67.3質量%、非共役ポリエン含量3.7~5.3質量%の第2のエチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A2)10~40質量%と
を含むゴム組成物。 - 前記親水性シリカ(B)が、疎水基を有さない請求項1に記載のゴム組成物。
- 前記エチレン・炭素原子数3~20のα-オレフィン・非共役ポリエン共重合体(A)100質量部に対し、前記親水性シリカ(B)を30~80質量部含む、請求項1または2に記載のゴム組成物。
- 前記架橋剤(C)が硫黄である、請求項1~3のいずれか1項に記載のゴム組成物。
- 腕時計型ウェアラブル端末用バンドに用いられる、請求項1~4のいずれか1項に記載のゴム組成物。
- 請求項1~5のいずれか1項に記載のゴム組成物を架橋してなるゴム架橋体。
- 請求項6に記載のゴム架橋体を含む、腕時計型ウェアラブル端末用バンド。
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