JP7327260B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、車両用空調装置に関する。
特許文献1は、エアミックスドアを用いて温風と冷風との混合風量比率を調節することで、空調風の温度を調節可能な車両用空調装置を開示している。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
特開2011-131652号公報
先行技術文献の構成では、エアミックスドアが冷風通路と温風通路とのどちらの通路を閉じるかによって、最大冷房と最大暖房を切り替えている。また、エアミックスドアが冷風通路と温風通路との両方を部分的に開放することで、冷風と温風とを混合して温調している。しかしながら、吹き出し口に対応して温度差をつけることについては開示されていない。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、車両用空調装置にはさらなる改良が求められている。
開示される1つの目的は、車室内の上方に吹き出される空調風と車室内の下方に吹き出される空調風との温度差を調整可能な車両用空調装置を提供することにある。
ここに開示された車両用空調装置は、フェイス開口部(25)とフット開口部(26)とを有する空調ケース(11)と、空調ケース内に設けられ、空気を冷却する冷却器(12)と、空調ケース内に設けられ、空気を加熱する加熱器(13)と、冷却器と加熱器との間に設けられ、冷却器で冷却された冷風と加熱器で加熱された温風とを混合させることで空調風の温度を調整するエアミックスドア(40、240、340)と、エアミックスドアの開度を制御する制御部(70)とを備え、空調ケースは、冷風の流れる上方冷風通路(31)と温風の流れる上方温風通路(32)とを有する上方通路(30u)と、上方通路よりも下方に設けられ、温風の流れる下方温風通路(33)と冷風の流れる下方冷風通路(34)とを有する下方通路(30d)とを備え、エアミックスドアは、上方通路に流れる空調風の温度を調整する上方エアミックスドア(40u、240u)と、上方エアミックスドアの開度と異なる開度に制御可能であって、下方通路に流れる空調風の温度を調整する下方エアミックスドア(40d、340d)とを備えている。
空調ケースは、エアミックスドアの一部を収納可能な収納凹部(15、215)を備えている。上方冷風通路は、上方温風通路よりも上方に設けられている。収納凹部は、上方エアミックスドアを収納する上方収納凹部(215u)である。上方エアミックスドアは、上方収納凹部に最も深くまで収納されている状態において、上方冷風通路の一部を開いている。
開示された車両用空調装置によると、上方通路に流れる空調風の温度を調整する上方エアミックスドアと、上方エアミックスドアの開度と異なる開度に制御可能であって、下方通路に流れる空調風の温度を調整する下方エアミックスドアとを備えている。このため、下方エアミックスドアの開度を制御することで、下方通路に流れる空調風の温度を上方通路に流れる空調風の温度と異なる温度に制御することができる。したがって、車室内の上方に吹き出される空調風と車室内の下方に吹き出される空調風との温度差を調整可能な車両用空調装置を提供できる。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
車両用空調装置の内部構成を示す断面図である。 車両用空調装置の制御に関するブロック図である。 最大冷房モードでのエアミックスドアの開度を示す断面図である。 最大暖房モードでのエアミックスドアの開度を示す断面図である。 温度差拡大モードでのエアミックスドアの開度を示す断面図である。 第2実施形態における最大冷房モードでのエアミックスドアの開度を示す断面図である。 第2実施形態における最大暖房モードでのエアミックスドアの開度を示す断面図である。 第2実施形態における温度差拡大モードでのエアミックスドアの開度を示す断面図である。 第3実施形態における最大冷房モードでのエアミックスドアの開度を示す断面図である。 第3実施形態における最大暖房モードでのエアミックスドアの開度を示す断面図である。 第3実施形態における温度差拡大モードでのエアミックスドアの開度を示す断面図である。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的におよび/または構造的に対応する部分および/または関連付けられる部分には同一の参照符号、または百以上の位が異なる参照符号が付される場合がある。対応する部分および/または関連付けられる部分については、他の実施形態の説明を参照することができる。
第1実施形態
図1において、車両用空調装置10は、空調ケース11と冷却器12と加熱器13とを備えている。冷却器12としては、冷凍サイクルを構成する冷媒が内部を流れる蒸発器を採用可能である。加熱器13としては、冷凍サイクルを構成する冷媒が内部を流れる凝縮器を採用可能である。冷却器12として蒸発器を用い、加熱器13として凝縮器を用いる構成は、ヒートポンプシステムと呼ばれる。ヒートポンプシステムでは、冷凍サイクルにおいて冷媒が凝縮する際に周囲に放熱する現象と、冷媒が蒸発する際に周囲から吸熱する現象との両方の現象を利用している。冷凍サイクルを構成する圧縮機としては、回転数を電気的に制御可能な電動圧縮機を採用可能である。ただし、圧縮機をエンジン駆動に連動させて制御するエンジン駆動圧縮機を採用してもよい。ここで、圧縮機の回転数を高くするほど、蒸発器の温度を低く、凝縮器の温度を高くすることができる。
加熱器13は、凝縮器に限られない。加熱器13として高温のエンジンを冷却するためのエンジン冷却水を内部に流すヒータコアを採用してもよい。あるいは、加熱器13として、出力を電気的に制御可能な電気ヒータを採用してもよい。また、加熱器13を1つの装置で構成しなくてもよい。例えば、加熱器13を凝縮器と電気ヒータとの2つの装置で構成してもよい。この場合、凝縮器だけでは十分な暖房能力が得られない場合に、電気ヒータを用いて暖房能力を補うことができる。
空調ケース11には、送風機14で送風される空気が流れる空気流路が形成されている。空調ケース11には、デフロスタ開口部24とフェイス開口部25とフット開口部26とが形成されている。デフロスタ開口部24は、フロントウィンドウに空調風を吹き出すための開口部である。フェイス開口部25は、車室内の上方であって主に乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すための開口部である。フット開口部26は、車室内の下方であって主に乗員の下半身に向けて空調風を吹き出すための開口部である。フット開口部26は、フェイス開口部25よりも下方に設けられている。
空調ケース11の内部には、冷風と温風とを混合可能な混合通路30が形成されている。混合通路30は、上方通路30uと下方通路30dとを備えている。上方通路30uは、デフロスタ開口部24やフェイス開口部25に連通している。上方通路30uは、冷風が流れる上方冷風通路31と、温風が流れる上方温風通路32とを備えている。上方冷風通路31には、冷却器12を通過した空調風が加熱器13を通過することなく流れる。上方温風通路32には、冷却器12を通過した後に、加熱器13を通過した空調風が流れる。上方温風通路32は、上方冷風通路31よりも下方に設けられている。
下方通路30dは、フット開口部26に連通している。下方通路30dは、温風が流れる下方温風通路33と、冷風が流れる下方冷風通路34とを備えている。下方温風通路33には、冷却器12を通過した後に、加熱器13を通過した空調風が流れる。下方冷風通路34には、冷却器12を通過した空調風が加熱器13を通過することなく流れる。下方冷風通路34は、下方温風通路33よりも下方に設けられている。下方通路30dは、上方通路30uよりも下方に設けられている。まとめると、空調ケース11において、上方から下方に向かって上方冷風通路31、上方温風通路32、下方温風通路33、下方冷風通路34の順に各通路が設けられている。
空調ケース11の内部には、エアミックスドア40が設けられている。エアミックスドア40は、温風の風量と冷風の風量との割合を調整するドア装置である。エアミックスドア40は、空調風の流れにおいて、冷却器12と加熱器13との間に設けられている。言い換えると、エアミックスドア40は、冷却器12よりも空調風の下流、かつ、加熱器13よりも空調風の上流に設けられている。
エアミックスドア40は、上方エアミックスドア40uと下方エアミックスドア40dとを備えている。上方エアミックスドア40uは、上方冷風通路31と上方温風通路32とを開閉して、上方通路30uに流れる空調風の温度を調整するドア装置である。下方エアミックスドア40dは、下方温風通路33と下方冷風通路34とを開閉して、下方通路30dに流れる空調風の温度を調整するドア装置である。
上方エアミックスドア40uは、上方ドア部材41uと上方シャフト42uと上方モータ45uとを備えている。上方ドア部材41uは、上下方向にスライド移動する板状部材である。上方シャフト42uは、上方ドア部材41uと連動して回転する円柱状のシャフトである。上方シャフト42uは、上方冷風通路31と上方温風通路32との間の高さに位置している。言い換えると、上方シャフト42uは、加熱器13の上端部と略同じ高さに設けられている。上方シャフト42uの端部は、空調ケース11の外部に突出している。上方モータ45uは、上方シャフト42uを回転させるモータ装置である。
上方ドア部材41uと上方シャフト42uとには、互いに噛み合う凹凸形状が形成されている。このため、上方モータ45uにより上方シャフト42uが回転することで、上方ドア部材41uが上下方向にスライド移動することとなる。ここで、上方モータ45uの回転方向を順方向と逆方向とで切り替えることで、上方ドア部材41uのスライド方向を上方向と下方向とに切り替えることができる。
下方エアミックスドア40dは、下方ドア部材41dと下方シャフト42dとを備えている。下方ドア部材41dは、上下方向にスライド移動する板状部材である。下方ドア部材41dは、上方ドア部材41uよりも上下方向の長さが長い。下方シャフト42dは、下方ドア部材41dと連動して回転する円柱状のシャフトである。下方シャフト42dは、下方温風通路33と下方冷風通路34との間の高さに位置している。言い換えると、下方シャフト42dは、加熱器13の下端部と略同じ高さに設けられている。下方シャフト42dの端部は、空調ケース11の外部に突出している。
下方ドア部材41dと下方シャフト42dとには、互いに噛み合う凹凸形状が形成されている。このため、下方シャフト42dが回転することで、下方ドア部材41dが上下方向にスライド移動することとなる。
エアミックスドア40は、上方エアミックスドア40uと下方エアミックスドア40dとを連結する棒状のラックギア43を備えている。ラックギア43は、空調ケース11の外部に設けられている。上方シャフト42uとラックギア43とは、空調ケース11の外部で互いに接触している。下方シャフト42dとラックギア43とは、空調ケース11の外部で互いに接触している。ラックギア43は、連結部材の一例を提供する。
上方シャフト42uとラックギア43とには、互いに噛み合う凹凸形状が形成されている。下方シャフト42dとラックギア43とには、互いに噛み合う凹凸形状が形成されている。このため、上方モータ45uが回転することで上方シャフト42uが回転すると、上方シャフト42uに連動しているラックギア43もスライド移動することとなる。さらに、ラックギア43がスライド移動すると、ラックギア43に連動している下方シャフト42dが回転することとなる。言い換えると、ラックギア43を介して、上方シャフト42uと下方シャフト42dとが互いに連動して回転することとなる。
上方シャフト42uや下方シャフト42dなどにおける凹凸形状の間隔や深さなどは、任意に調整可能である。この凹凸形状の間隔や深さなどを適切に調整することで、下方ドア部材41dの移動量を上方ドア部材41uの移動量と異なる開度に制御することができる。言い換えると、上方シャフト42uと下方シャフト42dとラックギア43との間でのギア比やギアの噛み合い強さを適切に制御することで、上方エアミックスドア40uの開度と下方エアミックスドア40dの開度とを互いに異なる開度に制御することができる。
上方モータ45uが順方向に回転することで、上方ドア部材41uが下方向、かつ、下方ドア部材41dが上方向に移動する。言い換えると、上方モータ45uが順方向に回転することで、上方エアミックスドア40uと下方エアミックスドア40dとが互いに近づく方向にスライド移動する。一方、上方モータ45uが逆方向に回転することで、上方ドア部材41uが上方向、かつ、下方ドア部材41dが下方向に移動する。言い換えると、上方モータ45uが逆方向に回転することで、上方エアミックスドア40uと下方エアミックスドア40dとが互いに離れる方向にスライド移動する。ただし、上方モータ45uの回転方向とエアミックスドア40の移動方向は、上述の関係に限られない。
空調ケース11には、エアミックスドア40の一部を収納するための収納凹部15が形成されている。収納凹部15は、空調ケース11の下面に形成された下方収納凹部15dによって構成されている。下方収納凹部15dは、下方ドア部材41dの一部を収納可能に形成されている。下方収納凹部15dは、下方ドア部材41dの下方に位置している。下方収納凹部15dの陥没量は、下方ドア部材41dの上下方向の長さよりも小さい。このため、下方ドア部材41dが下方収納凹部15dに収納された状態であっても、下方収納凹部15dよりも上方に下方ドア部材41dがはみ出した状態となる。
図2において、制御部70は、内気温度センサ51と外気温度センサ52と操作パネル61とに接続している。内気温度センサ51は、車室内の温度である内気温度を計測する温度センサである。制御部70は、内気温度センサ51を用いて内気温度を取得する。外気温度センサ52は、車室外の温度である外気温度を計測する温度センサである。制御部70は、外気温度センサ52を用いて外気温度を取得する。
操作パネル61は、乗員の操作によって空調温度や送風量を設定するための装置である。乗員は、操作パネル61を操作することで、冷房運転と暖房運転とを実行可能である。乗員は、操作パネル61を操作することで、温度差拡大モードを実行可能である。温度差拡大モードとは、フェイス開口部25から吹き出す空調風の温度とフット開口部26から吹き出す空調風の温度との温度差を大きく確保するモードである。温度差拡大モードは、暖房運転時と冷房運転時とのどちらの場合であっても採用可能なモードである。温度差拡大モードでは、例えばフェイス開口部25から吹き出す空調風を通常よりも低温、かつフット開口部26から吹き出す空調風の温度を通常よりも高温にする。乗員は、操作パネル61を操作することで、温度差拡大モードで維持する温度差を任意に設定することができる。ただし、乗員の入力操作ではなく、あらかじめ設定された温度差を採用してもよい。制御部70は、操作パネル61の操作結果を取得する。
制御部70は、送風機14とエアミックスドア40とに接続している。送風機14は、空調ケース11内に風を流すための装置である。送風機14は、送風量を電気的に制御可能な電動送風機である。制御部70は、送風機14を制御して、空調ケース11内部を流れる風の量を制御する。制御部70は、エアミックスドア40の開度を制御して、フェイス開口部25やフット開口部26などの開口部から吹き出す空調風の温度を制御する。
車両用空調装置10における複数の空調モードについて、以下に説明する。空調モードとしては、最大冷房モードと最大暖房モードと温度差拡大モードとの3つのモードを例に説明する。最大冷房モードとは、上方冷風通路31と下方冷風通路34とに流れる風量が、上方温風通路32と下方温風通路33とに流れる風量に対して最も多くなる空調モードである。最大暖房モードとは、上方温風通路32と下方温風通路33とに流れる空調風の風量が、上方冷風通路31と下方冷風通路34とに流れる空調風の風量に対して最も多くなる空調モードである。温度差拡大モードでは、各通路の風量の割合が最大冷房モードと最大暖房モードとの中間の状態となる。
図3において、最大冷房モードでは、上方エアミックスドア40uによって上方温風通路32を閉じ、下方エアミックスドア40dによって下方温風通路33を閉じる。言い換えると、エアミックスドア40は、上方温風通路32と下方温風通路33とを閉じ、上方冷風通路31と下方冷風通路34とを開いている。このため、冷却器12で冷却された冷風は、加熱器13を通過せずに上方冷風通路31や下方冷風通路34を通過する。したがって、温度の低い冷風がフェイス開口部25やフット開口部26から車室内に吹き出されることとなる。
図4において、最大暖房モードでは、上方エアミックスドア40uによって上方冷風通路31を閉じ、下方エアミックスドア40dによって下方冷風通路34を閉じる。言い換えると、エアミックスドア40は、上方冷風通路31と下方冷風通路34とを閉じ、上方温風通路32と下方温風通路33とを開いている。このため、冷却器12で冷却された冷風は、加熱器13で加熱された後、上方温風通路32や下方温風通路33を通過する。したがって、温度の高い温風がフェイス開口部25やフット開口部26から車室内に吹き出されることとなる。最大暖房モードでは、下方ドア部材41dの下端部が下方収納凹部15dに最も深く収納されている状態となる。
図5において、温度差拡大モードでは、上方エアミックスドア40uによって上方冷風通路31の一部を閉じ、下方エアミックスドア40dによって下方冷風通路34を閉じる。言い換えると、エアミックスドア40は、上方冷風通路31の一部と下方冷風通路34を閉じ、上方冷風通路31の一部と上方温風通路32と下方温風通路33を開いている。このため、冷却器12で冷却された冷風の多くは、加熱器13で加熱された後、上方温風通路32や下方温風通路33を通過する。また、冷却器12で冷却された冷風の一部は、加熱器13を通過せずに上方冷風通路31を通過する。したがって、温度の高い温風がフット開口部26から車室内に吹き出される。さらに、最大冷房モードと最大暖房モードとの間の温度の空調風がフェイス開口部25から吹き出されることとなる。言い換えると、フェイス開口部25から吹き出される空調風の温度が、フット開口部26から吹き出される空調風の温度よりも低くなる。
温度差拡大モードでのエアミックスドア40の開度は、上述の開度に限られない。例えば、わずかに下方冷風通路34の一部を開くように下方エアミックスドア40dを制御してもよい。この場合、上方冷風通路31と上方温風通路32と下方温風通路33と下方冷風通路34との各通路に空調風が流れることとなる。このため、最大冷房モードと最大暖房モードとの間の温度の空調風が、フェイス開口部25とフット開口部26との両方の開口部から吹き出されることとなる。言い換えると、下方冷風通路34をわずかに開いた分、フット開口部26から吹き出される空調風の温度が下がる。このように、上方エアミックスドア40uの開度と下方エアミックスドア40dの開度とを制御することで、フェイス開口部25から吹き出される空調風の温度とフット開口部26から吹き出される空調風の温度とを制御することができる。
加熱器13に凝縮器を採用した場合、温度差拡大モードの実行中に圧縮機の回転数を高めることで、冷却器12での冷却能力と加熱器13での加熱能力を同時に高められる。これにより、フェイス開口部25から吹き出される空調風と、フット開口部26から吹き出される空調風との温度差をある程度維持しながら空調風の温度を制御できる。言い換えると、圧縮機の回転数を制御することで暖房能力や冷房能力を制御し、エアミックスドア40の開度を制御することで温度差を制御することができる。
上述した実施形態によると、車両用空調装置10は、上方エアミックスドア40uの開度と異なる開度に制御可能であって、下方通路30dに流れる空調風の温度を調整する下方エアミックスドア40dを備えている。このため、上方通路30uを流れる空調風の温度と下方通路30dを流れる空調風の温度との温度差を制御することができる。したがって、車室内の上方に吹き出される空調風と車室内の下方に吹き出される空調風との温度差を調整可能な車両用空調装置10を提供できる。
空調ケース11は、下方エアミックスドア40dの一部を収納可能な下方収納凹部15dを備えている。言い換えると、空調ケース11は、エアミックスドア40の一部を収納可能な収納凹部15を備えている。このため、エアミックスドア40が収納凹部15に収納されている状態において、特定の通路が安定して閉じられている状態を維持できる。例えば、下方エアミックスドア40dが下方収納凹部15dに収納されており、下方エアミックスドア40dが下方冷風通路34を閉じている状態を想定する。この場合、空調ケース11と下方ドア部材41dの下端部との間の隙間を流れる空調風の量が少ない状態を安定して維持できることとなる。
下方エアミックスドア40dは、下方収納凹部15dに一部が収納されている状態において、下方冷風通路34を閉じている。このため、下方エアミックスドア40dが下方収納凹部15dに収納され始めてから、最も深く収納されるまでエアミックスドア40を移動させることができる。言い換えると、下方冷風通路34を閉じている状態を維持して、下方エアミックスドア40dがスライド移動可能な範囲を広く確保できる。したがって、上方エアミックスドア40uと下方エアミックスドア40dとが連動してスライド移動する場合であっても、下方冷風通路34を閉じた状態を維持して上方エアミックスドア40uをさらにスライド移動させることができる。下方冷風通路34を安定して閉じることができる構成は、フット開口部26から吹き出される空調風を温かくしたい場合に特に有効である。
上方エアミックスドア40uと下方エアミックスドア40dとを連結しているラックギア43を備えている。このため、1つのモータで上方エアミックスドア40uと下方エアミックスドア40dとの両方を連動して駆動することができる。したがって、複数のモータを用いて上方エアミックスドア40uと下方エアミックスドア40dとを駆動する場合に比べて、モータを設置するスペースを削減できる。よって、車両用空調装置10を小型および軽量に設計しやすい。
制御部70は、フェイス開口部25から吹き出される空調風がフット開口部26から吹き出される空調風よりも低い温度になるようにエアミックスドア40の開度を制御する。このため、乗員の上半身に向けて比較的冷たい空調風を吹き出し、乗員の下半身に向けて比較的温かい空調風を吹き出すことができる。ここで、空調制御において、一般的には頭を冷やして足を温める頭寒足熱の空調が快適な空調であるとされている。したがって、制御部70の制御によって、頭寒足熱型の快適な空調制御を実行することができる。
第2実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、空調ケース11に上方収納凹部215uが形成されている。また、上方エアミックスドア240uは、漏出開口部241aを備えている。
図6において、エアミックスドア240は、上方エアミックスドア240uと下方エアミックスドア40dとを備えている。上方エアミックスドア240uは、上方冷風通路31と上方温風通路32とを開閉して、上方通路30uに流れる空調風の温度を調整するドア装置である。
上方エアミックスドア240uは、上方ドア部材241uと上方シャフト42uと上方モータ45uとを備えている。上方ドア部材241uは、上下方向にスライド移動する板状部材である。上方ドア部材241uには、漏出開口部241aが形成されている。漏出開口部241aは、上方ドア部材241uを貫通して空調風を流すための開口部である。漏出開口部241aは、上方ドア部材241uの下方側に設けられている。
上方ドア部材241uと上方シャフト42uとには、互いに噛み合う凹凸形状が形成されている。このため、上方モータ45uにより上方シャフト42uが回転することで、上方ドア部材241uが上下方向にスライド移動することとなる。ここで、上方モータ45uの回転方向を順方向と逆方向とで切り替えることで、上方ドア部材241uのスライド方向を上方向と下方向とに切り替えることができる。
空調ケース11には、エアミックスドア240の一部を収納するための収納凹部215が形成されている。収納凹部215は、空調ケース11の下面に形成された下方収納凹部15dと、空調ケース11の上面に形成された上方収納凹部215uとを備えている。上方収納凹部215uは、上方ドア部材241uの一部を収納可能に形成されている。上方収納凹部215uは、上方ドア部材241uの上方に位置している。上方収納凹部215uの陥没量は、上方ドア部材241uの上下方向の長さよりも小さい。このため、上方ドア部材241uが上方収納凹部215uに収納された状態であっても、上方収納凹部215uよりも下方に上方ドア部材241uがはみ出した状態となる。
車両用空調装置10における複数の空調モードについて、以下に説明する。図6において、最大冷房モードでは、上方エアミックスドア240uによって上方温風通路32を閉じ、下方エアミックスドア40dによって下方温風通路33を閉じる。言い換えると、エアミックスドア240は、上方温風通路32と下方温風通路33とを閉じ、上方冷風通路31と下方冷風通路34とを開いている。このため、温度の低い冷風がフェイス開口部25やフット開口部26から車室内に吹き出されることとなる。
最大冷房モードにおいて、上方エアミックスドア240uと下方エアミックスドア40dとは、空調風の流れ方向に互いに重なっている。より詳細には、漏出開口部241aと下方ドア部材41dとが空調風の流れ方向である前後方向に重なっている。これにより、空調風が漏出開口部241aを通過して上方温風通路32に向かって漏出することを抑制している。
図7において、最大暖房モードでは、上方エアミックスドア240uによって上方冷風通路31を閉じ、下方エアミックスドア40dによって下方冷風通路34を閉じる。言い換えると、エアミックスドア240は、上方冷風通路31と下方冷風通路34とを閉じ、上方温風通路32と下方温風通路33とを開いている。このため、温度の高い温風がフェイス開口部25やフット開口部26から車室内に吹き出されることとなる。最大暖房モードでは、下方ドア部材41dの下端部が下方収納凹部15dに収納される直前の状態となる。また、最大暖房モードでは、上方ドア部材241uの上端部が上方収納凹部215uに収納される直前の状態となる。
図8において、温度差拡大モードでは、上方ドア部材241uの上端部が上方収納凹部215uに最も深く収納されている。さらに、下方ドア部材41dの下端部が下方収納凹部15dに最も深く収納されている。上方エアミックスドア240uによって上方冷風通路31の一部を閉じ、下方エアミックスドア40dによって下方冷風通路34を閉じる。言い換えると、エアミックスドア240は、上方冷風通路31の一部と下方冷風通路34とを閉じ、上方冷風通路31の一部と上方温風通路32と下方温風通路33とを開いている。このため、冷風の多くは、加熱器13で加熱された後、上方温風通路32や下方温風通路33を通過し、冷風の一部は、漏出開口部241aから漏出して上方冷風通路31を通過する。したがって、温度の高い温風がフット開口部26から車室内に吹き出され、最大冷房モードと最大暖房モードとの間の温度の空調風がフェイス開口部25から吹き出されることとなる。言い換えると、フェイス開口部25から吹き出される空調風の温度が、フット開口部26から吹き出される空調風の温度よりも低い、頭寒足温型の空調を実行できる。
温度差拡大モードでのエアミックスドア240の開度は、上述の開度に限られない。例えば、上方ドア部材241uと下方ドア部材41dとが収納凹部215に最も深く収納されている位置よりも、わずかに浅い位置に制御してもよい。この場合、漏出開口部241aの位置をわずかに下方に配置され、漏出開口部241aから漏出する空調風の量を減らすことができる。このため、上方冷風通路31に漏出する空調風が減少する分、フェイス開口部25から吹き出される空調風の温度が上がる。このように、上方エアミックスドア240uの開度と下方エアミックスドア40dの開度とを制御することで、フェイス開口部25から吹き出される空調風の温度とフット開口部26から吹き出される空調風の温度とを制御することができる。
上述した実施形態によると、上方エアミックスドア240uは、上方収納凹部215uに最も深くまで収納されている状態において、上方冷風通路31の一部を開いている。このため、上方エアミックスドア240uの一部が上方収納凹部215uに収納されている状態を維持してスライド移動することで、漏出開口部241aから漏出して上方冷風通路31に流れる冷風の量を増減させることができる。
上方エアミックスドア240uが上方収納凹部215uに収納されている状態では、下方エアミックスドア40dが下方収納凹部15dに収納されている。このため、下方冷風通路34を閉じた状態を安定して維持しながら、漏出開口部241aの位置を調整することができる。したがって、上方通路30uを流れる空調風の温度と、下方通路30dを流れる空調風の温度との温度差を細かく制御しやすい。
第3実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、上方モータ45uで上方エアミックスドア40uを駆動し、下方モータ345dで下方エアミックスドア340dを駆動している。また、空調ケース11の上面に通路拡大部317が形成されている。
図9において、エアミックスドア340は、上方エアミックスドア40uと下方エアミックスドア340dとを備えている。下方エアミックスドア340dは、下方ドア部材41dと下方シャフト42dと下方モータ345dとを備えている。下方モータ345dは、下方シャフト42dを回転させるモータ装置である。
下方ドア部材41dと下方シャフト42dには、互いに噛み合う凹凸形状が形成されている。このため、下方モータ345dにより下方シャフト42dが回転することで、下方ドア部材41dが上下方向にスライド移動することとなる。ここで、下方モータ345dの回転方向を順方向と逆方向とで切り替えることで、下方ドア部材41dのスライド方向を上方向と下方向とに切り替えることができる。
空調ケース11には、通路拡大部317が形成されている。通路拡大部317は、空調ケース11の内側から外側に向かって膨出して形成されている。通路拡大部317は、上方冷風通路31の通路面積を拡大している。このため、上方冷風通路31の通路面積は、下方冷風通路34の通路面積よりも大きい。したがって、上方通路30uに流れる空調風の温度を下方通路30dに流れる空調風の温度よりも低くしやすい。
車両用空調装置10における複数の空調モードについて、以下に説明する。図9において、最大冷房モードでは、上方エアミックスドア40uによって上方温風通路32を閉じ、下方エアミックスドア340dによって下方温風通路33を閉じる。言い換えると、エアミックスドア340は、上方温風通路32と下方温風通路33とを閉じ、上方冷風通路31と下方冷風通路34とを開いている。このため、冷却器12で冷却された冷風は、加熱器13を通過せずに上方冷風通路31や下方冷風通路34を通過する。したがって、温度の低い冷風がフェイス開口部25やフット開口部26から車室内に吹き出されることとなる。ここで、上方冷風通路31の通路面積が下方冷風通路34の通路面積よりも大きいため、フット開口部26よりもフェイス開口部25から強く冷風が吹き出すこととなる。
図10において、最大暖房モードでは、上方エアミックスドア40uによって上方冷風通路31を閉じ、下方エアミックスドア340dによって下方冷風通路34を閉じる。言い換えると、エアミックスドア340は、上方冷風通路31と下方冷風通路34とを閉じ、上方温風通路32と下方温風通路33とを開いている。このため、温度の高い温風がフェイス開口部25やフット開口部26から車室内に吹き出すこととなる。
図11において、温度差拡大モードでは、上方エアミックスドア40uによって上方温風通路32を閉じ、下方エアミックスドア340dによって下方冷風通路34を閉じる。言い換えると、エアミックスドア340は、上方温風通路32と下方冷風通路34とを閉じ、上方冷風通路31と下方温風通路33とを開いている。このため、冷却器12で冷却された冷風の一部は、加熱器13を通過せずに上方冷風通路31を通過する。また、冷却器12で冷却された冷風の一部は、加熱器13で加熱された後、下方温風通路33を通過する。したがって、温風がフット開口部26から車室内に吹き出され、冷風がフェイス開口部25から吹き出されることとなる。言い換えると、フェイス開口部25から吹き出される空調風の温度が、フット開口部26から吹き出される空調風の温度よりも低くなる。
温度差拡大モードでのエアミックスドア340の開度は、上述の開度に限られない。例えば、わずかに上方温風通路32の一部を開くように上方エアミックスドア40uを制御してもよい。あるいは、わずかに下方冷風通路34の一部を開くように下方エアミックスドア340dを制御してもよい。このように、上方エアミックスドア40uを用いて、上方通路30uを流れる空調風の温度を制御できる。また、下方エアミックスドア340dを用いて、下方通路30dを流れる空調風の温度を制御できる。
上述した実施形態によると、エアミックスドア340は、上方エアミックスドア40uを駆動する上方モータ45uと、下方エアミックスドア340dを駆動する下方モータ345dとを備えている。このため、上方モータ45uと下方モータ345dとを互いに独立して制御することで、上方エアミックスドア40uの開度と下方エアミックスドア340dの開度とを異なる開度に制御しやすい。また、上方エアミックスドア40uの開度と下方エアミックスドア340dの開度とを任意の開度に制御して、各開口部から吹き出す空調風の温度を適切に制御しやすい。
他の実施形態
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、1つの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
明細書および図面等における開示は、請求の範囲の記載によって限定されない。明細書および図面等における開示は、請求の範囲に記載された技術的思想を包含し、さらに請求の範囲に記載された技術的思想より多様で広範な技術的思想に及んでいる。よって、請求の範囲の記載に拘束されることなく、明細書および図面等の開示から、多様な技術的思想を抽出することができる。
本開示に記載の制御部およびその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された1つないしは複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサを構成する専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の装置およびその手法は、専用ハードウェア論理回路により、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の装置およびその手法は、コンピュータプログラムを実行するプロセッサと1つ以上のハードウェア論理回路との組み合わせにより構成された1つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
10 車両用空調装置、 11 空調ケース、 12 冷却器、 13 加熱器、 15 収納凹部、 15d 下方収納凹部、 25 フェイス開口部、 26 フット開口部、 30u 上方通路、 30d 下方通路、 31 上方冷風通路、 32 上方温風通路、 33 下方温風通路、 34 下方冷風通路、 40 エアミックスドア、 40u 上方エアミックスドア、 40d 下方エアミックスドア、 41u 上方ドア部材、 41d 下方ドア部材、 42u 上方シャフト、 42d 下方シャフト、 43 ラックギア(連結部材)、 45u 上方モータ、 70 制御部、 215 収納凹部、 215u 上方収納凹部、 240 エアミックスドア、 240u 上方エアミックスドア、 241u 上方ドア部材、 241a 漏出開口部、 340 エアミックスドア、 340d 下方エアミックスドア、 345d 下方モータ

Claims (5)

  1. フェイス開口部(25)とフット開口部(26)とを有する空調ケース(11)と、
    前記空調ケース内に設けられ、空気を冷却する冷却器(12)と、
    前記空調ケース内に設けられ、空気を加熱する加熱器(13)と、
    前記冷却器と前記加熱器との間に設けられ、前記冷却器で冷却された冷風と前記加熱器で加熱された温風とを混合させることで空調風の温度を調整するエアミックスドア(40、240、340)と、
    前記エアミックスドアの開度を制御する制御部(70)とを備え、
    前記空調ケースは、
    冷風の流れる上方冷風通路(31)と温風の流れる上方温風通路(32)とを有する上方通路(30u)と、
    前記上方通路よりも下方に設けられ、温風の流れる下方温風通路(33)と冷風の流れる下方冷風通路(34)とを有する下方通路(30d)とを備え、
    前記エアミックスドアは、
    前記上方通路に流れる空調風の温度を調整する上方エアミックスドア(40u、240u)と、
    前記上方エアミックスドアの開度と異なる開度に制御可能であって、前記下方通路に流れる空調風の温度を調整する下方エアミックスドア(40d、340d)とを備え
    前記空調ケースは、前記エアミックスドアの一部を収納可能な収納凹部(15、215)を備えており、
    前記上方冷風通路は、前記上方温風通路よりも上方に設けられており、
    前記収納凹部は、前記上方エアミックスドアを収納する上方収納凹部(215u)であり、
    前記上方エアミックスドアは、前記上方収納凹部に最も深くまで収納されている状態において、前記上方冷風通路の一部を開いている車両用空調装置。
  2. 前記制御部は、最大冷房モードの実行中において、前記上方エアミックスドアと前記下方エアミックスドアとが空調風の流れ方向に互いに重なるように、前記エアミックスドアの開度を制御する請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記エアミックスドアは、前記上方エアミックスドアと前記下方エアミックスドアとを連結している連結部材(43)を備えている請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記エアミックスドアは、
    前記上方エアミックスドアを駆動する上方モータ(45u)と、
    前記下方エアミックスドアを駆動する下方モータ(345d)とを備えている請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置。
  5. 前記制御部は、前記フェイス開口部から吹き出される空調風が前記フット開口部から吹き出される空調風よりも低い温度になるように前記エアミックスドアの開度を制御する請求項から請求項4のいずれかに記載の車両用空調装置。
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