JP7327070B2 - コイル部品およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コイル部品およびその製造方法に関する。
コイル部品を製造する方法として、コイル導体の上部および下部に磁性体シートを押圧して一体化する方法が知られている。
特許文献1には、モールド樹脂で巻き線を封止したモールドコイルにおいて、巻き線端末の少なくとも一部に断面が大きくなる導体が成形され、巻き線と少なくとも1部が電気的に接合し、導体形成部の少なくとも一部がモールドコイル内に埋設されたモールドコイル成型体において、導体形成部の少なくとも一部が外部電極と電気的に接合してなるモールドコイルが開示されている。特許文献1に記載のモールドコイルは、下部成形材料と、巻き線と、上部成形材料とを圧縮により一体化することによって形成される。
特開2011-3761号公報
特許文献1に記載されているような方法でコイル部品を製造する場合、コイル部品の素体を構成する下部成形材料と上部成形材料との接合強度を高くすることが求められる。また、コイル部品内でのコイル導体の位置ずれを抑制することも求められる。
本発明の目的は、素体を構成する磁性体部の接合強度が高く、かつコイル導体の位置ずれが抑制されたコイル部品およびその製造方法を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、コイル部品の素体の内部において、素体を構成する第1磁性体部と第2磁性体部との間に特定の形状の凹凸を設けることにより、素体を構成する磁性体部の接合強度を高くすることができ、かつコイル導体の位置ずれを抑制することができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明の第1の要旨によれば、素体と、素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
素体は、コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、巻回軸と直交し且つ第1側面および第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
コイル導体は、巻回部と、素体のいずれかの側面に引き出された第1引出部および第2引出部とを備え、
第1磁性体部は、その主面において、巻回部の外側に設けられた外側凸部と、巻回部の内側に設けられた内側凸部とを有し、
外側凸部は、素体の1つの側面または隣接する2つの側面でのみ露出している、コイル部品が提供される。
本発明の第2の要旨によれば、素体と、素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
素体は、コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、巻回軸と直交し且つ第1側面および第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
コイル導体は、巻回部と、第1引出部と、第2引出部とを備え、
第1磁性体部は、その主面において、巻回部の外側に設けられた4つの外側凸部を有し、
第1の外側凸部は、素体の第1側面でのみ露出しており、
第2の外側凸部は、素体の第2側面でのみ露出しており、
第3の外側凸部は、素体の第3側面でのみ露出しており、
第4の外側凸部は、素体の第4側面でのみ露出しており、
第1引出部の少なくとも一部は第1の外側凸部に埋設され、第2引出部の少なくとも一部は第2の外側凸部に埋設される、コイル部品が提供される。
本発明の第3の要旨によれば、素体と、素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
素体は、コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、巻回軸と直交し且つ第1側面および第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
コイル導体は、巻回部と、第1引出部と、第2引出部とを備え、
第1磁性体部は、その主面において、巻回部の外側に設けられた4つの外側凸部を有し、
第1の外側凸部は、素体の第1側面および第3側面でのみ露出しており、
第2の外側凸部は、素体の第2側面および第4側面でのみ露出しており、
第3の外側凸部は、素体の第2側面および第3側面でのみ露出しており、
第4の外側凸部は、素体の第1側面および第4側面でのみ露出しており、
第1引出部の少なくとも一部は第1の外側凸部に埋設され、第2引出部の少なくとも一部は第2の外側凸部に埋設される、コイル部品が提供される。
本発明の第4の要旨によれば、上述のいずれかのコイル部品の製造方法であって、
コイル導体の巻回部の外形寸法に対応する凹部と、凹部の外側に位置し且つ凹部から延在する1または複数の溝状の凹部とを有する金型を準備する工程、
金型にコイル導体を配置する工程であって、コイル導体の巻回部の少なくとも一部は、巻回軸が凹部の底面に対して略垂直になるように凹部の内部に配置され、かつコイル導体の第1引出部および第2引出部の少なくとも一方の少なくとも一部は溝状の凹部の内部に配置される、工程、
第1磁性粒子を含有する第1磁性体シートを金型に押圧して、コイル導体の少なくとも一部を第1磁性体シートに埋め込む工程、
金型からコイル導体および第1磁性体シートを取り外す工程、
第1磁性体シートおよびコイル導体の上に、第2磁性粒子を含有する第2磁性体シートを押圧して、第1磁性体シートと第2磁性体シートとが接合された積層体を形成する工程、ならびに
積層体を所定の寸法に切断して、コイル部品を得る工程
を含む、方法が提供される。
本発明に係るコイル部品は、素体を構成する磁性体部の接合強度が高く、かつコイル導体の位置ずれが抑制される。また、本発明に係るコイル部品の製造方法によれば、素体を構成する磁性体部の接合強度が高く、かつコイル導体の位置ずれが抑制されたコイル部品を得ることができる。
本発明の一の実施形態に係るコイル部品の透過斜視図である。 本発明の一の実施形態に係るコイル部品のコイル導体の上面を通る断面図である。 図2に示すコイル部品の(a)線における断面図(図3(a))、(b)線における断面図(図3(b))、(c)線における断面図(図3(c))、および(d)線における断面図(図3(d))である。 本発明に係るコイル部品の第1変形例を示す断面図である。 本発明に係るコイル部品の第2変形例を示す断面図である。 本発明に係るコイル部品の第3変形例を示す断面図である。 本発明に係るコイル部品の第4変形例を示す断面図である。 本発明に係るコイル部品の第5変形例を示す断面図である。 本発明に係るコイル部品の第6変形例を示す断面図である。 本発明に係るコイル部品の第7変形例を示す断面図である。 本発明の一の実施形態に係るコイル部品の引出部の断面の位置を示す、コイル導体の上面を通る断面図である。 図11に示すコイル部品の(a)線での断面における引出部の位置の一例を示す模式図である。 図11に示すコイル部品の(e)線での断面図における引出部の位置の一例を示す模式図である。 図11に示すコイル部品の(e)線での断面図における引出部の位置の別の例を示す模式図である。 本発明の一の実施形態に係るコイル部品の製造に用いる金型の一例を示す模式図である。 本発明の一の実施形態に係るコイル部品の製造工程を説明する模式断面図である。 本発明の一の実施形態に係るコイル部品の製造工程を説明する模式断面図である。
以下、本発明の一の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。但し、以下に示す実施形態は例示を目的とするものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
[コイル部品]
図1に、本発明の一の実施形態に係るコイル部品1の透過斜視図を示す。図2は、図1に示すコイル部品1の、コイル導体20の上面を通る断面図である。図3(a)は、図2に示すコイル部品の(a)線における断面図である。図3(b)は、図2に示すコイル部品の(b)線における断面図である。図3(c)は、図2に示すコイル部品の(c)線における断面図である。図3(d)は、図2に示すコイル部品の(d)線における断面図である。
図1に示すコイル部品1は、素体10と、素体10の内部に設けられたコイル導体20とを含む。図1に示すコイル部品1は、コイル導体20の第1引出部21と電気的に接続する第1外部電極31と、コイル導体20の第2引出部22と電気的に接続する第2外部電極32とを更に含んでいる。尤も、第1外部電極31および第2外部電極32は必須の構成ではなく、本実施形態に係るコイル部品1は第1外部電極31および第2外部電極32を有しなくてもよい。また、図2~図14において、第1外部電極31および第2外部電極32は省略している。
素体10は、コイル導体20の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面10aおよび第2側面10bと、巻回軸と直交し且つ第1側面および第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面10cおよび第4側面10dとを有する略矩形である。
素体10は、図3に示すように、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部11と、第1磁性体部11の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部13とを含む。第1磁性体部11と第2磁性体部13とは、コイル導体20を上下から挟持するように設けられている。換言すると、コイル導体20は、第1磁性体部11と第2磁性体部13との間に位置している。第1磁性粒子および第2磁性粒子は、フェライト粒子等のセラミック粒子であってよく、金属磁性体粒子であってもよい。第1磁性粒子および第2磁性粒子は、その表面にコーティングを有してもよい。第1磁性粒子と第2磁性粒子とは、同じ組成および/または平均粒径を有してよく、あるいは互いに異なる組成および/または平均粒径を有してもよい。第1磁性体部11および第2磁性体部13は、磁性粒子に加えて樹脂を含んでいてよい。第1磁性体部11と、第2磁性体部13とは、同じ組成(第1磁性粒子および第2磁性粒子の種類および配合量、ならびに樹脂の種類および配合量等)を有してよく、あるいは互いに異なる組成を有してもよい。
コイル導体20は、巻回部と、素体10のいずれかの側面に引き出された第1引出部21および第2引出部22とを備える。図1および図2に示す構成において、コイル導体20の第1引出部21は素体10の第1側面10aに引き出されており、第2引出部22は素体10の第2側面10bに引き出されている。
図3(a)~図3(d)に示すように、第1磁性体部11は、その主面において、巻回部の外側に設けられた外側凸部121と、巻回部の内側に設けられた内側凸部122とを有する。第1磁性体部11は、図5に示すように、その主面において外側凸部121を1つのみ有してよく、複数の外側凸部121を有してもよい。図2~図3に示す構成において、第1磁性体部11は、4つの外側凸部121を有する。図2~図3に示す構成において、4つの外側凸部121はいずれも、コイル導体20の巻回部の上面と同じ高さを有するが、外側凸部121の高さは巻回部の上面より低くてよく、巻回部の上面より高くてもよい。また、図2~図3に示す構成において、4つの外側凸部121はいずれも同じ高さを有している。尤も、第1磁性体部11が複数の外側凸部121を有する場合、複数の外側凸部121の高さは同じであってよく、互いに異なっていてもよい。
外側凸部121は、素体10の1つの側面または隣接する2つの側面でのみ露出している。図2に示す構成においては、外側凸部121はいずれも、素体10の1つの側面でのみ露出している。一方、図4に示す構成においては、外側凸部121はいずれも、素体10の隣接する2つの側面で露出している。
コイル導体20の第1引出部21または第2引出部22は、その少なくとも一部が外側凸部121の内部に埋設されていることが好ましい。このような構成により、後述するように第1引出部21または第2引出部22の引出位置をより正確に制御することができる。例えば図2~図3に示す構成において、コイル導体20の第1引出部21は、図3(a)に示すように、その全体が外側凸部121の内部に埋設されている。
第1磁性体部11の内側凸部122は、図2~図3に示すようにコイル導体20の巻回部を充填するように設けられていることが好ましい。また、図2~図3に示す構成において、内側凸部122はコイル導体20の巻回部の上面と同じ高さを有するが、内側凸部122の高さは巻回部の上面より低くてよく、巻回部の上面より高くてもよい。図2~図3に示す構成において、内側凸部122の高さは外側凸部121の高さと同じであるが、内側凸部122は、外側凸部121と異なる高さを有してもよい。
本実施形態に係るコイル部品1は、素体10を構成する第1磁性体部11が上述したような外側凸部121および内側凸部122を有することにより、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接触面積を大きくすることができ、その結果、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接合強度を向上させることができる。そのため、第1磁性体部11と第2磁性体部13とが剥離してしまうのを防止することができる。
また、本実施形態に係るコイル部品1は、コイル導体20の巻回部が1以上の外側凸部121と内側凸部122とで挟持された構造を有する。換言すると、本実施形態に係るコイル部品1において、コイル導体20の巻回部は、1以上の外側凸部121と内側凸部122とで押さえ込まれている。コイル部品1がこのような構造を有することにより、コイル部品1を製造する際にコイル導体20の位置ずれを抑制することができる。更に、コイル導体20の巻回部が1以上の外側凸部121と内側凸部122とで挟持されていることにより、素体10全体の接合強度を高くすることができる。
また、本実施形態に係るコイル部品1において、コイル導体20の第1引出部21または第2引出部22は、その少なくとも一部が外側凸部121の内部に埋設されていることが好ましい。このような構成により、第1引出部21または第2引出部22の、素体10の側面における引出位置をより正確に制御することができる。なお、第1磁性体部11が複数の外側凸部121を有する場合、第1引出部21および第2引出部22の両方がそれぞれ、少なくとも一部が外側凸部121の内部に埋設されていてもよい。より具体的には、第1引出部21の少なくとも一部が一の外側凸部121に埋設され、第2引出部22の少なくとも一部が別の外側凸部121に埋設されていてもよい。
さらに、本実施形態に係るコイル部品1は、第1磁性体部11が外側凸部121および内側凸部122を有することにより、第1磁性体部11と第2磁性体部13との間に非連続な面(境界面)が存在することになる。このような非連続な面が存在することにより、コイル部品1の直流重畳特性が向上し得る。なお、後述するような第1磁性体部11が内側凸部122を有しない変形例においても、第1磁性体部11が複数の外側凸部121を有することにより、第1磁性体部11と第2磁性体部13との間に非連続な面(境界面)が存在することになり、その結果、コイル部品1の直流重畳特性が向上し得る。
次に、図2~図3に示す構成例についてより詳細に説明する。図2~図3に示すコイル部品において、第1磁性体部11は4つの外側凸部(第1の外側凸部、第2の外側凸部、第3の外側凸部および第4の外側凸部)121を有している。これにより、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接触面積をより大きくすることができ、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接合強度をより高くすることができる。第1の外側凸部121は素体10の第1側面10aでのみ露出しており、第2の外側凸部121は素体10の第2側面10bでのみ露出しており、第3の外側凸部121は素体10の第3側面10cでのみ露出しており、第4の外側凸部121は素体10の第4側面10dでのみ露出している。コイル導体20の第1引出部21の少なくとも一部は第1の外側凸部121に埋設され、第2引出部22の少なくとも一部は第2の外側凸部121に埋設されている。また、図2~図3に示す構成において、コイル導体20の巻回部は平面視で四方から4つの外側凸部121によって保持されている。これにより、コイル導体20の位置ずれをより一層効果的に抑制することができる。更に、図2~図3に示す構成においては、第1引出部21および第2引出部22の両方がそれぞれ、第1の外側凸部121および第2の外側凸部121の内部に埋設されている。このような構成により、第1引出部21および第2引出部22の両方の引出位置をより一層正確に制御することができる。
次に、本実施形態に係るコイル部品1の第1変形例について、図4を参照して以下に説明する。第1変形例に係るコイル部品1は、外側凸部121の配置が異なる以外は図2~図3に示すコイル部品1と同様の構成を有する。そのため、主に外側凸部121の配置について以下に説明し、その他の構成の説明は省略する。第1変形例に係るコイル部品1は、図2~図3に示すコイル部品1と同様に、素体10の接合強度を向上させることができ、かつコイル導体20の位置ずれを抑制することができる。
第1変形例に係るコイル部品1において、第1磁性体部11は4つの外側凸部121を有している。コイル導体20の第1引出部21は、素体10の第3側面10cに引き出されており、第2引出部22は、素体10の第4側面10dに引き出されている。第1引出部21の少なくとも一部は第1の外側凸部121に埋設され、第2引出部22の少なくとも一部は第2の外側凸部121に埋設されている。このように第1引出部21および第2引出部22の両方が外側凸部121に埋設されていることにより、第1引出部21および第2引出部22の引出位置をより一層正確に制御することができる。
図4に示す第1変形例において、第1の外側凸部121は、素体10の第1側面10aおよび第3側面10cでのみ露出しており、第2の外側凸部121は、素体10の第2側面10bおよび第4側面10dでのみ露出しており、第3の外側凸部121は、素体10の第2側面10bおよび第3側面10cでのみ露出しており、第4の外側凸部121は、素体10の第1側面10aおよび第4側面10dでのみ露出している。換言すると、コイル導体20の巻回部は、平面視において対角線状に四方から4つの外側凸部121によって保持されている。このような構成によっても、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接触面積をより大きくすることができ、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接合強度をより高くすることができる。また、コイル導体20の位置ずれをより一層効果的に抑制することができる。
なお、図4に示す第1変形例に係るコイル部品1において、第1磁性体部11は、4つの外側凸部121に加えて内側凸部122を有しているが、第1磁性体部11は、後述するように、内側凸部122を有しなくてよく、4つの外側凸部121のみを有してもよい。このような構成によっても、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接触面積をより大きくすることができ、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接合強度をより高くすることができる。更に、コイル導体20の位置ずれをより一層効果的に抑制することができる。
次に、本実施形態に係るコイル部品1の第2変形例について、図5を参照して以下に説明する。第2変形例に係るコイル部品1は、コイル導体20の第1引出部21および第2引出部22の引出位置が異なる以外は上述の第1変形例と同様の構成を有する。そのため、主に第1引出部21および第2引出部22の引出位置について以下に説明し、その他の構成の説明は省略する。第2変形例に係るコイル部品1は、図4の第1変形例に係るコイル部品1と同様に、素体10の接合強度を向上させることができ、かつコイル導体20の位置ずれを抑制することができる。
第2変形例に係るコイル部品1において、第1磁性体部11は4つの外側凸部121を有している。コイル導体20の第1引出部21は、素体10の第1側面10aに引き出されており、第2引出部22は、素体10の第2側面10bに引き出されている。第1引出部21の少なくとも一部は第1の外側凸部121に埋設され、第2引出部22の少なくとも一部は第2の外側凸部121に埋設されている。このように第1引出部21および第2引出部22の両方が外側凸部121に埋設されていることにより、第1引出部21および第2引出部22の引出位置をより一層正確に制御することができる。
なお、図5に示す第2変形例に係るコイル部品1において、第1磁性体部11は、4つの外側凸部121に加えて内側凸部122を有しているが、第1磁性体部11は、内側凸部122を有しなくてよく、4つの外側凸部121のみを有してもよい。このような構成によっても、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接触面積をより大きくすることができ、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接合強度をより高くすることができる。更に、コイル導体20の位置ずれをより一層効果的に抑制することができる。
次に、本実施形態に係るコイル部品1の第3変形例について、図6を参照して以下に説明する。第3変形例に係るコイル部品1は、外側凸部121の数が異なる以外は図2~図3に示すコイル部品1と同様の構成を有する。そのため、主に外側凸部121の数について以下に説明し、その他の構成の説明は省略する。第3変形例に係るコイル部品1は、図2~図3に示すコイル部品1と同様に、素体10の接合強度を向上させることができ、かつコイル導体20の位置ずれを抑制することができる。
第3変形例に係るコイル部品1において、第1磁性体部11は、外側凸部121を1つのみ有する。この点において、第3変形例に係るコイル部品1は、第1磁性体部11が複数の外側凸部121を有する図2~図5のコイル部品1とは異なる。このように第1磁性体部11が外側凸部121を1つのみ有する場合であっても、外側凸部121および内側凸部122が存在することにより、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接触面積を大きくすることができ、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接合強度を高くすることができる。さらに、コイル導体20の巻回部が外側凸部121と内側凸部122とで挟持されることにより、コイル導体20の位置ずれを抑制することができる。加えて、図6に示すように、コイル導体20の第1引出部21の少なくとも一部は、第1の外側凸部121に埋設されている。このように第1引出部21が外側凸部121に埋設されていることにより、第1引出部21の引出位置をより一層正確に制御することができる。
次に、本実施形態に係るコイル部品1の第4変形例について、図7を参照して以下に説明する。第4変形例に係るコイル部品1は、外側凸部121の数が異なる以外は図2~図3に示すコイル部品1と同様の構成を有する。そのため、主に外側凸部121の数について以下に説明し、その他の構成の説明は省略する。第4変形例に係るコイル部品1は、図2~図3に示すコイル部品1と同様に、素体10の接合強度を向上させることができ、かつコイル導体20の位置ずれを抑制することができる。
第4変形例に係るコイル部品1において、第1磁性体部11は、2つの外側凸部121を有する。この点において、第4変形例に係るコイル部品1は、第1磁性体部11が4つの外側凸部121を有する図2~図5のコイル部品1とは異なる。このように第1磁性体部11が2つの外側凸部121を有する場合であっても、外側凸部121および内側凸部122が存在することにより、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接触面積を大きくすることができ、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接合強度を高くすることができる。さらに、コイル導体20の巻回部が外側凸部121と内側凸部122とで挟持されることにより、コイル導体20の位置ずれを抑制することができる。加えて、図7に示す構成において、コイル導体20の第1引出部21の少なくとも一部および第2引出部22の少なくとも一部はそれぞれ、外側凸部121に埋設されている。このように第1引出部21および第2引出部22の両方が外側凸部121に埋設されていることにより、第1引出部21および第2引出部22の引出位置をより一層正確に制御することができる。なお、図7において、2つの外側凸部121はそれぞれ、素体10の1つの側面でのみ露出するように配置されているが、2つの外側凸部121を設ける位置は図7に示す構成例に限定されず、用途等に応じて任意の位置に設けることができる。
次に、本実施形態に係るコイル部品1の第5変形例について、図8を参照して以下に説明する。第5変形例に係るコイル部品1は、外側凸部121の数が異なる以外は図2~図3に示すコイル部品1と同様の構成を有する。そのため、主に外側凸部121の数について以下に説明し、その他の構成の説明は省略する。第5変形例に係るコイル部品1は、図2~図3に示すコイル部品1と同様に、素体10の接合強度を向上させることができ、かつコイル導体20の位置ずれを抑制することができる。
第5変形例に係るコイル部品1において、第1磁性体部11は、3つの外側凸部121を有する。この点において、第5変形例に係るコイル部品1は、第1磁性体部11が4つの外側凸部121を有する図2~図5のコイル部品1とは異なる。このように第1磁性体部11が3つの外側凸部121を有する場合であっても、外側凸部121および内側凸部122が存在することにより、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接触面積を大きくすることができ、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接合強度を高くすることができる。さらに、コイル導体20の巻回部が外側凸部121と内側凸部122とで挟持されることにより、コイル導体20の位置ずれを抑制することができる。加えて、図8に示すように、コイル導体20の第1引出部21の少なくとも一部および第2引出部22の少なくとも一部はそれぞれ、外側凸部121に埋設されている。このように第1引出部21および第2引出部22の両方が外側凸部121に埋設されていることにより、第1引出部21および第2引出部22の引出位置をより一層正確に制御することができる。なお、図8において、3つの外側凸部121のうち、2つの外側凸部121は、素体10の2つの側面で露出するように配置されており、残りの1つの外側凸部121は素体10の1つの側面でのみ露出するように配置されているが、3つの外側凸部121を設ける位置は図8に示す構成例に限定されず、用途等に応じて任意の位置に設けることができる。
次に、本実施形態に係るコイル部品1の第6変形例について、図9を参照して以下に説明する。第6変形例に係るコイル部品1は、第1磁性体部11が内側凸部122を有しない以外は図2~図3に示すコイル部品1と同様の構成を有する。そのため、主に上記相違点についてのみ以下に説明し、その他の構成の説明は省略する。第6変形例に係るコイル部品1は、図2~図3に示すコイル部品1と同様に、素体10の接合強度を向上させることができ、かつコイル導体20の位置ずれを抑制することができる。
第6変形例に係るコイル部品1において、第1磁性体部11は、内側凸部122を有しておらず、4つの外側凸部121のみを有している。図9に示す第3変形例において、第1の外側凸部121は、素体10の第1側面10aでのみ露出しており、第2の外側凸部121は、素体10の第2側面10bでのみ露出しており、第3の外側凸部121は、素体10の第3側面10cでのみ露出しており、第4の外側凸部121は、素体10の第4側面10dでのみ露出している。第1引出部21の少なくとも一部は第1の外側凸部121に埋設され、第2引出部22の少なくとも一部は第2の外側凸部121に埋設されている。
図9に示すように第1磁性体部11が内側凸部122を有しない場合であっても、コイル導体20の巻回部が平面視にて四方から4つの外側凸部121で押さえ込まれることにより、コイル部品1を成形する際にコイル導体20の位置ずれを抑制することができる。さらに、第1磁性体部11が4つの外側凸部121を有することにより、内側凸部122が存在しない場合であっても、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接触面積を大きくすることができ、その結果、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接合強度を向上させることができる。
次に、本実施形態に係るコイル部品1の第7変形例について、図10を参照して以下に説明する。第7変形例に係るコイル部品1は、第1磁性体部11が内側凸部122を有しない以外は図4の第1変形例に係るコイル部品1と同様の構成を有する。そのため、主に上記相違点についてのみ以下に説明し、その他の構成の説明は省略する。第7変形例に係るコイル部品1は、図2~図3に示すコイル部品1と同様に、素体10の接合強度を向上させることができ、かつコイル導体20の位置ずれを抑制することができる。
第7変形例に係るコイル部品1において、第1磁性体部11は、内側凸部122を有しておらず、4つの外側凸部121のみを有している。図10に示す第7変形例において、第1の外側凸部121は、素体10の第1側面10aおよび第3側面10cでのみ露出しており、第2の外側凸部121は、素体10の第2側面10bおよび第4側面10dでのみ露出しており、第3の外側凸部121は、素体10の第2側面10bおよび第3側面10cでのみ露出しており、第4の外側凸部121は、素体10の第1側面10aおよび第4側面10dでのみ露出している。コイル導体20の第1引出部21は、素体10の第3側面10cに引き出されており、第2引出部22は、素体10の第4側面10dに引き出されている。第1引出部21の少なくとも一部は第1の外側凸部121に埋設され、第2引出部22の少なくとも一部は第2の外側凸部121に埋設されている。
図10に示すように第1磁性体部11が内側凸部122を有しない場合であっても、コイル導体20の巻回部が平面視にて四方から4つの外側凸部121で押さえ込まれることにより、コイル部品1を成形する際にコイル導体20の位置ずれを抑制することができる。さらに、第1磁性体部11が4つの外側凸部121を有することにより、内側凸部122が存在しない場合であっても、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接触面積を大きくすることができ、その結果、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接合強度を向上させることができる。
次に、図11~図14を参照して、コイル部品1の引出部の位置についてより詳細に説明する。図11は、本発明の一の実施形態に係るコイル部品1の、コイル導体20の上面を通る断面図であり、図12は、図11に示すコイル部品1の(a)線での断面における引出部の位置を示しており、図13は、図11に示すコイル部品1の(e)線での断面図における引出部の位置の一例を示しており、図14は、図11に示すコイル部品1の(e)線での断面図における引出部の位置の別の例を示している。
コイル導体20の第1引出部21および第2引出部22の少なくとも一方は、その端面(図においてそれぞれ符号211および221で示す)を除く全体が、第1磁性体部11の外側凸部121に埋設されていることが好ましい。例えば図12に示す構成例においては、コイル導体20の第1引出部21は、その端面211を除く全体が、外側凸部121に埋設されている。なお、第1引出部21の端面211は図11に示すように素体10の側面において露出している。このように第1引出部21および第2引出部22の少なくとも一方の全体が外側凸部121に埋設されている場合、第1引出部21および/または第2引出部22の位置ずれの発生をより一層抑制することができる。その結果、引出部と外部電極との接続をより一層確実に担保することができる。
別法として、コイル導体20の第1引出部21および/または第2引出部22は、その一部のみが外側凸部121に埋設されていてもよい。例えば図13に示すように、第2引出部22は、その上面(および端面221)を除く部分が外側凸部121に埋設されていてよい。図13に示す構成例において、コイル導体20の第2引出部22の上面と、外側凸部121の上面とは面一になっている。図14に示す別の例において、第2引出部22は、その上面および側面の一部(および端面221)を除く部分が外側凸部121に埋設されていてよい。図14に示す構成例において、コイル導体20の第2引出部22は、その一部が第1磁性体部11の外側凸部121の上面から突出した位置に設けられている。
以下、本発明に係るコイル部品1の各構成要素についてより詳細に説明する。
(第1磁性体部11および第2磁性体部13)
第1磁性体部11および第2磁性体部13に含まれる第1磁性粒子および第2磁性粒子は、上述したように金属磁性体粒子であってよい。金属磁性体粒子を構成する金属磁性体は、例えば、Fe-Si-Cr合金、Fe(カルボニル)、電磁軟鉄(Fe)、ケイ素鋼(Fe-3Si)、鉄-アルミ(Fe-3.5Al)、アルパーム(Fe-16Al)、パーメンジュール(Fe-50Co-2V)、センダスト(Fe-9.5Si-5.5Al)、45パーマロイ(Fe-45Ni)、78パーマロイ(Fe-78.5Ni)、スーパーマロイ(Fe-95Ni-5Mo)、ミューメタル(Fe-77Ni-2Cr-5Cu)、ハードパーム(Fe-79Ni-9Nb)、鉄基アモルファス(Fe-5Si-3B)およびCo基アモルファス(Co81.8-Fe4.2-Ni4.2-Si10-B20)からなる群から選択される1以上の材料であってよい。
第1磁性体部11および/または第2磁性体部13は、更に樹脂を含有することが好ましい。第1磁性体部11および/または第2磁性体部13が樹脂を含有する場合、樹脂を介して磁性粒子(第1磁性粒子および/または第2磁性粒子)同士が結合し得、その結果、第1磁性体部11および/または第2磁性体部13の素体強度を向上させることができる。また、第1磁性体部11および/または第2磁性体部13が樹脂を含有する場合、第1磁性体部11と第2磁性体部13とを、樹脂を介して接合することができ、その結果、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接合強度を更に高くすることができる。樹脂は、例えば、エポキシ樹脂および/またはフェノキシ樹脂であってよい。第1磁性体部11および/または第2磁性体部13は、磁性粒子(第1磁性粒子および/または第2磁性粒子)および樹脂に加えて、硬化剤、硬化促進剤、フィラー、難燃材、カップリング剤、分散剤、表面処理剤、レベリング剤、低弾性化ゴム成分、低弾性ゴム粒子、密着付与剤および/またはチクソ剤等を更に含んでよい。
外側凸部121は、図2および図4~図11に示されるように、素体10の側面に露出していてよい。外側凸部121の形状は特に限定されるものではなく、図3(a)、図3(c)および図12~図14に示されるように断面視で略台形状であってよい。金型による加工性等を考慮すると、外側凸部121の形状は、断面視において漸次幅狭になる形状であることが好ましく、例えば半円形等であってよい。
外側凸部121の数は特に限定されず、例えば、第1磁性体部11は1~9個の外側凸部121を備えてよい。コイル導体20の巻回部を囲む外側凸部121の配置は特に限定されず、例えば、図2および図9に示すように平面視で+(プラス)形状、または図4、図5および図10に示すように平面視でX字形状、または図8に示すように平面視でY字形状であってよい。
外側凸部121の最大幅は、コイル導体20の巻回部の幅よりも狭いことが好ましい。外側凸部121の最大幅がコイル導体20の巻回部の幅よりも狭い場合、コイル導体20の位置ずれをより一層効果的に抑制することができる。また、外側凸部121の最大幅は、その外側凸部121が露出している素体10の側面において、素体10の幅の1/4以上5/6以下程度であることが好ましい。また、コイル導体20の巻回軸方向からみたとき、第1磁性体部11の面積全体に占める外側凸部121および内側凸部122の面積の合計は、好ましくは5%以上97%以下であり、より好ましくは10%以上80%以下であり、さらに好ましくは10%以上70%以下である。
(コイル導体20)
コイル導体20の形状は特に限定されず、例えば、楕円形または円形であってよい。でもよい。図1に示すコイル導体20はα巻きのコイルであるが、コイルの巻き方は特に限定されるものではない。コイル導体20の寸法は、例えば、コイル部品1の寸法が1608サイズの場合、長辺方向1.3mm、短辺方向0.5mm、高さ方向0.5mmであってよい。
(第1外部電極31および第2外部電極32)
第1外部電極31および第2外部電極32は、Ag、Cu、NiまたはSn等の金属導体で構成されてよく、ガラスを更に含んでよい。外部電極(第1外部電極31および第2外部電極32)は、金属導体を含む導電性ペーストを素体10に塗布し、焼き付けることにより形成することができる。外部電極の表面にはめっき層をさらに形成してもよい。また、導電性ペーストを用いる方法ではなく、スパッタリングまたは直接めっきにより外部電極を形成してもよい。
(絶縁体部)
素体10は、第1磁性体部11と第2磁性体部13との間に絶縁体部を更に含むことが好ましい。絶縁体部の組成は、所望の特性に応じて適宜調整することができる。例えば、絶縁体部として、第1磁性体部11および第2磁性体部13よりも透磁率が低い層を設けることにより、コイル部品1の直流重畳特性をより高くすることができる。あるいは、第1磁性体部11と第2磁性体部13との間に絶縁体部として非磁性材料で構成される層を設けることにより、コイル部品1の直流重畳特性をさらに高くすることもできる。あるいは、絶縁体部として、第1磁性体部11および第2磁性体部13よりも透磁率が高い層を設けることにより、コイル部品1のインダクタンスをより大きくすることができる。絶縁体部は、単一の層で構成されてよく、組成の異なる複数の層で構成されてもよい。
また、絶縁体部として、第1磁性体部11および第2磁性体部13より樹脂の含有量が多い磁性体部を設けることにより、第1磁性体部11と第2磁性体部13との接合強度をより一層高くすることができる。例えば、透磁率を向上させるために第1磁性体部11および第2磁性体部13における磁性粒子の含有量を高くし(すなわち樹脂の含有量を低くし)、第1磁性体部11と第2磁性体部13との間に樹脂含有量の高い絶縁体部を設けることにより、より高い透磁率とより高い接合強度とを実現することができる。
本実施形態に係るコイル部品1の素体10寸法は特に限定されず、例えば1608サイズ、2012サイズまたは2520サイズ等であってよい。
[コイル部品の製造方法]
次に、本発明の一の実施形態に係るコイル部品1の製造方法について以下に説明する。尤も、以下に説明する方法は一例に過ぎず、本発明に係るコイル部品1の製造方法は以下の方法に限定されるものではない。
コイル部品1の製造方法は、所定形状の凹部を有する金型を準備する工程(金型準備工程)、金型にコイル導体20を配置する工程(コイル導体配置工程)、第1磁性体シートを金型に押圧する工程(第1磁性体シート押圧工程)、金型からコイル導体20および第1磁性体シートを取り外す工程(取り外し工程)、第1磁性体シートおよびコイル導体20の上に第2磁性体シートを押圧して積層体を得る工程(第2磁性体シート押圧工程)、ならびに積層体を所定の寸法に切断してコイル部品1を得る工程(切断工程)を含む。
(金型準備工程)
まず、コイル導体20の巻回部の外形寸法に対応する凹部と、凹部の外側に位置し且つ凹部から延在する1または複数の溝状の凹部とを有する金型を準備する。図15に、金型100の一例を示す。金型100は、凹部101と、凸部103とを有する。金型100には、あらかじめ離型剤等を塗布していてよい。また、素体10が絶縁体部を含む場合、金型100に、あらかじめ第3の磁性体部となる磁性体シート等を適用しておいてもよい。金型の凹部101の形状は、コイル導体20の形状および完成品のコイル部品1における外側凸部121の幅に応じて適宜設定することができる。例えば、外側凸部121に対応する凹部101の深さと、内側凸部122に対応する凹部101の深さとは異なっていてよい。また、コイル導体20に対応する凹部101の深さが、内側凸部122に対応する凹部101の深さより深い場合、コイル導体20の位置ずれをより一層効果的に抑制することができる。
(コイル導体配置工程)
次に、金型100にコイル導体20を配置する。コイル導体20の巻回部の少なくとも一部は、巻回軸が凹部の底面に対して略垂直になるように凹部101の内部に配置され、かつコイル導体の第1引出部21および第2引出部22の少なくとも一方の少なくとも一部は溝状の凹部101の内部に配置される。なお、本明細書において、「略垂直」は、90°±10°の範囲内であることを意味する。
(第1磁性体シート押圧工程)
次に、第1磁性粒子を含有する第1磁性体シート111を金型100に押圧して、コイル導体20の少なくとも一部を第1磁性体シート111に埋め込む。この埋め込みの際に、外側凸部および内側凸部を形成する。
第1磁性体シート111は、原料(第1磁性粒子、樹脂、および硬化剤等の添加剤)を所定の割合で混合してシート状に成形することによって製造することができる。混合にあたっては、更に溶剤を加えて粘度を調整してもよい。溶剤としては、MEK(メチルエチルケトン)、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、PGM(プロピレングリコールモノメチルエーテル)、PMA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)、DPM(ジプロピレングリコールモノメチルエーテル)、DPMA(ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)および/またはγ-ブチロラクトン等を用いてよい。シート状に成形する方法は特に限定されるものではないが、樹脂成分が未硬化状態(Aステージ状態)である混合物を、PETフィルム等からなる支持基材上に塗布して加熱することで、支持基材上に半硬化状態(Bステージ状態)の樹脂成分からなる第1磁性体シート111を形成することができる。加熱は例えば熱風乾燥機を用いて行うことができる。Aステージ状態の樹脂成分とは、硬化反応が進行していないエポキシ樹脂及びフェノキシ樹脂を含む成分である。また、Bステージ状態の樹脂成分とは、エポキシ樹脂及びフェノキシ樹脂が加熱されることで、エポキシ樹脂及びフェノキシ樹脂の硬化反応が一部進行しているが、完全には硬化していない状態の樹脂を含む成分である。
このような第1磁性体シート111を金型100に押圧して、コイル導体20の少なくとも一部を第1磁性体シート111に埋め込む。これにより、コイル導体20の内部に第1磁性体シート111が充填される。第1磁性体シート111の数は特に限定されず、第1磁性体シート111を1枚のみ押圧してよく、複数枚の第1磁性体シート111を重ねて押圧を行ってもよい。この押圧工程と同時に又は押圧工程の後に加熱を行い、第1磁性体シート111を硬化させてよい。硬化条件は樹脂の種類および含有量等に応じて適宜設定してよい。
(取り外し工程)
次に、金型100からコイル導体20および第1磁性体シート111を取り外す。金型100から取り出した第1磁性体シート111の表面には、外側凸部121および内側凸部122に対応する凸部112が形成されている。
(第2磁性体シート押圧工程)
次に、第1磁性体シート111およびコイル導体20の上に、第2磁性粒子を含有する第2磁性体シート113を押圧して、第1磁性体シート111と第2磁性体シート113とが接合された積層体を形成する(図16)。このとき、絶縁体部を更に含む素体10を形成する場合には、図17に示すように、第1磁性体シート111と第2磁性体シート113との間に第3磁性体シート114を設けてよい。第2磁性体シート113および第3磁性体シート114は、第1磁性体シート111と同様の手順で作製することができる。第1磁性体シート111のコイル導体20を埋め込んだ側に第2磁性体シート113を押圧し、圧着させることで、第1磁性体シート111と第2磁性体シート113とが接合された積層体を形成することができる。第2磁性体シート113の数は特に限定されず、第2磁性体シート113を1枚のみ押圧してよく、複数枚の第2磁性体シート113を重ねて押圧を行ってもよい。この押圧工程と同時に又は押圧工程の後に加熱を行い、第2磁性体シート113を硬化させてよい。硬化条件は樹脂の種類および含有量等に応じて適宜設定してよい。
(切断工程)
次に、積層体を所定の寸法に切断して、コイル部品1を得る。切断は、例えばダイシング等により行うことができる。個片化したコイル部品1は、寸法調整のためにバレル研磨等の研磨を施してよい。
このようにして得られたコイル部品の両端面(図1に示すコイル部品1においては、素体10の第1側面10aおよび第2側面10b)に、導電性ペーストを塗布し、焼き付けることにより外部電極(第1外部電極および第2外部電極)を形成してよい。外部電極の表面にめっき層を更に形成してよい。また、導電性ペーストを用いる方法に代えて、スパッタリングまたは直接めっきにより外部電極を形成してもよい。
本発明は以下の態様を含むが、これらの態様に限定されるものではない。
(態様1)
素体と、素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
素体は、コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、巻回軸と直交し且つ第1側面および第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
コイル導体は、巻回部と、素体のいずれかの側面に引き出された第1引出部および第2引出部とを備え、
第1磁性体部は、その主面において、巻回部の外側に設けられた外側凸部と、巻回部の内側に設けられた内側凸部とを有し、
外側凸部は、素体の1つの側面または隣接する2つの側面でのみ露出している、コイル部品。
(態様2)
第1引出部または第2引出部は、少なくとも一部が外側凸部の内部に埋設されている、態様1に記載のコイル部品。
(態様3)
第1磁性体部はその主面において複数の外側凸部を有する、態様1または2に記載のコイル部品。
(態様4)
第1磁性体部は4つの外側凸部を有し、
第1の外側凸部は、素体の第1側面でのみ露出しており、
第2の外側凸部は、素体の第2側面でのみ露出しており、
第3の外側凸部は、素体の第3側面でのみ露出しており、
第4の外側凸部は、素体の第4側面でのみ露出しており、
第1引出部の少なくとも一部は第1の外側凸部に埋設され、第2引出部の少なくとも一部は第2の外側凸部に埋設される、態様3に記載のコイル部品。
(態様5)
第1磁性体部は4つの外側凸部を有し、
第1の外側凸部は、素体の第1側面および第3側面でのみ露出しており、
第2の外側凸部は、素体の第2側面および第4側面でのみ露出しており、
第3の外側凸部は、素体の第2側面および第3側面でのみ露出しており、
第4の外側凸部は、素体の第1側面および第4側面でのみ露出しており、
第1引出部の少なくとも一部は第1の外側凸部に埋設され、第2引出部の少なくとも一部は第2の外側凸部に埋設される、態様3に記載のコイル部品。
(態様6)
素体と、素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
素体は、コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、巻回軸と直交し且つ第1側面および第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
コイル導体は、巻回部と、第1引出部と、第2引出部とを備え、
第1磁性体部は、その主面において、巻回部の外側に設けられた4つの外側凸部を有し、
第1の外側凸部は、素体の第1側面でのみ露出しており、
第2の外側凸部は、素体の第2側面でのみ露出しており、
第3の外側凸部は、素体の第3側面でのみ露出しており、
第4の外側凸部は、素体の第4側面でのみ露出しており、
第1引出部の少なくとも一部は第1の外側凸部に埋設され、第2引出部の少なくとも一部は第2の外側凸部に埋設される、コイル部品。
(態様7)
素体と、素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
素体は、コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、巻回軸と直交し且つ第1側面および第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
コイル導体は、巻回部と、第1引出部と、第2引出部とを備え、
第1磁性体部は、その主面において、巻回部の外側に設けられた4つの外側凸部を有し、
第1の外側凸部は、素体の第1側面および第3側面でのみ露出しており、
第2の外側凸部は、素体の第2側面および第4側面でのみ露出しており、
第3の外側凸部は、素体の第2側面および第3側面でのみ露出しており、
第4の外側凸部は、素体の第1側面および第4側面でのみ露出しており、
第1引出部の少なくとも一部は第1の外側凸部に埋設され、第2引出部の少なくとも一部は第2の外側凸部に埋設される、コイル部品。
(態様8)
第1引出部および第2引出部の少なくとも一方は、その端面を除く全体が外側凸部に埋設されている、態様1~7のいずれか1つに記載のコイル部品。
(態様9)
第1磁性体部が更に樹脂を含有する、態様1~8のいずれか1つに記載のコイル部品。
(態様10)
第1引出部と電気的に接続する第1外部電極と、第2引出部と電気的に接続する第2外部電極とを更に含む、態様1~9のいずれか1つに記載のコイル部品。
(態様11)
素体は、第1磁性体部と第2磁性体部との間に絶縁体部を更に含む、態様1~10のいずれか1つに記載のコイル部品。
(態様12)
態様1~11のいずれか1つに記載のコイル部品の製造方法であって、
コイル導体の巻回部の外形寸法に対応する凹部と、凹部の外側に位置し且つ凹部から延在する1または複数の溝状の凹部とを有する金型を準備する工程、
金型にコイル導体を配置する工程であって、コイル導体の巻回部の少なくとも一部は、巻回軸が凹部の底面に対して略垂直になるように凹部の内部に配置され、かつコイル導体の第1引出部および第2引出部の少なくとも一方の少なくとも一部は溝状の凹部の内部に配置される、工程、
第1磁性粒子を含有する第1磁性体シートを金型に押圧して、コイル導体の少なくとも一部を第1磁性体シートに埋め込む工程、
金型からコイル導体および第1磁性体シートを取り外す工程、
第1磁性体シートおよびコイル導体の上に、第2磁性粒子を含有する第2磁性体シートを押圧して、第1磁性体シートと第2磁性体シートとが接合された積層体を形成する工程、ならびに
積層体を所定の寸法に切断して、コイル部品を得る工程
を含む、方法。
本発明に係るコイル部品は、コイル部品の素体を構成する第1磁性体部と第2磁性体部との接合強度を高くすることができるので、高い信頼性が要求される用途に好適に用いることができる。
1 コイル部品
10 素体
10a 素体の第1側面
10b 素体の第2側面
10c 素体の第3側面
10d 素体の第4側面
11 第1磁性体部
121 外側凸部
122 内側凸部
13 第2磁性体部
20 コイル導体
21 第1引出部
211 第1引出部の端面
22 第2引出部
221 第2引出部の端面
31 第1外部電極
32 第2外部電極
100 金型
101 凹部
103 凸部
111 第1磁性体シート
112 凸部
113 第2磁性体シート
114 第3磁性体シート

Claims (11)

  1. 素体と、該素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
    前記素体は、前記コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、前記巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、前記巻回軸と直交し且つ前記第1側面および前記第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
    前記素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、該第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
    前記コイル導体は、巻回部と、前記素体のいずれかの側面に引き出された第1引出部および第2引出部とを備え、
    前記第1磁性体部は、前記主面において、前記巻回部の外側に設けられた外側凸部と、前記巻回部の内側に設けられた内側凸部とを有し、
    前記外側凸部は、前記素体の1つの側面または隣接する2つの側面でのみ露出し
    前記第1引出部または前記第2引出部は、少なくとも一部が前記外側凸部の内部に埋設されている、コイル部品。
  2. 前記第1磁性体部は前記主面において複数の前記外側凸部を有する、請求項に記載のコイル部品。
  3. 素体と、該素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
    前記素体は、前記コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、前記巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、前記巻回軸と直交し且つ前記第1側面および前記第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
    前記素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、該第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
    前記コイル導体は、巻回部と、前記素体のいずれかの側面に引き出された第1引出部および第2引出部とを備え、
    前記第1磁性体部は、前記主面において、前記巻回部の外側に設けられた外側凸部と、前記巻回部の内側に設けられた内側凸部とを有し、
    前記外側凸部は、前記素体の1つの側面または隣接する2つの側面でのみ露出し、
    前記第1磁性体部は前記主面において複数の前記外側凸部を有し、
    前記第1磁性体部は4つの前記外側凸部を有し、
    第1の外側凸部は、前記素体の前記第1側面でのみ露出しており、
    第2の外側凸部は、前記素体の前記第2側面でのみ露出しており、
    第3の外側凸部は、前記素体の前記第3側面でのみ露出しており、
    第4の外側凸部は、前記素体の前記第4側面でのみ露出しており、
    前記第1引出部の少なくとも一部は前記第1の外側凸部に埋設され、前記第2引出部の少なくとも一部は前記第2の外側凸部に埋設されている、コイル部品。
  4. 素体と、該素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
    前記素体は、前記コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、前記巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、前記巻回軸と直交し且つ前記第1側面および前記第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
    前記素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、該第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
    前記コイル導体は、巻回部と、前記素体のいずれかの側面に引き出された第1引出部および第2引出部とを備え、
    前記第1磁性体部は、前記主面において、前記巻回部の外側に設けられた外側凸部と、前記巻回部の内側に設けられた内側凸部とを有し、
    前記外側凸部は、前記素体の1つの側面または隣接する2つの側面でのみ露出し、
    前記第1磁性体部は前記主面において複数の前記外側凸部を有し、
    前記第1磁性体部は4つの前記外側凸部を有し、
    第1の外側凸部は、前記素体の前記第1側面および前記第3側面でのみ露出しており、
    第2の外側凸部は、前記素体の前記第2側面および前記第4側面でのみ露出しており、
    第3の外側凸部は、前記素体の前記第2側面および前記第3側面でのみ露出しており、
    第4の外側凸部は、前記素体の前記第1側面および前記第4側面でのみ露出しており、
    前記第1引出部の少なくとも一部は前記第1の外側凸部に埋設され、前記第2引出部の少なくとも一部は前記第2の外側凸部に埋設されている、コイル部品。
  5. 素体と、該素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
    前記素体は、前記コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、前記巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、前記巻回軸と直交し且つ前記第1側面および前記第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
    前記素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、該第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
    前記コイル導体は、巻回部と、第1引出部と、第2引出部とを備え、
    前記第1磁性体部は、前記主面において、前記巻回部の外側に設けられた4つの外側凸部を有し、
    第1の外側凸部は、前記素体の前記第1側面でのみ露出しており、
    第2の外側凸部は、前記素体の前記第2側面でのみ露出しており、
    第3の外側凸部は、前記素体の前記第3側面でのみ露出しており、
    第4の外側凸部は、前記素体の前記第4側面でのみ露出しており、
    前記第1引出部の少なくとも一部は前記第1の外側凸部に埋設され、前記第2引出部の少なくとも一部は前記第2の外側凸部に埋設される、コイル部品。
  6. 素体と、該素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
    前記素体は、前記コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、前記巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、前記巻回軸と直交し且つ前記第1側面および前記第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
    前記素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、該第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
    前記コイル導体は、巻回部と、第1引出部と、第2引出部とを備え、
    前記第1磁性体部は、前記主面において、前記巻回部の外側に設けられた4つの外側凸部を有し、
    第1の外側凸部は、前記素体の前記第1側面および前記第3側面でのみ露出しており、
    第2の外側凸部は、前記素体の前記第2側面および前記第4側面でのみ露出しており、
    第3の外側凸部は、前記素体の前記第2側面および前記第3側面でのみ露出しており、
    第4の外側凸部は、前記素体の前記第1側面および前記第4側面でのみ露出しており、
    前記第1引出部の少なくとも一部は前記第1の外側凸部に埋設され、前記第2引出部の少なくとも一部は前記第2の外側凸部に埋設される、コイル部品。
  7. 素体と、該素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
    前記素体は、前記コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、前記巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、前記巻回軸と直交し且つ前記第1側面および前記第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
    前記素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、該第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
    前記コイル導体は、巻回部と、前記素体のいずれかの側面に引き出された第1引出部および第2引出部とを備え、
    前記第1磁性体部は、前記主面において、前記巻回部の外側に設けられた外側凸部と、前記巻回部の内側に設けられた内側凸部とを有し、
    前記外側凸部は、前記素体の1つの側面または隣接する2つの側面でのみ露出し、
    前記第1引出部および前記第2引出部の少なくとも一方は、その端面を除く全体が前記外側凸部に埋設されているコイル部品。
  8. 素体と、該素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
    前記素体は、前記コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、前記巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、前記巻回軸と直交し且つ前記第1側面および前記第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
    前記素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、該第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
    前記コイル導体は、巻回部と、前記素体のいずれかの側面に引き出された第1引出部および第2引出部とを備え、
    前記第1磁性体部は、前記主面において、前記巻回部の外側に設けられた外側凸部と、前記巻回部の内側に設けられた内側凸部とを有し、
    前記外側凸部は、前記素体の1つの側面または隣接する2つの側面でのみ露出し、
    前記第1磁性体部が更に樹脂を含有するコイル部品。
  9. 素体と、該素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
    前記素体は、前記コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、前記巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、前記巻回軸と直交し且つ前記第1側面および前記第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
    前記素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、該第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
    前記コイル導体は、巻回部と、前記素体のいずれかの側面に引き出された第1引出部および第2引出部とを備え、
    前記第1磁性体部は、前記主面において、前記巻回部の外側に設けられた外側凸部と、前記巻回部の内側に設けられた内側凸部とを有し、
    前記外側凸部は、前記素体の1つの側面または隣接する2つの側面でのみ露出し、
    前記素体は、前記第1磁性体部と前記第2磁性体部との間に絶縁体部を更に含むコイル部品。
  10. 前記第1引出部と電気的に接続する第1外部電極と、前記第2引出部と電気的に接続する第2外部電極とを更に含む、請求項1~9のいずれか1項に記載のコイル部品。
  11. 素体と、該素体の内部に設けられたコイル導体とを含むコイル部品であって、
    前記素体は、前記コイル導体の巻回軸方向において互いに対向する上面および下面と、前記巻回軸と直交する方向において互いに対向する第1側面および第2側面と、前記巻回軸と直交し且つ前記第1側面および前記第2側面と平行な方向において互いに対向する第3側面および第4側面とを有する略矩形であり、
    前記素体は、第1磁性粒子を含有する第1磁性体部と、該第1磁性体部の主面に設けられた、第2磁性粒子を含有する第2磁性体部とを含み、
    前記コイル導体は、巻回部と、前記素体のいずれかの側面に引き出された第1引出部および第2引出部とを備え、
    前記第1磁性体部は、前記主面において、前記巻回部の外側に設けられた外側凸部と、前記巻回部の内側に設けられた内側凸部とを有し、
    前記外側凸部は、前記素体の1つの側面または隣接する2つの側面でのみ露出するコイル部品の製造方法であって、
    前記コイル導体の前記巻回部の外形寸法に対応する凹部と、該凹部の外側に位置し且つ該凹部から延在する1または複数の溝状の凹部とを有する金型を準備する工程、
    前記金型に前記コイル導体を配置する工程であって、前記コイル導体の前記巻回部の少なくとも一部は、前記巻回軸が前記凹部の底面に対して略垂直になるように前記凹部の内部に配置され、かつ前記コイル導体の前記第1引出部および前記第2引出部の少なくとも一方の少なくとも一部は前記溝状の凹部の内部に配置される、工程、
    前記第1磁性粒子を含有する第1磁性体シートを前記金型に押圧して、前記コイル導体の少なくとも一部を前記第1磁性体シートに埋め込む工程、
    前記金型から前記コイル導体および前記第1磁性体シートを取り外す工程、
    前記第1磁性体シートおよび前記コイル導体の上に、前記第2磁性粒子を含有する第2磁性体シートを押圧して、前記第1磁性体シートと前記第2磁性体シートとが接合された積層体を形成する工程、ならびに
    前記積層体を所定の寸法に切断して、コイル部品を得る工程
    を含む、方法。
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